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第3期群馬県教育振興基本計画策定懇談会(第2回)会議録

更新日:2018年7月18日 印刷ページ表示

1 期日

平成30年6月11日(月曜日)午前10時00分~午後0時30分

2 場所

県庁7階 審議会室

3 出席者

  1. 第3期群馬県教育振興基本計画策定懇談会委員20名(欠席委員2名)
     大河原眞美座長、関口雅弘副座長、辻裕里委員、堀口美奈子委員(代理 群馬県介護福祉士会小池昭雅会長)、雅樂川陽子委員、今井美砂委員、佐藤真人委員、松原眞介委員、松本博崇委員、樺澤徹二委員、飯塚宗夫委員、森本純生委員、岩村隆志委員、朝倉剛太郎委員、大島佳織委員、宮川亮子委員、高木恵一委員(※注)、飯塚敏雄委員、大栗勇一委員、土橋惠津子委員
    ※注「たか」は「はしごだか」だが、機種依存文字のため「高」と表記
  2. 群馬県教育委員会笠原寛教育長
  3. 群馬県教育委員会事務局16名
     北爪清教育次長、山口政夫教育次長(指導担当)、野村晃男総合教育センター所長、飯塚裕之総務課長、岩瀬春男管理課長、津久井裕美福利課長、上原永次学校人事課長、鈴木佳子義務教育課長、村山義久高校教育課長、上原篤彦特別支援教育課長、茂木亮司生涯学習課次長、古澤勝幸文化財保護課長、小林信二健康体育課長、阿部誠総務課次長、宮下貴之総務課補佐、平田勇人総務課主任、佐伯真悠総務課主事
  4. 教育委員会事務局以外の関係所属長等7名
     山崎浩通文化振興課長、新井徹スポーツ振興課長、上原ひとみ子育て・青少年課係長、秋山浩二障害政策課主幹、坂庭秀労働政策課長、浅野達朗産業人材育成課長、尾内久仁子群馬県警察本部生活安全部少年課上席少年警察補導員

4 審議事項

(1)開会

 阿部誠総務課次長の司会により開会

(2)あいさつ

 大河原眞美座長によるあいさつ

(3)委員の紹介

 第2回から出席の委員を司会が紹介

(4)議事(事務局資料説明:飯塚裕之総務課長)

 ア 第1回策定懇談会等における主な意見について
 参考資料により、第1回懇談会で説明した策定作業の方向性を確認した。
 資料1により第1回懇談会の意見概要を紹介した。
 イ 第2期群馬県教育振興基本計画の検証等(案)について
 資料2により説明した。
 ウ 第2期群馬県教育振興基本計画の施策体系と国の新たな目標・施策について
 資料3により説明した。
 エ 第3期群馬県教育振興基本計画策定の骨子(案)について
 資料4により説明した。
 オ 第3期群馬県教育振興基本計画策定懇談会における部会の開催(案)について
 資料5により説明した。
 カ その他
 質疑等なし。

(5)その他

 事務局(宮下貴之総務課補佐)から事務連絡を行った。

5 委員の主な意見

(4)議事
 ア 第1回策定懇談会等における主な意見について
(委員)
 前回いただいた意見で多かったのは、子供が自分で考える力や、AI、スポーツに関すること、総合的な能力、社会と向き合う力、医療と福祉の連携の必要性など。コメントペーパーでは教員のやりがいなどに意見があった。

 イ 第2期群馬県教育振興基本計画の検証等(案)について
(委員)
 資料2の6ページ「教職員の職場環境」の扱いについて「継続」となっているが、国レベルでも対応を求められていることであるので「強化」には出来ないのか。
(総務課長)
 「教職員の職場環境」については、昨年度に教職員の多忙化解消に向けた協議会を設置し、会議研修の縮減、勤務時間の適正な把握、運動部活動の扱いなど5項目の提言により方向性が示され、今年度(平成30年度)はフォローアップも含め継続して取り組むため「継続」とした。

