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令和5年度第1回定例記者会見要旨(4月6日)

更新日:2023年4月6日 印刷ページ表示
■日時    令和5年4月6日(木)午後2時00分~2時32分

■会場    記者会見室

■出席者  県:知事、副知事ほか
      記者:記者クラブ所属記者等 14人

■記録作成 メディアプロモーション課(報道係)
 令和5年4月6日定例記者会見動画(You Tube)<外部リンク>
 モニター資料 (PDF:2.63MB)



会見項目

■知事冒頭発言
 1.はじめに
 2.ウクライナ避難民学生を巡るトラブルへの対応
 3.自転車事故多発箇所への看板設置
 4.ぐんまちゃんの絵本
 5.アニメ「ぐんまちゃん」シーズン2
​ 6.新型コロナ 直近の感染状況
 7.群馬県議会議員選挙の告知
 8.今週の直滑降ストリーム
■質疑応答
■知事メッセージ

 



知事冒頭発言

1.はじめに

 それでは定例会見を始めたいと思います。令和5年度がスタートして、今年度最初の記者会見ということになります。昨年度は振り返ってみますと、合計で56回の記者会見を行いました。時には、鳥インフルエンザの発生などもあり、大晦日、休日返上で記者の皆さんにお集まりいただいたこともありました。知事として感謝を申し上げたいと思います。引き続き、これまでと同様、この記者会見には真剣勝負で臨みたいと思います。記者の皆さまには、改めて今年度もよろしくお願いしたいと思います。

 さて、これは群馬県だけではありませんけれども、これまで新型コロナへの対応を最優先してまいりました。それが、来月の5月には、いよいよコロナの分類が5類に移行するということで、この会見でも何度も申し上げておりますが、ようやくコロナウイルスと本当の意味で共生するというプロセスに移っていくのかなと思っています。当然これに合わせて、群馬県の行政の進め方も新しいフェーズに入っていくと捉えています。

 それと同時に、物価高騰や豚熱も鳥インフルエンザも、まだ再発のリスクが去ったわけでありません。こうした状況は依然として厳しいと考えています。当初予算にもそのことは反映されておりますが、今年度も、まずは今申し上げたような厳しい状況に立ち向かって、県民の皆さまの命と健康、そして暮らしを守っていくことを心がけていきたいと思います。その上で、逆境をチャンスに変え、新しい群馬県の実現のための様々な先進的な取り組みを含めた様々な対応を進めていくと、そんな1年にしていきたいと考えています。

 県庁の幹部職員も入れ替わりました。山本県政も新体制になりました。昨年度に引き続き、知事である私と、同じ志、責任感を持って、みんなで力を合わせて仕事ができる体制ができたと思っていますし、とても心強く思っています。引き続き、県庁職員の力を結集して、山本県政の原点である、県民の幸福度向上に向けた取り組みに全力を尽くしていきたいと、そういう決意を今新たにしております。

 ということで、ここから会見の中身に移りたいと思います。スライドをご覧ください。本日の会見の主な項目です。今日は、「ウクライナ避難民学生をめぐるトラブルへの対応」について、「自転車事故多発箇所への看板設置」について、さらに、「アニメ『ぐんまちゃん』シーズン2の開始等」について発表させていただきます。

 

2.ウクライナ避難民学生を巡るトラブルへの対応

 まず、「学校法人NIPPON ACADEMYとウクライナ避難民学生とのトラブル」に関する群馬県の対応状況についてご報告したいと思います。スライドをご覧ください。これまでの会見でもお伝えしておりますが、群馬県は、この2月24日の学校法人前理事長の不適切な発言を踏まえて、先月15日、学校法人に対して行政指導を行いました。指導内容は、今回の事案が発生した原因を分析し、法人のガバナンス強化を図るために、運営改善の計画作成を求めるということでした。そして、先月の22日に、学校法人側から運営改善計画の提出を受けました。その後、学校法人は計画に基づいて、4月1日に役員を刷新されました。

 そして、ウクライナ避難民学生の学費については、トラブルの有無にかかわらず、全員6ヶ月間無償とし、すでに納付済みの学生に対しては、返金を開始したということです。こうした状況を踏まえると、群馬県としては、一定の改善は図られていると捉えています。

