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山本一太群馬県知事就任記者会見要旨(7月27日)

更新日:2023年7月27日 印刷ページ表示

■日時    令和5年7月27日(木曜日)午後1時01分~1時51分
■会場    記者会見室
■出席者  県:知事、副知事ほか
       記者:記者クラブ所属記者等14人
■記録作成 メディアプロモーション課(報道係)

 令和5年7月27日山本一太群馬県知事就任記者会見動画(You Tube)<外部リンク>

 モニター資料 (PDF:1.35MB)
 

会見項目

■知事冒頭発言

1.はじめに

2.山本県政の基本政策

 政策1:県民の幸福度向上

 政策2:新群馬の創造

 政策3:群馬モデルの発信

■質疑応答

■知事メッセージ
 



知事冒頭発言

 

1.はじめに

 それでは、記者会見を始めたいと思います。今日が再選をして、初めての記者会見ということですけれど、次の4年間も記者の皆さんにはよろしくお願いしたいと思います。会見の場は、毎回真剣勝負だと思って、臨んでまいりました。皆さんの後ろには県民の声があり、国民の声があるということをしっかり頭に置いて、緊張感を持って、次の4年間も臨んでいきたいと思います。今日、再選後、初登庁いたしました。午前中、登庁セレモニーでも挨拶をさせていただきました。まず、どのくらい各部局に動員がかかったのかは分かりませんが、思ったよりも大勢の県庁職員の皆さんに集まっていただいたことを率直に嬉しく思いました。県庁職員の皆さんは私にとって、同士ともいうべき人たちであって、この4年間、力を合わせていろいろな困難を乗り越えてきたという思いがありますので、今日の初登庁のセレモニーは本当に感激をいたしました。県庁職員だけではなくて、県議会議長をはじめ、県議の皆さんや後援会の皆さん、幹部の皆さん、あるいは経済人の皆さんのお顔も見えましたけれど、ほとんどが県庁職員の皆さんであったということで、この初登庁セレモニーに改めてお礼を申し上げたいと思います。選挙期間中、2人の副知事に緊急時の初動対応をお願いしつつ、いつでも連絡がつく体制を整えていました。しかしながら、この間、特に大きな災害などなく、いろいろと細かい問題はあったと思いますけれど、2人の副知事を中心に対応していただいて、無事に100%のエネルギーを使って、全力で選挙戦を戦えたと、選挙期間を終えたということに大変安堵しています。一方で、他県では、この間、選挙(活動)をやりながら、大変気になっていましたが、大雨による被害も発生しております。被災された他県の方々にこの場をお借りして、お見舞いを申し上げます。

 今回の選挙期間中、群馬県全市町村を遊説、あるいは街頭で行脚をさせていただきました。苦しい17日間だったんですけれど、やはり選挙があって良かったなと思います。遊説カーの中で自らマイクを握り、炎天下の中で、街頭演説を何十カ所というところでやりながら、直接県民の皆さんと言葉を交わし、握手をし、いろいろなご意見をいただいたということで、2期目のスタートを切る知事としては大変大きな意味があったと思います。それから、これも、街頭演説の中で、高崎駅の西口での最後の決起大会でも申し上げたんですけれど、やはり全県改めて周ってみて、私生まれ育ったのは群馬県ですから、群馬県がいかに美しい場所かということ、いかに多くの大きな潜在可能性を持っているかということを感じることができたと。この意味でも、選挙に100%集中できたというのは、本当によかったと思っています。

