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令和5年度第25回定例記者会見要旨(11月14日)

更新日:2023年11月14日 印刷ページ表示

■日時    令和5年11月14日(火曜日)午後1時00分~1時30分
■会場    記者会見室
■出席者  県:知事、副知事ほか
      記者:記者クラブ所属記者等16人
■記録作成 メディアプロモーション課(報道係)

 令和5年11月14日定例記者会見動画(You Tube)<外部リンク>

 モニター資料 (PDF:609KB)
 




会見項目

■知事冒頭発言

 1.はじめに

 2.知事のスコットランド訪問

 3.知事の米国訪問

■質疑応答

■知事メッセージ




知事冒頭発言

1.はじめに

 群馬県知事の山本一太です。本日は渡米中ということで、シリコンバレーから定例会見を行わせていただきたいと思います。記者の皆さんには、今日はそれぞれオンラインでご参加をいただいたということで、今日もお集まりいただきましてありがとうございます。先週の8日からスコットランドとアメリカを訪問しています。その間も皆さんへの情報発信、説明責任を果たしていきたいと考えておりまして、昨年に引き続いて、今回リモートでの会見をお願いさせていただきました。記者の皆さんには、いつもと違う方法の会見ですから、ご不便な点もあるかと思いますがご容赦をいただければと思います。

 それでは会見の中身に移りたいと思います。本日は、知事のスコットランド訪問について、その行程、中身について発表したいと思います。

 

2.知事のスコットランド訪問

 先週の11月8日の水曜日から11日の土曜日にかけて、スコットランドを訪問いたしました。スライドをご覧ください。今回の訪問のポイントをまとめてあります。前回の記者会見でもお伝えしましたが、スコットランドは非認知能力を強く意識した独自の教育を実施しており、いわばSEL教育の先進地となっております。

 今回の訪問によって、SEL先進地であるスコットランドと群馬県とのSEL教育に関する共同研究、小学校から高校までの各層での人材交流プログラムづくりなど、具体的な取り組みについて合意をいたしました。また、スコットランド政府から積極的な支援を得られる確約も得てまいりました。群馬県では、2027年までにSELプログラムを完成させて、県内で展開していきたいと考えております。その早期実現に向けて、早急に具体的なアクションに結びつけていきたいと思います。

 私にとっては、今回が初めてのスコットランド訪問でしたが、日本に対して非常に良い印象を持っている国でした。また日本人と同様に、スコットランドの人は大変親切で、群馬県が連携していく際にも円滑な調整が期待できると思っております。短い滞在でしたが、すっかりスコットランドが好きになりました。スコットランドとの連携についても、各訪問先から大変歓迎されまして、訪問前に想定していた以上の成果が得られたということで、手応えを感じています。今週17日から皆さんご存知だと思いますが、県庁で「フランス祭り」というのがあります。日本の地方とスコットランドの間で、実はそうした取り組みを行っている地域はまだないというふうに伺いました。そこで、来年にも「スコットランド祭り」というものを開催したいと思うぐらい、群馬県とスコットランドとの関係構築に大きな可能性を感じているところです。また、林駐英日本大使、あるいはエディンバラ総領事館の皆さんをはじめ、今回の訪問をサポートしていただいた方々に、知事として改めて感謝を申し上げたいと思います。

 それでは詳細をご報告したいと思います。次のスライドをご覧ください。初日の9日は、まず、スコットランド教育庁を訪問いたしました。スコットランド教育庁は、具体的な教育内容の決定と実施に責任を持つ独立した政府機関になっています。トップが出張中で不在ということで、ナンバーツーであるブレイ戦略部長にご対応いただきました。ブレイ部長は、スコットランドの教育改革について戦略づくりを実際に担っている責任者ということになります。会談では、スコットランドがこれまで試行錯誤しながら教育改革を進めてきた経緯とか、あるいは現在取り組んでいるSEL教育の具体的な中身についてご説明いただきました。私の方からは、群馬県の教育の取り組み、群馬県とスコットランドとの共同研究について提案をさせていただきました。ブレイ戦略部長の方からは、「この会談を契機にお互いの強みを生かしながら研究を進めたい」と、こうした前向きな回答をいただきました。政府による積極的な支援についてもお約束をしていただきました。

