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第13回定例記者会見要旨(7月7日)

更新日:2022年7月7日 印刷ページ表示
  • 日時 令和4年7月7日(木曜日)午後2時10分~2時40分
  • 会場   記者会見室
  • 出席者 県:知事、副知事ほか
    記者:記者クラブ所属記者等15人
  • 記録作成 メディアプロモーション課(報道係)

令和4年7月7日定例記者会見動画(You Tube)<外部リンク>

モニター資料(PDFファイル:608KB)

知事冒頭発言

発表項目

1.はじめに
2.新型コロナの直近の感染状況
3.ウクライナ避難民への支援について
4.参議院議員通常選挙について
5.直滑降ストリームの告知について

質疑応答はこちらをクリック

1.はじめに

 それでは定例記者会見を始めさせていただきます。
 本日、エフエム群馬の新社屋落成記念セレモニーに出席してまいりました。エフエム群馬は昭和60年に開局したわけですが、地元密着のラジオ局として、群馬県民から愛されてきた地元局だと認識しています。これまで、県の広報活動においても、さまざまな形でご協力をいただいています。
 完成した新社屋は、スタジオ収録の様子を観覧できるリスナースペースがあって、前の若宮町にもあったんですけど、今までよりもちょっと広い感じでした。
 それから、このリスナー参加型の収録とか広場を利用したイベント企画みたいな、人を呼び込むための工夫がなされているなと、そんな感じがいたしました。
 施設を見せていただきましたが、地域の活性化に繋がる情報発信の拠点、新たな賑わいの場になる可能性があると感じました。
 これからも県の情報発信において、しっかりと連携をしていきたいと思います。エフエム群馬の一番いいところはコンテンツ愛に溢れているところだと思っていまして、県を盛り上げる、県民の皆さまを元気にするような情報をこれからもぜひ届けていただきたいと思っています。

 それでは本日の会見の主な内容です。スライドをご覧ください。
 本日は、新型コロナの直近の感染状況、それからウクライナ避難民への支援の現状、それから参議院議員通常選挙などについて、ご報告、発表させていただきたいと思います。

2.新型コロナの直近の感染状況

 まずは新型コロナの直近の感染状況です。スライドをご覧ください。
 直近1週間の新規感染者の数は、本日の389人を含め、1,651人になりました。(スライドの)表のカーブを見れば、傾向が明らかだと思います。今、8日連続で前の週の同じ曜日を上回っています。先週の672人から比べると2.5倍に増加していることが分かると思います。

 続いて客観的な数値について報告します。スライドをご覧ください。
 まず上段の感染状況です。(1)の1日当たりの新規感染者数は198.4人ということで前回値よりも2倍以上に増えていることが分かります。
 (2)の経路不明の割合は60.4%ということで10ポイントほど増えています。
 それから(3)の検査の陽性率は21.4%ということで、これも2倍以上になっていることが分かると思います。
 そして(4)の今週先週比ですが、これも1.0を大きく上回っていることが見て取れます。

 続いて、下段の医療提供体制を見ていただきたいと思います。病床使用率は12.0%ということで、先週、前回値から比べるとかなり上昇いたしました。
 それから、(病床使用率が)4.1%ぐらい上がっていますけれども、それでもレベル1の水準にとどまっていることがわかっていただけると思います。
 それから(2)の重症病床使用率は0%です。現段階で重症の人はいないということです。

 またこの1週間で1名の方が亡くなられています。心からお悔やみを申し上げたいと思います。

 以上が直近の感染状況です。
 今ご説明したとおり、新規感染者数は明らかに増加に転じていると思います。感染の拡大が始まっていると言っていいと思います。病床使用率は12%で、県内の医療提供体制は落ち着いておりますが、しっかり注視していくことが必要な状況だと考えています。
 厚労省の専門家組織アドバイザリーボードは、先月の30日に、全国の感染状況について「下げ止まりから増加局面に入った」という見解を示しています。より感染力が強いとされるオミクロン株の別系統「BA.5」の検出割合が、東京都内で増えています。「置き換わりで増加が加速する可能性がある」とも分析をされています。
 島根県とか熊本県などでは、過去最多の感染者数を更新しているということで、私どもとしては、いよいよ日本、それから群馬県も第7波に見舞われつつあると、そういう可能性が高まっていると認識をしています。
 県としては、これまでの知見も生かして、冷静に対応し、経済活動との両立を図ってまいりたいと考えております。
 県民の皆さんに改めてお願いをしたいと思いますが、旅行や帰省の際には、混雑を避けるなど、基本的な感染防止対策にご協力をお願いいたします。特にまだワクチン接種を受けてない方は、帰省、旅行前にぜひ早めの接種をお願いしたいと思います。

