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第10回定例記者会見要旨

更新日:2020年6月11日 印刷ページ表示
  • 日時 令和2年6月11日(木曜日)午後3時7分~4時5分
  • 会場 記者会見室
  • 出席者 県:知事、副知事ほか
    記者:記者クラブ所属記者等 18人
  • 記録作成 秘書課(報道係)

 令和2年6月11日定例記者会見動画(You Tube)<外部リンク>

 モニター資料(PDFファイル:541KB)

会見要旨

知事冒頭発言

発表項目

1.警戒度の引き下げ
2.県民への要請
3.事業者への要請
4.学校の再開
5.感染症対策事業継続支援金
6.直滑降ストリームの告知

 それでは、会見を始めさせていただきたいと思います。
 警戒度2への引き下げを行ってから、おおむね2週間が経過しました。県内の経済社会活動も徐々に再開してきている状況です。私自身も昨日、「愛郷ぐんまプロジェクト~泊まって!応援キャンペーン~」、5千円の宿泊補助を使ってですね、四万温泉に泊まってまいりました。今日は、四万温泉の旅館からこの県庁に出勤させていただきました。先週末も、生まれ故郷の草津温泉に一泊し、温泉地の様子を直接見てまいりました。
 草津温泉では、現職の黒岩町長にも直接会ってお話を伺いましたが、このキャンペーンの実施直後から、湯畑等にも急にお客さんが増えたというお話をされてました。私も、温泉で何人かの旅館の関係者の方とお話をしましたけれども、昨日は平日だったにもかかわらず、施設によっては満室の宿もあるというふうに伺いました。実際に温泉街を歩いても、観光客の方々が、少しずつ戻ってきているということを実感いたしました。早速、この「愛郷ぐんまプロジェクト~泊まって!応援キャンペーン~」が効果を発揮しているということをですね、実感した次第です。また、観光客を受け入れている宿泊施設、観光施設においては、かなり徹底した感染防止対策というものを講じていただいています。その真剣かつ懸命の努力には頭が下がる思いがいたしました。皆さまのご協力に改めて感謝を申し上げたいと思います。そして、冒頭、県民の皆さんに、ぜひですね、この宿泊5千円補助、この愛郷プロジェクトを活用していただいて、県内の観光地に宿泊していただくようにお願い申し上げたいと思います。
 先ほど申し上げたとおり、各温泉地の宿泊施設、ホテルも旅館も民宿も感染対策については、かなり気を使っていただいています。感染のリスクは、もちろんかなり下がっていると思いますが、それでも観光客の皆さん、県民の皆さまにはですね、手洗いとか、マスクとか、こうした感染予防対策については、しっかりと講じていただいて、その上で存分に群馬県内の自然とか温泉を堪能していただきたいと思います。
 何度も申し上げてるとおり、このキャンペーンは、もちろん県内の観光事業者に対する支援でもありますが、もう1つの目的は、この機会に県内の観光地に泊まることによって、今まで知らなかった地元の魅力というものを再発見していただきたいと、こういう思いもあります。私自身も草津温泉に久々に一泊し、四万温泉に一泊し、改めて群馬県が、いかにいいところかということを体感いたしました。もう一度申し上げますが、30万人泊、これも先着ということになっておりますので、ぜひ皆さんには、この制度を使って、群馬県の観光地に泊まっていただきたいと思います。今日、報道関係者の皆さんもおられますけれども、群馬県民ではないと、この割引が使えませんけれども、県民だったら誰でも、かなり簡単にですね、この制度を使えますので、観光地に出かけて一泊をしていただければと思います。

1.警戒度の引き下げ

 さて、今日まず、警戒度の引き下げについてですね、お話をしたいと思います。本日、警戒度引き下げの判断を行うために、13回目の群馬県新型コロナウイルス感染症対策本部会議というものを招集いたしました。まず、その結果についてご報告を申し上げたいと思います。
 最初のスライドをご覧ください。対策本部会議での協議を受け、群馬県では、「社会経済活動再開に向けたガイドライン」に基づいて、明後日、6月13日、土曜日の0時から、警戒度1へ移行することを決定させていただきました。警戒度1=コロナ以前の生活に戻るということではありません。しかしながら、行動の制限というものは、かなり限定的なものとなります。何とかここまで、警戒度を引き下げることができたと、これは県民の皆さまのご協力があったからに他なりません。知事として改めて、そのことに感謝を申し上げたいと思います。
 次のスライドをご覧ください。今回の決定に際して、我々が判断基準の1つにしている客観的な数値、これはスライドでご覧になっているとおりです。直近の2週間で新たに2人の感染があったものの、全ての項目で基準をクリアした状態です。もう1つの判断基準である総合的な状況についても、本部会議において議論させていただきました。東京都の感染状況などは引き続き注視する必要があると考えています。今日も確か20人以上の新たな感染者が見つかったというニュースを、先ほど聞きましたけれども、しかしながら全体として見ればですね、条件を満たしているということを確認させていただきました。
 次のスライドをご覧ください。医療の提供体制については少し補強させていただきたいと思います。病床については、現在170床を確保、運用しておりまして、稼働率は4.1%ということになっています。第2波に備えて、280床を運用できるように、今、準備を進めているところです。さらに、宿泊療養施設についてですが、目標としていた1,300室の確保はすでにできています。また、PCR検査体制についてですが、PCR検査センターの増設によって、1日の検体採取能力が121件まで増えました。さらに、唾液による検査の導入なども含めて、地域の医師会と連携し、より多くの検査ができるように体制整備を進めていきたいと思います。