(委員)
 資料2の5ページ「総合型地域スポーツクラブの活用」について個人的な考えを述べる。少子化によって、希望する競技の部員数が確保できず、やむを得ず他の部活を選ぶ生徒がいる。地域のスポーツクラブが広がれば、先生の負担軽減になるし、子供の活躍の場にもなる。
 部活動のガイドラインが作成されたこと等によって、中には放課後の時間を持て余す子供も出てくるかもしれない。放課後の部活動の代わりになる、大人も子供も一緒に楽しめるような総合型地域スポーツクラブが必要になってくると思われる。
(委員)
 市町村によって総合型地域スポーツクラブの設立状況にばらつきがある。スポーツ協会としても支援していく。
(委員)
 現在、部活動については大きな節目の時だが、本来は地域のスポーツ団体がある程度整備された上で、部活動を制限したり縮小したり出来ると良い。
 水泳、陸上、サッカー、野球などは地域のクラブが整備されており、部活動とも良好な関係にある。他の競技についても、良い関係となるように部活動を進めていきたい。

(委員)
 資料2の5ページで「指標」についての扱いが「縮小」となっているのはなぜか。
(総務課長)
 1期、2期の計画では、40の取組ごとに複数の目標指標を設定しているが、国の指標設定の考え方も踏まえて、意義あるものに精選しようという考えから、数の上で「縮小」とした。
(委員)
 目標値について。県の教育行政の中で可能なものと可能でないものがあると思う。「こういうアクションを年に何回やろう」という目標は可能。逆に例えば「子供への小遣いの額を増やす」といった目標があったとすると、教育行政よりも経済状況の影響が大きいが、どう整理するのか。
 また、資料2の「扱い」は全体的に「強化」が多く、多忙になってしまう可能性があるので、無理のないようにされたい。
(総務課長)
 県教育委員会として目標を達成する手段があるものは良いが、手段がないものは考え直したい。アウトカム指標の代替としてアウトプット指標を考えることも視野に入れたい。
 「扱い」の区分については事務方の案であるため、今後の策定委員会などで議論して決めていきたい。

 ウ 第2期群馬県教育振興基本計画の施策体系と国の新たな目標・施策について
(委員)
 資料3の8ページ「特色ある学校づくり」について。これまでも2学期制や授業時間の変更、中高一貫など色々なことを試しては元に戻すを繰り返し、子供たちが振り回されてきた。
 この「特色ある学校づくり」の方向性・焦点をどう絞るかが非常に大事だ。今までの取組をどう評価・点検して、どう生かされているのか。
(委員)
 こういった標題の下に色々な取組が成されており、淘汰されている部分と、充実されてきている部分がある。高等学校は生徒募集のために特色を持たせている部分もある。実態に合わずに止めた取組もある。
(委員)
 取組によって良くなった具体例はあるか。
(委員)
 総合学科の設置は、明確な目標のない子に大きな選択肢を与えている。子供の数が減っているので、大きな特色でなくても学校間で「特色を出していこう」との声が聞かれる。

 エ 第3期群馬県教育振興基本計画策定の骨子(案)について
(委員)
 私学を代表して。群馬県の今までの公私協調は他県にはない。補助金、就学支援金の予算は年々厳しくなっているが、群馬県の私学は全国的に見ても授業料を抑えて頑張っている。私学援助についてもっと強く織り込んでいただけると有難い。

(委員)
 学力の底上げは、出来ない子をすくい上げること。
 子供の貧困は家庭環境にどこまで立ち入るかが難しい。
(委員)
 家庭環境によって学校に対する対応や満足度が変わってくる。

(委員)
 高校インターンシップの受け入れ先企業が少ないと聞いているが、企業にとっては安全面や、業務効率の面で負担がある。一方で、就職してからのミスマッチといったことも現実としてある。生徒と企業のミスマッチがないように、就職内定をした企業に対して受け入れるように斡旋すればミスマッチが減るのではないか。もう少し幅を広げてやれば受け入れ企業もやりやすくなるのではないか。

(委員)
 資料2には「障害のある児童・生徒の就労支援」について出てくるが資料4には出てこない。
 通常学級に通う障害者児童・生徒の支援など、会議などで良いと思うことは沢山あるが、まだ現場に上手く届いていない。
 居住地校交流に変化を期待するが、取り組んだときだけのことになってしまっている。学校規模にもよるが、大きい学校ではその場その場の交流になってしまう。
 障害のある子供の生きやすい社会は他の人にとっても生きやすい社会、そういう社会を築いていけるようなことを計画に盛り込んでいけると良い。

