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臨時記者会見:高病原性鳥インフルエンザ発生が疑われる事例の発生について(12月31日)

更新日:2022年12月31日 印刷ページ表示

■日時    令和4年12月31日(土)午後5時20分~5時45分
■会場    記者会見室
■出席者  県:知事、副知事ほか
       記者:記者クラブ所属記者等 13人
■記録作成 メディアプロモーション課(報道係)
令和4年12月31日定例記者会見動画(You Tube:外部リンク)<外部リンク>
モニター資料 (PDF:116KB)





知事冒頭発言

質疑応答はこちらをクリック

 報道機関の皆さまにおかれましては、大晦日にも関わらず、急遽お集まりいただきましてありがとうございました。

 17時頃から開始できる予定だったんですけど、プロンプターを入れるのに時間がかかったりして、いろいろとバタバタしてたものですから少し開始が遅れてしまってごめんなさい。

 

 本日16時15分前橋市内の農場において、特定家畜伝染病である「高病原性鳥インフルエンザ」が疑われる事例が発生いたしました。

 現在、群馬県家畜衛生研究所で遺伝子検査を実施しておりますが、高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出され、疑似患畜と確認されれば、県内の養鶏場における初めての事例ということになってしまいます。

 鳥インフルエンザ対策については、国内有数の生産県である群馬県の養鶏場を守るために、知事就任直後から豚熱とともに、国及び市町村と連携して最重要課題として取り組んでまいりました。

 しかしながら、皆さんご存知のとおり、近隣の埼玉県や茨城県をはじめ、もう12月だけでも30件近い事例が全国で発生しています。全国で猛威を振るっているという最中だったわけですが、こういう中で群馬県でも、ついに疑い事例が発生してしまいました。

 早急に防疫措置をとり、鳥インフルエンザの拡大を防ぐ必要があることから、先ほど、急遽対策本部会議を開催し、今後の対応方針を確認させていただきました。

 今後、疑似患畜の確認がされた場合は、速やかに現地対策本部を設置するとともに、県庁を挙げて、殺処分と埋却処分等の防疫措置をしっかり進めてまいりたいと考えています。

 群馬県では、これまで豚熱(CSF)が9例発生し、さらなる緊急事態が、今発生したということで、今群馬県の職員も休日返上で対応させていただいています。

 今回の事態に対しても、畜産農家の方々、あるいは関係者の皆さんと協力して、しっかり押さえ込んでまいりたいと思っています。

 

 それでは今回の疑い事例について詳細をご説明したいと思います。スライドをご覧ください

 高病原性鳥インフルエンザが疑われる事例の発生農場の概要と疑似患畜が確認された場合の防疫措置開始までをまとめたスライドです。

 今回、高病原性鳥インフルエンザガ疑われる事例が確認されたのは前橋市に所在する農場です。疑似患畜と確認された場合、殺処分が必要な飼養羽数は約1万5千羽になります。

 この農場の3キロメートル圏内には、他に1農場があります。ここは、家畜伝染病予防法に定める、家畜の移動制限の対象となります。

 また、3キロから10キロメートル圏内には、33農場がありますが、これらの農場については、搬出制限の対象になります。

 近隣に感染が拡大しないよう、早急に防疫措置を講じてまいりたいと思います。

 なお、農場の持ち主、あるいは所在地等の情報については、県の防疫マニュアルに基づき、風評被害防止とか、部外者等の立ち入りによる感染拡大防止の観点から、今回も非公開とさせていただきますので、その点はご了解をいただきたいと思います。

 

 次に、県に第一報があってから、高病原性鳥インフルエンザが疑われる事例が判明するまでの経緯、それから防疫措置開始までの流れについて、ご説明したいと思います。

 スライドをご覧ください。発生経過等を時系列で並べました。

 該当農場の通常死亡羽数は1日当たり5羽から7羽程度ですが、今日、約30羽程度の死亡が確認されていました。

 この異変を受けて、本日31日午前11時15分に県の中部家畜保健衛生所に対して、当該農場から鳥の死亡が増加している旨の第一報がありました。

 この第一報を受け、同家畜保健衛生所が立ち入りを行って、その後家畜衛生研究所において簡易検査というものを開始いたしました。そして、16時15分に、鳥インフルエンザの感染が疑われるという陽性の結果が出ました。