2.県民への要請

 それでは、警戒度1になったことで、どんな活動ができるようになるのか、そのことを説明させていただきたいと思います。まずは、県民の皆さまに要請する行動基準についてです。スライドをご覧ください。外出に関してですが、高齢者や基礎疾患のある方など、いわゆる、ハイリスクを抱えた方々への外出自粛要請は解除させていただきます。これですべての方が制限なく、他の府県との往来ができるようになります。ただし、皆さんご覧のとおり、スライドで1カ所だけ△が残っています。この△は、6月18日の木曜日までは、東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県及び北海道の5都道県について、不要不急の移動は慎重に行っていただきたいと、こういう意味です。通勤や通学などはもちろん可能とさせていただきますが、不要不急の往来は、こうした地域に対しては、引き続き自粛をしていただきますようにお願いをしたいと思います。これは、国の基本的対処方針を踏まえ、群馬県として決定したものです。6月19日の金曜日には解除できる予定にしていますが、今後の状況も注視し、さらなる対応が必要な場合には、改めてお知らせしたいと考えています。
 次に観光についてです。スライドをご覧ください。先週の記者会見でもお伝えをいたしましたが、6月18日の木曜日までは、県内での観光、いわゆるマイクロツーリズムを引き続き促進していきます。その後、6月19日の金曜日からは、8月1日の全面解除に向けて、県をまたぐ観光も徐々に再開していくという方針です。従って、県としては、7月中は、先ほど申し上げましたが、県民の皆さまにぜひ、「愛郷ぐんまプロジェクト~泊まって!応援キャンペーン~」を活用いただき、県内観光地を応援していただくようにお願いしたいと思います。なお、群馬の温泉地のPRの一環として、一昨日、YouTubeのtsulunosのチャンネルで、私の草津温泉訪問の様子を撮った動画をアップをさせていただきました。昨日の四万温泉の様子も近日中にアップする予定です。引き続き、群馬県の観光地の魅力を発信していきたいというふうに考えています。
 次のスライドをご覧ください。以前からご紹介している、NTTドコモのビッグデータ分析によると、キャンペーンがスタートした6月5日金曜日から7日日曜日までの3日間、草津温泉、伊香保温泉の人出は、感染拡大前と比べると、まだ4~5割程度ということで厳しい状況です。感染拡大中はですね、もうさらに落ち込んでいたということを考えると、相当健闘してきたのかなという感じはしています。ただ、対前週比、前の週と比べると、草津温泉で20.9%、伊香保温泉で44.3%の増加となっています。草津は、人出ということで言うとですね、このデータよりも、もう少し多くなっているのではないかということは感じました。キャンペーンが行われる前の日まで、黒岩町長によればですね、いつも人が大勢いる湯畑が閑散としていたと。昨日から急に人が増え始めたと言っているので、もうちょっと草津温泉については、私の体感では人が出ているのではないかというふうに思っています。さらに、主要4大温泉、草津温泉、伊香保温泉、四万温泉、水上温泉、この112の施設に対して、現在の予約状況について聞き取りも行っています。6月10日の水曜日の時点で、キャンペーン利用と思われる予約が、すでに約2万5,000人泊分入ってきているというふうに伺っています。あくまで、一部施設なので、実際にはさらに多くの予約が入っているのではないかというふうに考えています。なお、データによればですね、先ほど申し上げた、草津で20.9%、伊香保で44.3%の増加となっているというふうに申し上げましたが、人出の9割以上は県民の方々ということで、キャンペーンにより一定の効果が出ているものというふうに推察ができると思います。あくまで一部施設の聞き取りで、約2万5,000人泊分程度入ってきたという話ですので、実際にはさらに多くの予約が入っているのではないかというふうに考えています。今後も多くの県民の皆さまに、このキャンペーンをご利用いただき、コロナ疲れを癒やしていただきたいというふうに思っています。ぜひ早めのご利用をお願いしたいと思います。
 なお、県の助成分、1人泊4千円ですね。これについては、宿泊施設にご負担をかけないように、キャンペーン終了を待つことなく、申請をいただいたものから順次、迅速に宿泊施設にお渡しをしていくという方針です。
 次に、イベントの開催についてもご説明したいと思います。スライドをご覧ください。国の対処方針も踏まえて、まずは、1,000人以下のイベントから開催可能とします。その後、7月10日からは5,000人、8月1日からは上限なしということになります。段階的に人数上限を緩和していく予定です。なお、屋内のイベントについては、参加者の人数を、会場の収容定員に対して半分以下とすることにします。また、屋外のイベントでは、人と人との距離を十分確保していただくこともあわせてお願いを申し上げたいと思います。

