本文
令和2年度第1回ぐんま緑の県民税評価検証委員会実施結果
1.日時
令和2年7月13日(月曜日) 14時05分~16時20分
2.会場
県庁29階 第1特別会議室
3.出席者
- 委員:西野委員長ほか8名
- 県:岩瀬環境森林部長ほか9名
- 事務局:森林保全課職員5名
(別添出席者名簿のとおり)
4.環境森林部長あいさつ
〔略〕
5.委員長あいさつ
〔略〕
6.議事
(1)報告事項
ア 令和元年度ぐんま緑の県民基金事業実績について
イ 市町村提案型事業の評価(平成30年度開始事業の令和2年度評価)
ウ 令和2年度市町村提案型事業追加採択について
エ 効果検証のための調査分析について
オ 県外調査について
(2)協議事項
ア 令和元年度事業実施報告書(案)について
(3)その他
7.質疑内容
(司会)
(14時05分 司会 開会を宣言する)
(司会)
環境森林部長からあいさつを申し上げる。
(環境森林部長) [あいさつ] 〔略〕
(司会)
次に、西野委員長からごあいさつをいただく。
(西野委員長)[あいさつ] 〔略〕
(司会)
小山委員の館林市副市長退任に伴い、ぐんま緑の県民税評価検証委員会辞職の申し出があり受理した。新たに太田市副市長の木村正一様を委員に委嘱したため、ごあいさついただく。
(木村委員)[あいさつ] [略]
(司会)
飯塚委員の高山村副村長退任に伴い、ぐんま緑の県民税評価検証委員会辞職の申し出があり受理した。新たに甘楽町副町長の森平仁志様を委員に委嘱したため、ごあいさついただく。
(森平委員)[あいさつ] [略]
(司会)
これより議案の審議に移るが、議長は西野委員長にお願いする。
(議長(西野委員長))
まず「令和元年度ぐんま緑の県民基金事業実績」、について説明をお願いする。
(緑化推進主監)
資料1「ぐんま緑の県民基金事業について(総括表)」、資料2「水源地域等の森林整備事業」、資料3「ボランティア活動・森林環境教育の推進」及び資料4「市町村提案型事業」により説明。
(議長(西野委員長))
「令和元年度ぐんま緑の県民基金事業実績」について説明いただいた。
委員から質問はないか。
(山田委員)
昨年度からクビアカツヤカミキリ対策に取り組んできた。今が最も被害が広がる時期であり、太田市内においても見回りをおこなっている。今年度の計画の状況はどうか。
(事務局)
現在、9事業を予定しています。
(木村委員)
資料1「ぐんま緑の県民基金事業について(総括表)」 水源林機能増進の令和元年度繰越額136,871千円は、令和2年度当初予算71,750千円も含まれているのか。令和2年度当初予算71,750千円が、令和元年度繰越額136,871千円より小さいのは繰越した事業をやめてしまうということか。
(事務局)
令和2年度は、令和元年度繰越額136,871千円を優先して実施しますが、令和2年度当初予算71,750千円も併せて実施する予定です。これまでも繰越予算を優先して実施し、当初予算分が翌年度に繰り越されるという悪循環が続いている状況ですが、改善に向けて取り組んでいきます。
(角田委員)
資料3「森林ボランティア活動・森林環境教育の推進」 1(6)森林環境教育コーディネーター業務について。
小中学校の環境教育において、講師として授業を行う緑のインタープリターの調整が、コーディネーターの業務だという説明だったが、実際どのくらいの小中学校で実施し、どのくらいの参加者があったのか。
(事務局)
資料9「ぐんま緑の県民基金事業 令和元年度実施報告書」資料集(別冊)49ページに記載していますが、森林環境教育は、20市町村で46事業、参加者12,428人が参加しています。
同50~51ページには、森林環境教育を実施した一覧表がありますが、コーディネーターが対応した事業も含んだ一覧としており、区分されておりません。
(角田委員)
コーディネートした事業かどうか、区分していただきたい。例えば、館林市の足尾フィールドワークとういう事業がありましたが、市内の小中学生から募集し実施しているとのことですが、このようなものと、学校内でおこなっているものがどのくらいなのか知りたい。
(事務局)
コーディネーターは、参加者が多く、緑のインタープリターだけでは対応できない事業に派遣しています。多くは、赤城における体験活動です。コーディネーターは事前に、学校に出向いて打ち合わせを行い、当日の講師となる緑のインタープリターを支援する活動を行います。資料ではコーディネーターが働きかけて開催したものと学校が自力で実施したものが混在している。次回の評価検証委員会までに集計直しわかるようにします。
(議長(西野委員長))
それでは、次回までに集計方法について検討していただきたい。
(議長(西野委員長))
次に「市町村提案型事業の評価」について説明をお願いする。
(事務局)
資料5「ぐんま緑の県民基金 市町村提案型事業の評価」及び資料5-1「ぐんま緑の県民基金 市町村提案型事業 平成30年度開始事業・令和2年度評価 調査集約書」により説明。
(議長(西野委員長))
「市町村提案型事業の評価(平成30年度開始事業の令和2年度評価)」について説明いただいた。委員から質問はないか。
(議長(西野委員長))
事業毎の成果や課題のコメントの記載のないものが多すぎないか。特に、自己評価の点数が低い事業は、課題があるから評価が低いわけで、その理由等を記載すべきだ。そうでないと我々も評価ができないので、県からも指導をしていただきたい。
(角田委員)
私も委員長と同意見だ。事業を実施したのだから何らかの意見があると思うので、しっかり県から指導してもらいたい。
(事務局)