 もう少し具体的に説明したいと思います。スコットランドはOECDが2018年に行った最新のPISA調査で、グローバルな社会で生き抜くための力、global competence(グローバル・コンピテンス)の評価において、香港や台湾と並んで3位のグループに入っています。しかしながら、数学や科学など従来からの評価については、20位台に留まっているということでした。一方、日本は、グローバル・コンピテンス調査には参加していないと伺っていますが、数学と科学の評価では常に世界でトップクラスです。そうした両国の強みをうまく組み合わせることで、よりよいSELプログラムを作っていきたいというお話をいただきました。

 続いて、スコットランドの教育現場を視察するために、日本の小学校にあたるウエスト・フィールド初等学校と、日本の中学校、高校にあたるウエスト・カルダー高校を訪問いたしました。両校とも、教育カリキュラムや学業成績において、スコットランド国内でもトップレベルの評価を得ている学校です。教室では、子どもたち自身がそれぞれの関心に応じて学びを選び、また自ら学びを創造している様子を見ることができました。先生方も、子どもたちの興味や個性に向き合って、その成長を親身にサポートしている姿を見て、大変印象に残りました。皆さんが本当に楽しみながら積極的に学んでいて、通いたくなる学校というのはこういうものだと実感いたしました。今後、SEL教育の群馬モデルを検討する上で大いに参考となる知見を得ることができました。

 次のスライドをご覧ください。2日目の10日は、スコットランドで4番目に大きな都市である、ダンディー市を訪問いたしました。ダンディー市は、古くは繊維産業、ジュートで栄え、戦後は製造業が盛んでしたが、競争力を失って長い停滞の時期もありました。現在は、バイオ産業とかデジタルメディア産業の力で復活し、再開発が活発に行われていました。こうした親和性から、群馬県との有力な連携先と考えておりました。

 ダンディー市においては、ビル・キャンベル市長や教育部門のトップであるポール・フレーミング上級部長と会談をいたしました。群馬県との連携に対し前向きな言葉をいただきました。共同研究を進めることでも合意いたしました。会談には、ローズ・バンク初等学校のジェニファー・ヘッフェル校長先生も同席していただいて、群馬県内の子どもたちとの交流プログラムについても連携していくことになりました。

 また、ダンディー市は、実は貧困家庭の割合が多いということも伺いました。日本とはもちろん貧困の定義が異なって、向こうの貧困の定義では所得だけではなくて、住居や文化施設へのアクセス時間など、様々な要因で決まると伺いました。ダンディー市からは、貧困家庭が多い状況を前向きに捉え、むしろ貧困から脱出するための教育へと教育改革のエネルギーに変えていくという話を伺って、これはまさにピンチをチャンスに変えていくという群馬県の考え方とぴったり一致していると思い、このダンディー市の取り組みに大変感銘を受けました。

 次のスライドをご覧ください。続いてダンディー大学を訪問いたしました。ダンディー大学では、シェーン・オニール学長代理と会談を行いました。学長も実は会っていただく予定だったんですけど、こちらの予定と合わなかったということで、ナンバーツーの学長代理にお目にかかりました。ダンディー大学は地方にある大学ですが、企業インパクトランキングではイギリスの第1位に評価されています。教育学の分野でも高い評価を受けている大学です。オニール学長代理だけではなく、ジェフ・ブラックフォード人文社会法学部長やキャリー・マクレナン教育社会学科長の2人の学部長等も加わり、この会談を行ったということで、群馬県との連携に対するダンディー大学の本気度が伝わってまいりました。

 会談では、SEL教育に関する共同研究を行うこと、日本への留学経験もあり、ダンディー大学でSEL教育に関連した研究を行っている、スネイプ教授が共同研究にコミットしていただくことについてもご了解を得ました。大学側から、「群馬県とのポジティブな関係をしっかりと作っていきたい」と大変前向きな言葉を頂戴しました。今後、群馬県とダンディー大学はSEL教育の共同研究で連携していくことはもちろん、それ以外の分野でも様々な連携を検討してまいりたいと思っています。

 スコットランド訪問の結果は以上です。今回の訪問も踏まえ、SEL教育の群馬モデル、非認知能力の群馬モデルの構築のために、早急に具体的なアクションを起こしていきたいと考えております。

 

3.知事の米国訪問

 最後に、まだ途中ですけども、知事のアメリカ訪問、これまでの日程についても少し触れたいと思います。

 現在私は、アメリカのサンフランシスコにおります。高崎市の富岡市長さんと合流して、シリコンバレーを視察しています。Waymo(ウェイモ)の自動運転車とかスタンフォード大学、スタートアップ企業などを視察いたしました。明日もスタートアップ企業を訪問いたします。その後ロサンゼルスへ移動し、今回のアメリカ訪問のハイライトであるNETFLIXを訪問する予定です。