(委員)
 保護者の立場として意見を述べる。資料4の1ページ、投力や持久力などに課題があることは、群馬県が車社会であることが影響しているのではないか。
 教育と福祉の連携もあるが、家庭と連携していただくことが一番大切だと思う。若くして子供を産んだ親など、親の支援が重要だ。
 食育も非常に大事である。資料2の4ページで「食育」に「縮小」が付いているのが気になる。
 第2期群馬県教育振興基本計画の冊子は、どこに置いてあり、どういう方が読んで、どのように活用されているのか。市町村の学校は持っているのか。
(総務課長)
 冊子は県民センターに置いてあり、県のホームページでも公開している。平成26年の策定時に、市町村教育委員会と県内全ての国公私立小・中・高・園に1冊ずつ配布した。

(委員)
 小学校長会でも色々な議論を重ねているが、最終的に教員の意識改革が重要だ。
 群馬県の一番大きな問題は人口減少。資料3の3ページに「社会的・職業的自立に必要な能力を育成する」とあるが、先生が子供の能力を育成するのは大変なことで、能力というのは子供が自分に対して語りかけて獲得していくものだと思う。「能力を獲得できる教育を行う」という文言にしてはどうか。
 指標も計画自体も作成された時点で過去のものになる。5年間使っていくのであれば、柔軟な目標設定をしてほしい。
 国の測定指標に「OECDのPISA調査等で世界トップレベルを維持」と例示があるが、No.1でなくオンリーワンを目指すという、夢のある気概で計画の変更に携わることが大事。

(委員)
 30年以上教員をやっていて、子供の方が立派だと思うことが沢山ある。環境に関する考え方などは大人より真剣で、教育に価値があると感じる。今の子供たちにとって、環境教育やキャリア教育などは、生まれたときから当たり前にある。そのため、国、県で新たな計画を定めることには価値がある。
 今の子供たちは良いところも沢山あるが、弱いところもあり、フォローしたい。例えば不登校だが、数を減らすだけでなく、将来的な引きこもりにならないようにすることが大事だ。
 それと学校現場としては、大きな問題となっている過度な部活動を適正な方向に向けるように、職員にとっても子供たちにとっても価値ある部活動にしていきたい。
 中学校では、以前は学校と家庭だけでやり取りしていた所に、最近は関係機関が加わって有効に機能してくれている。学校としても関係作りをしながらしっかりと子供を育てていきたい。

(委員)
 グローバル人材の育成や、高校生インターンシップなどは、教員の意識の問題が大きい。例えばグローバル人材で、先生方が海外に行った経験がない中では指導するのが中々難しい。海外派遣など教員が海外を見る機会が減っている。まずは実際に指導する先生が意識を持つための取組をして、子供たちに繋げていく。
 インターンシップも担当している先生の意識で募集が増えたり減ったりする。行くことによってどんな効果があるか、生徒にどんなメリットがあるか先生に分かるように取り組むことが必要ではないか。
 確かな学力の育成について、第2期の中では余り触れられていないが、学力は今、知識・技能の他に、思考力・表現力、それから三番目に学びに向かう姿勢がある。学びに向かう姿勢を身に付けるために、学校に閉じこもるのではなく、部活動や宿題に追われる時間を減らして、校外で学ぶ活動に積極的に参加していくことも良いのではないか。

(委員)
 特別支援学校の分野では、普通高校での発達障害の生徒の通級指導、特別支援学校の未設置地域解消に高等部の整備、太田高等特別支援学校・伊勢崎高等特別支援学校での医療的ケア提供など、子供にとっても選べる幅が広くなった。
 特別支援教育だけでなく、どの子供にとっても、一人一人のニーズに応じて社会に出て行く力を身に付けることが学校教育として重要であると考える。教員の意識を変えるには、社会との繋がりの中でどの様な教育課程を編制するか、それを検証することが学校現場にとって重要だ。
 学校現場だけでなく、地域、福祉行政や家庭との繋がり、協働することが、今後の群馬の教育施策にとって重要となってくる。

