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山本一太
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新型コロナの集団発生に関する臨時記者会見要旨(12月17日)

■日時    令和3年12月17日(金)午後5時00分~5時45分

■会場    記者会見室

■出席者  県:知事、副知事ほか
       記者:記者クラブ所属記者等 17人
■記録作成 メディアプロモーション課(報道係)

 令和3年12月17日臨時記者会見動画(You Tube:外部リンク)

 モニター資料(PDFファイル:92KB)
 

知事冒頭発言

 それでは、臨時記者会見を始めさせていただきたいと思います。
 新型コロナに関して、本日新たに群馬県内で52人の感染者が確認されました。1日の新規感染者数が50人を超えたのは、9月14日以来ということになりますので、およそ3カ月ぶりということになります。
 全国的に感染が落ち着いている中で、本県の感染者数が突出して多いということについて、多くの県民の皆さまがご心配されていることと思います。
 本日は、今何が起こっているのか、そして、それについて県としてどう考えているのか、こうしたことについて、記者の皆さま、そして、県民の皆さまに、知事である私から直接ご説明させていただく必要があると考え、臨時会見を開かせていただいた次第です。
 急な臨時記者会見になりましたが、お集まりいただいた記者の皆さまに感謝を申し上げたいと思います。
 
 それではまず、本日の感染者の発生状況について、概要を説明させていただきます。
 スライドをご覧ください。感染者の概要をまとめたものです。
 本日の52人の感染者のうち、30人が、桐生市内の工場で発生したクラスター関連の感染者ということになります。その他、家庭内感染の方が9人、経路不明の方が7人、友人知人からの感染者の方が5人ということになっています。
 
 感染者の年代についてですが、20代から30代が48%ということで、最も多くなっています。ワクチン接種状況に関しては、現在調査中ですが、これまで確認が取れている方、22人のうち、半数以上の12人の方が未接種だということが分かっています。
 
 次のスライドをご覧ください。クラスターの概要をまとめました。
 本日、新たに30人確認された桐生市内の工場でのクラスターの、これまでの状況についてご説明したいと思います。
 
 当該工場は、桐生市内の他に太田市内にも拠点を置いております。太田市内の工場でも感染者が確認をされています。
 このクラスターに関連した陽性者の累計は48人ということになりました。群馬県の過去のクラスターと比べても、かなり大規模だと言えると思います。
 なお、拡大検査の残り約20人の方については、今結果を待っている状況です。
 また今後も、東毛地域の他の企業で感染者が判明した場合には、速やかに検査対象を拡大する方針です。
 拡大検査の対象となった企業の皆さまには、さらなる感染の拡大を防ぐため、ぜひとも、この県の検査にご協力をお願いしたいと思います。
 なお、これまでに7検体について、デルタ株のスクリーニング検査を行いました。すべて陽性だということを確認しています。
 現時点では、これらはデルタ株による感染であり、オミクロン株によるクラスターである可能性は極めて低いと分析しています。
 
 次のスライドをご覧ください。クラスター発生を受けての県の対応をまとめたスライドです。
 昨日の会見でもお伝えしましたが、クラスターの芽が見られた初期の段階で、事業者の方にご協力をいただき、県としてより早く広めにPCR検査を実施できていれば、感染の拡大を防ぐことができたのではないかと考えています。この点は県としての反省点だと思っています。
 この点については、一昨日行った医療関係者の方々との意見交換の場でもご指摘をいただきました。こうした対応を的確かつ迅速に行うためには、何度も言いますが、事業者の皆さまのご協力が不可欠になります。
 
 今回のケースでは、県と事業主の方との初動対応でのコミュニケーションが不足していたのではないかと考えています。それによって、感染が拡大してしまった懸念があります。
 こうした反省を踏まえて、本日、県内57の業界団体を通じ、事業者の皆さまに対して、感染者が発生した場合の疫学調査に対する協力などについて、群馬労働局長と知事との連名で、文書を発出させていただいています。
 通知の中では、感染防止対策の徹底、ワクチン接種の勧奨、保健所の疫学調査への協力、こうしたことをお願いしています。
 
 感染者のワクチン接種状況を見ると、先ほども申し上げましたが、ワクチン未接種の方々の感染が目立っています。事業者の皆さまにおかれましては、従業員の方に対して、ワクチン接種の勧奨を今一度お願いしたいと思います。
 また、派遣会社や請負会社を通じて、人を受け入れている場合でも、派遣元の事業主の方を通じて、ワクチン接種を促すことをお願いしたいと思います。
 