3.事業者への要請

 続いて、事業者の皆さまに対する要請についても、整理をさせていただきます。次のスライドをご覧ください。警戒度2の段階ですでに全施設への休業要請は解除しています。これに加えて、警戒度1においては、これまで禁止とさせていただいていた高齢者施設や病院での面会も、施設側の判断により可能としたいと思います。ただし、引き続きオンラインでの面会というものを優先的な選択肢としてご検討いただきたいと思います。また、面会を行う際には、時間・人数の限定とか、面会場所の消毒などの様々な感染防止対策を徹底していただくように重ねてお願いをしておきます。

4.学校の再開

 続いて、段階的な学校の再開についてもご説明させていただきます。スライドをご覧ください。県立学校については、6月1日から週2~3日の分散登校というものを実施してまいりました。これまで大きな混乱もなく再開できています。来週15日の月曜日からは、児童生徒を午前と午後のグループに分けるなどした上で、週5日の登校を可能としたいと思います。その後は、県内の感染状況や各学校の実情に応じて、通常登校に移行させていきたいと考えています。また、自粛を、これまでお願いしていた部活動についても、3密を防ぐ工夫をしていただいた上で再開することとしたいと思います。市町村立の小中学校においても、万全の感染症防止対策を講じた上で、地域の実態に応じて、分散登校するなど、段階的に学校再開していただいているというふうに伺っています。今後の通常登校を見据えて、各市町村とも連携をしながら、子どもたちの生活面や学習面の課題に対して、引き続き適切に対応してまいりたいと思います。
 以上、警戒度1への移行についてご説明させていただきました。今回の決定によって、群馬県独自のガイドラインで定める警戒度としては、最も低いレベルに移行することになります。今後は、コロナウイルス感染を管理しつつ、経済社会活動を行っていくという、ニューノーマルを実践していくことになります。今、群馬県内は比較的落ち着いた状況が続いておりますけれども、他の都県では、新規感染者の増加、クラスターの発生なども報告されております。今後も、第2波への警戒を怠ることなく、県内や都内の感染状況を注意深くモニタリングしていきたいと思います。万一、感染が再び急激に広がるような事態が発生した場合は、2週間を待たずして、迅速に警戒度移行の判断を行う可能性もあります。いずれにせよ、状況に合わせて臨機応変に対応していきたいというふうに考えております。
 次のスライドをご覧ください。繰り返しになりますけれども、県民の皆さまには、警戒度1に移行した後も引き続きマスクの着用、手洗い、3密の回避といった、新しい生活様式の実践をお願いしたいと思います。以上、警戒度の移行について発表させていただきました。

5.感染症対策事業継続支援金

 その他として、感染症対策事業継続支援金の申請・支給についてご案内をさせていただきます。次のスライドをご覧ください。休業要請や営業時間の短縮等にご協力いただいた事業者の皆さまへの支援金である感染症対策事業継続支援金の申請の期日が近づいてまいりました。当支援金については、5月13日水曜日から申請の受付を開始しました。これまでに9,600件以上の申請をいただいています。申請数は徐々に落ち着いてきているものの、直近の1週間でも1,138件の申請がありますので、まだ申請がお済みでない方が一定数いらっしゃるのではないかというふうに思います。来週の6月15日の月曜日が申請の期限となりますので、ぜひお早めの手続きをお願いしたいと思います。

6.直滑降ストリームの告知

 最後に、「直滑降ストリーム」について発表したいと思います。スライドをご覧ください。明日の6月12日金曜日の夜、「直滑降ストリーム」のライブ配信を行います。先週金曜日には、西村康稔経済再生担当大臣にご出演いただきました。ライブ配信は、多くの方にご覧をいただいておりますし、大きな反響もいただいています。知事就任以来3回目にあたる今回は、河野太郎防衛大臣にご出演いただきます。もちろん、オンラインでの出演ということになりますが、災害対応、新型コロナウイルスへの対応、あるいは外交問題についても意見交換をさせていただきたいと考えています。放送は、今申し上げたとおり、明日6月12日金曜日、20時から30分程度ということになります。群馬県の動画配信スタジオtsulunosからのライブ配信を予定しています。「直滑降ストリーム」にこうして、現職の閣僚をお招きをするということは、知事として非常に意味があるというふうに思っています。まずですね、この「直滑降ストリーム」を通じて、県民の皆さんに県政というものを身近に感じていただくということもありますし、現職の大臣に群馬県のことをよく知っていただくということも大きな意味がありますし、群馬県の課題もそこでお伝えしたいというふうに考えています。いずれにせよ、このtsulunosでの「直滑降ストリーム」の発信を通じて、群馬県のブランド力、発信力を高めていくということがですね、極めて大事だと思っています。国会議員時代と同様に、私が自ら企画を練り上げ、キャスターを務めるということにしたいと思っています。この後ですね、河野大臣が出演され、高市総務大臣もですね、日程調整中ですが、ご出演が決まっています。現職の閣僚だけではなくてですね、これから、例えば県内の市町村長とか、あるいは有識者とか、さまざまな分野で活躍している方々もですね、「ぐんま縛り」ということで、ご支援をしていただいて、色んな発信をしていきたいというふうに思います。明日の河野大臣との対談は、ぜひ県民の皆さんにご覧いただきたいというふうに思っています。
 私からは以上です。何かご質問があればお聞きしたいと思います。

