開催日時
令和7年11月10日(月曜日)9時30分~11時30分
開催場所
群馬県庁昭和庁舎3階35会議室
出席者の状況
技術審査会委員:8名(永井会長、飯島委員、大和田委員、片野委員、西田委員、浜崎委員、森田委員、谷畑委員)
事務局(県):4名
環境影響評価実務担当連絡会:6名
事業者:7名
傍聴人:0名
審議の概要
1 開会
略
2 議題
「(仮称)日野カントリークラブ太陽光発電所に係る環境影響評価方法書」について
- 現在の手続状況について -事務局より説明-
- 技術審査会からの意見に対する事業者見解
- 質疑
【委員の主な意見】
- 計画地付近に関東ふれあいの道が含まれているので避けるようにすること。
- 計画地の北斜面の土地は面積を確保できても、傾斜が厳しく、パネルの設置が難しい。経済効果を踏まえて、土地改変をすることも考えられるが、危険地帯であるため、掘削等の土地改変は避けること。
- 北斜面が崩壊をしていないのは現在植生があるからだと考えられるため、十分な植生調査が必要である。
- コドラート法の調査は群落区分をするときに枠の中のみを調べることになるが、枠外の群落区分に重要な種が出てくる可能性が十分あるため適切でない。
- 計画を進める上で不安材料を残したまま進めてしまうとマイナスな結果となってしまうことも考えられる。ネガティブな面を解消するためにもかなりの出資が必要となるため、しっかりと検討をすること。
- 計画地北側の沢には廃棄物の層があり、危険な沢筋であるため、ダムの設置や水害に対する保証などを踏まえて、判断をすること。
- ソーラーパネルは二酸化炭素が排出されないことが売りであるが、森林を伐採するとなると森林は二酸化炭素を出さないだけでなく、吸収し酸素を排出している。その部分を勘案して、計画を検討すること。
- ソーラーパネルの貼り方や機能を考えるべきであり、採算が取れないと放棄するということがないように検討をすること。
- 事故が起こる危険性の高い土地であるため、設計はコストパフォーマンスだけを優先するのではなく、安心、安全を踏まえた設計とすること。
- 森林伐採をしてしまうと20~30年は裸地になってしまうが、その間に水害が起こる可能性があるため、そこを踏まえた設計とすること。
- 太陽光発電事業を進めるだけ進めて、土地を売り渡し、責任を取らないということはないようにすること。
- 計画地の平地には廃棄物が埋まっており、さらに廃棄物が埋まっている可能性もあるため、留意をすること。また、計画地の産業廃棄物について、廃棄物・リサイクル課によく確認を取ること。
- 計画地下流域にヤリタナゴが生息しているため、しっかいとした調査を行うこと。
- 切土盛土だけではなく、埋蔵文化財の影響を与える伐根工事が発生する可能性がある場合は埋蔵文化財が発見される可能性があるため、留意すること。
- 事故が起きた場合のことなども踏まえてよく検討をすること。
- 急傾斜地は下の部分が岩石部分である可能性が高いので、よく調査をおこなうこと。
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