 県としても、引き続き市町村と連携しながら、1人でも多くの方に接種いただけるよう、きめ細かな情報発信を行ってまいりたいと考えています。
 特に、本県は皆さまご存知のとおり、他県に比べて多くの外国籍県民の皆さまが暮らしています。現状、多くの外国籍県民の方々にも、ワクチン接種を行っていただいておりますが、言葉の壁があって情報が伝わりにくいという状況があることは事実です。
 このため、これまでも、ベトナム大使館、ネパール大使館等と連携した取り組みを進めてまいりましたが、今後も多言語での発信、企業やキーパーソンとの連携、こうしたさまざまな方法で、外国籍の方々への働きかけを強化していきたいと考えております。
 早速、昨日から接種を呼びかける新たな情報をSNSとか、地元のキーパーソンの方々を通じて発信しています。また、地元市町村との話し合いの場も設け、さらなる対策についても検討を行っています。
 先ほど申し上げましたが、職場でのクラスターを早期に検知し、収束させるためには、事業者の皆さまのご協力が必要不可欠だということです。
 事業者の皆さまには、この点について今一度ご理解をいただき、万一事業所内で感染者が確認された場合には、保健所の調査にぜひともご協力をいただきますようお願いしたいと思います。
 以上が、クラスターを受けての対応です。
 
