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平成31年4月教育委員会会議定例会の会議録

1 期日

 平成31年4月19日(金)

2 場所

 県庁24階 教育委員会会議室

3 出席者

 笠原寛教育長、藤原重紀教育長職務代理者、平田郁美委員、青木章子委員、武居朋子委員、益田裕充委員

4 事務局出席者

 飯塚裕之教育次長、山口政夫教育次長(指導担当)、上原篤彦総合教育センター所長、山崎浩通総務課長、柿沼輝信管理課長、塩谷聡福利課長、上原永次学校人事課長、鈴木佳子義務教育課長、村山義久高校教育課長、町田英之特別支援教育課長、福田芳美生涯学習課長、柴野敦雄文化財保護課長、矢島貢健康体育課長、小林謙五総務課次長、羽鳥正総務課補佐(行政係長)、宇津木牧子総務課主幹

5 開会

 午後1時00分、笠原教育長、教育委員会会議の開会を宣す。
 傍聴人は1名、取材者は1名であることを報告。

6 会議録署名人の指名

 笠原教育長が今回の会議の会議録署名人に益田委員を指名。

7 議案審議の一部を非公開で行うことについて

 議案審議に先立ち、笠原教育長から、第8号議案は附属機関の委員の委嘱に関する案件であるため、第9号議案は教育委員会の表彰に関する案件であるため、第10号議案は事務局職員の人事に関する案件であるため、審議は非公開で行いたい旨の発議があり、全員賛成で議決した。

8 教育委員会の行事日程

 教育委員会の主要行事日程及び次回定例会議の日程について、総務課長が説明。

9 教育長事務報告

(笠原教育長)

 最初に私から何点か報告する。
 まず、1点目は、県立高校の生徒の自死が疑われる死亡案件についてである。2月1日に発生した県立高校2年女子生徒の自死が疑われる死亡案件について、4月10日に開催した教育委員会臨時会議において、専門家からなる第三者委員会である群馬県いじめ問題等対策委員会で調査を実施することを決定した。今後、御両親の要望も伺いながら第三者委員会による調査を進めることとなった。未来に無限の可能性を持った生徒が自ら命を絶つということはあってはならないことである。県教育委員会としても第三者委員会の調査に最大限協力していきたいと考えている。なお、群馬県いじめ問題等対策委員会会議の第1回を、来週4月24日の午後7時から開催することを報告する。
 2点目は、年度末の人事異動の関係である。4月1日付けの人事異動の規模は、全体で3,885人であった。内訳は、事務局325人、県立学校809人、市町村立学校2,751人と、前年度より169人少ない異動規模となった。異動率は25.5%で、教職員の約4人に1人が異動の対象となった。
 3点目は、第3期群馬県教育振興基本計画の策定についてである。今年度から5カ年間の県の教育施策の方向性を定めた第3期教育振興基本計画がスタートした。計画の策定にあたっては教育委員や様々な分野の有識者から多くの御意見をいただいた。改めてこれまでの御協力に感謝を申し上げる。本計画は人口減少がますます進む中、これからの取組に加え、未来社会で活躍する人材の育成を目指すことを踏まえ、基本目標を「たくましく生きる力~自らの可能性を高め、互いに認め合い、共に支え合う~」とし、学校教育、社会教育、生涯学習の充実・振興に努めることとした。人生100年時代と言われる予測困難なこれからの社会にあっても、県民誰もが未来に希望を持ち、自らの夢に主体的に向かっていける人づくりのために、学校、家庭、地域が連携を一層深めた教育施策を実施するものである。なお、この計画の冊子の印刷はこれからになるが、多くの方に読み、御理解いただけるよう、1学期に小学校・中学校のお子さんを持つ家庭に配付されるリーフレット『教育ぐんま』の中で特集記事として掲載する予定である。
 4点目は、教育委員会の主な行事について報告する。
 3月29日には、退職辞令交付式並びに退職者表彰式が行われ、私から辞令及び表彰状を交付した。
 4月1日には事務局等職員、校長・教頭、また、469人の新任教職員への辞令交付式が行われ、私から辞令を交付した。
 4月9日は県立高校の入学式が行われ、藤原委員に嬬恋高校、青木委員には館林商工高校、武居委員には榛名高校、益田委員には渋川女子高校に、それぞれ御出席いただいた。改めて御礼申し上げる。
 4月15日には、公立高等学校長・公立中等教育学校長・県立特別支援学校長会議が開催され、全委員に出席いただき御挨拶をいただいた。同会には知事にも出席いただき、大変力強いお言葉をいただいたところである。
 私からの報告は以上である。各委員から出席いただいた行事について報告をお願いする。