(委員)
 日本防災士会群馬県支部では、学校からの要請により防災教育を実施している。子供たちは防災に精通している。
東日本大震災の時、大川小学校では教職員が適切な判断を出来なかったために、津波により80%の方が亡くなった。釜石の奇跡は訓練の成果があったもの。
 これを受けて、教職員の防災教育が一番大事ではないかということで、太田、館林、高崎の一部でやっている。学校側から「今年度は忙しいから止めてくれ」と言われることもある。
特別支援学校の関連では、肢体不自由者のための固定ロープ、薬の保管といった取組もやっている。
 地域の防災訓練を学校の体育館で行うときに、先生方にも参加を呼びかけるが、「上から指示がないので出られません」といった話を聞くことがある。学校はほとんどが指定避難所になっており、学校の職員が避難所運営に関わることが非常に大きい。阪神淡路や東日本大震災の事例では、学校の職員がかなり苦労して避難所運営している。教職員は、避難所運営、児童生徒、自分の家庭を守らなくてはならない。学校再開の準備もある。
 日本防災士会の本部も学校防災教育を謳っている。県の危機管理室とも話しているので、是非防災の取組をやっていただければと思う。

(委員)
 重点事項がポイントになってくると思うが、不易と流行の視点から言葉を付け加えていただくと分かりやすく読み取れるようになると思う。
 スクールカウンセラースーパーバイザーとして各学校を訪問した経験から2点述べる。
いじめや不登校や自殺、その他重大事案には、子供たちのストレスによる心身の不調が元にある。ストレスの元になるものをいかに学校教育の中で排除していくか、あるいはストレスに立ち向かう力をいかに育てるかが大事になってくるのではないか。計画には、子供たちのストレスによる心身の不調への対応が含まれていると良いのではないか。
 教職員の職場環境のことを考えると、学校の課題が多様化して、学校で取り組むのに苦戦している。教師の多忙化の一つの重要な部分になっている。
 もう一つにはチーム学校の推進。教職員のメンタルヘルスは職場環境に大きく左右される。校長や教頭が非常に多忙で、管理職のマネジメント能力をいかにつけていくかが課題。教職員に対する視点とともに管理職への支援の視点も組み込まれていくと、学校がもっと楽しくなり、効率的な教育成果が上げられるのではないか。

(委員)
 スポーツ分野は「群馬県スポーツ推進計画」で色々な課題を拾ってもらっている。学校体育と競技スポーツ、生涯スポーツの連携等についてしっかり取り組んでもらいたい。

(委員)
 資料2の2ページに書かれているように、群馬県には群馬交響楽団、富岡製糸場、上野三碑、東国文化があり、文書館もある。他県の人からは「群馬交響楽団があるのはすごいですね」と言われる。群馬交響楽団は非常にレベルが高い、そういった中で移動音楽教室が長年続けられていることは非常に素晴らしいこと。
 そういったことに子供たちが気付いてくれる指導が非常に大事。移動音楽教室や高校音楽教室をただ聴いて終わってしまうのではなく、例えば演目の曲を休み時間でちょっと流すといった工夫をしていただけると良いのではないか。演奏ではなく曲に感動することがあるが、そういうものが豊かな心につながっていくのではないか。
 博物館や美術館の活用、そして文書館が新規で入ったことは素晴らしいこと。例えば東国文化、上野三碑だって知らない人が随分といると思う。それらのことを調べたり事前学習するには文書館の様な施設が必要だし、活用されなければならない。

(委員)
 資料4の3ページに、数値である目標、数値でない目標の設定についての考え方があるが、不登校についての目標は数値でない方が良いと思う。本当に学校に戻れたと判断するのには数ヶ月から半年、場合によっては1年かかる。その間に色々あったりして、「落ち着いてこの子が学校に通えるようになった」と判断するには数ヶ月かかる。
 例えば「何日校門をくぐって登校できたから達成」というのではなく、「本人の意思で行けるようになった」という様な、量より質を重視したカウントの仕方を考えてもらうと良い。

