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令和6年度第1回定例記者会見要旨(4月4日)

更新日:2024年4月4日 印刷ページ表示

■日時    令和6年4月4日(木曜日)午後2時6分~3時20分
■会場    記者会見室
■出席者  県:知事、副知事ほか
      記者:記者クラブ所属記者等16人
■記録作成 メディアプロモーション課(報道係)

 令和6年4月4日定例記者会見動画(You Tube)<外部リンク>

 モニター資料 (PDF:1.46MB)

会見項目

■知事冒頭発言

 1.はじめに

 2.県民栄誉賞の贈呈

 3.敷島エリアグランドデザイン

 4.令和6年度デジタル田園都市国家構想交付金採択結果

 5.狂犬病予防注射のお願い

■質疑応答

■知事メッセージ

知事冒頭発言

1.はじめに

 それでは定例の会見を始めたいと思います。令和6年度がスタートいたしました。これが今年度の最初の記者会見ということになります。記者の皆さまには、いつも申し上げておりますが、この会見は今年度も真剣勝負で進めたいと思いますので、改めてよろしくお願い申し上げます。

 昨日3日の水曜日に、日本時間午前8時58分頃、台湾東部で最大震度6強を観測する地震が発生いたしました。台湾当局によると、この地震によって、すでに9人の方が亡くなられ、1,000人を超える負傷者が出ているということです。知事として、まず被災された方々に心からのお見舞いを申し上げます。そして亡くなられた方々に心から哀悼の意を表したいと思います。群馬県としても、台湾を支援するために、募金受付の準備を進めております。準備ができ次第、改めて周知したいと思いますので、県民の皆さまにもぜひご協力をいただければと思います。

 さて、当初予算の記者会見で申し上げましたが、今年度は攻めの姿勢で、最先端の地方行政モデルである「群馬モデル」を次々と発案・実行し、国内外に発信していく、そういう1年にしていきたいと思っています。また、人事異動によって県庁職員も入れ替わり、体制も新しくなりました。本日新たに企業管理者に着任した成田正士さん、それから先週の会見でもご紹介したメディア連携推進主監の中村昌秀さんにお越しいただいています。お2人からご挨拶いただきたいと思いますので、よろしくお願いします。まず成田さんからお願いします。

 

(成田企業管理者)

 ただいま知事からご紹介いただきました、4月1日に群馬県企業局企業管理者として着任いたしました成田と申します。公営事業というのは電力、水の供給、それから団地の造成と、県民の生活、企業活動、それから県の経済にとって、欠かせない役割でその役割の一翼を担えると思っております。それから、脱炭素等の社会課題の解決にも県として主体的な役割を担えると思っております。

 私は長らく民間企業にいて、国内外で電力ビジネスに携わってまいりました。その経験を生かして、今知事がおっしゃられたような攻めの姿勢で、群馬県の発展に貢献していきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

 

(知事)

 ありがとうございました。どうぞ、中村さん。

 

(中村メディア連携推進主監)

 皆さんはじめまして。この度、群馬県とメディアの連携を推進していく役割を仰せつかりました、中村と申します。どうぞよろしくお願いします。拠点は東京になるんですけれども、やはり群馬県に一番近いメディア人というのは皆さんになりますので、皆さんが書いた記事が全国に発信されていくわけでありますので、ぜひとも皆さんからも、できればいろいろご協力、相談をしていきながら、業務を進めていきたいと思いますので、これからもどうぞよろしくお願いします。

 

(知事)

 ありがとうございました。2人とも非常に素晴らしい方で、これ以上ない最適な人材に来ていただいたと感じています。知事としても改めて大変うれしく思っております。

 また、この春で県庁を離れた方もいらっしゃいます。前の企業管理者の中島啓介さんには、約4年間にわたって、持ち前の優れた経営感覚で企業局の様々な施策を着実に進めていただきました。特に群馬県が主体的に電力供給先を選定する「地産地消型PPA」は、中島さんの力がなければできなかったと感じています。

