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令和5年度第2回定例記者会見要旨(4月13日)

更新日:2023年4月13日 印刷ページ表示
■日時    令和5年4月13日(木)午後2時06分~2時34分

■会場    記者会見室

■出席者  県:知事、副知事ほか
      記者:記者クラブ所属記者等 16人

■記録作成 メディアプロモーション課(報道係)
 令和5年4月13日定例記者会見動画(You Tube)<外部リンク>
 モニター資料 (PDF:1.39MB)

 

会見項目

■知事冒頭発言
 1.はじめに
 2.群馬県障害者芸術文化活動支援センター開設
 3.グローバル始動人サマーキャンプ
 4.県立歴史博物館の展示室リニューアル
 5.新型コロナ 直近の感染状況
​ 6.今週の直滑降ストリーム
■質疑応答
■知事メッセージ

 

知事冒頭発言

1.はじめに

 それでは定例の会見を始めたいと思います。先週6日の木曜日ですが、沖縄県宮古島付近で、陸上自衛隊第8師団所属ヘリコプターの機影がレーダーから消え、行方不明となりました。坂本雄一師団長ほか、搭乗していた9名の隊員の皆さんの安否はまだ分かっていないということです。坂本師団長は、皆さんご存知だと思いますが、この3月まで相馬原駐屯地に司令部を置く、陸上自衛隊第12旅団の旅団長を務めておられました。豪雨災害とか山林火災への対応だけではなく、豚熱や鳥インフルエンザの防疫措置などで、坂本師団長には群馬県は本当にお世話になりました。先月23日は、離任の挨拶にお越しをいただきました。私のブログを読んでいる方がいたら、2人で撮った写真もご覧になっているかもしれませんが、この坂本師団長は非常に爽やかで行動力に溢れた人で、これから間違いなく今後の国防の中核を担っていく人だと信じておりました。発生後時間が経過しております。非常に心配をしておりますが、全員の帰還を心から願っております。

 さて、皆さまご承知のとおり、先週末の9日日曜日が群馬県議会議員選挙の投開票日でした。投票率については39.51%で、これは県議会議員選挙として初めて4割を切り、過去最低となってしまいました。一方で、全体を見てみると、特筆すべきは女性の候補者が大健闘されたということで、女性の当選者数が過去最高の7名になったということが、非常に大きく記憶に残りました。群馬県はこれまで、県庁の部長級に占める女性の割合が全国トップになるなど、県庁内部における女性活躍を強力に推進してまいりました。今回、県政の両翼を担う県議会、地方自治の二元民主制のもう一つの主役である県議会においても、こうした女性の進出が見られたと、このことは知事として大変よかったと思っています。群馬県としては、今後も女性が様々な分野で活躍する社会を築いていきたいと思っています。

 それでは会見の中身に入りたいと思います。スライドをご覧ください。本日の会見の主な項目です。今日は、「障害者の芸術文化活動の支援」、「グローバル始動人サマーキャンプの参加者募集」、それから「県立歴史博物館の展示室リニューアル」等について発表させていただきます。

 

2.群馬県障害者芸術文化活動支援センター開設

 まずは、「障害者の芸術文化活動の支援」についてです。群馬県では、障害のある皆さんの芸術文化活動拠点の開設に向けて、これまで準備を進めてまいりました。そして、このたび4月17日の月曜日に、「群馬県障害者芸術文化活動支援センター」を開設いたします。場所は高崎市にあるセンターの運営事業者・NPO法人「工房あかね」の事業所内です。

 群馬県は新・総合計画において、年齢や性別、国籍、障害の有無等にかかわらず全ての県民が幸福を実感できる社会を目標に掲げております。特に、障害のある皆さんが幸福を実感しながら生活していくためには、障害があるゆえの生きづらさというものを解消して、例えば芸術・文化・スポーツなど、あらゆる分野で活躍できる社会を構築していくことが重要だと考えています。スポーツの分野では、先日の会見でもお伝えしましたが、「パラアスリート支援ワンストップセンター」を開設し、障害のある皆さんがスポーツに打ち込める環境づくりを進めております。また芸術文化の分野では、障害のある皆さんの自立と社会参加を促すために、芸術作品の作品展などを開催してまいりました。県内でも、様々な団体がそれぞれの強みを生かした活動を行っております。その反面、こうした団体の活動を支援する拠点がありませんでした。こうした課題は、県議会においてもたびたび取り上げられてきました。そうしたことを踏まえ、このたび、「群馬県障害者芸術文化活動支援センター」の設置に至ったということです。スライドをご覧ください。

