特定歴史公文書等は、群馬県の政治、経済、産業、教育などに関する基本政策や行政機構を知る上での基本となる記録であり、県民の財産であるとともに、貴重な文化遺産でもあります。
構成は、群馬県が成立した明治初期から昭和22年4月の地方自治法施行以前の「旧群馬県庁文書」と、その後の知事部局・教育委員会事務局・議会事務局等の各課室から受け入れた文書に大別されます。
また、「旧群馬県行政文書」は一部を国文学研究資料館が所蔵しており、当館では、マイクロ複製本で閲覧することができます。平成22年には「旧群馬県庁文書」ほか17858点が近代史研究、地方行政史研究に重要であるとして国の重要文化財に指定されましたが、なかでも明治初年の壬申地券地引絵図は県内各町村の大部分が残っており、全国的にも珍しい事例です。
主な内容
- 旧群馬県庁文書
- 明治期
群馬県成立以前の旧県引継文書 知事事務引継書 職員の進退・履歴市町村合併 市町村条例 秩父事件 山林慣例調書 聯合共進会 足尾鉱毒事件 鉄道 宗教 学校創立 郡村誌 小字名調書
- 明治期地図など
壬申地券地引絵図 土地・土木関係図面 旧城・陣屋絵図など
- 大正期
郡役所 普通選挙 関東大震災 鉄道 民力涵養など
- 昭和期
県庁舎・警察署等の建設 陸軍大演習 警防・罹災救助 産業組合 水利組合 温泉 国民学校 県立公園 古墳調査など
- 昭和22年以降
- 知事部局関係
- 教育委員会事務局関係
- 県議会事務局関係
- その他
- 群馬県報 明治19年8月県令第1号~昭和49年
- 官 報 明治16年7月創刊号~平成6年
- 統計書 明治25・34年、大正3年~昭和39年
- マイクロ複製資料
- 国文学研究資料館所蔵『群馬県庁文書』(明治3年~昭和2年、238冊)
検索方法
- インターネット検索(文書館ホームページ)
- 「国文学研究資料館 群馬県庁文書目録」