 昨日の記者会見でも申し上げましたが、感染者数は増えておりますけれども、現時点では医療がひっ迫するようなレベルには陥っておりません。
 また、今日はですね、桐生の工場の関係で30人の感染者が、そこだけで発生しているということですが、県内で今大規模な市中感染が起きているとは考えにくい状況だということも、県民の皆さまにはご理解いただきたいと思います。この点は、県民の皆さまにも何度も申し上げますが、冷静に受けとめていただきたいと考えています。
 そうは言ってもですね、本日の感染者を見ても、クラスター関連以外の感染が22件確認されているということです。このまま感染者の増加が続けば、全国でも突出して多くなっていますので、警戒レベルの引き上げ等も検討せざるを得ない状況になるのではないかと。この点については、知事として大変強い危機感を抱いております。
 こうした状況の中で、やはり、私としては3回目のワクチン接種に関して、対象を前広に、前倒しをしていただきたいと感じています。
 一部の報道だと、国においては、高齢者や基礎疾患の患者など、対象者を限定して前倒しを行う方向で検討が進んでいると聞いています。
 しかしながら、これはですね、前回の会見でも申し上げましたが、本県で起こっている状況は、他の地域でも起こり得る全国的な問題だと思っています。
 これはですね、やはりブレークスルー感染もかなり増えてきていますし、やっぱり抗体が落ちているということは、これは明らかな理由の一つなので、ちょっとしたきっかけで、群馬で起こっているようなことはですね、例えば東京も含めて首都圏でいつ発生しても不思議はないと。こういう状況だということをですね、ぜひ、政府の方にもご認識いただきたいと思っています。
 ですから、感染が拡大している地域については、より前広に接種の前倒しを行うと。これを可能にするようなですね、ぜひ柔軟な運用を、国の方としても考えていただきたいと思っております。
 何度も申し上げますが、厚生労働省の立場はよく理解しているつもりです。この状況の中で、政府、厚生労働省がですね、本当に全力で対応されていると、こういうことに対しても、もちろん感謝をしておりますし、何度も言いますが、群馬県はですね、これまで政府と連携するという立場をとってきておりますので、これからもしっかり政府との連携を重視していきたいと思っています。
 ただ、これだけは申し上げたいと思うんですけれども、厚労省の中にですね、群馬県がモデルナの在庫を持っていると。これについて、何かですね、群馬県の方で、何か在庫をより多く持っている県ということで、持っていない県との間で、例えばその、持っている県が先行接種していくとですね、そこにやっぱり不公平、不平等が生じると。群馬県は何かいろいろとうまく立ち回って、在庫を増やしたかのような、こういう指摘をしている方もいると。あくまで噂ですけど、お聞きしましたが、それは違います。
 これはですね、我々は菅前総理、それから河野前ワクチン担当大臣ともよく協議の上、群馬県の現状を示し、群馬県の計画を説明し、その中でモデルナワクチンの供給を受けてきたということでですね、これは国の方でも、できる限りモデルナを使って欲しいと。ファイザーはなかなか大変なので、できるだけモデルナを使って欲しいという呼びかけに応じてですね、いち早く大規模接種センターを作って、8割の稼働率でですね、懸命にこのモデルナを使って接種を進めてきたその努力の結果、たまたまこういう状況になったと。
 しかも、途中からですね、モデルナが余らないように、少しずつ量も調整してきたんです。
 現段階で、数日分在庫があると。もう1回言います。数日分の在庫があるということで、これは、決して不自然なことではないと思っていますし、ただ、これからモデルナが半分の量でいいということだったので、少しそこに余裕が出たという状況なんですね。
 ですから、今回なぜ3回目の接種を急いで欲しいかと言っているのはですね、今日の52人も含めて、全国で群馬県が人口比で言うと最も突出した数の感染者が今確認されていると。こういうところに、やはり早め早めに手を打っていった方が感染を抑えられるんじゃないかと。そして、いろんな状況があって、モデルナの在庫が今あるので、これをぜひ使わせていただきたいということなんです。
 もう一度申し上げますが、今群馬県が突出して多くなっていますが、専門家の方々とのいろんな議論の中でも話したんですが、同じようなことはですね、いつ首都圏で起こってもおかしくないと思っていまして、やはり、例えばですね、これからのオミクロン株がどうなるか分かりませんが、群馬県以外の地域、首都圏でこれが広がり始めたら、場合によっては群馬県よりも早いペースでワッと増えるかもしれないと。そのときにですね、今までの方針を一気に変えて、例えば、もうちょっと面でやるとかね、あるいは、医療関係者とか、高齢者施設に限っていたものを、もっと広げて前倒しでやると。もしかすると、こういう急激な方針変更になる可能性もあると思うんですね。
 そうだとすれば、やはり今の段階から、そうした形でですね、在庫のある県については、その状況に応じて、3回目の接種についてですね、できる範囲で前倒しさせていただくことを認めていただく方がいいと。やっぱり何て言うか、何かが起こった後だと、一瞬でも対応が遅れるのではないかと。そういうこともすべて、我々は総合的に勘案した上で、この群馬県の、今全国で最も人口比で感染者が増えている東毛地域に、群馬県が持っているモデルナの在庫を使って、できる範囲で前倒しをさせていただきたいと。こういうふうに申し上げているということは、ぜひですね、政府の立場よく分かりますが、厚労省の皆さまにも、分かっていただきたいと感じております。
 ということで、もう1回申し上げますが、本日、松野官房長官の会見で、群馬県についての質問した記者の方がいて、それについて松野長官から、大変真面目な誠実な方ですけれども、松野官房長官はもちろん個人的にも存じ上げておりますが、松野官房長官が、厚労省の方でよく状況を今調べて、必要な対応をとるとおっしゃっていますので、この必要な対応、ぜひですね、岸田総理のご決断で今一歩踏み込んで、やはり感染が増えている地域については、より面というか、対象を広げてですね、少しでも前広に感染を抑えられるような、そういう柔軟な対応をしていただけるような状況を作っていただくことをですね、これから期待しております。
 いずれにしても、何度も申し上げましたが、政府とは、これからもしっかり連携をしてまいりたいと思います。その上で、県民の命、健康、暮らしを守るために、知事として全力を尽くしてまいりたいと考えています。
 厚労省の立場は十分分かった上で、私も知事として、ここに住む住民の方々の命と健康を何があっても守っていかなければならない。こういう思いで申し上げていることもですね、ぜひ、分かっていただきたいなと思っております。
 私からは以上です。何か皆さんからご質問があればお受けしたいと思います。
 

 質疑応答

(記者)
 今回の桐生と、それから太田の工場でのクラスターなんですが、これは同一のクラスターととらえてらっしゃるかなと思うんですけれど、同じ企業の2つの工場という理解で、よろしいんでしょうか。
 
 
(知事)
 武藤健康福祉部長から正確に説明させていただきたいと思います。
 
 
(健康福祉部長)
 同一会社の工場です。
 
 
(記者)
 拡大検査をされているかと思うんですけれど、拡大検査の概要ですとか、経過についても教えていただければと思います。
 
 
(健康福祉部長)
 スライドにもあったと思いますが、11月の半ばぐらいからですね、少しずつ出てきまして、この辺なかなか経路が分からないということもありまして、少しずつ濃厚接触者を特定して、検査を広げていった中で、かなり数も多くなってきたものですから、少しずつ増えてきてクラスターの認定をさせていただきましたので、濃厚接触者という概念だけではなくてですね、さらにその周りまで、しっかり検査をしようということで、今、ほぼこの会社の従業員の皆さまについては、検査をさせていただいたという状況です。
 
