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間伐などの森林整備関係

更新日:2019年11月8日 印刷ページ表示

1.森林の機能

 森林は木材を生産しながら水を貯え、山地災害を抑制するなど多面的な機能を発揮しています。また、二酸化炭素を吸収して固定することで、地球温暖化対策においても重要な役割を果たしています。

2.間伐の必要性

 スギやヒノキなどの人工林では、樹木が成長することで過密な状態になります。過密な森林は、下草などの下層植生が衰退し、土が降雨により流出しやすくなります。また、樹木も日光を十分に受けることができずに細くて、風や雪により折れやすく、健全性の低下した森林となります。適正な密度を保つために樹木の成長に従って抜き伐りを行う間伐は、木材としての価値を高め、活力ある健全な森林を維持するために必要不可欠な作業です。

間伐されている森林の様子写真1
間伐により、適切に管理されている森林。木材生産のほか、水を貯え、土砂の流出を抑制し、二酸化炭素を吸収するなど多面的機能の高い活力ある森林です。

間伐されていない森林の様子写真2
密で暗くなり下層植生が衰退した森林。森林の木材生産機能をはじめ、多面的機能が低下しています。

3.森林の間伐等の実施の促進に関する特別措置法(間伐特措法)について

 森林の間伐等の実施の促進に関する特別措置法とは、京都議定書の第一約束期間における森林吸収目標の達成に向け、平成24年度までの間における森林の間伐等を促進するため、特別な措置を講ずることを内容とする法律で、平成20年5月16日に公布・施行されました。

 平成25年5月31日付けで一部改正され、森林の二酸化炭素の吸収作用の保全及び強化の重要性等、森林の多面的な機能の持続的発揮のため、引き続き、間伐等の実施を促進することとして、平成32年度までの間における間伐等の実施に対する支援措置が継続されます。

4.間伐などの森林整備への助成

間伐などの森林整備に対して、次の助成制度等があります。

事業名をクリックすると、事業の内容が御覧になれます。

助成制度
事業名 概要
造林補助事業 森林所有者や森林組合などの事業者が行う植栽、下刈り、間伐などの森林整備に対して助成します。

緊急間伐促進対策事業

造林補助事業の対象とならない16~60年生の人工林を対象とした、間伐及び枝払い等に対して事業費の2分の1を助成します。

森林災害の予防対策
対策 概要

森林保険

万一の災害に備え、確かな安心をお約束します。

山火事予防運動

大切な森林を守るため、山火事を防ぎましょう。