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令和5年度第39回定例記者会見要旨(3月7日)

更新日:2024年3月7日 印刷ページ表示

■日時    令和6年3月7日(木曜日)午後2時1分~2時32分
■会場    記者会見室
■出席者  県:知事、副知事ほか
      記者:記者クラブ所属記者等15人
■記録作成 メディアプロモーション課(報道係)

 令和6年3月7日定例記者会見動画(You Tube)<外部リンク>

 モニター資料 (PDF:699KB)


会見項目

■知事冒頭発言

 1.はじめに

 2.県立みらい共創中学校(夜間中学)開校

 3.始動人アートプロジェクト

■質疑応答

■知事メッセージ


知事冒頭発言

1.はじめに

 それでは定例会見を始めたいと思います。はじめに、先週2日の土曜日に、前橋市を会場として開催された「UPDATE EARTH 2024 ミライMATSURI@前橋」に触れたいと思います。

 「UPDATE EARTH」は、日本から世界を席巻する企業を生み出し、社会を文字通りアップデートしていこうとするプロジェクトです。そのスタートイベントが前橋市で開催されました。1月にはイベントの実行委員長で角川アスキー総合研究所取締役の福田正さんと事務局長でデロイト トーマツグループCGOの前田善宏さんと一緒に合同会見をここで開かせていただきました。当日は日本トーターグリーンドーム前橋をメイン会場として、AIを活用した体験のブースやロボット教室、イノベーションの要素を取り入れた様々なイベントが市内の複数の会場で開催されました。県庁周辺でもEVキッズカートの体験などが行われて、多くの人で賑わいました。

 私はメインイベントとなる群馬イノベーションアワードの全国版「NIPPON INNOVATION AWARD」の表彰式に参加させていただきました。大賞には、がんで失われた声を取り戻すデバイスの提案が選ばれました。また、群馬県の関係では、榛東村出身の加藤徳明さんの海産物養殖ビジネスが優秀賞に選ばれました。加藤さんは、これまでも群馬イノベーションアワードで最高賞を受賞されています。改めて全国的なアワードでも高い評価を受けたということです。群馬県からも、こうして全国的に注目されるイノベーションアイデアを持った人が現れたことを知事として大変誇らしく感じています。

 今回のイベント開催にあたってご尽力をいただいた皆さまには、実行委員会の名誉会長として、そして知事として改めて感謝を申し上げたいと思います。今回こうしたイベントの会場として前橋市が選ばれたのは、前橋市の民間主導のまちづくりや新しいことにチャレンジしている姿が全国から注目を浴びていることの証だと思っています。加えて、群馬県は、新事業への挑戦を全面的にバックアップする「全県リビングラボ」という構想も打ち出しています。新しいことは何でも群馬県で試す、胸襟を開いて新しい考え方、新しい人をどんどん群馬で受け入れる、そして最先端の地方行政モデルを作っていく、こういうことです。「UPDATE EARTH 2024」の開催は、こうした取り組みを内外に発信する良い機会になったと考えています。群馬県としては、今回のイベントを契機に県内から絶え間なくイノベーションが起こってくるような、そういう環境の整備に努めてまいりたいと思います。

 では、会見の中身に移ります。スライドをご覧ください。今日の会見の主な項目です。本日は「県立夜間中学『みらい共創中学校』の開校」、それから「始動人アートプロジェクト」について発表させていただきます。

 

2.県立みらい共創中学校(夜間中学)開校

 まず「夜間中学の開校」についてです。群馬県では、「誰ひとり取り残さず、すべての県民が、幸福を実感できる社会」の実現を目指しております。そのための1つの取組として、何らかの理由で十分に教育を受けられなかった方や、外国人の方などが共に学べる場として、夜間中学の開校に向けた準備を進めてまいりました。

 スライドをご覧ください。このたび、来月4月1日の月曜日に、伊勢崎市に群馬県初の夜間中学である「県立みらい共創中学校」が開校いたします。そして4月11日には、開校式と初めての入学式を行います。校名は、県内外の皆さまからの公募で選びました。県が掲げる「多文化共生・共創社会」の理念や、生徒一人ひとりが学校の新しい歴史を創って欲しいという願いから「みらい共創中学校」と名付けました。様々な人々が共生しながら、それぞれが自立して生きるために必要となる資質・能力を教育しようとする学校です。

