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山本一太
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第29回定例記者会見要旨(10月14日)

■日時    令和3年10月14日(木)午後3時5分~3時40分

■会場    記者会見室

■出席者  県:知事、副知事ほか
       記者:記者クラブ所属記者等 17人
■記録作成 メディアプロモーション課(報道係)

 令和3年10月14日定例記者会見動画(You Tube:外部リンク)

 モニター資料(PDFファイル:1535KB)

質疑応答はこちらをクリック

■知事冒頭発言

発表項目
1.はじめに
2.直近の感染状況について
3.中期財政見通し・令和4年度当初予算編成方針について
4.始動人Jr.フューチャーセッションについて
5.アニメ「ぐんまちゃん」について


 

1.はじめに
 それでは、定例記者会見を始めさせていただきたいと思います。
 先週9日の土曜日ですが、太田市運動公園の市民体育館で行われた、プロバスケットボールチーム「群馬クレインサンダーズ」のB1ホーム開幕戦を観戦してまいりました。
 その前週に行われたB1での初陣では、皆さんご存知だと思いますが、昨シーズン準優勝を果たしたチーム「宇都宮ブリックス」にアウェイで2連勝するという好スタートを切っていたわけです。
 私も応援に駆け付けたホーム初戦の9日の試合は、昨シーズンの覇者「千葉ジェッツ」が相手でしたが、さすがに千葉ジェッツが強くてですね、約30点差をつけられて、一言で言うとB1の洗礼を受けたというか、力の差を見せつけられたという感じがしました。
 翌10日の第2戦も惜しくも敗れて、千葉ジェッツに連敗を喫したわけですけれども、それでも得点差が15点に縮まったことを考えれば、クレインサンダーズはB1でも十分上位争いができる、優勝を狙える力もあるということを証明できたのではないかと考えています。
 シーズンはまだ始まったばかりです。選手の皆さんはもちろん、監督、コーチを含む関係者の皆さんには、ぜひ頑張っていただきたいと思います。
 クレインサンダーズの新たに立ち上がった応援会の会長が太田の清水市長なんですけれども、知事も名誉顧問ということで加わりましたので、今後もクレインサンダーズのこのB1リーグでの活躍に注目をしていきたいと思いますし、県民を挙げてしっかり応援できればと思ってます。
 それから、もう一つのプロスポーツチームである「群馬ダイヤモンドペガサス」、こちらも、3年ぶり5度目となるBCリーグの優勝を成し遂げました。
 これもすごく嬉しいニュースだったんですが、改めてダイヤモンドペガサスの選手をはじめ、チーム関係者、ファンの方々にお祝いを申し上げたいと思います。
 山本県政では、プロスポーツの振興による地域活性化を目指しております。引き続き県民の皆さんとともに、プロスポーツチームを応援し、群馬のプロスポーツを共に盛り上げてまいりたいと考えています。
 
 それでは本日の会見に入りたいと思います。主な項目、スライドをご覧ください。
 今日はですね、毎週報告している「直近の感染状況」、それから「令和4年度当初予算編成方針」、さらには「始動人Jr.フューチャーセッション」などについて発表します。
   
 
2.直近の感染状況について
 それではまず、直近の感染状況からご報告をいたします。スライドをご覧ください。新規感染者数の推移です。
 直近1週間の新規感染者数は、本日の新規感染者数3人を含めて54人ということで、先週よりさらに減っています。先々週102人、先週62人ということで、右肩下がりになっていることが分かっていただけると思います。
 
 次のスライドをご覧ください。感染状況についての客観的な数値です。
 (1)の1日当たりの新規感染者数は8.6人ということで、前回とあまり変わりませんけれども、基準の20人を、依然として大きく下回っています。
 (2)の経路不明の感染者は45%ということで、前回よりもちょっと増えていますけれども、これも基準の50%を下回っていることが分かっていただけると思います。
 (3)の検査の陽性率ですが、こちらも相変わらず1.3%ということで、基準を大きく下回っています。
 