 
(記者)
 スライドのご説明で、拡大検査は残り約20名分、結果待ちとなっていますが、このだいたい20人の方の結果が判明すると、一通りほぼ検査完了するということでしょうか。
 
 
(健康福祉部長)
 そうです。
 
 
(記者)
 先ほど知事のご説明の中で、県内の感染状況について、現在の状況とすると大規模な市中感染は考えにくい状況だというようなお話だったんですけれど、そういうふうにとらえられている理由を、もう少しかみ砕いてご説明いただけますでしょうか。
 

(知事)
 健康福祉部長、どうぞ。
 
 
(健康福祉部長)
 人数的にかなり多いんですけれども、クラスターの関係が非常に多いですし、やっぱり感染者が出た後の濃厚接触者の方から感染者も出ていまして、あとは全体的な、人数的なボリュームから見てもですね、市中にまん延していて、第4波や第5波のときのような、感染経路が特定できてない方がですね、何十人も出ているような状態ではないので。もちろん市中にはウイルスを持った方は、それなりにいらっしゃるんだとは思いますけれども、いるからこそ経路不明のところで何人か出てくるのですが、市中感染で一気に広がっているような状況というところまでは、まだとらえてはおりません。
 
 
(知事)
 今日の新規感染者52人、そのうち30人は間違いなくクラスターで、どこで発生したかってはっきり分かっているわけですよね。残りの22人が多いかどうかと言うと、やっぱりちょっと多いなと思いますが、まだ人数のボリュームからいっても、10人台、20人ぐらいだったら、十分群馬県としてコントロールできるレベルだと。このぐらいだったら医療のひっ迫は起こらないと私たちは考えています。
 ただ、やはりですね、しばらく前までは、一桁だったので、これが二桁に増えてきたということについては、十分気をつけなきゃいけないし、なぜこうやって増えてきたのか、いろいろと分析していますが、人口比の接種率も、例えば東京とか、神奈川、埼玉よりも高いですし、そういう中で、なんで増えてきたのかは、よく分析しなければいけないと思いますが、今日の52人ってなかなか久々の数字なので、すごく多いんですけれど、20人レベルぐらいで抑えられていることで言うとですね、市中感染みたいなことが起こってはいないと。あるいは、今日出た20人(クラスター以外の感染者。正しくは22人)のいろんな感染経路とか状況から見てもですね、そういう状況には至っていないと思います。
 
 
(記者)
 先ほどの知事の説明の中で、今回のクラスターに関して、工場側とコミュニケーション不足があったとおっしゃっていましたが、そのコミュニケーション不足ということについて、ちょっと詳細について詳しく教えてください。
 
 
(知事)
 そこら辺はですね、ちょっとあまり細かく言っても支障があるので、コメントは差し控えたいと思いますが、やはりコロナの専門家の先生方と話した時もですね、クラスターを抑えられるかどうかということは、いかに早く反応できるかということなので、そういう意味でいうと、ちょっと当初のコミュニケーションが不足していたという反省点と、県として、その証拠を掴んだときに、もうちょっと早く動けたんじゃないかというところがあるので、こういうところは、反省点としてしっかり踏まえてですね、より早く対応できるようにしたいと思っています。
 例えば、今回、後ろのスライドにも書いてあるんですけれど、11月19日に一番最初の従業員の方の感染が判明して、結果的に1カ月後に50人まで増えてしまったということは、やはりもっと初期の段階で検査対象を広げるべきだったという反省点があるので、細かいことは言えませんけれども、やはりちょっとコミュニケーションの不足があったのかなと感じています。
 
 
(記者)
 先ほど3回目接種に関して、非常に強く要望されていましたけれども、県内で数日分まだ在庫があるということで、仮に今、3回目接種の対象を広げてやるとなった場合に、だいたいどのくらいの方にできるような計算をされているのでしょうか。
 
 
(知事)
 これは宇留賀副知事か、あるいは新型コロナワクチン接種推進局長から、ちょっと正確に説明してもらいたいと思います。
 
 
(新型コロナワクチン接種推進局長)
 今、国の方から追加接種分として、12月1月分のファイザーの配送をいただいております。
 それに加えまして、先ほど知事の方でお話をしました初回接種分のモデルナ、それからファイザーということで、活用できる残余が一定程度ございます。
 これにつきましては、医療従事者から3回目接種が始まっているわけなんですけれども、高齢者、それから一般県民と今後移る中でですね、また1月に国の方で示されましたファイザー、それからモデルナ、そこら辺まで含めてみますと、対象者の方が1カ月前倒しできるぐらいの分量は2月分まで、確保できるんじゃないかと見込んでおります。
 これは、2月に配布される量も含めてでございますけれども、全体とすればそんな形で対応ができるかなと考えております。
 
