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第47回定例記者会見要旨(3月24日)

更新日:2023年3月24日 印刷ページ表示
■日時    令和5年3月24日(金)午後2時2分~2時42分

■会場    記者会見室

■出席者  県:知事、副知事ほか
       記者:記者クラブ所属記者等 18人

■記録作成 メディアプロモーション課(報道係)
 令和5年3月27日定例記者会見動画(You Tube:外部リンク)<外部リンク>
 モニター資料 (PDF:1.38MB)

 

会見項目

■知事冒頭発言
 1.はじめに
 2.ぐんまリトルベビーハンドブックについて
  ■リトルベビーハンドブックに関する質疑応答
 3.再生可能エネルギー導入支援について
 4.若手クリエイターの映像作品によるロケ地PRについて
 5.アニメ「ぐんまちゃん」シーズン2について
​ 6.新型コロナ 直近の感染状況について
 7.今週の直滑降ストリームについて
■質疑応答
■知事メッセージ

 

知事冒頭発言

1.はじめに

 それでは定例会見を始めさせていただきます。

 今週22日の水曜日、ワールドベースボールクラシック(WBC)で、日本代表が、3大会ぶりに3回目の優勝を果たしました。侍ジャパンが優勝を決めた瞬間、ブログにも書いたんですが、テレビの前で思わずガッツポーズをして、叫んでしまいました。日本の野球が世界に通用することを全世界に証明した歴史的な瞬間だったと思います。その瞬間を目にすることができて本当によかったと思いますし、スポーツの持つ素晴らしさを改めて感じた瞬間でした。日本は過去にもWBCで2回優勝していますが、その時のアメリカチームのクオリティとか、参加国の数を考えても、今回優勝したということは、大谷選手もちらっと言及されていましたけども、日本の野球が世界に通用するというか、日本の野球のレベルが世界最高であるということを内外に示した瞬間だったと思っています。私と同様に、大勢の県民の皆さん、国民の皆さんが、侍ジャパンの活躍から大きな勇気と感動をもらったと感じています。

 群馬県からも、太田市出身の周東 佑京(しゅうとう・うきょう)選手がチームの一員として参加をしました。周東選手が出てきたので本当に嬉しかったんですけども、周東選手も勝利に貢献をしていただいたと思っています。特に準決勝のメキシコ戦ですよね。9回、最終回に代走で出場して、一塁からあっという間に本塁に滑り込んだということで、好走塁でチームを劇的なサヨナラ勝ちに導いたというのは、県民の皆さんもよくご存知だと思います。侍ジャパンの皆さんには、最大の賛辞を送りたいと思いますし、周東選手には、今後ともさらなる活躍を期待したいと思っています。

 それでは会見の中身に入りたいと思います。スライドをご覧ください。本日の会見の主な項目です。今日はまず、「ぐんまリトルベビーハンドブック」について発表したいと思います。また、「再生可能エネルギー導入支援」とか、「若手クリエーターの映像作品によるロケ地PR」などについても発表させていただきたいと思います。

 

2.ぐんまリトルベビーハンドブックについて

 まずは、「ぐんまリトルベビーハンドブック」についてです。本日は、リトルベビーの保護者の交流サークル「LOKAHI(ロカヒ)リトルベビー群馬」代表の平原さんにもお越しいただいています。お忙しいところ、ご同席いただきましてありがとうございます。どうぞお座りになってください。

 後ほど、平原さんにも一言お話をいただきたいと思いますが、まず私の方から、リトルベビーハンドブックについてご説明させていただきます。

 リトルベビーとは、予定日より早く生まれたり、発育がゆっくりだったりという理由から、小さく生まれた赤ちゃんのことを指します。群馬県内では、出生体重1,500グラム未満のリトルベビーが、毎年約80人生まれています。小さく生まれた低出生体重児は、母子健康手帳に記載されている月齢ごとの成長とか、発達過程が当てはまらずに、悩みを抱える保護者の皆さんも少なくありません。

 そこで群馬県では、小さく生まれた低出生体重児のご家族を支援するために、「ぐんまリトルベビーハンドブック」を発行することといたしました。本日より、NICU(新生児集中治療室)がある、県内8カ所の医療機関や市町村の保護センターで配布させていただきます。

