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里親制度のご案内
里親とは?
子どもは、親から愛され、大切に育てられることによって、心も身体も健康に成長していきます。
しかし、親の病気や虐待など、さまざまな理由により、家庭で親と一緒に生活できない子どもたちがいます。
このような子どもたちを、親身になって自らの家庭で愛情と誠意を持って養育してくださる方を「里親」といいます。
里親には、子どもが実親の元で暮らすことができるようになるまで預かり、養育する「養育里親」や、養子縁組を前提とする「養子縁組里親」などがあります。詳しくは「里親の種類」をご覧ください。
里親の良い点とは?
家族を基本とした家庭は、子どもの成長、福祉及び保護にとって自然な環境です。
里親家庭で子どもを養育することは、子どもにとって次のような良い点があります。
- 子どもが特定の大人との愛着関係の中で養育されることにより、安心感・自己肯定感・基本的信頼感を育むことができます。
- 子どもが家庭生活を体験することで、将来、家庭生活を築く上でのモデルとすることができます。
- 子どもが家庭生活での人間関係を学び、地域社会での社会性を養い、生活技術を獲得することができます。
里親になるには?
健康状態や経済状態などに、ある程度の条件がありますが、特別な資格は必要ありません。
複雑な事情を抱える子どもの養育に対する理解と熱意があり、愛情を持って子育てをしてくださる方が里親になることができます。
里親を希望される方は、まず、児童相談所に相談し、里親制度についてご理解いただいた上で、「里親認定・登録申請書」を提出していただきます。
県が家庭調査等を実施し、必要な研修を受けた後に、社会福祉審議会の意見を聞いて適当と認められた方が、里親として登録となります。
ただし、登録となってから子どもを預かるまでに時間がかかる場合があります。
里親の種類
- 養育里親:保護者の監護が得られない子どもを養育する里親
- 専門里親:より専門的な援助を必要とする子どもを養育する里親
- 養子縁組里親:養子縁組を前提に子どもを養育する里親
- 親族里親:三親等以内で扶養義務のある親族の子どもを養育する里親
子どもを短期間(数日~2ヶ月程度)、愛情をもって養育してくださる里親も募集しています。(短期預かり里親)
〔短期預かり里親(養育里親)募集のお知らせ〕をご覧ください。
養育費は支給される?
子どもの養育をお願いしている期間は、里親手当、生活費、学校教育費、子どもの医療費などが、子どもの年齢や人数などに応じて、公費により支払われます。
また、所得税法上の扶養控除の対象にもなります。
児童自立生活援助事業(3型)についてはこちらをご覧ください。
どのような支援が受けられる?
里親登録後は、里親としての資質を高めてもらう研修会などに参加したり、短期間の養育などを通じて子どもとのふれあいを体験したりすることで、里親委託(=里親として子どもを預かること)に備えていただきます。
里親委託後、子どもの養育については、児童相談所と協力して進めていくことになります。子どもの様子を見るために、児童相談所の担当職員が定期的に里親家庭の訪問を行います。また、いつでも子どもに対する様々な相談に応じていますので、困ったことや不安なこと、わからないことがあれば、お気軽にご相談ください。
ほかにも、里親が組織する「里親の会」や、児童家庭支援センターなどが、里親の相談や支援に応じています。
「群馬県里親の会」のホームページはこちらをご覧ください<外部リンク>
問合せ先
里親制度についてもっと詳しく知りたい方、里親登録を希望される方は、お住まいの地域を所管する児童相談所までお問い合わせください。
また、県内各地で児童相談所職員への相談や、里親をされている方等と交流ができる相談会を実施しています。お気軽にご参加ください。
里親制度Q&A
里親制度についてQ&A方式で掲載しています。
里親制度リーフレット