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令和3年11月4日定例記者会見動画(You Tube)<外部リンク>
1.はじめに
2.新型コロナウイルス感染症対策本部会議の結果について
3.愛郷ぐんまプロジェクト及びGo To Eatワクチンプレミアムの利用実績について
4.アニメ「ぐんまちゃん」について
10月19日火曜日、前橋市内の農場で発生した、県内4例目となる豚熱(CSF)に関しては、今週の1日の月曜日にすべての防疫措置が完了いたしました。
これまでご協力いただいた、すべての関係者の皆さまに、知事として、改めて感謝を申し上げたいと思います。
今後も国、市町村、養豚協会等とも連携しながら、本県の主力産業の1つである養豚業を守るため、引き続き全力で取り組んでまいります。
それでは、本日の会見の主な項目です。スライドをご覧ください。
本日は、「新型コロナウイルス感染症対策本部会議の結果」「愛郷ぐんまプロジェクト等の利用実績」そして「若年層向けワクチン接種インセンティブの応募状況」等について、発表したいと思います。
まず、新型コロナウイルス感染症対策本部会議の結果です。
前回の警戒度の判断から2週間が経過したため、本日、第65回新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催し、6日土曜日以降の警戒度等について決定いたしました。
まず、その結果からご報告をさせていただきます。
(フリップを掲げながら)警戒度1、明後日の6日土曜日から、県のガイドラインに基づく警戒度を「2」から「1」に引き下げることといたしました。期間は、ここに書いてあるとおり11月19日までの2週間になります。
なお、警戒度1となるのは、昨年の8月以来ですから、1年3カ月ぶりになります。
特に、今回の決定に至った理由についてご説明したいと思います。
スライドをご覧ください。直近の感染状況です。
県内の感染状況は、総じて落ち着いております。直近1週間の1日当たりの新規感染者数は6.7人ということで、基準である20人を下回っています。病床の稼働率に関しても8.4%ということで、クラスターの発生もあって先週より少し上がっておりますけれども、警戒度1の基準の15%を下回っている状況です。
続いて、保健所別の感染者数です。次のスライドをご覧ください。
ご覧のとおり、色がついていない地域がほとんどになっています。また、クラスターの影響で、数が増えている地域もありますが、こういう地域も感染経路がほとんど追えておりますので、全体的に落ち着いていると判断しています。
感染症危機管理チームの専門家の皆さまからは、時々クラスターが発生しているものの、市中感染は抑制できており、全県で警戒度1としても支障のない状況というご意見をいただいております。
以上を総合的に判断し、警戒度を「2」から「1」に引き下げることといたしました。
続いて、警戒度1における要請内容を説明します。
次のスライドをご覧ください。警戒度1の要請内容です。
警戒度1においても、県民の皆さまには、引き続きマスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保など、基本的な感染防止対策の徹底をお願いしたいと思います。
また、県外移動に関しては、全国的にも感染が落ち着いておりますけれども、今後、感染が拡大傾向となった都道府県への移動は、引き続き十分ご注意いただきますようにお願いしたいと思います。
事業者の皆さまにおかれましては、業界が定めたガイドラインに基づき、引き続き適切な感染防止対策の徹底をお願いしたいと思います。
また、テレワークや時差出勤など、新しい働き方についても、引き続きご協力をお願いいたします。
県立学校に関しては、通常登校を継続いたします。部活動については、感染防止対策を徹底した上で、通常の活動を実施することといたします。県内外を問わず、対外試合についても可能としたいと思います。
なお、警戒度の引き下げに伴う変更として、宿泊を伴う活動についても、感染防止対策を実施している宿泊施設を利用する場合のみ可能ということにさせていただきたいと思います。
