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令和2年第1回憩の森自然講座を開催しました

更新日:2020年7月7日 印刷ページ表示

 梅雨は挿し木の適期です。第1回目の自然講座は「挿し木で樹木を繁殖させよう!」をテーマに開催しました。挿し木とは、樹木の一部を切り取って、これを挿し床で発根させて個体を増やす方法です。比較的容易な増殖方法のため、一般的によく普及しています。講師は県林業試験場の小野里光主席研究員にお願いし、挿し木の基礎から実践まで、失敗しない挿し木の方法を学びました。(令和2年6月21日)

自然講座の様子

自然講座の様子の写真1

最初にスライドを使い、挿し木の基礎について学びました。挿し木苗は実生苗に比べて開花や結実が早く、良質な樹木の挿し穂を使えば、そのまま良い性質を受け継ぎますが、樹木の種類によっては発根率が低い種類もあるそうです。

自然講座の様子の写真2

野外に出て挿し穂の採取方法を学びました。枝の部分を使う「枝さし」が一般的ですが、枝を採取する場合は、なるべく当年枝の先端部分を採取したほうが、前年枝の木質化した部分よりも根の発達が良いそうです。

自然講座の様子の写真3

ここでは挿し穂の作り方、挿し床の作り方、発根促進剤の使い方のほか、挿しつけ後の管理方法について詳しく学びました。特に挿しつけ後は、直射日光と強風を避ける場所に置き、適度の散水と空中湿度を高めることが肝要とのことでした。

自然講座の様子の写真4

前年度に実施したときの挿し床を掘りおこし、発根状況を観察しました。

昨年の挿し穂の写真

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