 これまで、アメリカまでわざわざやって来て、知事自らがNETFLIXの本社幹部に対してトップセールスを仕掛けるという自治体はおそらくなかったと考えています。群馬県が「クリエイティブの発信源」を目指しているということで、NETFLIXの幹部との会談は非常に重要だと考えています。知事自ら、全身全霊で群馬県の魅力をPRし、NETFLIXとのさらなる連携強化に繋げていきたいと考えております。

 アメリカの訪問の結果については、詳しく帰国後の記者会見でお伝えをしたいと思います。

 私からは以上です。何かご質問があれば、お受けしたいと思います。

 


質疑応答

●スコットランドとの非認知教育に関する共同研究等について

(記者)

 スコットランドと非認知教育に向けた共同研究をするということで合意したということですけど、具体化はこれからだと思うんですが、どのような共同研究を想定しているか教えてください。

 

(知事)

 具体的なことはこれからよく相談したいと思いますが、大きな方向性として言うとですね、スコットランドのSEL教育が非常に進んでいるという強み、あるいは、先ほど申し上げたとおり、日本のPISA(国際学力調査)における学力の高さ、分野は違いますけども、こういうお互いの強みをしっかりと生かしながら、日本とスコットランドが協力して、このSEL教育における新たなモデルを一緒に作っていこうという流れについて合意をいたしましたので、これから詳細については早急にしっかり詰めていきたいと思っています。

 これは先ほど申し上げたとおり、特にダンディー大学が、まさにダンディー市の復活の原動力になっていまして、ここはイギリスでも非常に評価の高い大学ですから、ダンディー大学ともしっかり連携をしていきたいと思いますし、あるいは、これも具体的にはこれからですが、小学校と中高も視察をさせていただきましたので、こういうレベルの交流も考えていきたいと思いますし、スコットランド教育庁ともいろいろな形で連携していければと思っています。

 ダンディー市は、今非常に注目されている、特にデジタルクリエイティブみたいな世界、あるいは観光を含めて非常に注目されてるところなんですが、実は貧困家庭が非常に多い地域だということも分かりましたので、特にインクルーシブ教育について、このダンディー市といろいろな連携を考えたいなと思っています。

 

(記者)

 冒頭のご説明にもありましたけれども、スコットランドと群馬の子どもたち、小学校から高校までの人材交流を作っていくんだということですけれども、これは子どもたちが相互に、群馬の子どもたちがスコットランドに行ったりして、スコットランドの子供たちは逆に群馬に来たり、そういったことを考えておられるんでしょうか。

 

(知事)

 これからまたよくやり方を相談したいと思います。例えば、1つの例として、オンラインで意見交換を始めるという考え方もありますし、詳細はまだ決まってませんけれども、いろいろな形での交流を考えたいと思います。宇留賀さんから少し具体的にありますか。

 

(宇留賀副知事)

 具体的な話は知事から今お話があったとおり、確定はしていないんですけれども、先方との話の中では、スコットランドのSEL教育では、1人1人の子どもたちが、自分がやりたい研究を自分の発想でやるということをやっておりまして、群馬の子どもたちがスコットランドに来て、そこに入ってみることによって、経験値としては非常に大きなものを得ることができると思います。

 こうした形で、群馬の子どもたちがスコットランドに来る。そこでスコットランドの子どもたちと一緒に授業を受ける。またはその逆で、群馬にスコットランドの子どもたちが来て、日本の教育は、理数系の教育ですとか科学的な教育といったところが優れているので、そういったところに入っていただく。こういったことをやっていきたいというような話をしました。

 ただ、いきなり相互に行ったり来たりというところはまだハードルが高いところもあるので、最初はオンライン上で一緒に授業を受けてみたり、コミュニケーションをとって交流してみたり、そういったところからスタートしていくのかなと思います。この後、具体的に調整をしていきたいと思います。

 

(知事)

 非認知能力では群馬県は全国の最先端を行きたいとお話をしましたし、ご存知のとおり、OECDの調査(社会情動的スキルに関する調査)にも群馬県が(日本で)唯一参加しておりますし、今回スコットランドに来たのはですね、OECDからのいろいろな推薦もあったんですね。いわゆるSEL教育を非常に一生懸命やっていて、OECDのプロジェクトにも参加しているし、日本と同じような方向を向いていくパートナーシップとして、非常に可能性があるんじゃないかということで、OECDの方からご推薦いただきましたので、非常にいいご縁をいただいたと思いますし、こういう形で新しいモデルを作ろうという自治体はないと思いますので、ぜひですね注目をしていただきたいと思っています。