 リトルベビーを養育することの大変さについては、これまで県議会においても、女性の県議の方々を中心に問題提起されてまいりました。また、本日同席いただいているLOKAHIリトルベビー群馬の皆さんからも直接、小さな赤ちゃんを出産したときの不安な気持ちなど、切実な思いをお聞きしておりました。

 群馬県では、新しい群馬県の総合計画の中で、「誰一人取り残されることなく幸福を実感できる社会」の実現を掲げ、こうした社会づくりに取り組んでいます。群馬県としては、リトルベビーを育てるご家族の不安を少しでも解消していきたいという思いから、今回リトルベビーハンドブックを作成させていただきました。

 それでは、ハンドブックの内容についてご説明したいと思います。次のスライドをご覧ください。ハンドブックに関するスライドです。このハンドブックは、リトルベビーを抱えるご家族の不安な気持ちに寄り添えるように、県内の先輩家族や医療関係者の協力のもとで作成をさせていただきました。

 ハンドブックの特徴ですが、リトルベビーの体重や発達の記録を書き込めることはもちろん、リトルベビー特有の育児情報が掲載されているとか、あるいは先輩家族の皆さんや医療関係者からの応援メッセージがたくさん盛り込まれているという特徴があります。

 配布対象者は、主に、生まれた時の体重が1,500グラム未満の子供をお持ちのご家族と、2,500グラム未満の低出生体重で生まれ、配布を希望されるご家族、この方々を対象にさせていただきます。

 このハンドブックを通じて、ひとりで悩まず、支えになる方や場所があるということをぜひ知ってもらいたいと思います。その上で、前向きに子育てに取り組んでいただきたいと考えております。

 この4月には、皆さんご存知のとおり、こども家庭庁が創設されます。国は子どもの利益を第一に考え、子どもの視点に立った政策を強力に進めていくことを目指しています。群馬県としても、子ども医療費の無料化を高校生世代まで拡大するなど、子育て支援に力を入れてまいります。今回のハンドブック作成により、子育て環境のさらなる充実につなげていきたいと考えています。

 リトルベビーハンドブックに関する説明は以上です。本日は、LOKAHIリトルベビー群馬の平原さんにもお越しをいただいておりますので、一言お話をいただければと思います。平原さんどうぞ。

 

(LOKAHIリトルベビー群馬 平原代表)

 ただいまご紹介に預かりました、LOKAHIリトルベビー群馬の代表をしております、平原早紀と申します。LOKAHIは、早産児や小さく生まれた子とそのご家族を対象としたサークルになっています。この度、リトルベビー家族の1人として、我が子とのたくさんの幸せな記念日を見つけて欲しいという思いから、このハンドブックの作成に関わらせていただきました。

 このハンドブックを通して、赤ちゃん1人1人が自分のペースで成長していくことの素晴らしさ、そして我が子の成長を書き込めるもの、そして、支えてくれる人や場所があるという安心感を当事者の方々に届けていきたいと思っています。そして、リトルベビー家族が必要な場所と人とが繋がれ、育児が楽しいと思えるようにと心から願っております。

 そしてこれまでに、多くの方々と、先輩のリトルベビー家族からたくさんのご協力をいただきました。この場をお借りして、心から感謝を申し上げたいと思っています。本当にありがとうございました。

 

(知事)

 平原さんありがとうございます。ここで、平原さんとのフォトセッションを行いたいと思います。

 

※フォトセッション

 

 よろしいですか。ありがとうございました。定例会見の途中ですが、せっかく今日、平原さんに来ていただいたので、リトルベビーに関する質問をここで一旦受けさせていただきたいと思います。質問のある方はどうぞ。

 

■リトルベビーハンドブックに関する質疑応答

(記者)

 まず、平原さんにお伺いします。LOKAHIというサークルが一昨年8月に結成されたと聞いているんですけども。(ハンドブックが)ついに完成した気持ちはいかがですか。

 

(LOKAHIリトルベビー群馬 平原代表)

 ようやく当事者の方が書き込めるものを作っていただいたということで、今までできなかったことが少しずつできるようになって、当事者の方の心が少しでも和やかになれるようなものができて、本当に感慨深い思いです。

 

(記者)

