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令和4年6月20日(月曜日)
県庁24階 教育委員会会議室
平田郁美教育長、益田裕充教育長職務代理者、竹内健委員、代田秋子委員、沼田翔二朗委員、河添和子委員
新井徹教育次長、鈴木佳子教育次長(指導担当)、黒澤英樹総合教育センター所長、柿沼輝信総務課長、高林和彦管理課長、小林謙五福利課長、栗本郁夫学校人事課長、春田晋義務教育課長、天野正明高校教育課長、町田英之特別支援教育課長、鯉登基生涯学習課長、橋憲市健康体育課長、清水義博総務課デジタル教育推進室長、角田毅弘総務課次長、齊藤克博総務課補佐(行政係長)、佐俣瑞穂総務課主幹
午後1時00分、平田教育長、教育委員会会議の開会を宣す。
傍聴人は2名、取材者は2名であることを報告。
平田教育長が今回の会議の会議録署名人に益田委員を指名。
議案審議に先立ち、平田教育長から、第12号議案及び第13号議案は附属機関の委員の任命等に関する案件であるため、第14号議案は事務局等職員の人事に関する案件であるため、審議は非公開で行いたい旨の発議があり、全員賛成で議決した。
教育委員会の主要行事日程及び次回定例会議の日程について、総務課長が説明。
(平田教育長)
始めに私から一言申し上げる。
まず、新型コロナウイルス感染症に係る学校の対応状況について報告する。
県の「社会経済活動再開に向けたガイドライン」に基づく警戒レベルについては、本部会議の開催を経て、5月28日から「1」に引き下げとなった。6月11日以降も警戒レベル「1」が継続され、これまで2週間ごととしていた期間も「当面の間」とされた。この警戒レベル「1」は、0から4の5段階のうち、下から2番目のレベルであり、県内での適用は今年1月11日以来となる。これに伴う県立学校の対応について、これまで宿泊を伴う部活動を自粛としてきたが、5月28日以降は、県内外を問わず、感染防止対策を徹底した上で可とした。
続いて、県議会関係について報告する。令和4年第2回定例県議会は5月24日に開会し、6月15日に閉会となった。
教育委員会関係では、一般質問において、次期特別支援教育推進計画、今後の高校教育改革、県立夜間中学の設置場所、県立図書館への電子書籍導入、外国籍を有する就学年齢の児童生徒や部活動の地域移行についてなどの質疑があった。
また、6月8日に開催された文教警察常任委員会では、特別支援学校におけるICT端末活用の現状、教員免許更新制の廃止への対応、定年引き上げの検討状況及び課題、物価高騰に伴う給食費の状況、6月2日の降ひょう等被害、子どものマスク着用等についてなどの質疑があった。
なお、特別委員会に関しては、「新型コロナウイルス感染症対策」、「環境・エネルギー対策」、「子育て・障害者支援に関する特別委員会」、「地域活性化・魅力発信に関する特別委員会」の4つが設置されている。教育委員会関係は、新型コロナウイルス感染症対策に義務教育課、高校教育課及び健康体育課が、子育て・障害者支援に関する特別委員会に総務課デジタル教育推進室、義務教育課、高校教育課及び特別支援教育課がそれぞれ執行部として参加している。
前回の教育委員会会議以降の主な行事についてであるが、6月13日に開催された教育事務所長との意見交換会に、各委員に出席いただいた。
それでは、教育委員から意見や報告をお願いする。
(益田委員)
私は、6月13日に教育事務所長との意見交換会に出席させていただいた。行政がおこなってきた様々な施策と、その成果と課題について、所長さん方の意見を伺うことができた。また、その後のランチミーティング形式でのやりとりの中で、教育の課題などを幅広く伺うことができ、大変有意義な時間であった。
(代田委員)
私も教育事務所長との意見交換会に出席した。教員の多忙化解消に向けて、PTAとの連携について、活動内容などの分散をしていくとよいのではないかと意見をさせていただいた。地域によって、活動や家庭との連携なども違い、とても参考になった。
(沼田委員)
私も教育事務所長との意見交換会に出席させていただいた。テーマが「働き方改革に向けた取組の現状と課題について」であるため、多忙化解消に向けた取組が群馬県でどう進んでいるのかということについて、事務所長を通じて現場の話を伺うことができた。それぞれの事務所のエリアが異なるため、課題にもエリアごとに特色があるということを勉強させていただいた。
