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令和4年8月22日(月曜日)
県庁24階 教育委員会会議室
平田郁美教育長、益田裕充教育長職務代理者、竹内健委員、代田秋子委員、沼田翔二朗委員、河添和子委員
新井徹教育次長、鈴木佳子教育次長(指導担当)、黒澤英樹総合教育センター所長、柿沼輝信総務課長、高林和彦管理課長、小林謙五福利課長、栗本郁夫学校人事課長、春田晋義務教育課長、天野正明高校教育課長、町田英之特別支援教育課長、鯉登基生涯学習課長、橋憲市健康体育課長、清水義博総務課デジタル教育推進室長、角田毅弘総務課次長、佐俣瑞穂総務課主幹
午後1時00分、平田教育長、教育委員会会議の開会を宣す。
傍聴人は2名、取材者は2名であることを報告。
平田教育長が今回の会議の会議録署名人に代田委員を指名。
議案審議に先立ち、平田教育長から、第18号議案及び第19号議案は議会に提出する案件であるため、第20号議案は教育委員会の表彰に関する案件であるため、第21号議案は附属機関の委員の委嘱等に関する案件であるため、審議は非公開で行いたい旨の発議があり、全員賛成で議決した。
教育委員会の主要行事日程及び次回定例会議の日程について、総務課長が説明。
(平田教育長)
始めに私から一言申し上げる。
まず、新型コロナウイルス感染症に係る学校の対応状況について報告する。
8月18日に県の「新型コロナウイルス感染症対策本部会議」が書面開催され、新型コロナウイルス感染症の感染状況等を踏まえ、警戒レベル等についての検討が行われた。その結果、8月20日から9月2日までの2週間、県のガイドラインに基づく警戒レベル「2」を継続することとなった。これに伴う県立学校の対応についても、現状の対応を継続することとした。
続いて、広島県出張について報告する。7月27日から29日、広島県の平川教育長の御協力をいただき、私と鈴木教育次長及び事務局とで行ってきた。
広島県では、国際バカロレアの教育プログラムを実施する全寮制の県立中高一貫教育校である「広島県立広島叡智学園」や、地元の町と連携し、広く全国から生徒を募集する「大崎海星高校」など、高校の魅力化に取り組んでいる。今回の出張では、これらの学校を視察するとともに、広島県教育委員会事務局を訪問し、平川教育長らと、商業高校の活性化や高校再編整備の在り方等についても意見交換を行った。
次に、前回の教育委員会会議以降の主な行事についてであるが、8月1日に太田東高校を会場とした令和4年度いじめ防止フォーラム(太田地区)に沼田委員に出席いただいた。また、8月5日に、私と全委員が出席し、「就学に係る教育支援の現状と課題について」をテーマに、中部教育事務所管内の市町村教育委員会の担当者等を招き、地区別教育行政懇談会を実施した。
私からは以上である。続いて、教育委員から意見や報告をお願いする。
(益田委員)
私は、8月5日の地区別教育行政懇談会に出席した。中部教育事務所にお世話になり、管内の市町村の教育委員会の就学支援担当の方々にお集まりいただき、その現状と課題について説明を受けた。今後の就学支援のどのようなところが課題なのかということについて、大変良く深く理解することができた。お集まりいただいた皆様に感謝申し上げたい。
(竹内委員)
ぐんま男女共同参画センターで行われた地区別教育行政懇談会に出席した。いわゆる支援をするという教育だけではなく、子どもの持つ長所をどう発見していくかという角度から提言させていただいた。皆さん大変熱心であり、私の角度からの質問を、そういう見方もあるのかと受け止めてくださり、私にとっては有意義な懇談会であった。
(代田委員)
私も地区別教育行政懇談会に出席した。私自身、保護者として相談する側であるが、今回相談を受ける側の話を聞き、各市町村で教育支援委員会などがあり、進路先がそこで決定するなど、わからなかった部分がすごく理解できた。
また、障害を持つ保護者の中には、子どもの障害に対して、向き合い方がわからないなど、不安を感じることもたくさんあると思う。この就学相談で、初めて不安を打ち明けられるケースも多くあると思う。そんなときに、一緒に悩んでくれる人がいることはとてもよいと感じる。子どもに合った環境で学ぶためにも、一緒に寄り添っていただける方々がいるということは、本当に重要であり、有難さも感じた。出席できてよかった。
(沼田委員)