 次のスライドをご覧ください。みらい共創中学校の4つの特色についてご説明したいと思います。1つ目、これは「働きながら学べるカリキュラム」です。仕事をしながら学習できるように、授業は平日午後6時から始まります。国語や数学など、1コマ40分の授業が1日4コマあって、午後9時20分頃には下校となります。

 2つ目は、「ハイブリッド型の学習」です。対面授業が基本ですけれども、仕事や家庭の事情などで通学が難しい場合は、電子黒板やパソコンなどを活用して、オンラインでの授業にも対応してまいります。

 3つ目、「多様な生徒に寄り添った支援」です。みらい共創中学校には、多様な背景を持つ方がいるため、学習に不安を感じている方々には、一人ひとりに合った指導を行ってまいります。日本語が苦手な方への日本語指導や通訳の配置とか、生徒のニーズに応じた体制を整えてまいります。

 4つ目は、「企業などと連携したキャリア教育」です。生徒の経済的自立や、充実した社会生活の実現を目指して、企業と連携してインターンシップを行うなど、卒業後のキャリアアップに繋がる教育に取り組んでまいります。以上が、みらい共創中学校の特色です。

 次に、どういう方々が入学を予定しているかについてもご説明したいと思います。現在、入学を希望する方に対して事前面談を実施しています。事前面談を行った方の内訳を見ると、8割が外国籍の方です。8割が外国籍の方で、残りの2割が日本国籍の方でした。この中には不登校の経験がある人もいます。加えて、年代別に見ると、10代が3割と最も多いんですけれども、あらゆる世代の方々が入学を希望されていることが分かります。この他、入学希望者の居住地については、伊勢崎市や太田市が多くなっていますが、その他の地域からも広く入学希望者がおります。このように、みらい共創中学校は様々な国籍や年代の方々が入学する学校になるということです。みらい共創中学校には、県内在住の満15歳を超えた人で、十分に義務教育を受けられなかった人であれば入学可能です。もちろん、外国籍の方も入学可能ということになります。年度途中からの入学もできますので、興味のある方はスライド記載のQRコードから県のホームページをご確認いただきたいと思います。

 夜間中学の設置をめぐっては、県民の皆さまを対象にニーズ調査を行うなど、これまで丁寧に進めてまいりました。私としては、遂に開校まで至ることができた、このことを大変うれしく思っています。加えて、みらい共創中学校における、生徒に寄り添った教育の充実が知見となって、県全体の教育の質の向上に繋がるということを期待しています。群馬県としては、多様な背景を持つ生徒一人ひとりが思いや願いを自らの力で実現し、地域の方々と共生しながら、共に未来を創っていく、まさにこの名前のとおり、そんな学校にしていきたいと考えています。

 

3.始動人アートプロジェクト

 続いて、「始動人アートプロジェクト」についてご報告します。群馬県では、自分の頭で未来を考え、動き出し、生き抜く力を持った人を「始動人」と定義してその育成に取り組んでまいりました。始動人が活躍する分野は、イノベーションの分野はもちろん、スポーツやアートを含めて多岐に渡ると考えています。そこで今回は、アートの分野で始動人を育む新たなプロジェクトについてお知らせしたいと思います。スライドをご覧ください。群馬県では、この度、「始動人アートプロジェクト」を開始することになりました。その第1弾として、「山中千尋レクチャーコンサート」を開催させていただきます。

 このプロジェクトは、群馬県の子どもたちに、世界的なアーティストによるラーニングプログラムを提供し、未来のトップアーティストを生み出していこうというものです。音楽的な才能を秘めていたり、音楽の世界で活躍したいと考えている子どもたちが、このプロジェクトで才能を開花させて、群馬から世界へ飛躍していく、こういう流れを作っていきたいと考えています。

 今回、そのプロジェクトの第1弾としてご協力いただくのは、群馬県出身のジャズピアニスト山中千尋さんです。山中さんは桐生市出身、ニューヨークを拠点に世界で活躍する、日本が誇る女性ジャズピアニストです。国内のあらゆるジャズチャートで1位を獲得しておりますし、全米デビューも果たしておられます。まさに音楽で群馬から世界へ羽ばたいていった始動人ともいえる人だと思います。