 しかしながら、前理事長の不適切発言を許した法人の管理運営体制が著しく適正を欠いていたということは、これは間違いないと思っています。そのため、今回、当該学校法人に対する昨年度分の私立学校教育振興費補助金の交付額を15%削減して交付することといたしました。

 今回はこうした決定に至りましたが、先ほど申し上げたとおり、現在学校法人にはトラブルの解決に速やかに取り組む姿勢が見られます。今後は、学校法人の適切な運営が図られることを期待したいと思います。

 

3.自転車事故多発箇所への看板設置

 続いて、「自転車事故多発箇所への看板設置」についてご報告をします。群馬県内の中学校や高校では、まもなく新学期が始まります。新入生の皆さんの中には、慣れない道を自転車で通学するという方も多いのではないでしょうか。こうした時期に、特に県民の皆さんに注意を呼びかけたいのが、中高生の自転車事故の防止についてです。スライドをご覧ください。群馬県は人口10万人当たりの自転車の関係する交通人身事故件数がワースト上位になっています。令和4年度は全国ワースト3位となり、全国平均のですね、約2.5倍という数の事故が発生しております。特に皆さんご存知だと思いますが、高校生の通学時、1万人当たりの自転車事故件数が、8年連続でワースト1位という大変不名誉な記録を更新しておりまして、群馬県にとっては中高生の自転車事故を防ぐことが急務になっています。

 私が知事に就任してからは、「交通安全条例」を改正して、自転車保険の加入、ヘルメットの着用などを推進してまいりました。この他にも民間企業と連携した普及啓発活動や自転車通行空間の整備など、関係機関と一丸となって、様々な対策に取り組んでまいりました。

 こうした取り組みを行っておりますが、先ほど申し上げたとおり中高生の自転車事故をめぐる状況は依然として厳しいということで、私自身、知事として非常に危機感を抱いております。こうした中で、全庁を挙げて対策チームを立ち上げ、事故発生の分析を行いました。同時にPoliPoliGovで広く皆さまから事故防止策の意見も募集し、そうしたことを全体で検討した結果、新たな取り組みに着手することといたしました。

 この4月から、中高生の自転車事故が毎年のように発生している自転車事故の多発箇所に、注意喚起のための看板を設置することといたしました。看板は、道路で目にする追突注意や交差点注意などと同じ標識の位置付けをしております。その看板の大きさもドライバーや自転車利用者から確認しやすい大きさになっています。

 中高生の自転車事故は、幹線道路、生活道路に広く分散して発生しています。事故の状況を詳細に分析したところ、過去3年間で3件以上、言い換えると年平均1件以上発生している「自転車事故多発箇所」が県内に54カ所あるということが判明いたしました。

 今回この54カ所に注意喚起の看板を設置することにいたします。おそらくここまで広域で中高生の自転車事故の状況を詳細に分析し、設置箇所を決めているというケースは、他にはないと思います。また、国、市町村、警察と連携を図ることによって、今回の設置に至ったということもご報告を申し上げておきたいと思います。

 今後も引き続き、PoliPoliGovに寄せられた意見とか、高校生の皆さんからの提言とか、新しい視点を取り入れた自転車事故防止対策というものを、群馬県は展開していきたいと思います。また、中期的な視点からは、先の会見でも発表しましたが、GunMaaSの取り組みによって、自動車はもちろん、自転車から公共機関への交通手段の転換というものを図って、交通事故の減少につなげていきたいと思います。

 

4.ぐんまちゃんの絵本

 続けて、「ぐんまちゃん」についてです。ぐんまちゃんはこれまで、アニメやダンス、テレビ出演、そして県内の幼稚園などへの訪問など、様々な活動を行ってまいりました。そしてこの度、日本全国の子どもたちにぐんまちゃんと親しんでもらうため、また、群馬県の魅力を知ってもらうため、「ぐんまちゃんの絵本」を作成いたしました。

 これが実物です。タイトルはですね、「ぐんまちゃん たぬきおんせんへゆく」です。ぐんまちゃんを題材とした絵本は、今回が初めてということになります。

 著者はですね、「つばめこうくう」とか「リスタクシー」など、乗り物・動物絵本に定評のある絵本作家「もとやすけいじ」さんにお願いをしました。

 たぬきが運営するふしぎな温泉旅館を舞台に、ぐんまちゃんがマイペースに大活躍するという、親子で楽しめるお話となっています。ぐんまちゃんと一緒に、たぬき温泉を隅々まで体験しているうちに、心も体もぽっかぽかになるという、まさに「至高の温泉絵本」ではないかと考えています。