(藤原委員)

 嬬恋高校の入学式について報告する。4月9日午後1時半から、同校の体育館で実施された。入学者は35人で、極めて少人数という印象であったが、多くの保護者が出席しており、厳粛な雰囲気の入学式であった。中でも新入生の代表の宣誓が大変に立派で、同席していた村長から「あの生徒は誰か」と質問を受けた校長が名前を答えると、有名なスキー選手であったらしく、あの選手ならと納得された様子であった。嬬恋高校は普通、スポーツ・健康、流通ビジネスコースの3コースがあるが、スポーツを専攻する生徒は全国から募集している。受入れのための寮は村営で、さらに、現在も増室の準備を進めているという。こうした取組から、嬬恋村が本当に村を挙げて学校を応援しており、また、スポーツを専攻する生徒たちが将来活躍することをとても期待していると感じた。
 個人的な感想になるが、先ほど、入学者は35人と報告したが、内訳は普通コース21人、スポーツ・健康コース12人、流通ビジネスコース2人とのことであった。今後、コースの在り方等も踏まえた検討が必要であると感じたところである。

(平田委員)

 公立高等学校長・公立中等教育学校長・県立特別支援学校長会議について報告する。特に印象に残ったのは知事の挨拶である。特別支援に対する強い思いを改めて伺い、これまで本気で特別支援教育に取り組んでこられたことを実感した。

(青木委員)

 館林商工高校の入学式に出席した。今年度の入学者は199人で、工業科があることもあり男子生徒が圧倒的に多かった。校長先生から式辞の中で「自分の意思でこの学校に入った子、あるいは親の勧めで入った子、それぞれの思いで入学されたことと思う。例え意に反していたとしても、最終的にこの学校で良かったと思えるよう、これから始まる高校生活を楽しみながら送ってください。」という言葉があった。自分が携わっている活動のこともあり、自分たちの事をよく理解してくれていると感じた。
 また校歌斉唱について、これまで出席した入学式の校歌斉唱は、1年生も立って皆で歌っていた。多くは説明会などで前もってCDを渡され、覚えてくることになっていると思う。とはいえ、最初は覚えられず、校歌斉唱の時、不安げにしている様子が見受けられた。館林商工高校では、これを校歌披露として、先生と運動部の先輩方が前に並んで歌ってくれた。新入生も保護者も安心して校歌を聴いていた。こういうやり方もいいなと感じた。

(武居委員)

 榛名高校の入学式に参列してきた。榛名高校は1学年2クラス、全校でも5クラスという小規模校で、キャッチフレーズに「活気あふれる小さな学校 あっとほーむ榛高」を掲げ、来年創立80周年を迎える高校である。式の前、入学式に参列するために、近隣中学校の先生やPTA会長、同窓会の方々が校長室に集まられていたが、同窓会の方々は市議会議員や議長など、地元を拠点に活躍される方々であった。校長室の中は和気あいあいと元気な雰囲気であった。集まられた皆さんには、昔から地域に根ざしたつながりがあるようで、会話にも学校愛や地域愛があふれていた。新入生は74人であった。校長先生は式辞の中で「職員は一人一人を伸ばす教育に誇りをもって取り組んでいる。だから一緒に頑張っていこう。」と強調されていた。校長先生からは事前に、榛名高校は、生徒数は少ないが、就職を希望する生徒、大学に進学を希望する生徒、他者とのコミュニケーションに困難を感じている生徒も多い学校で、一人一人の異なる目標に幅広く対応している学校であるとお聞きしていたので、校長先生が式辞に込めた思いがよく分かった。今回、榛名高校の入学式に参加させていただき、小規模高校の特徴を知ることができたと思う。就職や受験に対応した学力を付ける一方で、一人一人に寄り添ったきめ細かな教育を実践しようとしていた。教職員が少ない中での先生たちの努力に感謝の気持ちを伝えてきたところである。