 先ほど、先輩家族からのメッセージとかリトルベビーの育児情報を掲載という特徴が(スライド)に出ていましたが、平原さんはどんな経験やメッセージを反映させましたか。

 

(LOKAHIリトルベビー群馬 平原代表)

 やはり、突然の出産で辛かった気持ち、本当に毎日泣いていた気持ちももちろんあるんですけれども、そこを理解しながら、前に進めるようなハンドブックになるように心がけて、言葉一つ一つが持つ印象みたいなものもすごく大事にして作成してきました。

 

(記者)

 具体的には、先輩家族からのメッセージとかでどういうことを書かれましたか。

 

(LOKAHIリトルベビー群馬 平原代表)

 私が一番に伝えた思いは、「1人じゃないよ」というところですね。やはり少数派なので、どうしても当事者との出会いがなかなかないんですね。ですけど、一歩外に出てみると、同じ境遇のご家族はいるんだよと。「1人じゃないから抱え込まなくていいんだよ」ということを、ハンドブックを通して伝えさせていただきました。

 

(記者)

 今の部分とちょっと重複してしまいますが、後輩ママというか、リトルベビーの家族へのメッセージ、エールを最後にお聞かせください。

 

(LOKAHIリトルベビー群馬 平原代表)

 今は小さく生まれたとしても、医療がすごく発達してきて、赤ちゃんが持つ生きる力と医療が重なって、命がつなげられるようになってきました。だけども、育児をしていく中で、悩みも不安もきっと人一倍強いと思うんですけれども、そういった時には、1人で抱え込まずに、まずは誰かに頼って、まず発信をして欲しいなと思います。私たちが、県と、地域の人と、同じ境遇の先輩リトルベビーママたちが支えていくから安心してねということを伝えたいです。

 

(記者)

 県の方に質問なんですが、リトルベビーハンドブックというのは、今何県が導入しているのでしょうか。

 

(知事)

 担当部から。

 

(生活こども部長)

 今、38道府県で導入されています。それからあと、都道府県の他6市でも導入されております。

 

(記者)

 群馬県内の市町村で独自にやっていた例はあるんですか。

 

(生活こども部長)

 渋川などですね。ちょっと今、細かい数字は・・・

 

(記者)

 分かりました。ありがとうございます。

 

(記者)

 細かい点になりますが、リトルベビー特有の育児情報というのは、具体的にはどんなものが入っているんでしょうか。

 

(生活こども部長)

 小さく生まれたということなので、NICUでの様子とか、あと障害を伴ってしまう場合もあるので、そういった時にどんなところに相談に行ったらいいかとかです。

 

(記者)

 相談窓口とか、NICUはなかなか見れないので、どのような医療が施されているかなどが分かる感じでしょうか。

 

(生活こども部長)

 こちら(ハンドブック)の後に付録があるんですけれども、具体的な病名が書いてあったり、どういう症状があったりとか、そういうことも書いてあります。

 

(記者)

 現状で何部ぐらい作っているのでしょうか。

 

(生活こども部長)

 4百数十部作りまして、各病院や市町村で配るという形になっております。

 

(記者)

 当然ながら今後、増し刷りしていくようなイメージなんでしょうか。

 

(生活こども部長)

 年間80名(リトルベビーが生まれている)ということで、不足が出たり、内容を更新する必要があるというときには見直しを考えたいと思います。

 

(記者)

 平原さんにお伺いしたいんですけれども、先ほどポジティブなメッセージを中心にお話ししてくださったと思うんですけど、不安な気持ちとか、毎日泣いてしまうというところで、当時、あまり情報がなかった昔はどういう点で不安があったのかっていうことと、母子手帳とちょっと成育の状況が違うということで、母子手帳とか見るとちょっと不安な気持ちになってしまうのかなと思うんですけど、そこら辺ちょっと教えていただいていいですか。

 

(LOKAHIリトルベビー群馬 平原代表)