 4月4日から、群馬県内をはじめ、全国の書店・ネット書店で発売中です。ぜひですね、皆さんにお買い求めいただきたいと思います。

 

5.アニメ「ぐんまちゃん」シーズン2

 続けて、アニメ「ぐんまちゃん」シーズン2についてもご報告したいと思います。スライドをご覧ください。

 いよいよ、アニメシーズン2のテレビ放送開始まで残り2日となりました。本日は改めて、県民の皆さんにテレビ放送やネット配信についてお知らせしたいと思います。

 まず、テレビ放送ですが、各局の放送時間はスライドのとおりです。4月8日の土曜日から順次放映を開始してまいります。シーズン2は全国放送ということになりますので、ぜひ、日本全国の皆さんにご覧をいただきたいと思います。

 次のスライドをご覧ください。続いてネット配信です。シーズン1から引き続き、シーズン2もインターネットで配信をさせていただきます。

 まず、4月9日から、「Lemino」「アニメタイムズ」、それから「DMM TV」で配信を始めます。そして14日の金曜日からはですね、「Hulu」とか「フジテレビオンデマンド」とか、17の配信サイトで順次配信が始まります。テレビ放送を見逃してしまった方も、もう一度ご覧になりたい方も、ネット配信では何度もご覧になれますので、ぜひこちらも利用して、ぐんまちゃんを見ていただきたいと思います。詳しい情報は。アニメ「ぐんまちゃん」公式ホームページ、公式ツイッターでご確認ください。

 アニメ「ぐんまちゃん」シーズン2は、ぐんまちゃんと個性的なキャラクター達の触れ合いを通じて、明日への活力がわくような作品になっています。

 子どもだけでなく、大人が見ても楽しめる作品ですから、ぜひ多くの皆さんにご覧いただきたいと思います。シーズン1を超える、パワーアップしたシーズン2のぐんまちゃん、ぜひ皆さんに応援していただきたいと思います。

 

6.新型コロナ 直近の感染状況

 続けて、「新型コロナの直近の感染状況」です。スライドをご覧ください。病床使用率と新規感染者数の推移です。

 「病床使用率」は3.7%、「重症病床使用率」は2.7%です。本日公表の新規感染者数は109人です。県内の医療提供体制は引き続き落ち着いているということです。

 なお、マスクの着用については、先月の13日から個人の判断となって、この4月1日からは、群馬県内の学校においてマスク着用を求めないということが基本となりました。

 加えて、暖かい季節になって、街中を見渡してみても、マスクを着用していない人を見かける機会は、以前より増えた気がします。でも、かなり多くの方々がマスクを着けておられるんですけども、私の感覚ですが、おそらくそのうちの半分ぐらいは、もしかしたら花粉症対策ではないかという気がいたします。

 いずれにせよ、マスクは個々の皆さんのご判断で、着用するかどうかを決めていただければと思いますが、徐々にポストコロナが浸透してきている状況を大変うれしく思っておりますし、群馬県も、5月に、先ほどちょっと申し上げましたが、いよいよウイルスが5類に移行するという状況を踏まえてですね、我々が発表したロードマップに従って、しっかりとソフトランディングさせていきたいと思っております。

 

7.群馬県議会議員選挙の告知

 続いて、群馬県議会議員選挙について少しお話をしたいと思います。スライドをご覧ください。選挙の告知ですね。

 今週9日の日曜日が「群馬県議会議員選挙」の投票日です。選挙は、私たちの暮らしと未来に直結する非常に大切なものです。できるだけ多くの県民の皆さんに選挙に参加していただきたいと考えています。皆さんぜひ、投票所に足をお運びください。

 仕事や旅行などのため、選挙の当日に投票できない方は、8日の土曜日まで、市役所や町村役場などで、期日前投票ができますので、ぜひそちらで投票していただくようにお願いしたいと思います。