 
(記者)
 この前倒しの対象者というのは、1月から始まる高齢者とかそういう方々という理解なんですかね。
 
 
(新型コロナワクチン接種推進局長)
 前倒しの対象者につきましては、例えば(2回目接種から)8カ月経過して打てる方が、2月になりますと高齢者の方もだいぶ人数は増えます。それから一般の方も、一部入ってきます。
 その方が6カ月ですと12月から、7カ月ですと1月から打てるということになっていますし。3月の方も2月に打てるという形になります。
 そうしますと、高齢者の方、それから一般の方も一部はその対象に入ってくるという形になります。
 
 
(宇留賀副知事)
 もう少し平たく。群馬県民全体で、1カ月の前倒しは可能なぐらいの在庫を持っているという状況です。国に対しては、群馬県の感染状況が、全国でも突出した状況になっているので、早く打ちたいと。やはり、抗体量の落ち込みというところの世界の情報を見ても、どうしても、半年たったぐらいで落ちてくるというようなところもあるので、僕らとしては1日でも早く打ちたい。ひと月分前倒すことが全県民にできるという状況なので、早くやらせて欲しいというところがあります。
 
 
(記者)
 3回目の前倒し接種を仮にやる場合、県内全体に広げるのか、それともやはり、例えば、太田や桐生に限定した住民の方になるのか、その辺の方針は、もちろん国の方針が決まってないんですが、今どういうお考えをお持ちでしょうか。
 
 
(新型コロナワクチン接種推進局長)
 できるだけですね、群馬県としては、広範囲に広げていただきたいというところが希望でございます。ただ、その段階としますと、やはり東毛の方で、今こういった感染状況になっておりますので、国の方でどの程度まで広げていただくかというところはあるんですが、その地域、あるいは自治体単位、さらに広い県単位というところでですね、この感染自体は群馬県の中で今後どう広がっていくか分かりませんので、できるだけ広範囲の中で接種ができるような形を望んでいるというところでございます。
 
 
(記者)
 市中感染は起きていないというご認識でしたけれども、警戒レベルはまだ上げるというような検討はしていないということでよろしいですか。
 
 
(知事)
 現時点では、先ほども申し上げたとおり、群馬県が定めたさまざまな指標を大きく下回っておりますので、医療提供体制がひっ迫している状況でもありませんから、現時点でそういうことは考えていません。
 ただ、こういうことがずっと続いて、市中感染みたいなことが起こるようなことが万が一あるとですね、本当に警戒レベルにも影響が出てきてしまうと。これはぜひ回避したいということで、今日は事業者の皆さまや県民の皆さまの協力を、改めてお願いしたとこういうことです。
 
 
(記者)
 愛郷ぐんまのことについてお伺いします。先日、対象を隣県にも広げるという話がありました。今、ブレイクスルー感染もかなり起きていて、ワクチンが必ずしも効果があるわけではない、100%ではないというのは知事もおっしゃっているかと思うんですけれども、そういう見方をすると、ワクチン接種をした方を優遇するというのは矛盾しているという見方もできなくはないと思うんですが、そのあたりのお考え、ワクチン手帳を見直したりですとか、愛郷ぐんまを、こういう状況で一時ちょっと停止するですとか、そういう考えがあれば教えてください。
 
 
(知事)
 まず、鬼形産業経済部長から。
 
 
(産業経済部長)
 愛郷ぐんまの第3弾については、昨日発表させていただいたとおり、今のところ1月末まで延長して、また、隣県にまで対象を広げて実施するという方向に今のところは変更ございません。
 ただ、これは前提として、感染状況とかオミクロンの関係も含めて、そこの状況を見ながらやるということで実施しておりますので、この後も感染者の推移を見ながら対応したいと考えております。
 
 
(知事)
 記者さんがおっしゃった点ですけど、これはもう群馬県だけじゃなくて全国的に、ブレイクスルー感染の割合は上がってると思うんですね。
 これはおそらく抗体の関係なんだと思うんだけど、ただですね、今日ちょっとお示しした数字からも分かると思うんですが、やっぱり打ってない方の感染率の方がはるかに高いですよね。ですから、2回打ってる方が打ってない方よりも感染しにくいということは、このデータで明らかだと思いますし、それから重症化するケースが極めて少ないということも事実だと思うので、ワクチン手帳の意義がそれによって薄れることはないと思っています。
 