 また以前の会見でご紹介したショート動画ディレクターの安藤千華さんについても、年度末の任期に伴い退任をされました。安藤さんにはショート動画という新たなコンテンツのノウハウをご提供いただき、県庁職員のスキル向上にご貢献をいただきました。

 県庁を離れた皆さま方には、ぜひ健康に気をつけて、今後も様々な立場から県政を支えていただくようにお願いを申し上げたいと思います。年度が変わり、引き続き私と同じ志、責任感を持って仕事をしてくれる体制ができたと感じています。今年度も県庁職員一丸となって、全力で県政運営に取り組んでまいりたいと思います。

 前置きが長くなりましたが、それでは会見の中身に移りたいと思います。スライドをご覧ください。本日の会見の主な項目です。今日は「県民栄誉賞の贈呈」、それから「敷島エリアグランドデザイン」、「デジタル田園都市国家構想交付金の採択結果」などについて発表させていただきます。

 

2.県民栄誉賞の贈呈

 まずは「県民栄誉賞の贈呈」です。スライドをご覧ください。先日の選抜高校野球大会で、群馬県勢として初の優勝を果たした高崎健康福祉大学高崎高等学校硬式野球部に、この度、県民栄誉賞を贈呈することを決定いたしました。

 県民栄誉賞は皆さんご存じだと思いますが、広く県民に敬愛され、社会に明るい希望と活力を与えるとともに、群馬県の名声を高めることに顕著な功績のあったものに対して贈られる賞です。選抜高校野球大会での県勢初優勝という快挙は、県民に夢と希望、そしてエネルギーを与えてくれました。健大高崎野球部の皆さまは、まさに県民の誇りであり、その功績を最大限讃えるため、今回、県民栄誉賞の贈呈を決定したということです。なお、県民栄誉賞を贈呈する時期については、今後学校側と調整をし、チームにご迷惑がかからないタイミングで実施したいと考えています。

 私も県民の代表として、皆さんご存じだと思いますが、健大高崎を応援するために、甲子園球場に足を運びました。現地のアルプススタンドで決勝戦を観戦させていただきました。多くの県民の皆さまもご覧になったと思いますが、試合はもう手に汗握る熱戦で、兵庫県の報徳学園も非常に強いチームでした。目が離せない試合展開で、健大高崎の、この中でも諦めない姿勢が本当に光っていた、このことに本当に感動いたしました。健大高崎の皆さん、改めて選抜優勝おめでとうございます。

 

3.敷島エリアグランドデザイン

 続いて、「敷島エリアグランドデザイン」についてご報告いたします。敷島エリアとは、前橋市にある敷島公園周辺エリアのことです。正田醤油スタジアム群馬をはじめとした数々のスポーツ施設や、ボート池、敷島公園門倉テクノばら園などの施設があります。これまで県民の皆さまの交流拠点としての役割を担ってきたエリアです。この敷島エリアを次世代に引き継いでいくために、群馬県が主体となって、前橋市と共同でグランドデザインの策定を進めてまいりました。スライドをご覧ください。

 この度、50年先を見据えて、敷島エリアのあるべき姿をまとめた「敷島エリアグランドデザイン」というものが完成いたしました。自治体が管理する公園において、ここまで未来を見据えた構想を掲げている事例はないと思います。これも、公園づくりの「群馬モデル」と呼んでいいと思います。群馬県と前橋市は今後このグランドデザインに沿って整備を進め、将来的には敷島エリアを訪れるだけでも、誰もが元気になる場所、訪れれば本当にエネルギーが湧いてくるようなそういう場所にしていきたいと思っています。

 それでは本日はグランドデザインのコンセプトとか、50年後の敷島エリアの姿を描いた、マスターデザインについてご説明をいたします。50年後、半世紀後ということですね。

