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令和7年4月教育委員会会議定例会の会議録

更新日:2025年6月25日 印刷ページ表示

1 期日

 令和7年4月21日(月曜日)

2 場所

 県庁24階 教育委員会会議室

3 出席者

 平田郁美教育長、河添和子教育長職務代理者、日置英彰委員、小島秀薫委員、中澤由梨委員、宮坂あつこ委員

4 事務局出席者

 高橋正也教育次長、古市功教育次長(指導担当)、西村琢巳総合教育センター所長、小林謙五総務課長、角田毅弘管理課長、酒井隆福利課長、角田義行学校人事課長、佐野美幸義務教育課長、高橋章高校教育課長、池田克弘特別支援教育課長、都丸要生涯学習課長、山田知利健康体育課長、鈴木智行総務課学びのイノベーション戦略室長、高井俊一総務課次長、代田英敏総務課補佐(行政係長)、高田和樹総務課主幹

5 開会

 午後1時05分、平田教育長、教育委員会会議の開会を宣す。

 傍聴人は2名、取材者は3名であることを報告。

6 会議録署名人の指名

 平田教育長が今回の会議の会議録署名人に中澤委員を指名。

7 議案審議等の一部を非公開で行うことについて

 議案審議に先立ち、平田教育長から、第9号議案は事務局等の人事に関する案件であるため、第10号議案は附属機関の委員の任免等に関する案件であるため、第11号議案は審査請求に対する処理方針に関する案件であるため、審議は非公開で行いたい旨の発議があり、全員賛成で議決した。

8 教育委員会の行事日程

 教育委員会の主要行事日程及び次回定例会議の日程について、総務課長が説明。

9 教育長事務報告

(平田教育長)

 初めに私から一言申し上げる。

 年度末の人事異動について、まず事務局人事につきまして、令和7年度も、群馬県教育ビジョンに掲げた目標の実現に向けた取り組みを進めるために、学校現場と連携の強化を図りつつ、職員の適正意欲を生かし、能力を最大限に発揮できるよう、適材適所の観点から人事配置を行った。

 知事部局との交流、また学校との交流等があるが、いずれも非常に優秀な者たちが集まってくれたと思っている。

 一丸となって頑張って参るので、よろしくお願いしたい。

 次に学校人事について、こちらも群馬県教育ビジョンの実現に向けた教育活動の充実と各学校の教育課題の解決を図るために、全県的な立場から、広域的な人事交流に努めた。

 全体の異動希望は4228件、前年度から353件の増、うち事務局の異動件数は313件で、前年度から2件の減となっている。異動比率29.7%となった。

 こちらも、それぞれの学校の課題や特徴に照らし、是非この方にという人を各学校に配置した。

 各学校でこれまで以上に、すてきな教育展開をしていただくよう、大変期待しているところである。

 続いて、私は3期目を仰せつかることになった。

 また3年大変お世話になるが、よろしくお願いしたい。

 初めに少し時間いただき、抱負について話をさせていただきたい。

 まず、1つ目が教育ビジョンの理念の実現のための取り組みを加速していくということである。

 自分で考え、自分で決めて自ら動き出す、この主体性を育む教育というのは、自らの責任で決めて動き出すため、ある意味、他の人との衝突が起きたときに、対話を通し、双方にとって良い道を探っていくという力も併せてつけることになる。すなわち主体性ということである。

 例えば、これまで私たちはよかれと思って道を引いてあげ、子どもの手を引っ張ってあげて、あるいは他者との衝突においても、大人が解決してあげようとしたところがあったかと思う。もちろんそういったことが必要な場面もある。ただ、予測の出来ない状況が増していく中で、その先に、子どもの幸せが、あるかというとなかなか難しいと思う。

 ある場合ももちろんあると思いますが、その時、その時で子どもが自分で考え自分の責任で選び、自分で動き出して、他者との対話を通して共に道を探っていくということが、非常に大切になると思う。

