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平成23年度 第3回群馬県がん対策推進協議会 議事録
日時:平成24年2月13日(月曜日)19時00分-20時10分
場所:群馬県庁舎7階 審議会室
群馬県前橋市大手町1-1-1
参加者:群馬県がん対策推進協議会委員、県健康福祉部長、県保健予防課長ほか関係課長等 39名
配布資料:
- 資料1-1:がん対策推進計画検討部会専門分科会の検討状況について
- 資料1-2:ぐんまの安心がんサポートブック(案)
- 資料2-1:がん対策推進基本計画見直しについて(厚生労働省資料)
- 資料2-2:がん対策推進基本計画(素案)(厚生労働省資料)
- 資料2-3:がんに死亡者の減少と検診受診率の数値目標について(厚生労働省資料)
- 資料2-4:たばこに関する目標設定の考え方について(厚生労働省資料)
- 資料3:群馬県がん対策推進計画の概要
- 資料4:平成24年度国がん対策関係予算(厚生労働省資料)
- 資料5-1:平成24年度県当初予算案
- 資料5-2:平成24年度県がん対策予算
- 資料5-3:平成24年度県がん対策関係予算一覧
- 資料6:群馬県がん登録推進連絡協議会設置要綱
- 資料7:群馬県がん対策推進計画の見直しスケジュールについて
- 資料8-1:平成24年度群馬県がん診療連携推進病院の新規指定について
- 資料8-2:群馬県がん診療連携推進病院設置要綱
- 資料8-3:群馬県がん診療連携推進病院の指定要件充足状況
- 資料9:第2回群馬県がん対策推進協議会議事録
- 資料10:『あなたをがんから守りたい!!』鎌田實講演会
次第
開会の挨拶:群馬県がん対策推進協議会長あいさつ
群馬県健康福祉部長あいさつ
議事
1 報告事項
(1)がん対策推進計画検討部会専門分科会の検討状況について
がん対策推進計画検討部会『がん検診・がん予防専門分科会』及び『相談支援・情報提供専門分科会』の検討状況について、部会長が報告した。
質問
『ぐんまの安心がんサポートブック』の配布部数、配布場所、予算について
事務局の回答
今年度は100万円ほどの予算を組んでおり、1万から1万2千部を作成し、各医療機関や相談機関、患者団体などへの配布を考えている。不足するようであれば、来年度に増刷を検討したい。
質問
市町村がん検診受診率向上モデル事業について
事務局の回答
昨年から今年にかけて市町村へ意向調査を行ったところ、いくつかの市町村から手が挙がったことから、来年度の事業化にこぎつけたものである。
(2)次期『がん対策推進基本計画(素案)』について
国の次期『がん対策推進基本計画(素案)』について、事務局が報告した。
意見
国はがん検診受診率の目標について見直しを進めているが、すべて国に則るのではなく、群馬県独自に取り組むのはどうか。
事務局の説明
群馬県とすれば、委員の皆さんに議論いただきながら、がん検診受診率目標50%を維持していきたいと考えている。
意見
我が国においては医療へのアクセスがよく、特に高齢者では通院している者が多いことから、若い世代の検診受診率を高められるよう、がんに関する教育や検診の啓発に取り組むのがよいのではにはないか。
意見
高齢化とともに、がんにかかる方が非常に増えている。高齢者のがんについては、若い世代のがんとは分けて考える方がよいと思う。若い世代のがんをいかに撲滅するかに力を入れるべきである。
意見
検診によってはその有効性も異なっているので、一律に数値目標を掲げるよりも、メリハリを効かせる方がよいかもしれない。
意見
乳がん検診については、国の指針では視触診とマンモグラフィを併用するよう定めているが、マンモグラフィ検診のみの受診であっても受診率算定にカウントできれば、もう少し受診率も上がるのではないか。
意見
現状を踏まえ、群馬県では乳がん検診の視触診とマンモグラフィの併用を推奨するかどうか、専門家に話し合っていただき、方針を決めるのがよいと思う。
事務局の説明
乳がん検診に関する検討については、先日部会を開催し、群馬大学医学部附属病院第2外科の先生や県立がんセンターの医師など専門家に議論いただき、現状としては、厚生労働省が推奨している検診項目に則るのがよいとの意見をいただいところである。
(3)平成24年度がん対策関係予算について
資料4及び5-1、2、3により、事務局が国及び県のがん対策関係予算について説明した。
質問
子宮頸がん等のワクチン接種に係る予算の減額理由について
事務局の回答
当該事業については平成22年度から実施してきており、当該ワクチンの対象者が少なくなっていることから減額となっている。
質問
市町村がん検診受診率向上モデル事業の内容について
事務局の回答
既存事業ではなく、受診率向上を目的に市町村が新たに取り組む事業に対して、補助するものである。具体的には、個別に未受診者へ検診の案内を行うものや、託児サービスにより検診を受けやすい環境をつくるものなどが考えられる。
意見
がん検診受診率50%を達成するためには、普及啓発に関する内容だけではなく、検診の実施に係る費用補助などを検討するべきだと思う。
事務局の説明
これまでは、がん検診は市町村事業ということで、県としても普及啓発に取り組んできたところである。今後は、直接的な支援である補助も行い、県と市町村とで一緒になって受診率向上に取り組むという、新たな一歩を踏み出せたのではないかと考えている。
質問
今回のモデル事業は、市町村からすれば大変ありがたいと感じている。平成24年度は10ヶ所とのことだが、次年度以降は補助先が増えるかなど、今後の方向性について伺いたい。
事務局の回答
当該事業は、受診率向上への取り組みをモデル的に実施し、効果のあった取り組みを他の市町村へ広めるという趣旨で行うものであり、効果的なものがあれば広めていきたい。
(4)群馬県がん登録推進連絡協議会について
資料6により、事務局が群馬県がん登録推進連絡協議会について説明した。
2 協議事項
(1)群馬県がん対策推進計画の見直しについて
資料7により、事務局が群馬県がん対策推進計画の見直しスケジュールについて説明し、委員から承認を得た。
(2)群馬県がん診療連携推進病院の指定について
資料8-1、2、3により、事務局が群馬県がん診療連携推進病院の新規指定について説明し、委員から承認を得た。
意見交換
意見
『ぐんまの安心がんサポートブック』の県ホームページへの掲載について
事務局の回答
県ホームページで掲載予定である。
閉会