 まずコンセプトである「敷島ウェルパーク」についてです。「敷島ウェルパーク」とは、いわば街のウェルネス拠点と言っていいと思います。具体的には、敷島エリアにわくわくする環境デザインを取り入れたり、対話が生まれるような交流拠点を整備いたします。加えて、共感を生み出す、感動体験を創出する場も設けてまいります。

 また、こうしたコンセプトを次世代に引き継いでいくために、公園づくりの基本理念として、「敷島憲章」というものを定めました。この憲章では、6つの理念を掲げています。例えば、スポーツと交流の場を作るとか、豊かな自然に恵まれた敷島の景色を継承していくとか、こんなことを定めております。

 次のスライドをご覧ください。「マスターデザイン」についてもご説明したいと思います。「マスターデザイン」とは、先ほどのコンセプトをもとに、敷島エリア整備の方向性をまとめたものです。エリア内を8つのゾーンに分けて、ゾーンごとに50年後の目指すべき姿を描いております。

 例えば、エリアの中心となる「センター」ゾーンは、多様な人々が自由な活動や交流を深める空間というものを目指します。園路を巡らせることで、河川敷と公園を一体化するということです。まず、回遊性を向上させたいと思います。

 また、競技場周辺の「スポーツコア」ゾーン、これは身近にスポーツのにぎわいを感じられる空間を目指してまいります。周辺を緑地で覆うことで、緑地が新たなオープンスペースとなって、新たなにぎわいを創出させます。

 グランドデザインの概要については以上です。詳細はスライド記載のQRコードから群馬県の公式ホームページをご確認いただきたいと思います。

 敷島エリアグランドデザインの策定にあたっては、令和2年から地元の前橋市と何度も議論を重ねてまいりました。加えて、ワークショップやアンケートなどによって、若者や地域住民、そしてスポーツ関係団体など様々な立場の方々の意見に耳を傾け、このデザインに反映させてまいりました。策定にあたってご協力をいただいたすべての方々に、知事として改めて感謝を申し上げたいと思います。もちろん、大事なのはこのエリアこのグランドデザインをもとに、実際にどう敷島エリアを整備していくか、このことに尽きると思います。群馬県としては、敷島エリアが県民の皆さまから長く愛され、そして世界に誇れる地域となるよう、今後も前橋市と連携しながら、しっかりと整備を進めていきたいと思います。50年後ですからね、皆さん、これはいろんなデザインとかの考え方がありますけど、むしろこうフィールド分けして開設していくということが、実は非常に現実に近いんじゃないかということで、もう1回言いますが50年後を目指したプランなので、ぜひお時間があれば、メディアの皆さんにもこれを見ていただければと思っています。

 

4.令和6年度デジタル田園都市国家構想交付金採択結果

 続いて「デジタル田園都市国家構想交付金」の採択結果をご報告したいと思います。デジタル田園都市国家構想とは、デジタルの力で地方の課題を解決し、持続可能な発展を目指すという、岸田内閣が掲げている構想です。そして、こうした自治体のデジタル化の取り組みを支援すべく設けられたのが、この交付金ということになります。この度、令和6年度の交付金の採択結果が公表されましたので、ご報告をいたします。スライドをご覧ください。

 令和6年度のデジタル田園都市国家構想交付金について、群馬県は総額で28億2,151万円が採択となりました。昨年度と比べると約10億円の増加ということになります。群馬県では公的サービスの導入を支援する「地方創生推進タイプ」と、それから施設の整備を支援する「地方創生拠点整備タイプ」の、この2種類について交付金の申請を行っておりました。

 主な採択事業です。地方創生推進タイプでは、何度かここで取り上げさせていただきましたが、アジア初となるこのTUMOセンターの設置など、21件で約12億7,000万円、地方創生拠点整備タイプ、こちらはぐんまフラワーパークのリニューアルなど、4件で約15億5,000万円が採択ということになりました。特にうれしかったのは、国が採択結果を発表した際に、群馬県のTUMOセンターの設置に向けた取り組みというもの、実は代表的な事例として、一番初めに挙げていることです。これはすごく意味があると思うんですね。この取り組みが、実は政府からも高い評価を得ていることの表れだと感じています。