質疑応答

(記者)
 まず警戒度の引き下げについてなんですけれども、先ほどお話の中でも、コロナ以前に完全に戻るわけではないというようなお話があり、新しい生活様式ということでも、ご案内があったところなんですけれども、警戒度1、1番低いレベルっていうことだけが先行してしまうと、やっぱり安心してしまうような、緩んでしまうような部分もあるかと思うのですが、今後、警戒度1において、生活面ですとか、仕事を行っていく面でですとか、1番、何に警戒をしなくちゃいけないのか、お考えがあればお聞かせください。

(知事)
 何度もこの会見で申し上げてるとおり、新型コロナウイルスについては、わかってきたことと、まだわかってないことというのが、あると思うんですね。ですから、何度も申し上げたとおり、知事として、1番考えなければいけないのは、感染防止の知見とか経験則を積み上げることだと思うんですね。そういう意味でいうと、「群馬県の5日間」に、他県にはない独自のいろんな試みをやってきました。それは、新しい生活様式にも繋がることだと思ってます。
 ですから、例えば休業要請をやらせていただいたわけですけれども、これは、ほとんどすべての施設で解除していますが、その代わりに100を超える県内の業界と独自に覚書を結んで、ガイドラインもしっかり作ってもらっていますし、今回の旅館、ホテル、民宿を含めた宿泊施設についてもですね、この観光支援キャンペーンに登録していただく条件として、観光3団体が作ったガイドラインを守っていただくということにしてますので、こういう意味でも、少し観光業界の方々にも、しっかりとした意識を持っていただいていると思います。
 ですから、全体として県内の事業者、あるいは施設は、3密を防ぐとか、感染のリスクを低下させるような対応をとっていただいてると思うのですが、しかし、それはそうとしてですね、今、記者さんが、おっしゃったように、新型コロナウイルスは根絶されたわけじゃありません。今日も東京で20人以上の新しい感染者が見つかっていると。こういうことはですね、しっかり我々は頭に置きながら、一人一人ができる感染予防対策、これは、まさしく新しい生活様式と呼べるものだと思いますが、マスクを付けるとか、あるいは、頻繁に手洗いをするとか、あるいは、3密の(回避)条件が整わないようなところには行かないようにするとか、こういうことを一人一人にしっかりと実践していただければ、新型コロナウイルスとのウィズコロナの世界でしっかり社会経済活動を続けていけるんじゃないかと考えています。

(記者)
 今のお話の中でも東京都の話が出ましたけれども、まだ、なかなかゼロになるっていうのは難しいのかもしれませんが、依然として二桁の感染者が出ているような状況です。
 今回の警戒度の引き下げにあたって、東京都の状況というのはどのように評価をされたんでしょうか。

(知事)
 東京都の状況は、ある程度落ち着いてるというか、別に数がものすごく増えてるわけじゃないと思うんですけれども、改めて、本当にこの新型コロナウイルスは一筋縄ではいかないと、かなりしつこいですよね。こういうことを改めて痛感をしました。
 しかしながら、東京都の情勢については、これからもしっかりウォッチしていくっていうことではあるのですが、客観的基準と総合的な判断の基準との全体を見たときに、今の東京都の流れを踏まえてもですね、警戒度2を1に下げるということについては、全体としては問題がないだろうと、こんなふうに判断をしています。ただ、東京都の状況は、これからも、警戒を怠らずにモニターしていきたいと思います。

(記者)
 そうしますと6月19日からですか、国の対処方針では、東京都などの5都道県との往来も認められることになるわけなんですけれども、それについて、例えば東京都の状況が悪いように変化するようなことがあれば、県として独自にですね、東京都との往来について、全面解禁をもう少し先延ばしにするとか、そういった対応というのもあり得るということなんでしょうか。

(知事)
 その可能性はゼロじゃないと思います。
 まずは、県内の感染拡大をしっかり抑えると。今まで、ずっと落ち着いてきているので、これをしっかり警戒度が1になってもやっていくということとですね、東京の状況をモニターするということなんですけれど、東京でものすごく急激な変化みたいのがあればですね、それに応じて、いろんな選択肢を考えるケースは、もちろんあり得ると思います。ただ、このまま何とか東京で感染を抑えてもらえればですね、いいなというふうに考えています。

(記者)
 次に、観光キャンペーン、愛郷キャンペーンについて、お伺いをいたします。
 約1週間の期間が経ったということなんですけれども、まだ全体的な利用実績の数字ですとか、地域別の状況ですとか、申請状況というのは、まとまっている状況ではないということなんでしょうか。

