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特集「あなたが守り あなたを守る インターネット上の人権侵害」 1

 私たちの生活を便利で豊かなものにしてくれるインターネット。一方、一つの書き込みがきっかけとなり、他人の人権が侵害されてしまう事例も発生しています。
 あなたの言葉で誰かを傷つけないためにも、日頃からインターネットの特性を踏まえ、ルールやモラルを守って利用することが大切です。

増えるインターネット上の人権侵害

 インターネットの普及により、コミュニケーションや情報収集が身近で簡単になり、私たちの暮らしはとても便利になりました。
 一方、匿名性や情報発信の容易さから、SNS(※)を使ったインターネット上における誹謗(ひぼう)中傷やプライバシーの侵害など、人権に関わるさまざまな問題が発生し、深刻な社会問題となっています。
 最近ではSNS上で根拠のない情報を拡散した人が訴えられ、賠償を命じられる事件も発生しています。人権を侵害するような言葉は、インターネットを経由した匿名の発言だとしても、他人を傷つけ名誉毀損や脅迫などの罪に問われる場合があるため、注意が必要です。
※SNS…Social Networking Service(ソーシャル ネットワーク サービス)の略で、利用者同士が交流できるインターネット上の会員制サービスのこと。Twitter(ツイッター)やLINE(ライン)、Facebook(フェイスブック)などがある

インターネットを利用した人権侵犯事件の推移のグラフ画像

全国初となる条例を制定

 県はインターネット上における誹謗中傷の問題に対応するため、全国で初めて、被害者支援などについて定めた条例を12月に制定しました。
 条例では、インターネット上の誹謗中傷の被害者に寄り添った相談体制を県が整備することに加え、県民の皆さんにインターネットを正しく活用する知識と能力を身に付けてもらうことを掲げています。
 県庁内に設置した相談窓口では、相談員が被害者からの相談に応じた具体的な対処方法などの助言を行う他、必要に応じて弁護士による法律相談や臨床心理士による心のケアなど、被害者に寄り添った支援を実施しています。
 また県民の皆さんにインターネットを正しく利用してもらうため、啓発動画の作成や学校と連携した教育の実施など、インターネットの正しい利用について、さまざまな取り組みを進めていきます。

群馬県インターネット上の誹謗中傷等の被害者支援等に関する条例(抜粋)

(基本的施策)
第六条 県は、インターネット上で情報を発信する者の表現の自由に配慮しつつ、次に掲げる施策に取り組むものとする。
一 被害者の心理的負担の軽減を含めた相談体制の整備
二 県民の年齢、立場等に応じたインターネットリテラシーの向上に資する施策
三 前二号に掲げるもののほか、被害者を支援するための施策及び行為者を発生させないための施策

誹謗中傷のない社会を願って

スマイリーキクチさんの画像
スマイリーキクチさん

誹謗中傷被害の支援に取り組むタレントのスマイリーキクチさん

自身のつらい経験から

 私は身に覚えのない事件の犯人であるとインターネット上に書き込まれ、約20年間にわたり嫌がらせや殺害予告などを受けてきました。この経験から現在は誹謗中傷被害に関する相談を受けたり、被害を受けたときの対処法や加害者とならないための心得などについて講演を行ったりしています。

正義感が人を傷つけてしまうことも

 インターネットの普及により私たちはどこでも自由に情報を得たり発信したりできるようになり、またSNSの活用によりコミュニケーションの幅が広がりました。
 その半面、SNSには批判的な投稿や人を傷つけるような投稿もあり、人権侵害を招くきっかけにもなっています。このような投稿の多くは正義感からくるもので、投稿者には罪の意識がありません。しかし正義と暴力は紙一重です。正しいと信じて発言したことが批判の域を超え、多くの誹謗中傷を招き、犯罪につながる可能性があるということを多くの人に認識してほしいです。
 また他人の投稿を拡散する「リツイート」などの再投稿も同様に犯罪となる危険性があります。リツイートはその人の投稿に賛同するという行為でもあり、連帯保証人として印を押すことと同じ意味を持ちます。元の投稿が犯罪となった場合には、リツイートした時点で同様の責任に問われることがありますので、責任を持って発信するようにしてもらいたいです。

優しい言葉で優しい地域に

 群馬県ではインターネット上の誹謗中傷に関する条例を12月に制定しました。これは一つの抑止力につながると思います。また新たに設置した相談窓口も、孤立を感じている被害者にとって大きな支えになることでしょう。
 言葉というのは、人を傷つけ、時には命をも奪ってしまう凶器になります。しかし使い方一つで、人を励まし、救うこともできます。優しい言葉を使うと優しい気持ちになります。群馬県民の皆さんにはインターネット上でも思いやりのある言葉を使用してもらい、県全体が優しい地域になってくれたらうれしいですね。

誹謗中傷を受けたときは

 SNS上で言い争ってしまうと、状況がさらに悪化してしまう可能性があります。設定を見直す、信頼できる人・窓口に相談するなど、冷静に対処しましょう。

投稿から距離を置きましょう

 多くのSNSには、相手に知られずに投稿を非表示にするミュート機能や、つながり自体を断つブロック機能があります。見たくない投稿があった場合には、ミュート機能やブロック機能を活用しながら、距離を置いてみることも有効です。

心ない投稿を削除依頼することも

 SNSに誹謗中傷となる悪口や写真・動画などが掲載された場合、管理者やプロバイダーへ削除を依頼することができます。
 中傷にあたる書き込みや動画が掲載されているURLなどを控え、該当する画面や動画を保存しておきましょう。
 削除依頼の流れなど詳しくは、下記窓口まで相談してください。

一人で悩まず気軽に相談を! インターネット上の誹謗中傷相談窓口

 インターネット上の誹謗中傷やプライバシー侵害などで悩んでいる人からの相談を受け付けています。一人で悩まず、気軽に相談してください。

相談日・時間

月~金曜日 午前9時~午後5時(受け付けは4時まで)
※祝日を除く
※Eメール、相談フォームは24時間受け付け

相談方法

電話、Eメールまたは相談フォーム(ぐんま電子申請受付システム:外部リンク)

相談先

インターネット上の誹謗中傷相談窓口(電話 027-897-2953、Eメール netsoudan@pref.gunma.lg.jp)
※相談フォームは下図を読み込んでください
※氏名、年齢、お住まいの市町村、電話番号、相談内容をお伝えください

その他

必要に応じて弁護士や臨床心理士などに相談することもできます(予約制)

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