 なお、県内市町村の交付金についても、群馬県が申請をサポートして、市町村と連携して取り組んだ結果、30市町村で92件、合計で約13億7,000万円が採択をされています。交付金の獲得にあたっては、知事である私が直接、河野デジタル担当大臣と自見地方創生担当大臣に面会をして、要望してまいりました。こうしたこともあって、昨年よりも約10億円多い、交付金の獲得に繋がったととらえています。この点は知事として大変うれしく思っております。今回採択となった事業を着実に進め、デジタル技術などを活用した地域の活性化、そして県民の利便性向上に繋がるように、引き続き取り組んでまいります。

 

5.狂犬病予防注射のお願い

 続いて、「狂犬病予防注射」のお願いです。今年の2月、伊勢崎市内で児童を含む12名が四国犬に咬まれるという事件が発生いたしました。大変ショッキングな事件だったと、この会見で申し上げた記憶があります。この犬は皆さんご存じと思いますが、法律に基づく登録がされていなかった、その上、狂犬病の予防注射を行っていなかったということで、全国のニュースでもたびたび取り上げられました。記憶に新しいと思います。本日は狂犬病をめぐる現状や予防注射の必要性について改めてご説明いたします。スライドをご覧ください。狂犬病に関するスライドです。

 狂犬病は、感染して発症した場合は致死率100%といわれる怖い病気です。日本の近隣国を含む、世界のほとんどの国で発生しています。世界中の死亡者数は年間で推計5万9,000人。このうちアジア地域が最も多くて、推定3万5,000人の方が亡くなっています。日本国内では、昭和25年から狂犬病予防法によって飼い犬への狂犬病予防注射が始まりました。その後わずか7年間という短期間で狂犬病を撲滅し、これ以降狂犬病は60年以上発生しておりません。

 しかしながら、日本と同様に狂犬病の発生がなかった台湾で、これは覚えていらっしゃる人もいると思いますが、2013年に野生のイタチアナグマで感染が確認されたということで、以降、狂犬病の発生地域になったという例があります。こうしたことから、日本国内でも狂犬病が発生するリスクはゼロではなく、依然として飼い犬への予防注射は重要です。

 こうした中、群馬県内の狂犬病予防注射の接種率を調べましたが、平成8年度は91%高かったのですけれども、令和4年度は72%ということで、この26年間で約20ポイント下がっているということが分かりました。これは狂犬病に対する関心の低下によるものだと思います。万一の感染拡大を防止するためには、現在のこの予防注射の接種率は十分とは言えません。

 そこで犬を飼われている県民の皆さまに、知事からお願いがあります。次のスライドをご覧ください。飼い犬の登録と狂犬病の予防注射は法律で定められた飼い主の義務です。県民の皆さん、この点を忘れずにお願いいたします。なお、狂犬病予防注射の時期は、毎年4月から6月です。動物病院での注射の他、市町村でまとめて注射を行う「集合注射」というのもあります。毎年1回必ず接種いただくようにお願いをいたします。詳しい日程などは、お住まいの市町村にお問い合わせください。

 今後も群馬県では、ペットが社会のあらゆる場面で活躍する「ペット共生社会の実現」を目指して、適切な飼い方の周知など、様々な取り組みを進めてまいります。私からの説明は以上です。皆さんから何かあればお受けしたいと思います。

質疑応答

●敷島エリアグランドデザインについて

(記者)

 まず、本日の発表から敷島エリアのグランドデザインのコンセプトを固めたということで、50年先ということでかなり長期的な展望になると思うんですが、整備がどんどん進んでいくと、おそらく移住等にも好影響が出てくるのではないかなと思っておるんですが、知事の地域へのインパクトとか、全国に対する移住等のインパクト、そういう期待するところについて教えていただけますか。

 

(県土整備部長)