ある学校では、やめる、減らす、変える、始めるという観点の中で、多忙化解消に取り組んでいるという話があった。各学校が工夫をして、多忙化解消に向けた取組を推進していることは非常に素晴らしいと思う。一方で、それをどうサポートしていけるのかということが、教育委員会としても非常に重要になってくることを学ばせていただいた。
(河添委員)
私も同じ会に出席をさせていただいた。先生方の活躍、その中で健康を維持し、ワーク・ライフ・バランスを保つこと、それが子どもたちのためになること、ひいては今後の教員志望者を増やしていくことになること。本当に待ったなしの働き方改革に、事務局をはじめ、各教育事務所長を中心として、みんなで進めていこうという思いと、進めていることを確認して、その現状と課題を話し合えたことは、本当に貴重な機会であった。
私自身も学校の運営に携わっていた経験があるので、大変興味があった。多忙化解消に向けた学校の取組については、教育委員会や事務所が今も発信しているが、さらに良い方向で発信していくことで、保護者や地域の理解が進み、さらに働き方改革が進んでいくのではないかと思う。それぞれの事務所の課題が、それぞれの意見を交換し合うことで、少しずつ解決に向けて進んだのではないかと思っている。今後も重点的に取り組む課題であるため、私自身も勉強していきたいと思う。
(平田教育長)
教員の多忙化解消や、今よりもっと働きやすい環境にしていくということは、教育委員会にとってまさに喫緊の課題であり、最も重点的に取り組まなくてはいけない課題の一つであると認識している。河添委員が、校長先生であった経験や先生としての立場から、大変貴重な意見をいただいた。今後とも是非よろしくお願いする。
それでは、関係所属長から報告をお願いする。
学校人事課長、令和5年度採用の公立学校教員選考試験の応募状況について、資料1により報告。
義務教育課長、令和4年度「いじめ防止フォーラム」の実施について、資料2により報告。
義務教育課長、令和4年度「全国学力・学習状況調査」の問題に関する児童生徒向けの解説動画を6月末に配信することについて、資料3により報告。
義務教育課長、令和6年4月開校を目指している群馬県立の夜間中学を県総合教育センター体育研修棟に設置することについて、資料4により報告。
健康体育課長、文部科学省が実施した「新型コロナウイルス感染症の影響による臨時休業状況調査」及び「新学期における公立学校臨時休業状況調査」の結果(群馬県)について、資料5により報告。
健康体育課長、厚生労働省・文部科学省が作成したマスク着用に係るリーフレットについて、資料6により報告。
総合教育センター所長、令和3年度に実施した総合教育センターでの研修実施状況について、資料7により報告。
(平田教育長)
ただいまの報告について、委員から質問等があるか。
(益田委員)
4点伺いたい。1点目は、教員選考試験の応募状況についてである。先程、学校人事課長から、昨年度は2,018名の応募があり、今年度は1,778名であるという話があった。約10%減っている。全国の状況を見ると、倍率が2倍をきっているところもあると聞いている。今後どうしていけばよいのか、これは本県単独の問題ではないと考えている。大学生への働きかけももちろん大事であるが、高校生などのさらに低年齢層への働きかけが必要であるなど、何か考えていることがあれば伺いたい。
2点目は、全国学力・学習状況調査について、解説動画を配信するという話があった。県単独で動画を作り、配信していることは、さすがだと感じる。今後の展開や、これがもたらす効果について教えていただきたい。
3点目は夜間中学についてである。県立ということで進められているが、伊勢崎市教育委員会との連携など、現時点で模索している点があれば教えていただきたい。
最後は、総合教育センターの研修についてである。資料7の5ページの課題の3点目、4点目にあるが、本県は教育法規を体系的に学ぶ研修が少ないと感じている。いわゆる中堅の先生方が、広く私たちを取り囲んでいる教育法規とはどんなものなのかということを総合的に理解することは、学校の教員としての自分の立ち位置などをより一層深く理解することに繋がると考えている。その点について伺いたい。
(学校人事課長)
教員選考試験の応募者数の減少については、私たちも非常に危惧している。最終的に倍率は3.9倍になり、昨年度より非常に下がったが、委員がおっしゃるとおり、他県と比較するとそれほどでもない状況にある。ただし、これも喫緊の課題である。全国的に小学校の応募状況が非常に厳しい中、群馬県は小中の教員をくくり募集しているため、かなり確保ができている。