 投票率がかなり低かったと。残念ながら3割に届かなかったということについては、後で記者の皆さんからもご質問があるかと思っています。これについては、選挙直後のぶら下がり等々でも申し上げたとおり、やはりこの知事選も含めて、ここのところ全体として言うと、国政選挙も、それから地方自治体の選挙も、前回の県議会議員選挙も4割切っていますし、全体的にやはり投票率が下がっています。これは非常に深刻な事態だと思っています。これもある種、民主主義の危機とも言うべき現象、ここ10年20年続いている現象でありますが、それはそういうふうにとらえております。私は、全県選挙は6回戦った、おそらく群馬県では最初の政治家です。加えて、6回全県選挙をやって、おかげさまですべて圧勝したと。ぶっちぎりのトップで圧勝したという政治家も、おそらく群馬県では誰もいないと思っています。そのような中で、実は、選挙で得票が減るという経験はほとんどしたことがないんです。今回、残念ながら投票率が3割を切って、群馬県では過去最低になってしまったということで、かなり票数も前回よりも減ったということで、これは本当に残念に思っていますし、もっと大勢の県民の皆さんに参加をしていただきたかったと思っています。これも選挙直後のぶら下がりで申し上げたように、この投票率の低下ということについては、政治家としても長年問題意識を持っておりますし、今回の経験を踏まえて、県として、この投票率を上げるために何ができるかと、このことはもう少し真剣に考えてみたいと思いますし、何かできることがあれば・・・次の衆議院議員選挙はほとんど心配していません。これは国政に関わることなので、メディアの皆さんも連日報道すると思いますし、これは5割行くかと思うんですけれども、その後のいろいろな地域の市町村の選挙もあるし、さらには県議選もあるし、また知事選もあるということなので、そういう中で何ができるかということは少し考えてみたいなと思っています。ただ、そのことを申し上げた上で、今回の選挙で、例えば山本政権の4年間についての評価がものすごく厳しかったとか、私に対するアンチが増えたとか、そういう見方はしておりません。投票率が下がった最大の原因は、県民が県政に興味を持っていないからではないと思っています。これは全県、この17日間、死に物狂いで群馬県を周った体感、それから、数年前から各地で後援会の役員会等々を開いて意見交換をしてきた経験、それから、各主要職域団体の皆さんとですね、個別に意見交換会を開いて、いろいろなご意見をいただいてきたその感触。それから、もっと言うとですね、選挙の前に3,000サンプル、選挙が始まってから最初の土日に1,500サンプルのかなりしっかりとした世論調査をやって、そのいろいろなデータの分析等々から考えてですね、もう1回言いますが、県民の皆さんが県政に関心がないわけではなくて、やはり何で投票率が下がったかということはですね、つまり、ほとんどの人が、現職が勝つと、ワンサイドゲームになって、今回も山本一太現職候補の圧勝だと確信をしていたということが最大の原因だと思っています。数日前にですね、今日もちょっと庁議で話したんですが、支持者の方から連絡があったんですよね。前回4年前の知事選挙を57万票、これは群馬県知事選史上最多得票でした。その前の参議院議員選挙、58万票。これも群馬県の参議院議員選史上最多得票でした。今回、相当得票数が下がったんですけれども、この何十万人かの人が自分から離れたという兆候は、僭越ながら全くありませんでした。ですから、私の支持者の人から「みんな(山本知事を)応援している。むしろ、国会議員の時以上に応援しているんだ。だけど、考えてみてもらいたい。1年前にまず、知事選の出馬表明を一太さんしましたよね。その前にすでに1年近くかけて、全県で後援会の役員会をやって、出馬表明をして、そのあと、主要な建設業協会は翌日に推薦を出し、多くの主要な職域団体が全部推薦を決めて、自民党も異例の早さの10ヶ月前で推薦を決めて、友党の公明党からも推薦をいただいた。もうこの時点で、後援会や支援者にとっては、知事選挙が終わっている。もう1年前から山本一太が勝つ。そうじゃなくても、その前も全部圧勝している一太さんがこういう状況になったら必ず勝つ。もうみんな信じているので、講演会をフル回転しようがない。そのあとも、これでもかというくらい盤石の組織を作っていくというプロセスの中で、これまで60万人近い人たちに支持をしていただいた。大半の人たちは、自分が行かなくても大丈夫だと思うのは当然だ」と言われて、なるほどと思いました。なおかつ、やはり今回の選挙は得票率が増えていると。8割近くまでいっていると。ほぼ8割です。これがやはり一番大きかったと思います。例えば、この低投票率が、知事に対する批判みたいなものだったら、アンチが増えるはずなんですけれども。得票率が増えたと。このことは非常によかったと思っています。いろいろ選挙全体については、もっと投票率を上げる方法があったのではないかとか、いろいろ課題や反省すべき点はあると思いますけれども。この結果を踏まえて、自信を持って、4年間やってきたことはしっかり県民の皆様に評価をしていただいた。これはもう1回言いますが、6回の全県選挙を戦っている中で、遊説の反応は一番よかったです。これほど多くの人たちが手を振ってくれたり、これほど多くの方々が家の中から飛び出してきていただいたり、これほど多くの方々から力強い声援をいただいたことは、1回もありません。ですからこの4年間は無駄ではなかったと。今日の初登庁セレモニーでも言いましたけれども、この4年間、県庁職員の皆さんと2人の副知事と力を合わせてやってきたことは、しっかり県民に評価をしていただいているということで、自信を持って、この2期目をスタートさせていただきたいと思います。同時に、県民の幸福度を上げるということなので、いろいろな批判にも耳を真摯に傾けて、いろいろな方々のご意見も聞きながら、誰ひとり取り残されることのない群馬県を作るように、しっかりと頑張ってまいりたいと思います。ちょっと長くなってすいません。とにかく、世論調査を相当細かくやっているので、いっぱいネタがあるんでですね。これは相当時間をかけて、ブログ等々でも発信をしていきたいと思うので、ぜひご注目をいただければと思っています。