 まず、今回の敷島エリアグランドデザインを50年先ということで設定させていただいておりますけれども、皆さんご存じのとおり、敷島公園を含めたエリアはかなり大規模になっております。1つの方向性を掲げたときにそこに向かって進むためには、一定のスパンが必要であると考えております。あと、やはり若い人たちをターゲットにするということで、この方々がおそらく50年ぐらい付き合っていただけるかなということで、50年先を見据えたということです。あと、全国へのインパクトですけれども、今回群馬モデルということで考えております。1つ知事からご説明ありましたけれども、50年先のあるべき姿を見据えて進めていくということと、あとちょっと細かくなるんですが、ゾーニングを示したマスターデザインとその他にデザインコードというのを設定します。これは通常考えられるのは、デザインコードというと形ですとか、あと質感ですとか、そういったものを想像されていると思うんですけれども、我々とすると、ここに求められる機能みたいなものをデザインコードとしてセットしてあると。さらには、その下にデザインルールということで、時代の変化に対応できるようなことも仕掛けとして入っております。枠組みとして、全体が構成されていますので、かなり完成度が高いものなので、全国に対しても恥ずかしくないものになっていると思っています。

 

(宇留賀副知事)

 少し分かりやすい例で言うと、2029年の国スポに向けて、今、県立のプールの建て替えというのを前橋市と一緒にやっています。この敷島公園なんですけれども、プールもそうですし、サッカー場もあったり、野球場もあったり、陸上競技場もあったり、実際行っていただくと、結構巨大構造物が多いというところがあって、非常に広いところにもかかわらず、少し開けていなかったりするところがあります。また、こういう今ある建造物が2030年代、2040年代という形で、改修の時期に来るんですけれども、その時に、デザインだとか、コンセプト、そういったのがまたぐちゃぐちゃになってしまうと、何かバラバラのものが公園の中にいると、統一的な形にならないので、ちょうどこのマスターデザインというところに書かせていただいたんですけれども、河川敷等を実際今、公園の本体の方に繋いで広くしていくことであったり、陸上競技場、サッカー場のイメージなんですけれども、少し低いところにすることによって、外からも見えるような一体感が出るような形にする、こういうコンセプトを作ることによって、これからプールだけじゃなくて、サッカー場を改修しよう、野球場を改修しようと言った時にも、この一体感ができてくる。それこそ50年経って半世紀後になると、ようやく公園が完成して、これは行政の取り組みだけじゃなくて、エリアの人達とも一緒に作っていくというのがないと、多分ぐちゃぐちゃになった開発になってしまう。そういったところをしっかり整えていくというのが具体的な効果として分かりやすいかなと。

 

(知事)

 記者さん、今ちょっと説明を宇留賀副知事と県土整備部長にしてもらったんですけれど、まちづくりで50年後のことを考えることはほとんどないですよね。口では言っても、その50年を見据えて50年っていろんなことが起こるので、例えばここにイメージ図みたいのを作るというのはちょっと違うんですよね。だから、ゾーニングみたいにしたりして、デザインコードみたいな新しい考え方をここに当てはめていくと。これは宇留賀副知事が一番よく分かっていると思うんですけれど、例えば欧米も含めた最先端のまちづくりの要素を全部取り入れているので、これをなかなか整備する県はないと思うので。これはぜひこれからのまちづくりを考える上でも、ぜひ大勢の皆さんに見ていただきたいと思いますし、こういうふうに50年後のマスターデザインを考えてまちづくりをしていくという例もあるんだという形で、群馬モデルとして発信できればと思います。それから移住についての話だったんですけれど、当然ここから群馬県は、今、移住希望地ランキング2位ですけれど、ここも50年先のことはなかなか予想できないところもあるんですが、非常に人が集まるような魅力的な場所になることは間違いないかなと思います。

 

●宇留賀副知事の経産省退職について

(記者)

