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株式会社PoliPoliとの合同記者会見要旨(5月13日)

更新日:2022年5月13日 印刷ページ表示
  • 日時 令和4年5月13日(木曜日)午後4時30分~5時00分
  • 会場 記者会見室
  • 出席者 県:知事、副知事ほか
    記者:記者クラブ所属記者等13人
  • 記録作成 メディアプロモーション課(報道係)

令和4年5月13日株式会社PoliPoliとの合同記者会見動画(You Tube)<外部リンク>

モニター資料(PDFファイル:1.22MB)

知事冒頭発言

質疑応答はこちらをクリック

 それでは、臨時の合同記者会見を始めさせていただきます。
 報道機関の皆さまにおかれましては、今週3度目の会見となり恐縮ですが、本日もお集まりいただきありがとうございます。

 本日は、群馬県が新たに運用を開始する「官民共創による政策実現のためのオンラインプラットフォーム」について、会見を行わせていただきます。
 この度、県が新たに導入するオンラインプラットフォームのシステムに、「PoliPoli Gov(ポリポリ ガブ)(β版)」を採用することになりました。国のデジタル庁や経済産業省では取り入れられていますが、自治体としては全国で初の導入となります。
 本日は、この「PoliPoli Gov」を企画運営する株式会社PoliPoliの代表取締役である伊藤和真さんにもお越しいただいています。伊藤さん、よろしくお願いいたします。

 次のスライドをご覧ください。
 群馬県では現在、昨年1月に策定した「新・群馬県総合計画(ビジョン)」に基づき、「誰一人取り残さず、誰もが幸福を実感できる自立分散型社会」の実現を目指しております。これを実現するため、予測不可能な時代において、複雑化する社会課題を解決していくには、多様な意見を取り入れ、官民共創による政策形成を目指していく必要があります。そのため、群馬県はデジタルテクノロジーの持つ強みを最大限に活かし、若年層にも積極的に働きかけながら、より多くの県民の方たちとの対話により政策を作ってまいりたいと考えています。

 昨日、野田聖子大臣(地方創生・少子化・男女共同参画担当)とお会いしてまいりました。野田大臣は来年4月の発足を目指している「こども家庭庁」について、子どもの意見も反映させながら政策を実現させていく考えを表明されています。群馬県においても、今回の取り組みによって、子どもや若者はもちろん、多様な立場からの多様な声を積極的に拾い上げていきたいと考えています。

 次のスライドをご覧ください。
 そこで今回、PoliPoliと群馬県でタッグを組み、デジタルを活用した新たな政策形成プラットフォームの運用を開始することにしました。ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、「PoliPoli Gov」とは、「県民の声と行政をつなげるオンライン上のプラットフォーム」です。県では、このプラットフォームで定期的に県の政策に関するテーマを提示し、そのテーマに対してオンライン上で幅広く県民の皆さまの声を募集することで、その後の政策立案に生かしていきたいと考えています。県民の皆さまにとっては、行政からの相談や意見募集中のテーマにコメントをすることで、政策推進をサポートすることができる、そういった場になると考えています。
 詳しくは、これから伊藤さんご自身からご説明いただきますが、パソコンからでも、スマホからでも簡単に参加できるSNSのようなものだとイメージしていただければ分かりやすいと思います。私自身、その理念に共感するとともに、使いやすさ、手軽さにも期待しています。

 それでは、「PoliPoli Gov」の詳細について、伊藤さんからお話いただきます。伊藤さん、よろしくお願いします。

(PoliPoli伊藤代表)
 ご紹介にあずかりましたPoliPoli代表の伊藤和真です。
 「PoliPoli Gov」という、行政機関に、直接皆さんの声を届けられるプラットフォームについてご説明させていただきます。デジタル庁さんや経済産業省さんに導入していただいたサービスですが、自治体さんとしては初めての取り組みということで、群馬県さんの積極的な国民との共創の姿勢について、まずは感謝申し上げたいと思います。
 「PoliPoli Gov」は、みなさんがスマホやパソコンから、政策形成について気軽に参加することができるプラットフォームとなっております。
なぜ僕たちがこのようなプラットフォームを提供するのか、現代の日本を取り巻く社会課題と照らし合わせて説明したいと思います。