 
(記者)
 現時点では、見直したりですとか、一時停止とかは特に考えてらっしゃらない。
 
 
(知事)
 それは考えていません。現時点では考えていません。
 
 
(記者)
 外国人への呼びかけという点で、SNSなどを通じての発信を昨日からやられてるとおっしゃっていましたけれども、どういう形で、どういうふうに発信されてるのでしょうか。
 
 
(知事)
 これは、地域創生部長から答えてもらいます。
 
 
(地域創生部長)
 昨日から発信させていただきましたのは、まずは、まだ新型コロナワクチンを1回も打っていない方に、ぜひワクチン接種を受けましょうということで、ワンストップセンターというのがございまして、そこからSNS、フェイスブックを中心に多言語で発信しております。そちらを通じて、可能な限り多くの言語で発信しております。昨日から発信しましたし、さらに加えて発信も考えております。
 
 
(記者)
 それは、ワンストップセンターのSNSのアカウントから発信しているということででしょうか。
 
 
(地域創生部)
 はい。
 さらにですね、地域に外国人県民の方のキーパーソンの方がいらっしゃいます。そちらの方にはメールで依頼をして、周囲の方に、その方がお持ちのSNSを通じて発信してくださいというお願いをしております。
 
 
(記者)
 そのキーパーソンの方というのは、例えば、大使館の関連の方とかそういう・・・
 
 
(地域創生部長)
 大使館とのミーティングにいらした方もいらっしゃいますし、それぞれの市の中でさまざまな活動をされてる方もいます。
 それぞれの国籍別のコミュニティがあったりしますので、その中で中心となって活躍、活動されている方です。一番分かりやすいのは、知事と協定を結んでいただいたネパールのサーザ福祉協会ですとか、そういった方ですと一番分かりやすいかなと思います。
 
 
(記者)
 東毛地域のクラスターでは拡大検査の対象になるみたいなニュアンスの発言があったと思うんですが、拡大検査によって今回も広範囲に感染が広がっているという把握ができたということで、今後の拡大検査のあり方といいますか、どういうときに(拡大検査を)行っていくのかというのを改めて説明いただきたいと思います。
 
 
(知事)
 武藤健康福祉部長の方から、正確に答えていただきます。
 
 
(健康福祉部長)
 昨日の記者会見で知事も話をされましたが、医療関係者との意見交換の中で、もう少し早く探知できたのではないかという話もありました。そういった意味でですね、私の方から各保健福祉事務所に対して、会社や企業ですとか、そういった集団の中で出たときには、濃厚接種者を特定していく作業はとても大事な作業なんですが、それに限定するんじゃなくて、さらに一回り二回り、その周辺まで検査をするように指示をさせていただきました。
 
 
(記者)
 そうすると、東毛地域に限らず、県内においてということですね。
 
 
(健康福祉部長)
 限らずです。そうです。はい。
 
 
(記者)
 濃厚接触者じゃないところにも広がっているところがポイントな気がしていて、濃厚接触者だけの検査だけでは危ういということなんでしょうか、今回のケースを踏まえると。
 
 
(健康福祉部長)
 これまでに起こったことを見ていったときにですね、もちろん濃厚接触者の中からほとんど出てるんですけれども、濃厚接触者以外のところでも見つかっているものですから、やはりそこはなるべくカバーしていくような形での検査をすべきだということで、そのような運用を始めたところであります。
 
 
(記者)
 濃厚接触者の条件にあると思うんですけど、マスクの着用とか。でも、着用していたと言いながらも外していたりとかで広がってる可能性があるということなんでしょうか。
 
 
(健康福祉部長)
 そういったことも含みますし、なかなか人間の記憶というのは曖昧なものでですね、後から言われると、そう言えばあの時マスクを外していたなんてこともあるものですから、そういったことも含めて、広め広めに検査をしましょうということで今進めております。
 