私は、いじめ防止フォーラムと地区別教育行政懇談会に出席した。まず、いじめ防止フォーラム(太田地区)について報告する。当日は、「表に出せない相手の気持ちを理解するために私たちに何ができるか」というテーマで、6班に分かれて、それぞれの校種が混ざった状態で、子どもたちが意見交換をしていた。私は太田東高校に出向かせていただいたが、コロナの関係で、それぞれの拠点校に小中高・特支の子たちが集まり、オンラインで全体の案内などを行い、班別協議ではそれぞれの学校毎に話し合いをする形で開催された。ある学校に集まっていたグループの高校生が、それぞれ活発に意見交換できるように、教室にある黒板を使い、意見を見える化しながら、みんなでそのテーマに対して合意形成をしていく様子が見られたところが、非常に印象に残った。
そもそも子どもたちにとっては、意見のぶつかり合いはあって当たり前だと思うが、あって当たり前の意見のぶつかり合いを、どうお互いに合意形成していくのかということが、いじめを防止するという観点において非常に重要だということを、子どもたちから学んだ。群馬県では、10年前ぐらいからいじめ防止フォーラムに取り組んでいるが、子どもたちも、いじめを防止するために何かできるかということを日々考えて行動しているわけではないと思うが、自分たちの日常生活の意識の中から、良好な人間関係を日常的に育んでいく重要さを、そこから学んでいるのではないかと思った。
地区別教育行政懇談会については、私自身、皆さんが人の成長を願う教育の根幹に取り組まれているのだということを、学ばせていただいた。それぞれの市町村の指導主事の先生方の熱意も感じられ、その先生たちに支えられて、その地域で、その学校で、生まれ育っている子どもたちは本当に幸せだと思った。ますます特別支援の教育の充実を図っていきたい。
(平田教育長)
いじめ防止フォーラムは、子どもたちは太田東高校ではなく、他の学校にいたのか。
(沼田委員)
太田東高校には1グループがいて、その他の5グループは太田高校や太田女子高校などの別の高校に集まる形で開催された。
(平田教育長)
いじめ防止フォーラムは、子どもたちがディスカッションしている様子を見させていただくことが、私たちにも勉強になるが、オンラインでその様子も見ることができたということか。
(沼田委員)
おっしゃる通りで、太田東高校の意見交換の様子は直接見ることができ、オンライン上で他の学校の子どもたちとやりとりしている様子も見ることができた。
(平田教育長)
対立を避けているだけでは、自分の気持ちをきちんと話すということもなく、理解も深まっていかない。対立をした後に、いかに合意形成していくのかというところが、人間関係を深め、かつコミュニケーションを順調に熟成し、そして協力して生きていくために必要なことである。生徒たち自身がそれに気づいたということが素晴らしい。
(沼田委員)
それは、日々、様々な学校で先生方と生徒たちが授業の中でも話し合いや聞き合いということをやりながらできてきたということなのだろうと想像しながら見させていただいた。
(河添委員)
私は8月5日の地区別教育行政懇談会に初めて参加した。今回は、教育の原点、特別支援教育ということで、中部教育事務所管内の特別支援教育、とりわけ就学に関わる担当の皆さんと教育委員、事務局と共に考えや悩みを共有できたことは、とても有意義だったと感じている。私個人としても、校長のときに一番学ばせていただいた分野の一つで、今回も再度学んでから参加した。
就学に関わる担当者は、子どもの健やかな成長や保護者の願いを大切にすることはもちろんであるが、学校や福祉、保健、医療との横の連携と、それから幼児教育から小中高との縦の連携で、深い人間愛と思考に基づく温かで丁寧な対応をされていて、実に見事だと感心した。同時に、とてもハードなことでもあると感じた。それは、特別支援を必要とする子どもたちの数と担当者の数のアンバランスから生じているのではないか。今後、全県下でよりよい就学や教育支援の在り方等を検討する中で、担当職員の思いや願いを大切にしながら、担当者の人的環境等も工夫していく必要があるのではないかと感じた。今後も学んでいければと思う。
(平田教育長)
それでは、関係所属長から報告をお願いする。
義務教育課長、令和4年4月19日に実施した全国学力・学習状況調査の結果について、資料1により報告。
資料2別添「自殺の危険が高まった生徒への危機介入マニュアル」(PDFファイル:2.24MB)
