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教育関連情報(令和7年5月配信)

更新日:2025年5月30日 印刷ページ表示

令和7年度 ぐんまの教育2025-基本方針と主要事業-

県教育委員会の基本方針

 群馬県教育ビジョン(第4期群馬県教育振興基本計画)が掲げる目標である「最上位目標」及び「群馬の教育が目指す学習者像」の実現に向けた様々な事業を、「目標実現のために持ち続ける視点」及び目標とのつながりを意識しながら進めます。
 令和7年度(2025年度)は、児童生徒や教職員がエージェンシーを発揮し、自分で考え、自分で決めて、自分で行動できるような教育の実現に向けて、主体性を育む取組を推進していきます。そのために、学びの充実により、認知能力と非認知能力をバランスよく育成していくこと、多様化・複雑化・深刻化する児童生徒の課題への対応や支援、心理的安全性の高い学びの場づくり、それらを支える教職員の働き方向上などに係る施策や、それらに必要な体制や設備の整備等に重点的に取り組みます。

1. 非認知能力の評価・育成

 研究者、教育実践者、群馬県教育委員会・学校関係者から構成される「専門家委員会」からの助言を受けながら、指定校での実践研究や、SSESの結果分析や活用方法について検討を行います。
 令和7年度は「群馬モデル」の作成に向け、指定校の実践研究などを基に、各学校が取組の参考となる資料の作成を進めるとともに、SSESの調査結果データを群馬県独自に分析します。

※注 SSES…OECDが実施する社会情動的スキル(感情のコントロール、他者との協働、目標の達成といった力)に関する調査

2. インクルーシブ教育の推進

 ​全ての子どもが共に学び合う「インクルーシブな学校」の実現に向けて、モデル校の実践や国内外の視察で得られた、自分で学び方を選択できる環境設定の考え方を参考に、実践研究を行います。
 また、インクルーシブ教育についての理解促進を図るため、商業施設等でイベントを実施します。

3. 教育DXの推進

(1)ぐんまDX ハイスクール

 情報・数学・理科の教育を重視するカリキュラムを実施するとともに、ICTを活用した文理横断的で探究的な学びを強化する公立高校に対して、必要な環境整備を実施します。

(2)小中学校等のデジタル基盤整備

 小中学校の教職員の校務の効率化と負担軽減を図り、教育データの利活用を進めるために、県域でのICT環境の統一に向けて、群馬県がデジタル基盤(校務支援システム等)を共同調達し、県域で共通の仕組みを構築します。

4. 多様な専門人材と協働した児童生徒の課題解決

(1)スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、スクールロイヤーの配置

 悩みを抱える児童生徒や保護者の心のケアを図るため、心理の専門家であるスクールカウンセラーの全校配置を継続するとともに、児童生徒を取り巻く環境面の問題に対応する学校の支援体制を充実させるため、スクールソーシャルワーカーの増員を図ります。さらに、学校における多様化・複雑化する課題に、法的根拠に基づいて素早く対応するため、新たにスクールロイヤーを設置し、各学校が直接弁護士に相談できる体制を構築します。

(2)フリースクール等への支援

 不登校児童生徒等への学習支援や居場所づくりなどの支援を充実し、児童生徒が自ら社会とつながろうとする力を高められるよう、フリースクール等に対する事業運営費補助等を実施します。

5.教職員の働き方向上

(1)スクール・サポート・スタッフの活用と障害者雇用促進対策

 障害者雇用等により、市町村立学校にはスクール・サポート・スタッフを、県立学校等には会計年度任用職員を事務補助者として引き続き配置し、教員が、児童生徒に対する学習や生活に係る本来の業務に専念できる環境を整えます。

(2)教職員の多忙化解消に向けた協議会の開催

 学校関係者及び教育委員会関係者による協議会を開催し、教職員の多忙化解消の取組の方向性を示す提言を発出し、学校の業務や行事等の見直しを推進します。

関連リンク

ぐんまの教育2025 -基本方針と主要事業-


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