(益田委員)

 渋川女子高校の入学式に参列してきた。佐鳥校長先生のリーダーシップの元、厳粛で厳かな式であった。校長先生の式辞では、「心に太陽を、唇に歌を」には続きがあるという話があった。

(笠原教育長)

 それぞれ高校の入学式や校長会に出席いただいたところである。これから高校改革について議論を深めていかなければならない時期である。これからの議論の中で御意見をいただくことになると思う。
 それでは引き続き、各所属長から報告をお願いする。

(1)平成31年度ぐんま少人数クラスプロジェクト(PDF:52KB)

 学校人事課長、ぐんま少人数クラスプロジェクトによる教員の配置等について、資料1により説明

(2)平成31年度公立高等学校入学者選抜結果について(PDF:93KB)

 高校教育課長、平成31年度公立高等学校入学者選抜等の結果について、資料2により説明

(3)平成31年度県立特別支援学校高等部入学者選抜等結果について(PDF:41KB)

 特別支援教育課長、平成31年度県立特別支援学校高等部入学者選抜等の結果について、資料3により説明

(4)県立特別支援学校小・中学部における通学区域の見直しについて(PDF:87KB)

 特別支援教育課長、県立支援学校小・中学部における通学区域の見直しについて、資料4により説明

(武居委員)

 特別支援学校の通学区域の見直し(資料4)について質問する。新たに近隣の地域に通えるようになったということは、保護者や子どもにとっても良いことであると考える。ただ、スクールバスが従前のように利用できなくなる可能性があると説明があった点が心配である。初年度は難しくても、来年度以降は対応できる見通しか。

(特別支援教育課長)

 今後、検討を進める予定である。

(笠原教育長)

 コースの変更で対応できるのか、バスの台数を増やす必要があるのかといった問題点をしっかりと見極めないとならない。バスを増やすという事になれば予算も絡んでくる。ニーズを踏まえた整備を進めていきたい。

(平田委員)

 ぐんま少人数クラスプロジェクトについて、資料1-(3)学力向上特配の活用の中で、小学校教科担当制に触れているが、どのくらいの規模で考えているのか。

(学校人事課長)

 小学校の高学年で教科担当制がだいぶ進んでいる。昨年度、音楽、理科、家庭科、英語などを教科担当としている学校は全体の85%であった。その前年が75%であったので、この1年の間にも広がっている。特配を活用しながら、教科担当制や専科指導による教科指導の充実を図っていきたい考えである。また、今年は国から30人の特配を受けることとなった。今年度の調査はこれからだが、専科指導の配置は更に進むと思う。

(益田委員)

 公立高等学校入学者選抜結果(資料2)について、後期選抜の数学の平均点が44.5点、昨年度45.7点となっている。このことについて、どのように評価すればよいか。

(高校教育課長)

 数学については、過去の平均点は、29年度54.0点、28年度51.3点となっており、過年度から比べると若干下がってきている。応用力を要する問題の出題がある関係で、この2年は平均点が下がったものと考えている。応用力を含めた生徒の学力を測っていこうと考えた結果であり、平均点の低下は想定の範囲内である。

(藤原委員)

 資料2の得点分布をみると、点数が10点以下という子も多くいる。高校生の学力について、高校の授業では対応できないような学力の低い子どもへの対応について全国の教育委員会連合会の会議で話題になったことがある。資料2の表は合格者の分布を示したものか。それとも全体か。

(高校教育課長)

 図は受験者全体の分布図である。学力の低い子どもたちも、それに見合った指導をする学校もあるので、点数が低くても高校に進学する子どもは多くいる。

(藤原委員)

 高校の授業より、まず中学レベルの指導が必要な子もいると思うが、県として学力が低い子どもへの対策はどのようなことに取り組んでいるのか。

(高校教育課長)

 中学校の教科の学び直し、基礎的レベルの復習から始めるような科目設定をしている学校もある。中学校の復習を取り入れながら、高校の学習に入っていく。学校ごとに特色があるので、そういう取り組みを行っている学校もある。

(益田委員)

 全国学力・学習状況調査の結果では、本県の数学の学力が特に低いという特徴はない。しっかりとした学力の形成が図られているものと考えている。その中で、入学者選抜では数学だけが他の教科と比べて低いのは、問題が相当練られていて、あるレベルに到達しているかを測るような問題になっているためだろうと思っている。より一層、そうした工夫に尽力いただきたい。

