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教育委員会の点検・評価について（平成29年度対象）
群馬県教育委員会では、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条の規定に基づき、平成29年度の教育委員会の事務の管理及び執行の状況の点検及び評価の結果について取りまとめましたので、お知らせします。
なお、点検・評価の報告書をご覧になりたい方は、こちらのファイルをダウンロードしてください。
教育委員会の点検・評価（平成29年度対象）表紙（PDFファイル：14KB）
教育委員会の点検・評価（平成29年度対象）目次（PDFファイル：94KB）
趣旨、対象、方法、知見の活用、基本計画の概要（PDFファイル：133KB）
個票（基本施策1、基本施策2）（PDFファイル：749KB）
個票（基本施策3、基本施策4）（PDFファイル：918KB）
個票（基本施策5、基本施策6）（PDFファイル：610KB）
個票（基本施策7、教育委員会の取組）（PDFファイル：990KB）
点検・評価の概要
1 趣旨
地方教育行政の組織及び運営に関する法律（以下、「地方教育行政法」という。）において、全ての教育委員会は、毎年、その教育行政事務の管理執行状況について自己点検及び評価を行い、その結果に関する報告書を議会に提出するとともに、公表することが義務付けられています。
そこで、群馬県教育委員会では、効果的な教育行政の推進に資するとともに、県民への説明責任を果たすため、年度を区切りとして、前年度の状況について「教育委員会の点検・評価」（以下、「点検・評価」という。）を実施し、報告書にまとめています。
2 点検・評価の対象
点検・評価の対象は、「第2期群馬県教育振興基本計画」（以下、「基本計画」という。）に基づき群馬県教育委員会が実施した主な施策・取組と平成29年度の群馬県教育委員会の取組としました。
※地方教育行政法に定める点検・評価は、全ての教育委員会に実施が義務づけられているため、市町村教育委員会の権限に属する事務については、群馬県教育委員会とは別に各市町村教育委員会が点検・評価を行い公表しています。
3 点検・評価の方法
- 「平成29年度の取組実績」及び「個別評価」
基本計画の各取組で掲げた「主な取組内容」ごとに、「平成29年度の取組実績」を挙げるとともに、それに対する「個別評価」を次の4段階で行いました。
「達成」：計画内容を達成した。
「進捗」：一定の成果が出てきている。
「着手済」：取り組み始めたが成果が出てくるまでに時間を要する状態である。
「未着手」：計画内容に関する具体的な取組を始めていない。 - 「成果」及び「達成目標」
「平成29年度の取組実績」による「成果」を挙げるとともに、基本計画において指標として設定している「達成目標」の前年度に対する動向を示しました。（達成目標の動向は、原則として【（平成29年度実績値－基準年度実績値）／（目標値－基準年度実績値）×100】で表示しています。なお、基準年度実績値がもともと大きいものや、測定値の母数が少ないものは、わずかな数値の動きで指標が大きく変動するものがあります。） - 「今後の課題」及び「30年度の方向」
「平成29年度の取組実績」や「成果」等を踏まえて、「今後の課題」を整理した上で、「30年度の方向」を検討しました。
4 第3者の知見の活用
点検・評価を行うに当たっては、教育に関し学識経験を有する者の知見の活用を図ることが地方教育行政法で義務付けられています。群馬県教育委員会では、「群馬県教育委員会の点検・評価委員会」を設置し、以下の委員から御意見、御助言をいただきました。（五十音順、敬称略）
| 氏名 | 所属等 |
|---|---|
| 岡田 美智子 | 株式会社山岸製作所常務取締役 |
| 荻原 高子 | 臨床心理士、群馬県スクールカウンセラースーパーバイザー |
| 櫻井 常矢 | 高崎経済大学地域政策学部教授 |
| 重田 誠 | 高崎市小児科医会副会長 |
| 益田 裕充 | 群馬大学教育学部副学部長・教授【座長】 |
平成30年度群馬県教育委員会の点検・評価委員会結果概要（PDFファイル：144KB）
5 その他
基本計画のうち、他部局の権限に属する取組については、他部局の担当所属がその取組状況等の自己点検・評価を実施しました。また、教育委員会が点検・評価した取組の中でも、他部局の関連事業の状況を明らかにしています。
それらの取組等は、教育委員会の点検・評価の対象外ですが、各施策の取組個票（上記ダウンロードファイル）に参考添付しています。
第2期群馬県教育振興基本計画（計画期間 平成26年度から30年度）
点検・評価の対象となっている第2期群馬県教育振興基本計画についてはこちらのリンクを御覧ください。
点検・評価結果の概要
「主な取組内容」に係る個別評価の結果及び各取組の「達成目標」の状況から、平成29年度は計画期間の4年目として、最終年度に向けて多くの取組を着実に進めている一方、一部の伸び悩んでいる取組に関しては改善に向けた課題が残っていると言えます。
（1）各取組の「主な取組内容」に係る個別評価の結果
| 評価 | 達成 | 進捗 | 着手済み | 未着手 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|
| 項目数 | 6項目 | 304項目 | 3項目 | 0 | 313項目 |
基本計画の「主な取組内容」について、平成29年度は304項目（97％程度）が「進捗」し、6項目が「達成」しました。
主な達成項目
採用3年目研修で小学校教員全員に理科観察・実験実習を実施
県立学校施設（校舎等）の耐震化
主な着手済項目
教員の英語力強化を図るための、外部検定試験の受験促進
長期保全計画に基づいた改修工事の実施
（2）各取組の「達成目標」に係る進捗率
| 進捗率 | 100％以上 | 100％未満～80％ | 80％未満～60％ | 60％未満～40％ | 40％未満～20％ | 20％未満～0％ | 0％未満～マイナス20％より大きい | マイナス20％以下 | －※（注） | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 項目数 | 33項目 | 11項目 | 12項目 | 22項目 | 24項目 | 24項目 | 12項目 | 23項目 | 10項目 | 171項目 |
※注「－」は、実績調査時期の関係から平成29年度の数値が判明していない指標、又は進捗率の数値化に適さない指標
基本計画の各取組の「達成目標」について、目標値に対して平成29年度までにどれだけ基準値から進んだかを進捗率として表し、次の式により算出しました。
進捗率（％）＝（平成29年度実績値－基準値）÷（目標値－基準値）×100
計画期間が5か年であることを考えると、平成29年度は4年目であるため、進捗率は80％が目安となります。上記の表のとおり、全体の171項目に対して合計44項目が80％以上進捗しました。その中で100％を越え目標を達成したものは33項目ありました。
一方で、合計35項目については、基準年度と比べて数値が低下しており、関連する取組が今後の課題と言えます。
主な進捗率の高い指標
地域社会等のボランティアに参加している小・中学生の割合
児童会・生徒会活動を通じて、いじめの問題を考えさせたり、生徒同士の人間関係や社会づくりを促進した学校の割合
主な進捗率の低い指標
公立高校全日制における高校3年間でインターンシップに参加したことがある生徒の割合
全国体力・運動能力、運動習慣等調査における合計得点の全国集計との差