 本日付けの一部報道で、宇留賀副知事が経産省を退職される意向を固めたと、知事も今日の朝のブログで発信されてましたけれど、5月の議会に向かって、続投を求めるにあたり、どのような主張をされて、どう理解を得ていくのかと、そこら辺についてちょっとコメントをいただけると。

 

(知事)

 まず一部の報道でも話があったんですけれど、地元紙で報道された中身は、概ねブログにも書きましたけれども、事実です。そして、宇留賀副知事は経産省を退職されるという流れはもう固まりましたし、これから経産省を退職される意思を固めた宇留賀さんをですね、是非とも群馬県の副知事として続投していただきたいと、知事としてこういう強い思いを持っておりまして、それはしっかり議決をして、議会の了解を得てですね、この宇留賀さんの続投を実現させたいと思っています。5月には議会がありますが、その前に臨時議会みたいなものではなくて、ちゃんと5月の議会で堂々と議案を出して、そこで議決していただきたいと思っています。ここからですね、各会派、特に最大会派の自民党含めて、各会派にもよくご説明をし、また、これはもちろん県議会、地方自治の二元民主制の一翼になっている県議会の県議の皆さんにもちろん、ご理解をいただかなきゃいけないんですけども、やはりこういう記者会見を通じて、広く、よく県民に発信していきたいというふうに思っています。

 まず、私がしなければいけないことは、この4年間、宇留賀副知事がいかに群馬県に対して貢献をしてくれたか。そして、なぜ知事として、この宇留賀副知事の続投を望んでいるのか。そして、前回議決してもらった時は、宇留賀さんは経産省の宇留賀さんだったんですけれども、そこを離れて、元経産省の宇留賀さんとなるわけであって、そこら辺が大丈夫なのか、新しい形になるわけなので。そこら辺のところについて、できるだけ丁寧に説明していきたいと思います。報道にもあったんですが、自民党の執行部にはですね、しっかりと宇留賀副知事が経産省を退職されるという流れと、私はこの宇留賀さんの続投を望んでいるということはお伝えをして、執行部の皆さんにさっき来ていただいて、総務会があり、その後昨日でしょうか、議員団総会をやられたということで、中身もですね、井下幹事長の方からもご報告を受けたところなんですが、自民党はまだこれの問題についての対応は決めていないと、まさに今から議論が始まったというところだと思うんです。今日これから一応各会派の代表には、記事も報道もされたのであって、まず知事としてそういう意思があるということを、記事ではなくて、ちゃんとご説明をさせていただくと、今日から本当に正式なスタートだと思います。おそらく総務会とか、例えば自民党で言えばですね、最大会派の自民党で言えば、総務会とか議員団総会でいろんなご意見も出たと思うんですよ、いろんな意見があると思うんで。そんなに簡単な作業ではないと思いますが、とにかく誠意を尽くして、しっかり説明していきたいと。これだけは信じていただけると思うんですけれども。何かやましいこととか後ろめたいこととかは一切ありません。これは宇留賀さんにいてもらうことが、必ず県民のためになり、県の発展に繋がるという確信のもとでやっている話なので、そこは堂々と今日こうして質問もあったので、お話をさせていただきましたが、この会見の場でも、あるいは、私の拙いブログでも、またブログランキング1位まで上がったんでね、こういうブログでもあらゆるチャンネルを使って、しっかり皆さんに説明していくということで、今日ちょっとブログにも書きましたが、なかなか大変だと思いますけれど、私は最後はきっと分かっていただけるんじゃないかと思っていますので、いつも全力疾走ですけれど、全力を尽くして、納得していただけるような努力を積み重ねていきたいと思います。

 

(記者)

 今日宇留賀副知事もいらっしゃいますので、可能であれば退職意思を固めた理由ですとか、これからどうしたいのかとか、そういったことでコメントをいただければと思います。

 

(知事)

 簡単に。

 

(宇留賀副知事)

