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近年、カラマツは乾燥技術の改良により割れや曲がりなどの欠点が克服されつつあり、合板や集成材のラミナ等の構造材として需要が増えていることから、外材に対抗しうる樹種として期待され需要が増加しています。
しかし、カラマツは結実の豊凶差が大きく、ほとんど着果が見られない年もあります。また、効果的な着果促進技術の確立やさし木増殖技術が未開発なため、現状では自然着果による種子生産に依存している状況となっています。
そこで、播種後2年目の若い実生山行き苗木を台木として有効に活用する、コンテナ容器を用いたさし木増殖方法の開発に取組みました。
この手引きは、さし床を密閉環境にしたコンテナ容器を用いたさし木増殖方法をまとめたものです。