 まず、私自身、自分が早産になるまで、早産ってどういうものなのかが分からなかったっていうのが1つでした。そういうのを自分で調べるしかなくて、誰からも教えてはもらえないですよね。なので、突然の出来事にまずびっくりしたのと、自分が想像していた以上に小さい子供が生まれてきて、まず一番不安だったのは、生きていけるかどうかというところが一番不安でした。その中で、成長していく中で、気が付いた時に母子手帳に記入をしなくてはってなった時に、今の母子手帳では月齢ごとの記入ですよね。月齢ごとの項目で「はい」か「いいえ」の2択で答えなければならない。そうすると、月齢ごとではすべて「いいえ」になってしまうんですね。それを見たときに、自分はここに書けない子を産んでしまったんだという気持ちにすごくなったんですね。

 そうではなくて、やはり育児に前向きになれるような、誰かの言葉だったり、支援というのがあの時欲しかったなと思ったときに、私はもう7年前にはなりますけれども、初めて他県のリトルベビーハンドブックを知って、これがぜひ群馬県でもあったら私と同じ思いをしなくても済むのではないかと思いまして、リトルベビーハンドブックをぜひ群馬県にもという思いで意見させていただきました。

 

(知事)

 よろしいですか。それでは、リトルベビーハンドブックについてのご質問はこれで終わりたいと思います。平原さん、今日はありがとうございました。

 

(LOKAHIリトルベビー群馬 平原代表)

 ありがとうございました。

 

(知事)

 それでは、他の発表項目に戻りたいと思います。

 

3.再生可能エネルギー導入支援について

 続いて、「再生可能エネルギーの導入支援」についてです。群馬県では、災害に強く持続可能な社会を構築するために、「ぐんま5つのゼロ宣言」を掲げています。そのうち、温室効果ガス排出量ゼロとか、災害時の停電ゼロに向けては、再生可能エネルギーの活用とかエネルギーの地産地消を推進しております。

 そうした中、群馬県では、事業者を対象として新たな再エネ導入支援事業を行うことになりましたので、この場でお知らせしたいと思います。スライドをご覧ください。この度、事業用の太陽光発電設備の共同購入事業を開始することといたしました。これまで住宅用設備の共同購入事業を行ってまいりましたが、事業用設備の共同購入事業は全国初の取り組みになります。

 それでは、共同購入事業の概要についてご説明したいと思います。この事業は、県と協定を締結した支援事業者が太陽光発電の購入希望者を募り、施工事業者に一括発注するという仕組みです。スケールメリットを生かすことで事業用の太陽光発電とか蓄電池を低価格で購入するということを可能にしました。対象の設備は、10キロワット以上の太陽光発電設備及び蓄電池ということになります。県内に工場、事務所等お持ちの事業者の皆さまに広くご応募いただけます。購入希望者の募集は4月5日から開始いたします。詳しい情報は、近日中に公開予定の専用ウエブサイトをご確認ください。

 群馬県としては、令和3年度から住宅用の太陽光発電の共同購入事業を行ってまいりました。市場価格と比べて20%ほど安く購入できたことから、これまで多くの方々にご活用をいただきました。住宅への再エネの導入推進に一定の効果があったと捉えています。また、この事業における県の予算からの支出は、ほぼゼロですので、これもやっぱりワイズスペンディングの発想で生まれた事業ではないかと思っています。

 そして、今回対象を住宅用から事業用にも拡大し、低価格で事業用の太陽光発電を導入できる仕組みを構築いたしました。ぜひ多くの事業者の皆さまにこの仕組みを活用していただいて、太陽光発電を事業所に導入していただければと考えています。

 続いてもう1つ、再生可能エネルギー導入支援に関する事業についてもお知らせしたいと思います。スライドをご覧ください。この度、太陽光発電や蓄電池の導入費用を補助する事業、電力価格高騰対策・再エネ導入支援事業の内容をリニューアルして実施することといたしました。これは、昨今のエネルギー価格高騰の影響を緩和することを目的とした事業です。特に影響を受けやすい中小企業や個人を対象といたしました。

 それではリニューアル後の事業の概要を説明します。まず補助の対象は、令和4年4月1日以降に契約し、令和6年1月31日までに設置が完了する太陽光発電及び蓄電池です。続いて、補助額です。中小企業の場合は、太陽光発電設備1キロワット当たり4万円または5万円、蓄電池1キロワットアワー当たり6万3千円を補助いたします。個人住宅の場合は、太陽光発電設備が1世帯当たり5万円、蓄電池が1世帯当たり10万円を補助させていただきます。募集期間は3月29日から6月30日までとなります。具体的な補助対象の要件等の詳細は県のホームページでご確認いただきたいと思います。