応募者数の減少については、大きな課題ととらえている。特別選考の臨時的任用など、現在教育に携わっている者の応募状況を見ると、増減が-8と非常に少ないので、やはり新卒者への啓発をより重点的に行う必要があると考えている。現在、大学4年生を対象に説明会を行っているが、その年齢を引き下げたり、群馬県の教育の魅力を発信できる動画を作成したりして、教職の魅力をアピールしていきたいと考えている。
(平田教育長)
委員からも、何か対策があれば意見をいただけるとありがたい。
(益田委員)
私は、大学の教員として、高校生を対象に、教員とはこういうものであるとか、教育学部とはこういうところであるという話を7月下旬にする予定である。高校生に対する働きかけやメッセージは重要であると考えており、それが教育の道を選びたいという決断に至ることがある。先生方の体験、先生でなければ体験できなかったこと、教師としてのやりがいや醍醐味などを、進路を考えている高校生に伝えていかなければならない状況になっていると思う。
(平田教育長)
「教育は人」なので、大事なところである。何か良い知恵や、他県の状況、現場の先生の意見、学生の意見等があれば是非教えていただきたい。
(沼田委員)
普段大学生と関わっていて思うことであるが、最近の若者は、民間企業に勤めようと思ったとき、例えばくるみんの認定を受けているか、ブラック企業ではないか、そういったところを重視する傾向がある。そう考えると、再三話に出ていることであるが、いかに魅力を伝えるかという情報発信も重要である一方で、根本の働き方を変えていっていることは、非常に強いメッセージだと思う。
そもそも今の社会背景は、若者が少なく、どの業界も人材不足である。既存の働き方や既存の方法では、おそらく人はもう集まらない。そう考えると、教育界も、人が働きやすくなる環境をどれだけ新しく作れるかというところに舵をきらない限り、人は集まらない状況が続くと思う。
群馬県で一足飛びにすべての学校が持続可能な働き方になることは難しいと思うが、モデル校を作ってその機運を高めていくなど、そういう発信こそが、次の時代を担う若い教員が「だったら群馬で働きたい」というように舵取りをしてくれるのではないかと思う。その部分を作っていくことや発信していくことが、群馬県で持続可能な教育を作っていく未来に繋がると思う。
(平田教育長)
働きやすい環境づくりと教員採用はセットである。教員にとって働きやすい環境が、先程河添委員がおっしゃったとおり、子どもにとってもいい環境であり、そのことが教員を目指そうという気持ちに繋がるということである。
学校人事課長、何か考えていることはあるか。
(学校人事課長)
魅力をいかに発信するかということと、多忙化解消の取組を併せてやっているが、そういった取組があまり知られていないということもある。そういう取組を示しながら、教員というのは魅力があり、働き甲斐があるということを発信していきたい。
(沼田委員)
新卒者の応募が減ってきているという話もあったが、例えば、教員として働きたいと思っている若手の人たちに話を聞くと、「社会経験がないまま教育の現場に行くのは怖いので、一旦社会経験をしてから教育の現場に行きたい」という声もある。そう捉えると、大学を卒業してすぐ教員になるという人だけでなく、社会経験を積んだ人たちが活躍できるというところもターゲットになってくると思う。社会に開かれた教育課程を実現するためには、そういうバックグラウンドを持った教員の皆さんが、これから群馬で働いていく未来も必要になってくると思う。
(平田教育長)
今まで学生だった人が、いきなり子どもたちや保護者の前に立つより、社会での経験が一定の自信になるということは大きい。また、単線型のキャリアではなく、いろいろな道を通った方が教員になるということが、学校現場の多様化に結びつくということもある。大変貴重な意見をいただき感謝する。
(義務教育課長)
全国学力・学習状況調査の解説動画の今後の展開についてであるが、全国学力・学習状況調査も、各学校でだいぶ定着してきた。先程申し上げたとおり、この調査の目的は、子どもたちの状況を把握することと、その結果を授業改善に生かすということである。