 続いて、新規感染者のワクチン接種状況をご報告したいと思います。スライドをご覧ください。
 昨日までの1週間の新規感染者について、ワクチン接種状況を調査いたしました。その結果、未接種の方が68%、1回接種が9%、2回接種済みの方が23%という結果になりました。
 2回接種済みの方が感染する、いわゆるブレークスルー感染の割合が増えています。このことについて、県内の状況を調査いたしましたので、ご説明したいと思います。
 
 次のスライドをご覧ください。ワクチン2回接種後の発症状況について調べたスライドです。
 今年の4月から10月12日までに、12歳以上で新型コロナに感染した方、1万580人のうち、ワクチンを2回接種していた方が491人でした。
 割合にすると4.6%ということで、県内の接種率と比較すると、かなり低い割合だということを分かっていただけると思います。
 
 次のスライドをご覧ください。ブレークスルー感染に該当する、接種後2週間以上経過して発症した401人。この401人の方について、2回目の接種から発症までの期間を年代別に分析してみました。
 全体で見ると、2週間から3カ月未満で発症している方の割合が74%で最も多く、3カ月以上を経過してる方は17%ということで、わずかであることが分かります。年代別で見ると、65歳以上でその傾向が顕著だということを分かっていただけると思います。
 ブレークスルー感染については、時間の経過によってワクチン接種の効果が弱まっているのではないかという指摘もありますが、本県の発症状況から見た限り、そういう明確な傾向は読み取れなかったということが結論です。
 引き続き、国の分析調査の動向は、しっかり群馬県としても注視してまいりたいと思います。
 いずれにしても、ワクチンの発症予防効果、重症化予防効果は明確だと思いますが、100%でありません。ワクチン2回接種完了後もですね、県民の皆さんには、油断をせずに、マスクの着用とか3密を避ける、こうした基本的な感染防止対策、毎回お願いしていますが、これは徹底していただきたいと思っています。
 
 次のスライドをご覧ください。年代別にまとめた新規感染者の状況です。
 20代から30代の若い世代の割合が増えてきています。このうちワクチン接種済みの方が1割程度ですから、やはり、若い世代の方々へのワクチン接種の推進が依然として非常に大事だということが分かります。
 
 次のスライドをご覧ください。新規感染者の状況を推定感染経路別にまとめました。
 感染経路不明、これは45%ですね。家庭内感染が40%。大きな傾向は変わっていないということが分かります。
 
 続いて、医療提供体制についての客観的な数値です。次のスライドをご覧ください。
 まずは、スライド上段の重症例です。現在、人工呼吸器を使用してる方が3人で、ECMOを使用してる方はおりません。また、酸素投与が必要な中等症の方が4人いらっしゃいます。
 スライド中段の病床の稼働率は4.3%ということで、これは7週連続で減少していることが分かります。
 スライドの下段、入院以外の療養の状況についてですが、宿泊療養者数が33人。前回よりちょっと上がっていますが、ほぼ30人のレベル。さらに自宅療養者数が5人ということになっています。
 
 なお、この1週間で、新たに1名の方の命が失われました。慎んで哀悼の意を表するとともに、ご遺族の方々には心から、知事として、お悔やみを申し上げたいと思います。
 
 続けて、保健所ごとの感染者数についてもご説明したいと思います。次のスライドをご覧ください。
 一部増加が見られる地域もありますが、感染経路はほとんど追えておりますので、全体的に見ると、かなり落ち着いていると言っていいと思います。
 以上が直近の感染状況ということです。
 