 

(記者)

 共同研究をする相手側の主体なんですが、教育庁と市と大学のお名前が出てきましたが、いずれのレベルでもやりたいということでよろしいんでしょうか。

 

(宇留賀副知事)

 基本的には、今このSEL教育を群馬県としてどのように展開していくかというのは、群馬県の教育委員会の中に委員会がございます。そこにダンディー大学の先生方にも加わっていただいて、スコットランドでどういう教育をしているか、日本で展開するときはどういったところを特に留意するといいか、どういった工夫をすればいいか、そういった議論をこの委員会の中でやっておりますので、具体的には、ダンディー大学の先生方にここに入っていただくというのが一義的になります。

 加えて今回、スコットランド教育庁という教育全般に関して責任を持っているチームとも、一緒にやっていこうという話ができましたので、(スコットランド)政府の機関からもサポートいただけると。こういったところが基本的な研究ということの中身になってくると思います。

 加えて、ダンディー市の小学校や中学校などで、実際に子どもたちが交流をしたり、子どもたちだけでなく先生方が交流して、お互いの教え方、ないしは子どもの育て方、応援の仕方、そういったところを学び合うと。そういったところも非常に効果的だと思いますので、ダンディー市もそういう実際の交流の現場として考えています。

 加えて、ダンディー市のほかにも、他のエリアで教育に特色のあるエリアもありますので、そういったところも実証のフィールドとして、実際に交流するフィールドとしてできないか、そのような内容を今、想定しております。

 ただ、この辺りの具体的なことはこれから調整という形になりますので、今の内容を想定しながら調整を進めていきたいと思います。

 

(知事)

 今、宇留賀さんが言ったとおりなんですけれども、ダンディー大学には、筑波大学でPh.D.を取ったスネイプ先生という方がいて、この方が窓口として手伝っていただけるということでご了解をいただいています。もちろんダンディー大学と連携したり、あるいは宇留賀さんが今言ったように、いろいろな選択肢を考えながら連携を作っていきたいと思うんですけれども、できれば全体として群馬県とスコットランドの連携の形を作っていきたいと。ご存知のとおり、スコットランドは州でもない郡でもない県でもない、ある意味非常に独立性の強い存在なんですよ。もちろん英連邦の一員ではあるんですけれども、スコットランドの人口が550万人ぐらいでしょうか。群馬県が200万人ぐらいなので、できればスコットランドと群馬県という視点でいろいろな関係を作っていければなと思っています。これもたぶん初めてだと思うので、ぜひこれも注目していただければなと思います。

 

(記者)

 ちなみに、スコットランド祭りみたいなものは、やる方向で検討していくということでよろしいですか。

 

(知事)

 これはこれからよく検討しますが、先ほど言ったように、今回3日間ぐらいだったんですけれど、スコットランドに魅了されたんですよ、スコットランド人の人柄とか。イングランドと違うんですよね。非常に連携がしやすいということも考えると、これからよく相談しますが、イギリス祭りとかフランス祭りはあっても、スコットランド祭りをやっているところはないので、真剣にスコットランド祭りを考えたいと思います。

 

(記者)

 改めまして、グローバル・コンピテンス調査の話も出ましたが、非認知能力を高めなければいけない理由、それを高めていきたい理由について、知事の思いを伺えればと思うんですけれども。

 

(知事)

 それは、もう何度も会見で申し上げたとおり、戦後の大量消費・大量生産の時代の中では、みんなが同じ方向を向いて競争してきたわけじゃないですか、いい大学に入って、大きな企業に入るみたいな。そういう中では、そういう競争に得意な人にばかりスポットが当たってきたわけですが、やはりそうじゃないと思うんですよね。子どもたちの能力は千差万別ですし、今回スコットランドの小学校や中学校を見て、それぞれの個性に合わせた、興味に合わせた教育というものが実践されているわけですよね。ですから、学力や偏差値だけではない、まさに非認知能力みたいなものをしっかりと基準を作って、千差万別な子どもたちの能力が生かせるような群馬県にしていきたいという思いがあります。