 今回のレクチャーコンサートでは、そんな山中さんの演奏を聞くのはもちろんのこと、ご本人からジャズの魅力や演奏のテクニックを参加者に対してレクチャーしていただきます。コンサートの詳細については、スライド資料に書いてあるとおりですけれども、開催日時が3月23日、開演が16時、場所は高崎市の榛名文化会館になります。対象は群馬県内に在住・在学している小中高生とその保護者で、定員は400名とさせていただきます。参加無料です。なお、参加には事前申し込みが必要となりますので、スライド記載のQRコードから申し込みをお願いしたいと思います。

 世界の第一線で活躍するアーティストから、直接演奏テクニックを学ぶことができる貴重な機会になると思います。ぜひ多くの子どもたちに参加していただきたいと思っています。

 今日は比較的短いのですけれど、私からは以上です。皆さんから何かご質問があればどうぞ。

 

質疑応答

●県立みらい共創中学校について

(記者)

 夜間中学校の関係なんですけれども、現在の入学希望者数から教えていただけますか。

 

(知事)

 担当者の方から。

 

(教育次長)

 現在ですが、事前受付、それから出願があった方を含めて、現在37名です。

 

(記者)

 以前、3学年同時スタートを想定というお話がありましたが、2年生3年生の志願者はいらっしゃいますか。

 

(教育次長)

 現時点で3年生の志願者はおります。

 

(記者)

 4月時点では、1年生と3年生の教室が1クラスずつスタートするような見通しでよろしいですか。

 

(教育次長)

 はい。ただですね、2年生についてもこれから出る可能性もありますので、その場合については、開設するという形になると思います。

 

(記者)

 外国籍の方が8割程度ということですが、希望者の多い国ですとか地域が分かりましたら教えていただけますか。

 

(教育次長)

 一番多いのはブラジルです。さらにペルー、それからフィリピン、それから中国、ベトナム、そんな形で、日本を入れて10カ国になります。

 

(記者)

 今伺った順番で多いということでよろしいですかね。ブラジル、ペルー、フィリピン、中国。

 

(教育次長)

 ブラジル、ペルー、フィリピン、中国、ベトナムの順です。

 

●始動人アートプロジェクトについて

(記者)

 始動人アートプロジェクトについて伺います。今回第1弾ということなので、今後、第2弾、第3弾をいつごろどのような形で実施をされたいかをお聞かせください。

 

(知事)

 まず、地域創生部長から説明してもらいます。

 

(地域創生部長)

 今回はまず第1弾ということなんですが、きっかけの第1弾になります。来年度に向けて、実際に、もう少しこのレクチャー部門、これを何回か繰り返して、最終的には山中さんと一緒のコンサート、そういうものを来年度実施したいということで、今準備を進めているところです。

 まだ予算も議決いただいておりませんし、準備を進めている段階ですので、こちらも来年度になりまして、正式にゴーサインが出ましたらまたお知らせいたします。それ以外のものについても検討を進め、今回の状況を見ながら、第2弾については考えてまいりたいと思っております。

 

(記者)

 今後音楽以外にも、小中高校生向けのこういったアートレクチャーのような企画をいろいろ行っていくお考えということでよろしいですか。

 

(地域創生部長)

 行っていきたいと考えております。今の段階では。

 

(記者)

 知事のこのプロジェクトへの期待も一言改めてお聞かせいただけますか。

 

(知事)

 とてもいい視点だなと思います。群馬県がこれから力を入れていくアートと、我々が育成を目指している「始動人」をうまく合体させた、とても群馬県らしいプロジェクトかなと思っています。

 今、地域創生部長からお話があったように、初めての試みなので、しっかり状況を見て、さらにいろいろな成果を見極めながら、次もできれば続けていきたいなと。よくこの状況を見て考えたいと思います。

 

●TikTok 知事出演動画について

(記者)

 発表案件以外で知事にお伺いしたいのですが、知事がひろゆきさんのものまねをされながら、このところTikTokで動画を相次いで発表されていますけれども、改めて、ものまねを急にされた意図の部分をお聞かせいただいてもよろしいでしょうか。

 

(知事)

 これは、メディア戦略アドバイザーを含めた担当部のスタッフがいろいろと考えて出してくれた企画なので、私としてはどんな無茶ぶりでも受けざるをえなかったということですね。練習する時間が前の日と朝しかなかったんですけども、その割には頑張ったかなと思います。スタッフを100%信頼していますし、みんなが一生懸命やったことについて、「知事、出張ってくれ」という時は、いかなるリスクがあってもやろうと思っているので、頑張りました。第1弾が出ていますけど、まだまだありますので、ぜひ期待していただきたいと思います。