 はい、1期目は苦しい4年間でした。新型コロナの脅威から県民の皆さんの命と健康、暮らしを守るという闘いに全力を傾注したというのはあちこちで申し上げてきたことですけれども。同時に、私は地に足のついた実績を残すことができたと考えています。未来に向けて行った投資、未来に向けて蒔いた種、こういうのもいろいろあると思いますので、ぜひ実をしっかりつけたいと。次の4年間は守りから攻めの4年間にしていきたいと思います。この「県民の幸福度の向上」という山本県政の原点に戻って、群馬県が掲げている三つの近未来構想「リトリートの聖地」、「クリエイティブの発信源」、「レジリエンスの拠点」に向けた取り組みを着実に進めていきたいと思っています。さらに、これも何度も申し上げていますが、新しい考え、新しい人、こういうものを胸襟を開いて、受け入れていくと。それによって、群馬県で世界最先端の地方行政を発案し、実現し、発信していきたいと。これをやることによって、地方からまさに日本を変えていく、群馬から日本を変えていく、世界に影響力を与えていくと。こういう高い志を持って、県政を前進させていきたいと思っています。随分前置きが長くなって申し訳ありません。ちょっとアドレナリンがまだ出ているんだと思うんですね。私は、一応コンテンツ研究家で、アニメ、漫画、映画、絵画、あらゆることにかなり詳しいと思っているんですけれども、格闘技も大ファンです。何と言ってもMMA総合格闘技については、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、群馬県旧吉井町出身の堀口恭司さんの大ファンなんで。実は、県庁の有志によるファンクラブの会長もやっています。堀口恭司さんが秋に新団体を立ち上げるときにはぜひ駆けつけたいと思っているんですけれども。それと同時にボクシングのですね、井上尚弥選手の大ファンでもあります。25日の試合皆さんご覧になったでしょうか。本当にボクシングファンとして感動しました。スティーブン・フルトン選手は本当に強いチャンピオンだったんですけれども。終始圧倒して、TKO勝ちをしたと。もう井上尚弥選手のあの姿には本当にエネルギーをもらいました。選挙中ですね、もう暑い中で必死に闘っている中でも、実は井上尚弥選手も頑張っているんだろうなと。全然スケールは違うんですけれども、試合に向けて、減量をしたり、頑張っているんだろうなと、そういうことを一つの支えにやってきたので、25日に井上尚弥選手が勝ったということについては、これはもう選挙で頑張ってきたことが全部報われたような気持ちがしました。もう一言だけ言うならば、スポーツを愛する者として、やはりロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手、それからボクシングの井上尚弥選手、この2人が生きている同じ時代に生まれたということは、本当に幸運だなと思いました。少し長くなりましたけれど、その井上尚弥選手がインタビューで、「試合をした日は一睡もできなかったと。アドレナリンが出まくっていたと。しかも、この試合にそれだけ大きな思いを持っていたんだ」と言っていたんですけれども。私も実は選挙後、2日ぐらい全然寝られなかったんですが、ちょっとそういう興奮が冷めないところなので、少し長くしゃべってしまったことをお詫び申し上げます。

 これを言うために、長くしゃべりすぎたなと思うんですけれども、ここから記者会見です。

 本日はこの場を借りて、知事2期目の公約に掲げた政策を改めて県民の皆さんにご説明したいと思います。中身は、知事選挙の出馬にあたって、今年の3月から、計7回行った政務の記者会見、もっと多かったですよね、知事選への道のシリーズは10回以上やったと思いますが、その内容から抜粋をいたしました。これは今の時点なので、もうちょっと進化させて、分かりやすくしたものを発表したいと思いますけれども、当選直後ということで、まずこのことを県民の皆さんにお伝えしたいと思います。スライドをご覧ください。

 はい、2期目における基本政策はこの3つです。「県民の幸福度向上」、「新群馬の創造」、それから「群馬モデルの発信」です。

 

2.山本県政の基本政策

政策1:県民の幸福度向上

 はじめに「県民の幸福度向上」についてご説明したいと思います。3つの視点で順番に解説していきたいと思います。スライドをご覧ください。

 1つ目は、「誰1人取り残されない群馬」です。これまでに引き続き県民一人ひとりが輝き、幸福を実感できる群馬というものを掲げ、様々な政策を実施してまいります。まず教育では、SEL教育を推進します。SELというのは、Social and Emotional Learningの略で、社会情動的スキルというやつですよね。自分とか相手、第三者の感情を想像できるようになること、自己肯定感や共感する力を育てる、そういう教育のことです。すべての県立高校で展開しているSTEAM教育に加えて、このSEL教育を群馬県の教育の柱としていきたいと思います。皆さんご存知のとおり、群馬県は、唯一全国でこのOECDの社会情動的スキルの調査にも参加しておりますので、いわゆる子どもの非認知能力については、もう全国のトップランナーとして、新しい基準を発信していきたいと思っていますし、当然モデル校もできるだけ早く立ち上げたいと思っています。

 続いて、「こどもまんなか推進監」の新設です。この県庁に部長級の「こどもまんなか推進監」を設置いたします。子育てや弱者支援を担当する部署を集めて、子育て環境の充実とか、制度や組織の狭間に埋もれがちな弱者の支援に取り組みたいと思います。年度途中での組織の立ち上げは様々な調整が発生しますけれども、政府の動きも加速しておりますので、できるだけ早期にしっかり調整をして立ち上げたいと思っています。

 また、女性活躍を強力に推進していきます。県庁の課長級や新規採用職員などの各段階で、女性比率5割を目指して取り組みを進めていきたいと思います。加えて、女性も男性も結婚・育児・介護などのライフイベントと仕事の両立ができるように、働き方改革を実践してまいります。