 それからもう1つは、日本はこの20年ほとんどイノベーションが起こっていませんけれど、クリエイティビティを作っていく、あるいはイノベーションを起こしていくためには、あまり画一的な教育というのは良くないと思っています。まさに全国のトップランナーとして、群馬県が非認知能力を進めることによって、子どもたちの千差万別な能力を生かしてあげられるよう、スコットランドと協力して目標や基準を作っていくこと、非認知能力を高めることによって、イノベーションを起こす始動人を育てていくことを考えています。

 

●前橋市長選の候補者について

(記者)

 小川晶県議が前橋市長選に出馬する意向を固めたという報道がありました。現時点での、知事の前橋市長選に対する態度について伺えればと思います。

 

(知事)

 小川県議は県議会でずっと真面目に仕事をされてきて、いろいろ質問も受けましたけれども、しっかりとした実績を上げてきた方だと思います。選挙戦では、とにかく候補者の批判みたいなことは一切しないつもりですけれども、知事としては山本市長を明確に応援したいと思っています。やはりこれまで群馬県と前橋市がいろいろな形で連携をしてきたと。山本龍市長とも信頼関係を積み重ねてきたということを考えると、やはり継続性ということから考えても、ぜひ山本龍市長に再選をしていただきたいと思っています。ただもう1回言いますが、小川県議には小川県議の志があり、小川県議を応援する方々もおられるので、個人への中傷みたいな批判をするつもりは一切ありません。正々堂々と選挙を戦っていただければいいんじゃないかと思います。もう1回言いますが、知事としては明確に山本市長を応援したいと思いますし、私の後援会の方にもしっかりそのことはお話をしたいと思っています。

 

●大谷翔平選手のグローブ寄贈について

(記者)

 大谷翔平選手が全国の小学校にグローブを配るということを発表されました。全国の子どもたちに「野球しようぜ!」と呼びかけるような内容ですけれども、こういった大谷選手の動きについて、知事としてどのような感想をお持ちか教えてください。

 

(知事)

 本当にすばらしいなと思いますし、これは本当に大谷選手の純粋な気持ちから出たことだと思うんですけれども、随分大リーグでも話題になっていて、いろいろなところから称賛のコメントが届いていると思いますが、本当にすばらしいと思います。前にも記者会見で言ったんですけれど、やはり大谷翔平選手とボクシングの井上尚弥選手と同じ時代に生きられたということを本当に私は幸せだと思っていまして、これから大谷選手はどうなるか分かりませんけれど、個人的にはドジャースに行ってほしいなと、余分な話ですが、そんなふうに感じております。

 


知事メッセージ

 それでは最後に、県民の皆さんに向けて少しお話をさせていただきたいと思います。先ほど申し上げたとおり、今回結構長いんですけど、9日間使ってですね、スコットランドと、それから今アメリカにいるんですが、アメリカを回って帰国しようということです。スコットランドは先ほど申し上げたとおり、これから群馬県が、非認知能力・社会情動スキルの教育で、全国のトップランナーになろうという気持ちで訪問させていただきました。

 いずれにせよ、群馬県が目指す教育イノベーションというのは、千差万別な子どもたちの能力をしっかり把握して、それぞれの能力を伸ばしてあげたいと、そういう思いで今回、スコットランドにまいりました。

 アメリカでは、ベンチャー企業、スタートアップ企業を回っているんですけども、群馬県を「クリエイティブの発信源」にする、いろいろなエンタメ産業を持ってくる、映画とかドラマを作る拠点になる、それから、群馬県からクリエイティブな人材を輩出できるようにする、このためにNETFLIXに売り込みをかけていくと。こういう知事は誰もいないと思いますが、直接NETFLIXの幹部に売り込みをかけて、群馬県を「クリエイティブの発信源」にするために、ありとあらゆる努力をこれからもしていきたいと思っています。

 9日間の出張ですが、1日も1分も無駄にすることなく、群馬県のために頑張っていきたいと思いますので、ぜひ応援していただきたいと思います。また、この知事の新たなトップ外交、これ他の県知事は誰もやっていませんので、ぜひこれにも、県民の皆さんのご理解をいただきたいと思いますし、応援していただきたいと思いますし、ぜひ注目してください。

 ということで、今回はアメリカからの記者会見でしたが、記者の皆さんにはオンラインでご参加いただきまして本当にありがとうございました。

 サンフランシスコは結構涼しいです。スコットランドはすごく寒かったです。日本もかなり寒くなっていると思いますが、皆さん風邪をひかないように体調に気をつけて元気にお過ごしください。

 ということで、アメリカからの記者会見はこれで終わりたいと思います。ありがとうございました。

 

 

( 以上で終了 )
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。