 教育ビジョンでは、子どもはもともと伸びる力を持っている。だから、子どもを信じて、子どもに任せていこうということが繰り返しうたわれているが、今後とも、子どもを信じて、子どもに任せて、その主体性を育む、取り組みを実現させていきたいと思う。

 各学校では校長先生のリーダーシップのもと、先生方が自校の特徴を生かして、子供を巻き込んで、そして様々な取り組みが進んでいる。想定したより早いスピードで、各学校で取り組みを進められており本当にありがたいと思う。

 今後とも一層、学校を支援して、県教委自体の取り組みを進め、それを発信していきたいと考えている。

 2つ目として、県教委としても特徴的な3つの教育機関が昨年度スタートしたと考えている。

 1つ目が未来共創中学、夜間中学。

 2つ目がつなぐんにある「つなサポ」。

 そして新生沼田高校である。

 この未来共創中学や「つなサポ」は、多様な学びの場、多様な学び、学び方、学ぶケースを、子ども自身が自分の責任で選ぶという理念のもとに行われている。

 いずれも先生方の大変な尽力と、関係課の頑張りにより、すてきな、多様な学びが作られたと思っている。

 例えば、夜間中学では、自ら学びたいと思ったときの生徒のその力強さであったり、つなサポでは、人は皆、繋がりたいと思っており、そして繋がる力を持っているから、その力を呼び覚ます仕掛けが必要なのだということを感じさせてもらった。

 次に沼田高校については、県教委が支援をしながら、生徒と教職員が一緒に作った学校であると思う。

 これがまさに教育ビジョンに掲げる目標に一致した、新生沼田高校が出来たと思っている。

 その際に教育内容と施設設備を一緒に作るということを、高校教育課、学校そして管理課が協力して行った。

 これもとても良かったと感じている。

 生徒の主体性が、まさに継志式に現れていた。本当に素晴らしい学校ができたと思う。

 今後、公立高校のさらなる魅力化につなげていきたいと考えている。

 各校でも本当に色々な取組を行っており、今年の展開もとても楽しみなところである。

 次に、それを支えるものとして、教員が働きやすく、働きがいのある職場づくりに取り組んでいきたいと思う。

 このビジョンの実現には、教職員が働きやすくて働きがいのある職場にしていくことが肝心であると思っている。

 教職員が生き生きとしている学校は、子どもも生き生きと自由に自己を表現している。

 県の教職員対象のストレスチェックの結果からは、適正な業務量とともに、同僚からの支援、上司からの支援が得られて、そして自らの裁量で業務を行えるということが、最もストレス値の低いことと関係しているという結果が出た。

 教職員の多忙化解消に向けた協議会から出していただいた「提言R7」にもそのことがうたわれているが、業務の縮減を進めるとともに、同僚性の高い、つまり心理的安全が教職員にとって保たれ、気軽に相談が出来て、小さな挑戦を互いに応援し合い、支え合い、学ぶような職場づくりに取り組んでいきたいと思っている。

 このことが、子どもに豊かな、主体性を育む、豊かな学びを届けていくことになると思う。

 3期目となったものの、まだ力不足ではあるが、教育委員会事務局一同、また各学校と一緒になって、取り組みを進めていきたいと思うので、どうぞよろしくお願いいたしたい。

 以上である。

 次に、主な出席行事についてである。

 県立学校の入学式について、4月7日の中央中等教育学校に中澤委員、館林特別支援学校に宮坂委員、そして、8日の桐生工業高校に川添委員、高崎東高校に日置員、松井田高校に小島委員にそれぞれご出席いただいた。

 各委員からご報告いただければ大変ありがたい。

 また、先日14日には、公立高等学校長、公立中等教育学校長、県立の特別支援学校長会議に、各委員にご出席いただき、皆様方から、とても大事なお言葉を頂戴した。

 私からは以上である。

 次に、各教育委員より、意見や報告等をお願いしたい。

(河添委員)