 それではセンターの事業内容を詳しく説明します。事業内容は大きく分けて3つです。

 まずは、障害のある方や事業所等を対象に、創作環境の整備や権利保護、作品販売についての相談業務を行います。また、セミナーの開催などによる支援人材の育成や、アート展などの発表の機会の提供を行ってまいりたいと思っています。センターの運営は、NPO法人「工房あかね」に委託させていただきます。県内を中心に、障害のある作家、作品の発掘、展示会の開催などを行っている団体がこのNPO法人「工房あかね」です。

 先日、組織の代表の方と面会をして、いろいろとお話を伺いました。この方は以前から知っている方だったんですが、このNPO法人の長年にわたる活動に大変感銘を受けました。今後、「工房あかね」が持つネットワークを活用していただき、各分野で強みを持つ様々な団体と連携をした事業展開を進めていきたいと思っています。

 現在、群馬県ではアートによる地域振興に力を入れています。皆さんご存知のとおり、今月の1日には「群馬パーセントフォーアート推進条例」を全国で初めて制定いたしました。今回発表した「障害者芸術文化活動支援センター」の取り組みもうまく取り入れて、アートによる地域経済の活性化を促し、そこで生みだされた資金が次のアート振興に繋がる、アートによる好循環をぜひ目指していきたいと考えています。

 

3.グローバル始動人サマーキャンプ

 続いて、「グローバル始動人サマーキャンプ」についてのお知らせです。スライドをご覧ください。群馬県では、新・総合計画「ビジョン」に掲げる新たな時代を切り拓く「始動人」を育成するために、教育イノベーションに取り組んでいます。令和3年度から、世界で活躍する広い視野を持った「始動人」を育成するため、「グローバル始動人サマーキャンプ」を開催しています。今回、初めて対面にて開催することといたしました。そして、募集定員も昨年度から倍増し、80名にさせていただきます。対象は高校生で、期間は8月14日から20日までの6泊7日を予定しています。一般社団法人「HLAB(エイチラボ)」など、関係団体のご協力をいただき、榛名湖周辺において実施したいと思います。

 世界で活躍する著名人を迎えたフォーラムとか、国内外のトップ大学の学生によるセミナーとか、地域の方々との交流や伝統文化の体験、こうしたこのキャンプでしか経験できない、体験できない濃密な内容になっています。参加する高校生の皆さんには、英語によるコミュニケーション能力はもちろんですが、海外留学も視野に入れた、多様な進路を自分自身で選択できる、そうした力を身につけていただきたいと考えています。

 開催プログラムや応募方法などは、来週4月17日の月曜日から、一般社団法人「HLAB」のホームページで公開します。ぜひ皆さん奮ってご応募をお願いします。

 

4.県立歴史博物館の展示室リニューアル

 続いて、「県立歴史博物館の展示室リニューアル」についてご報告いたします。群馬県立歴史博物館は、原始から近代史にいたるまで群馬県の歴史や文化の特色について分かりやすく紹介をしている、実物資料中心の県内最大の歴史博物館といえます。令和2年度には全国で初めて文化観光推進法に基づく認定を受けました。そして、地域の文化財を観光や地域活性化に活用する拠点として、これまでも機能強化を図ってまいりました。こうした中、県立歴史博物館の「群馬の近現代展示室」をリニューアルいたしました。そのことをお知らせしたいと思います。スライドをご覧ください。

 リニューアル後の「近現代展示室」では、戦後の文化を象徴するものとして「群馬交響楽団」とか、日本の交通を変えた「スバル360」、それから「昭和の生活」を紹介させていただいています。今回のリニューアルの一番の特徴は映像コンテンツの強化です。群馬交響楽団の展示では、映画「ここに泉あり」の名場面である「移動音楽教室」の様子を当時の写真や音源で紹介しています。また、スバル360の展示では、赤城南面での走行試験など、ここでしか見られない映像も上映させていただいています。

 リニューアルした近現代展示室の公開は、博物館の設備改修が終了する4月15日土曜日からとなります。実は私、一足先に博物館を視察させていただきました。かなりバージョンアップされている感じがします。県民の皆さんをはじめ、多くの皆さんにこの群馬県の県立歴史博物館にお越しいただきたいと思っています。

