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令和2年3月19日(木曜日)
県庁24階 教育委員会会議室
笠原寛教育長、平田郁美委員、青木章子委員、武居朋子委員、益田裕充委員、竹内健委員
飯塚裕之教育次長、山口政夫教育次長、上原篤彦教育センター所長、山崎浩通総務課長、柿沼輝信管理課長、塩谷聡福利課長、上原永次学校人事課長、鈴木佳子義務教育課長、村山義久高校教育課長、町田英之特別支援教育課長、福田芳美生涯学習課長、柴野敦雄文化財保護課長、矢島貢健康体育課長、小林謙五総務課次長、羽鳥正総務課補佐(行政係長)、宇津木牧子総務課主幹
午前10時05分、笠原教育長、教育委員会会議の開会を宣す。
傍聴人は2名であることを報告。
笠原教育長が今回の会議の会議録署名人に平田委員を指名。
議案審議に先立ち、笠原教育長から、第105号議案は職員の表彰に関する案件であるため、第106号議案及び第107号議案は教職員の人事に関する案件であるため、審議は非公開で行いたい旨の発議があり、全員賛成で議決した。
また、その他について、関係職員の指導に関する案件であることから、協議は非公開で行いたい旨の発議があり、全員賛成で議決した。
教育委員会の主要行事日程及び次回定例会議の日程について、総務課長が説明。
(笠原教育長)
最初に私から報告する。
一点目は、新型コロナウイルス感染症対策の関係である。2月27日に安倍総理から、3月2日から春休み開始まで、全国の小・中・高・特別支援学校を対象に、一斉臨時休業を要請する方針が示された。翌28日には文部科学省事務次官通知により正式な要請を受けた。山本知事と対応について協議し、児童生徒の安全確保を最大限に考え、県立学校については国の要請どおり3月2日から臨時休業の措置を取ることを決定した。28日午後には市町村教育委員会にお集まりいただき、国からの要請、県立学校の対応について説明した後、小中学校等の市町村立学校についても臨時休業の措置を取るよう協力を要請したところである。市町村により対応は異なるが、3月2日から4日にかけて、全市町村で休業等何らかの措置が執られたところである。その後、県内でも感染者が確認された影響から休業期間の見直し等も行われ、現在は全ての小中学校で臨時休業が行われている。また私立学校等にもついても、同様に対応いただいているところである。
臨時休業を開始した3月2日は、県立高校と県立特別支援学校高等部で卒業式が予定されていた。各校では、感染防止策を講じた上で、予定どおり卒業式を実施したところである。また、県内の中学校の卒業式が3月13日に予定されていたが、こちらも県立学校と同様に、規模縮小などの感染防止策を講じた上で予定どおり実施された。今後、小学校の卒業式が3月24日または25日に予定されているが、各市町村で対応の検討を進めているところである。現在、把握しているところでは、感染防止策を講じた上で、予定どおり実施する市町村が多いとのことである。
また、入学者選抜が3月10日と11日に予定されていたが、新型コロナウイルスに感染し受験できない生徒の救済措置(追検査)も用意した上で予定どおり実施した。幸いにも新型コロナウイルス感染症により受験できなかった生徒はいなかった。
臨時休業に伴い子どもたちの居場所の確保が最大の課題となっている。本県では、学童クラブ等の人員を確保するため、市町村から要請により教職員の派遣する体制を整えており、既に利用している町村もある。少しでも保護者の負担を軽減できるよう取り組みたい。
先が見通せない中での臨時休業であるが、子どもたちの安全確保を第一に考え、引き続き市町村や関係部局としっかり連携・協力を図りながら、この危機を乗り越えたいと考えている。新型コロナウイルス感染症関係については以上である。
二点目は、群馬県いじめ問題等対策委員会について報告する。現在調査審議中の事案について、前回の教育委員会会議で報告して以降、第11回委員会が2月26日に、第12回委員会が3月12日に開催された。調査計画に基づいて実施された御遺族や教職員への聴き取り調査の状況等について委員から報告が行われたほか、引き続き事実関係の検証作業が行われたところである。委員会では、今月末に御遺族への経過報告を計画しているが、その内容についての協議も行われたと報告を受けている。今後は、教育委員会事務局への聴き取り調査と、経過報告のとりまとめが行われると伺っているが、教育委員会として、引き続き第三者委員会の調査審議が行われるよう、全面的に協力したい。
