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令和5年11月教育委員会会議定例会の会議録

更新日:2023年12月22日 印刷ページ表示

1 期日

 令和5年11月20日(月曜日)

2 場所

 県庁24階 教育委員会会議室

3 出席者

 沼田翔二朗教育長職務代理者、代田秋子委員、河添和子委員、日置英彰委員、小島秀薫委員

4 事務局出席者

 柿沼輝信教育次長、栗本郁夫教育次長(指導担当)、古市功総合教育センター所長、田中俊行総務課長、高林和彦管理課長、下山裕子福利課長、西村琢巳学校人事課長、春田晋義務教育課長、天野正明高校教育課長、近藤千香子特別支援教育課長、松本佳祝生涯学習課長、橋憲市健康体育課長、角田毅弘総務課学びのイノベーション戦略室長、飯嶌幸義務教育課夜間中学準備室長、上原崇臣総務課次長、井澤悟志総務課行政係長、河内皐総務課主事

5 開会

 午後1時00分、沼田教育長職務代理者、教育委員会会議の開会を宣す。

 傍聴人は1名、取材者は2名であることを報告。

6 教育長の欠席について

 沼田教育長職務代理者が、平田教育長が本日の会議を欠席することを報告。

7 会議録署名人の指名

 沼田教育長職務代理者が今回の会議の会議録署名人に代田委員を指名。

8 議案審議等の一部を非公開で行うことについて

 議案審議に先立ち、沼田教育長職務代理者から、第36号議案及び第37号議案は議会に提出する案件であるため、第38号議案は教育委員会の表彰に関する案件であるため、第39号議案は人事に関する案件であるため、審議は非公開で行いたい旨の発議があり、全員賛成で議決した。

9 傍聴人への資料配付

 傍聴人に対し、以下の資料を配付。

 傍聴人配付資料 (PDF:1.94MB)

10 教育委員会の行事日程

 教育委員会の主要行事日程及び次回定例会議の日程について、総務課長が説明。

11 教育長事務報告

(沼田教育長職務代理者)

 本日は平田教育長が欠席のため、初めに私から報告をさせていただく。

 私がこの1ヶ月間に、教育委員として活動としたことは、大きく三つある。

 一つ目は、11月14日の火曜日に開催された、各教科等授業改善プロジェクトの一環で、中之条小・中学校の算数・数学の授業をリモートで拝見させていただいた。小学生と中学生のそれぞれの授業をリモートで拝見した後に、それぞれの学校の先生方が意見交換をする場にもご一緒させていただいた。

 先生たちが算数・数学の教科が持つ特性を生かしながら、子どもたちが楽しく学べるような授業をしていた。授業の中では、一部ICT機器を使いながら、「これについてどう思うか」ということを先生が子どもたちに問いかけて、子どもたちの意見がリモートのモニターに瞬時に反映されるような形となっており、数学的な学びの面白さを、先生たちが工夫して伝えていたことにとても感動した。

 二つ目は、11月17日の金曜日に、前橋工業高等学校の創立100周年記念式典に出席をさせていただいた。100周年ということで、非常に多くの卒業生の皆さん、そして現役生徒の皆さんによって、記念式典が開催されていた。

 校訓は「高きを仰ぎ、最善を尽くす」ということで、100年にわたって教育活動をされてきたということになる。記念式典の当日の上毛新聞では、前橋工業高等学校の100周年を祝う記事が掲載されていた。3万1000名を超える卒業生のうち、記念式典に出席できなかった卒業生の皆さん、あるいは地域の皆さんに対し、100周年をお祝いするような記事であった。

 最後に三つ目は、11月18日の土曜日に高崎高等特別支援学校の第24回大空祭に参加させていただいた。高崎高等特別支援学校では毎年、大空祭を開催していて、ミュージカル公演が特徴的であるが、これは昨年、代田委員と参加させていただいたので、今年は、午前中の展示販売会に参加させていただいた。

 生徒たちが自分で作った革製品や陶芸品などを、地域の皆さんが買いに来るという形の交流の場となっていて、私は校長や教頭、就労支援員や、PTAの方々とも立ち話をさせていただいた。その中で、やはりこういった交流の場を作り、地域や関係者の皆さんに理解を促していくことが大空祭の役割の一つであり、コロナ禍ではとても大変だったが、今年も開催することができてよかったという話を聞くことができた。