 私の方からは3点、報告をさせていただきたい。

 1点目先ほど教育長からあったように、沼田高校・沼田女子高校、新沼田高校の継志式に3月20日に参加をさせていただいた。

 両校の生徒の皆さんの進行や継志の言葉、それから校旗の引き継ぎ等をしっかりと自分ごととして関わっていることが伝わってきて、改めて、生徒の皆さんの高い志や、その姿に頼もしさを感じるとともに、今後の沼田高校の未来が本当に楽しみであると感じた。

 生徒の皆さんをはじめとして、保護者の皆さん、それから同窓会の皆さん、さらには地域の皆さんの思いを大切にされ、校歌の制作や継志式の開催に至るまでのご準備やご指導に関わった、両校の校長先生をはじめとする先生方など、すべての皆さんに感謝を申し上げたい。

 生徒の皆さんが、こうして新沼田高校となる機会に立ち会うのは、一生に一度のことである。その中で、この機会を自分ごととしてとらえ、真剣に、学校とは、伝統とは、それを生かしていくこととはどういうことかを考えるきっかけとなり、実行することができた。沼田高校と沼田女子高校の皆さんは、本当に大切な学びの機会となったと思っている。

 ぜひ、新高校でこの経験をさらに生かし実行していくその価値を、思う存分に発揮することを期待している。

 2点目は、4月8日に桐生工業高校の入学式に参加をさせていただいた。

 私の地元でもあり、歴史と伝統あるすばらしい高校である。

 校長先生やPTA会長様、そして同窓会長様の祝辞は、今日から始まる子供たちの3年間の歩みの大切さや、人生の先輩として心がけていって欲しいことなど、多くの皆さんの期待に溢れた話であった。また、それを受けた新入生の代表の言葉も決意に溢れており、とても立派な式であった。

 学習習慣の定着や、ルールを守り、人を思いやる意思を伝えるコミュニケーションの力などについて、しっかりと伝えていた校長先生、挨拶と返事も含めて、桐工のよさを、伝統として引き継いでいくことのすばらしさ、全国各地に支部を持つ同窓会の皆さんの大きな期待、それを生徒皆さんが大切に思い、それを感じ取っている、そんな様子が伝わってきて嬉しく思った。

 最後に、4月14日に、県立学校の校長先生方の集まりに参加をさせていただいた。

 多様化、複雑化、困難化する学校現場で、様々な特性を持つ一人一人の成長に向けた、主体性を育む教師の支援、指導のあり方は、より高度になっている。

 子供たちのよりよい成長ウェルビーイングに向けて、一人一人が安心して特性や良さを生かせる、エージェンシーを発揮できる環境、特に日々、伴走者として関わる教職員が、よりよいコンディションで指導支援に当たる教育環境が欠かせない。教育は人である。ぜひ、教職員のウェルビーイングに向けて、共に力を尽くして参りましょうと、お伝えさせていただいた。以上である。

(日置委員)

 私からは4月8日に、高崎東高校の入学式に列席しましたので、それについて報告させていただきたい。

 この日は桜満開、気温も上がって春爛漫の、まさに入学式日和という日だった。

 新入生は161名、42回目の入学式ということである。徳江校長先生からは、高崎東高校が掲げる教育目標である「誠実・賢智・健康」について、具体的なお話をされた後に、自分で考え、自分で決めて、自分で動き出すという、群馬県の教育ビジョンについて主体的に行動することの大切さについて、強調されてお話されていた。

 同窓会長からは、祝辞を準備するためにAIで「高校生活で大切にすること」を聞いてみたところ、同じ質問をしても、何度も色々な答えが出てきたということだった。色々な人の言説を聞くのも大事だが、最後は自分でよく考えて行動することが非常に大事だということを話しておられた。

 PTA会長の祝辞でも、物事を自分ごととしてとらえることの大切さを話されており、3名の方が群馬県が今掲げているエージェンシーを発揮することが大切だということを伝えていたことが非常に印象的だった。以上である。

