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ウクライナ支援に関する臨時記者会見要旨(3月8日)

更新日:2022年3月8日 印刷ページ表示
  • 日時 令和4年3月8日(水曜日)午後4時00分~4時25分
  • 会場 記者会見室
  • 出席者 県:知事、副知事ほか
    記者:記者クラブ所属記者等 16人
  • 記録作成 メディアプロモーション課(報道係)

 令和4年3月8日臨時記者会見動画(You Tube)<外部リンク>

 モニター資料(PDFファイル:255KB)

知事冒頭発言

 それでは、臨時会見を始めさせていただきたいと思います。
 今日も、青と黄色のネクタイを着けて会見に臨ませていただきます。
 皆さんご存知のとおり、今ロシア軍によるウクライナ侵攻が激しさを増しております。昨日3度目となる停戦協議が行われましたが、人道回廊の設置をめぐり、両国の議論は平行線だと報道されています。現時点において、ロシア軍の進行が停止する兆しはないと言っていいと思います。
 先日も申し上げましたが、こうした中、岸田総理が「力による現状変更を許さない」という断固たる姿勢で、民主主義の基盤を守るための国際的な動きに参加されております。
 私も群馬県知事として、日本政府の立場を強く支持したいと考えております。その上で、国際秩序を根底から覆す今回のロシアの暴挙を最も強い言葉で非難したいと思います。1人の政治家として、また民主主義という理念を共有する1人の日本人として、自由と民主主義を守るため、今も最前線で抵抗されているウクライナの方々に対し、心から敬意を表したいと思いますし、同時に、連帯の気持ちをここに表明させていただきたいと思います。
 この問題は、言うまでもなく、日本、そして群馬県にとっても、他人ごとではありません。世界秩序の不安定化、またエネルギーや小麦等の価格高騰をはじめ、県の経済にも影響が出る可能性があります。これは県知事という立場から、前回の会見でも言及しましたが、関心を持たざるを得ない、憂慮すべき問題だと捉えています。
 だからこそ、問題の解決に向けて、県としても可能な限りの支援協力をするべきだと考えております。
 こうした中、ウクライナから国外に脱出した方々は、6日の日曜日の時点で173万人を超え、今後も増え続ける見込みになっています。
 政府においては、ウクライナから国外へ避難した方々の受け入れを進める方針を示しました。また日本入国後、たとえ難民と認められない場合であっても、人道上の観点から在留を認める方針も併せて表明しています。
 群馬県としても、この政府の方針を全面的に支持したい、県としても支援の姿勢や気持ちをウクライナの皆さまに伝えたいと考えて、本日の会見の場を設けさせていただきました。
 今回群馬県は、日本政府の方針を全面的に支持したいと思います。あわせてウクライナ国外に避難された方々の受け入れに関して、県として全面的に協力することも表明させていただきたいと思います。
 避難民の受け入れに関しては、先日、前橋の山本市長、大泉町の村山町長が受け入れを表明されています。さすがだと思います、この2人。前橋では募金の受け付けも開始しています。知事として、県内でこうした動きが活発になっていることは非常にうれしく、また誇りに感じております。こうした市町をはじめ、県内全市町村としっかり連携しながら、県として避難民の受け入れ体制を具体的に整えてまいりたいと考えております。
 また、群馬県内には、令和3年12月末時点で9人の在日ウクライナ人の方々が暮らしていらっしゃいます。こうした方々からも意見を伺いながら、具体的なニーズを把握した上で、群馬県ならではのきめ細やかなサポートを進めていきたいと考えております。
 それでは、現在想定している内容についてご説明したいと思います。

 次のスライドをご覧ください。こちらが具体的な支援策の4つの柱です。
 1つ目は、住宅・物資の提供。2つ目は、サポート体制の構築。3つ目は、就学・就労支援。4つ目が募金の受け付け、こういう4つの柱になっています。1つずつご説明させていただきたいと思います。

