1 日時
令和8年6月5日(金曜日) 13時30分から16時00分
2 場所
群馬県立館林商工高等学校
3 出席委員
7名(加藤委員(会長)、飯野委員、田中委員、村上委員、大嶋委員、蓑輪委員、橋爪委員)
4 次第
- 開会
- 群馬県産業教育審議会会長挨拶
- 群馬県教育委員会教育長挨拶
- 学校概要説明(群馬県立館林商工高等学校長)
- 授業・施設・設備等視察
- 生徒活動発表
「青春を灯すモノづくりの共創 ~地域連携による共育~」
生産システム科機械システムコース3年 課題研究「館林食文化継承班」
「生コン業界PRと桜を守る環境啓発」
商業科2年生ビジネス研究部
- 審議
「地域や産業界と連携した実践的な職業教育の在り方について
~これからの産業界を支える人材に必要な資質・能力の育成に向けて~」
- 閉会
5 議事概要
会長
「地域や産業界と連携した実践的な職業教育の在り方について~これからの産業界を支える人材に必要な資質・能力の育成に向けて~」というテーマでの審議をお願いする。
産業界や地域として協力や連携できること、職業教育の推進に係る実験・実習のための環境整備などの視点から、本日の学校紹介等を踏まえて、委員の皆様方の御意見をいただきたい。
委員
- 校長先生から学校概要の説明を聞き、地域とともに歩み、実践的な教育を行ってきたという点に感動した。入学時から、自分は何を求めて何をするために入学したかという目的意識を持っていることは素晴らしいことである。
- 地元を愛する子どもが増えてくれるのは良いことである。学校に通う楽しみにもなる。
- 官民学連携についても高校生のうちから経験するという素晴らしさをとても感じた。
委員
- 私も中学校と関わらせていただく機会があるが、地域と連携というところが毎年課題になっている。私は福祉分野だが、自分が関わっている分野にしか目がいかないところがあるが、色々な専門分野が関わり、専門性を出し合っていくことの大切さを感じた。
- 生徒たちの発表も身近な「なぜ」という疑問から始まっている。地域の大人たちも身近なところで若い人たちや子どもたちと一緒になって課題探しをしても良いのではないかと本日感じた。
- 校長先生からの中学生から選ばれる学校づくりという言葉が印象的だった。高校生たちが大人になった時にこの地域に残りたいと思えるよう、大人たちが地域のおもしろさや職業のおもしろさを伝えていく必要があると改めて思った。
委員
- 校舎見学をさせていただき、かなり設備が整っていると感じた。先生方も専門的な技術を持っている方々がしっかりサポートされていると資料などからもわかった。
- 生徒の発表について、私も産業技術センターで様々な開発に携わっているが、成果を出すには長年かかる。生徒たちの研究も先輩から後輩へ引き継ぎ、続けてほしい。
- 和紙の研究があったが、今後の広がりとして小学生など異世代との交流や大学などと連携して商品化など、もう一段階進めるとさらに良い活動ができると感じた。
委員
- 複数の部門・学科の授業を横断的に見渡せる環境が整備されており、恵まれた学習環境であると感じた。商業と工業が融合した県内唯一の教育体制のもと、両分野が連携した授業が実践されており、生徒にとって相互に良い刺激となっていると感じた。
- 産学官の包括連携協定に基づく取組は、地域と教育を結ぶ創造的なモデルであり、実践的かつ先進的な事例であるといえる。
- 雇用情勢は緩やかに変化があるものの、高校生の新卒求人倍率は高水準にあり、高校生は地域産業に不可欠な人材である。本校の地域密着型の取組は、将来的な地元定着にもつながる重要な役割を担っていると感じた。
委員
- 生徒の発表からは、教師が教え込むのではなく、調査・探究の成果を小学生などに発信することを通して、「コミュニケーション能力」などの実社会で必要な力も育てている点が伝わってきた。商業科の授業においてもグループ活動を中心とした学習により、生徒が協働して課題解決に取り組んでいた。
- 一方で、商業と工業が同一校内に併置されていることの具体的な魅力について、教えてもらえればありがたい。今後の発展に向けて、地域や産業との結び付きを軸とした取組をぶれずに継続してもらいたい。
委員
- 学校概要説明や視察、生徒発表を通して、本校が「地域と産業を担う人材育成」を掲げ、地域産業との関わりを重視した実践的な学びを継続的に展開していることが理解できた。特に、協働的な学習を通じて課題発見・解決能力を育成している点が評価できる。
- AIやDXの進展により産業構造が変化する中、データやデジタル技術を活用して協働的に解決する力が重要であり、今日の授業見学でも協働的に学びが展開されていたことが印象的である。
- 今後は、邑楽舘林地区にある様々な企業・研究機関との連携強化やAI・デジタル技術の体系的導入、インターンシップ等の有機的連動により教育の質を高めるとともに、成果の実用化・発信を通じて学校の存在意義を可視化し、地域から信頼される学校づくりを一層推進することが重要である。
会長
- 生徒の研究発表について、課題の背景を地域と結び付けるなど動機づけをしっかりとすることで、より研究を深められる。また、デジタル技術を使って統計処理などをすることで、更に深い学びにつながるだけでなく、継続的な地域貢献にもつながる。
校長
- 単科の専門高校では、その専門を深掘りしたり知識を積み上げたりしていく垂直型の学習になる。併置校では、商業科でありながら、工業の魅力を間近で知ることができる。
- 商業科では、商品の仕入れから付加価値をつけて販売をするその過程を学習するが、それ以前のものづくりを間近に見られるという点では、他の商業高校にはない大きな学びの魅力の一つであると考えている。
- 工業科についても、ものづくりという観点だけではなく、ものにどのように付加価値をつければ、より高く販売できるのか、また、市場で求められていること、コスト意識など工業科のものづくりだけでない、商業の学習内容などを改めて間近で学習できる。
- 横に学びが広がっていくところが、商工併置の魅力の一つであると考えている。本校独自の商工併置の魅力を改めて発信できるよう検討したい。
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