 そして、新たな公共交通の構築も進めます。中高生を自転車事故から守り、高齢者や障害のある方がいつでも外出できるように、GunMaaSを基本とした自家用車から公共交通への移動手段の転換を図ってまいります。次のスライドをご覧ください。

 2つ目は「幸福度指標の引き上げ」です。令和3年度から作成している、「群馬県幸福度レポート」の結果を踏まえ、幸福度の指標として、県民が重視する健康や所得について目標を定め、社会全体の幸福度を引き上げてまいります。

 まず、次のパンデミックに備えた取組。これものすごく大事だと思うんですけれども、これを進めます。パンデミック対応に責任を持つ病院への重点的な病床数の割り当てとか、M&Aなどによる公立病院への病床の集約とか、オンライン診療の充実、そしてワクチンの早期接種体制の整備を行います。また、10月から実施する子ども医療費の18歳までの無料化。これは全国で最も手厚い制度です。それと、これまでの知事ができなかった小児医療センターの再整備。これを進めてまいりたいと思います。新しい小児医療センターと県内各地をオンライン診療で結ぶことで、群馬県全体の小児医療を充実させたいと考えています。こうした取組を他の診療科にも広げて、医療資源の偏在是正にも取り組んでいきたいと思います。

 加えて、今年が最後の開催となった音楽イベント「GBGB」の理念を引き継いで、障害の有無を問わずあらゆる生徒が同じ教室で学ぶことができる「インクルーシブ教育」のモデル校を作って、これを推進したいと思っています。次のスライドをご覧ください。

 3つ目は「ワイズスペンディングと未来投資」です。これまでに引き続き、劣化版東京に陥らないということで、先進的な投資を進めていきたいと思います。ワイズスペンディングの考え方に基づき、職員の知恵、官民の知恵を結集をし、負担を抑えながら最大限の成果を追求していきます。必要な規模のリソースを注ぎ込んで一流のものをつくり上げる。こういう集中投資をしていきたいと思います。1つの例が、前橋市での取組です。地域のにぎわいづくりのために引き続き県庁舎を積極的に活用します。全国で一番高い県庁というシンボルをもっと活かしていきたいと思っています。

 また、2029年の「湯けむり国スポ・全スポぐんま」に向けて、県立新水泳場の整備も行います。新たな水泳場は、県産木材をふんだんに使ったプールとして、長く愛される施設を目指します。

 自動運転時代に向けて、道路などの公共インフラのスマート化も進めてまいります。県庁周辺の道路をトランジットモール化していくということで、歩行者と公共交通機関を優先した空間を目指していきます。加えて、都市の様々なデータのオープン化も進めてまいります。

 前橋市以外の地域でも積極的に展開したいと思っています。例えば高崎市とは、皆さんご存知だと思いますが、堤ケ丘飛行場跡地の活用について、数十年後に実現したい未来を構想していく形で、共同での取組をスタートしています。

 そして、こうした先進投資を進めていくために新たに県庁内に部長級となる「クリエイティブシティ推進監」というものを設置いたします。体制を強化するためです。

 

政策2:新群馬の創造

 続いて、政策2の「群馬県の創造」についてです。こちらも3つの視点で順番にご説明します。スライドをご覧ください。

 1つ目、「リトリートの聖地」です。これまでも何度か申し上げていますが、私は観光と農業こそ群馬県のこれからの勝ち筋だと考えています。温泉や食、伝統文化などの魅力を生かし、心と体を癒す長期滞在型観光の一大拠点を目指してまいります。

 まず、癒しの長期滞在を打ち出した観光の活性化戦略をとりまとめます。1週間以上の長期滞在でゆっくり過ごしてもらう。食事も地産地消で群馬にしかない農畜産物とか山の幸を十分に味わってもらう。DXによって人口減少の中でも、働く人の負担を減らしていきます。各温泉地、各宿泊施設と調整し、数値目標とともに、こうした流れを実現する戦略をまとめたいと思います。

 新たに、ラグジュアリーリゾートの群馬県への誘致も行いたいと思っています。群馬のブランド価値を高め、群馬県を国内外から富裕層がこぞってやってくるような、魅力的な地域に変えていきたいと思います。

 リトリートの聖地に向けて観光基盤も整備してまいります。草津町は思い切った街並みへの投資で投資を上回るリターンを得ています。こうした取組を拡充していきたいと思っています。また、県立赤城公園やぐんまフラワーパークなど、官民共創によって、民間の発想力を生かし、連携して、投資をしていくということで、劣化版東京ではない魅力的な観光拠点というものを構築したいと考えています。

 それから、これも何度も会見で申し上げました。有機農産品によるリトリートの価値向上にも取り組みます。2030年に25%という欧州並みの目標を掲げ、首都圏と世界をターゲットに独自の戦略で、有機農業分野の成長を目指していきます。