 県民の皆さまのご協力、ご理解のおかげで、県内の感染状況は、先ほど申し上げましたが、総じて落ち着いた状況です。先日の臨時記者会見でもお伝えしたとおり、群馬県では「群馬ワクチン手帳」を活用した「愛郷ぐんまプロジェクト第3弾」、また、「ぐんまGoToEatワクチンプレミアム」。こういった需要喚起策を、明日の15日から実施いたします。
 昨日からスタートした「群馬ワクチン手帳」への登録も、14日12時現在で、およそ6万4千件ということで、かなり好調なスタートを切ることができています。
 また昨日、県内観光地の5人の市町村長、それから県内の観光関係団体の幹部の皆さんが来訪されました。コロナ禍からの早期の経済回復に向けた要望書というものを受け取っています。観光関係の皆さんは、「群馬ワクチン手帳」はもちろんのこと、これを活用した2つの需要喚起策に大きな期待をされています。こうした事業を熱望していると言っていいと思います。
 こうした地域の声も踏まえながら、今後は、次の感染拡大に備えた医療提供体制の強化、社会生活の中での感染防止対策の定着。こういうものを図りながら、疲弊した地域経済を立て直してまいりたいと考えています。
   
 
3.中期財政見通し・令和4年度当初予算編成方針について
 続いて、令和4年度の当初予算編成に向けて、中期財政見通しと編成方針について発表いたします。
 スライドをご覧ください。群馬県の中期財政見通しの概要です。
 中期財政見通しは、中期的な視点を持って持続可能な財政運営を行っていくため、私が知事に就任した令和元年度から、当初予算編成の方針と合わせて作成、公表をしております。
 今回、令和4年度当初予算の編成方針を検討するにあたり、最新の数値をもとに改めて推計いたしました。
 結論から言うと、これ(スライド)を見ていただけると分かるんですけれど、かなり厳しい状況です。県民の皆さんにはぜひ分かっていただきたいと思います。
 概要ですが、令和3年度当初予算並みの大幅な財源不足が継続する見込みであることが分かりました。
 その主な原因として、人件費は減少が見込まれているんですが、少子高齢化に伴う社会保障関係経費の増加、公債費の高止まり、こういうものが挙げられています。
 行財政改革によって、この財源不足を圧縮していかない限り、今後、数年で基金が枯渇します。基金が枯渇すると、何度も皆さんに申し上げているとおり、大規模災害等の緊急的な財政出動への備えが手薄になってしまうということになります。
 また将来、県債の返済によって、多くの予算がそちらに割かれてしまうということにもなります。
 こうした財政見通しを踏まえて作成した、令和4年度当初予算の編成方針をここで発表させていただきます。
 次のスライドをご覧ください。令和4年度当初予算の編成方針です。
 令和4年度は、新型コロナの影響により、税収等の歳入の先行きが不透明です。また、コロナ対策や社会保障関係経費など、歳出の増加が引き続き見込まれるということから、財政状況はさらに厳しさを増していくという現実があります。
 そのため、当初予算編成においても、ニューノーマルの視点から、既存事業の必要性、あるいはやり方を検証し、前例を踏襲することなく大胆に見直すことが必要だと考えています。
 これが今の群馬県の現状だということを、ぜひ県民の皆さんに分かっていただきたいと思います。
 こうして生み出した財源とかマンパワー等のリソースはですね、これはDXの加速化とか、新・総合計画のビジョンを実現するための施策に集中したいと思います。また、コロナ対策として必要な事業は、国の財源も最大限活用しながら、引き続きしっかりと取り組んでまいります。
 皆さん今、第5波が収まったからといって、全く油断はできません。これから第6波がやって来るかもしれないというシナリオもしっかり睨んで、知事としては県民の皆さんを守る体制を作っていかなければいけないと。このこともですね、ぜひ、県民の皆さんにご理解いただきたいと思っています。
 これからですね、県議会をはじめ、県民の皆さんのご意見をよくお聞きしながら、各担当部局長と議論の上、予算編成を進めてまいりたいと考えています。
   
 
4.始動人Jr.フューチャーセッションについて
 続いて、「始動人Jr.フューチャーセッション」について発表いたします。
 スライドをご覧ください。始動人を育む教育イノベーションに関するスライドです。
 県では、新・総合計画ビジョンに掲げる新たな時代を切り開く「始動人」を育成するために、今教育イノベーションに取り組んでいます。
 このプロジェクトでは、10年後、20年後の未来を見据え、その主役となる子どもたちの個性を伸ばし、新たな価値を生み出す力、これを育むことを目標として、様々な事業を展開してまいりました。
 この会見でもご報告しましたが、昨年度は中高生を対象にした「始動人Jr.キャンプ」、今年の8月には高校生を対象にした「グローバル始動人サマーキャンプ」というものを開催したところです。この会見でもご報告したので、皆さんも覚えていらっしゃると思います。
 今回、これに続く新たな企画として、「始動人Jr.フューチャーセッション」を開催したいと思います。
 
