ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > ぐんま広報 > 特集「県庁32階リニューアル~さまざまな人が集う場所へ~」 1

本文

特集「県庁32階リニューアル~さまざまな人が集う場所へ~」 1

更新日:2021年1月1日 印刷ページ表示

生まれ変わった32階

群馬県庁の画像
群馬県庁

 地上127メートルの展望ホールを有する県庁32階は、雄大な山々を始めとした景色を望むことができる県内でも人気のある観光スポットです。そこに昨年、動画・放送スタジオ「tsulunos(ツルノス)」、コーヒースタンド「YAMATOYA COFFEE (ヤマトヤ コーヒー)32」がオープンしました。さらに、官民共創スペース「NETSUGEN(ネツゲン)」が12月にオープンし、県内のさまざまな人が集まり交流する空間に生まれ変わりました。観光や憩い、情報発信に加え、産業創出の場が加わることで県内経済のさらなる活性化が期待されています。

32階が目指す官民共創コミュニティ

 32階が目指すのは、新・群馬県総合計画「ビジョン」(2年12月策定)で示された20年後の目指すべき姿を実現するための原動力の一つ、官民共創コミュニティです。
 今後、地域の課題はますます複雑になり、ニーズの多様化も想定されます。また人口減少に伴い自治体職員数が減ることも予想され、従来の行政の枠組みだけで課題解決やニーズに対応していくことが難しい状況です。
 そのため、県民や企業、研究機関、NPOなどが集まり、解決のためのアイデアやイノベーション(※)を共に創りだし実行する、さまざまな官民共創コミュニティを育んでいくことが必要となります。
 県庁32階は、そうしたさまざまな人が集まり、地域課題を解決するモデルを生み出す「官民共創コミュニティの中核」を目指します。

※イノベーション…生産技術の革新・新機軸だけでなく、新商品の開発、新市場・新資源の開拓、新しい経営組織の形成などを含む概念

32階フロア図

32階フロア図の画像
32階フロア図

「NETSUGEN」、「tsulunos」、「YAMATOYA COFFEE 32」が、互いに持ち味を生かすことで、官民共創コミュニティの中核を目指します

官民共創スペースNETSUGEN(ネツゲン)~イノベーションの創出拠点~

官民共創スペースの画像
官民共創スペース

アイデアのイメージ画像
アイデアのイメージ

NETSUGENは、新たなビジネスや地域づくりにチャレンジする人などが集まるイノベーション創出拠点。デジタル技術を活用してアイデアを形にしたい人と事業の発展を目指す事業者、それを支援する人や事業者などが集まり交流する場です。
この拠点を核として、解決すべき地域課題や人材、デジタル技術、知識などが集まりつながることで、新たなアイデアやサービスなどが次々と生み出され、社会の変革へつながる好循環が形成されることが期待されます。

コワーキングスペース

コワーキングスペースの画像
利用者が同じ空間で交流しながら仕事ができるスペース

利用時間

午前10時から午後9時まで
(土日曜・日曜日、祝日は6時まで)
休館日 年末年始(12月25日から1月3日まで)

利用料

時間利用 1時間につき 250円
1日利用 1日につき 1,000円
1月利用(個人) 1月につき 10,000円
1月利用(法人) 1月につき 25,000円
(一部セミナーなどは無料でご利用いただけます)

問い合わせ先

県庁デジタルトランスフォーメーション課 電話027–897–2991

各種企画

各種企画の画像
参加者同士が交流し高め合うさまざまな企画を開催

人とアイデアが交わる企画

  • 参加者同士でアイデアを出し合い交流することで課題を解決する事業
  • ベンチャー企業や創業して間もない企業が自らの事業を外部にプレゼンして売り込むイベント
  • 勉強会や子ども向けのプログラミング教室 など

相談業務

相談業務の画像
専門知識や人脈を有するコーディネーターにさまざまな相談が可能

相談は私たちにお任せください

コーディネーターの画像

コーディネーター 木島紹史(きじましょうじ)さん

私たちコーディネーターは公認会計士や中小企業診断士などの資格を持っており、起業や事業拡大を考えている方などからさまざまな相談を受け付けています。
民間と行政をつなぐお手伝いができればと思います。一緒に考えていきましょう。

人や技術の交流から生まれるイノベーション

ジンズホールディングス 代表取締役CEO 田中仁(たなかひとし)さん

田中仁さんの画像
​田中仁さん

 私は前橋市に生まれ、信用金庫勤務などを経て起業後、メガネ業界に参入し、企画から販売までを手掛け、眼鏡ブランド「JINS」(ジンズ)として国内外に数多くの店舗を構えるまでになりました。また県内の地域活性化活動を目的に財団を設立し、街づくりや若手起業家の支援も行っています。
 イノベーションとは「これまでにない新しいサービスや製品を生み出すこと。そのために、新たな考え方や技術を取り入れて新しい価値を生み出すこと」です。これは自分一人では成し得ることができないもので、他との「掛け合わせ」から生まれます。そのため、さまざまな人や技術の交流拠点は不可欠で、それを群馬県庁内に置くことは画期的なアイデアだと思います。官民共創スペース「NETSUGEN」を通じて群馬から新しいイノベーションが創出されることを期待しています。
 社会の役に立ちたい、良いインパクトを与えたいと考えている若い人には、大いにこのスペースを活用してほしいですね。社会課題を明示し、解決のアイデアをディスカッションし、地域全体で課題を考える場にできたら良いのではと思います。

次のページ 特集「県庁32階リニューアル~さまざまな人が集まる場所へ~」 2のページへ

「ぐんま広報」3年1月号もくじのページに戻る