 

(記者)

 ひろゆきさんバージョンでまだまだある・・・

 

(知事)

 まだまだあります。

 

(記者)

 若い世代に情報を発信したいという意図もあったりするんですか。

 

(知事)

 そうですね。やはり、ネットを通じて少しでも若い世代の人に発信するということも頭に置いています。ひろゆきさんはある意味、時代の寵児でもあるので、そういう切り口でみんな考えてくれたのかなと思います。

 

●デジタルクリエイティブ人材の育成・確保について

(記者)

 UPDATE EARTHの話が出たのでちょっと関連してですね、先日、デロイト トーマツさんとアクセンチュアさんを取材したのですが、人員をかなり増やしていて、拠点の拡大についても意欲を見せていらっしゃいました。

 その話を伺っている中で、専門人材の採用というところがやはり課題として挙がっておりまして、そこを強化していかないと群馬県としては厳しいのではないのかなと感じました。

 知事としては、地方大学・地域産業創生交付金の獲得にも意欲を見せていますが、人材育成に関する今後の群馬県のビジョンというか、思いを伺えればと思います。

 

(知事)

 まずは、大学のプロジェクトと人材についての関係について知事戦略部長の方から説明していただいて、その後、宇留賀副知事からもコメントいただければと思います。

 

(知事戦略部長)

 地方大学・地域産業創生交付金ですけれども、今まさに案を練っているところで、先日知事の方から、自民党の金井総務会長と斉藤県議のご質問にお答えしたところです。やはり、デジタル・クリエイティブ産業を育成していくという方針に沿ってですね、企業のニーズに基づいて、今、県内の群馬大学、それから県立女子大、それから共愛学園前橋国際大学、前橋工科大、それから群馬高専等が、そのニーズに基づいた教育を行っていくということになります。先ほど、UPDATE EARTHの企業さん、デロイトさん等のお名前がありましたけれども、それらの企業さんとの直接の連携というのはまだ組んでいないんですけれども、当然今、企業さんの方は、上毛新聞社さんも含めまして、SUBARUさん、ジンズさん、それからクライムさん、太陽誘電さんですかね、あとミシュランさんが参加ということで、企業さんの方も「この指とまれ」で、事業が何とか採択を勝ち取ってですね、それが動き出して後も、企業さんをどんどん「この指とまれ」で増やしていく予定でございますので、その際、そういったUPDATE EARTH関係の企業さんともですね、ぜひ連携していきたいと、担当としては考えております。

 

(知事)

 宇留賀さんどうぞ。

 

(宇留賀副知事)

 アクセンチュアさんとデロイトさんの話が出ましたが、陣容を拡大していただいているという話は、群馬県にとって非常にありがたい話だなと思っておりまして、働き方もそうですし、手掛けているプロジェクトも、当然県内でやっているプロジェクトもあれば、県外ないしは海外を見据えたプロジェクトもやっているので、群馬からいろいろな形で新しい付加価値を生み出すという意味でも、わざわざ東京に行ったり大阪に行ったりしなくても、そういう仕事ができるという意味で非常にいいと思っています。

 課題となってる人材育成のところは、それぞれ県内のデジタル関係の事業者さんも、いろいろな国と組んで人材を確保しようとか、人材育成の専門的な教育をやっていこうとしているんですけれども、今、群馬県は「転職なき移住」で、先日も知事からありましたけども、移住希望地ランキング2位と非常に注目されています。東京ですとかそういったところから、群馬県で生活したい、快適なところで住みたいという人が来るということもあると思いますし、国外から群馬県で働く、アクセンチュアないしデロイトでという話も出てくると思います。

 県内製造業向けのDX化もあるので、例えば、デジタルの知識はこれからリスキリングしながらという方でも、製造業で非常に知識を持っていたり、現場のことをよく知っている方が、そういった会社等に入るということもあると思います。そういった企業さんには、様々な経路から意欲的に人材採用していただきたいと思いますし、中長期的には、これから作っていくTUMOセンターで、小学生・中学生・高校生がどんどん学んで、そういう会社に引っ張っていただけるような人材になって欲しいと思いますし、先ほど知事戦略部長からあった大学、そういったところで、地元の人がその大学に行く、ないしは県外・国外からその大学に行って、そういう会社で引っ張っていく、そういうエコシステム、人の循環というものを、中長期的、5年後10年後ぐらいのスパンだと思いますが、そういう中で作っていきたいと思っています。