 次のスライドをご覧ください。「始動人Jr.フューチャーセッション」に関するスライドです。
 この企画は、全国や世界の舞台で活躍する県内の小中高生を紹介するオンラインイベントです。科学、工学、芸術など、様々な分野で活躍する始動人の卵たちが、個性豊かな自慢の技をプレゼンするという企画になっています。
 今回の取り組みを通して、様々な可能性を秘めた子どもたちの個性を世界に発信していきたい、大勢の方に刺激を与えたいと、こんなふうに考えています。
 また、プレゼンに参加していただく子どもたちはもちろんのこと、それを見た同世代の子どもたちにも始動人の輪を、こうしたプロジェクトを通じて広げてまいりたいと考えています。
 ゲストには、ソフトウェアエンジニアとして活躍するタレントの池澤あやかさん、過去に群馬県のイベントにもご登場いただきました。池澤さんだけでなく、もちろん知事である私自身もコメンテーターとして参加する予定です。
 このトークセッションをしっかりと良いものにしたいと思いますし、様々な議論を繰り広げることになると思います。
 11月13日土曜日13時30分、tsulunosから生配信いたしますので、ぜひ多くの皆さまにご覧いただきたいと思います。
   
 
5.アニメ「ぐんまちゃん」について
 最後に、アニメ「ぐんまちゃん」についても、ご報告したいと思います。
 大変ご好評いただいているアニメぐんまちゃんについて、コラボ企画を今日この会見で発表させていただきたいと思います。
 
 1つ目は、株式会社原田の企画商品の発売についてです。群馬県産小麦を使用し、パッケージにぐんまちゃんをあしらった「グーテ・デ・ロワ 群馬エディション」の発売が決定いたしました。包装パッケージはもちろんのこと、商品の入った缶や包装紙にも、ぐんまちゃんが描かれた群馬限定のガトーラスクになります。10月28日から、群馬県限定での販売となります。友人へのお土産にぴったりの商品ですので、ぜひ皆さまに、お買い求めいただきたいと思います。
 
 2つ目は、タワーレコード株式会社とのコラボ商品の発売です。アニメぐんまちゃんのオープニングテーマ等を収録しているCDの発売を記念したコラボグッズの発売が決定いたしました。
 スライドにあるアクリルキーホルダー、それからタオルのほか、パーカー、Tシャツ、ランチトートの5つのアイテムがございます。こうした商品は、タワーレコード高崎オーパ店及びタワーレコードオンラインで限定販売をさせていただきます。発売日は、CDと同日の10月20日水曜日となっています。
 ぐんまちゃんファンの方は、ぜひ、お買い求めいただきたいと思います。
 
 3つ目は、株式会社ベイシアとのコラボ企画です。
 アニメ放送を盛り上げるため、県内ベイシア各店舗に、ぐんまちゃんデザインのパネルの設置が決定いたしました。
 パネルは、アニメ放送期間中、県内29店舗に設置しています。ベイシア各店を訪れた際には、ぜひこのぐんまちゃんと一緒に写真撮影をしていただきたいなと思います。
 
 アニメぐんまちゃんのプロモーションを実施していく中で、多くの企業の皆さまから、コラボ商品の製作のお声掛けをいただきました。こうして様々な県内外の企業とのコラボレーションによって、ぐんまちゃんの魅力が広まっていく、これは知事としても大変嬉しいし、素晴らしいことだと感じています。
 こんなにいろいろな商品が出てきたり、いろいろな企画が舞い込んでくること自体、アニメぐんまちゃんの評価が高いというか、盛り上がっているという何よりの証拠だと思っています。
 今後も、新たな企業コラボ等の様々なプロモーションを進めてまいりたいと思います。
 