 引き続き、今家畜衛生研究所で遺伝子解析を行っております。

 検査結果の判明は、明日の1日、お正月の午前5時頃になると見込んでいますが、高病原性鳥インフルエンザが検出され、疑似患畜と確認されれば、殺処分等の防疫措置を直ちに開始することになります。

 速やかな防疫措置を講じるため、関係職員はすでに作業の準備に入っています。

 以上がこれまでの経緯です。

 

 続いて、疑似患畜確認後、想定される防疫計画について説明させてください。

 次のスライドをご覧ください。今後想定される動員計画についての説明です。

 現時点で殺処分が必要となる羽数は1万5千羽となります。殺処分後は農場主の所有地に埋却いたしますが、県として埋却後の周辺環境等についても、関係機関と協力し適切に対応してまいりたいと考えています。

 防疫作業は、農政部を中心に県の職員を動員し、疑似患畜確定後1日、お正月から作業を開始いたします。

 また、今後は近隣市町村にも協力を依頼し、作業に当たりたいと考えています。さらに、建設業協会、JAをはじめ、関係団体にもご協力をお願いする予定です。

 ご協力をいただく皆さまには、知事として感謝申し上げたいと思います。

 現時点で殺処分終了までは、24時間以内。その後の消毒を含めると4日程度での防疫措置の完了、清浄性を確認し、移動制限が解除されるということになります。

 これは大体1月下旬頃というふうに見込んでいます。すべての防疫措置は1月下旬に終了するということです。

 以上、疑似患畜が確認された場合は、多方面にわたる皆さまのご協力をいただきながら、1日でも早く措置が完了するように努めてまいりたいと思います。

 

 また風評被害も懸念されます。スライドをご覧ください。

 豚熱の時と同様、県民の皆さまにお願いしておきたいと思います。

 現在、全国各地で発生が相次いでおりますが、鳥インフルエンザにかかった鶏肉とか卵が市場に出回ることはありません。

 また、これまで鶏肉や卵を食べたことによって、人に感染したという事例の報告もありません。

 県民の皆さまには、この点落ち着いて行動していただきたいと思います。

 

 冒頭申し上げたとおり、高病原性鳥インフルエンザ対策に関しては、豚熱(CSF)とともに県の最重要課題として、これまで全力で取り組んでまいりました。

 まずは防疫措置に重点的に取り組んでまいります。同時に並行して、国ともしっかり連携しながら、高病原性鳥インフルエンザ対策についても、県庁を挙げて検討を進めていきたいと思っています。

 本県にとって、養鶏業は、農業産出額の約1割近くを占める大変重要な産業です。県としては、農家の皆さまが安心して、養鶏業に取り組むことができるように、今後も国や市町村等とも連携しながら、しっかり対応してまいりたいと考えています。

 県内の農場主の皆さまにおかれましても、これまで以上に飼養衛生管理基準の遵守徹底を改めてお願いしたいと思います。

 私からは以上です。

 



質疑応答

(記者)

 県内で鳥インフルエンザが発生したのは、今シーズンだけではなく、過去ずっとにわたって初めてということになるんでしょうか。

 

 

(知事)

 初めてだと思います。そうですよね、農政部長。

 

 

(農政部長)

 はい。

 

(記者)

 県内の採卵鶏の飼育規模ですが、全体では何羽ぐらい飼育されているのでしょうか。

 

 

(知事)

 畜産課長。だいたいでいいよ。

 

 

(畜産課長)

 500万羽弱です。

 

 

(知事)

 500万羽弱です。もっと正確な数字が必要なら後でまた確認してお伝えします。

 

 

(記者)

 規模感が知りたかったので。

 今回1万5千羽ということで、羽数としては巨大ということではないかと思うんですが、周囲にもいくつか養鶏場があるようですし、流通への影響についてはどのようにお考えでしょうか。

 

 

(知事)

 農政部長から。

 

 

(農政部長)

 まず、移動制限の農場が一つありますし、それ以外に搬出制限の33カ所の農場がありますので、まずは消毒ポイントを早急に設置して、殺処分を早めに進めていきたいと考えております。

 

 

(記者)

 搬出制限というのは出荷ができないということですか。

 

 

(農政部長)

 搬出制限というのは、10キロのエリアから出せないということです。

 

 

(記者)

 移動制限というのは。

 

 

(農政部長)

 移動制限というのは、3キロのエリアの中でも移動ができない。

 

 

(記者)

 そうすると、卵の出荷に関しての影響はないということでよろしいでしょうか。

 

 

(知事)

 どうぞ、畜産課長。

 

 

(畜産課長)