三点目は、2月17日に開会した令和2年第1回定例県議会についてである。一般質問では、「特別支援学校整備について」、「自転車の安全対策について」、「夜間中学校の導入について」、「教職員の多忙化解消について」、「台風19号による県立高校の浸水被害について」などの質問があった。また、3月3日には、令和元年度関係の常任委員会が開催され、補正予算案などの議案の審議が行われた。所管事項の審議の中では、はやり新型コロナウイルス感染症に係る一斉臨時休業に対する集中審議が行われた。国からの要請に対する県教育委員会の対応、独自判断を行った自治体に対する県教育委員会の認識、学童保育への教員派遣、放課後等デイサービスを利用している障害をも持った児童生徒への対応、群馬県学校給食会などの運営における救済措置などについて質疑が行われた。
また、10日には令和2年度関係の常任委員会が開催された。来年度当初予算の審議のほか、新型コロナウイルス感染症対策に係る様々な対策について質疑が行われた。このほか、伊勢崎特別支援学校の施設老朽化や市立太田養護学校の県立移管に関する質問、さらには、夜間中学校開設に関するニーズ調査、高校生の県外流出について質疑が行われた。なお、議案については全て原案のとおり可決された。
また、県議会について、当初は18日に閉会を予定していたが、新型コロナウイルス感染症に対応するため、26日まで会期が延長されることとなった。
最後に、教育委員が出席した行事等について報告する。
3月2日には新型コロナウイルス感染症への対策を講じる中で行われた県立高校の卒業式に出席した。
3月17日には、山本知事との初めての総合教育会議が開催され、全委員が出席した。来年度、策定を予定している新たな教育大綱について協議が行われ、委員には活発なご意見をいただいた。また、知事からも色々な話をいただき、今後の教育施策や教育大綱等について、有意義な意見交換ができた。
長くなったが以上である。委員から出席した行事について報告をお願いする。
(平田委員)
板倉高等学校の卒業式に出席した。直前に臨時休業が決まり、校長をはじめ関係者の皆様には、大変な対応を迫られたことと思う。そんなできることが限られた中でも、先生や地域の方々の生徒に対する愛情が伝わってくる素晴らしい卒業式だった。
次に、総合教育会議について報告する。山本知事とはじめて総合教育会議を開くことができた。これから5年間の群馬県の教育の形を決める教育大綱について意見交換を行った。知事の思いをお聞きするとともに、委員からも、それぞれの経験と知見から、教育に対する思いを伝えることができた。非常に有意義な時間であったと思う。
(青木委員)
保護者として娘の卒業式に出席してきた。東日本大震災の年に卒業を迎えた上の娘の時も、やはり在校生がいない卒業式だった。その時は、ヘルメットを被っての入場などについて、保護者としてとても複雑な思いがあった。しかし、今思うとそれらがとても貴重な経験として良い想い出になっている。今回も複雑な思いで卒業式を迎えた保護者が多いと思うが、後々、良い想い出になってくれれば良いと思う。
(武居委員)
玉村高等学校の卒業式に出席した。卒業生は60名、職員とわずかな来賓、保護者は各家庭で1名までに限定しての式だった。学校の協力要請に保護者が応じてくれたことから、保護者席には空席も目立った。生徒の4分の1ほどがマスクを着用し、国家・校歌は起立したが歌わずに演奏のみだった。いつもの卒業式とはやはり雰囲気が違っていた。そうした中でも、卒業生の態度は非常に立派で、校長先生の式辞をしっかりと聞いていた。在校生は1人だけが参加して送辞を述べてくれた。答辞は学校に対する思いが伝わってくる内容だった。涙ぐむ生徒も見受けられ、感動的な場面はいつものとおりだった。簡素化されてはいたが、卒業式ができたことはとても良かったと思う。
総合教育会議では、山本知事に今の教育の課題をしっかり聞いていただけた。そのことがとても良かったと思う。
(益田委員)
太田東高等学校の卒業式に出席した。規模縮小が求められる中で、卒業という節目を迎えさせてあげようと精一杯に尽力する学校や保護者の想いを感じる素晴らしい式だった。
総合教育会議では、知事の考えを伺うことができた。また、知事には、委員の発言を通じて、教育委員会が主体的に考えを発信する機関であることを感じていただけたのではないかと思う。
(竹内委員)
藤岡北高等学校の卒業式に出席した。生徒が育てた花でステージが素晴らしく飾られていた。せっかく準備したのに、さみしい卒業式になってしまい、かわいそうだと思った。
総合教育会議は、教育関係者が多い中で、一般人の感覚で発言することには戸惑いもあった。もっと言葉を選べばよかったと反省するところもあるが、大変勉強になった。
(笠原教育長)
総合教育会議について、青木委員から何かあるか。
(青木委員)
保護者の立場からの意見を聞いてもらえたことはとても良かったと思う。知事の考えも伝わってきた。知事が新たに進めようとしている教育が更に良い形で、これからの子どもたちの成長に活かされていくと良いと思った。