 まずは住宅・物資の提供についてです。スライドをご覧ください。
 ウクライナから国外に避難された方を受け入れる場合、まず最も重要なのは、住まいを用意することだと思います。
 全国有数の温泉大国という本県の特徴を生かして、一時的な避難受け入れ先として、県内の旅館やホテル等の宿泊施設を提供することを考えております。この件については、地元市町村とも相談のうえ、検討を進めてまいります。先ほど、渋川の高木市長さん、それから中之条の伊能町長さん、それから水上の鬼頭町長さん、草津の黒岩町長とはまだ連絡がついていませんが、県としてこういう考え方があるということをお伝えし、いずれの首長さんも、喜んで協力したいというお話をいただきました。まだ具体的には詰まっておりませんが、これからどんな形があるかということは、こうした観光地の首長さんとも相談してまいりたいと思っています。
 また、今後のウクライナ国内の情勢によっては、滞在が長期化することも考えられます。その場合には、長期的な生活の場として、県営住宅等の提供を行ってまいりたいと思います。加えて、日々の生活に必要となる食品や日用品などの提供に関しても、県内企業からの寄付等を活用し対応してまいりたいと思います。

 次のスライドをご覧ください。続いて、サポート体制の構築について申し上げたいと思います。
 この点に関しては、昭和庁舎内にある「ぐんま外国人総合相談ワンストップセンター」を活用していきたいと思います。このセンターは、県内在住の外国人の生活全般に関する相談機能を有しております。今回の避難民の方々に対しても、自動音声翻訳機を活用し、センターで一元的なサポートができるものと考えています。
 また、冒頭申し上げたとおり、県内市町においても支援の動きが活発になってきています。こうした市町村や関係団体等とも連携し、医療・福祉制度等の情報についても適切に提供ができるように、しっかりとしたサポート体制を構築してまいりたいと考えております。

 次のスライドをご覧ください。続いて、就学・就労支援についてです。
 こちらは、長期的な滞在を見据えた支援と言えます。ウクライナ国内の情勢により、母国への帰還が難しい場合には、生活を維持するための就学・就労の支援が必要となります。就学に関してですが、幸い群馬県には、多くの外国籍の児童生徒が在籍しており、これまでの支援の実績というものがあります。こうした経験を生かしながら、避難民の方々に対しても、しっかりした支援体制を整えてまいりたいと思います。
 なお、外国籍の方々の就労に関しては、通常、就労ビザが必要であり、ウクライナ避難民の方々の在留資格の取り扱いは、現時点で政府から示されていないのが実態です。この点に関しては、今後しっかり政府とも連携し、必要な対応をとってまいりたいと思っております。

 次のスライドをご覧ください。最後に、募金の受付について申し上げます。
 早速ですが、明日の9日水曜日から、県庁舎1階総合受付にウクライナ避難民支援のための募金箱を設置させていただきます。ウクライナ避難民の方々の生活支援などに役立てたいと考えています。ぜひとも、多くの県民の皆さまのご協力をお待ちしております。
 なお、ロシアの軍事侵攻への抗議とウクライナ国民の皆さまとの連帯の気持ちを示すため、全国の施設でライトアップ等の動きが広がっているのは皆さまご存知だと思います。
 群馬県においても、県を代表する象徴的な施設でのライトアップ等を行うことで、県を挙げてウクライナを応援する姿勢を示していきたいと考えています。詳細については決まり次第お知らせしたいと思います。県内において、温かい支援の輪が広がっていくよう、知事として切に願っております。

 以上、群馬県としての対応方針を説明、発表させていただきました。
 本日、現在想定している支援策について発表させていただきましたが、言うまでもなく実際の受け入れに際しては、外務省をはじめ、先ほど申し上げましたが、県内市町村等との連携が欠かせません。
 また県議会においても、本日、ロシアによるウクライナ侵攻に抗議する決議が全会一致で採決となりました。まさに、オール群馬での取り組みが必要です。
 この会見の前に行われた、特に最大会派の自民党について言うと、県議団の3役の皆さんとの定例の意見交換の中でも、今日の群馬県の動きについては事前にご報告させていただきました。
 引き続き、関係する皆さまとの連携を密にし、一刻も早く避難民の方々の受け入れを具体的に進められるよう、全力で取り組んでまいりたいと考えています。
 冒頭にも申し上げましたが、今回のロシアの行動には強い憤りを感じております。そして、事態の行方を大変憂慮しております。
国会議員時代、自民党の外交部会長として、あるいは外務副大臣として、参議院の外交防衛委員長として、あるいは内閣府の特命担当大臣、沖縄北方担当大臣、領土担当大臣として、日本の外交安全保障政策に取り組んでまいりました。そうした1人の政治家として、そして今回は群馬県知事として、何かできることはないかと考えた結果、庁内でもいろいろ協議させていただき、今回の発表に至りました。
 この件については、群馬県議会ともしっかり連携をしていけると、あるいは市町村とも連携をしていけると信じております。
 引き続き、ロシアの暴挙に対して断固として抗議し、ウクライナの、そして世界中の自由と民主主義を求める心ある人々と強く連帯してまいりたいと思います。
 私からは以上です。何か皆さんからご質問があればお受けしたいと思います。