 また、農業とエネルギーの問題にも正面から対応し、リジェネラティブ農業の実証フィールドの展開というものも進めていきたいと考えています。

 次のスライドをご覧ください。2つ目、「クリエイティブの発信源」です。アートやコンテンツのみならず、イノベーション等も含めた価値の創出・発信を牽引する企業集積県、人材輩出県というものを目指してまいります。まず、「デジタル人材&クリエイティブ人材輩出プログラム」をとりまとめます。群馬県をデジタル人材とクリエイティブ人材の輩出拠点とする。この流れを作っていきたいと思います。小学生から高校生、そしてフリースクールでの教育プログラムを見直して、柔軟なプログラムを認め、やりたいことに熱中できる教育環境というものを提供したいと思います。社会人に対しては、クリエイティブ分野やデジタル分野でのリスキリングを充実させたいと思います。職業訓練においても、成長産業であるこの2分野向けのメニューや組織に、ここからシフトしていきたいと思っています。

 続いて、「デジタル人材、それからクリエイティブ人材の育成拠点づくり」というものを始めたいと思います。デジタル人材育成において、日本は世界に残念ながら大きな遅れをとっています。そのため、海外で成功しているモデルを群馬県に導入したいと考えています。第1の候補は、アルメニアの、「TUMOセンター」です。「TUMO」は10代の子ども達を対象としたデジタル技術の習得拠点で、フランスやドイツにも展開をしています。来年にはアメリカのハリウッドにもこの「TUMO」の拠点ができます。「tsukurun」との連携とか、新たに設ける実験的な学校とも組み合わせて、群馬県のデジタル人材クリエイティブ人材の育成拠点に育てていきたいと思います。

 そして、県庁では、デジタル&クリエイティブ職というものを創設いたします。2つの分野に強みを持つ人材を新たに採用していきます。

 また、世界的なクリエイティブ&デジタル企業の誘致にも取り組んでいきます。G7デジタル大臣会合や各国商工会議所との関係を生かして、新たな企業とのパイプも引き続き構築していきたいと思います。都心へのアクセス、災害の少なさ、豊富な再生可能エネルギー、新技術の実験場としての魅力、こういうものが群馬にはあります。こうした優位性を生かして、取組を加速させていくつもりです。

 次のスライドです。「レジリエンスの拠点」です。地震、水害、パンデミックなど、自然条件としてのレジリエンスがもともと高い群馬県ですけれども、防災・減災の取組を進めることで、社会インフラのレジリエンスを高めてまいります。さらに、新たな取組を積極的に行うことで、災害レジリエンスNo.1、レジリエンスの拠点としていきます。まず、災害対策の集中投資を継続するとともに、レジリエンスの最先端の取組を群馬県で行います。ここでの会見でも発表しましたが、すでに首都直下地震時の医療面でのバックアップに向けた連携を政府と進めています。加えて、核シェルターの整備についても政府と連携して、早急早期に建設に着手できるように努力をしたいと思います。加えて、社会インフラを持続的に運営していくため、インフラメンテナンスの産業化も進めていきたいと思います。施設の老朽化状況の把握とか、日々の点検長寿命化、そして社会変化に対応した改修など、インフラのメンテナンスというのは実は成長余力がすごく大きい分野だと思って注目しています。ドローンとかAIなどのデジタル技術を生かして、これを産業化することによって、群馬県の主要産業の1つに育てていきたいと考えています。

 

政策3:群馬モデルの発信

 最後に、政策3の「群馬モデルの発信」についてです。スライドをご覧ください。群馬モデルの発信に重要なポイントを3つ挙げたいと思います。1、県外から多様な人材を受け入れ群馬を開く。2、課題解決先進県として独自の解決策を群馬で作る。3、知事が先頭に立って成果を発信し、他県や国を群馬から動かす。この3つです。つまり、新たな発想と行動が重要になってきます。今回は特に他県にない創意工夫をもって群馬で作るを実践している「グリーンイノベーション」と「全県リビングラボ」の取組を中心にご説明をしたいと思います。

 まず、「グリーンイノベーション」です。群馬県は水力や太陽光と、バイオマスなど再生可能エネルギーの高いポテンシャルがあるにもかかわらず、電力事業に対する再エネ比率が全国13位にとどまっています。そのため、この再エネ比率を2050年に100%に高めていくための「グリーンイノベーション計画」というものを年内に策定させていただきます。

 あわせて、林業改革も進めます。林業改革のポイントは需要の創出と、それから生産体制構築の2つです。需要創出では、群馬県が作る新たな建築物は、県産材による木造を原則にしたいと考えています。群馬県だけでなく、市町村や企業とも連携して、県産材を使った木造建築物づくりを促していきたいと思います。生産体制の構築については、大規模な製材工場への補助制度というものを創設したいと思います。木材価格の大半を占める加工費と輸送費を下げることによって、林業が活性化していく好循環を生み出していきたいと思います。

 これらの取組には、群馬県内の事業者に県有の水力発電で生み出した再エネ電力を使ってもらう。ここでも発表しました「地産地消型PPA群馬モデル」、パワーパーチャスアグリーメントですね。これで生み出した財源を活用したいと思っています。次のスライドをご覧ください。