 なお、県が実施している愛郷ぐんまプロジェクト第5弾については、期限を来週14日木曜日までとしています。県としては、国が実施を予定している全国旅行支援が実施されるまでの間、切れ目のない支援を行いたいと考えています。15日以降の国の方針について、全国旅行支援をいつから実施するのか、また現在のブロック割を延長するのかについては、週明けに示される見込みです。県としても、国の動向を踏まえて、今後の方針を速やかに発表したいと考えています。

 今、ご報告しましたけれども、感染がかなり急拡大の兆候を見せています。でも、これは想定の範囲内だと思っています。毎回この記者会見で、この第6波はかなり落ち着いている状況であっても、どこかで急拡大が起こる可能性が高いと、そういうことを想定しながら群馬県としても対応したいということを申し上げてまいりました。私が何度もこの会見で予想した話が、思ったよりも遅れてやってきたということだと思っています。この流れだと、さらに感染者が増えていくという可能性はありますけれども、今日も見ていただいたとおり、今日が300人ぐらい、もう今週は1,651人ということになったんですけども、今日も含めてですね、重症者は現段階で1人もおりません。それから亡くなる方もかなり少なくなってきております。データをしっかり分析しなければいけませんけども、おそらく、もうインフルエンザと、致死率みたいのを比べてもかなり低くなってきてるんじゃないかという感触があります。
 そういうことを踏まえて、もちろん感染拡大を防止するために、県民の皆さまに引き続きご協力をいただきたいと思いますが、あまり過剰反応せず、冷静に対応したいと思います。
 知事としては、ようやくまた1カ月ぐらいで経済が戻ってきて、人出も戻ってきて、町も元気になってきたことから言うと、再び経済活動の制限措置をかけるみたいなことは、ぜひ避けたいと思っております。
 その点につきましては、県民の皆さまのご協力を引き続きいただきたいと思いますし、皆さまと協力をして、第7波が起こってもいろいろ工夫しながら、気をつけながら経済を回していくという方向で何とか状況をコントロールしていきたいと思っています。

 それから、政府に対しても一言申し上げたいと思うんですけども、愛郷ぐんまプロジェクトの話は非常にもちろん関心が高いと思います。愛郷ぐんまプロジェクトは今回非常に効果を現しておりまして、四つの温泉地もかなり元気になっていますし、観光地もかなり活気が戻ってきています。
 こういう中で、国の方で今の感染状況を注視していくということで、まだはっきりとした方針が出ていませんが、全体を見て、感染者の数だけを見るんじゃなくて、重症化のリスクとかそういうところもよく見ていただいた上で、ぜひ冷静に対応していただきたいと、知事として考えていることは今日お伝えしておきたいと思います。

3.ウクライナ避難民への支援について

 続いて、ウクライナ避難民への支援について、ご報告したいと思います。
 ロシア軍によるウクライナ侵攻から早くも4カ月あまりが経過しています。ロシア軍は引き続きウクライナへの攻撃を激化させています。多くの方々がウクライナ国外に避難を強いられている状況が続いています。
 群馬県では、避難民の方々の受け入れに関して、過去の記者会見で、市町村と連携して積極的に行うと表明をさせていただきました。そして現在、県内では26人の方を受け入れています。こうした方々に必要な支援を実施させていただいています。

 本日は、県が募集を行っている企業等からの物品の提供や募金に関して、その進捗状況をご報告させていただきたいと思います。スライドをご覧ください。
 まずは、企業等からの物品提供です。4月1日から募集を始め、これまでに10の企業、団体から物品提供の申し出をいただきました。申し出をいただいた物品については、市町村を介して避難民の方々に情報提供し、マッチングをさせていただきましたが、8つの企業、団体からご提供いただいた、スライドに書いてある18種類の物品を、避難されている方々にお届けすることができました。
 いただいた物品は、食料品、衣類、日用品、寝具、家具、通訳機、見ていただくと分かるように、生活に欠かすことのできない物品ばかりなんですね。
 今回提供いただいた企業、団体の皆さまには、知事として心から感謝を申し上げたいと思います。

