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教育年報とは、県教育行政の情報を共有・蓄積することを目的に、その実績や成果をまとめたものです。
教育委員会会議を開催し、各種議案について審議を行った(開催回数12回議案件数合計60件)。また、県教育行政の施策の参考にするため、教育委員による教育現場等の調査を実施した。
教職員の安全及び健康を確保するため、安全衛生管理体制を整備するとともに、定期健康診断等を実施した。
平成30年度における教育委員会所管の決算総額は、164,480,076千円となった。
第2編 教育費(PDFファイル:134KB)
小学校第1,2学年の全学級において30人以下学級、第3,4学年の全学級において35人以下学級が実現できるように教員を配置した。また、中学校第1学年の全学級において35人以下学級が実現できるように教員を配置し、すべての教科を少人数で指導するとともに、いじめや不登校、問題行動への早期対応などに向けての支援体制を強化した。
公立学校施設整備では、吊り天井や照明器具等の非構造部材の耐震対策事業、ブロック塀等の安全対策、空調設置事業を実施した。
県立学校施設整備では、桐生・みどり地区新高校整備、特別支援学校整備、施設長寿命化推進、ブロック塀安全対策工事等を実施した。
県民の学習ニーズに応えるため、学習機会の提供や学習サービス網の整備を行った。生涯学習を支援するため、社会教育施設を拠点として積極的に各事業に取り組んだ。
「第2期群馬県教育振興基本計画」及び「平成30年度教育委員会運営方針」に基づき、各学校の学校経営・学習指導が充実するよう支援した。また、学習指導要領等を踏まえ、平成30年度の重点項目を示した「学校教育の指針」、「はばたく群馬の指導プラン」に基づき、指導の充実に努めた。さらに、各教科等の特質に応じて必要な内容を補足した「はばたく群馬の指導プラン-実践の手引き-」に基づいた指導も行った。
高等学校では、急速な人口減少や知識基盤社会の到来などの急激な社会変化に対応する能力の育成を目指し、全ての県立高校を対象に群馬県高校生ステップアップサポート事業を実施した。
また、特別支援学校に関しては、障害のある児童生徒が小学部から高等部まで身近な地域で学ぶ環境を整えるため、平成30年4月に沼田、藤岡、富岡、吾妻の各特別支援学校に高等部を整備した。
学校体育においては、体力向上プランにおける取組が優れている学校を「体力向上取組優良校」として表彰した。また、体力優良証の交付率の優れている学校を「体力優良証交付率優良校」として表彰した。
多様な教育機関の連携・協力により様々な学習機会を提供するとともに、家庭教育支援施策の充実、少子高齢社会を見据えた学習機会の充実と社会参加の促進を図った。家庭や地域社会における教育力の充実、生涯学習社会の構築に向けた社会教育の推進に努めた。
人間性豊かで創造性に富んだ、心身ともにたくましい青少年を育成するため、多様な体験活動やボランティア活動を促進するとともに、地域活動・団体活動や野外活動等の場の一層の充実に努めた。青少年会館では、青少年自立・再学習支援事業等を実施した。
国指定重要文化財2件、国指定史跡1件、県指定重要文化財1件、県指定史跡2件が新規に指定された。また5件の建造物が登録有形文化財に新規に登録された。
文化財の保存活用を図るため、基礎調査や管理の徹底を進めるとともに、文化財の普及や活用事業を実施した。
小学校の教員が古墳を活用した学習において使用できるプログラム(指導マニュアル)を作成するため、古墳学習プログラム作成委員会を組織した。委員会では、古墳学習プログラムの内容を検討するとともに、プログラムの原案を作成し、令和元年度の公開授業の体制を作った。
群馬県教育委員会運営方針の目標「たくましく生きる力をはぐくむ~自ら学び、自ら考える力を~」を踏まえ、各教育事務所において管内市町村教育委員会との連携のもとに、学校教育・社会教育の充実・推進を図った。
文化財保護審議会を2回開催し、調査審議を行った。