 次に「全県リビングラボ構想」です。技術の進展や社会経済の変化によって、従来の規制やルールが古くなっています。こうした規制を改革し、これからの時代に合わせることで新たなサービスとか、スタートアップ企業が生まれていきます。そこで、群馬県では新しい規制改革の取組を進めたいと考えています。群馬県に強みがあって、将来有望といえる、例えば再エネ、MaaS、農業、教育、こういう分野について群馬県が民間企業の伴走支援を行いながら、一緒に新たなサービスを作っていきたいと思っています。仮に、従来の規則やルールがそのサービスの障害となった場合は、群馬県がその企業に代わって所管する行政機関と連携し、新たなルールづくりを目指していきます。

 また、この「全県リビングラボ構想」を実施するため、市町村や各地域の企業と連携し、実験的な取組をどんどん行っていきたいと思っています。この「全県リビングラボ」という話をした時に、さっきのことを思い出していただきたいんですが、群馬県が目指す姿は大きく胸襟を開いて、新しい考え方、新しい人をどんどん取り入れて、ここで、世界最先端の地方行政のまさにモデルを作って、それを実践して発信するっていうことなんですよね。やっぱり、最近群馬県すごく元気だって言われています。いろんな見方があるかもしれませんが、これはもう皆さんも感じていただいていると思うんですよね。宇留賀さん(副知事)ともしっかり力を合わせて、ずっとトップセールスをやってきた。その成果が6月末の、例えば宅配最大手のヤマト運輸との協定、さらには、KDDIグループとの協定、こういうものに繋がっていると。群馬県なら新しい実証ができるんじゃないかと、群馬県なら元気だからいろいろな新しい試みを応援してくれるんじゃないかと、こういう雰囲気を作ることがとても大事なんです。OECDが群馬県に声かけてきたのは、何かよく分からないけれど、群馬県知事がやけに元気だからという理由ですから。やはりこういうムードを作っていくことが、群馬県の野望を進めていくための大きな力になるんじゃないかなと思います。

 ちょっと長くなりましたが、せっかくお集まりいただいたので、今お話ができる、この2期目に向けての知事としての政策、主な政策についてご説明させていだきました。もう1回言いますが、これをもう1回ちょっとまとめ直して、さらに進化したものを、しっかりとまた示していきたいと思います。

 基本理念は何度も言いますが、新・群馬県総合計画ビジョンに掲げた、「誰一人取り残すことなく、すべての県民が自ら思い描く人生を生き幸福を実感できる自立分散型社会の実現」です。これは2期目においても、変えることはありません。この実現のために、引き続き市町村との連携、県議会との信頼関係の構築を図っていきたいと思っています。

 新しい群馬県の創造はまだ道半ばということで、県民が誇りと幸福感を持てる社会の実現に向けて、これからの4年間も全身全霊で取り組んでまいりたいと思います。

 ぜひ県民の皆さまにも、力を貸していただきたいと思います。ぜひ県民の皆さん、この山本一太の新しい時代の群馬県を作るための挑戦に引き続き参加をし、またお力を与えていただければ幸いです。

 私からのプレゼンは以上にさせていただきたいと思います。皆さんから何かご質問があればお受けしたいと思います。

質疑応答

●政策の優先順位について

(記者)

 知事、再選おめでとうございます。幹事社から質問させていただきます。

 政策をいくつも聞かせていただきましたが、投資というと長くかかるものもあれば、比較的着地の早いものもあろうかと思いますけれども、今ご紹介いただいた中から、比較的早く成果が出そうだ、もしくは着地できそうな優先順位の高いものを、1つ2つ挙げていただけると大変助かります。

 

(知事)

 どういう優先順位にしていくのか、今記者さんがおっしゃったことはとても大事だと思うので、どのくらいまでに政策を実施していくのかというのは、もう1回よく担当部局とも打ち合わせていきたいと思います。

 まず、すぐに着手するのは、こどもまんなか推進監の設置。これはまず急いでやりたいと思っています。

 その他の政策もすでに着手しているものも多いので、これをできるだけ加速していくということかなと思っています。

 

●推進監の新設について

(記者)

 ご説明の中に、推進監を2つ新設するというお話がありましたけれども、時期的な目処を教えていただけますか。

 

(知事)

 これはまだはっきり決まっていませんけれども、できるだけ早く。時期的なものもあると思うんですけど、それはやはり皆さんのご了解を得てからと思っていますので、できるだけ早く設置したいと思います。

 

(記者)

 それは、庁外の方も候補に入れてということですか。

 

(知事)

 それもこれからよく考えますけれども、あまり中だけにこだわらずに考えたいと思います。新しいポストとして新設したいと。年度の途中ということはありますが、国の動きも早いので、これに合わせて新設をしたいと思っていますので、もう1回言いますが、いつまでというのは言いにくいんですけど、できるだけ早く新設したいと思います。

 

●県道354号街路樹の枯死について

(記者)

