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明けましておめでとうございます。
皆さまには、すがすがしい新年をお迎えのことと心からお喜び申し上げます。
昨年は新年早々に、前橋育英高校が全国高等学校サッカー選手権大会で初優勝を成し遂げ、県民に大きな夢と感動を与えてくれました。
産業の分野では、30年上期の工場立地件数・面積において、いずれも群馬県が全国1位となりました。件数・面積が共に1位となったのは初めてであり、本県の交通環境の優位性や拠点性の高さが総合的に評価され、大変うれしく思っております。
さて、今年は県政の羅針盤である「第15次総合計画」の最終年度を迎えます。総合計画の三つの基本目標である「人づくり」「安全・安心な暮らしづくり」「産業活力の向上と社会基盤づくり」の実現に向け、全庁一丸となって取り組んでまいります。
まず「人づくり」では、特別支援学校について、昨年4月に高等部の未設置地域を解消したところですが、引き続き必要な施設整備や就労支援にしっかりと取り組み、障害のある子どもたちが、地元で育ち、学び、働くための環境づくりをさらに進めます。
次に「安全・安心な暮らしづくり」では、昨年発生した本白根山噴火による被害や県防災ヘリコプター「はるな」が墜落するという大変痛ましい事故を受け、自然災害に対する防災減災対策の推進と、防災航空体制の再構築に強い決意で取り組みます。
また31年度には八ッ場ダムがいよいよ完成する予定です。ダム完成に合わせ、地元住民の方々が安心して生活が送れるよう、生活再建事業をしっかりと推進します。
さらに「産業活力の向上と社会基盤づくり」では、来春の開所に向け、群馬コンベンションセンター「Gメッセ群馬」の建設を着実に進めるとともに、誘致活動や県内事業者の参入支援などを充実させ、交流人口の増加による新たな経済需要の喚起や女性・若者が活躍できる雇用の場の創出につなげます。
「群馬で暮らし始めたくなる、住み続けたくなる、家族を増やしたくなる」ような魅力あふれる群馬の未来創生に向けて、全力を尽くしてまいります。
結びに、この一年が県民の皆さまにとって健康で幸多い年になりますよう心から祈念申し上げ、新年のあいさつといたします。
平成31年1月1日
県庁から見える赤城山
「第63回全日本実業団対抗駅伝競走大会」
1月1日(火曜日)午前9時15分 県庁スタート
TBS系列28局フルネット・群馬テレビで放映 午前8時30分から6時間生中継
群馬テレビ
1月1日(火曜日)午後7時30分~8時
再放送4日(金曜日)午後7時30分~8時、6日(日曜日)午前9時30分~10時