 続いて、募金についてです。
 県庁1階、11カ所の県行政県税事務所、それから県立美術館、博物館等の施設で募金箱を設置いたしました。その結果、昨日6日時点で、およそ447万円の浄財を頂戴しています。さらに、ふるさと納税等の制度により、およそ26万円のご寄附をいただいています。多くの皆さまのご支援、ご協力に対して、この場をお借りして、改めて感謝を申し上げたいと思います。
 群馬県では引き続き、これらの募集を行い、いただいた物品、募金を避難された方々の生活支援のために使わせていただきたいと考えています。
 まだまだ支援を必要としておりますので、今後も、県民の皆さま、企業団体の皆さまには、ウクライナ支援へのご理解をいただいた上で、ご支援を賜りますよう、知事として重ねてお願い申し上げます。

 加えて、いつも申し上げておりますが、この長期化する戦闘が1日も早く収束することを祈っています。

4.参議院議員通常選挙について

 続いて、参議院議員選挙についても報告したいと思います。
 今週5日、群馬県が若者の政治参加への意識向上を目的に実施している選挙授業「笑える!政治教育ショー」を視察するために、高崎女子高校に行ってまいりました。

 スライドをご覧ください。今年度群馬県は笑下村塾と連携をして、県内すべての高校での選挙出前授業の実施を目指しております。この日は笑下村塾の代表であり、お笑いジャーナリストである「たかまつなな」さんのほか、2人の売れっ子芸人たんぽぽの2人が登壇しました。政治や社会問題についての授業を行っていただきました。
 私が感じたのは、さすがコミュニケーションのプロだなということです。最初から最後まで笑いを交えながら、巧みに会場を盛り上げて関心を高めているということで、この高崎市女子高校の生徒の皆さんは、真剣な表情で授業に参加されていました。
 私としては、こうした取り組みが選挙での若者の投票率向上に繋がることを期待しています。
 過去の記者会見でも、笑下村塾と合同でこの取り組みをPRさせていただきましたが、ぜひ県民の皆さんにも、県内外の皆さんにも、ぜひ群馬県が今やっているこの活動にご注目をいただきたいと思っています。

 (フリップを掲げながら)それから、これです。
 今週末、10日日曜日に参議院議員通常選挙の投票が行われます。10日は投票日です。県民の皆さまには、参議院選挙に、ぜひ参加していただきたいと思っています。選挙は、私たちの暮らしと未来に直結する非常に大切で大事なものです。私たち一人一人が選挙に関心を寄せることで、政治はもっと身近なものになっていきます。県民の皆さま、ぜひ投票所に足を運んでいただきたいと思います。
 選挙期日の当日に、仕事や旅行などのために指定された投票所で、直接投票ができない方は、ご存知だと思いますが、9日の土曜日まで期日前投票が可能になっています。
 また各投票所においては、皆さまが安心して投票できるように、新型コロナの感染対策も十分に講じられております。有権者の皆さまにおかれましても、投票所にお越しになる際は、手洗い、うがいなどの基本的な感染症対策には、ご協力をお願いしたいと思います。