 搬出制限の中でも、卵を移動するとか、中でも、消毒ポイントを通らなくてはいけないですし、また、農水省との協議を経てものを動かすという制限はかかってしまいます。

 

 

(記者)

 そうすると、年明け以降の県内における卵の流通に影響が出る恐れもあるということなんでしょうか。

 

 

(畜産課長)

 そうですね。荷を動かすことが卵を動かすこと自体に制限がかかってしまいますので、何らかのものが動かなくなってしまう状況は、一時出てしまうと思います。

 

 

(記者)

 この後の話なんですけども、遺伝子検査が確定するのが明日の朝5時ぐらいということですが、その時点で我々に対する連絡などはどういう予定になってますでしょうか。

 

 

(畜産課長)

 国の方からですね、小委員会を通して確定が8時以降に来るという話が来ておりますので、それを受けてから、(資料を)投げ込むという形でプレス発表するということになると思います。

 

 

(記者)

 前橋市も広い地域ですので、住所とか詳しいことはプライバシーとかの問題があるかと思うんですけど、大体どの辺りということは教えていただきます。例えば赤城山麓であるとか。

 

 

(記者)

 前橋市内ということでお願いします。

 

 

(記者)

 周りに養鶏場がかなり密集している地域ということでよろしいでしょうか。

 

 

(畜産課長)

 先ほどのとおり、搬出制限も33かかっておりますので、農場が多数ある地域であることは間違いないと思います。

 

 

(記者)

 周辺での発生状況を、把握されいてる部分でいいんですけど、教えてください。他の都道府県での発生状況です。

 

 

(農政部長)

 近隣では埼玉、それから茨城、千葉。

 

 

(知事)

 千葉が近隣と言えるか分からないけど、たくさん出ていますよね。それから新潟でも出てる。

 

 

(記者)

 埼玉だと最近、深谷ですかね。

 

 

(農政部長)

 埼玉だと2カ所出ています。

 

 

(記者)

 かなり近づいて来ていたということでかね。

 

 

(記者)

 経緯の部分で、農場から死亡数が増加したということなんですが、何羽ぐらいが死亡したという連絡があって、(資料の)(2)の13羽中13羽(が陽性)ということなんですが、これ死亡した鶏なのかどうか確認させてください。

 

 

(畜産課長)

 約30羽程度の死亡羽数があったということです。

 

 

(記者)

 検査したのは死亡した13羽ということですか。

 

 

(畜産課長)

 2羽が生きている鶏で、11羽が死亡している鶏だと聞いています。

 

 

(記者)

 30羽というのは、いつからいつにかけて死んでいた鶏なんでしょうか。

 

 

(畜産課長)

 発見時ということですので、今日、飼養している方が確認したところ、約30羽程度死んでいたと。先ほど知事が言ったように、1日に死ぬのが通常だと5~7羽程度のところ、今日数えたら30羽くらい死んでいたということで通報があったということです。

 

 

(記者)

 移動制限の農場が1カ所で、搬出制限が33カ所ですが、それぞれ何羽飼われているんでしょうか。

 

 

(畜産課長)

 まだそこまでは。羽数の確認はしていないです。また羽数とかお聞きになっていただければ、カウントはできるかなと思います。ちょっと数字は持っていないです。

 

 

(記者)

 他の養鶏場で同様の異変はありますか。

 

 

(畜産課長)

 もし異変があれば農場様の方から通報があるんですけども、来ていないので、異常はないかなと思います。

 

 

(記者)

 農場から最初に通報したのは、農場の管理者なのか、それとも獣医師さん的な方がいるのか、どちらでしょうか。

 

 

(畜産課長)

 たぶん農場を管理している方だと思います。獣医師という話は聞いてないので、管理者の方だと思います。

 

 

(記者)

 経営者ということでいいですか。

 

 

(畜産課長)

 どちらかというのは分かってないです。農場からの通報があったということで、こちらが把握しているのはそこまでです。

 

 

(記者)

 高病原性鳥インフルエンザへの施策、防疫措置等の対策についてですね、今後どういうことを強化していくのかお話を伺えればと思うのですが。

 

 

(知事)

 どうぞ。

 

 

(畜産課長)

 まずはやはり、農場の方からですね、異常があれば通報していただくのがまず第一だと思っております。また、消毒についてもですね、先だって消毒命令を出してはあるんですけれども、再度また農場の方にはですね、農場周辺に消毒の徹底をお願いするとともにですね、鶏舎に入るときに、やはり衣服であったりとか長靴(の消毒)、手洗い、手指の消毒というもを徹底していただく、飼養衛生管理の徹底をお願いしていくということになると思います。