 
(記者)
 知事に伺います。今回臨時会見を開かれましたが、県民に一番伝えたいメッセージはどんなことになるのでしょうか。
 
 
(知事)
 まずは、今回52人ということで、群馬県が突出してるので、おそらく全国で最多だと思いますから、これに不安を覚えている県民の皆さまもいると思うので、あえて今日は知事の方から、しっかり説明した方がいいということで臨時会見を開かせていただきました。
 今日は52人のうち30人がクラスターの感染だということは分かっていて、残り22人。それでも多いと思いますが、何度も言うように市中感染が広がっているような兆候はありません。
 ですから、その点は冷静に受けとめていただきたいんですが、やはり1桁から完全に2桁になってしまう状況になっているので、ここはあまりよくない傾向ですから、これはですね、改めて注意を呼びかけたいと思いますし、特に県民の皆さまにもそうなんですけど、事業者の皆さまに、本当にいろいろ大変だと思うんですが、ぜひですね、この積極的疫学調査に協力をしていただきたいと。やはり我々もいろいろ反省すべき点はあるんですけど、このコミュニケーションが不足していたために広がったという反省もあるので、ここはですね、改めてお願いをしたいと。今の状況の中でいうと、我々はお願いするしかないので、ぜひですね、その点は、事業者の皆さまにご協力いただきたいと思っています。
 
 
(記者)
 クラスターの要因の関係で、外国人の方のワクチン接種が進んでいないということだったと思うんですけれども、この理由は、単純に本当に情報が伝わっていなかったということなんでしょうか。
 
 
(健康福祉部長)
 そういったこともあると思います。
 あと、なかなかコミュニケーションをとるのが難しい方もいらっしゃるんですが、よくその辺も、我々としてどういったところを改善していけばそれが克服できるのかということは、感染された方からもよく話を聞いていきたいと思っています。
 
 
(記者)
 今回はブレイクスルーというよりも、未接種の方が多いというのがクラスターの大きな要因ということでしょうか。
 
 
(健康福祉部長)
 未接種の方もいらっしゃいますし、ブレイクスルーの方もいらっしゃいますので両方です。
 
 
(記者)
 SNSとかでの発信というのは、具体的に何言語になるんでしょうか。
 
 
(知事)
 これは新井部長のほうから。どうぞ、地域創生部長。
 
 
(地域創生部長)
 英語、中国語、ポルトガル語、スペイン語、ベトナム語の5言語です。
 
 
(記者)
 工場における対策の問題で、新たに何か問題があったところがあれば教えてください。
 
 
(知事)
 どうぞ、武藤健康福祉部長。
 
 
(健康福祉部長)
 新たに分かったことということよりもですね、やはり基本的なところだと思っております。例えば、休憩室であるとか喫煙所みたいなところであるとかですね、そういったところでのソーシャルディスタンスであるとか、あるいはマスクをしていないこととかですね、そういったことも原因だったのではないかということは、専門家の方からも話がありました。
 昨日も、知事が記者会見で話をされましたが、仕事をしてるときとか、そういったときというのは、それなりにきっちりと対策がとられているんですが、そうではないところで、やはり広がってしまったのではないかなということが考えられるものですから、そういった意味では、ここに盲点があったということではないと思っています。
 