(委員)
 公民館で行政嘱託として働きながら、空いている日を、学校支援センターのコーディネーターとしてボランティアで活動している。資料2の9ページ「学校と地域の連携」、「生涯学習、家庭教育、社会教育」が関連する。
 公民館は正に生涯学習の場で、未就学児から高齢者まで集まるが、足を運んでくるのは圧倒的に女性が多い。吉井公民館では「地方創生大学」として、上野三碑登録の応援事業やお祝い事業を提供しているが、いつまでも提供しっ放しではなく、大きな役割として人と人を結び付け、住民の力で地域を作っていく形にするのが使命だと思っている。
 学校支援センターとして活動している高崎市立吉井西小学校は、(全校児童)二百数十人の決して大きくない学校だが、毎年1,300人以上のボランティアが学校に入っている。地域の方と保護者が半々くらい。中に入ると先生方の忙しさはよく分かる。最初の頃は、ボランティアが入ることで却って先生方が忙しくなるのではないか懸念があったが、今では先生方が積極的に利用されて、良い意味で先生も授業等がやりやすくなるようにボランティアを使ってくださっている。
 子供たちにとっては、親でもなく先生でもない大人が沢山いる環境に育つことは、色々な価値観などが養われる気がする。私がとても嬉しかったのは、年に1回の「感謝の集い」で児童の一人が、「僕も大きくなったら皆さんのような役に立つ人間になりたい」と言ってくれたこと。「大きくなったら何になりたいですか」との質問に「吉井西小学校のボランティアになりたい」と答えた子もいた。そういう子が育っていくことが地域づくりにつながると思った。日々の課題を吟味して、継続的に丁寧に続けていけば、そういった地域づくりや交流の成果が出るので、長い目で、かつ丁寧に日々の課題を見つめたい。

(委員)
 働き方改革をすることは、スケジュール的な問題だけでなく、質を上げるためにどうするかということ。キャリアであったり、効率化のためのITの活用であったり、教職員の人間力を上げるためのワークライフバランスを整えることであったり、様々な環境が必要だと思うので、多方面からの取組を盛り込んだ働き方改革を入れていただきたい。

(委員)
 豊かな人間性の育成で、自他を大切にする心や自己肯定感を高めるという目標がある中で、介護という仕事自体がそういうことにつながっていくと思うが、介護という言葉が今回の資料に入っていないのが残念。中学校の課程にも「介護」という分野が入ってきたと思う。
 第2期群馬県教育振興基本計画の44ページに車椅子など色々な体験をすることが書いてあるが、介護の仕事が良く知られていない中で、子供たちが介護の分野を選ぶときに学校で止められる状況がある。
 誰かに「ありがとう」と言われたり喜ばれることで、人との関わりの中で自分の存在を認めることが出来るようになる。ボランティア活動や体験的な活動の充実の中で介護を考えていただけたらと思う。介護は自分が必要になるか、家族が必要にならないと施設に入ることもほとんどない。実際に介護を体験したり、携わっている人の話を聞くことで豊かな人間性の育成に繋げていただけたらと思う。
私は学校での講演活動も行っており、中学校からの講演依頼が少ないが、生徒が「死」について考え、自分の人生を深く考える機会になれば良いと思う。

(委員)
 群馬県を盛り上げるために、教育と経済を合わせて考える必要がある。キャッチーな考え方として、群馬を日本のシリコンバレーにすれば良いと思っている。サンフランシスコ-シリコンバレーの関係と、東京-群馬の関係は似ている。人材も企業も集まるし、子供たちにワクワクすることを伝えられるのではないか。
 私の会社でも英語のしゃべれる日本人を評価してもグローバル化しないので、漢字の読めないアメリカ人を採用することを始めている。そういうことから世界に目を向ける活動をしているので、群馬もそういう位置付けになったら良いと思う。

(委員)
 みなさんのお話を伺っていて、それぞれ一日あっても語り足りない想いがあるのだと思う。そういうものを凝縮したのがこの骨子であり、計画。その中で行政の覚悟として、一般の方よりは現場で学校運営に携わる方の方向性として認知していただくものだと思う。

 オ 第3期群馬県教育振興基本計画策定懇談会における部会の開催(案)について
(委員)
 時間もないのでコメントペーパーでご意見をいただきたい。

6 結び

 委員の意見を踏まえ、事務局が第3期計画の素案を作成する。次回は懇談会と部会で素案について審議する。

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