高校教育課長、群馬県いじめ問題等対策委員会からの提言を踏まえ、自殺の危険が高まった生徒への学校の対応を示すマニュアルを作成し、8月下旬に全ての公立高等学校・中等教育学校・県立特別支援学校に送付することについて、資料2により報告。
(益田委員)
全国学力・学習状況調査結果について伺いたい。資料2ページの「全体的な傾向」では、小学校は「全国平均と同程度あるいは下回った」、中学校は「全国平均を上回った」という傾向が書かれているが、毎回同じような印象を受ける。同じ群馬の子どもたちなのに、どうしてなのだろうという分析はとても大事である。これは私が教育委員になる前から聞いていた話であり、改善していかなければならないだろうと思う。全国学力・学習状況調査は、知識の定着だけではなく、これからあるべき学力をしっかりと問うている問題だと思うが、事務局はどのような分析をされているのか。
(義務教育課長)
「同程度」、「下回った」、「上回った」という基準については、全国平均の数値プラスマイナス0.5までは「同程度」、それ以上であれば「上回る」、「下回る」という表現にしている。
この傾向が続いていることについては、いろいろな要因があると思うが、ひとつ考えられることは、小学校では、国語、算数、理科の教科について「好きだ」という回答が全国平均を上回っている。小学校においては、子どもたちの意識、意欲を大事にしながら、先生方が工夫をして授業に取り組んでいると思う。その結果を受けて、中学校では、さらに思考力、判断力、表現力といったところまで含めて、伸びてきていると分析をしている。
県としては、これまで「はばたく群馬の指導プラン」を基にして取り組んできているが、教科専門である中学校よりも、先生が全ての教科を持つことが多い小学校にとっては、専門的な部分の支援が足りていなかったのだろうと感じている。
この傾向が続いていることについては、真摯に受けとめ、改善に生かしていかなければならないと考えている。
(益田委員)
理科の問題を分析すると、課題解決、問題解決を前提にした問題になっている。つまり、授業が、問題から始まって結論に至る過程で行われているだろうということを前提にして、問題が作られている。
「はばたく群馬の指導プラン2」は、全国学力・学習状況調査で出されているような学習過程を重視して作成されている。それをもう一度、小学校で徹底されているのかということを検証し、できていなかったのだとすれば、どうすればいいのかということを、県としてやり直さなくてはならない時期なのではないか。学習指導要領が改訂されて、次の改訂まで半分くらいまで来たところであり、そういうことも考えていくと良いと感じた。
(平田教育長)
専門的な見地から意見を賜り感謝する。先程義務教育課長から話があった、小学校の子どもたちが国語、算数、理科いずれもとても好きだと答えたというのは大事なポイントだと思う。
例えば、算数が得意な子をきちんと中学校でも伸ばしているのか、あるいは、算数が好きであるが成績が振るわない子であっても、小学校で基礎をしっかりとやることによって中学校で伸びているのか、というように、平均だけを見て議論するのではなく、それぞれの層に分けて、子どもたちが小学校から中学校にかけてどのように伸びているのかを議論していくことが非常に必要だと思う。今までは、それがなかなかできなかったが、データ連携の仕組みを少しずつ作っていくところでもあるので、義務教育課、デジタル教育推進室で議論をしてもらうとよい。
県によっては、小学校では上回っているが、中学校で下回っているところもある。小学校では同程度だが、中学校で上回るというのは、群馬の良さでもあると考える。
ただ、委員がおっしゃるように、小学校で、基礎的な知識や技能を超えて、自分の頭で考えるというところが本当にできているかという検証が必要だという意見も、もっともだと思う。義務教育課、デジタル教育推進室で協力し、委員の意見を踏まえて調査してもらいたい。
(沼田委員)
全国学力・学習状況調査結果について、いくつか質問がある。1点目は、資料の4ページにある学校質問紙の小中学校共通の質問の中で「ICTを活用した校務の効率化を通じて、事務が軽減した」という回答が平均より非常に高いが、この校務の中でICTツールを使って軽減できているものとは何か質問したい。
(デジタル教育推進室長)