 私からの報告は以上である。ほかに教育委員から意見や報告等があればお願いしたい。

(代田委員)

 私は11月2日に高崎特別支援学校創立50周年記念式典に出席した。この学校は群馬県で初めての県立知的障害養護学校として設立された。私はこの学校を初めて訪問したが、自然の中にあり、敷地がとても広いことが印象的であった。

 記念式典は県立学校の校長など、たくさんの方が出席され、盛大に行われた。生徒会長の挨拶では、児童生徒一人一人の頑張っている様子が紹介された。その中でも、先生と生徒の関係性がとても印象的で、先生と生徒ではあるけども、友達のような関係性がとてもよいと思った。

 その後、安中総合学園高等学校の和太鼓部の演奏があった。最後の演目では、高崎特別支援学校の児童生徒が一緒に演奏していた。皆が楽しそうに、それぞれが自分の出せる力で、精一杯和太鼓を演奏し、頑張っている姿にとても感動した。大迫力の演奏を聴くことができてよかった。

(日置委員)

 私は11月7日に、各教科等授業改善プロジェクトの中学校理科、沼田南中学校の公開授業に参加した。この授業は、班別の実験を通して、位置エネルギーを電気エネルギーに変えるときに、変換効率が100%にならない原因を考えるという内容であった。

 実験データを整理することや、ほかの班の実験結果を授業中に生徒へ知らせるということにおいて、ICTを使って効率よく授業を進めていた。ICT機器にデータを入れると、瞬時に共有されるような形となっており、ICT機器が非常に活躍していて、授業の効率化が進んでいると感じた。ICTの効果的な利用方法における、よい例であったと思う。

 実験してすぐにデータが整理できるため、生徒たちは余った時間で、その実験結果の原因を考えていた。実験のデータを見て、すぐに次の実験のアイデアを考えて、どんどん原因を考察している班が次々に出ていた。ICTを利用した時短によって、しっかりと見直しと振り返りをして、探究するということができており、先生方にとって、素晴らしいモデルになると思った。

 一方で、私は前回の授業を見ていないのでわからない部分はあるが、複雑なデータ、いわゆる実験の生データが多く出てくる中で、それぞれのデータを吟味することなく進めている部分があった。その点は効率化と、効率化の中に隠れてしまった内容について、もう少し検討する余地があるようにも感じた。

 授業の後には、沼田小学校とオンラインで繋ぎ、授業研究が行われた。当日の授業についてだけではなく、探究の各場面について、どのように授業を構想するかということについて、かなり熱く語られており、少し時間が足りていないようであった。教員の働き方改革もあり、限られた時間内で行うということで、授業研究が時間で終わってしまうのは少し惜しいと思う部分もあったが、参加された先生方からはかなりの熱量を感じることができた。

 全体としては、本当に素晴らしい公開授業に参加させていただいたと思う。

(小島委員)

 私は11月10日に、高崎女子高等学校で行われた公開事業に参加させていただいた。テーマは、ICTの活用により、生徒が数学的な見方・考え方を働かせた数学的活動が実現できていたかということであった。

授業の内容は、3次元空間に描かれる曲線や、3次元空間の中での領域といった分野であった。そのため、ICT機器が非常に有効に使われていた。ICT機器の中には授業を支援するソフトウェアが入っており、その中で3次元の曲線を画面で表示できるとのことであった。黒板で3次元の曲線を書くことは非常に難しいと思うが、実際に見てみると、画面上で見事に表示されていた。

 建設業界で例えると、住宅を作る際に、データ上に作られた住宅のデジタル模型をパソコンの画面上で、上から見たり、横から見たり、回転させたりすることができる。それと同じように、授業では3次元の曲線を色々な角度から見ることができていた。ICT機器を使った授業としては非常に有効であり、ICT活用が意味のあることだと身をもって感じることができた。

 また、学校におけるICT機器の活用について感じたことは、もしかすると未来の授業の形式自体を変えていくかもしれないということを考えた。ICT機器を1台持っていたら、自分の机と椅子をいつも固定する必要がないといえる。例えば、民間企業では、社員専用の机と椅子がない、いわゆるフリーアドレスというオフィスの形式となっている企業は多い。同じように、学校でも、教室に来た順番に好きなところに座る形式は可能である。