 改めましてになりますが、僕は株式会社PoliPoli代表の伊藤と申します。1998年生まれの23歳、いわゆるZ世代です。
 PoliPoliを創業したきっかけは、僕自身がはじめて選挙権を得た18歳の時に、政治や行政がなんでこんなにアナログだったり、国民と遠いのだろうという思いからですね、自分がインターネットサービスをつくるということが趣味だったので、政治家と行政と国民をつなげるプラットフォームがないということを課題に感じまして、こういったサービスを立ち上げたということになります。今、脇にいるんですが、クラスメイトの倉田と一緒にプログラミングを勉強して、サービスを立ち上げたところから、こういった会社になっております。

 まず、僕らが解決したい社会課題について説明します。
 なんと、国民の約70%が、自分の意見が政策に反映できていないという国のデータがあります。
 僕自身の経験からしても、たとえば、「選挙に行って何が社会として変わるのか」や「自分が行政や政治に関わってもどう変わるのか」ということが分からないという声を僕の周りでもよく聞くことがありまして、国として、自分の声が政策に反映できていないのは、非常に課題だと、僕も思っています。

 特に、世代別で見ても、日本の若者世代は、さらに課題感がありまして、日本財団さんのデータなんですけれども、「自分の行動で国や社会を変えられるという実感がない」という、かなり厳しいデータもあります。特に、世代から見ると、若い世代であればあるほど、こういうような自分の意見が政策に反映できるだったりとか、国や社会を変えられるという実感がないということを、感じております。

 僕ら株式会社PoliPoliは、だいたい4年前ぐらいに立ち上げた会社になるんですけれども、「新しい政治行政の仕組みを作り続けることで世界中の人々の幸せな暮らしに貢献する」というミッションで、会社を運営しております。
 今、だいたい20名ぐらいの会社になっておりまして、男女比半々ぐらいで20代が多いような会社になっております。
 昨日発表させていただいたんですけれども、LINEさんだったりとかYahoo!さんを運営するような「Zホールディングス(ゼットホールディングス)」さんというところから資金調達をしていたりとかするスタートアップ企業になっております。

 PoliPoliの沿革としては、2018年の7月に、議員さんと国民をつなぐようなPoliPoliというWebサイトをリリースしました。
 今回話すのは「PoliPoli Gov」という行政機関向けのウェブサイトなんですけれども、こちらはデジタル庁さんに導入していただいたと同時に、去年の10月に「PoliPoli Gov」をスタートしたという感じでございます。最近ですけれども、PoliPoliを自民党さんに、政党として導入していただいたりして、結構急成長中のスタートアップ(企業)になっております。

 今回、群馬県さんに導入していただいた「PoliPoli Gov」についての説明になります。
 「PoliPoli Gov」で、できることとしては大きく3つございまして、1つ目が、行政担当者から、県民だったり県民外の人に聞きたいという問いや政策相談を投げかけます。このような政策相談に対して、例えば県民だったり県民外から、「こういうふうにやった方がいいんじゃないか」だったりとか「私はこういうことが困っています」ということを、実際に「PoliPoli Gov」上にコメントとして書き込みます。
 実際に僕らが、誹謗中傷だったりとかインターネット上だと多いんですけれども、こういうところは、ある程度厳正な基準を持って取り除きつつ、フィルタリングして、行政担当者の方に、有効な意見を届けるという仕組みになっております。
 これまでも経済産業省さんだったりとか、デジタル庁さんにも、いろいろな政策推進の役に立ったというサービスになっております。

 これは追加になるんですけれども、こういったオンラインで、こういうプラットフォームとしてコメントを書き込んだりとかというだけではなく、実際にいい意見を書き込んだ人や、この人は、という有識者の人に関しては、実際に僕らのサービスとして、会社として座談会を企画するということもしておりまして、今回も、いろいろと政策の募集をしてからコメントを書き込んだ方に対しては、実際に知事との意見交換だったりとか、そういうことも企画させていただこうと思っております。