市町村立学校や私立学校に対しても、こうした県立学校の対応を参考に、適切な対応をお願いしたいと考えています。
最後に、これまでも感染リスクが高いとされていたホームパーティーとか大人数での会食、飲み会ですが、これについては引き続き十分注意していただきますように改めてお願いしたいと思います。
以上がコロナ対策本部会議での決定事項になります。
今回、警戒度が引き下げられたのは、ひとえに県民の皆さまのご協力、ご理解があってこそだと思っています。
ここまでの県民の皆さまのご協力に対し、知事として、改めて感謝を申し上げたいと思います。
しかしながら、ここ最近、群馬県の感染者数が全国的に見て多いのは事実です。人口10万人当たりの人口比率で見た感染者数がかなり高くなっております。全体としてすごく下がっているので、もちろん群馬県も総じて落ち着いているということですが、しかもこれもクラスターの影響ということがはっきりしているんですけれども、しかしそれでも、引き続き注意が必要だと考えています。
最近のクラスターの傾向として言うと、福祉施設では、入所者の状態等によって、接触が多いとか、マスクができないとか、基本的な感染防止対策の徹底が難しいという状況があって、これはもう当然ブレークスルー感染に繋がる事例が多くなるという傾向にあります。
また、一般の事業所だと、ワクチン未接種者が大半を占めるという特徴も見られています。
こうしたことに対する対策として、福祉施設等に対しては、基本的な感染防止対策の徹底とか、体調がすぐれない方がいる場合の早期受診等について、今注意を促しております。
さらに、一般事業所に対しても積極的なワクチン接種をお願いしてます。
県民の皆さまには、ワクチン接種完了後も、油断することなく、基本的な感染防止対策を継続していただくようにお願いしたいと思います。
また、接種を望む方の中で受けていない方、今様子見の状況にある方には、できるだけ早く接種をお願いしたいと思います。
また、これも記者会見で何度も申し上げていますが、少しでも体調に違和感があった場合は、すぐ受診していただくようにお願いしたいと思います。早期に感染がわかれば、その後の重症化のリスクが低減しますし、クラスターも防げる可能性が大きくなります。発熱とかだるさ等があったら、仕事や学校を休んで、かかりつけ医か県のホームページに掲載している診療検査外来がありますので、ここに電話で相談していただきたいと思います。
この点について、県民の皆さまのご協力を重ねてお願い申し上げます。
続いて、愛郷ぐんまプロジェクト第3弾及びぐんまGo To Eatワクチンプレミアムに関して、現在までの実績を取りまとめましたので、ご報告したいと思います。
スライドをご覧ください。愛郷ぐんまプロジェクトとGo To Eatの実績に関するスライドです。
まず、愛郷ぐんまプロジェクトの利用実績について、ご報告したいと思います。
10月15日から24日までの10日間の利用実績については、現時点で全登録施設の約6割の施設から報告をいただいておりまして、その合計は約2万4千人泊になっています。
宿泊事業者の皆さまからは、週末を中心に満館になる日も多く、平日の予約も入り始めてきたという声が聞こえています。
また、県民の方々からも、「愛郷ぐんまプロジェクトの再開を楽しみに待っていた」、「早速利用した」、こういう声をいただくなど、試行期間としてはまずまずの滑り出しだと感じています。
今週の1日の月曜日からは、日帰りキャンペーン、地域クーポンも開始しています。
利用期間は12月31日までになりますので、県民の皆さまには引き続き積極的なご利用をお願いしたいと思います。
続いて、ぐんまGo To Eatワクチンプレミアムについてです。
昨日時点での販売実績、これは販売予定数のおよそ8割にあたる約13万冊ということになりました。
こちらは販売期間が11月15日まで、利用期間が12月15日までとなっておりますので、これについても早めにご購入をお願いしたいと思います。
いずれの事業も、皆さまにご利用いただくことが、そのまま地域経済の早期回復に繋がります。ぜひ皆さまには事業者を支援するという意味でも、積極的にご利用していただくようにお願い申し上げたいと思います。