 

5.新型コロナ 直近の感染状況

続いて、「新型コロナの直近感染状況」についても報告をいたします。スライドをご覧ください。病床使用率と新規感染者数の推移に関するスライドです。病床使用率は4.5%ということで重症者はおりません。本日発表の新規感染者数は、148人です。県内の医療提供体制は依然として落ち着いております。新規感染者数は減っておりますが、コロナに感染した後の症状ですね、いわゆるコロナ後遺症に悩まれている方々もおります。これまでコロナ後遺症で悩まれている方々から、「どこに相談したらいいのか」と、こういった問い合わせをいただくこともありました。

 その点について少し対応を説明します。スライドをご覧ください。

 群馬県では、コロナ後遺症に対応できる医療機関をホームページで公開をすることといたします。基本的に後遺症と思われる症状がある場合は、まずはかかりつけ医を受診してください。その上で、かかりつけ医がない方や診療科が分からない方は、今回作成したホームページをご確認いただきたいと思います。群馬県では、宿泊療養施設を縮小するなど、5類への移行に向けてソフトランディングを準備しているところですが、コロナ後遺症についても引き続き丁寧にフォローしていきたいと考えています。

 

6.今週の直滑降ストリーム

 最後に、今週の「直滑降ストリーム」です。スライドをご覧ください。

 今週のゲストは先週に引き続き、前橋市粕川町でオーガニックの普及に取り組んでおられる株式会社プレマ代表取締役社長の飯野晃子(いいの・あきこ)さんです。オーガニックについては、市場規模が小さいという課題があります。今回の対談ではオーガニックのニーズを高めて、市場規模を拡大するための取り組みについて、お話を伺いました。また今後、群馬県が有機農業を推進する上でも、これも非常に重要な課題がいろいろありますけれども、飯野さんの話は、県の今後の政策にも参考になることが多かったです。

 番組後半では、群馬県が推進しているダイバーシティや女性活躍についても、飯野さんが積極的に外国人女性を雇用しているということで、この飯野さんの視点からいろんなご意見もいただいております。明日14日金曜日の19時からYouTubeのtsulunosチャンネルで配信いたします。ぜひ、多くの皆さんにご覧いただきたいと思います。

 私からは以上です。何か皆さんからご質問があればお受けしたいと思います。

 

質疑応答

 

●障害者芸術文化活動支援センターについて

(記者)

 障害者芸術文化活動支援センターについてお伺いします。

 少し細かいことになりますが、この新設のセンターで業務にあたる人の数が何人ぐらいいらっしゃるか、年間の活動予算の規模がどれぐらいかなど教えていただけますか。

 

(知事)

 担当部局から。

 

(健康福祉部副部長)

 まず支援に当たる人員、スタッフ体制ですが、現時点では5人の体制でスタートすると聞いております。それから予算の規模ですが、これから委託契約ということですが、予算でいきますと、現時点で1,156万円の範囲内で、委託契約を結ぶ予定となっております。

 

(記者)

 これは1年間の予算と考えてよろしいですね。

 

(健康福祉部副部長)

 はい。

 

(記者)

 もう一つ細かいことなのですが、こうしたセンターは他県でもあると思いますけど、全国でいうと何番目の設置になりますか。

 

(健康福祉部副部長)

 今年の3月末時点において、39都府県で設置していると承知しております。

 

(記者)

 群馬が40番目ってことですね。

 

(健康福祉部副部長)

 はい。

 

●「群馬パーセントフォーアート条例」について

(記者)

 知事にお伺いします。先ほど「群馬パーセントフォーアート条例」に関する言及がありました。今年度、他にもいろいろなアートの取り組みをされると思いますが、特にこういったことに取り組みたいという主だったものがあれば、改めて意気込みを教えていただけますでしょうか。

 

(知事)

 まず、「パーセントフォーアート条例」を制定したことが、都道府県では初めてなので、群馬県が、やはりアートの振興というものについて、最先端の場所にいると。本気で我々は、アート振興、地域振興につなげていこうと考えているという、そういうメッセージをしっかり発信できたと思うんですね。

 ですから、このパーセントフォーアートの枠組みをこれからしっかり議論していく中で、例えば、障害者のアートの方々の関連、あまりもう区別しないでやったらいいと思うのですが、しっかり、この全国で初めての枠組みのもとで検討して、そういうものを進めていくということに尽きるだろうなと思います。

 