(知事)
 伊藤さんありがとうございました。
 今、伊藤さんからの説明にもあったように、このプラットフォームには、ネットさえあれば誰でも参加することができ、操作も簡単だと(いうことです)。これは非常にいいなと思っています。パブリックコメントとか、今まで各自治体がやってきた意見集約の方法は様々あるんですけれども、やっぱり今の時代はネットの力を正しく活用していくことが非常に大事だと思っています。

 その点、今回の「PoliPoli Gov」のような、ネットの新しいプラットフォームを自治体として、県としていち早く群馬県に導入できるというのは、非常に画期的で有意義なことだと、知事としてはそのように認識しています。
 「誰1人取り残さない、誰もが幸福を実感できる社会」が、県の目指す未来像ですけれども、このビジョンを官民共創で実現していく上で、今回の取り組みが、より大きな一歩となるということを期待しております。

 それでは、記念すべき第1弾となる意見募集のテーマを、私の方から発表させていただきたいと思います。
 第1弾のテーマは「群馬県の魅力は何ですか」。非常にシンプルで非常に良いテーマだと思います。少しでも多くの方に参加してもらって、まずは、このプラットフォームを皆さんに知っていただく機会にしたいと思います。そういうこともあって、第1弾のテーマは、シンプルで、多様な意見が期待できるものにいたしました。皆さんの考える群馬県の魅力を、ぜひ「PoliPoli Gov」上で投稿していただきたいと思っています。群馬県のおすすめスポット、群馬県に住むメリット、群馬県を訪れる理由など、様々な視点のご意見をお持ちしております。

 次のスライドをご覧ください。今後の募集スケジュールです。
 第1弾の意見募集は、本日の午前10時から開始しています。締め切りは今月27日の23時59分までになります。意見募集のサイトへは、こちらのQRコード(スライドに記載)とか、県のホームページに掲載しているURL等からアクセスしていただく仕組みになっています。ご応募はどなたでも結構です。県内の方はもちろんですけれども、県外からも幅広くご意見をいただければと思っています。
 いただいたご意見は、新たな群馬県の魅力の発見とか、県の魅力の最大化に向けた施策の検討に、しっかり活用させていただきたいと思っています。

 次のスライドをご覧ください。今回、記念すべき第1弾ということなので、さらに特別企画をやりたいと思っています。
 意見を投稿していただいた方の中から、県にとって気付きや発見があるような素晴らしい意見を投稿してくださった数名の方をお招きして、群馬県知事である私と座談会を開催するというプロジェクトでございます。座談会は6月24日金曜日の18時半から行う予定です。座談会の様子は、湯けむりフォーラムの企画として、県のYouTubeチャンネルtsulunosでライブ配信をさせていただきます。
 県民の声と行政をつなげる、その象徴的な機会にしていきたいと考えておりますので、ぜひ、ご期待いただきたいと思います。

 意見募集については、今後も第2弾、第3弾と、毎回異なるテーマで続けてまいりますので、ご期待いただければと思います。
 私からは以上ですが、せっかくの機会なので、写真撮影をさせていただいて、その後、質問があれば。

(写真撮影) それでは、何かご質問があったらと思うんですけども、その前にちょっと伊藤くんのことを話すとですね、彼はいくつかの全国紙で何年か前にも取り上げられたんだけど、19歳のときに起業したんですよ。あるプロジェクトで会ってからすごく親しくしていただいて、私の近しい友人の中では最も若い1人だったんです。10代だったんでね。それからまた3年たったのか。随分大人になったんですけども、この人も、やはりこれからの日本を担っていく、新しいコンセプトリーダーになる人だと思っていまして、大変注目をしています。とても人柄も良くて、私とは歳が多少違うぐらいなんですけど、私が60代で彼が20代ということなんですけど、一緒に美術館行ったり、映画を見に行ったり、プロレスを見たりする仲です。
 そういうことで、今日の発表についてご質問があれば、ぜひご自由にお聞きいただければと思います。 