続いて、若年層向けワクチンインセンティブ事業に関して、抽選に対する応募状況等を取りまとめましたので、ご報告したいと思います。
スライドをご覧ください。若年層向けワクチンインセンティブ応募状況です。
抽選で、SUBARU XV1台や県内宿泊券350人分が当たるこの事業については、11月1日月曜日の正午をもって申し込みを締め切らせていただきました。
応募状況についてですが、合計で11万1,283人の方から応募いただきました。
これは、2回接種を完了した20代、30代の方の約38%、3分の1以上を占めています。
応募の内訳としては、自動車を希望した方が約4割、宿泊券の希望が約6割でした。
また、応募の際にはアンケート調査を行い、「この企画が接種のきっかけとなったか」について尋ねました。
その結果、このキャンペーン開始前に概ね接種を完了していた医療従事者の方を除いて、87%の方が「はい」と回答しています。
これはインセンティブによる一定の効果があったと言っていいと思います。
今後速やかに抽選を行い、当選候補者を決定いたします。その方々の応募要件を、県や市町村で最終確認した上で、当選者を正式に決定し、LINEによって個別に連絡をさせていただきます。
特典の贈呈は、12月以降になる見込みですので、もう少しお待ちをいただければ幸いです。
次のスライドをご覧ください。世代別接種率のスライドです。
今回の事業効果についてですが、先ほどのアンケートの結果に加えて、世代別の接種率についても大きな成果が現れています。インセンティブの対象となった20代・30代、(さらに)40代までの各年代において、実は11月に入ってからも本県が全国1位なんですね。全国1位です。
多くの県民の皆さま、特に若年層の方々にワクチン接種にご協力をいただいたことに改めて感謝したいと思います。
現在、3回目接種の検討も進んでおりますけれども、接種を望む県民の皆さまが円滑に接種できるよう、今後とも市町村や医療関係団体と連携して、適切にワクチン接種を進めてまいりたいと思います。
これ(スライド)を見ていただければ、明らかに今回の事業は効果があったと判断していいと思っています。
最後に、アニメ「ぐんまちゃん」について報告いたします。スライドをご覧ください。
アニメ「ぐんまちゃん」の放送開始から1カ月が経過いたしました。アニメ放送日の日曜日には、リアルタイムで視聴した方の感想などがTwitter上で活発に投稿されています。毎週トレンド入り、5週連続でトレンド入りしているということです。
ぐんまちゃんを知らなかった方からの面白いという意見とか、親御さんの「子どもが夢中になっている」という投稿など、多くの皆さまに楽しんでいただけていると感じています。
先日の10月23日の土曜日には、これも会見で発表いたしましたが、ぐんまちゃんのアニメ化とオープニング曲等を収録したCDの発売を記念したイベントが開催されました。こちらも大変好評のうちに終了いたしました。
イベントの内容は、YouTubeのtsulunosチャンネルで、11月6日土曜日まで無料視聴できます。ぜひ、皆さまにご覧いただきたいと思います。
続いて、アニメ「ぐんまちゃん」の企画商品についてもご報告します。スライドをご覧ください。
1つ目はオリジナル切手です。先週の10月28日の県民の日に合わせて、アニメ「ぐんまちゃん」をテーマにしたオリジナルフレーム切手が発売されました。
日本郵便株式会社関東支社が、アニメ化を記念して製作してくださったもので、群馬県内の郵便局で購入できます。切手のほかにも、クリアファイルとかポストカードがついたセットもありますので、ぜひお買い求めください。
2つ目は「ぐんまちゃん」LINEスタンプです。
新たな公式グッズとして、「ぐんまちゃん」LINEスタンプの第2弾を本日から発売いたします。今回も、ぐんまちゃん作者描き下ろしで、群馬県完全監修のスタンプということになっています。
すでに発売中の第1弾の公式スタンプでは、主にぐんまちゃんがメインのデザインでしたが、今回の第2弾では、「あおま」と「みーみ」が登場しています。
第1弾に加えてバリエーションが増えて、さらに使いやすくなりました。ぜひご利用いただければと思っています。