質疑応答

(記者)
 今ウクライナの支援策について、現状考えていらっしゃることについてご発言いただいたと思うんですけれど、ライトアップですが、県代表というとやっぱり県庁の昭和庁舎あたりかなと思うんですが、場所とか日程とかは・・・

(知事)
 そこら辺はこれから議論したいと思います。いくつか選択肢があるかなと思っています。

(記者)
 色は、黄色と青とかを想定してらっしゃるんでしょうか。

(知事)
 それも含めて、何がいいのか相談します。

(記者)
 温泉の旅館などを活用するというお考えだったと思うんですけれども、具体的にどのエリアとか、何人ぐらい受け入れるキャパがありますとか、そういうところはまだこれからでしょうか。

(知事)
 それはここから詰めていきたいと思います。現段階で言えることは、少なくとも、観光地を抱える首長さんは非常に協力的なので、これについていろんな話し合いができるかなと。その中で具体的にどうするかということを決めていきたいと思います。

(記者)
 いろいろ情報が飛び交っていて、なかなか正しいかどうか見極めるのが難しいと思うんですけれど、現実的に日本国内に何人ぐらいの方が来そうであるとか、それをもって例えばどこに何人とか、割り振りだとか政府からの打診は現状あるんでしょうか。

(知事)
 今の段階ではないと思います。これはちょっとどういう状況になるのか分かりませんし、例えば、これは分かりませんが、かなり周辺諸国に大きな負担がかかってるわけですよね、ポーランドをはじめ。そういう中で、もしかしたら、いろいろ役割分担をするという動きが国際的に出てくれば、その中で日本にそういう数字が出てくる場合もあると思うし、何よりもやはり避難する方々の希望というのもあるので、ここはちょっとよく分かりません。
 ただ、本当に日本で受け入れるということになって、実際に来られるということになれば、やはり群馬県としては、しっかりこれを受け入れる体制を作っておこうということです

(記者)
 ウクライナから避難民の方がいらっしゃった場合は、積極的に手を挙げていくというようなイメージでいいんでしょうか。群馬県に来てくださいよというような、手を挙げるという認識でいいですかね。

(知事)
 群馬県に来てくださいというのもちょっと違うと思うんだけど、今後、これからの流れの中で、日本が避難民を受け入れると、避難民の方々が相当来るといった時に、これは政府の方針もありますけども、群馬県としては受け入れる準備があると、喜んで協力する準備があるということです。

(記者)
 今、避難者とおっしゃいましたが、難民申請についてはどういうふうにお考えでしょうか。難民にならないと、先ほどこの画面に出ていましたが、長期に渡って支援しなくてはならなくなると思います。
 やはり難民申請されてですね、日本人と同等の社会保障を受けられないとなかなか難しいし、人権的にもいかがかなと思います。そういったところはどうなんでしょうか。

(知事)
 ここは基本的に国がしっかり方針を出してもらうところだと思うので、まず国がここについて明確な方針を出していませんから、国がどういう動きをするかということを見極めた上で、群馬県としてもそれに沿って協力をしていくということになると思います。
 田子部長の方から加えることはありますか。今の件で。

(知事戦略部長)
 難民の認定につきましては、ご存知のように、かなり要件が厳しいということもありますので、国の方でもですね、特例的な措置を検討しているような話も聞いてますので、国の動きをですね、群馬県としても注視していきたいと思ってます。