 

(知事)

 今、宇留賀さんの言った話に尽きると思うんだけど、今、例えばデロイトとかアクセンチュアがさらに基盤を広げようとして、相当の覚悟で、群馬でやっていただけるということです。最大の課題は確かに人材確保で、宇留賀さんが今言ったような形で、しっかり人材が供給されていくようにするんだけど、プラスアルファーで中長期的に将来を見たら、今言ったTUMOセンターでデジタル人材を生み出していくというのと、今日のは(知事戦略部長の説明は)今の概要で、まだまだ中身が固まっていないので、その中身を発表する時にはぜひ報道していただきたいと思うんですけれども、この大学の交付金を最大限取ろうと思っています。デジタルクリエイティブ人材という言葉を作ったのは群馬県が初めてなんですよ。これも改めてこの構想がしっかりまとまったところで言いますけれども、デジタル・クリエイティブ産業は新しいコンセプトなんです。

 これは本当に、ある意味群馬モデルになると思うので、ぜひ注目してもらいたいと思うし、デジタルはクリエイティブな世界でも欠かせないわけですよね。なおかつ、デジタル・クリエイティブ産業をしっかりと定着させて、広げていく、創造していくという中で、他の産業の高度化にも結びついていくような、実はそういう群馬県の壮大なストーリーを考えているので、ぜひ楽しみにしていただきたいと思います。

 現段階では今、古仙部長が言ったようなことなんですけれども、群馬県庁でいろいろな議論をしていると、こんなことを言うと手前味噌なんだけど、ちょっと他の都道府県はやっていないだろうなみたいな、結構先にいったコンセプトが出てきていて、非常に頼もしいし、楽しみだと思っています。この交付金を取るのはなかなか大変ですけれど、ぜひ取っていきたいと思いますし、今まさに記者さんから話があったような、こういう超一流の企業、アクセンチュアは世界的なコンサルティングファームだからね、デロイトもそうだけど。こういうところが本当に群馬県に拠点を設けて、群馬県で活動したいと思えるような環境を作っていければ、ますます群馬県が元気になるんじゃないかと思います。

 もう1回言いますが、移住希望地ランキング2位は本当に快挙だと思う。上毛新聞もよく取り上げていただいて、この間、関口社長に会って、もう少し大きく取り上げたらいいんじゃないでしょうかと言ってしまったので、謝っておいてください。でも、皆さん大体大きく取り上げていただいていたと思いますが、人材の面でも最先端を行けるように頑張りたいと思います。

 

●県立みらい共創中学校について

(記者)

 先ほど37人入学希望者がいるという話でした。定員が確か35人ということで、定員に達し次第、募集は受け付けないというような記載がホームページ上にあったと、私は記憶しているんですが、ただ先ほど知事のお話では年度途中から申し込みもできるというところで、どうしていくのかを教えていただければと思います。

 

(知事)

 教育次長、どうぞ。

 

(教育次長)

 学年の定員は35なんですが、35を超えた場合については、その学年については厳しいですので、違う学年でよろしければという形で募集をしていくことになってくると思います。以上です。

 

(記者)

 現状は1年生の定員はもう達している状況なんでしょうか。

 

(教育次長)

 まだです。

 

(記者)

 今何名ぐらいなんでしょうか。

 

(教育次長)

 まだ確定はしていないんですけれども、35に近づいているところでございます。

 

(記者)

 分かりました。35に達した場合はそのような案内をするということですか。

 

(教育次長)

 はい。

 

●新型コロナの県内初感染から4年を受けて

(記者)

 今日上毛さんと読売さんの記事にもあったんですけれども、新型コロナの県内初確認から4年ということです。知事の4年振り返っての所感と今後に向けては・・・

 

(知事)

 まずは健康福祉部副部長から。

 

(健康福祉部副部長)