 この補助事業に関しては、今年の1月に実施いたしました。1月にやっているんですが、国の制度上、募集期間が1カ月程度と短く、募集終了時には継続を望む声も多くいただいておりました。また、これから導入する設備は工事が間に合わなくて対象外となることが多くて、未来への投資に繋がらないという課題もありました。こうした状況を踏まえて国に要望した結果、募集期間を3カ月程度確保することができるようになり、また、これから導入する設備も広く対象とすることができるようになりました。今年度すでに太陽光発電や蓄電池を導入した方も、これから導入を検討している方も、広くご応募いただける事業になっております。ぜひ県民の皆さまにご活用いただければと考えています。

 以上、再エネの導入を支援する2つの取り組みをご紹介しました。なお、これらの取り組みは県が実施する他の再エネ導入支援事業との併用も可能となっております。県としては、再エネの導入を強力に推し進め、温室効果ガス排出量ゼロを目指すとともに、市場の動向や社会情勢にとらわれず、将来的に安定したエネルギーが確保できる環境づくりを行ってまいります。

 

4.若手クリエイターの映像作品によるロケ地PRについて

 続いて、「若手クリエイターの映像作品によるロケ地のPR」です。群馬県では近未来構想に、「クリエイティブの発信源」を掲げています。群馬県に多くのクリエイターが集まり、多くのクリエイティブな活動が行われて、それによって地域が活性化していくということを目指しております。県内をロケ地とした映像作品が撮影されることで、地域への経済効果をはじめ、群馬県の魅力発信、それによる観光誘客につなげることができます。

 私が知事に就任して以降、映像業界へのトップセールスを積極的に行ってまいりました。様々な企業との連携の可能性を模索してまいりました。令和4年度は映画「イチケイのカラス」とか、NHKの「ブラタモリ」とか、皆さんご覧なったと思うんですけれども、本日までに46件の撮影支援を行っております。ロケ誘致の撮影支援件数は、年々増加しています。

 そしてこのたび、テレビ朝日とForbesJapan(フォーブスジャパン)が主催する若手のイノベーター育成の取り組みである。「FUTURE TALENT PORT(フューチャータレントポート)」と群馬県が連携し、県内のロケ地を舞台とした映像作品を制作いたしました。次のスライドをご覧ください。映像業界における群馬県の認知度を、さらに向上させるため、県内の若手ビデオグラファー10名を起用して、県内のロケ地を舞台にした映像作品を制作いたしました。1つ1つの作品は3分程度なんですが、せっかく皆さんにも集まっていただいたので、本日はその中から伊勢崎市と富岡市、甘楽町を舞台に撮影した映像作品を抜粋して30秒程度にまとめた映像をご覧いただきたいと思います。それでは動画スタート。

 

※動画再生

 

 続きは本編を見ていただきたいと思うんですけれど、すごい良い感じでしょう。ぜひ皆さんに見ていただきたいなと思うんですが、映像作品は公募した県内在住の若手ビデオグラファーが群馬県内の担当地域を訪問、滞在をして、その地域の自然や文化、歴史、そして人々の温かさに触れながら、ロケ地を自ら探し、撮影を実施いたしました。ビデオグラファーの方からは、「ロケーションの魅力」とか「力強さを感じた」とか、「天気が良く、個性的な自然の風景が魅力的」、群馬県の日照時間って全国で4位ですから、あるいは、「住民や役場の協力が得られ、撮影しやすかった」、上州人はみんな親切ですから、そういった声もいただいております。私としては、群馬県のロケ地の魅力を、こうやってショーケース的に発信しつつ、ストーリー性のあるすばらしい作品を作っていただいたなと感じています。本日は作品の一部を見ていただきましたが、その他の映像は今日からtsulunosで公開いたしますので、ぜひ多くの皆さんにご覧いただきたいと思います。群馬県では、今後もさらなるロケ誘致を進め、群馬県の魅力発信に努めてまいります。

 