(記者)
 確か、難民申請の認定率はたぶん0.5%程度と聞いています。これは他の外国と比べても相当低い数字かと思います。国に対して、難民認定をもっと増やして欲しいとかですね、そういった働きかけとか、そういうお考えはありますか。

(知事)
 難民認定の割合が低いみたいな議論がよくあると思うんですけれども、よく昔、国会議員時代に、朝まで生テレビとかプライムニュースとかでいろんな方々と議論したことがあるんですけれど、そもそも日本への避難を希望する方々というのは少ないんですね、とても。
 だから、日本の難民認定率が低いから、受け入れにすごく消極的だというのは、ちょっと議論としては違うと思っています。
 これは、国がこれから全体の情勢を見ながら、田子部長が言ったようにいろいろ特例も考えていくと思うので、そこら辺も踏まえながら、群馬県としてできる対応を考えたいと思います。

(記者)
 ウクライナの方が9人、県内に住んでいらっしゃるというお話でしたが、そういう方々と連携というか連絡というか、これからとっていくというようなお話でよろしいでしょうか

(知事)
 これはですね、9人の方々がいるんですけれども、何かこう、組織になっているような話ではないので、県としてはこういう方々に、少し丁寧にご意見を伺って、例えば、万が一、群馬県で受け入れるようになった時に、何が必要なのかとか、あるいはウクライナにご親戚がいるという方もいると思うので、とりあえずは丁寧にご意見を伺って、それによって、できることがあれば対応していきたいと思っています。

(記者)
 募金の役立て方なんですけれども、まだ具体的には固まってないのかもしれないですけど、避難民の方々の支援に役立てますということで、どういう団体に寄付するとか・・・

(知事)
 これもこれからいろいろ議論していきたいと思いますが、例えば、避難民の方々の受け入れに必要な予算に使うとか、そういう選択肢もあるかと思いますけど、これから具体的なことはいろいろと議論していきたいと思います。

(記者)
 規模はこれからということでしたが、タイミングとしてですね、いつくらいまでにある程度の受け入れが、どのくらい受け入れられるかとかいうものをまとめていくような、タイミング的なものというのは、何かお考えがありますか。

(知事)
 それは、これから庁内でいろいろ議論していきたいと思いますけれども、とりあえず、さっきの図にあったように、県営住宅がどのぐらい使えるかということもあるので、実際に受けるということになると、たぶんリノベーションが必要だったり、いろんなこともあるので、そこら辺はちょっと何て言うんでしょうか、どのぐらいかかるかというのは、これからよく議論したいと思いますけれど、基本的に自治体としてできることと、できないことがあると思いますが、今言ったような話は我々としてできることだと思っています。
 タイミングについては、田子部長さん何かありますか。

(知事戦略部長)
 知事からありましたように、県営住宅の方はですね、先ほど(スライドに)500戸とありましたけれども、そのうち、例えばすぐですね、リフォームなり、リノベーションをしないで入れるのはどこかとかですね、その辺はまた県土整備部の方でも調整を住宅公社の方に、当然県営住宅で委託していますので、そこも含めてですね、検討してもらっているところです。
 あと、温泉施設については、やはり知事が言ったように、今いろいろ調整をしているところでございます。

(記者)
 そこ(モニター)にも出ている物資の提供で、県内企業からの寄附の活用とあるのですが、これは、受け入れが始まってからの話なのか、それともこれから、そういう提供を呼びかけて集め始めるようなことになるのか、そこはいかがでしょうか。

(知事戦略部長)
 そこも現実的には、これからになりますけれども、事例は違いますけれども、やっぱり東日本大震災とかですね、その時の受け入れとかもありましたので、そういうことも参考にしながらですね、よく検討したいと思っています。

(知事)
 それからさっき言ったようにね、この観光地というか、例えば温泉地の宿泊施設みたいなところで受け入れを検討すると言ったんだけど、例えば、来られるという場合に、そのまますぐ県営住宅に入れるかというと、さっき言ったように、今使えるところもあるけれど、リノベーションが必要なところもあるので、それよりまず、例えば温泉地の宿泊施設みたいなところで少しゆっくり滞在していただく方がいいんじゃないかという話が出てるんですけれども、これもこれからなので、よく首長とも話をしながら固めていくということです。
 物資についても、別に何人と決まるまでとは思いませんけれども、これも日用品で協力できるところは、今からよく我々として探していきたいと思いますし、場合によっては、ちょっと事前に話をしていきたいと思っています。