(笠原教育長)
総合教育会議は、大綱の策定に向けて、これからも何度か開催して知事と協議を進めていきたいと考えている。
ここで、飯塚教育次長から業務の都合により退室する旨の申し出があった。
また、退室前に、退職の挨拶があった。
(飯塚教育次長)
退職にあたり一言、御挨拶させていただきます。
私は、平成18年度から平成19年度まで、この教育委員会会議の運営を担当する総務課行政グループ(現在の行政係)の係長として在籍していました。
今の委員の皆様とは、平成29年度から総務課長として2年間、教育次長として1年間お世話になりました。どの年度にも課題があり、また、現在継続中の課題もあります。しかしながら、上司、同僚、後輩に恵まれ、笠原教育長を中心とするチームの一員として、その課題に対応するにあたり、何らかの力になれたのではないかと考えています。委員の皆様方には、御指導をいただき大変ありがとうございました。
今現在も新型コロナウイルス感染症の影響で、学校は臨時休業、社会教育施設は休館という中ではありますが、定年退職することとなりました。後の事は後輩に託していきたいと思います。ありがとうございました。
ここで、飯塚教育次長が退室した。
(笠原教育長)
それでは、各所属長から順次報告をお願いする。
総務課長、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に関する県教育委員会及び市町村教育委員会並びに各学校等の3月19日現在の対応状況について、資料1により報告。
管理課長、令和2年度に予定している県立学校施設の整備計画について、資料2により報告。
義務教育課長、「はばたく群馬の指導プラン2」実践事例サイトの開設について、資料3により報告。
高校教育課長、長野原高校の「ぐんまコミュニティー・ハイスクール」の指定について、資料4により報告。
高校教育課長、令和2年度の県立高等学校、県立中央中等教育学校、県立特別支援学校の入学式の期日について、資料5により報告。
高校教育課長、3月10日、11日に実施された令和2年度群馬県公立高等学校入学者選抜全日制課程・フレックススクール後期選抜及び定時制課程選抜合格状況と再募集実施校等について、資料6により報告。
(笠原教育長)
事務局からの説明は以上である。委員から質問等があるか。
(益田委員)
資料6について、1ページの参考にある「学力検査において点数配分の増減を実施した学校」とは、何を指しているのか。
(高校教育課長)
全体の得点は示すが、枝葉の配点については学校が調整を行っている。
(武居委員)
再募集の人数について、5名以上の欠員がある場合と説明があったが、特別支援学校については、その学校の定員に応じてと言うことでよいか。
(特別支援教育課長)
特別支援学校については、定員に対して不足した人数の再募集を行う。
(益田委員)
資料3について、現在、530件の実践事例が掲載されていると説明があった。今後の活用が期待されるところなので、事例についてもう少し詳しく説明してほしい。
(義務教委課長)
このサイトは、総合教育センターのウェブページ内に掲載している。資料の左下の表で「〇」となっているところには何かしらの事例が載っている。例えば「国語」は小1から中3まで全ての学年で事例がある。ほぼ全ての教科・学年で事例を載せている。「〇」をクリックすると、資料右下のような教科別の一覧のページが開く。例は「国語」の一覧である。小学校1年生なら「たぬきの糸車」を題材にした指導案などを見ることができる。特に若く、経験が浅い先生方に見てもらい、授業を構成するヒントにしていただきたいと考えている。
(笠原教育長)
今後、どのように事例を増やしていく予定か。
(義務教育課長)
4月に指導主事会議に出席する教員300名弱に対して、サイト設置にあたり事例の提供を依頼した。12月頃から、集まった事例を順次掲載している。市町村教育委員会の指導主事の他、群大附属や総合教育センターの特別研究員の先生方にも協力をいただき、これだけの事例を集めることができた。来年以降も、同じように依頼する予定である。当初、3年間で1000事例を目指していたが、このペースなら1500事例は掲載することができるのではないかと考えている。全教科・前単元の掲載を目指したい。
(笠原教育長)
今後、更に活用できるよう充実させてほしい。
(平田委員)
資料6の2ページの再募集について、太田東高校が載っている。前期選抜の時に、面接で不手際があり、不利益を受けた生徒がいたと思うが、その生徒への救済措置は適切に行われたと考えてよいか。
(高校教育課長)
適切に対応したと考えている。
(笠原教育長)
前期の合格判定の中で既に対応しており、後期には影響していないということでよかったか。
(高校教育課長)