記載するように指導を行い、適正に評価していただけるようにします。
(議長(西野委員長))
県には市町村に出向いてのご指導をよろしくお願いする。
(議長(西野委員長))
次に「令和2年度市町村提案型事業追加採択」について説明をお願いする。
(事務局)
資料6「令和2年度市町村提案型事業の追加採択箇所」について説明。
(議長(西野委員長))
「令和2年度市町村提案型事業追加採択」について説明いただいた。委員から質問はないか。
(各委員)
特になし。
(議長(西野委員長))
次に「効果検証のための調査分析について」説明をお願いする。
(林業試験場長)
資料7「ぐんま緑の県民税 効果検証のための調査分析(第2期)」により説明。
(議長(西野委員長))
「効果検証のための調査分析について」説明いただいた。委員から質問はないか。
(議長(西野委員長))
「ぐんま緑の県民税」効果検証のための調査分析の予算は、1,410千円とあるがどのような経費を使っているのか。実施可能なのか。
(林業試験場長)
調査は、林業試験場の職員が行いますので、調査機材等の消耗品や作業員の労務費等の経費とさせていただいています。
(森平委員)
調査の実施場所は、どこか。
(林業試験場長)
県内一円29箇所で調査を行う予定です。具体的には中之条町や高崎市などです。
(議長(西野委員長))
条件不利地森林整備の採択要件に道路から200メートル以上離れた場所という条件があるが、昨年度、現場を見学した箇所では、間伐事業地に隣接した手前の道路から200メートル以内の森林を間伐していないため、事業の効果が感じられない。
(林業試験場長)
道路から200メートル以内というのは林業経営が可能な森林であるが、一体的な整備がよいため、森林組合等と相談しながら早めに間伐を推進できればと思います。
(議長(西野委員長))
道路から200メートル以上という制限はあるが、事業地と一体的に整備した方が有効な放置されている森林について、今後検討してよいのではないか。
(角田委員)
事業の目的は土砂災害の防止だが、林床植生がどれくらい繁茂すれば効果が発揮されるといったデータはあるのか。
(林業試験場長)
はっきりとしたデータはないが8割から9割が植生に覆われるのが理想です。落葉でも効果があります。
(角田委員)
地表の落ち葉を取り除いたらミツマタが繁茂したという事例を聞いたことがある。間伐だけではなく他の手法もあるかと思うがどうか。
(林業試験場長)
落葉を取り除くだけだと土壌がむき出しになり土砂流出の危険性があるため、強度間伐により林床植生を繁茂させることで、土壌に直接雨滴が落ちることを和らげ、土砂の流出防止を図ります。
(議長(西野委員長))
兵庫県でもミツマタが繁茂した話を聞いたことがある。今後、条件不利地の森林をどのような姿に持って行くかも検討していくべきではないか。
(議長(西野委員長))
次に、昨年度、事務局に依頼した先進地の調査を依頼した。その結果について説明をお願いする。
(事務局)
資料8「森林保全を目的とした超過課税による事業内容の他県状況の調査について」により説明。
(議長(西野委員長))
「県外調査について」説明いただいた。委員から質問はないか。
(議長(西野委員長))
他県では、木材利用促進もされているとうことだが、具体的にはどのような使途か。
(事務局)
公共施設の木質化や木製品の導入等が多く見られます。
(議長(西野委員長))
今後も、情報収集をお願いしたい。
昨年度からクビアカツヤカミキリの対策についても一部対応してきているが、都市緑化など他県の事例を参考にしていきましょう。
(議長(西野委員長))
次に、協議事項である「令和元年度事業実施報告書」(案)について説明をお願いする。
(緑化推進主監)
資料9「ぐんま緑の県民基金事業 令和元年度事業実施報告書」(案)により説明。
(議長(西野委員長))
「令和元年度事業実施報告書」(案)について説明いただいた。委員から質問はないか。
(角田委員)
7ページの最下段にある防除資材について、具体的にはどのようなものなのか。具体的に記載したほうがいいのではないか
(緑化推進主監)
クマによる剥皮被害防止のための、帯巻きなどです。記載については検討します。
(議長(西野委員長))
意見・質問等が他にないようなので「令和元年度事業実施報告書」を評価検証委員会で承認するということでよいか。
(各委員)
異議なし。
(議長(西野委員長))
これをもって第1回ぐんま緑の県民税評価検証委員会の議事を終了する。
(司会)
以上をもって第1回ぐんま緑の県民税評価検証委員会を閉会する。
- 【資料1】_ぐんま緑の県民基金事業について(総括表)(PDFファイル:215KB)
- 【資料2】_水源地域等の森林整備事業(PDFファイル:180KB)
- 【資料3】_ボランティア活動・森林環境教育の推進(PDFファイル:403KB)
- 【資料4】_市町村提案型事業(PDFファイル:273KB)
- 【資料5】_ぐんま緑の県民基金 市町村提案型事業の評価(PDFファイル:983KB)
- 【資料5-1】ぐんま緑の県民基金 市町村提案型事業 平成30年度開始事業・令和2年度評価調書集約書(PDFファイル:377KB)
- 【資料6】_令和2年度市町村提案型事業追加採択(PDFファイル:541KB)
- 【資料7】_ぐんま緑の県民税 効果検証のための調査分析(第2期)(PDFファイル:367KB)
- 【資料8】_森林保全を目的とした超過課税による事業内容の他県状況の調査について(PDFファイル:1.72MB)
- 【資料9】_ぐんま緑の県民基金事業_令和元年度事業実施報告書(案)(PDFファイル:3.47MB)