 さらに言えば、ICT機器さえあれば、学校に来る必要すらなくなるのではないか。以前、オンライン会議に出席した際にも感じたことだが、教室の中にいなくても、ICT機器で授業の内容を表示することもでき、先生が表示している画面を自分で見ることもできる。そうなると、登校する必要はなくなり、不登校の定義もなくなるのではないか。どこで授業を受けても出席として扱うことにすれば、登校しないということは異常なことではなくなり、ごく普通のことになるかもしれない。実際、企業などにおいては、テレワークや在宅勤務としてすでに実施していることである。

 おそらく今後、学校教育のあり方、いわゆる、授業形式で教室に児童生徒を集めるなど、児童生徒が一堂に会するメリットは何か、もう1回考え直す必要が出てくるだろうと感じた。

(沼田教育長職務代理者)

 小島委員に質問がある。久しぶりに学校現場に行って、授業そのものを見たと思うが、ICT以外の部分で生徒同士のやりとりなどはどのように感じたか。

(小島委員)

 今回視察した授業は、班ごとに分かれた形式になっていた。校長先生の話では、班ごとの授業もあり、従来のような教室形式での授業もあるということであった。

 生徒それぞれが皆、ICT機器を持ちながら、隣の人と直接議論している様子を見て、余計に机と椅子を同じ場所に置いておく必要があるのかという思いを強くした。私が授業を受けていたのは50年も前になるため、当たり前ではあるが、授業の形式は昔とかなり異なっており、斬新で面白いと思った。

(沼田教育長職務代理者)

 いつでも、どこでも、誰とでも学べる時代だからこそ、今この瞬間だから、ここにいるから、そして目の前の人と一緒だから学べるというような教育環境は、学校の役割としてますます重要になると感じている。

(小島委員)

 そのとおりで、両方必要であると思っている。だからこそ、教室に集まることの意味も再認識し、集まらなくても学習はできるということも再認識した。

(沼田教育長職務代理者)

 日置委員と小島委員に見学していただいた授業は、数学と理科という、子どもたちからすれば、とても抽象度が高く、苦手意識が高まっていくような教科だと思う。公開授業では抽象度の高い内容を、ICT機器等も活用し、上手に児童生徒たちに伝えながら進められたということが、2人の報告からとてもよく理解できた。

 ほかに委員から意見等があるか。なければ、関係所属長から報告をお願いする。

(1)県立高校1人1台端末のBYOD への移行について (PDF:535KB)

 高校教育課長、資料1により報告。

(2)第29回群馬県特別支援学校児童生徒作品展「ハートフルアート展」について (PDF:1.35MB)

 特別支援教育課長、資料2により報告。

(3)部活動の地域連携及び地域移行について (PDF:76KB)

 健康体育課長、資料3により報告。

(沼田教育長職務代理者)

 ただいまの報告について、委員から質問等はあるか。

(代田委員)

 BYOD への移行について、自分の使いやすい端末になるという部分では、よい取組であると思う。一方、端末の購入に当たっては、金額面での負担が大きくならないよう、保護者の皆さんの理解を得られるようにしていただきたい。

 二点目は、ハートフルアート展について、毎年、児童生徒の発想の豊かさに驚かされているところで、今年も大変楽しみにしている。

 最後に、部活動の地域移行については、主に市町村教育委員会にお伝えをして、進めていただいている状況であると思う。地域のより細かいところに、どういった形で理解を深めていくのか、どのように周知していくのかを教えていただきたい。

(高校教育課長)

 BYOD への移行については、今後、金銭的な補助等も含め、理解が得られるような取組を検討していきたい。

(健康体育課長)

 部活動の地域移行について、県教育委員会からは市町村教育委員会等へ、周知をお願いするところではあるが、併せて、県中学校体育連盟や、各競技団体等への周知も行っており、知事部局やスポーツ協会等を通じ、様々な団体へ周知をお願いしているところである。保護者の方々に対しても、県PTA連合会等とも協力しながら準備を進めているところである。

(代田委員)