(小島委員)

 私も4月8日松井田高校の入学式に参加した。

 同窓会長は、今回の入学式の入学生数が28人であったので、「こんなに少なくなってしまった」と何度もおっしゃっており、やはりこれから少子化になっていく過程では、難しいなという印象を持った。

 それと安中市長が来賓の挨拶の中で、教育委員会から教育委員さんに来ていただいてというような、過分なお言葉をいただき大変光栄であった。

 生徒の代表の宣誓では、松井田高校は、「ハートフル松高」というスローガンのもとで、ボランティア活動に積極的に参加していることから、我々もボランティア活動等に一生懸命務めたいということを、お話されていた。以上である。

(中澤委員)

 私は、4月7日に中央中等教育学校の入学式に参加させていただいた。

 中央中等教育学校は、選抜で入学されるということで、新入生の緊張感や期待感、さらには憧れを胸に入学しくる様子が伝わってくるような式だった。

 校長先生からは、1年生と6年生では体格も子供と大人ぐらいに違う。そのぐらい学年が違う人との関わりもあり、それが刺激になっているとのことであった。体育祭を全員でやったり、オーケストラも1年から6年生までが一緒に演奏して、憧れの先輩のすばらしい演奏を見て育つということをやっているということであった。このように6年間の中高一貫の長所を生かすということを校長先生も意識していることは、非常に素晴らしいと思った。

 また、中央中等教育学校は、地球市民としての日本人の育成を目指している。これは、日本人としてのアイデンティティーを持ちつつ、地球のことを考えるという世界の視点を忘れず、そこを見て、教育をしたいというビジョンであり、そのことが色々な場面でのお話に含まれていた。

 皆さん、そのような教えを日頃から受けており、またグローバルな先生もいらっしゃるので、毎日の教育の中でそういうことを考えるようにしているところが感じられ、私も非常に勉強になった。以上である。

(宮坂委員)

 私からは、4月7日の館林特別支援学校の入学式の出席について、報告をさせていただく。

 校長先生は、岡田先生という女性の校長先生だった。

 まだ新しく着任したばかりで、分かっていないと謙遜していたが、前任校である聾学校と特別支援学校の違いを色々感じられているようであった。館林特別支援学校は、知的と肢体の生徒が多く、小学部が10名、中学部が10名、合計20名の入学のお子さんが在籍していた。

 校長先生とのお話では、5分前まで好きにしてよいなど、その子らしく、どのようなスタイルでもよいとしていたということが印象に残った。

 また、校歌のプレートがすごくかわいらしくて印象的だった。

 さらに返事をしたら、みんなが拍手をするということも、良いと思った。

 どんな子であれ、寝転がっていようが、飛び跳ねていようが、耳を塞いでいようが、拍手をしながら、全ての先生が笑顔で、その子たちを迎えるというムードがすごくすてきだと思った。

 一方、岡田先生からは、東毛地区の課題として、今後は障害プラス外国籍の子たちへの対応の検討が必要との話があった。

 ポルトガル語、中国語、スペイン語、ベトナム語が必要となるが、特にベトナムの方が増えてきているということであった。

 さらに、コミュニティスクールも始まるというところであったので、それについても一生懸命にやっていきたいとおっしゃっていた。以上である。

(平田教育長)

 以上で、教育長事務報告を終わらせていただく。

 それでは、関係所属長から報告をお願いする。

(1)令和7年度公立高等学校入学者選抜結果について

 高校教育課長、資料1 (PDF:181KB)により報告。

(2)令和7年度県立特別支援学校高等部入学者選抜等結果について

 特別支援教育課長、資料2 (PDF:58KB)により報告。

(3)心と学びのサポートセンター「つなぐん」について

(4)教職員のための相談窓口について

 総合教育センター所長、資料3 (PDF:1.36MB)資料4 (PDF:1.36MB)により一括して報告。

(平田教育長)

