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「県民の幸福度」向上と「新たなプライド」の醸成 ~群馬の魅力を世界に発信~
初登庁後、知事室で意気込みを述べる山本知事
登庁セレモニーで祝福を受ける
初の記者会見に臨む
甲子園出場を決めた前橋育英高校ナインを激励
7月21日の群馬県知事選挙で初当選を果たした山本一太(やまもと いちた)新知事は、同月29日に多くの関係者や県議会議員、職員などが拍手で迎える中、初登庁しました。
登庁セレモニーの後、職員に向けて「同じやり方の踏襲だけでは、激しく変化する社会の中で群馬県は浮上できない。県民の力を結集するため知恵を絞り、現場主義、当事者意識、積極的な姿勢、明確な目的意識を持って仕事に当たって欲しい」と訓示を行いました。
現場で汗をかくプレーヤーの代表として、生まれ育った群馬県のために全力で働かせていただく覚悟です。
県の経済活性化を目標に掲げるのは当然のことですが、もっと大切なのは「県民の幸福度」を向上させることです。そのためには、医療・福祉・介護などの社会保障や教育・子育て環境を少しでも充実させ、県土強靱(きょうじん)化や基幹道路の整備などを含む「安心を支える社会基盤」を構築することが不可欠です。
また県民の「新たなプライド」を醸成することも重要です。群馬県は豊かな観光資源やバランスの良い住環境など魅力にあふれていますが、その潜在力に見合った評価を得ているとは言い難い状況です。多くの県民が感じている停滞感を、知事の精力的なトップセールスで果敢に打ち破っていきます。
県民の幸福度、故郷への愛情、自慢度を高めることで、人口の流出に歯止めをかけ、住みたいと思う故郷を創生できると確信しています。私のスローガンは「世界で1人しかいない知事になって、群馬県を世界中に発信する」です。群馬県の主役は一人一人の県民の皆さんです。力を合わせてワクワクするような新しい群馬県を創っていきましょう。
昭和33年1月24日、草津町生まれ。県立渋川高等学校、中央大学法学部を卒業後、米国ジョージタウン大学大学院修士課程を修了。国際協力事業団(JICA)(ジャイカ)などへの勤務を経て、平成7年に群馬選出の参議院議員として当選後、4期約24年の間に内閣府特命担当大臣、参議院予算委員長などを歴任し、令和元年に群馬県知事に初当選。趣味は音楽活動。座右の銘は「直滑降」。