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令和6年度(2024年度)教育委員会運営方針

更新日:2024年4月1日 印刷ページ表示

 群馬県教育ビジョン(第4期群馬県教育振興基本計画)が掲げる目標である「最上位目標」及び「群馬の教育が目指す学習者像」の実現に向けた様々な事業を、「目標実現のために持ち続ける視点」及び目標とのつながりを意識しながら進めます。

 令和6年度(2024年度)は、児童生徒や教職員のエージェンシー向上、多様化・複雑化・深刻化する児童生徒の支援や課題への対応、それを支える教職員の働き方向上などに係る施策や、それらに必要な体制や設備の整備等に重点的に取り組み、計画を着実にスタートアップさせて、児童生徒・教職員・県民一人一人と社会のウェルビーイングに向けた、より良い群馬県の教育の実現を図ります。

 その中でも、以下の事業に特に力を入れていきます。

 「非認知能力の評価・育成」について、研究者、教育実践者、群馬県教育委員会・学校関係者から構成される「専門家委員会」を引き続き設置し、助言を受けながら、指定校での実践研究や、令和5年度(2023年度)に群馬県が日本の自治体として唯一参加したSSES(OECDが実施する社会情動的スキル(感情のコントロール、他者との協働、目標の達成といった力)に関する調査。)の結果分析や活用方法について検討を行い、「群馬モデル」の作成に向けた具体的な取組を開始します。

 「不登校児童生徒等への支援の充実」について、不登校で悩む児童生徒、保護者、教職員からの相談に対応し、関係機関へつなぐ総合窓口となる「心と学びのサポートセンター『つなぐん』」を総合教育センター内に開設します。関連事業を集約するとともに、オンラインによる学びの場を提供するなど、学校外の支援の充実と切れ目のない支援を推進します。

 また、不登校児童生徒等への学習支援や居場所づくりなどの支援の充実を図り、児童生徒が自ら社会とつながろうとする力を高められるよう、フリースクールに対する事業費補助を実施します。

 更に、スクールカウンセラー及びスクールソーシャルワーカーの配置により、悩みや課題を抱える児童生徒の支援を推進します。

 「教職員の働き方向上」について、市町村立学校にはスクール・サポート・スタッフを、県立学校等には会計年度任用職員を事務補助者として配置し、教員が、児童生徒に対する学習や生活に係る「本来の」業務に専念できる環境を整えます。

 また、高校入試の出願や採点を電子化するとともに、県立特別支援学校・県立高等学校及び中等教育学校における校務支援システムの導入・更新を通して、県立学校のDXを加速させます。

 「インクルーシブ教育の推進」について、障害のある子もない子も同じ場所で共に学ぶための「インクルーシブな学校」のモデル校設置に向けた調査研究を実施するとともに、保護者・学校現場・県民等への理解促進を図る取組を進めていきます。

令和6年度群馬県教育委員会運営方針 (PDF:540KB)


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