5.直滑降ストリームの告知について

 最後に、今週の直滑降ストリームについてのお知らせです。スライドをご覧ください。
 今年度から、毎週金曜日の19時に配信時間を固定した直滑降ストリームですが、今回は、慶應義塾大学総合政策学部の中室牧子(なかむろ まきこ)教授をお招きいたしました。リアルで出ていただきました。
 これから3週に渡って「エビデンスに基づいた教育の推進」をテーマに行った対談を配信させていただきたいと思っています。
 実は、ここでも発表させていただきましたが、群馬県がOECDの実施する社会情動的スキルの調査に参加するということは、皆さんご存知だと思いますが、実は中室先生が、この社会情動的スキルについてもかなり注目されていて、これについても、いろいろ専門的な解説をいただきました。今非常に注目されている気鋭の知識人でいらっしゃいます。
 先ほど言ったOECDの先進的な調査も含めて、県の今後の取り組みに向けて、大変貴重なヒントをいただけたものと思っています。
 初回の配信は明日なんですけれども、中室教授が研究されている「教育経済学」について、非常に面白いお話を伺うことができました。日本ではまだ聞き慣れない言葉なんですけれども、理論的な部分も非常に分かりやすくご説明いただいております。例えば、子供たちの褒め方とか、フィードバックのコツとか、いわゆる子供の能力を向上させるための接し方について、学術的な側面、いろいろな調査のデータに基づいた実践的なお話も伺っております。
 子供を持つ皆さん、あるいは教育に携わる皆さんにも、たいへん興味深いシリーズになると思っています。
 YouTubeのtsulunosチャンネルで、明日19時から、第1弾を配信いたします。3回にわたってやりますので、ぜひ皆さん、この知事との対談を、ご覧いただければと思います。
 私からは以上です。何か皆さんからご質問があればお受けしたいと思います。

質疑応答

群馬県内の感染状況について

(記者)
 感染の関係で、お尋ねいたします。
 冒頭のご発言で、日本や県が第7波に見舞われつつある可能性があるという趣旨のお話がありましたけれども、感染の急増で、他県の知事などで「現状は第7波だ」と言っている知事も出てきていますけれども、山本知事は、現状、県内は第7波(に見舞われている)というご認識なんでしょうか。

(知事)
 第7波というものの定義がはっきりしてないので、専門家じゃないから、その辺のところは難しいんですけれども、やはり今までずっと抑えられていた感染の急拡大が起こりつつあると(思います)。この傾向から見ても、このまま急拡大が続く可能性があるだろうと思っています。

県内でのイベントの開催について

(記者)
 イベントの関係なんですけれども、官民含めて3年ぶりの夏のイベントをいろいろ準備、県内でされていると思うんですが、そういう準備期間を要するような行事については、その主催者は、このまま感染防止策をやりながらの継続実施か、場合によっては中止もあり得るのかという、ちょうど今、はざまにあって、悩んでいる主催者が多いかなと思うんですけれども、先ほどの話ですと、冷静に対処という趣旨のお話だったので、原則、感染防止策を取りながらの継続実施という流れといいますか、そういう方針で臨むということでいいでしょうか。

(知事)
 危機管理監の方から基本的な方針を、まず説明してもらって、その上でコメントします。お願いします。

(危機管理監)
 現在イベント等については、主催者の方で十分注意をして、開催するか否かを決定していただいていて、特に注意が必要なケースがある場合には、県の方に相談いただくような態勢をとっております。
 今のところ、そういった大きな相談は来ておりませんので、実施に向けて不安があるような場合には、遠慮しないでご相談いただいて、開催等について一緒に考えるような形をとらせていただけたらと思っております。

(知事)
 今、危機管理監の言ったとおりなんですけれども、今の段階で群馬県は警戒レベル1ですから、そういうことも踏まえながらいろいろ判断していただくということで、ただ情勢というものは急激に変わっていくので、それは国の方針とか、群馬県の状況とかを決めながら総合的に判断したいと思いますが、今危機管理監が言ったように、基本的には、今の段階で言うと、警戒レベル1ですから、その中で注意しながら、いろいろ工夫をしてやっていただきたいと思いますし、何か本当に不安があるときは相談をしていただいて、その都度ケースバイケースで、ご相談に乗ろうと思ってます。

愛郷ぐんまプロジェクトの延長について

(記者)
 県民割なんですけれども、国が行う全国旅行支援という割引事業については、今月前半での開始でなく、後ろ倒しとなる可能性も出てきていると思うんですけれども、その場合は先ほどおっしゃったように、場合によっては愛郷ぐんまを延長することもあり得るという趣旨だったかと思うんですが、愛郷ぐんまを14日以降延長するのではなくて、場合によっては空白期間が生まれるような、延長をしない場合とか、その可能性もあり得るのでしょうか。

(知事)
 戦略セールス局長から、まず説明をお願いします。

(戦略セールス局長)
 ただいまお尋ねの7月15日以降の関係なんですけれども、先ほど知事からの発言にもありましたように、週明けに国の方針が出される見込みになっております。繰り返しになるんですけれども、それを踏まえてですね、改めて県の判断をさせていただくことになるかなと思っております。