(知事)
 これは後でまた補足があれば、産業経済部長から答えてもらいたいと思いますけれども、旅館の実績って、たぶん1週間ごとに出してるんで、そんなに簡単に総計の数字が出てきてないってことは、あるんだと思うんですけれど、その中でも例えば1つの基準で言うと、さっき言った、移動のビッグデータから言うと、草津とか伊香保も増えていると。少なくとも草津温泉、四万温泉には行ってきましたので、明らかにキャンペーン前とキャンペーン後は違います。ですから、徐々にお客さんが戻りつつあるのかなというふうに思います。
 今週末には、伊香保温泉にも行ってまいりますので、その状況も聞きたいと思いますが、観光関係者の中にはですね、特に旅館ホテルの関係者の方々は、キャンペーンが始まった後に、やっぱり予約はすごく増えてるとおっしゃっているし、予約の状況だけは、少なくとも3日間は、少し鬼形(産業経済部長)さんに、いろいろと苦労してもらって、数字を出してますので、2万5,000人泊ぐらいですかね。これ、もっと私の感覚ではあると思います。調査した施設だけで2万5,000人泊増えてるということなので、これには手応えを感じてます。
 ただ2カ月間続くものですから、まだまだ県民の皆さんの中には本当に観光地に行っても大丈夫なのかっていう気持ちの人もいると思うので、そういう意味でいうと、知事として観光地をしっかり回って、大丈夫ですよということを訴えて、県民の皆さんの背中を押していきたいと思ってます。

(記者)
 ご自身で草津ですとか、四万温泉を回られたときに、やっぱり何て言うんでしょう、ためらいというか、後ろめたさみたいなものを県民の方からお感じになることがありましたですか。

(知事)
 後ろめたさとか、ためらいっていうのは、ないんですけれども、全体として言うと、やっぱり皆さんまだ慎重な方もいると。ただ、草津温泉に来た方々はマスクもしてるし、あるいは施設も、どこもですね、ちゃんと感染予防のための対策をとってて、例えば四万温泉は、お風呂に入る時に脱衣場にかごがありますよね、あそこにスリッパまで持ってって、スリッパまで消毒するとか、導線も例えば旅館とか、ホテルの中の土産屋さんとか、お店も気をつけていますし、本当にさっき申し上げたとおり、涙ぐましい努力をされてるなというふうに思います。
 ですから、こういうのが伝わってくると、だんだんだんだん、みんな、もう少し外に出たいと思ってくれると思います。だんだん変わってきてるんですが、まだおそらく、ためらってる方々もいるので、そういう方々をこれからこの愛郷プロジェクトで、背中を押していければと思ってます。

(記者)
 部長にお伺いをしますが、キャンペーンの数字がまとまってくるのは大体いつごろになるんでしょうか。

(産業経済部長)
 先ほど4大温泉地で、昨日現在、約2万5,000人というふうに申し上げましたけれども、速報で一応、主だったところだけは、ちょうど始まった直後でもありますので、先ほど手応えっていうような話もありましたけれども、どのぐらいあるだろうかということで、観光の部門で、今、調べております。
 これは速報なんで、あくまでも参考ということでご承知いただきたいんですけれども、例えば6月の5日から7日、金、土、日になりますけれども、この3日間で、例えば伊香保では大体1,100人(6月10日時点の数字は1,500人)、水上では1,300人、四万で560人、ちょっと草津が、まだまとまってないので、正確な数字が出てきてないのですけれども、草津も相当、来ていると。それと予約の状況ですね、これは今後7月末までということですけれども、現時点で、伊香保で約6,000(6月10日時点の数字は6,500)、水上で1万4,000、四万で5,200(6月10日時点の数字は5,000)、それに草津が加わってくるということですので、今申し上げた数字だけを足してもですね、草津除いた三大温泉地で、すでにこの3日間で3,000人にご利用いただいてると。
 また、予約全体でも2万5,000人、プラス草津の分ということですから、出だしとすると相当、いい出だしだなというふうに考えてます。
 今後の集計についてですけれども、一応、月末にまとめる予定なんですけれども、ただ、お支払い等の関係もあるので、そこはできるだけ短いインターバルでまとめてご報告するようにしたいと思っております。

(記者)
 キャンペーンについて、逆に例えば一部の宿に集中してしまっているところがあるだとか、あるいは、こういうところが使いにくいだとか、そういうようなご意見みたいなものは上がってきてますでしょうか。

(産業経済部長)
 今のところですね、評価いただく声が非常に高くてですね、特に規模の小さな旅館さん、あとは例えばですけれど露天風呂付の若干お値段が高いような宿泊施設、こういったところでは非常に手応えを感じてるというようなお話をいただいてます。
 一方でですね、実は主要な温泉地の中でも、特に客室規模の大きな施設については、従来、団体客を受け入れたようなところなんですけれども、こういう旅館施設の一部については、いまだオープンしてないというところもございますので、課題とすると、こういったところに、少しずつ個人客を含めて、お客さまがご利用いただくような流れが出てくるといいなというふうに思っております。