 
~ 知事メッセージ ~
 よろしいですか。
 それでは最後に、知事から県民の皆さまに向けて、改めてお願いを申し上げたいと思います。
 会見の冒頭でも申し上げましたが、今日、群馬県の1日当たりの新規感染者は52人ということになりました。これはおそらく、全国最多だと思っています。
 ここのところ、10万人当たり、人口比の感染者数というのは、全国でも群馬県が突出して多いという状況が続いていますが、今日は特に52人ということで、県民の皆さまがこの数字を聞いてですね、県内で何が起こってるんだろうと心配されている方もおられるんじゃないかと思いまして、あえて、この臨時記者会見を開いて、私から直接説明をさせていただきました。
 今日の会見でも申し上げたとおり、52人のうちの30人はですね、桐生の某工場で発生したクラスター、まだこれからどのぐらい出るか分かりませんけども、ここから30人の方が感染をしてるということで、クラスター関連を除くと、感染者の方は22人ということになります。
 まずクラスターについてはですね、これは大変苦しいんですが、とにかくできるだけ早くですね、濃厚接触者じゃない方々にも検査を広げているわけなんですが、陽性者の方をとにかく1人でも早く把握をして対応すると。このことが大事だと思っておりますので、今回の30人もですね、濃厚接触者以外の方にも検査を広げた300人の方々の検査で明らかになったということで、これはですね、人数が増えてもそれだけしっかりと把握できているということなので、しっかりとこのクラスターを封じ込めるために拡大検査をやって、感染者の方々を1人でもしっかりと見つけていく、割り出していくということが大事だと思っています。
 ただ、クラスター関連を除く22人というのも、全国のレベルからいくと非常に高いということなので、少し前までは1桁だったので、それがだいたい10人台になって、今22人になったということについてはですね、深刻に受け止めなければいけないと思っています。
 何度も申し上げますが、県民の皆さまには、この数字は冷静に受け止めていただければと思っておりまして、市中感染が起きている、この連鎖が起きている兆候は今のところありません。ただ、こうして1桁が10人台になって、20人になってしまうみたいな流れの中でいうとですね、こういうことが続いて、万が一市中感染みたいなことが起こってしまうと、今は警戒レベル1ですが、これを変えなければいけない事態になってしまうかもしれないと。これは何としても回避したいと思っています。
 愛郷ぐんまプロジェクト第3弾も非常に好調ですし、Go To Eatプレミアムも非常に今好評の中で、ようやく観光地を含めた街中にもにぎわいが戻ってくるという中でいうと、何としても、ここで押しとどめなければいけないと思っています。
 県民の皆さまには毎回申し上げていますが、基本的な感染対策に、ぜひご協力をいただきたいと思いますし、今回のクラスター発生の経緯、いろいろと専門家の方々と一緒に検証しましたが、やはり初期の段階で、少し県の対応が遅れた面があると。特にですね、初期の段階で事業者の皆さんとのコミュニケーションが不足していたと。ここは本当に我々として反省しなければいけないということなので、事業者の皆さま大変だと思いますが、疫学調査にはですね、ぜひ積極的に協力していただいて、早く対応しないとですね、それだけ感染が広がりますので、この点については、今のところ我々としてはこうしてお願いするしかありませんが、ぜひ事業者の皆さまには、この県の調査にご協力をいただきますように、重ねてこの点は、知事としてお願い申し上げたいと思います。
 今回の事態を受けてですね、特に県内企業の方々については、新たな通知も今日、労働局と合同で文書を出させていただきましたし、特に外国籍の県民の皆さまに情報が伝わりにくいというところもあるので、感染が多くなっている市町村と連携して新たにいろいろなことを始めましたし、SNS上でも、キーパーソンを通じた発信もやっておりますので、県としてはあらゆる対策を講じて、とにかくこのレベルが上がらないようにですね、全力を尽くしてまいりたいと、皆さまと力を合わせて乗り越えていきたいと思います。
 それから、3回目の接種の前倒しはですね、政府に引き続きお願いをしていきたいと。政府にも、与党の幹部の皆さんにも、私の方から何度もお願いをしていますが、国の立場はよく分かります。政府はもうずっと全力でやっていただいていて、岸田総理も頑張っていただいていますが、そこを分かった上でですね、もう1回言いますが、専門家の方々もお話をしていましたが、群馬県で起こっていることは、我々はたまたま3つのクラスターが同時発生したわけですけれども、どこでも起こり得ると。ましてや、オミクロン株がもし首都圏に入ってきたら、もっと速いペースで広がるかもしれないということを考えれば、群馬県で起きている現象というのは、他よりも少し早く起こった現象かもしれないということです。
 群馬県としては、先ほどご説明させていただいたように、モデルナの在庫があると。何度も言いますが、これは我々の努力の結晶だと思っています。政府としっかり交渉して、本当にこのモデルナをできるだけ使おうということで、政府にも精一杯協力した結果だと思っていますが、その数日分の在庫を使えるという状況にあるので、それならば、1カ月でも先に、これを手当することをぜひ許していただきたいと思います。
 周りで同じようなことが起こってから動いたのでは、初動が遅れるんじゃないかというようなこともありますので、その点はですね、もう1回言います、岸田総理も全力でやっていただいてると思いますし、厚労省の皆さんも本当に全力で取り組んでいただいていると思いますが、こういう地域の現場をしっかりと守っていかなければいけない知事の立場にもですね、ぜひご理解をいただいて、もう少し柔軟な対応をお許しをいただきたいと思っています。
 岸田総理がまた間もなく、新しい方針を出すということですので、本日の松野官房長官の言葉も信じて、期待を持って、前倒しの方針が出ることをお待ちしているということでございます。
 県民の皆さま、引き続き力を合わせて、この危機を乗り切っていきたいと思います。県庁はですね、冷静かつ迅速に、このクラスターを抑え、さらにこのレベルを上げないためのあらゆる方策をとってまいりますので、その点はご信頼をいただきたいと思います。
 今日は臨時会見ということだったので、メディアの皆さんには急遽お集まりいただいて申し訳なかったんですが、今日お集まりいただいたことに感謝申し上げて、臨時会見終わりたいと思います。ありがとうございました。
 

 

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