 今回ですね、若者の投票率向上を目的に、ダンス&ボーカルグループ「Da-iCE(ダイス)」のパフォーマーであり、伊勢崎出身の和田颯(わだ・はやて)さんに、ポスターや動画など、選挙啓発について大変ご協力をいただきました。

 特に啓発用の動画は、和田さんがダンスを披露し、「投票は自己表現だ」という選挙のキャッチコピーが流れる、そういう中身になっています。

 県の公式Youtubeのtsulunosチャンネルで公開しておりますので、ぜひ皆さん、そちらの動画もご覧いただきたいと思います。

 

8.今週の直滑降ストリーム

 最後に、今週の直滑降ストリームについてのお知らせです。スライドをご覧ください。

 今週のゲストは、株式会社プレマ代表取締役社長の飯野晃子(いいの・あきこ)さんです。

 飯野社長は、有機小松菜を栽培する「生産」法人とオーガニック食品の「販売」法人の2つの会社を経営されています。対談では、有機農業への熱い思いを語っていただきました。

 この会見でも何度かお伝えしていますけども、群馬県のこれからの勝ち筋はですね、「観光」と「農業」だと考えています。特に、「有機農業の推進」というのは今年度の群馬県の重点施策の1つに位置付けています。

 今回、オーガニックの専門家である飯野社長から、私たち人間がオーガニックを取り入れるメリットなど、有機農業普及のためのヒントを伺うことができました。

 明日7日の19時から、Youtubeのtsulunosチャンネルで配信いたしますので、ぜひご覧ください。

 特に、メディアの皆さんにもこのシリーズを見ていただきたいのは、群馬県で非常に活躍している若手の世代で、ここから本当にブレイクしていくという人もいれば、例えば、有機農業みたいな世界で本当に頑張っている経営者もいる。こういうことを、ぜひメディアの皆さんにも知っていただきたいと思っていますので、ぜひ、この直滑降ストリームには、今日お集まりいただいた記者の皆さんにも関心を寄せていただきたいと思っております。

 私からは以上です。何か皆さんからご質問があれば、お聞きしたいと思います。

 


質疑応答

●NIPPON ACADEMYへの対応について

(記者)

 冒頭のNIPPON ACADEMYのことで教えていただきたいのですけれど、昨年度の補助金を15%削減するというお話でしたけれど、金額でいうと幾らから幾らになるのでしょうか。

 

(知事)

 生活こども部長から。

 

(生活こども部長)

 15%の減ということで、1千万円あまりから150万円程度を引いて、いうことになります。

 

(記者)

 それは、昨年度、一昨年度とかも基本的にずっと同じ額が交付されていたものなんですか。

 

(生活こども部長)

 補助金については、各年度において学校運営にかかる経費と学生数など、そういったものを勘案しまして、年度ごとに定めております。

 

(記者)

 分かりました。ちなみに、今年度以降の補助金についてはどうなるというのはまだこれからになるわけですか。

 

(生活こども部長)

 5年度の運営状況によってということになります。

 

(記者)

 あと、知事にお伺いしたいんですけれど、先ほど学校側の対応についてトラブルの解決に速やかに取り組む姿勢が見られるということをおっしゃっていましたけれど、今、学校が発表している学生への全額の授業料の返還とかそういったものがなされれば、特段追加で何か学校に対応を求めるということはしないおつもりだという理解でよろしいですか。

 

(知事)

 それはよく状況を見ていかなければいけないと思っています。ただ、先ほど申し上げたとおり、今の新しい役員構成が決まって、新しい執行部の皆さんの対応は、これは評価できると思っています。

 

●県議会議員選挙の投票状況について

(記者)

 県議選の関係で伺いたいと思います。無投票の選挙区が9選挙区、過去最多タイというふうな結果になりました。無投票が増えているというか、多い状況についてどのようにお考えでしょうか。

 

(知事)

 そうですね、一言で言うとこれは県議選に限ったことではなくて、例えば町村なんかでも議員になりたい人がすごく減って、定数が満たないというところまで出てきていますから、大変ゆゆしき問題だと思っています。やはり、行政側というか、政治家の政治をつかさどる側でも、いろんな形で有権者にメッセージを送らなければいけないし、いろんな意味で、行政も政治に関心を持ってもらう、そういう取り組みをしっかり続けていかなければいけないと思っています。

 

(記者)