 地域といっても学校周辺となると、どんどん狭まっていき、実際に部活動の担い手となり得る人物は限られていくと思う。昔から地域のつながりが強い地区は、地域移行が実現する可能性が高いと思うが、団地やニュータウンなど、ほかの地区から移り住んだ人が多い地区では、地域のつながりという部分でスムーズに進まない可能性がある。

 地区によって部活動の地域移行における格差が出てきてしまうことを少し不安に思ったので、質問させていただいた。

(河添委員)

 BYOD への移行について、保護者で準備することが難しい場合、どうすればよいかと悩むご家庭もあるかと思うが、そんな中、自分の家にある今の端末が使えるのか、どんな条件なら使えるのかというところも明記してあり、とてもありがたいと思っている。
 また、これからは多種多様な端末を授業で活用する学校側、先生方に対し、何か端末のトラブルがあったときに、どういう体制で対応していくかなど、この部分についても今後取り組んでいただきたいと思う。もし、現時点で教職員等への研修などの計画があれば、教えていただきたい。

​(高校教育課長)

 学校現場には、BYOD へ移行となる可能性について、すでに説明は行っている。

 教職員等の不安に対しては、情報担当向けの説明会を開催する予定である。そこで出た意見等も踏まえ、今後も対応していきたいと考えている。

(河添委員)

 部活動の地域移行について、県教育委員会事務局の皆さんが連携をしながら、リーダーシップを持って進めていただき、非常にありがたいと思っている。ただ、報告いただいた内容からは、まだまだこの先クリアしなければならない課題も出ていると理解している。

 資料3の中で、実態把握の方法等で悩んでいる市町村が多いという記載があるが、実際にはどのようなところで悩まれているのか、具体例あれば教えていただきたい。

(健康体育課長)

 どうしても部活動ということで、教職員を対象とした意識調査等は行っているが、実際に部活動の主体となっている子どもたちやその保護者がどう考えているのかについては、まだ把握できていない市町村が多いという現状がある。この点について、どのように進めていけばよいか、市町村から相談があったということである。

 当課からは、項目を例示しながら、生徒や保護者、教職員にアンケート調査を行うことを提案したところである。

(河添委員)

 実態把握の方法というのは、どのように進めていくかということと密接に関連していると思う。つまり、取組がある程度の見通しを持って進んでいれば、おのずと実態把握の方法もわかってくるかと思うので、おそらく市町村教育委員会もまだまだ迷われていて、手探りで進めている状況であるということが見て取れる。

 今後、市町村や知事部局、もちろん県教育委員会でも、地域や各団体にさらなる周知を進めていくということで、非常に期待している。

(沼田教育長職務代理者)

 資料3の地域連携及び地域移行が進んでいる事例で、令和7年度末までの地域移行のビジョンを持っているという記載があり、そういった市町村がいくつかあるというご報告であったが、これらの市町村は、どういう傾向があるか教えていただきたい。

 計画が進められていない市町村は、そもそも部活動への参加数や競技人口が少ないといった、人口減少による影響など、市町村ごとの特性が関係しているのか。

(健康体育課長)

 事例として記載した、推進計画について、案も含めて作成が進んでいる市町村は、比較的コンパクトな市町村が多い傾向がある。大きな市町村では、学校数や生徒数も多く、方向性をしっかりと吟味をして、慎重に検討をしていると思われる。

 多くの市町村では、部活動の地域移行を進めようという気持ちを持って取り組んでおり、当課にも相当な数の相談が来ていることから、全く手をつけていないということではなく、どの市町村も何かしら動こうという状況である。

(日置委員)

 私も部活動の地域移行について、統括コーディネーターが県教委にいることで、各市町村教委も非常に助かっていることであろうと思う。

 実際に進めていくには、学校、保護者、主体となる生徒、地域のスポーツクラブ等の団体が中心となると思うが、その中では特に生徒への実態把握が進んでいないという理解でよろしいか。

(健康体育課長)

 地域にどういったスポーツクラブや競技団体があるかという実態は、ある程度把握できているところだが、生徒たちがどう考えているのかというニーズを把握した上で進めていく必要があるということで、まだ悩んでいる市町村があるということである。

(日置委員)