5.アニメ「ぐんまちゃん」シーズン2について

 続いて、アニメ「ぐんまちゃん」シーズン2についてお知らせしたいと思います。いよいよ来月8日のシーズン2の放送開始が迫ってまいりました。本作の魅力を伝えるには、やっぱりアニメ本編を実際に見てもらうのが一番だと考えています。スライドをご覧ください。そこで今回、期間限定でシーズン2の本編を無料公開することといたしました。公開するのは、シーズン2の本編1話分、7分間のお話になります。公開する動画は3月26日の日曜日、けやきウォーク前橋で開催されるアニメシーズン2放送記念のイベント内です。このイベント内で上映したいと思います。なお、このイベントでは、アニメ上映のほかにも、ぐんまちゃんたちと保育アーティストの出口たかしさんとのステージとか、アニメ「ぐんまちゃん」企画展も併せて開催させていただきます。そして、イベントで上映した後には、群馬県公式YouTubeチャンネルtsulunosで3月26日から4月7日まで、期間限定で公開をさせていただきます。詳細についてはぐんまちゃんの公式情報Twitterでご案内しますのでぜひご覧ください。

 

6.新型コロナ 直近の感染状況について

 続いて「新型コロナの直近の感染状況」です。病床使用率と新規感染者数の推移に関するスライドです。病床使用率は5.1%まで下がりました。重症者はゼロです。本日公表の新規感染者数は114人ということです。以上、県内の医療提供体制は落ち着いていると言っていいと思います。

 

7.今週の直滑降ストリームについて

 最後に、今週の「直滑降ストリーム」について簡潔にお知らせしたいと思います。スライドをご覧ください。今週のゲストは先週に引き続き、渋川市出身の現役女子大生社長みゆうさんです。今回は、アパレルブランド「ailes(エール)」を立ち上げたきっかけとか若手俳優とのコラボレーションなどについて詳しくお話を伺いました。また、今月から「ぐんま特使」として活躍してもらうみゆうさんに、群馬県の磨けば光るコンテンツなども教えていただきました。本日24日19時からYouTubeのtsulunosチャンネルで配信いたします。何事にも前向きなみゆうさんから元気をもらえると思いますので、ぜひ多くの皆さまにご覧いただきたいと思います。

 私からは以上です。皆さんから何かご質問があればお受けしたいと思います。

 

質疑応答

●若手クリエイターによる映像作品について

(記者)

 若手クリエイターの動画についてなんですけども、映像作品自体は、一本どれぐらいの長さのものでしょうか。

 

(知事)

 大久保産業経済部長の方から、まず事実関係をしっかり答えてもらいたいと思います。

 

(産業経済部長)

 今回、10名のクリエイターに作っていただきました。それぞれの作品の長さは3分程度という形になります。

 

(記者)

 ロケ地の自治体の選定とかは、県が行ったりしたんですか、それともクリエイターの方が自ら選んだんですか。

 

(産業経済部長)

 ロケ地につきましては、まず県から市町村の方に希望調査を行いました。そこで手が挙がった中からクリエイターの方に選んでいただいたという形になります。

 

(記者)

 知事にお伺いしたいんですけれども、映像作品をご覧になって、どんなところが、若い人目線だなとか、県外の方から見た群馬の良さみたいなところだなとか新しい視点、どういうところに感じられましたか。

 

(知事)

 一応私はコンテンツ研究家なので、昔からずっと、いっぱい映画や映像を見てるんですけど、とってもよくできてると思うんですよね。やっぱり映像は感性に訴えるので、言葉では語れないものが一瞬で伝わるということから言うと、若い人たちの感覚のアングルで作っている映像なので、相当若い人たちの心に届くんじゃないかなと、そんな感触を持っています。

 

(記者)

 部長に伺いたいんですが、このロケを行ったのは、いつぐらいですか。

 

(産業経済部長)

 大体8月ぐらいからロケを開始して、秋ぐらいまでの間にロケを終了してます。

 

(記者)

 昨年、2022年。

 

(産業経済部長)

 そうですね。

 

●浅間山の警戒レベル引き上げについて

(記者)

 記者会見の内容外ですが、浅間山の警戒レベルが昨日、2に引き上げられて、大体1年半ぶりぐらいに引き上げとなったんですけれども、県として警戒していることでしたり、何か呼びかけをしていきたいことがあれば教えてください。

 

(知事)

 まず危機管理監の方から。

 