 改めて、投票のある選挙区で、投票をどうしようかなと迷っている有権者もいると思いますので、一言呼びかけていただければと思います。

 

(知事)

 先ほども少し申し上げましたが、とにかく選挙に一票を投じるというのはとっても大事なことなので、我々の未来を決めるということになりますから、ぜひ今この投票に行くかどうかを迷っている皆さんは、期日前投票の仕組みを使って、ご自分の意思をしっかり選挙という形で発信をしていただきたいと(思います)。それがやはり社会を変えることになりますし、生活を変えることになりますし、自分たちの幸福度も変える、そういうことに繋がっていくんだと思います。ぜひ投票していただきたいなと思っています。

 

●自転車事故多発箇所への看板設置について

(記者)

 自転車の関係をお伺いしたいんですけれども、今回54カ所看板設置ということだと思うんですが、それは市町村は全域というわけではないというような形でしょうか。

 

(知事)

 それでは、県土整備部長から答えてもらいます。

 

(県土整備部長)

 今回該当しますのが、前橋市、高崎市、伊勢崎市、桐生市、安中市、藤岡市、太田市、吉岡町、玉村町、以上の市町が対象になります。細かくは道路管理課の方に確認していただければ情報提供させいただきます。

 

(記者)

 7市2町ということでよろしいですか。

 

(県土整備部長)

 はい。

 

(記者)

 知事にお伺いしたいんですけれども、4月1日から自転車に乗る際のヘルメットの着用が、全年齢で努力義務化されたと思うんですけれども、群馬県では先駆けで学生に対しては取り組んでいたかなと思うんですが、そのあたり全年齢という部分、知事のお考えをお伺いしてもよろしいでしょうか。

 

(知事)

 とにかく、先ほど申し上げたとおり、自転車事故が多いということが続いているので、これは非常に知事としても危機感を持っていますし、そういう状況もあって今回新たな取り組みをやるということですので、これも粘り強く働きかけていかなければいけないと。学校というか、自転車に乗る生徒さんたちにもしっかり働きかけなくてはいけないし、我々行政もできることをやっていきたいなと思っています。

 

●愛郷ぐんま全国割について

(記者)

 まずは会見の話と別で、愛郷ぐんまの関係でお問い合わせをしたくて、宿泊施設への直接予約分が4月に予算が尽きたということで、予算額がどれぐらい出たかというのと、あと今後どうするのかという2点をお願いします。

 

(知事)

 戦略セールス局長からどうぞ。

 

(戦略セールス局長)

 お尋ねいただきました、愛郷ぐんまの宿泊施設直接予約分なんですけれども、3月27日から予約開始という形にしまして、その時点で事務費を精査するのと、配分を少し見直した中で、3月27日時点、先週末時点で合計約2億円弱の配分をさせていただいておりました。

 今後につきましては、今回「ステイナビ」という、その宿の直接(予約)分のところが今停止をしているというところです。旅行会社経由の予約というのはまだ受け付けをしております。また、団体旅行についても継続をしておりますので、そちらを活用いただければと思います。

 ただ、一般の旅行会社経由のところは、旅行会社によってはやはり枠を使い切って停止しているところもあるんですね。ですので、その辺りをよくご確認いただく必要があるかなというふうに思っております。以上です。

 

(記者)

 今後また、一応期限は6月末までと設定されてたかと思うんですけど、もう追加で県が予算をおろすということはないってことでいいんですかね。

 

(戦略セールス局長)

 はい、県の方で追加で予算ということは考えておりません。

 

(記者)

 わかりました。先ほど教えていただいた2億円っていうのは、OTAとか旅行会社以外の直接予約分についての予算ということで大丈夫ですか。

 

(戦略セールス局長)

 はい。

 

●県議会議員選挙について

(記者)

 県議選について知事に伺います。以前から7月に知事選が控えていることもあって、そこを見越して、県内各区域回りながら、知事選についての応援の演説という形でも回っていきたいとおっしゃっていたかと思うんですけど、実際に告示されて数日経って、回っていてこういうところに手応えがあるとか、あるいは県議選についての盛り上がりとか、何か回ってらっしゃっての所感を伺ってもよろしいですか。

 

(知事)