●障害者芸術文化活動支援センター開設への思いについて

(記者)

 今、副部長から障害者芸術文化活動支援センターのことで、40番目だということをお伺いしましたけれども、これまでだいぶ障害者に対する支援というか、数字で言えばですけど遅れてきてしまったということで、ようやく開設だと思うんですけれども、その開設するという判断に至った知事の思いというか、この支援センターで今後、群馬県がどのように変わっていって欲しいかという思いを、改めてお聞かせいただければと思うんですけれども。

 

(知事)

 もう正直に言うとですね、この4年間は、とにかく危機管理の4年間で、特に後半の、ここ2年半か3年ぐらいは、新型コロナウイルスからいかに県民の命と健康を守るかということに集中していたというところもあって、あまりこういう案件が上がってくる機会が少なかったっていうのがあるんですよね。

 おっしゃったとおり、群馬県はもっと早くやるべきだったと思います。ですから、遅ればせながら、県議会でもいろいろなご質問、ご要望もいただいたので、今回踏み切ったということなんですけども、もっと早くやるべきだったと思っています。障害者施策については、おっしゃったように、まだまだ群馬県が遅れているところもあるので、例えば雇用なども含めて、しっかりこれは群馬県としてもこのレベルを上げていくように、努力をしていきたいなと思っています。

 

●県議選における女性候補の健闘について

(記者)

 県議選のことに関してなんですけれども、先ほど冒頭で知事からもお話がありましたけれども、女性の候補者が過去最多の7人ということになりました。山形県の方でも過去最多の6人で、昨日、吉村知事の会見の中で、クォーター制度の導入について言及されていて、進めていくべき、導入すべきではないかという意見がありました。

 群馬県議会では、クォーター制度に関して賛否が分かれているんですけれども、クォーター制度に関して、知事のお考えをお聞かせください。

 

(知事)

 クォーター制度みたいなものは常に議論があって、これは一つの考え方だと思うんですけども、これはやっぱり議会が決めることなので、それは議会の判断に任せたいなと思います。

 ただ、今おっしゃったとおり、今回の県議選で本当に女性候補が健闘されたと。私も27年も政治家をやって、いろんな県議選に関わってきたんですが、過去、例えば、女性の候補者がトップになったという事例もありますよね。太田では、あべともよさんが2回くらい確かトップだったこともあるんですけど、県下全域で女性がトップを取ったというのは初めてだと思うんですよね。それから、前橋市・高崎市というこの大票田というか、大きな都市で、両方とも女性候補が一番なったという記憶も今までありません。伊勢崎市は(今回)2番だったんですけど、前回トップだったということで、軒並み女性候補者が大変活躍をされたと。みどり市は、現職が涙をのんで残念だったんですが、ここも女性候補。当選したからには活躍していただきたいと思っていますけども、群馬県にも、こういう気運が出てきているんだなと。

 今おっしゃったように、他の都道府県でも同じような傾向があるとすると、これは正しい方向に向かっているんじゃないかなと思っています。ですから群馬県でも、もっともっとあらゆる分野で、女性進出という言葉は使いたくないんですけど、女性の活躍が進んで、もっともっと世の中がバランス良くなればいいなと思っています。

 少なくとも県においては、部長級の、いつも言いますけども、女性幹部の比率は全国一ですから。ここ何回か久々にリアルの庁議をやったんですけど、その時もパッと見て半分ぐらい女性だし、オンラインでやったときも、撮った写真を見たら4割以上が女性だったので、これをもうちょっと群馬県全体に広げていきたいと思っています。

 この間の政務の会見、月曜日の政務の会見でも申し上げましたが、やはりこれを5割にしていく目標をしっかり立てて、群馬県としては、さらに女性の活躍を促していきたいと思っています。

 

●投票率の向上について

(記者)

 投票率のことなんですけれども、初めて4割を下回ったということで、夏に知事選を控える知事にとっては、もうちょっとこれを上げていく必要があるのかなと思うんですけれども、投票率向上に向けての盛り上げ方、これから夏に向けてどう盛り上げていくのかお聞かせください。

 

(知事)

 そうですね、今回の県議選でちょっとショックだったのは(投票率が)4割を初めて切ったということで、これはとても深刻な問題だと思います。

 このまま行くと知事選も、とても投票率が上がると思えないので、これはどんな選挙もそうです。知事選も衆議院選も参議院選も、それから県議選も同じですけど、あらゆる首長選も全部同じですけども、やはり投票率が低いというのは本当に由々しき事態だと思うんです。