(知事)
 愛郷ぐんまについては、知事としては続けたい気持ちがありますので、国がちゃんと延長していけば、愛郷ぐんまを続けたいと思いますけども、まだ、はっきりと国の姿勢が表明されてないので、おそらく選挙が終わって来週ぐらいに必ずは方針が出てくると思うので、それを踏まえて、しっかり考えていきたいと思います。
 個人的に言うと、ようやく経済に元気が出てきたところなので、しっかり延長をしていただきたいなと思いますけど、それは国の方針をよく見ながらやると。それを見て判断していきたいと思います。
 やっぱり愛郷ぐんまプロジェクトを実施するというのは、例えば県単独でやると言ったら財政的に持ちませんから、どこ(の県)も。やっぱり国の状況を見ながら判断していくということになると思いますが、国には、できるだけ前向きな方向で考えていただきたいなと思っています。

新型コロナに係る入院基準の見直しについて

(記者)
 コロナの関係ですが、重症化率とか致死率についてはだいぶ下がってきているということで、病床使用率がは今のところ10%ちょっとで安定していますが、今後入院基準の見直しについての考えはいかがでしょうか。

(知事)
 歌代健康福祉部長、どうぞ。

(健康福祉部長)
 入院の基準につきましては、少し見直した部分も(第6波以降)あるんですけれども、今後(の見直し)については、感染状況を見ながら判断していきたいと思っています。

(記者)
 現状で、第6波からは少し見直しているという認識でよろしいですか。

(健康福祉部長)
 第6波になって、オミクロン(株が主体)になってからは、やはりそれまでと違って、重症化率だとかが低い部分もございますし、ワクチンの効果ということもありますので、そういったところでは、若干見直したところがあります。

(記者)
 オミクロンの時に変えたところで、とりあえず維持していくということですかね。

(健康福祉部長)
 はい。

知事選について

(記者)
 政務について伺いたいと思います。知事がかねてから、知事選への態度を表明するとしていた後援会の全体戦略会議が7月25日にセットされました。周辺からは、再選の観測も出ていますが、改めて(態度表明の)時期、知事選についてのお気持ちをお聞かせください。

(知事)
 これは記者会見でも申し上げた覚えがあるし、ブログにも書いたし、確か、いくつかの新聞のお正月のインタビューでも聞かれたので申し上げた覚えがあるんですけれども、もう随分前から、次の知事選挙に出るかどうかは1年前に決めると。7月の下旬まで後援会を行脚しながらいろいろなご意見を聞いたり、その間、職域団体の皆さんとの意見交換もできるし、世論調査をやったりとか、いろんなことを考えながら、7月下旬に表明するということを申し上げていたんですけども、25日に後援会の代表者を集めた戦略会議を開くことになったので、そこで発表したいと思います。
 いろいろ憶測が出てくるのは当然だと思うんですよ。これだけあちこちで後援会をやってきて、もちろん後援会の中には、いろんな熱い思いを持ってる方々もいるんですけども、現時点では未定です。決まっていません。
まず、誰にも言ってませんから。出ると決めたとは誰にも言ってないので、現時点では決まっていません。いろんな憶測でいろんな報道をされるというのは、それぞれのメディアの感覚で、責任でやるということで、それにいちいち目くじらを立てるつもりはありませんが、現時点では決まっていません。
 できるだけ最後まで、よく考えて決めたいなと。やっぱりもう1回次の選挙に出るというのはそんなに簡単な選択肢じゃないので、自分の人生を考えても。だから、よく考えて、25日にしっかりと正式に発表したいと思います。