 

 

(知事)

 もう一つ加えるとね、先日市長会に出たときに、こちらから珍しく要望させていただいたんですが、一つはマイナンバーカードのことなんだけど、もう一つはね、やはり豚熱がこれまで発生してきて、そのために県庁職員を総動員してやってきたと。これはやはり、市町村の方からも少し防疫作業については人を出していただけないかということをお願いしてるので、これからとにかく、鳥インフルもしっかり防いでいかないといけないですけど、豚熱でも鳥インフルエンザでも、今までよりも、より直接的に市町村からの支援も、知事としてお願いしていこうかなと思っています。

 

 

(記者)

 殺処分の関係で自衛隊とかに協力を求めたりする予定はありますか。

 

 

(畜産課長)

 今回の羽数ですので、農政部職員を中心に県の方で対応しようと思っています。

 

 

(記者)

 搬出制限になると、域内では動かせるということになるんでしょうか。

 

 

(畜産課長)

 はい。ただそれでも、事前に連絡をいただいて、消毒ポイントを通らなければいけないので、そういった規制はかかってしまいます。家畜保健所に相談してからになると思います。

 

 

(記者)

 移動には許可、相談が必要になるんでしょうか。

 

 

(畜産課長)

 そうですね。連絡をしていただいて、消毒ポイントをいつ通るという連絡をいただく必要があります。

 

 

(記者)

 消毒ポイント5カ所は、その農場に繋がるような場所に作るんでしょうか。

 

 

(畜産課長)

 3キロと10キロの円の中に5カ所程度を予定しています。どこというのがまだはっきり決まっていませんので、決まり次第、ホームページや関係機関の方には流したいと思います。

 

 

(記者)

 消毒の対象になるのは養鶏業者の車両になるんでしょうか。

 

 

(畜産課長)

 そうです。休み中の餌ですとか、養鶏に関係する業者の方が通るのであれば、そこで消毒が必要になろうかと思います。

 

 

(知事)

 最後にちょっと知事として、3つほど付け加えたいことがあります。

 一つは、今日は大晦日ですが、鳥インフルエンザ感染の疑いが出てしまったということで、記者の皆さんにわざわざ集まっていただいたわけなんですけれども、やはり、記者会見もオンラインでできるような体制は整えたほうがいいと思うんですね。

 今回もし、河野太郎大臣がやっているようなオンライン会見(ができる体制)があれば、皆さんもわざわざ県庁に来る必要もなかったですし、知事である私はもうすでにフルアラートなんでどこに行ってもいいと思うんですけれども、県庁職員に集まってもらう必要もなかったかなと思うので、これを契機に記者クラブの方と話をしたらいいのかどうか分かりませんが、記者さんによくお聞きしたいと思うんですが、これはやはり、オンラインで(会見が)できる体制というのはお互いに作っておくべきじゃないかなと思いましたので、もう少し今日お集まりいただいたメディアの皆さんにも検討していただきたいと思っています。

 それからあと2つは、県民の皆さまに対するメッセージということで聞いていただきたいんですが。

 残念ながら、大晦日に、これまでずっと何とか発生を回避してきた鳥インフルエンザの患畜疑いというのが出てしまいました。これは、我々も相当豚熱とともに努力をしてきたんですが、大変残念だと思いますし、知事としては、県民の皆さまに申し訳ないと思っています。

 改めて県民の皆さまにお伝えしたいことは、県職員が(鳥インフルエンザ対応の)前面に立つのは当然のことだと、我々はその県民のために仕事をするというのが、我々の責務なので当然だと思うんですが、今日大晦日に一応この発生疑いが出てきて、ほとんどこれは今まで覆ったことがないので、残念ながらこれはもうほとんど明日の明け方に確定するんじゃないかと思いますが、お正月、1月4日まで、今回、県庁の農政部の職員が160人、本当に毎日、この三が日もこの農場で殺処分をやるということで動員されることになります。

 これは、今回は農政部の職員で回してもらうんですけれども、そこに加えて、もちろん職員の獣医師の皆さんにも出ていただかなくてはいけないんです。毎日、おそらく10人程度の方に出てもらわなければいけない。