実際にその結果が授業改善にどのように生かされているかという点については、もう一度確認をしながら進めていきたいと考えている。各教育事務所の指導主事にお願いして、学校訪問等の中で、どんな様子か聞いていただきながら、二学期に、全国学力・学習状況調査の有効活用に関する意見交換を行うこととなっている。そういった中で、今後、学校に対してどんな支援が必要かということを考えていきたい。
(益田委員)
全国学力・学習状況調査は、文部科学省が大変長い時間と労力を費やして作っているが、やらせっぱなしという印象を受けている。その問題の質を吟味することや、その結果、授業にどう繋げていけばいいのかという話ができていない。それをまさにやろうとしている取組は素晴らしいと思う。
(代田委員)
今は結果だけを知るのではなく、答えを知りたいという子どもが増えていると感じる。この動画を見ることで、自分の間違えたところがどういうふうに間違えたのかという追究ができるので、子どもだけでなく、保護者も一緒に動画を見て、間違えたところを振り返り、どういうところが悪かったのかというところが見え、理解につながってよいと思う。
(平田教育長)
結果が出る前にということも素晴らしいが、子どもたちがテストを受けて、まだ記憶があるうちに振り返ることができるように最短で作っていただいた。
(益田委員)
全国学力・学習状況調査は、単なる知識の再生の問題ではないが、そういうイメージで捉えている方がたくさんいると思う。実際はそうではないということが、問題を見るとわかる。学習指導要領が言っていることを、実際にどうすればよいのかの具体策である。
(平田教育長)
この問題を作る方は、きちんと問題を読ませて、いろいろな教科の知識や技能を組み合わせ、そして自分で考えて表現するというように、問題を作ってくれていると思う。益田委員から指摘があったように、決してただ知識を覚えてできるような問題ではない。それだけ素晴らしい問題なので、いかに学校現場で生かしていくかというところが大切である。
(沼田委員)
私の知り合いの教員が、この動画を見て、自分のリフレクションになったという声を聞いたことがある。実際に現場で子どもたちに向き合って授業をやっていると、自分が霧の中に居続ける状態になって、今果たして自分がどういう授業をすべきなのかということが考えられなくなる状況の中、この調査に合わせて解説動画があると、ここがポイントで、こういう意図があったということを、教員の立場からも学び直しになり、非常によかったという話があったので、共有させていただきたい。
(平田教育長)
次に夜間中学についてお願いしたい。
(義務教育課長)
伊勢崎市教育委員会との連携についてであるが、先程も申し上げたとおり、夜間中学の中身をどうするかという部分については、いろいろな方から意見をいただきたいということで、意見交換会を実施していく。そういった中で、伊勢崎市教育委員会からも当然意見をいただくことになると思う。
また、夜間中学に入学する生徒は、日本語指導が必要な方がかなりの数になると考えている。伊勢崎市も外国籍の児童生徒がたくさんおり、日本語指導のシステムがしっかり確立しているので、そういったノウハウを提供していただきながら進めていきたい。
夜間中学の中身については、これから検討していく部分がたくさんあるので、また御意見をいただけるとありがたい。
(平田教育長)
それでは、次に総合教育センターの研修についてお願いする。
(総合教育センター所長)
お話のとおり、本県は今までリーガルマインドに関する研修が少なかった。令和3年度は、例えば新任校長研修の中で演習や講義を行ったり、新任副校長・教頭研修の中で演習を行ったり、学校事務職員研修の中に講座を設けたり、希望研修も2講座増やしているという状況があり、充実させてきたと考えている。今年度も、養護教諭6年目研修の中でスクールロイヤーに講義をしてもらったり、高校の実習教員に服務についての研修をしたりして、増やしているところである。
今後もスクールロイヤー関係の講義や、管理職だけでなく、対象を拡げた形で、リーガルマインドについての研修を増やしていきたいと考えている。
(益田委員)
是非、初任者の段階から、教育法規に関するリーガルマインドの全般的な素養を上げていった方がいいと思う。
(平田教育長)
それが教員を守ることに繋がるということについては、以前から益田委員がおっしゃっていたことである。
(沼田委員)
令和3年度研修実施結果報告について、研修に参加された方の年齢構成について伺いたい。
(総合教育センター所長)