 政策のご説明からは外れてしまって恐縮なんですけれども、太田市の国道354沿いの大手中古車販売センター前の街路樹が枯れていた件につきまして、埼玉や名古屋等でも同様の状況があったことが明らかになっています。

 埼玉県や名古屋市の方では、業者に対して聞き取りを要請するなどの状況ですけれども、群馬県は被害届を出していますが、この受け止めや具体的な対応について、お考えがあればお聞かせいただけますか。

 

(知事)

 まずは担当部から話をさせていただいて、その後コメントします。

 

(道路管理課長)

 太田市の国道354号における街路樹の枯死の関係ですが、去年の8月にですね、街路樹が枯れていることを確認して、県では、除草剤の可能性もあるということで土壌調査を行い、そして除草剤の成分が検出されました。除草剤によって枯死した疑いが強いということで、去年の11月に警察へ被害届を出しました。今、捜査をお願いしているというところです。今後の捜査の結果を待ちまして、適切に対応してまいりたいと考えております。

 

(知事)

 今申し上げたとおり、県としてもしっかり問題意識を持っているので、ご存知のとおり、11月に被害届を出しているので、捜査の結果を待って対応を決めたいと思います。しかし、しっかり関心を持っています。

 

(記者)

 そうすると、県内には他の事例はないということでよろしいでしょうか。

 

(知事)

 そこいかがでしょうか。

 

(道路管理課長)

 県道沿いに同じような店舗はありますけれども、その前にはもともと街路樹を植えていませんので、同じような事例はございません。

 

●投票率の向上について

(記者)

 当選おめでとうございます。また4年間よろしくお願いします。

 投票率全体では3割を切ってしまいましたけれども、その中でも館林でですね、スーパーや商業施設の割引と、商業施設への期日前投票所の設置を合わせてですね、前々回、2015年の選挙よりは2.2ポイントほど投票率が上がったというような取組もありました。このような取組を全県でやってもいいのかなという気もするのですが、その辺りはいかがでしょうか。

 

(知事)

 今記者さんがおっしゃった点については県としても注目をしていて、館林の取組で、期日前投票が4年前の参院選と同日だったときとほとんど変わらなかったということで、やっぱりそのインセンティブは必要だと思うんですよ。

 さっき申し上げたとおり、最も関心が低かった理由は、最初からワンサイドゲームだとみんなが分かっていたからなんだけど、その中でも、(4年前と)同じだけの人たちを期日前投票に引き付けたというのは、何らかのインセンティブがすごく効くんだと思って、これは県としても参考にして、どんな対応ができるのか、どんな対応を市町村に呼びかけられるのかということは考えたいと思います。

 これは、県がやるというか、例えば、とりせんさんの試みなんかは民間のご協力ですよね。どういうやり方で進めていくかはよく考えないといけないかなと思っています。

 ちょっと反省しているのは、選挙は全力で頑張って1%の後悔もないのですが、投票率を上げるということについては、いろいろ方法を考えたんだけど、あんまりやると何か自分のためにやっているみたいに思われてしまうので、考えてみたら、投票率を上げるということは、みんなのためになることなので、そこはもっと逡巡しないでやればよかったなというのもあるので、もう自分の選挙ではなくなったから、特に、今言ったようなヒントも含めて、ちょっと考えてみたいと思います。いろいろなところと相談したり、連携したりしながらすることによって、結構効果の高い対策になるかもしれないと思っているので、しっかり検討したいと思います。

 

●庁議での話題について

(記者)

 庁議ではどんなお話をされたのでしょうか。

 

(知事)

 庁議は内々のメンバーなので、結構思ったことをいろいろ言うものですから、あまり全部明かさない方がいいかなと思うんですけども、皆さんに言ったのは、自分が現場を回った感触で、そこで例えば、養豚農家の人が、「一太君が知事じゃなかったら、もう今頃養豚農家はできてない。よかったなあと、みんなで言っているんだ」という話があったりとか、あるいはワクチン。ワクチンのことは、本当にみんな感謝してくれているんですよ、Gメッセの。群馬県で早く受けられてよかったとか、そういうポジティブな反応はみんなに伝えました。

 投票率が低かったということはあるんだけど、得票率も上がったし、4年間、皆さんに頑張っていただいてやってきたことは、ちゃんと県民から評価されていますという話もしました。

 ちょっとまだ細かく分析していないんですけども、また今回も投票日の日に、NHKが出口調査と一緒に世論調査をやっていて、山本県政の評価は8割を超えていたと思うんですよね。こういうのもよくまとめてみたいと思いますが、そういうこともしっかり幹部の皆さんには伝えたいと思っています。

 

●2期目の政策について

(記者)

 スライドで説明いただいた政策ですが、基本的には2期目に必ず取り組むという・・・

 

(知事)

 政策集としては出しているんだけど、最初の記者会見だから、どういうことを目指していくかということはここでちょっと申し上げようと。もちろん選挙の公約は出しているわけですよね。それをもうちょっと体系的にしてご説明しようと思ったので、今の段階の説明をさせていだきました。

 さらに分かりやすく進化させて、もうちょっと分かりやすいプレゼン資料にしたいと思います。

 