 それから、おそらく保健師の皆さんにも協力を仰がなくてはいけないので、これは農政部が中心に対応するんですが、他の関係部局にも、もちろんサポートいただかなければいけないということで、今日の対策本部会議でも申し上げたんですけども、鳥インフルエンザ(疑いの事例)が起こってしまったのは本当に残念です。

 もう、今お話したとおり、ほとんど周りの県でもどんどん(鳥インフルエンザの患畜が)起こっているので、なかなかこれ(患畜を回避するのは)難しいかなと思っていたんですけども、大晦日に発生するという、本当に恐れていた流れになってしまいました。

 ただ、もう1回言いますが、明日のお正月、三が日、4日まで、県庁職員が毎日160人、全力を挙げて対応いたします。知事も、もちろんできることは全てやっていくと。

 これは、いかなる危機にあっても、新型コロナもそうです、豚熱もそうです、当たり前ではありますが、県職員が実際に現場に行って防疫措置をやると、皆さまのために先頭に立って私たちが頑張っていると、この160人が三が日をほとんど犠牲にして出ていくと、このことだけは、ぜひ県民の皆さまにご理解いただきたいと思います。

 繰り返しますが、これは新型コロナもそうです、災害対応もそうです、豚熱の対応もそうです、これからも群馬県は一致団結して、県民の皆さまを守る、この県の産業を守るために頑張っていくと。このことは、ぜひ皆さま頭のどこかに置いといていただきたいと思っています。

 それからもう一つ、この件については豚熱もそうなんですが、政府との連携が欠かせません。当然、建設業協会やJAの皆さんをはじめ、いろんな方々にお世話になるんですが、特に政府との連携は欠かせないということで、この会見の前に野村農水大臣に直接電話をさせていただきました。

 改めて、もちろん鳥インフルエンザのことは、大臣は報告を受けていましたが、改めて農水省、政府からの支援を、ご協力をお願いいたしました。

 野村大臣の方からは、「もちろんできることがあれば、国としてはしっかりサポートするから頑張って欲しい」というような、実は激励をいただきました。

 野村農水大臣は、私の参議院時代の仲間なんですけども、農林部会長を長くやって、非常に農政のことに詳しいんですが、豚熱の子豚のワクチンについても、それから少し前の記者会見で発表しましたが、いわゆる豚熱対策の施設整備の予算、補助金、これも群馬県の要望を受けて実現していただきました。

 今のこの野村農水大臣に、本当に群馬県としてお世話になっていると、農水省にも、豚熱の問題もそうですけども、引き続き、大変支援をいただいている、しっかり連携していると、このこともお伝えしたいと思います。

 もう一度言いますが、野村大臣に本当に群馬県のことを心配していただいて、今回もそういう形で連携をとっているということは、改めて県民の皆さんに分かっていただきたいと思います。

 ここから、もういろいろと農政部の方で動き始めて準備をしておりますので、明日の朝、元旦の朝からですね、しっかりと防疫措置を始めて、これが広がらないように、もう養鶏農家の皆さんも本当に大変だと思うんですが、養鶏農家の皆さんとも協力をしながら、何とかこれをしっかり食い止めるように頑張っていきたいと思っています。

 この会見の時にもう一度言うのも変なんですが、ぜひ県民の皆さまには、良いお年をお迎えいただきたいと。この問題はしっかり県の方で頑張ってやっていきますので、ぜひ良い年末、お正月をお迎えいただきたいと思いますし、新型コロナの第8波が続いておりますので、我々も県内の医療体制を整えるためにも全力を尽くしておりますが、一応、お正月はいつもよりも4倍ぐらい対応できる場所(、診療検査外来)をお願いをして増やしていますので、そういうことも頭に置きながら、本当に不安な方は、検査を受けられますので、そういう所も活用して、コロナ対策もしっかりやっていただければと思います。

 記者の皆さんも、大晦日で出てくるの大変だと思ったので、(会見時間を17時)ぴったりにやりたかったんですけど、余りにも急なことだったので、20分ほど開始が遅れてしまったことはお詫びしたいと思います。

 最後にもう一回言いますが、記者さんにもお願いしていますが、やはりオンライン会見も対応できるようにしないと、こういう時こそオンラインで十分対応できると思いますの。ここはデジタル先進県を目指す群馬県としても真剣に考えたいと思いますので、大変よく相談させてください。

 ということで、今日皆さん本当に大晦日に急遽お集まりいただきましてありがとうございました。これにて臨時会見を終わりたいと思います。以上です。

 

 

( 以上で終了 )
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。