 次のスライドをご覧ください。
 最後に、アニメぐんまちゃんの放送のお知らせをさせていただきます。
 現在、地上波では、群馬テレビなど、全8局、ローカルのテレビですけれども、すべて地上波ですよね。それから動画配信サービスでは、Huluも入って、全22社で絶賛放送中です。
 放送後には、Twitterなどで、これはメディア戦略アドバイザーにもかなり細かく、幅広くフォローしていただいていますが、多くの反響をいただいております。すでにご覧いただいた方も、これからご覧になる方も、配信サービスも含めれば全国どこでも見られますので、ぜひアニメぐんまちゃんに、ご注目いただきたいと思います。
 なお、ぐんまちゃんのアニメの反響については、まだ始まったばかりなので、ある程度の期間が経ったところで、Twitterのトレンド入りしたとか、もうすでにいろいろな良い兆候が出てきていますので、どんな反響があったのかということは、まとめてこの場所で、皆さまにお伝えしていきたいと思っています。
 私からは以上です。何かご質問があればお受けしたいと思います。

   

 ◎質疑応答

●衆議院選挙について
(記者)
 今日、衆議院が解散されましたが、知事の受け止めなり、ご意見なりをお伺いしたいと思います。
 
 
(知事)
 衆議院の解散というのは岸田首相のご判断なので、知事として何かそれについてコメントすることは控えたいと思いますが、24年間、国会議員をやっていたので、日本に必要だと、どうしても再選を果たして欲しい方々はおりますので、そういう仲間には心からエールを送りたいと思っています。
 
 
●魅力度ランキングについて
(記者)
 魅力度ランキングについて、改めてお伺いいたします。
 知事が法的措置も検討しているという発言をされて、かなり大きな反響を呼んでいると思います。これについて、知事に寄せられた声などを踏まえて、改めてこのランキングに対する考え方について、何か変化があったのか、今どういうふうにお考えなのかをちょっと教えていただけますでしょうか。
 
 
(知事)
 前回も結構、冷静にいろいろお話したつもりなんですけれども、何かこう、激怒みたいに報道されてしまって、今回インタビューのチャンスもあったので、少し丁寧に説明させていただいたのですが、過去の会見でも申し上げたとおりですね。
 ランキングそのものを否定するつもりはありません。世の中には様々なランキングがあって、これは別にいろんなランキングあっていいと思うし、基本的には、こんな言い方をしたらあれかもしれませんが、前向きな性格なので、それなりに根拠のあるランキングだったらですね、そこからいろんなことを学んで、例えば、もっと伸ばしていこうみたいな、前向きな考え方ができればと思いますが、前回もちょっと言いましたけれども、この都道府県魅力度ランキングは、魅力度ランキングという名称に堪えれるような、信頼性の高いものではないということなので、本来であれば、別にあまり気にかけたくないんですけれど、NHKまで毎年、取り上げるので、そこにはある程度やっぱり社会的影響力があるものですから、なかなか、そのままスルーできないということで、結構、冷静にコメントしたということは分かっていただければと思うんですね。
 要は、問題にしているのは、社会的な影響力のあるランキングは、やはりそこには説明責任が伴うので、それは十二分に果たされていないと。ここで検証チームの報告もしっかりさせていただいたので、繰り返すようなことはしませんけれども、今回もちょっとテレビのインタビューの中でも説明したのですが、だいたい25位ぐらいから47位まではですね、7点の中に全部詰まっているわけですよね。この7点差って、我々が検証チームを作った時に協力をいただいた統計の専門家の方々も、誤差の範囲だと言っているわけなので。この誤差の範囲、誤差で動き得るものを、なぜ下位のランキングまで出さなければいけないのかと、皆さん本当に疑問を持ってらっしゃったということなので、私が期待していたのは、これに対する反論なんですけれど、それもブランド研究所の方から一切ないんですよね。
 つまり誤差の範囲だから、理論的に言えば、専断的に動かしても分からないし、ランキングの考え方というか、そこがまず全然発表されてないわけですよね。
 公開されてないから、何で45位で、こっちが44位なのかということも分からない。それはちょっとおかしいんじゃないかなと思ってるんです。
 私がここでいろいろ発信した目的はですね、このランキングが魅力度というものを反映しているものではなくて、やはり申し訳ないんですけれど、ずさんですし、信頼度が低いということを県民の皆さんに分かっていただきたいし、国民の皆さんにも理解して欲しいし、こうやって集まっていただいているメディアの皆さんにもですね、ぜひ正確に理解して欲しいということなんですね。
 法的措置というところが、結構走っちゃったんですけれど、もう1回言いますけれど、私の目的は、このランキングが実は魅力度というものを正確に反映したものではないと、統計学的に言っても、いろんな意味で信頼度が低い、申し訳ないんですけれど、ずさんなものだと。このことを、県民、国民、メディアの皆さんに分かってもらうということなんですね。
 そのための方策として、法的措置というものが有効なのであれば、それを検討するということで、もうやると決めたわけではなくて、例えば、法的措置を検討する中で、ランキングの信憑性というのはかなり議論されますよね。そういう形で、私たちが求めているものが達成されるのであれば、一つの選択肢として検討するという意味です。
 ですから、何か4位下がって激怒しているとかじゃないんです。だって、去年5つ(順位が)上がって、それでも40位で過去最高とか言われた中で、これはおかしいとクレームしているので、そこはですね、やはり社会的な責任をしっかり果たして欲しいと思いますし、何度も申し上げますが、このランキングは魅力度ランキングという名称に堪えられるようなものではないと、知事としては認識しています。
 