 そうですね、県議選はまず、大事な同志の皆さんには全員当選してもらいたいと思っていますし、何か知事選のことを意識して回っているというよりは、やはりとにかく仲間にそれぞれの選挙を勝ち抜いてもらいたいという気持ちの方が強いので、そのことを常に思って、発信をしています。ただ、結果として見れば、当然7月の選挙にも繋がってくることだろうと思っているんですけど、その7月の知事選を意識して、知事選で応援してもらうために回っているというよりは、もうやっぱり国会議員も20何年間やっているし、知事も4年間やってきて、相当つき合いの長い人たちも多いので、やっぱり今はとにかく、しっかり仲間に勝ってもらうと、このことが実は県政の安定にも繋がるので、それをもってしっかり今、応援をさせていただいているということです。

 

(記者)

 告示初日にも高崎市や前橋市とか桐生市とか、あっちこっち行かれたっていうのを伺っているんですけど、毎日どういうことを考えて回ってらっしゃるかっていうのは、いかがですか。

 

(知事)

 そうですね、そもそも同じ演説は一つもないですよね。やはりそれぞれ候補者に思い入れがあるので、それからこういうこと言うとあれなんですけど、それぞれの候補者の活動を一番分かっているのは知事なので、そういうことをやっぱり話をするというのはとっても説得力あると思うんですね。だから、そういう意味で言うと、改めてこの4年間もそうですし、国会議員の時代もそうですけれど、県議の皆さん一人一人と相当真剣に付き合ってきたんだなということはよく思っていますし、私が見た彼らの実績とか、活躍ぶりは知事の口から有権者の皆さんに伝えるというのは、とても重要かなと感じています。

 

(記者)

 ありがとうございます。知事が当選を願ってらっしゃる同志の方っていうのは、もともといらっしゃった自民党さんと、あと公明党さんもだし、やっぱり県議会でサポートしてくれている他の党派の方々も含めてっていうことになりますか。

 

(知事)

 それは、何度も記者さんお聞きになっていますけれど、選挙の基本スタンスとしては自民党と公明党の候補者を応援すると、公認候補でも、あるいは推薦候補でも、党籍を持って、勝てば自民党に入る方も、そういう方々を対象に応援させていただいているということです。ただ、加えて言うと、他の会派の人はどうかっていうと、何度も言っているように、これまで4年間すべての議案に賛成していただいているので、そういうことはとても感謝していますし、他の会派の方も本当に真面目にやっていることはよく存じ上げております。ただ選挙について言うと、もう最初からそういうスタンスで臨んでいるということです。

 



知事メッセージ

 それでは最後に知事の方から、この会見のYouTubeをご覧なっている県民の皆さまに直接お話をさせていただければと思っています。

 いよいよ春めいてきて、最近コートもいらなくなってきて、何となく春になるとみんな明るい気分になってきて、にぎわいも戻ってきて、毎週末、今県議選の応援にも飛び回っていますが、街を散歩したり、あるいは県内のいろんな施設を視察したりしながら、経済が戻ってきている、ノーマルな生活が戻ってきているという、そういう光景に接して大変うれしく思っています。コロナとの闘いが終わったわけではありませんが、先ほども少し申し上げたとおり、もう5月からは次の段階に行くということで、とにかく県が作ったロードマップに沿って、我々としてもよく県民の皆さんと情報共有しながら、コロナ後の世界にうまくソフトランディングできるようにしていきたいと思っています。ここまでいろんなことがあって、これからもいろんなことがあると思いますが、これまでと同じように県民の皆さんとしっかり力を合わせていろんな困難を乗り越えていきたいと思っています。今日は会見であまりお話しする時間もありませんでしたが、ここから本当に群馬県の進撃が始まると思っております。これから、またいろんな新しい政策も出てくると思いますので、ぜひ県民の皆さまには期待を持って、これからの群馬県の未来を見ていただければと思っております。

 ということで、今日は30分で少し短く終わらせていただきたいと思いますが、記者の皆さんには今回も最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。冒頭申し上げましたが、この記者会見、相当真剣勝負でやっておりますので、皆さんの背景には県民がいる、国民がいると、そういうことを忘れずにこれからもしっかりやっていきたいと思いますので、今年度もよろしくお願いいたします。これにて定例会見を終わりたいと思います。ありがとうございました。

 

( 以上で終了 )
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。