(笠原教育長)

 後期の得点分布図について教科によって特徴がある。例えば理科は高い方に集中しているが、全国学力・学習状況調査でも、群馬県の中学生は理科が好きという子どもが多いという結果がでている。他の教科でも同じことが考えられるのではないか。他県の入学試験の問題のレベルと、群馬県のレベルが同じようであれば、得点分布の違いは中学の指導を振り返る大きなポイントになるのではないか。

(高校教育課長)

 他県と比べても平均的な問題であると思う。御指摘いただいている数学については、思考力・表現力を問うような出題や、記述の割合が高い傾向にある。色々な形で学力が見ていけるような出題になっている。
 昨年度、平田委員から英語の得点分布について御質問をいただいた。今年度の英語を見ていただくと、昨年度と同様に2コブの形になっている。これについては、本県の出題の傾向としてライティングの出題率が高く、全体の30%が書く問題である。中学生の英語力調査を見ると、書く問題には無回答の子が多く、難しいと感じていることが分かる。書く問題の割合が多いことが2コブになる原因と考えている。こうした出題をする中で、中学校にも課題意識を持ってもらい、課題を共有しながら学力を高めていこうという意図をもって出題しているところである。

(義務教育課長)

 昨日、全国学力・学習状況調査が行われ、初めて英語の問題が出題された。まだ問題を全て見ているわけではないが、本県の高校入試の問題に似ているという印象を持った。ライティングの問題では、単語を一つ一つ区切って書かせるような回答様式であったが、本県の高校入試も同じ様式である。高校入試の問題によって、中学校の授業も変わってくると思う。こうしたことも意識しながら高校入試が実施できるとよいと思ったところである。

(笠原教育長)

 ぜひ連携しながら取り組んでほしい。
 それでは事務報告は以上とする。

10 議案審議

第2号議案 臨時代理の承認について(群馬県教育委員会事務局等職員の職の設置に関する規則の一部を改正する規則について)(PDF:15KB)

 総務課長、原案について説明

 異議なく原案のとおり承認

第3号議案 臨時代理の承認について(群馬県教育委員会事務局組織規則の一部を改正する規則について)(PDF:15KB)

 総務課長、原案について説明

 異議なく原案のとおり承認

第4号議案 臨時代理の承認について(群馬県公立学校職員の初任給、昇格、昇給等の基準に関する規則の一部を改正する規則について)(PDF:12KB)

 学校人事課長、原案について説明

 異議なく原案のとおり承認

第5号議案 臨時代理の承認について(群馬県公立学校職員の給与の支給に関する規則の一部を改正する規則について)(PDF:12KB)

 学校人事課長、原案について説明

 異議なく原案のとおり承認

第6号議案 臨時代理の承認について(群馬県学校職員の勤務時間、休暇等に関する規則の一部を改正する規則について)(PDF:25KB)

 学校人事課長、原案について説明

 異議なく原案のとおり承認

第7号議案 平成32年度使用義務教育諸学校の教科用図書の採択に関する諮問について(PDF:12KB)

 義務教育課長、原案について説明

 異議なく原案のとおり決定

11 議案審議(非公開)

 ここで、笠原教育長から、これからの審議は非公開で行う旨の発言があり、傍聴人及び取材者は退室した。

第8号議案 臨時代理の承認(平成31年度群馬県教科用図書選定審議会委員の委嘱及び任命について)

 義務教育課長、原案について説明

 異議なく原案のとおり承認

 ここで、笠原教育長から、これからの審議は教職員の表彰及び人事に関する案件である旨の発言があり、関係課長以外は退室した。

第9号議案 臨時代理の承認(平成30年度群馬県教育委員会退職者の表彰について)

 総務課長、原案について説明

 異議なく原案のとおり承認

第10号議案 臨時代理の承認について(事務局等職員の人事について)

 総務課長、原案について説明

 異議無く原案のとおり承認

12 教育委員会記者会見資料について

 教育委員会記者会見資料について、総務課長が説明。

13 閉会

 午後2時04分、笠原教育長、教育委員会会議の閉会を宣す。

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