参院選について

(記者)
 知事は中曽根候補の決起大会にも参加されましたが、参加された思いと、現状の参院選の状況について受け止めを伺えればと思います。

(知事)
 この会見でも申し上げたとおり、知事としては、今回の参議院選挙は、いろんなことを考えて、中曽根弘文候補を応援したいということをここでも申し上げましたし、先月にも、小渕優子県連会長、あるいは県議会の幹部には、こういう姿勢だということは伝えておきました。
 ただ、情勢からいって、自分の力は必要ないのでないかと思っていましたし、特に要請もなかったので、要請がないところに行ってはいけないんですよ、政治家は基本的に。それは迷惑だということなので。
 でも今回は、とてもお世話になっている前橋の某ベテラン県議と、それから大変尊敬している、非常に立派な経済人の方から強い要請があって、とにかく一度はしっかり出てきてもらえないかというお話もありましたので、それはもう、中曽根先生に、中曽根弘文候補に、G7サミットの関係閣僚会合でもね、福田総務会長とか(小渕)優子さんと一緒にお世話になっていますから、そういう話もさせていただきましたけども、それを受けて、ちょっとお話をして、ちょっと出るような日程だったんですけども、前橋の決起大会にはお邪魔をさしていただいて、応援演説をさせていただいたということです。

知事選について

(記者)
 25日となると残り20日を切っているというところで、最後まで考えたいというのは、どういう情報を加味して、どういうことを考えた上で判断されるということになるのでしょうか。

(知事)
 後援会は70あるんですね。みんな大事な後援会長がいて、後援会で応援してくださる方々がいるんですけども、まだ70回り切ってないんです。
来週の月曜日が吾妻の、確か2つの地域だったと思うんですけども、どの後援会も形骸化していないので、みんなちゃんと動いているので、だから、後援会全部をちゃんと回り切って、しっかりと後援会の皆さんのご意見も聞きたいと思っていますし、これ別に選挙のためにやってきたわけじゃないけど、職域団体との意見交換も、もうほとんどは終わりに近くなっているんですけども、そうやって、最後までしっかり皆さんの、応援していただいた方々の声もお聞きしたいと思いますし、できれば、いつもやっている世論調査も参考にしたいと。どのぐらいの県民の皆さんが期待してるのかも把握したいし、健康なので大丈夫だと思うけど、ちょっと体のことも考えて、いや、大丈夫だと思うんですけど、そういうことも考えて、ぎりぎりまで考えて決断したいと。
 決断したらもうそれに向けて、もし出るということになったら、次の日から全力疾走なので。だからよく考えて、やるのかやらないのかは、もう1回言いますが、25日に正式に発表したいと思います。

知事メッセージ

 それではまた最後に、知事から県民の皆さまにお願いをさせていただきたいと思います。
 今日もこの会見でお示ししたとおり、ちょっと心配されている方々もおられますけども、ここ4、5日、特に1週間ぐらいですね、だんだん再拡大が始まって、ここ何日間かは、前日の3倍みたいなペースで増えてきています。場合によっては、このままさらにこの拡大が続くということは考えられます。なぜならですね、東京がかなり増えてまして、昨日ちょっと、小池都知事と簡単なやりとりをしたんですけども、東京でかなり増えてきたということで、何度も言っているように、東京がものすごく増えると、なかなか群馬県を守るということができないので、この東京の傾向というのはおそらく首都圏に広がっていくということを考えると、群馬県でもこの感染拡大がさらに続く可能性が、これを第7波と呼ぶかどうか分かりませんが、可能性があると思います。
 これについては、しっかりまた、県民の皆さんのご協力、特に感染防止対策に対するご協力をいただかなければいけませんが、いたずらに過剰反応する必要はないと思っています。
 先ほど申し上げたとおり、現段階で重症者の方はおりません。それから亡くなっている方もかなり少なくなってきているということで、重症化のリスクもかなり下がっています。
 そういう中で、皆さんには冷静に対応していただいて、これからも感染拡大が続いていくので、病床使用率等々についても、しっかりよくこれを見てですね、医療提供体制をしっかり維持できるように県としても努力していきたいと思いますが、皆さんと力を合わせて、お互いに努力をしながら、何とか経済をしっかり回していきたいと思いますので、現状をよく把握していただいて、あまり過剰反応することなく冷静に、県民の皆さんにも対応していただきたいと思っています。
 何度も言いますが、皆さんと力を合わせて、これからどういう流れになるか分かりませんが、一つ一つ、この感染の脅威を乗り越えてですね、しっかり県民の暮らしも守れるようにしていきたいと思いますので、引き続きご協力をお願いしたいと思います。
 ということで、今日は40分ということで比較的スムーズに来ましたが、皆さんからご質問もないようなので、これで終わりたいと思います。メディアの皆さんには、今日も最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。

(以上で終了)
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。