デジタル教育推進室では、ICT教育推進研究協議会を設け、3つのワーキンググループに分けている。ワーキンググループ1では共通プラットフォームの活用、ワーキンググループ2では小中高特支それぞれにおける活用、ワーキンググループ3で校務への活用としている。先日の全体会で報告があったが、特に学校の先生方が負担と感じているのは、日々の欠席等連絡であるため、そういったことに使っている。また、出欠管理等を含め、それ以外にどう使っているかを集約し、周知していく方向で進めている。
(学校人事課長)
家庭への連絡については、だいぶICT化が進んでいる。また、学校評価についても小中学校ではかなり進んでいる。県教委でグーグルフォームのひな形を示し、それを活用している市町村もあるので、そういったことが影響していると思う。
(沼田委員)
先生たち、子どもたちにとっても、本当に集中すべき時間をとるべきところ、つまり授業や普段の日常生活に時間を増やし、効率化できるところは効率化し、時間を短くしていくということに、この数字が現れていると思う。この取組が群馬県全域の隅々まで渡っていくことを期待したい。
2点目は、その上の小中学校共通の質問の「前年度までに、近隣等の小学校(中学校)と、教育課程に関する共通の取組を行った」については、平均より低いが、これは具体的にどういうことなのか。
(平田教育長)
「はばたく群馬の指導プラン」や、校種間の人事交流も行っているので、他県と比べると小中の接続、連携はされていると思うが、この点が低いのは、どういう項目について低いのかという質問だと思う。義務教育課長、お願いしたい。
(義務教育課長)
この項目については、いくつかの小学校から同じ中学校に入っていく過程がある中で、柱になるものを揃えておくことによって、中学校に入ってから、子どもたちがいろいろなことにスムーズに入ることができ、より力を伸ばせるというところを質問していると思う。
小学校同士は、綿密に情報交換をしているが、中学校との関係になると、校長会のような場での情報交換が中心になり、丁寧な部分での情報交換がまだまだ足りないと感じている。
今後、オンラインの活用などにより時間をかけずにできるようになっているので、県としても支援をしていきながら、小中の連携が図れるようにしていきたい。
(沼田委員)
3点目は、学校質問紙の小学校の質問の「個々の教員が自らの専門性を高めるため、校外の各教科等の教育に関する研究会等に定期的・継続的に参加している」について、少し低い結果となっている。
どういったことがあれば、「令和の日本型学校教育」で示されている学び続ける教師像を群馬県で実現できるのか。もちろん定期的な研究会に参加していないから、学んでいないということではないが、学び続ける教師を目指そうとしたときに、一つの指標として、定期的に研究会に参加しているという項目が上がってくることは重要であると理解している。これを上げていくために、どういう取組が必要なのか、知見や意見があったら伺いたい。
(義務教育課長)
今までもあまり良い結果が出ていなかったが、改善傾向にはある。オンラインでの参加が増えたことにより、特に小学校はかなり割合が戻ってきていると感じている。
今後、教育職員免許法が改正され、先生が自ら研修を選ぶという選択肢が増えてくると思うので、方向性としては前に進んでいると思う。
(総合教育センター所長)
この結果を見て、他県の数値が高いことに驚いた。他県はオンラインが進んでいるからなのか、もしくは、群馬県では教育研究会がほとんど停止状態になっているが、そういうものが繋がっているというところがあるのかもしれない。
センターとしては、これからオンライン研修やオンデマンド研修を増やしていく方向であるため、さらにこの数値が上がっていくことを期待したい。
(平田教育長)
大事な点を指摘いただいた。「子どもたちに自らの学びを」ということは、「先生方も自らの学びを」ということが大事なキーワードになる。もちろん働き方改革、多忙化解消をきちんと考えた上で、今の質問の趣旨を踏まえ、総合教育センターと義務教育課で連携してお願いしたい。
(代田委員)
児童生徒質問紙の小中学校共通の質問で、「困りごとや不安がある時に、先生や学校にいる大人にいつでも相談できる」という回答が、平均より低いという結果が出ている。この中には、相談したいけどできないという子どもたちもいると思う。そういったところを学校の方でどのように引き出していったらよいのか、考えを聞かせてもらいたい。