質疑応答

(記者)
 第1弾が5月27日までということなんですが、これは、こういった質問を何度か重ねていくというふうに受け止めたんですが、いつまでに、どれくらいを想定されているんでしょうか。
(知事)
 これからいろいろ相談しながらやっていこうと思うんですけど、まず第1弾としてここから始めて、これはしっかり、長期的な取り組みにしていきたいと思っています。
 第2弾・第3弾をどうするかというのは、これからの相談の中で決めていきたいと思います。何かありますか。

(PoliPoli伊藤代表)
 そうですね、やっぱり第1弾では幅広いテーマで募集していますので、その中で、例えば、すごい話題になるコメントだったり、いい意見に対して、そこで深掘ったような政策募集だったりとか、僕らの中でもいろいろ、こういう政策募集をしたらいいんじゃないかというアイディアはあるので、担当者の方含めていろいろ相談して、県民だったりとか県外の方にもですね、興味持ってもらえるような政策相談にできたらと思っております。(記者)
 これは単年度の取り組みなんでしょうか。

(知事)
 田子部長のほうから、正確に説明してください。

(知事戦略部長)
 単年度の県の予算もありますので、単年度の契約をしております。今年度何回というのは、今後の展開も含めてですけども、例えばイメージですと、2カ月に1回ぐらいのペースではできればと。それより早くなるかもしれないですし、それは状況を見ながら、契約の範囲内で効果的に使っていければと思っています。

(記者)
 ちなみに事業費はいくらですか。

(知事戦略部長)
 約200万円ですね。

(記者)
 今回(5月)27日まで意見を募るわけなんですが、大体どれくらいの意見が寄せられるというふうに想定しているんでしょうか。

(知事)
 そこら辺どうですか。今までの経験から。

(PoliPoli伊藤代表)
 まだ読めないところではありますけれども、たくさんの量というよりは質の高いコメントということをすごく大事にしているプラットフォームですので、数千件という感じじゃないんですけれども、これまでの経済産業省さんだったりデジタル庁さんの取り組みからすると、大体50から100件ぐらい、いい意見が集まったらいいのかなと思っております。

(記者)
 ちなみに経産省とかはどれくらい集まったんですか。

(PoliPoli伊藤代表)
 だいたい50から100件ぐらいの政策相談がテーマごとに募集されているという感じですね。例えば経産省さんだったら4つぐらい募集があったんですけど、例えばそのスタートアップとかに関してはネットとの親和性が高くて、すごい集まるみたいなこともあったりしたんですけど、平均だいたい100弱ぐらいのコメントが募集されるんじゃないかなとは思っていますが、群馬県さんのPR力だったりとか、そういうところで増えたりとか、逆に減ったりする可能性はあるかなと思っております。

(記者)
 意見を集めるというと、県の広報誌に載せて県民から募ったりするんですが、そういうのとの違いというのはどういうところにあるんでしょう

(知事)
 それはやはり、さっき伊藤くんも言ったように、ネットを活用するという点で言うと、文字の発信もあるし、もちろんいろんな発信の仕方があるんですけども、やっぱりね、特に若い世代に届けようと思ったらネットなんです。
 若い世代は、テレビや新聞とか活字からじゃなくて、ネットから情報を取るので、そういう意味では、今回「PoliPoli Gov」を活用することについて言うと、若い世代に浸透するという意味でも非常に意味があるし、若い世代に限らず、やはりネットの影響力を考えたときには、これを前向きないい形で使うという点でいうと、今回は群馬県にとっても実験なるかなと思っています。
 それからもう一つ言うと、もちろん予算は単年度なので、日本は。県の予算も単年度なので、今回単年度予算ということで予算を付けることにしたんですけども、伊藤くんたちが立ち上げたPoliPoliは本当に地道に頑張ってきていて、経済産業省とかデジタル庁にも採用されているということで、おそらくいろいろ他の自治体にも興味があったところはあるんですけども、伊藤くんの方で、私がいるということもあるし、群馬県は最近元気だし、いろいろなことをやっているし、群馬県を選んでもらったと思っているので、予算の規模としては最初小さいですけども、これぐらいの予算規模でも、群馬県で始めたいと言ってくれたのは大変嬉しいと思いますし、これでとにかく始めてみて、いろいろな反響があれば、さらなる展開の可能性もあるかなと思っています。