●副知事人事について

(記者)

 宇留賀副知事と津久井副知事の任期も近づいてきています。2人の人事について何かお考えがあれば。

 

(知事)

 これはまだ現段階ではなかなか発表できないので。いろんなところと確認をしなくてはいけないと思うんですけど、現段階でその話はできないんですけど、1つはっきりしていることは、この2人の副知事には本当によくやっていただいて、とても感謝しています。

 宇留賀さんみたいな副知事は全国どこにもいないと思う。何て言うのかなあ、頭のいい人はいっぱいいるんだけど、こんなケミストリーがあって、私のペースに付いて来られる人って世の中いないですよ。一緒に出張してもらえば分かるけれど、普通の人は付いて来られない。宇留賀さんはぴったり伴走してくれるからね。だから、余人を持って代えがたいと思っていることは言っておきたいと思います。

 それから、津久井さんにはもう本当によくやっていただいているので、この人の英知がないとやっていけないと思っています。

 この後のことは今の段階では言えないけど、この4年間はですね、本当によく助けていただいたので、知事として僭越ながら点数を付ければ120点じゃないでしょうか。そこまではお話したと思うんですけど、その後の人事はまだ現時点で発表できません。

 

●岸田総理の来県について

(記者)

 岸田総理が全国行脚している中で、8月上旬にも群馬県に来るかもしれないんですけれども、首相来県の際には知事はご同行とかご予定はありますでしょうか。意見交換から。

 

(知事)

 これね、新聞の記事みたいのは確かあったかな。ちょっと国からまだ詳細な情報が来ていないんです。だから、現時点でちょっと細かいお答えは差し控えたいと思います。

 

●国道354号の街路樹の枯死について

(記者)

 太田市の街路樹枯死の関係で、太田土木事務所によりますと、誰が何のためにやったのか不明の状態だったので、年度内に新しく街路樹を17本植えるつもりのようなんですけど、いろいろここ2日間ぐらいで新しい状況が出てきて、全国のビッグモーター前で枯死していたということに加えて、和泉新社長が、「今のことではないとは思うが」という前置きした上で、雑草を抜くために除草剤を利用して、街路樹に影響を与えたこともあると思うと会見でおっしゃっていました。ちょっと状況が変わってきたかなと思いますので、そのまま税金での街路樹を植えてしまっていいのかなという疑問がちょっとあるのと、そういうビッグモーターの会見について、どのような見解をお持ちかお聞かせください。

 

(知事)

 さっき申し上げたとおり、捜査中なので、やっぱり捜査の結果を見て対応するということです。もちろん高い関心を持っていますし、そうでなければ被害届を出していないので。まず捜査の結果を見てから対応させていただこうと思います。

 

(記者)

 公共のお金で植えた街路樹が枯れたということで、和泉新社長の話からすると、ビッグモーターの対応が影響しているのかもしれないんですけど、そこら辺は何か・・・

 

(知事)

 もう1回言いますけど、捜査の中身を見ないと。お聞きしていることは分かるんですけど、捜査の中身をしっかり見た上でコメントしたいと思います。

知事メッセージ

 それでは最後に、知事として、県民の皆さまにメッセージをお伝えしたいと思います。

 おかげさまで2期目の当選を果たすことができました。この4年間は本当に苦しい4年間で、新型コロナ、豚熱、災害、鳥インフル等々本当に様々な試練に見舞われましたが、県民の皆さん、お一人お一人のご協力もいただいて、何とか乗り越えてまいりました。 これまでずっと皆さんを守り抜くことにしっかりと注力をしてまいりました。これからもそれは当然なんですけども、ここからは少し攻めていきたいと。

 群馬県をもっともっと輝く場所にできるように、いろいろな政策がこれから実現していくという、このプロセスをですね、ぜひ県民の皆さんにお見せしたいなと思っています。

 暑い日が続いています。選挙中もですね、やっぱり夏に選挙をやるのは間違いじゃないかと改めて思いました。危険でした。なおかつ、選挙が終わったらもっと暑くなったので、今やっていたら人が倒れたんじゃないかと思うような、非常に危険な気候も続きますので、ぜひ皆さん、外出の際には気をつけていただきたいと思いますし、夏バテをしないようにですね、ぜひ体調には気を付けていただきたいと思います。

 私はいろいろ欠点も多いですし、間違ったことはしっかり反省し、またいろんな方々の声にも耳を傾けていかなければいけないとは思いますけれども、やっぱり自分のいいところは明るいところだと思うので、いろいろ大変なことがあってもですね、やっぱり明るい未来を見ていくと。将来に希望を見ていくと。将来に希望が見える、そういうメッセージを県民の皆さんに発信していけるような知事になっていきたいと思います。

 次の4年間も、全身全霊で頑張ります。県民の皆さまのご協力を重ねてお願いして、再選後最初の会見を終わりたいと思います。

 記者の皆さんには、今日も最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。引き続き定例会見を続けますので、よろしくお願いいたします。以上です。

 

( 以上で終了 )
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。