(記者)
 13日から警戒度が1に下がるということなんですけれども、次の2週間後のことを確認したいんですけれども、そこでは警戒度そのものをなくすということがあり得るのかどうか、警戒度1の継続ということなのか、そのあたりお伺いしたいと思います。

(宇留賀副知事)
 警戒度4、3、2、1というふうにさせていただいていますけれども、この警戒度1というのが、最も低い警戒度になります。警戒度0とかですね、さらに一段というところはなくて、先ほど知事からも話がありましたけれども、例えば県外、特に5都道県との往来が6月19日から可能になるとか、イベントについても徐々にそういう規模が大きくなるとか、そういったようなところあるんですけれども、基本的に警戒度1という状況が今後のニューノーマルになっていく、これが続いていくというところになります。そういうような警戒度がいつ終わるのかというところはあるんですけれども、ここはやはり今、第2波、第3波というリスクがある中では、我々としては生活様式を新しくやっていかなくてはいけないというところでいうと、まだ、いつ終わるのか申し上げるタイミングではないと思っています。

(記者)
 明日、国の方で第2次補正予算が成立する可能性が高いと思うんですけれども、これに応じた県の方の補正についての見通しとか、中身とかについて言える範囲で教えていただければと思うんですが。

(知事)
 中身についてはまだ具体的に申し上げられませんが、協議は始めました。補正予算案の議論はもちろん始めておりますし、これからいろいろ知事査定などを経て案がまとまるのかなと思います。日程については現段階では未定です。

(記者)
 この辺の分野に力を入れていきたいとかですね、そういった見通しはいかがでしょうか。

(知事)
 一言でいうとコロナ対策がメインになってくるだろうと思います。どんなコロナ対策があるかということについては、記者さんもご存知のとおりです。いろんな形で、とにかく県の補正予算の中身を見極めて、何をするのが一番いいのかよく議論して決めていきたいと思います。

(記者)
 学校の関係でいくつかお伺いします。まず一つ目が、週5日の分散登校で開始するということなんですけれども、これはいつまで続くことになるんでしょうか。

(教育長)
 警戒度1ということで来週から分散登校の日数を増やして週5日ということで、毎日、分散登校ではありますが、子どもたちが通学できるようにしていきたいと考えております。
 県立高校については、学校によって授業の形態が、選択科目があったり、実習では40人で授業を受けるというような形ではなく、かなり分散した授業をやってるようなところもございます。そういう意味では、それぞれの学校の実態に応じてですね、少なくとも、来週は分散登校で週5日と考えておりますけど、その間に、そうした学校のそれぞれの特殊性等、学校施設等の状況も含めて各学校でしっかり考えていただいて、そのあと、密にならないような形で授業等ができれば、通常登校に進めていくということです。いつから一斉にというようなことではなくて、できるところをしっかり考えながら、なるべく速やかに移行ができればと考えております。

(記者)
 今のお話だと少なくとも来週5日間は分散登校にして、その次の週に関しては学校の判断ということでよろしいですか。

(教育長)
 そこは一概にということでもないとは思うんですが、ただやはり来週は少なくとも、通常登校した場合の対応について各学校でしっかり考えていただくような期間として考えております。その後、適切に対応できるところを進めていくという形になると思います。

(記者)
 部活動について、お伺いします。来週から実施できるということなんですが、分散登校の中で部活動を始めていくというのは、どういうイメージなのか、ご説明いただけますでしょうか。

(教育長)
 警戒度2の段階ですと自粛ということで、部活としてまとまった形でのいろんなトレーニングとかというのは、自粛をしてもらって、それぞれの個々のメンバーが個人で基礎体力を蓄えるとか低下を防ぐとかというような、そういう練習メニューをやっていただいたと思うんですけども、警戒度1の段階では、特に団体競技等は、まとまった形で密を防ぎながら、少しできるところから始めていただいて、分散登校ですとメンバーがいっぺんに全部そろわないというようなこともあるかと思いますけども、通常登校になった時に、それこそフルメンバーでしっかりした活動ができるために、まとまった形での部活動のためのスタートをこの分散登校の段階でしていただければというふうに考えております。

(記者)
 午前午後で分ける中で、先生たちも授業をやらなければいけない部分と、部活動を見なきゃいけない部分とあって、どういうふうに人ぐりをしていくのかっていうのがちょっとイメージがつかなかったんですけれども。

(教育長)
 例えば、午前と午後の部で分けた時に、なかなか午前の部の子どもたちに残ってというのが、できるかどうかというようなところがあるかと思うんですが、午後の部の生徒であれば、放課後を活用してというようなことになるかと思います。その辺の工夫や対応がどうできるかというところは、分散登校の5日の段階で考えていただかなくちゃならないことかなというふうに考えているんですけども。