そのとおりである。
(青木委員)
資料1について、新型コロナウイルス感染症への対応が市町村によって違うことに保護者から疑問の声が上がっている。仕事を持つ保護者は本当に困っている。もっと統一した取組ができないものか。
(総務課長)
県では、県民からの相談に土日も含めて対応している。市町村立学校は市町村により対応が様々だが、それぞれの状況について説明できるよう努めているが、不安の全てを解消することはできない状況である。
(青木委員)
保護者によっては、対応が全員一緒でないことに不満を感じている。そういう思いにも対応していかないと、別の問題が起こってしまうのではないか。
(総務課長)
保護者の不安は感じている。例えば、15市町村が学校での預かりを行っているが、逆に言えばそれ以外の市町村では行っていないということである。学童保育への教員派遣要請が5市町村からあったが、それ以外には派遣していない。市町村がそれぞれに対応していることになる。感染者の発生状況も地域によって異なっているので、対応については、市町村それぞれの判断によるところである。
(笠原教育長)
学校設置者が対応することになっているので、小中学校については、どうしても市町村ごとの判断で対応が異なる。県で一律にこうしろということはできない。そうした中ではあるが、保護者の方の負担が非常に大きくなっている。それぞれの市町村の状況に応じて、学童等を学校の教員が手伝うところもあれば、学校の施設を使って対応するところもある。市町村教育委員会には、地元の状況をしっかりと把握し、児童生徒の安全、保護者の負担軽減に、柔軟に対応するようお願いしている。そのために県教育委員会ができることは協力したいと考えている。休業が長くなると、また新たな課題も出てくるので、各教育委員会と連携をとりながら対応を進めていきたい。
(学校人事課長)
学童クラブ等への教員の派遣について、休業が始まるところで関係機関に通知を発出した。3月6日時点で状況確認を行い、周知が十分でないと思われたため、再度通知したところである。
(笠原教育長)
市町村教育委員会と連絡を取りながら、地域よる課題の違い等も踏まえて対応していきたい。
そでは、教育長事務報告は以上とする。
ここで、山口教育次長、上原総合教育センター所長から退職の挨拶が行われた。
(笠原教育長)
通常であれば、ここで議案審議に入るところだが、先ほど飯塚教育次長からも挨拶があったが、会議に出席する事務局職員で、この3月31日をもって退職する職員から、一言ずつ挨拶をいただきたい。
(山口教育次長)
委員の皆様には大変お世話になりました。高等学校の教員として公職に就いて以来、38年間の勤務でした。この間、学校に19年間、事務局に19年間と、非常にバランス良く勤務することができました。教育委員会会議には高校教育課長として2年間、指導担当教育次長として2年間お世話になりましたが、教育委員の皆様からはいろいろな面で御指導いただき、大変ありがたく思っています。退職後は、一県民として、県教育行政の良き理解者、応援団となれればよいと考えています。ありがとうございました。
(上原総合教育センター所長)
この教育委員会会議には4年間出席させていただきました。今年は総合教育センター所長として、昨年までの3年間は特別支援教育課長としてお世話になりました。課長時代については、県の施策としても特別支援教育関係が動いていたところでありました。新校舎の建築や、高等部の4校同時開設、高校通級の開設など、いろいろなことがありました。教育委員会会議の中でも多くの御意見・御指導をいただいたところであります。課長職2年目の9月、教育委員会会議の日、午前中の勉強会の後、昼休み中に自席で倒れ、そのまま救急車で運ばれたのも、今では懐かしい想い出になりました。退職後については、特別な支援が必要な子どもたち、また、臨床発達心理の分野を専門としていることから、そちらの分野で地域貢献できたらと考えています。4年間、本当にありがとうございました。
総務課長、原案について説明
異議なく原案のとおり承認
(笠原教育長)
4月1日の組織改正に伴い、教育委員会規則の改正または廃止に関する議案が数多く提出されている。このため、関係する議案について一括でお諮りすることとしたい。一部で議案順序が前後するが御了解いただきたい。
総務課長、第79号議案から第81号議案の原案について説明
生涯学習課長、第93号議案から第99号議案まで原案について説明
文化財保護課長、第101号議案から第104号議案まで原案について説明
群馬県部設置条例等の改正に伴う教育委員会規則の改廃に関する全議案について、異議なく原案のとおり決定
総務課長、原案について説明
異議なく原案のとおり決定
総務課長、原案について説明
異議なく原案のとおり決定
総務課長、原案について説明