(記者)
 規模感なんですけれども、受け入れる規模ですね、どれぐらい可能というのは、この500戸が利用可能というのが、おおよその規模ということで想定してよろしいんでしょうか。

(知事)
 それは全く分かりません。
 さっき言ったように、どのくらいの例えば難民を、日本として受け入れることになるのか、どのぐらいの方々が日本への難民を希望されるのか、(それとも、)そういう形じゃなくて何ていうか、手分けしてやることになるのか。これは、政府レベルの交渉で決まってくることだと思うので、そういう流れを見ながら、群馬県で受け入れるということになったら、これは全面的に協力するとこういうことです。

(記者)
 そうすると、県内に9人の方が、在日ウクライナ人としていらっしゃるということですけれど、そういった親族の方がもし群馬に行きたいと要望があった場合は、もちろんそれも受け入れるということですか。

(知事)
 それは、これからまず9人の方のお話を聞いてから、よく考えたいと思います。

(記者)
 冒頭、知事がおっしゃっていたのは、ネクタイの色ということですか。

(知事)
 そう、ネクタイ。この間、青いシャツと、黄色のネクタイをしたんだけれど、青がやっぱりちょっと青じゃないから、むしろこっちの方(ネクタイの色)に近いじゃないですか、ブルースカイで。黄色もこっちの方がいいかなと思って。
 そうすると、このコーディネーションだと、白の(ワイシャツの)方がいいかなと思ったので、今日は白にしました。一応、青いシャツも持ってるんだけれど、真っ青じゃないので、こっちがいいかなと思って、着けてまいりました。

(記者)
 分かりました。

(知事)
 他にありますか。よろしいでしょうか。

知事メッセージ

 それでは、県民の皆さまに呼びかけたいと思います。
 今日、臨時会見を開かせていただきました。
 記者の皆さんに大勢集まっていただきましたが、ウクライナ情勢が大変緊迫しています。今ですね、ロシアの侵攻が激しくなる中で、ウクライナの方々が大変厳しい状況に置かれています。
 先ほどもちょっと申し上げましたが、やはり民主主義という価値を共有する、日本の国民の1人として、やはりですね、ウクライナの皆さんへの連帯を示すということが必要だと思っています。
 それから、先ほど申し上げましたが、ウクライナの情勢は決して他人事ではありません。日本にとっても、県にとっても、実はすごく深刻な、何て言いますか、我々自身の問題として捉えるべきことだと思っています。
 加えて、先ほど申し上げましたが、ガソリン価格が上がっていますけれども、この情勢は、世界のエネルギー価格、日本国内、群馬県のエネルギー価格の上昇にも結びついていくし、確か、日本の世界における小麦の最大の供給国はロシアだと思いますので、当然これはですね、小麦の価格にも影響してくる。つまり、群馬県の県民の生活にも影響してくる情勢だと思っています。
 そういうことで、やはり我々としてできる限りの協力をさせていただきたいと思っています。
 いつも連帯を示したいと申し上げていますが、知事としては、というか1人の日本人として思うことはですね、1日も早く地域の戦闘が止んで、やっぱり平和になる。この情勢が落ち着いて、ウクライナの方々がこれ以上苦しむようなことがないようになるようにですね、心からお祈りを申し上げたいと思います。
 ぜひですね、群馬県民の皆さまにはご協力をいただいて、我々にできることをやっていきたいと思います。
 先ほど申し上げた、こちらに滞在していただくための、いろんな支援に加えて、募金活動も始めますので、ぜひですね、皆さんのご協力をお願い申し上げたいと思います。
 今日臨時会見ということで、メディアの皆さんにまた急遽集まっていただいて申し訳なかったのですが、これは県の意思を示す上で、とても大事だと思いましたので、あえて会見をセットさせていただきました。
 県民の皆さまのご協力を重ねてお願い申し上げ、お集まりいただいたメディア関係の皆さんにも感謝を申し上げまして、臨時会見を終わりたいと思います。
 ありがとうございました。

(以上で終了)
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。