アニメ「ぐんまちゃん」は、次回の11月7日日曜日の放送で第6回ということになります。全13回のちょうど折り返しまで来たところですが、まだまだいろいろな話と、これから登場する新キャラクターもおります。
アニメ本編も皆さまに楽しんでいただけるよう、今、鋭意制作を進めております。ぜひ引き続き、皆さまにはアニメ「ぐんまちゃん」をお楽しみいただければと思っています。
私からは以上です。何かご質問があればお受けしたいと思います。
(記者)
警戒度についてお聞きします。警戒度が最低の「1」になりましたけれども、また第6波が懸念されるところではあります。だいたいどれくらい感染者数が増えたらとか、感染状況がこれくらいになったら再び「2」に戻すとか、そういった目安みたいなものはありますか。
(知事)
そこは毎回記者さんがお聞きになっている点だと思うんですけれど、これは全体を見て判断するということだと思います。
いつも発表してるんですけれども、警戒度というのはいろんなアイテムがあって、もちろん県内の感染状況だけじゃなくて東京の状態とか、陽性率とか、そういうものを総合的に判断して決めることになると思いますが、現時点の数字や今までの傾向を見たところ、これは警戒度1にしてもいいだろうと総合的に判断いたしました。
(記者)
これから忘年会シーズンが迫ってきていて、会食によるリスクも上がってくると思います。そういったところに向けて、また新たな対策ですとか、こういったふうに注意を呼びかけたいというところありますか。
(知事)
毎週、週末に高崎の周辺を視察してまして、昨夜、飲食店を高崎の周辺と他のところも回りながら見てきたんですけれども、お店によって、ちゃんとパネルを設けているところもあるし、あるいは少し緩くなっているところもあるんですけれども、ちょっと驚いたのは、かなり多くの方々がマスク会食をしていたので、随分、県民の意識も変わってるのかなと思いました。
ただ、さっき言ったように、大人数のパーティーとか会食はリスクも高まるので、ここは十分、一人一人に気をつけていただくのがいいんじゃないかと思います。今回、警戒度1にはなりましたけれども、合わせて、こうして記者会見で県民の皆さまに注意を呼びかけているので、こういうことは不断に続けていきたいと思います。
(記者)
ワクチン手帳のことについてお伺いします。登録者がかなり伸びていますけれども、ワクチン手帳を導入するときに、民間で利用があった場合は個別に対応しますというふうにおっしゃっていたかと思います。
知事はずっと、条件ではなくインセンティブだと強調されておりましたけれども、今のところ民間で、例えばワクチン手帳がないとお店に入れませんとか、そういう不適切な利用があったというような報告はありますでしょうか。
(知事)
基本的にはそういう報告はありません。
(記者)
そういう際は、個別に対応するというふうにおっしゃっていたと思うんですけれども、個別に対応するというのは具体的に・・・
(知事)
知事戦略部長から答えてもらいます。
(知事戦略部長)
群馬では「ワクチン手帳」と言ってますけれども、国の方では「ワクチン検査パッケージ」ということで、今の実証実験をやっているところもあります。そういった状況を見ながら、国の方も、今のところは12月から始めるという話ですけれども、ある程度の方向性を11月中には出すということですので、県とすると、これまでも知事も述べてましたが、国の動きもよく見ながら、個別というか、群馬の「ワクチン手帳」の活用方法についても検討しているところでございます。
(記者)
3回目のワクチン接種については市町村と協力してやっていきたいというお話がありましたが、市長会の方から、県営の接種センターを3回目でも作って欲しいという要望が寄せられているかと思います。現時点の知事のお考えをお聞かせください。
(知事)
それについては県庁内で検討中です。
まず、国の方針がはっきりしないといけないと思いますが、まだ現時点では、例えば、大規模接種センターみたいなものの活用が認められるのかとか、そういうことについての細かいというか、はっきりした方針もまだ打ち出されていないので、これから国の動きも出てくると思いますが、そこもにらみながら、どんな対応すべきなのか、あるいは、どんな対応がその枠組みの中でできるのかということを検討していきたいと思います。