 この次の選挙はおそらく知事選の可能性が高いので、分かりません、衆議院がどうなるか、ただ、ここに向けて投票率を上げるようないろいろな対応はやっていきたいと思いますし、選挙管理委員会も努力していますし、群馬県も若者の投票率を上げるための笑下村塾の出前事業みたいなもので実際に参議院選挙の若者の投票率が上がりましたので、いろんな手段で県民の皆さんに投票を呼びかけていきたいと思います。

 

●コロナ後遺症対応医療機関について

(記者)

 後遺症対応の医療機関が98カ所ということですが、これを今回のタイミングで発表したというのは、延べ44万人くらいの県民が(新型コロナウイルス感染症に)罹っているということで、後遺症に対応する医療機関が不足しているという問題意識があるのでしょうか。

 

(知事)

 副部長の方から説明してください。

 

(健康福祉部副部長)

 コロナ後遺症に対応した医療機関が不足しているというよりもですね、その情報がなかなか県民の方に伝わっていないというか、「(どこを受診したらよいか)分からない」というようなお声もこれまでやったアンケート等で把握をしていたものですから、なるべく早くということで、今回98の医療機関ということで公表させていただきました。

 

(記者)

 公表に了承した医療機関が98で、実際には対応している医療機関はもっと多いということなのかなと思うんですけれど、対応している医療機関の数は何カ所なんでしょうか。

 

(健康福祉部副部長)

 県内にある医療機関のうち98カ所ということですが、今後、「うちも対応できるよ」というようなお話があれば、この数は更新されていくのかなと思っています。実数としては、県としては今時点では申し上げられないんですけれども(コロナ後遺症診療医療機関数(4月3日時点)134カ所)。

 

(記者)

 後遺症の絡みでちょっと追加で質問させてください。最近の状況としては、後遺症の外来に来ている方が増えているという印象なのか、その辺の今の状況がどうなっているかを説明していただきたいなと思ったのですが・・・

 

(健康福祉部副部長)

 申し訳ございません。今、後遺症の方が実際に増えているかどうかということについては、実態としては今、承知をしていないものですから、確認をさせていただきたいと思います。把握できているかどうかですね。

 

知事メッセージ

 それでは最後に、知事から県民の皆さまにメッセージを出させていただければと思います。

 いよいよ春めいてきて気候も暖かくなってきて、5月の連休が終われば、いよいよコロナも5類に移行するということで、何となく世の中が新しい方向に向かって動いてきたという感じがあります。もちろん今、マスクをつけている方も多いんですけども、花粉症の影響もかなりあるかなと思うんですが、いずれにせよマスクを着けるかどうかは個々のご判断ですけども、いつも言っているように、5月の連休以降ですね、本当の意味でコロナと共生していく時代、経済はしっかりとコロナと共生しながら回していくという、正にそういう段階に入っていきます。

 何度も申し上げているとおり、群馬県では(5類移行の)ロードマップを作りましたので、それに沿ってできる限りソフトランディングさせていきたいと思っております。引き続き、県民の皆さまのご理解とご協力をお願いしたいと思っています。

 この日曜日に県議選がありました。県議選の開票がありました。先ほど記者の方からもご質問がありましたが、投票率が4割を切ったということは大変憂いております。やはり、投票率が下がるということはあらゆる意味でよくないと思っております。これはもう、知事選、県議選、国政選挙に限らず、これはもう非常に重要な問題だと思っております。

 県としても、いろいろな形で県民の皆さんに投票を呼びかけていきたいと思いますが、ぜひ皆さん、どんな選挙でも、やはり皆さんの権利である1票を行使していただいて、そのことがやはり社会を変え、世の中を変えていくことに繋がるので、ぜひ参加意識を持っていただきたいなと思っております。

 不安定な気候が続きますが、ようやく暖かくなってきました。皆さんどうか健康に気をつけて、元気でお過ごしいただければと思います。

 今日は30分で早く終わりましたが、記者の皆さんにはお集まりいただきましてありがとうございました。

 公務と政務をしっかり分けてやっておりますので、政務の会見の方は、知事選の件についてですね、2週間に1回月曜日にやらせていただきますので、またその時にもお声をかけたいと思います。

 これにて、知事の定例の会見は終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。

 

( 以上で終了 )
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。