 逆に言えば、スポーツクラブや競技団体の実態としては、協力することはやぶさかではないようであり、積極的に協力したいという団体も出てきているということか。

(健康体育課長)

 協力的な団体もあるが、競技団体等の中には、現役の競技者として関わっている方々が多い団体もあり、その状況で中学生を指導できるかというと、必ずしもマッチングができないという課題はあると捉えている。

(日置委員)

 まだ多くの課題があり、地域によって違うのだろうとは思うが、全体的に一番の課題となりそうなことは、学校と競技団体等のマッチングであると考えてよろしいか。

(健康体育課長)

 やはり、指導者をどう確保していくかというところは、一番の課題であると感じている。

(沼田教育長職務代理者)

 そもそも、地域ごとあるいは学校ごとに、どの部活がどれぐらいあり、どのぐらいの生徒たちが参加しているのかという数字は把握されているものなのか。

(健康体育課長)

 県全体としては把握できていないが、それぞれの市町村教育委員会において、管理している学校の部活動数、生徒数、どういった地域の競技団体等があるかを把握している市町村もある。

 この競技であれば、ここのスポーツ少年団にお願いできるといったことなどを進めている市町村も実際にあるので、そういった事例を県教委として紹介したいと考えている。

(沼田教育長職務代理者)

 学校と競技団体等のマッチングの部分が課題であるとしたら、現状、地域にどういう部活動があるかなどの情報について、地域社会や競技団体等が把握することで、スムーズなマッチングに繋がるのではないか思う。部活動に関する情報の取りまとめは市町村教育委員会で行うとのことだが、この部分は重要であると感じる。

(小島委員)

 先ほどの公開授業の話とも重なるが、BYOD への移行の報告を聞いた感想を申し上げる。群馬県では他県に先駆けて、1人1台端末の貸与を行っている。公開授業では多くの先生が視察しており、非常に熱心にICTを活用した授業の方法を勉強されていた。

 せっかく他県に先駆けて、端末の貸与を行ったのであれば、ICT機器を使ってどういった授業ができるのか、どんどん先駆的な授業を行い、文部科学省に事例として提供するような取組をした方がよいのではないか。

(沼田教育長職務代理者)

 実際にそのICT機器等を活用した、高校における授業のあり方の変化、学び方の変化、その実態を取りまとめるようなことは行っているか。例えば、保護者の皆さんや、それぞれの教科の先生方にお示しするような動きはあるか。

(高校教育課長)

 昨年度、ICT機器等を活用した各教科の先進的な事例を集めて、合計100以上の事例についてまとめ、学校に配布している。

(沼田教育長職務代理者)

 群馬県は他の都道府県に比べ、ICT活用の分野は相当進んでいる。例えば、令和6年度中に端末貸与をする県もあると思う。その知見を取りまとめ、小島委員に報告いただいたような数学の授業での活用など、ICT機器の様々な活用方法、ICT機器を利用した様々な学び方があるということを、中学3年の生徒や保護者の皆さんにお伝えすることで、その取組をさらに加速させるのがこのBYODであるという前提を発信できれば、さらに理解を得やすくなるのではないか。

(高校教育課長)

 その視点は非常に大事なことである。

(沼田教育長職務代理者)

 ほかに質問等はあるか。なければ、教育長事務報告は以上とする。

12 議案審議(非公開)

 ここで、平田教育長から、これからの審議は非公開で行う旨の発言があり、傍聴人及び取材者は退室した。

第36号議案 臨時代理の承認について(令和5年度群馬県一般会計補正予算(教育委員会関係)について)

 総務課長、原案について説明

 異議なく、原案のとおり承認

第37号議案 臨時代理の承認について(群馬県公立学校職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例について)

 学校人事課長、原案について説明

 異議なく、原案のとおり承認

第38号議案 令和5年度優良PTA群馬県教育委員会表彰について

 生涯学習課長、原案について説明

 異議なく、原案のとおり決定

第39号議案 教職員の人事について

 学校人事課長、原案について説明

 異議なく、原案のとおり決定

13 教育委員会記者会見資料について

 教育委員会記者会見資料について、総務課長が説明。

14 閉会

 午後2時6分、沼田教育長職務代理者、教育委員会会議の閉会を宣す。


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