義務教育課長、人権教育推進係を置くことについて説明
(武居委員)
人権教育とキャリア教育が一体となって進められると言う意味ではなく、これまでどおり人権教育に取り組み、その上で、キャリア教育に十分取り組めるように分掌事務を移動させるということでよいか。
(義務教育課長)
両方の意味がある。キャリア教育の中に、例えばICTを活用した情報教育なども入っており、それらをこれまで以上に充実させていくという意味がある。また、人権教育はそもそも学校教育の中で大きな割合を占めている。子どもたちが社会的自立を図っていく時に、全ての人の人権を大事にしたり、思いやりの心を持ったりすることは、とても大事なことであり、何をするにもベースになる教育である。人権教育とキャリア教育と一体的に進めたいと考えている。
以上の審議の後、異議なく原案のとおり決定
学校人事課長、原案について説明
異議なく原案のとおり決定
学校人事課長、原案について説明
異議なく原案のとおり決定
学校人事課長、原案について説明
異議なく原案のとおり決定
学校人事課長、原案について説明
異議なく原案のとおり決定
高校教育課長、原案について説明
異議なく原案のとおり決定
生涯学習課長、原案について説明
(平田委員)
計画の14ページの「日本人の読み書き能力に対する認識」で、読み書き能力が不足していると感じる人の割合が82%と記載がある。読書活動はこれから特に大事になってくる。計画に基づく活動を是非進めていただきたい。
(笠原教育長)
先の総合教育会議でも、読解力について指摘があった。県民に読書活動が広がるように取り組んでほしい。
以上の審議の後、異議なく原案のとおり決定
生涯学習課長、原案について説明
異議なく原案のとおり決定
生涯学習課長、原案について説明
(竹内委員)
副館長の職がなくなるのは、どういった理由からか。
(生涯学習課長)
これまで図書館と生涯学習センターの館長は嘱託職員であったが、会計年度任用職員制度の導入により、正規職員の職となった。このため、これまで正規職員の中の長にあたる副館長職が廃止されるものである。
(竹内委員)
館長が病気等で不在となった時の代行として、副館長の職を置くことは考えていないのか。
(生涯学習課長)
その場合は、次長が代行することになる。
(竹内委員)
また副館長を設置することになった場合、また規則改正を行う必要が生じてしまう。必要があれば置くと言う記述で残しておけば、必要になった際に規則改正の手間がなく対応できるのではないか。
(総務課長)
そのようにした方が柔軟に対応できるという利点があるが、全庁的な改正であり、他部局との均衡も考慮しなければならず、残すことは難しい。
(笠原教育長)
公務の場合、職と連動して処遇を明確にしておかなければならない。職にあった給与等をあらかじめ条例で定める必要があるため、曖昧な職を置くことが出来ない事情がある。
(竹内委員)
効率という意味で、必要になる可能性があるなら、必要な事項を決めた上で残して置いたほうが良いのではと思ったが、公職ではそういった対応は難しいということは承知した。
以上の審議の後、原案のとおり決定した。
文化財保護課長、原案について説明
異議なく原案のとおり決定
ここで、笠原教育長から、これからの審議は教職員の人事に関する案件であり非公開で行う旨の発言があり、傍聴人及び関係課長以外の課長は退室した。
総務課長、原案について説明
異議なく原案のとおり決定
学校人事課長、原案について説明
異議なく原案のとおり決定
学校人事課長、原案について説明
異議なく原案のとおり決定
ここで、健康体育課長が入室した。
笠原教育長が、藤岡中央高等学校で発生した運動部活動中の生徒死亡事案について、資料について説明した後、教育委員会が果たすべき職責及び関係職員の指導措置等について委員に意見を求めた。
(平田委員)
県立高校で最も守るべき生徒の命がこのような形で失われたことは、本当に重篤な問題である。心からお詫びするとともに、二度と起こることがないように対策を打つべきであると考える。第三者委員会から御指摘いただいた、県教育委員会として安全点検が十分でなかったこと、また、安全を守るための研修が不十分だったことは、まったくそのとおりである。教育委員会として改めて深く反省し、このような事案が二度と起こらないようにしていきたい。既にガイドラインを策定しているが、関係課が学校を訪問したり、安全対策を重視した研修を実施したりといった、対策の具体的な内容を決めた上で、十分な措置を執る必要がある。
(武居委員)
同じ意見である。
(笠原教育長)
本件については、本日の記者会見の場で公表する。
それでは、以上とする。
教育委員会記者会見資料について、総務課長が説明。
午前11時57分、笠原教育長、教育委員会会議の閉会を宣す。