(記者)
 各市町村の小中学校についてなんですけれども、こちらは来週の学校再開について、どういうふうに対応するのかというのは、状況はまとまっていますでしょうか。

(教育長)
 私の方で市町村の教育委員会の考え方をまとめていただいたものによりますと、すでに6月1日から一部の特に山間部の少人数の市町村の学校は、全面的に再開というようなところがいくつかございましたけれども、基本的には、それ以外のところは短縮授業あるいは分散登校という形で、ただ分散の形も県立学校と同じような形を考えていただいてるところと、少しそこを違う形でというところがあるかと思いますけども、大方は、やはり6月の県の警戒度1への引き下げとタイミングを合わせた形で、6月15日ぐらいから全面的な再開に向けてというようなことで、考えていただいてる市町村が多いというふうに承知しておりますので、その辺は県の考え方もまた改めてお話しさせていただきたいのですが、これは地域によって、学校の子どもたちの数によっても、だいぶ違いますので、その辺はそれぞれの状況の中で工夫して、密を防いで子どもたちの感染防止をしっかりやっていただきながら、それぞれの市町村で考えていただくことなのかなと考えております。

(記者)
 最後に知事に一つ伺いたいんですけれども、県としては県民向けの観光キャンペーンも始めていて、観光地にどんどん行ってくださいっていうメッセージを発信されている一方で、学校については来週から全面的な再開で、部活動もまだ今日の段階では実施されてないという状況だと思うんですが、この学校の再開と観光キャンペーンのバランスというのは、知事はどういうふうに考えていますか。

(知事)
 これは記者さんは、毎回(会見に)来ていただいているんで、よくご存知だと思うんですけども、学校の再開というのは、これはかなり慎重にやらなければいけないというのは、もう一貫した姿勢なんですよね。これは世界的に見ても、ニューヨーク州がロックダウンを解いていくという中で、教育関係とエンターテイメントは最後の段階にきているということで、相当きちっと感染が収束した段階で学校を再開していくべきだということをずっと申し上げてきました。ですから、そこには当然、少し差が出てきて、学校については前に言ったように、より慎重にやらなければいけないと思います。
 万が一、学校現場で感染が発生した時の影響、これはいろんな形で大きなものがあるというふうに思いますので、そこは段階を我々として付けたということです。もともと学校の再開の前に、警戒度2の段階で、すべての事業については基本的に解除してますから。そこは同じ考え方で学校については、より慎重にやるということです。
 最初の冒頭のところで言い忘れたことがありますので、補足をさせていただきたいと思います。
 毎回、皆さんにこうやって集まっていただいて、この記者会見を真剣勝負でやっているので、前回、記者さんの方から、「学校における制服選択制についてどう思うか」というふうに言われたんで、事実関係を把握していなかったんで、「それを把握してからコメントします」というふうに申し上げました。
 文部科学省からの通知などを受けて、県立学校では生徒とか保護者からの相談等で、今、女子生徒にスラックスの着用を認めるなどの対応を行っています。皆さんご存知だと思います。さらなる対応が必要かどうかについては、教育委員会と学校等でよく話し合って、しっかり考えてもらいたいと。適切に対応して欲しいというふうに思っています。
 市町村立の学校については、例えば着替えやトイレなどに不安を抱えている児童生徒がいるというふうにも聞いています。そういう場合にはですね、個別の対応とか支援ができる体制を整えているというふうに伺っています。生徒や保護者の方々の思いを受けとめて、丁寧に対応していただいているんだろうというふうに承知しています。
 今後も児童生徒が安心して学校生活を送れるように、県の教育委員会と市町村の教育委員会で十分に情報共有しながら適切に対応していく必要があるかなというふうに考えています。前回(の会見時)の質問について、少し現状把握ができていなかったので、補足をさせていただきました。
 それからもう一つですね、前々回の会見だったでしょうか。例の県内市町村のパソコン1人1台の現状について、ご報告をした際に、35市町村のうち、34市町村が年度内に整備を行う方針であるというふうに発表させていただきましたが、訂正をさせていただきたいと思います。
 実は5月29日金曜日に伊勢崎市の教育委員会の方から、教育長に電話報告があり、その時は本年度整備する意向であるというようなご報告を受けておりましたので、これを受けて私としても34市町村が賛同しているというふうに言ったんですけども、今日の上毛新聞だったでしょうか、昨日の(伊勢崎)市議会の確か一般質問か何かの答弁があってですね、それを拝見したところ、「伊勢崎市は令和4年度までかけて整備を行う」というふうに答えております。県の方として、聞いていなかったんで、伊勢崎市に確認したところ、財政上の理由によって、令和4年度までかけて整備を行うという方針になったということですので、伊勢崎市は財政上の理由で、今年度の整備(完了)はありませんので、これは正確な事実を皆さんに申し上げておきたいというふうに思いますので、訂正させていただきます。
 なお、高崎市については、市長の記者会見にもあったように、2年かけて、確か整備するというようなことを市長がおっしゃっていて、しかし、それはこれからの国の補助金等のあり方も考えて、場合によっては少し整備を早める可能性もあるというような確か対応ですよね。(教育長に対して)そういうことでいいですよね(教育長がうなずく)。ということになっているということもご報告をしたいと思います。
 いずれにせよ、これは市町村長のご判断なので、それぞれの状況も踏まえた上でのご判断だと思いますし、私自身が、きちっと高崎市長さんにも伊勢崎市長さんにもお話を聞いていただいての方針なんだろうなと思っています。高崎市については、あれだけの市長さんなんで、いろんなことを考えながら、おそらく方針を立てていくということなんですけども、整備が早まる可能性もあるということなので、結果として、もし同じタイミングでできれば、それはそれでありがたいというか、県としてはいいなというふうに思っていることも付け加えたいと思います。
 (教育長に)何か補足はありますか。

