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平成29年度第2回群馬県環境影響評価技術審査会議事録

更新日:2018年2月7日 印刷ページ表示

開催日時

 平成30年1月24日(水曜日)10時00分~11時24分

開催場所

 県庁295会議室

出席者の状況

  • 委員 9名(永井会長、梅澤副会長、大塚委員、掛川委員、片野委員、清水委員、峯村委員、目崎委員、谷畑委員)
  • 事業者 7名
  • 環境影響評価実務担当連絡会 7名
  • 事務局 3名(環境政策課長ほか2名)
  • 傍聴人 なし

審議の概要

1 開会

 略

2 あいさつ

 略

3 議事

 「(仮称)高崎市総合卸売市場周辺造成事業第2種事業 環境影響評価準備書」について

(1)現在の手続状況、今後の予定について

事務局より説明

(2)技術審査会委員からの意見に対する事業者見解

事業者より説明

(3)質疑

委員の主な意見
  • 計画地の西地区は、進雄神社で湧出している湧水の下流域となっており、低湿な自然環境を有する。湧水がこの地域の自然を特徴づけており、湧水と西地区で発生する工場等の排水とを単一の雨水排水路で処理することは、西地区の自然環境を変化させ、生態系にも影響を与えると考えられる。西地区の自然環境を可能な限り残すような計画を検討してほしい。
  • 計画地における地区計画には、計画地に建設される建築物等の条件が記載されており、計画地の開発概要や行政が求めていることが分かるので、資料を委員に送付してほしい。
  • 要約版140ページに掲載されている「造成地及び施設の完成後」のモンタージュ写真にある緑地は、写真のままでは単なる公園であり、動植物の生息環境に適していないと思われる。動植物が生息できるような環境の緑地を検討してほしい。
  • 計画地周辺は元々湿地帯である所が水田地帯となり、数十年前から渡り鳥の中継地となっているが、生物環境に関する事業者見解では、周りに同様の水田環境があるので問題ないとなっている。このような理由で今後も開発される可能性があるならば、将来生物が移る場所がなくなっていくことを強調しておきたい。計画地周辺の自然を残す方向で、自然との関わりについて検討してほしい。
  • 計画地周辺のような、トウキョウダルマガエルが比較的安定した個体数で生息していると考えられる場所は貴重である。周辺に安定して生息しているから開発しても問題ない、という観点ではなく、安定した個体数が生息している貴重な場所であるという観点をもって、こうした自然環境を守ることを検討してほしい。
  • 団地の工事中に生じる問題と供用後に発生する問題点を区別し、二つに分けて対応を考えてほしい。団地をつくり各企業が使用する際に、都市計画に基づいた規制が不明瞭であることから、供用後に騒音、振動等に関するトラブルが発生しているように思える。過去の経験を基にトラブルの発生を避けられるよう準備することを検討してほしい。
  • 要約版11ページ「2.7 対象事業の背景及び経緯」で、計画地について「自然環境にも恵まれ、そのうえ地震や風水害が少ないことなど、恵まれた立地条件を有している。」との記述があるが、計画地周辺の台地の形成等の経緯には火山や地震が関係しており、地質学的な視点で見ると、計画地はこうした災害リスクが低い地域であるとは言えない。自然環境に対するこうした認識をもって、表現を変えた方が良いと思われる。
     また、「自然環境にも恵まれ」という表現は、土地の状況に関する記述によく用いられるが、内容がおろそかになっているように思われる。日頃から情報を収集し、具体的に何が恵まれているのか、内容について説明できる資料を作成してほしい。
  • 粕川と農業用水の合流部に関して方法書においても意見を出したが、事業者見解が方法書の時と同じ内容となっている。方向性を明確にした見解を示してほしい。

4 その他(次回の開催予定等について)

 事務局より説明

5 閉会

 略

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