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令和5年度当初予算の編成について
更新日:2022年10月13日
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1 基本方針
- 原油価格・物価高騰や新型コロナウイルス感染症などの影響で、税収などの歳入の先行きが不透明な状況のなか、少子高齢化に伴う社会保障関係経費の増加が見込まれており、財政状況はますます厳しさを増すと考えられる。
- そうした厳しい財政状況を踏まえ、「ニューノーマル」の視点による思い切った事業見直しや、デジタル化による事務の効率化を強力に進める。
- 生み出したリソースを、群馬の強み「快疎」を活かすリトリートの推進、デジタル×メディア×アート×技術を組み合わせたクリエイティブの拠点化、災害レジリエンスの強化など、新しい群馬を切り開く「未来への投資」に集中していく。
- 物価高騰対策、コロナ対策については、国方針や感染状況等を踏まえ、補正予算での緊急的な対応を含め、必要な事業をしっかりと実施する。
- 各部局長は、時代の変化や事業の効果、他県との比較や市町村・民間等との役割分担に加え、「ニューノーマル」の視点から事業の必要性ややり方を検証し、思い切って廃止するなど、前例を踏襲することなく大胆な見直しを行う。
- 令和4年10月に稼働した「第5次群馬県庁情報通信ネットワーク」などのデジタル技術を最大限活用し、ペーパーレス化による印刷費・消耗品費の削減、WEB会議の導入による会議・出張の廃止、調査事務や内部管理事務の徹底した効率化を進め、コスト及び事務量を削減する。
- 見直しにより生み出したリソースは、群馬の強み「快疎」を活かしてリトリートの聖地を目指す取組や、デジタル×メディア×アート×技術を組み合わせた群馬独自のクリエイティブ産業の創出・拠点化、災害やパンデミックにしなやかに対応するレジリエンス強化など、新しい群馬を切り開く「未来への投資」に集中していく。
- 原油価格や食料品など物価高騰への対策、コロナウイルス感染症への対策については、国方針や感染状況等を踏まえ、緊急的な対応が必要な場合は補正予算により対応するなど、しっかりと対応していく。
- 専門家や関係者、現場の職員からの意見等をよく聞くとともに、データを分析し、エビデンスに基づいた効果的・効率的な予算を編成する。
- 県民や市町村、地域機関等の声をよく聞き、県民の視点に立った予算を編成する。
- 県の政策を進める上で、国の当初予算・補正予算など、活用可能な財源がないか、十分な検討を行う。
- 県有財産の有効活用や広告料収入、ふるさと納税や企業版ふるさと納税等の民間資金の活用など、自ら「稼ぐ」意識を持って取り組む。
- 予算編成にあわせ、組織・定員を一体的に見直し、効果的・効率的な執行体制を構築する。
2 要求基準
「1 基本方針」を踏まえ、各経費区分ごとの要求基準は、次のとおりとする。
経費区分 | 要求基準 |
---|---|
社会保障関係経費 | 過去の実績を踏まえて伸び率を推計し所要額を要求 |
公債費 | 発行実績・発行計画に基づき所要額を要求 |
税交付金等 | 県税収入の見込に基づき所要額を要求 |
職員給与 | 適正な職員配置・退職者数の見込に基づき所要額を要求 |
継続中の建設事業等 | 執行計画等に基づき所要額を要求 |
公共事業 | 今年度の補正予算の状況等も踏まえながら、編成過程で規模を決定(要求規模については、別途調整) |
一般事業 |
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3 今後の日程(予定)
- 11月11日(金曜日)予算要求書を財政課へ提出(査定開始)
- 令和5年2月中旬までに 知事査定等を経て予算案決定