先日、研修の一覧を見ていただいたが、キャリア段階1、キャリア段階2、キャリア段階3に分けている中で、キャリア段階1とキャリア段階2の30代くらいまではたくさん研修がある。ところが、40代を過ぎてキャリア段階3になると、とたんに研修の数が減ってくる。やはり40代~50代に向けて、なかなかセンターに来られないことも考慮し、オンデマンド研修などを増やしていく必要があると考えている。それぞれの年代がバランス良く研修ができるように、これからも努力していきたい。
(沼田委員)
そこの部分が私は大切だと思っている。なぜかというと、これだけ時代が激変している中、先程教育長が単線型のキャリアとおっしゃっていたが、この単線型で積み重ねてきたスキルだけでは太刀打ちできない学校の現状がある。改めて新しいことを学んだり、あるいは今まで獲得してきたことを学び直したりするという学び続ける必要性が、どの業界でも、そして教育界でも必要だと思う。総合教育センターが、キャリア段階3の方々に対し、こういう環境を用意していることが、学び続ける教師を輩出していく群馬県において、ますます重要だと思う。
(河添委員)
全国学力・学習状況調査の解説動画については、私自身も見るのが楽しみである。コロナの時に義務教育課が動画配信をした際も、学校現場では皆で活用させていただいた。短時間で繰り返し見られるということがありがたい。この全国学力・学習状況調査については、学校現場では厚い冊子を見ながら一所懸命実施をし、その先の活用の段階になると、分析をして重点化して研修で取り上げようとするまでに非常に時間がかかる。この動画はそういうところに活用できるポイントがたくさんあって、取っかかりにも目あてにもなり、また解決にもなり、働き方改革の一つとして非常にありがたいと思う。
もう一点、教員の採用について申し上げる。群馬県の先生方から、働き方改革がこういうふうに進んでいる中で、一緒にやっていかないかというような発信があれば、もしかしたら倍率が上がっていく要素があると思っている。できるだけ多くの人に群馬県を志望してもらいたいと思う。
また、他県と併願する方も結構いると思う。群馬県の採用の特徴は、小中学校の教員をくくりで採用するというところである。データはないが、小学校の先生になろうとする人は、もしかしたら群馬県を避けてしまうのではないか。そういったことがあるとしたら、これからどのようにやっていくのがよいのかということを自分の中で考えている。
(学校人事課長)
群馬県は小中くくりの採用であるため、小学校を希望しているが中学校に配置される心配があるという受験生もいると思う。
ただ、このあいだ文部科学省と情報交換をしたところ、小中くくりで採用しているところは非常に貴重で、それが小学校教員の確保に繋がっているということであった。小中を別に採用すると、どうしても小学校の方が少なくなってしまう傾向がある。そういった面では、国の方でも参考になるという話であったため、今の状況では、この方法が良いと考えている。
(平田教育長)
働き方改革あるいは採用システムについても、非常に大事なことであるので、引き続き意見をいただければと思う。
(代田委員)
子どものマスク着用について、これから熱中症などの心配があると思うが、家庭によってはマスクをして欲しいなど、いろいろな要望があると思うので、子どもの体の様子を見ながら、先生方に声かけをお願いしたい。
(健康体育課長)
今、委員がおっしゃったように、マスクを着用したい、あるいはさせたいという反面、したくない、できないなど、さまざまなお子さんや家庭があるので、教育委員会としても、個別に、まずしっかりと丁寧に聞いて判断してもらいたいと、随時お願いしている。今後も改めて丁寧に対応して参りたい。
(平田教育長)
他に何かあるか。なければ、以上で教育長事務報告を終了する。
高校教育課長、原案について説明
異議なく、原案のとおり決定
高校教育課長、原案について説明
異議なく、原案のとおり決定
ここで、平田教育長から、これからの審議は非公開で行う旨の発言があり、傍聴人及び取材者は退室した。
生涯学習課長、原案について説明
異議なく、原案のとおり決定
健康体育課長、原案について説明
異議なく、原案のとおり決定
ここで、平田教育長から、これからの審議は事務局等職員の人事に関する案件である旨の発言があり、関係課長以外の課長は退室した。
総務課長、原案について説明
異議なく、原案のとおり承認
教育委員会記者会見資料について、総務課長が説明。
午後2時14分、平田教育長、教育委員会会議の閉会を宣す。