 
(記者)
 前回の火曜日の会見から比べると少しトーンが下がったような気もするのですが。
 
 
(知事)
 下がってないんだけど、かなり冷静に言ったのですが、結構なんか激怒みたいに取られちゃったから、前回もかなり優しく言ったと思うんです。私、もともと言葉が強いじゃないですか。かなり冷静に言ったのに、何かすごく怒っているみたいに取られちゃったので、ややスタイルをやわらかくしているだけで、基本的に言っていることは全く変わりませんので。
 
 
(記者)
 調査会社の方に取材すると、知事は結果が下がったという言い方をしていましたが、調査会社としては、群馬の点数は上がっているので、下がったというよりは、他が相対的に上がったと言っていますが。
 
 
(知事)
 そういうコメント、相手にしたくないんですけれどね。
 だって、その上がった理由は分からないし、我々はこの誤差の範囲の7点というものが、何で上がって下がっているかも全く分からないから、それは全然説明になってないと思いますよね。それを判断するための基準を公開してないんだから。
 普通の常識でいったら、とてもこれ、ランキングには値しない、ちゃんとしたランキングとはとても言えないと思っています。
 
 
(記者)
 最後に、改めて法的措置なり、今どういう検討を庁内でされているのか、教えていただけますでしょうか。
 
 
(知事)
 それは、さっき言ったように、選択肢の一つとして考えているということであって、別に法的措置をすると決めたわけじゃありません。
 ただ、もう1回言いますけれども、このランキングの内容、正体と言っていいと思うんですけれど、これをしっかり内外に分かってもらうために、有効な手段になるのであれば、可能性の一つとして検討しているということです。
 
 
(記者)
 法的措置の検討について、もうちょっと突っ込んでお聞きしたいのですが、それは名誉毀損とか、そういう類のことなんですか。
 
 
(知事)
 法的措置をとるかどうかは全然決めていません。さっき言ったように、我々の目的を果たす、つまり、このランキングの信頼性がかなり低いというものであることを、県民、国民、メディアの皆さんに分かってもらうために、これが有効な手段になり得るのであれば検討するという段階です。
 何か法的手段というと、これを差し止めるとか、損害賠償するとかいうところに特化されてしまうんですけれども、そうじゃないアプローチもあると思いますが、とりあえず今のところは、いろんな選択肢を検討しているということで、法的措置をとると決めたわけじゃありません。
 目的は今言ったように、発表することを押さえつけるみたいな話ではなくて、皆さんにこのランキングの信憑性というものを考えていただいて、もう一度ちゃんと考えてもらうという意味の検討をしているということです。
 