(教育長)
 知事のお話の中で皆さん誤解されると困るもんですから、補足させていただきますけど、伊勢崎市も1人1台を速やかに整備するという方針を県と共用していただいております。
 ただ、やはり国の支援策で、文科省の方のGIGA(スクール)の、全児童生徒数の3分の2のところは、それを活用して整備をしていただく。ただ、従来から地財(地方財政)措置で整備するということとされておりました3分の1のところ、3人に1台分のところを少し今年度だけでなく、来年度、再来年度かけて整備をしていくというような、そういうお話だというふうに聞いておりますので、1人1台パソコンをですね、県内の市町村すべてそういう方向でやっていただけるというところは、伊勢崎市さんも変わりはありませんので、ちょっと誤解のないようにお願いしたいと思います。

(知事)
 誤解はないと思いますね。

(記者)
 休業した事業者の支援金のことで伺いたいんですけれども、先ほど知事は、休業したりとか営業時間を短縮した事業者向けの支援金の申請が9,600件ぐらいあったってことをおっしゃっていましたけども、確か事業が始まったときには、だいたい対象が20,000事業者ぐらいあって、そのうちの18,000社ぐらいが応募するんじゃないかっていうふうに見込んでいて、そういうふうな見通しで予算を組んでいたと思うんですけども、それに比べると、かなり少なく見えるんですけれども、これはどういった理由からっていうふうに考えていますか。

(産業経済部長)
 ご指摘のとおりで、当初見込みがだいたい18,000から19,000事業者。これは、途中で加わった観光業の方たちの分も含めての数ですけれども、そのぐらいの見積もりでおりました。
 現在の申請が今、9,609件ということで、来週の月曜日までが期限になっておりますけれども、このペースでいきますと、駆け込みも含め11,000ぐらいかなというふうに考えております。
 見積もりとの差についてはですね、当然、休業していただいた、あるいは営業時間を短縮していただいた方ということですから、全部がやっていただいたわけではないというふうに思います。いろんな要因があると思いますけれども、やはり、そういう要請をしたんだけれども、実際お店を開けていた方もいらっしゃるでしょうし、中にはこの制度を残念ながら知らなかったという方もいらっしゃると思います。
 また、これ平成28年経済センサスのデータですから、当然この間、事業者の数ですとか、一般的に言えば、減っているというふうに思っております。県として見積もる上では、やっぱり最大限、事業者さんが手を挙げてきたときに、お答えできるようにということで積算はそういう形でやらせていただきました。それに対して、現状はただ今申し上げたとおりの数字ということでございます。

(記者)
 確認ですけど、6月15日までということですけど、延長の可能性は検討されているんでしょうか。

(産業経済部長)
 今のところ15日までの必着あるいは消印有効というような取り扱いなんですけれども、中には再提出していただくような方達もいらっしゃいますんで、そこのところは、あまりきっちり区切るのでなくて、一応15日までに何らかの意志表示があった方については、その後の補正等も含めてその後も受け付ける予定でおります。

(記者)
 各県立学校を取材させていただいてると、やっぱり1日も早く部活動を始めさせてあげたいということで、今月の13日からもう始めようかというところもあります。確認ですが、部活動は何日から開始してもいいということにするんでしょうか。

(知事)
 教育長お願いします。

(教育長)
 警戒度1での行動基準ということですので、みんな土曜日から始めるということではないですけども、可能なところはそこからスタートしてもらっていいかなというふうに考えています。一応警戒度に合わせた行動基準の中での話ですので。

(記者)
 高校側には県教委ないし県の方から、このあと通知などが行く予定になっているんでしょうか。

(教育長)
 はい。本日正式に警戒度(移行)の決定がされましたので、今日付けで、各県立学校と市町村の教育委員会に通知を出すよう、今、準備をしております。

知事メッセージ

 それでは最後に県民の皆さんに、改めてお願い申し上げたいと思います。6月13日土曜日の0時から、警戒度が1になります。行動制限は限定されたものになりますが、警戒度1になっても、何度も申し上げているとおり、一人一人ができる感染予防対策、しっかりマスクをつけるとか、あるいは小まめな手洗いとか、これはぜひやっていただいて、力を合わせて、ニューノーマルの中でしっかり社会経済活動を行っていける群馬県を作っていきたいと思います。
 ぜひ、県民の皆さまにはその点、ご協力をいただきたいと思います。
 それでは、これで記者会見を終わりたいと思います。ありがとうございました。

(以上で終了)
文章中の()内については、秘書課において加筆したものです。