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人工林新植栽地で実施する獣害防除対策は、忌避剤散布やネット柵があります。ネット柵は植栽地の外周を囲み保護する対策であり、適切な管理により長期にわたり効果が期待出来ます。しかし、獣類によるネット部の噛み切りや杭抜けによる柵下部からの侵入が絶えず発生するため、管理は容易ではありません。鋼製柵は柵を噛み切られませんが、ネット柵に比較して設置費がより高額となります。このため、噛み切られにくく、簡易で安価な防除柵(ワイヤーメッシュ仕様)を開発しました。
このマニュアルは簡易防除柵の設置方法と人工林で発生する被害について記載しています。