(PoliPoli伊藤代表)
 その違いというところなんですけれども、これはよく議論にも上がるんですけれども、パブリックコメントだったりいろいろあるとは思うんですけど、僕らが一番やりたいところはですね、しっかりと行政だったりに意見を伝えて有効な意見にするということなんですね。
 僕らの違いは、政策立案のプロセスの中で、結構前段階で割とざっくばらんに聞いて、そこで例えば、いい意見に対しては政策プロセスの中に巻き込んで、一緒に政策を作っていくという共創がやりたいことです。パブリックコメントが結構後の方になったりするんですけど、そういう本質的な政策を反映するということがやりたいところが一つ。
 二つ目は、知事もおっしゃったとおり、若い人だと活字だったりとかですね、そういうのをやっぱり見ないので、見ていただいたとおり、結構グラフィックだったりとか、綺麗な発信をするということは意識しているところではあります。

(記者)
 PoliPoliは社員(従業員)が何人いて、何の会社というのが一番適当ですか。

(PoliPoli伊藤代表)
 PoliPoliは、「政治行政スタートアップ」だったりとか、「ポリテック・ガブテックスタートアップ」とかスタート界隈では言われたりします。従業員は、業務委託も含めてだいたい24名ぐらいになっているという感じですね。

(記者)
 せっかくいらっしゃっているので基本的なところをいくつか質問させていただきたいんですが、伊藤さんの方にですね。株式会社PoliPoliさんのホームページを、ここに来る前に拝見しました。本社の所在地は鎌倉市ですね。

(PoliPoli伊藤代表)
 群馬県じゃなくて申し訳ない。

(記者)
 あと、これ(PoliPoli)を運営してらっしゃるということでソフトウェア会社になるんですよね。

(PoliPoli伊藤代表)
 そうですね、はい。

(記者)
 あとは、PoliPoliの利用者と言いましょうか、これ、利用登録とかって何か必要なんですかね。利用者何人ぐらいってのをもし分かればと思っておりました。

(PoliPoli伊藤代表)
 そうですね、累計だとだいたい10万から20万くらいの規模ってふうには書いていただければ。

(記者)
 なるほど、わかりました。やっぱり利用者として若年層が多いとかそういうのありますでしょうか。

(PoliPoli伊藤代表)
 そうですね、やっぱり若い世代は多いかなと思います。

(記者)
 だいたいどのくらいの世代が・・・。

(PoliPoli伊藤代表)
 ちょっと古いデータなんですが、大体10代から30代ぐらいが結構多くて、1年前ぐらいのアンケートなんですけど、だいたい7、8割ぐらいが10代から30代というデータはあるんですけども、ちょっと募集テーマだったりとかで結構変わってくるってことあるかなと思います。

(記者)
 これは知事にお伺いしたいんですけども、1回目(の募集テーマ)が「群馬県の魅力はなんですか」という比較的広いテーマだとおっしゃいました。ただやっぱり、政策に活かすためには細かいというか、限定したこと聞くのが今後必要なってくるかと思うんですけども、2回目、3回目で今のところ考えてらっしゃるテーマとかってございますか。