 ただいまの報告について、委員から質問等はあるか。意見などもあったら、ぜひお願いしたい。

(日置委員)

 総合教育センターで行っている、この教職員のための相談窓口のことで伺いたい。

 これは、初任者から採用5年目までが対象であるとのことだが、臨時的任用の方はどうなっているのか。

(総合教育センター所長)

 今のところ、臨時的教員に特化したものではないが、実際には電話相談やメール相談で、臨時的任用職員の相談も来ている。

 これについては、総合教育センターとして検討しなくてはならないと考えている。

(日置委員)

 臨時の方は、初任研もそのプログラムもないので、いろいろ相談窓口を設置した方がよいと考える。

(平田教育長)

 これは非常に大事な点で、子どもにとっては正規職員であろうと、地公臨の先生であろうと同じである。

 しかも、研修等がないので、なおご不安を抱えられる方が多いと思う。

 まずは繋がってもらうことで、そこから色々なアドバイスも出来ると思う。地公臨の方には、どのようにこの情報を提供しているのか。

(総合教育センター所長)

 基本的には、このパンフレットを使い、校長先生から話をしている。

(平田教育長)

 特に若い経験のない方は、校長先生からとなると一段階置いてしまうので、採用時にこの情報が届くような仕組みがあると良いと思う。

(日置委員)

 臨時的任用の方の最初の研修は6月ぐらいに開催されており、それも、希望の者だけということである。最初は服務規程などがある。特に新卒ですぐに臨時的任用された方というのは、部活なども担当しているので、6月までに1度は研修を行った方が良いと感じている。

(平田教育長)

 地公臨の方々をどうやって支えていくかというのは、これからものすごく大事なことだと思う。総合教育センターや学校人事課、さらには教育次長に考えていただければと思う。

 他に何か意見はないか。

(河添委員)

 初任者から採用5年目までの相談窓口については、非常にありがたいと思っている。

 最近、若手の方で、途中退職等をされる方が、やや多い気と感じている。

 相談窓口での相談を希望する先生も多いと思う、こうした相談を学校等で行うことが出来れば良いが、相談したいという環境がないと相談できない。非常に有り難いことである。

 さらに適切な相談が受けられる関係部署や機関等に紹介をされるケースなど、この次の段階に進んでいかれる先生や、大変悩みが深い先生もいると思う。先ほどの相談件数のうち、それらはどのような割合であったか。

(教育次長(前総合教育センター所長))

 この教職員のための相談窓口を開始し2年経過したところである。一番多いのは、初任者であれば相談係が相談を受けておき、その方が初任者研修等に来た際に、センターの指導主事が具体的な相談に乗ったり、アドバイスをしたりというケースが多い。

 相談の内容としては、通常の電話相談等と違い、例えば学級経営のコツが分からないとか、教科指導の自信をなくしたとか、成績処理の仕方で学年主任に何か言われたといったケースが非常に多い。

 そのため、指導主事がフォローするようなケースで、大分立ち直れたということはある。

 それ以外の専門的な相談機関等に紹介したケースは、私が把握している2年間では、件数としては多くない。このほか、市町村教育委員会にその情報提供を伝えたり、見守ってもらえる体制を作るような、そのような形の関係機関との連携を行ったケースが多い。

(平田教育長)

 対面で指導主事に対応していただいているケースなどもあり、初任者等については退職者が減っているところである。また各学校に相当フォローをお願いしているところが、少しずつ身を結んでいると思う。

 ただ、おそらく今後はミドルリーダーのところに相当負担がかかると思うので、その支援なども検討する必要があると考えている。

(中澤委員)

 つなサポについて伺いたい。

 昨年度が101名の登録だったということで、本当にニーズがあるものであり、また先生方が何らかの学習環境につなげるということをやった成果ではないかと思い、本当にすばらしいことであると感じている。

 3月の時点で1度見直しを行い、次年度にどのように過ごすかということを、本人に1度考える機会を、持ってもらうというシステムにしたことは、先生方にも勇気が要ることであると思うし、貴重なことであると思う。