市長会からの要望はしっかり読んでいます。
(記者)
8月の第5波に比べると感染者数が急減しているという状況でして、これらの要因について、いろいろ複合的だと思いますが、知事はどのようにお考えになっているのかお聞かせください。
(知事)
これは、私も専門家じゃないので、はっきりしたことは分からないし、おそらく専門家の間でも、少し見解が分かれていたり、要因を検証したりする作業まで行われているようなんですけれども、やはり身近にまず感じるのは、ワクチン接種がやはり進んだと。すでに日本のワクチン接種率は、世界でも指折りになっていて、たぶんイギリスを抜いたんですかね。フィンランドも抜いたとか、抜かないとか、昨日友達からメール入っていたから、相当世界でもワクチン接種率が高くなっているということもあって、群馬県のデータからいっても2回接種した方の重症化率はすごく少ないですから、もちろんワクチン接種率が高くなっていることも要因なんじゃないかなと。これは、あくまでも推測ですけれど。
それから、週末に飲食店とか回って見てるんですけれど、マスクを付けている人がほとんど100%なんですよね。諸外国の中でも、これだけ遵法意識という言い方が正しいか分かりませんが、ルールを守るという意識のあるところは少ないと思うので、接種率の高さと、やはり日本の国民・県民の皆さまの、感染防止対策の努力、こういうものが合わさってこうなっているのかなという感じですね。
あとは、ちょっとなかなか専門家じゃないので分かりませんが、少なくともワクチン接種率が上がったことに関連があるということは実感としてありますね。
(記者)
今日の会見内容ではないのですが、衆議院選挙が終わりました。このことについて、1点お聞きしたいのですが、特に県内の結果だと、自民党が5議席を独占して、野党の方がいなくなってしまったというところで、この辺についての知事の受けとめと、また、これからの県政運営をしていく上で、どのように当選された方々と連携していくかという部分について、お願いします。
(知事)
知事の立場からすると、やはり政治が安定していることはとても大事なことなので、そういう意味で言うと、この選挙の結果、与党が絶対安定多数みたいなものをしっかりと獲得したと。政治が安定したということでは、よかったかなと思っていますし、私自身が知事になる前に24年間自民党の国会議員だったので、そういう意味からも、中央とのパイプということから考えても、今度の選挙の結果は、群馬県にとってプラスだというふうに思っています。
ただ、知事というよりは、前自民党議員、24年間務めた議員として言うと、やっぱり何ていうか、決して今回の結果を過信してはいけないと思うんですよね。
これは知事というより自称選挙研究家として言うとね、やっぱり自民党に対する反発ってあると思うんですね。それが今回は、保守系の維新に行ったということで、ここのところをやっぱり勘違いしないほうがいいと思います。
それから、今回はとにかく、特に自民党は比例が強かったじゃないですか。だから、比例復活はあるんだけれど、30人は負けていますからね。確か30人ぐらいで復活しているでしょ。
だから、そのこともよく頭に置いて、「勝って兜の緒を締めよ」とブログに書いたんですけれど、そこはしっかり、国民の気持ちというものを受けとめなければならないと。政治と金の問題も含めてしっかり襟を正していかなければいけないし、国民の声に、選挙で過半数をとったから大丈夫なんじゃなくて、さらに真摯に耳を傾けていかないといけないんじゃないかと。これは自民党の国会議員を24年務めて、ちょっと外から中央政界を見ている人間としては、そのことを強く感じます。
今回、いろんなところに応援に行きました、知事なのに。でも、ほとんど本人から要請があったところは、大事な同士というか、旧知の同僚もいるのでね。その人たちからも、ほとんどお礼の電話が入ってきたので、ほとんどみんな通ったんでね。その時にも、しっかり油断しないでやった方がいいということを申し上げました。
(記者)
県内に限らずですが、こういうふうに連携していくというか、いろんな県の事業をやる上でという部分で何かありますか。
(知事)