 記者さんが今おっしゃられたとおり、群馬県内で初めての陽性者が確認されたのが、令和2年の3月7日ということですので、今日でちょうど丸4年(が経過する)ということになります。これまでの間、群馬県としては、医療提供体制の整備ですとか、あるいは生活不安への対応など様々な対策を講じてまいりました。また、昨年の5月に感染症法上の位置付けが2類相当から5類に変わって、(5類移行後から)これまでの間はですね、医療現場等において大きな混乱はなかったと承知をしております。現在、社会経済活動は平常に戻りつつあるわけですけれども、ただ今後ですね、例えば変異株ですとか、新たな感染症が発生をして、また次のパンデミックが起こらないとも(分かりませんし)、そういった可能性もあると思っておりますので、県としてはこれまでの経験を踏まえて、次のパンデミックが起きたときに、迅速・的確に対応できるような医療提供体制の整備を計画的に進めているところです。なお、今の新型コロナについても、なくなったわけではないということでありますので、県民の皆さまには引き続き、基本的な感染対策の実施について徹底をお願いしたいと、ご協力をお願いしたいと思います。以上です。

 

(知事)

 今(副部長が)言ったとおりなんだけど、あちこちで申し上げているとおり、パンデミックが終わったわけじゃないと思うんですよ。第2、第3のパンデミックが出てくる可能性もあるので、今ようやく新型コロナとの闘いが一区切りして落ち着いてきた状態なんだけど、ここからどうするか、次に起こったときにどうするかという備えを我々はきちんとしていかなければいけないということなので、そういう体制を来年度の予算でもしっかり付けてありますけれども、そこをしっかりやっていく必要があるのかなと思います。それから、特に最初のパンデミックの時は、宇留賀さんと手分けして、あらゆる情報をとにかくタイムリーに取らなければいけないと。もちろん日本のメディアのニュースも見たんだけど、アメリカが早かったから、もちろん手分けしてNBCとかCNNを見ながら、最新の情報を持ち寄ったんですね。例えば、欧米の新聞の記事とか論文も含めて、そういうことは今もやっているので、ちょっとアメリカで少し気になるウイルスが流行ってきたとか、呼吸器疾患系の、あるいは中国の話とか、こういうのはもちろん日本も含めてだけど、我々としてはしっかり情報収集をやりながら、とにかく何かあった時のために、しっかりと備えていくということが大事だと思います。このあいだ、本会議の一般質問の中で、県立病院のあり方についての話が宮崎県議からあったんですけれど、こういうのも全部、いわゆる次のパンデミックへの対応をどうするかという観点も含めて、総合的に判断していくべきかなと思っています。

 

●県立みらい共創中学校について

(記者)

 夜間中学について追加でお伺いしたいんですけれども、よろしいでしょうか。先ほど、35人に1年生が近づいているという言い方だったんですけれども、正確に何人か伺ってもよろしいですか。

 

(教育次長)

 現時点では32名になります。

 

(記者)

 ということは、引き算をすると3年生を志望している方が5名いらっしゃるということですね。

 

(教育次長)

 そうです。

 

(記者)

 あと、国籍別の多いところでブラジル・ペルーと挙げていただいていましたが、それぞれの人数を伺ってもよろしいでしょうか。

 

(教育次長)

 人数につきましては、まずはブラジルについては10名。それからペルーについては6名。フィリピンについては5名。あとはかなり少なくなってきますので、それ以下ということで、ご理解いただければと思います。

 

(記者)

 ちなみに日本の方は何名ですか。

 

(教育次長)

 現時点では7名希望しております。

 

知事メッセージ

 それでは最後に知事の方から、県民の皆さんに少しお話をさせていただければと思います。寒い日もあるんですけども、だんだん春めいてきたような気もするんですが、結構花粉がいっぱい飛んでいると思うんですね。この会見をご覧なっている県民の皆さんの中にも、結構花粉症をお持ちの方がいると思うんですけれど、私もそんなに重くないんですけれど、昨日初めて連続ですごいくしゃみが夜出たので、相当やばいなと思っています。オリゴ糖を飲んだりとか、いろんなことやりながら、何とか乗り切れるかなと思うんですが、何といったらいいか、それぞれ皆さん、薬を飲まれたり、いろいろ工夫されたと思うんですが、ぜひお大事になさってください。この話は国会の方でも、岸田総理が花粉対策やるみたいなことをおっしゃっているので、逐一いろいろ情報を取っているんですが、とにかく、これからなかなか花粉症が厳しい季節になるので、ぜひ皆さんにはいろんな対策をしながら乗り切っていただきたいなと思っております。

 今日は比較的中身が少なかったので、終わりにしたいと思います。それでは、今日の会見はこれで終わりたいと思います。今日も最後まで記者の皆さんにお付き合いいただきましてありがとうございました。以上です。

 

 

( 以上で終了 )
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。