 新年度で46人の登録ということであったが、以前、通っていたけど今は通わなくなった子をどのようにフォローアップしたり、把握するのか。また年度の切れ目で、つなサポを使わなくなった子たちを、どのように把握するのかを教えていただきたい。

(総合教育センター所長)

 切れ目については、1度退所し、復帰できた子等もいるが、本人が考える1つの機会になるということもあり、対応について確認している。

 4月14日時点で27名だったが、現在は40名となっている。

 登録はするが、来ることができない子もいることから、本人にどうするかを確認する。

(平田教育長)

 昨年から始まったことなので、今年が初めてになる。

 昨年と比べてのータはないので、すべて手探りでやっていくことだと思う。

 自分で自分の学びを、自分の責任で決めるっていうことはすごく大事なことであり、無理やり登録したからといって、本人に来る気がなければとなってしまう。一方で、どこにも繋がりにくいという状況を考えたときには、どの程度してあげるかというところも、実は大事な点になる。つなサポの先生たちは非常に経験豊富で、上手にやっていると思うが、今後も所長からも気にかけていただきたい。

 以上で、教育長事務報告を終了する。

10 議案審議

第1号議案 臨時代理の承認について(公立学校職員の失業者の退職手当支給規則の一部を改正する規則について)

 福利課長、第1号議案原案 (PDF:390KB)について説明

 異議なく、原案のとおり承認

第2号議案 臨時代理の承認について(群馬県学校職員の勤務時間、休暇等に関する規則の一部を改正する規則について)

 学校人事課長、第2号議案原案 (PDF:322KB)について説明

 異議なく、原案のとおり承認

第3号議案 臨時代理の承認について(群馬県公立学校等会計年度任用職員の勤務時間、休暇等の基準に関する規則の一部を改正する規則について)

 学校人事課長、第3号議案原案 (PDF:244KB)について説明

 異議なく、原案のとおり承認

第4号議案 臨時代理の承認について(群馬県公立学校職員の初任給、昇格、昇給等の基準に関する規則の一部を改正する規則について)

 学校人事課長、第4号議案原案 (PDF:575KB)について説明

 異議なく、原案のとおり承認

第5号議案 臨時代理の承認について(群馬県公立学校職員の給与の支給に関する規則等の一部を改正する規則について)

 学校人事課長、第5号議案原案 (PDF:970KB)について説明

 異議なく、原案のとおり承認

第6号議案 群馬県教職員退職年金及び退職一時金給与規則の一部を改正する規則について

 福利課長、第6号議案原案 (PDF:248KB)について説明

 異議なく、原案のとおり決定

第7号議案 公立学校職員退職手当支給規則の一部を改正する規則について

 福利課長、第7号議案原案 (PDF:303KB)について説明

 異議なく、原案のとおり決定

第8号議案 令和8年度使用義務教育諸学校の教科用図書の採択に関する諮問について

 義務教育課長、第8号議案原案 (PDF:144KB)について説明

 異議なく、原案のとおり決定

11 議案審議(非公開)

 ここで、平田教育長から、これからの審議は非公開で行う旨の発言があり、傍聴人及び取材者は退室した。

第9号議案 臨時代理の承認について(事務局等職員の人事について)

 総務課長、第9号議案原案について説明

 異議なく、原案のとおり承認

第10号議案 臨時代理の承認について(令和7年度群馬県教科用図書選定審議会委員の委嘱及び任命について)

 義務教育課長、第10号議案原案について説明

 異議なく、原案のとおり承認

第11号議案 審査請求に対する処理方針について

 高校教育課長、第12号議案原案について説明

 異議なく、原案のとおり決定

12 教育委員会記者会見資料について

 教育委員会記者会見資料について、総務課長が説明。

13 閉会

 午後2時12分、平田教育長、教育委員会会議の閉会を宣す。


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