この1年半、新型コロナの問題ももちろんそうだったんですけれども、なかなか地元の国会議員の皆さまに相談する暇もなかったというか、正直言うと自分が直接官邸につないだり、大臣につないだ方が早かったので、いろんな意味で力を貸してもらう場面が少なかったのですが、県内では、現職がみんな再選をされたということで、ここから、良く県内選出の国会議員の皆さまにも力を借りたいと思っています。
皆さまやっぱり群馬県のために、喜んで力を貸すと言ってくれると思うので、ここからは今までよりも、やはりそれぞれの国会議員がそれの分野で活躍した実績もあれば人脈もあるので、ここからは、県選出国会議員とは今まで以上に連携して、群馬県のためにいろいろ力を貸していただこうかなと思っています。
よろしいでしょうか。
今日は比較的すっきりと、中身をそんなに詰め込まなくて終わったんですけれども、最後に知事から県民の皆さまにお願いを改めてさせていただきたいと思います。
今日の会見で申し上げましたが、今日の感染者は1人ということで、皆さまのご協力のおかげで、全国そうですけれども、群馬県内でも、新型コロナ感染拡大は抑えられていると。総じて、感染状況は落ち着いているということで、会見の中で申し上げましたが、県民の皆さまのご理解とご協力には、改めて知事として感謝したい気持ちでいっぱいです。
ただし、何度も申し上げているとおり、今までの経験からいっても、ちょっとしたきっかけで再拡大が始まるということもありますので、ここは、警戒度1になりました。いわゆる皆さまの社会経済活動の制約は最低限なりましたが、ぜひ、基本的な感染対策は引き続き続けていただきますように、このことを県民の皆さまにお願い申し上げたいと思っています。
今日、記者の方のやりとりの中でも出ましたが、私も夜に、昨日、高崎の街をずっと視察して、駅の周辺の飲食店に行き、さらに駅から離れたところもいくつかお店を見せてもらったんですけれども、非常に感銘を受けたのは、もちろんお店の方でいろいろパネルを使ったり感染対策もやっていたということもそうなんですけれど、半分ぐらいの方々はマスク会食をされたんですよね。つまりお酒を飲んでいる人も、マスクをして話をしていて、飲んだり食べたりするときに外している方が半分ぐらいおられたと。半数の方は、そのまま、以前と変わらない感じでワイワイやっておられました。これはすごく何て言うか、知事としては、みんながこうやって夜の街に出て、自由に活動できるのはうれしい反面、ちょっと心配にもなったので、ぜひ、皆さま食事に行かれて大勢で食べるときには、できればやはりマスク会食ということで、話をするときにはマスクをして、食べるときには外すと。こういう、ご配慮をいただければ大変ありがたいと思います。
それから、警戒度1になりましたが、依然として、大人数のパーティーとか、ものすごく密になって、リスクが高まるような会合をやる時には、皆さまそれぞれ十分注意していただければと思っています。
それから今、全国的に感染が収まっているので、この都道府県に行くときは注意してくださいみたいな対象はないんですけれども、今後、例えば感染が急拡大するような地域があれば、そこへの往来は、また十分注意していただくようにお願いしたいと思います。
いずれにせよ、何度も申し上げますが、こうやって収まっている今だからこそ、私たちが必要な準備をしておくことが大事だと思っています。
今、健康福祉部を中心に、新型コロナ向け病棟も、じわじわ増えておりますので、目標まで何とか増やしたいと思いますし、この間に医療提供体制もしっかり整えておきたいと思います。近く保健所長会議、知事との意見交換もありますが、保健所の機能もしっかり高めておくと。このことがものすごく大切だと思っています。
引き続き、県民の皆さまと協力しながら、第5波は何とか乗り切ったんですけれど、第6波が来たとしても、しっかり、感染防止と地域経済を回していくという、この2つを両立できるように協力していければと思います。
引き続き、県民の皆さまのご理解とご協力を重ねてお願いいたします。
記者の皆さまには、最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
(以上で終了)
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。