 
(記者)
 もう一つの考え方として、調査そのものに信頼性がないと何度も繰り返しおっしゃっていますが、あえて知事の方がおっしゃらなくても、黙殺するという手段もあったかなと思うのですが、そういう手段は考えていらっしゃらなかったのですか。
 
 
(知事)
 いろいろな判断があると思うんですよ。茨城県知事が、大人の対応されたのか、歯牙にもかけていないと言うことをおっしゃったんですけれども、私の感覚として言うとですね、なかなかこれをそのままスルーするのはよくないと思って。
 記者さんが、来年からこのランキングを取り上げないとか、メディアの人たちが、このランキング、そんな正確なものじゃないと思って、そういう認識がある中だったら、別にいいと思うけれど、やっぱり毎年、情報として発信されて、はっきり言って申し訳ないんですけれど、ちょっと納得できないようなデータをもとに、こういう結果を発表していると。これが、県のイメージに対してマイナスの影響を及ぼす可能性があるということであれば、それは、もう1回言いますけれど、感情的に言っているわけじゃないけれど、やっぱりこのランキングが不正確だということは、しっかりと言っていかなくてはならないので、黙殺するという手もあるし、スルーするという手もあるし、好感度を考えるとユーモアで返すとかね、そういうあらゆる選択肢があると思うんですけれども、やっぱり県知事としては、なかなかそういうふうにはできないと。ここはやっぱり、このランキングの中身をしっかり県民の皆さんに知ってもらうということが、いろんな意味でプラスに働くと思いました。
 

~知事メッセージ~

 それでは、最後に県民の皆さまに、知事の方からいくつかお願いしたいと思っています。
 最初に申し上げますが、毎回会見で申し上げているとおり、ここのところ感染状況が非常に落ち着いています。
 今日の新規感染者数は3人ということでですね、1日あたりの感染者数も今のところ10人を切っているような状況になっています。
 毎回、同じセリフで恐縮ですが、これは県民の皆さまのご理解とご努力のおかげだと思っていまして、さっきのプライドの話じゃないんですけれども、私はやっぱり群馬県の接種率が全国トップクラスだということも、知事として大変誇りに思っています。やっぱり群馬県民の皆さまのご努力のおかげだということで、ぜひこれは皆さまにも誇りを持っていただきたいなと思っています。
 そして知事として、接種対象となる県民の8割の皆さま、接種を望む県民の皆さまに2回の接種をすると。全国最速のペースでこれを達成したいと申し上げてまいりましたが、これはほぼ実現できたと思っています。
 こうしたことも勘案して、15日からワクチン手帳に基づく2つの事業を展開いたします。ワクチンを打てない方々への配慮も必要だと。これは県議会の議論もしっかり踏まえて、少し修正させていただきました。接種していない方もこの愛郷プロジェクトに参加できるような仕組みにいたしましたので、ぜひ多くの皆さまにですね、この事業を活用していただいて、今まで特に、なかなか外に出られなかったということもありますので、ぜひ県内の観光地を訪れていただきたいなと思っています。
 最後に申し上げますが、感染が落ち着いたと言っても、何かのきっかけでリバウンドする可能性もありますし、また第6波、第7波が来る可能性もありますので、ぜひですね、マスクを着ける、手指消毒する、3密を避ける、こういった基本的な対策は、引き続き徹底していただくようにお願いしたいと思います。
 皆さまと力を合わせて、何とか第5波は乗り越えました。これからもですね、皆さまと力を合わせて、いろんな試練を乗り越えていきたいと思っています。
 以上で今日の会見を終わりたいと思います。記者の皆さま、今日も最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
 

 

( 以上で終了 )
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。

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