(危機管理監)

 今、お話があったとおり、昨日気象庁が3時半に、警戒レベルを一昨年の8月以来となる警戒レベル2に引き上げました。その状況としては、報道されているとおり、一部山体膨張が見られるということと、火山性の地震が頻発しているという状況です。

 こうした状況を受けて、県とすれば、関係機関で構成する情報連絡会を開催して、状況をしっかり把握するとともに、警戒体制について確認を取ったというところです。引き続き、県とすればホームページとかツイッターとかでしっかり情報発信をするとともに、情報をしっかり気象庁等からいただきながら、しっかり警戒体制をとっていきたいと考えています。

 

(知事)

 もう今言ったことにすべて尽きていると思います。

 

●子ども医療費無料化による減額措置の廃止について

(記者)

 県の子ども医療費無料化の関連で、政府が小学生以上を対象に、無料化した場合の(国庫負担金等の)減額措置について廃止する方向で方針を固めたという報道がありましたが、現状で聞いている話と受け止め等あれば伺えればと思います。

 

(知事)

 まずは健康福祉部長の方から。

 

(健康福祉部長)

 福祉の、いわゆるペナルティーの関係でございますけれども、私どもも今のところ報道ベースでしか承知していないという状況でございます。

 

(知事)

 まだ報道ベースなので、まだ事実かどうかは分からないんですけれども、もう群馬県としても、従来から「こういう仕組みを廃止してくれ」と、いろんな機会を通じて訴えてきましたし、全国知事会を通じても強く要望させていただきました。ですから、もし記者さんがおっしゃった減額措置の廃止、これはまだ正式な情報じゃないんですが、これも事実関係を調べなければいけませんが、もし事実ならば、これはもう歓迎すべきことだなと思っています。

 

●G7群馬高崎デジタル・技術大臣会合の宿泊地について

(記者)

 G7のデジタル会合で、伊香保温泉での開催は、日程的にも入ってますし、この間、菅前総理との講演でもそういう言及があったんですけど、正式発表がないままずっと来ていて、ちょっと落ち着かない状況で、他県では、宿泊施設の発表とかも、リッツカールトン日光とか(という報道が)あったりして、(群馬県は)まだなのかなというのがあるんですけど、知事いかがでしょうか。

 

(知事)

 まず産業経済部長から、今の現状について報告します。

 

(産業経済部長)

 G7デジタル・技術大臣会合サミットの宿泊地について、群馬県の今回の大臣会合については、伊香保での宿泊というところを一つの選択肢で、プレゼンをしているところでございます。現時点で、すべての国の出席の決定がまだ来ていないというふうに国からお話が来ているところですが、現状、かなりの国の方から、伊香保の宿泊という意向が寄せられている状態という話は聞いておりますので、伊香保の宿泊がメインになってくると思っております。

 

(記者)

 今の確認ですけれども、G7のメンバーが7カ国プラスEUが正式メンバーで、それでアウトリーチの真ん中、ゲスト国みたいな形で、プラスアルファでウクライナとかかもしれませんけど、そういうプラスアルファの数カ国があるんですよね。そうすると、計10(カ国)程度ぐらいあるんですか。その大半が伊香保(で宿泊する)という趣旨ですかね。

 

(産業経済部長)

 今のところ、お話をいただいている国は、伊香保の宿泊というところで(回答を)いただいておりますけれども、まだすべて(の国)が回答いただいてるわけではございません。

 

(記者)

 数カ国が未回答ということですか。それで、その数カ国が高崎(に宿泊する)かもしれないということですか。

 

(産業経済部長)

 宿泊場所というよりは、出席者の特定ができていない時点での未回答なものですから、その数カ国が高崎という形でもないんですけれども。出席者が決定して伊香保に宿泊というところが、ある程度の国がもう回答が出始めてきているという状況でございます。

 

(知事)

 産業経済部長が言ったように、まだ情報が明らかになっていないところもあるので、あまり中途半端に発表するのはよくないので、しっかり各国の意向が分かった時点で発表したいと思いますが、「大きな流れとしては、伊香保宿泊に対する理解が深まっている」とは言えると思います。

 

(記者)

 前日の伊香保でのレセプションにも関わるなと思って、気になっていました。ありがとうございます。

 

