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令和7年度第9回群馬県環境影響評価技術審査会

更新日:2025年12月9日 印刷ページ表示

開催日時

令和7年11月18日(火曜日)13時00分~15時00分

開催場所

高崎市倉渕公民館

出席者の状況

技術審査会委員:7名(永井会長、片野副会長、飯島委員、大和田委員、寺内委員、西田委員、谷畑委員)

事務局(県):3名

環境影響評価実務担当連絡会:4名

事業者:7名

傍聴人:0名

審議の概要

1 開会

2 議題

「(仮称)榛名の森太陽光発電事業環境影響評価方法書」について

  • 現在の手続状況について -事務局より説明-
  • 方法書の概要説明 -事業者より説明-
  • 質疑

【委員の主な意見】

  • 方法書2-1ページ「第2章 対象事業の目的及び内容」について、計画地は元々森林である場所に太陽光パネルを設置するため、森林を伐採しないなど周辺環境に配慮すること。
  • 方法書2-10ページ「2.7.3 環境保全措置の方針 (2)騒音、振動」について、計画地南側の変電施設から低周波音の発生が予想されるため、調査を行うこと。それに伴い、方法書4-2ページ表4.1-2「抽出した環境影響評価項目」の「騒音、振動、低周波音」について、供用による影響、施設稼働に〇をつけること。
  • 方法書2-11ページ「(9)廃棄物」について、太陽光パネルの廃棄についても記載をしておくこと。
  • 方法書3-3ページ「3.2環境要素の状況 3.2.1大気環境(1)気象」の本文及び方法書3-5ページの二つの表に関して、気象データの表記は少数点以下1位までの記載とすること。
  • 方法書3-3ページ「3.2環境要素の状況 3.2.1大気状況(1)気象」の本文及び方法書3-5ページ表3.2-2(1)「気象の状況(平成27年~令和6年:上里見地域気象観測所)」について、気象庁では10年平均を算出していないので、気象庁のデータを元に独自に算出した値であることを明記すること。
  • 方法書3-19ページ「3.2.2 水環境 (1)水象」に群馬県を流れる川が利根川、信濃川、阿賀野川と記載があるが、群馬県民はあまり群馬県の中に信濃川や阿賀野川流れていると思わないため、記載の仕方を検討すること。
  • 方法書3-65ページ図3.2-11「対象事業実施区域及び周辺の食物連鎖の概要」について、鳥類の欄に記載のサシバはほとんどいる環境ではないため。クマタカなどの方がふさわしい。また、コサギも最近は見られないため、アオサギなどを記載するとよい。この表は調査の結果、地域の実態に合わせたものとすること。
  • 方法書3-65ページ図3.2-11「対象事業実施区域及び周辺の食物連鎖の概要」について、カエルが成体、幼生(オタマジャクシ)の状態かによって食物連鎖の上位、下位が変わるように、図がきれいに書けてしまうことは不自然に感じる。
  • 方法書3-72ページ表3.2-53「指定文化財の状況」について、天然記念物の動物の項目を記載すること。また、所在地欄は「地域を定めず、種の指定」と記載すること。
  • 方法書4-2ページ表4.1-2「抽出した環境影響評価項目」の二酸化窒素と浮遊粒子状物質(SPM)の2つの項目に関し、重油等で動く重機があれば、大気汚染物質の排出はあるため、環境影響の評価項目としては選定しておく方が一般的である。もし、選定しない場合は方法書4-3ページ表4.2-1(1)「環境影響評価項目として選定する理由又は選定しない理由選定しない理由」をそれにあった記載にするとよい。
  • 方法書5-19ページ表5.7-2「調査方法(植物)」について、相観を元に植生調査を行い、その結果に基づいて組成表を作成した上で群落を区分し、植生図を作成すること。
  • 方法書5-21ページ表5.8-2(1)「調査方法(動物)」について、自動撮影調査は一晩だけでなく、長期にわたって調査を行うこと。
  • 方法書5-21ページ表5.8-2(1)「調査方法(動物)」の夜間調査について、コウモリが対象とする予定であると思うが、夜行性の哺乳類を把握するという記載になっているため、記載を検討すること。また、センサーカメラは夜間の方が有効だと思われるため、留意すること。
  • 方法書5-25ページ表5.8-4「調査期間等(動物)」の猛禽類調査について、非繁殖期の1回の調査はタカの渡りが計画地を通過する可能性があるため、9月の20日前後に行うこと。
  • 方法書5-34ページ「5.10 景観(主要な眺望)」について、光害は他の太陽光発電事業で問題となっているため、計画地は影響が少ないと思われるが、調査を検討すること。
  • 群落は方形区の形に分布するわけではないため、コドラートを設定し調査するのではなく、必要な面積の調査を現地で見極めて行うこと。また、ブラウン・ブランケ法に従って植生調査を実施すること。
  • 植物相に関して、計画地周辺に榛名神社があり、そこのスギの樹幹皮にはかなり着生植物が着いており、絶滅危惧種も確認されている。計画地でも着生種が見つかる可能性があり、絶滅危惧種が見つかる可能性もあるため、精度の高い調査をすること。
  • 山林部分は地表面がよくわからず、地図に記載のない地点でも埋蔵文化財が見つかる可能性があるため、掘削工事など工事計画が具体化した場合に高崎市文化財保護課と事前に協議すること。
  • 過去にゴルフクラブに関わる切土、盛土がされている箇所は再度調査が不要となる場合があるため、事業計画地の経過を把握しておくとよい。
  • 高崎市のハザードマップなどを確認し、計画地の土砂災害に対する危険性などを確認しておくこと。
  • 計画地に名称不明の沢が存在するため、急激な集中豪雨等が発生した場合の土砂、土石流の影響を調査しておくこと。
  • 過去にゴルフ場造成地に一般廃棄物が混入している事例があったため、計画地に一般廃棄物が混入していないか確認しておくこと。
  • ゴルフ場として使っていた場所に除草剤の影響があるか把握するため、水質検査を行っておくこと。

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