(知事)
 とりあえず、今はさっき言ったように、少しみんなが何か意見を投稿しやすいテーマに設定して、そのあとはよく時代の流れも見ながら、細かいテーマで、ぜひ意見を募集したいものもいろいろあると思うんですけどね。
 昨日東京に行って、寺島実郎(てらしま じつろう、日本総研代表)さんに会ってきたんですけど、日本総研は幸福度ランキングをやっていて、私が批判したランキングと全く違う、本当にちゃんとしたランキングなんですよ。(日本総研さんの)ランキングの何が素晴らしいかっていうと、毎年、時代の流れを踏まえて、新しい項目っていうのを付け加えてくっていうのがあるんで、やっぱりねこの時代の流れとか状況を見ながら、少し聞きたいテーマも変わってくるかなと思いますけども、とりあえず、まずは一番幅広いテーマでやって、そこから、伊藤君と相談しながら、少し個別の投げかけをしていければなというふうに思ってます。

(記者)
 PoliPoli全体の話なんですけども、こういうのってたぶん、書き込む方も反映されてる感とか、自分の意見が繋がってる感とかっていうのがないとなかなかこう、継続的な提言とかに繋がらないと思うんですけれども、そこら辺はなにか対策とかってやられているんでしょうか。

(PoliPoli伊藤代表)
 やっぱり、政策に対して意見してそのフィードバックってのはすごい大事にしているところでして、やっぱり本質的なところは、自分の意見が政策に反映できたっていうところだと思ってます。
 ただ、政策は結構時間かかったりとか、そういう、全部の意見が反映できるわけではないので、僕らが設けてる仕組みとしては、例えば政策担当者の方からイイネが来たりとか、あとはその政策はこういうふうに進めましたっていう進捗だったりとかを出すみたいな仕組みは提供しているという感じでございます。

(記者)
 群馬県としてもそこら辺は何かしらのフィードバック、座談会もそのうちの1つなのかと思うんですけども、これについても検討されてたりはするんでしょうか。

(知事)
 それもいろいろこれから、いろんな知恵を絞っていきたいと思います。まず、この座談会は結構画期的な試みだと思ってるんで、そのいろんな反応を見ながら、考えていきたいと思います。

(記者)
 今画期的とおっしゃった、座談会にどなたを呼ぶか、抽出する作業は県の方が行うのでしょうか。

(知事)
 (知事戦略部長)どうぞ。

(知事戦略部長)
 当然、県の方でですね、最終的にはこの方いうことで、当然意見をいただいた方の中から、数名という形になりますけど、そこで当然意見のやりとりで(株)PoliPoliの方とも(相談して)やりますので、そういった意見も踏まえながら、最終的には当然県の方で決めるという形になりました。

(記者)
 抽出の判断基準というか、注目すべきみたいな言い方でリリース上はなっていたんですけれども、特にどういう意見をこう求めてるかみたいな、表現するならばどんな感じでしょうか。

(知事)
 それは少し(株)PoliPoli側とも相談していくんですけども、だいたい意見の中身を見れば分かるじゃないですか、問題意識とかね。そういうものも含めて総合的に判断したいというふうに思っています。こういう意見をやっぱり発信する人とは会ってみたいって、きっと考えると思うので、それは質問のクオリティとか、あるいは我々の考えている政策について、反映すべきポイントがあるかどうかとか、いろんな基準で、質のいいものを選んで、その方々と対談できればいいなと思っています。

(記者)
 座談会の場では、その方々が実際に挙げられたテーマについて、知事が質問して深掘りしていくという内容になりますか。

(知事)
 座談会の中身もよくこれから考えようかなと思うので、県の職員の表彰式もちょっとスタイル変えたんですけど、あまり形式ばったものにしたくないので、そこは、これから中身はもうちょっと詰めたいと、どういうやり方が一番意見交換としていいのか、少し知恵を絞りたいと思っています。
 ぜひ皆さまPoliPoliに注目をしていただきたいと思います。今日は伊藤君ありがとうございました。今週も(記者会見が)3回目になってしまいましたが、本当に記者の皆さま最後までお付き合いいただいて、ありがとうございました。こうやって群馬県が、いろいろと新しいプロジェクトを打ち出してますので、やはり県民の皆さまに伝えたいことがあれば、こうしてまた会見の機会を設けさせていただきたいと思います。今日も最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。以上で臨時会見を終わりたいと思います。

(以上で終了)
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。