●WBC優勝メンバーである周東選手について

(記者)

 お祝いのメッセージを冒頭におっしゃったWBCの周東選手に(対して)、県として何かするという可能性はあるんですか。

 

(知事)

 今のところ、何か特別な表彰みたいのを考えていませんが、場合によっては何かできるか考えたい。もう個人的には、本当に激励したいなという気持ちです。今、特別表彰みたいなものは考えていません。

 

●ウクライナ避難民への支援パッケージについて

(記者)

 先月から話題になっているNIPPON ACADEMYの関係で、理事長さんが先週退任されたのと、先ほど会見を県庁記者クラブでされたときに、県が先日発表したNIPPON ACADEMYの学生さんが他の学校に転校する時に補助金等を出すことについては、過剰支援だという表現をされていたんですけれども、その後の動きについて、知事がどうご覧になっているかを伺えればと思います。

 

(知事)

 知事戦略部長からお話いただいて、その後コメントしたいと思います。

 

(知事戦略部長)

 先ほどの(質問は)3月22日に前理事長が記者会見した件だと思いますけれども、こちらで承知している中では、(記者さんが先ほど)言われたように、「支援が過剰だ」という発言が(前理事長から)あったということですけれども、県とすれば、前回の時も話をしているんですけれども、今回、支援パッケージを示したのは、宇留賀副知事からお話がありましたけれども、学生によっては、県外に転居するような形も考えている人がいる中で、精神的、また物理的な負担をできるだけ少なくして、引き続き安心して群馬県内で暮らしていただきたいと考えておりまして、その一つとして、転学する場合は10万円支援するということで、それも先ほど言った負担を少しでも軽減する施策という考えてやったという、県の考えはそういうことでございます。

 

(知事)

 一言で言うと、何か会見でいろいろおっしゃっているようですけれども、県としては過剰支援だとは思っていません。今言った趣旨でのとおりですし、やはりこれからも避難民の方々が安心して生活できるように、引き続きしっかりウクライナ避難民の皆さんに寄り添いながら、県として必要な支援をやっていくということに尽きると思います。

 

(記者)

 ちなみに、施策が発表されてからこれまでに、実際に補助金とかの10万円がおりている件数というか、実際もう出ていたりするんでしょうか。

 

(知事戦略部長)

 現時点では、まだゼロ件でございます。今、入管庁の方で、ヒアリングを随時しているということで、なかなかすぐということにはいかないと思うんですけれども、要望があればしっかり、県としてマッチング等をしていきたいと考えております。

 

知事メッセージ

 それでは最後に、知事の方から県民の皆さまに、少しメッセージを伝えさせていただきたいと思っています。

 今日も最新の新型コロナ感染状況を発表させていただきましたが、病床使用率がもう5%ぐらいになって、重症者もいないということで、もう第8波はもう完全に収束していると思っています。何度も同じことを申し上げますが、いよいよ5月から5類に移行するということで、そこで混乱が生じないように、少し前に皆さんに示させていただいた県のロードマップに従って、皆さんのご協力も得ながら、しっかり5類への移行をソフトランディングさせていければと思っております。マスクについてもご存知のとおり、個々の判断ということになったので、私も宇留賀副知事も外しているんですけど、やっぱり花粉症がひどくて、実は、県庁の中でもかなりマスクを取っていない方がいるんですけど、相当大勢の方が花粉症対策だということなので、今年は去年の10倍ということで、私もそんなひどくないんですけど、もうずっと、マスクを外して以来、目がかゆかったり、結構しんどい状態なので、必要な時は、やっぱりマスクを着けようと思っておりますので、花粉症も大変ですが、とにかく県民の皆さまには、十分花粉症にも、あるいはほかのことにも気をつけて、ぜひ健康でこの春を迎えていただきたいと思います。

 今日から随分暖かくなってきたので、新型コロナは5月には5類になりますけど、何となく新しい季節になってきたという感じですので、希望を持ってしっかり皆さんと一緒に明るく県政を進めていきたいと思います。

 ということで、今日冒頭また「LOKAHIリトルベビー群馬」の話もありましたけれども、記者の皆さんには最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。これにて定例会見を終わりたいと思います。

 

( 以上で終了 )
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。