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令和6年度公立高等学校入学者選抜結果について

更新日:2024年4月19日 印刷ページ表示

【全日制課程・フレックススクール】

1 実施状況について

(1) 募集定員

 11,757人

(2) 志願者数

 11,907人(うち「外国人生徒等入学者選抜」による志願者数52人)

(3) 受検者数

 11,765人

(4) 合格者数

 10,994人(うち「再募集」における合格者数121人)

2 学力検査について

(1) 出題方針について

 令和5年度公立高等学校入学者選抜まで実施してきた前期選抜と後期選抜における出題方針を引き継ぎつつ、中学校学習指導要領の趣旨を踏まえ、知識及び技能とともに、それらを活用して課題を解決するために必要な、思考力、判断力、表現力等をより重視して出題した。

(2) 学力検査結果

 受検者平均点:265.6点(昨年の後期選抜は292点)

 合格者平均点:273.3点(昨年の後期選抜は295点)

 *各教科100点満点、各教科間で傾斜配点を行った場合も100点満点で集計した。

(3) 各教科の分析

ア 国語

 出題に当たっては、中学校までに学習する基礎的・基本的な内容を重視し、語彙や文法事項等のほか、文章を的確に読み取る能力や、読み取った内容や自分の考えを適切に表現する能力などについて問うことができるよう配慮した。特に、複数の文章を読み比べたり、データや会話文を参考にしながら記述したりするなど、より具体的な場面での国語の力を問うことができるような出題とした。

受検者平均点:60.2点(昨年の後期選抜は64.5点)

大問ごとの平均点(国語)

大問番号(配点)

受検者の平均点

大問1(28)

14.6

大問2(17)

8.6

大問3(16)

12.3

大問4(20)

10.5

大問5(19)

14.2

*一部の学校においては、大問間の配点を変更している場合もある。

イ 数学

 出題に当たっては、計算技能、数学の知識に関する概念的な理解、思考力、判断力、表現力等を問う問題など、各学年・各領域にわたってバランスよく問えるよう配慮した。また、数学的な見方や考え方を働かせて身近な事象から問題を見いだしたり、一度解決した問題を振り返って発展的に課題を発見・解決したりするなどの「数学的活動」を重視した出題とした。

受検者平均点:52.8点(昨年の後期選抜は59.5点)

大問ごとの平均点(数学)

大問番号(配点)

受検者の平均点

大問1(41)

28.5

大問2(9)

4.7

大問3(19)

6.7

大問4(13)

9.4

大問5(18)

3.5

*一部の学校においては、大問間の配点を変更している場合もある。

ウ 英語

 出題に当たっては、各領域(「聞くこと」、「話すこと」、「読むこと」、「書くこと」)全般にわたる内容について、理解力や表現力を問うことができるよう配慮した。リスニング問題の一部において流れる音声を1回のみとすることで、より日常的なコミュニケーションにおける「聞く力」を問うことができるような出題とした。また、複数の技能を統合して活用する力についても問えるよう配慮した。

受検者平均点:44.9点(昨年の後期選抜は58.8点)

大問ごとの平均点(英語)

大問番号(配点)

受検者の平均点

大問1(9)

6.3

大問2(19)

11.4

大問3(9)

5.0

大問4(15)

6.5

大問5(15)

7.2

大問6(17)

5.0

大問7(16)

3.6

エ 社会

 出題に当たっては、中学校における平素の学習の成果が生かせるよう、各学年・各領域における基礎的・基本的な内容を問うとともに、「基礎的・基本的事項を相互に比較・関連付け、幅広く考える力」や、「図表、写真、グラフ等の統計資料や歴史資料などを読み取り、自分の考えをまとめ、文章で表現する力」を重視した。また、よりよい社会の形成に主体的に参画しようとする態度を身に付けることを意識し、実社会との関わりも重視して出題した。

受検者平均点:54.0点(昨年の後期選抜は54.4点)

大問ごとの平均点(社会)

大問番号(配点)

受検者の平均点

大問1(16)

8.3

大問2(14)

8.7

大問3(15)

9.0

大問4(15)

6.7

大問5(14)

6.9

大問6(13)

7.5

大問7(13)

6.9

オ 理科

 出題に当たっては、基礎的・基本的な内容及び身近な題材を基にした観察や実験を重視するとともに、データや図表を読み取る力や、観察や実験などから得られた結果を分析し表現する力を問うことができるよう配慮した。特に、得られた結果を比較したり、関連付けたりするなどして、科学的に探究する力を問うことができるような出題とした。

受検者平均点:57.5点(昨年の後期選抜は55.2点)

大問ごとの平均点(理科)

大問番号(配点)

受検者の平均点

大問1(22)

14.4

大問2(19)

15.4

大問3(20)

10.4

大問4(19)

8.2

大問5(20)

9.0

(4) 総括

 (1)で示した出題方針に基づき作成した学力検査問題に対して、中学校からは、「普段の生活の中で教科の考え方を活用したり、根拠に基づいて自分の考えを表現したりする力が求められており、今後も、より一層そうした点を意識した授業を展開していく必要があると感じた」といった意見が寄せられた。高等学校からは、「知識だけでなく、思考力を求める問題であった」という意見や、「複数の情報を読み取り、それらから考察を深めることを求める問題となっていた」といった意見が寄せられた。今回の学力検査の状況を踏まえ、生徒に育成すべき資質・能力を再確認するとともに、中学校及び高等学校における各教科の指導に生かされることが期待される。

 今後の学力検査問題についても、引き続き、中学校における平素の学習の成果が生かされるよう、基礎的・基本的な事項を中心として出題するとともに、身の回りのことがらに関連付いた課題に対して、各教科の見方・考え方を働かせて考察するような学習過程を重視した出題となるよう配慮していきたい。

参考資料

 令和6年度群馬県公立高等学校入学者選抜学力検査教科別得点分布(受検者)

 令和6年度群馬県公立高等学校入学者選抜 学力検査教科別得点分布(受検者)の画像


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