(義務教育課長)
自分もこの結果を見て、何とかしなければならないと思っている。各学校にも詳細な結果が届いているので、それぞれの学校で、下の方の回答をしている子たちがどのくらいいて、どういう状況になっているのか、丁寧に見てもらわなければいけないと思っている。この問題について課内で議論をしたが、やはりまだ「大人が助けるよ」というメッセージが、子どもたちに伝わっていない部分があるのではないか。学校質問紙の「スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーによる教育相談に関して、児童が相談したい時に相談できる体制となっている」については、小学校がプラス5、中学校はプラス2となっており、体制自体はできつつあると捉えている。そういう体制があることも含めて子どもたちに伝えて、「いつでも相談に乗るよ」という学校としての姿勢を示していくことが必要だと思う。ご指摘いただいた通り、重要なところであるので、この後行われる校長会の中でもよく説明をして、改善をしていけるようにしたい。
(平田教育長)
非常に貴重な指摘をいただいた。働き方改革を進めていく中で、子どもに向き合える時間を作っていくということが、とても大事なことである。
(河添委員)
全国学力・学習状況調査結果について、委員からも意見が出ているが、この児童生徒質問紙というのは、すごく大事な部分である。この結果についてもきちんと載せていただき、ありがたい。学校質問紙はどちらかというと管理職が答えているが、児童生徒質問紙は子どもたちの生の声であるので、私が学校にいるときには、この部分を大事に分析していた。教科別の「指導の充実 STEP1・2・3!!」があるが、質問紙についても、こういうふうにやっていったらどうかなど、群馬県として共通で目指していってもいいと思う。子どもたちの「SOSの出し方教育」を進めていくと改善していくのだろうが、群馬県の子どもたちは「大人にいつでも相談できる」の質問項目の回答が、全国平均より低くなっている。大きな差ではないのかもしれないが、今後さらにどういうところにポイントを置けばよいのだろうか。
また、「教科が好きである」「学ぶことに価値がある」「この教科は将来役に立つと思っている」という回答の割合が高いのは素晴らしいことである。そういう良さを先生方が実感できることが大事だと思う。これを、3観点や学びに向かう意欲や力、態度として分析するとどのようになるのか、大事にしていきたい視点だと思う。
(平田教育長)
児童生徒質問紙が大事という委員のおっしゃることはまさにその通りで、子どもの心の声を拾っているところもあると思うので、これを大切にしながら、今後の学びに生かしていくことができればと思う。
(沼田委員)
「自殺の危険が高まった生徒のへの危機介入マニュアル」について、このマニュアルを作成して、学校の先生たちが受け取り、自殺の危険性が高まっている生徒を早期に発見できる状態、早期に発見したらすぐに介入できる状態を、体制として整えられる一つの手立てだと思うので、非常に重要だと思っている。
(平田教育長)
新井先生をはじめ委員の皆様にはたくさんの協力をいただき、高校教育課がこのマニュアルを作った。教育長としては、いいものができたと思っている。今後は、これを学校現場で役立て、管理職だけでなく、一人ひとりの先生方が自分ごととして捉えていくことが大事であるし、指導の際の助けとして使ってもらうことを心から願っている。また、このマニュアルを作成して終わりではなく、必ず振り返り、バージョンアップしていければと思っている。
(高校教育課長)
夏休みが終わる前に配布し、しっかり活用を促したい。
(平田教育長)
二学期開始に間に合わせたいという強い思いが、委員の皆様、また高校教育課にあり、間に合って良かったと思う。
それでは、以上で教育長事務報告を終了する。
ここで、平田教育長から、これからの審議は非公開で行う旨の発言があり、傍聴人及び取材者は退室した。
総務課長、原案について説明
異議なく、原案のとおり決定
学校人事課長、原案について説明
異議なく、原案のとおり決定
生涯学習課長、原案について説明
異議なく、原案のとおり決定
生涯学習課長、原案について説明
異議なく、原案のとおり決定
教育委員会記者会見資料について、総務課長が説明。
午後2時10分、平田教育長、教育委員会会議の閉会を宣す。