 今回報道にあるような形にはなっているんですけれども、2019年のちょうどコロナが始まる半年前ぐらいに群馬県の方に着任しました。実際、コロナの対策をしていったり、山本知事と一緒に他の県でできないような、他の地方公共団体でできないことをいろんな形でやってきたんですけれども、通常国からこういう形で来る副知事というのは、1年、2年で替わっていくことが非常に多いと思います。今はもう5年目になってきていて、非常に長く異例だと言っていただくことも多いんですけれども、山本知事と一緒に、新しい地方行政の形をしていったり、より群馬県のために一生懸命に働いていく、そういったことをしていきたいと思いまして、やっぱり一定の区切りをつけて、しっかり筋を出さなきゃいけないということで、経済産業省を退職するという形で、経産省にも納得いただいてる、そういう形になります。

 

(知事)

 この問題は、少し自民党の執行部ともいろいろと昨日お目にかかって、というか今日も来庁していただいて、昨日の議員団のお話もしていただいたんですけれども、ちょっと執行部の皆さんにはいろいろと本当にご苦労かけているなと、私としてはいろいろ考えてやってるつもりなんですけれど。とにかく欠点だらけというか、そそっかしいし、いろんなことが同時多発的に起こっているので、なかなかその丁寧な説明を欠いているところというのもあると思うんですね。そこは真摯に反省したいと思いますし、井下さんに本当にご苦労もかけて、申し訳ないなと思っているんですが、ここから大変ですけれど、1歩1歩先に進んでとにかくご理解をいただけるようにと思っています。同時に、県内の様々な例えば職域団体とか、あるいは経済界とか、こういうところにも、しっかり副知事に続投してもらいたい理由はご説明をしたいと思いますし、また県民の理解というのは必要ですから、少なくともその70の後援会がありますので、後援会の皆様にもぜひ後押しをしていただけるように、お願いをしていきたいと思います。最後は県議会が決めることなので、県議会の了解を得られなければ、私の希望は叶えられませんので、そこは丁寧にやっていきたいと思います。

 

●敷島エリアグランドデザインについて

(記者)

 まず、マスターデザインの方で伺いたいと思います。中にですね、スポーツ施設の再配置等と書かれているんですけれど、敷島公園のスタジアムとかラグビー場については、先ほどご説明いただいたとおりであると思うんですが、この辺の建て替えとか改修とか、どのような計画があるのか伺えればと思います。

 

(県土整備部長)

 まず、建て替えの計画ですけれども、直近ですと、今すでにPFI事業で進めております、敷島水泳場の整備、こちらについてはすでに動いていると。あと、その他大きな施設がありますけれども、そちらについては具体的な整備の計画というのはありませんが、我々公共施設の維持管理ということで、長寿命化計画を用いて、予防保全的に改修しているというのはございますので、建て替えはありませんが、そういう補修を重ねながら、今現在使っているという状況です。

 

(記者)

 今後はその再配置というと、動かさなきゃいけなくなるので、改修では済まないということにもなると思うんですけれども、今後は、ここのスポーツゾーンでいろいろ動かしていくと、施設を再配置していくということはこのコンセプト通りやっていくという認識でよろしいでしょうか。

 

(県土整備部長)

 やはり今あるものを使いながら、新しいものができると一番いいわけなので、そこも効率的に考えながらやっていきたいと思っております。

 

(記者)

 必ずしも全部壊して、全部建て替えるとかそういう話じゃなくて、使えるものは使って、潰さなきゃいけないものは潰して、新しく配置する、そういうことを今後具体的に考えていくと、このコンセプトをベースに考えていくという認識でよろしいでしょうか。

 

(県土整備部長)

 おっしゃるとおりです。

 

(記者)

 交流センターも同じように、この中に入っている交流センターは今ないと思うんですが、同じような認識でよろしいですね。

 

(県土整備部長)

 やはり本体の方にいろいろ書いてあるんですけども、人々がここで出会ってですね、いろんな活動をすると、そういう交流機能も担っておりますので、それは今後検討していくということであります。

 

●駐日韓国大使との面会について

(記者)

 先日面会すると発表した韓国大使との会談の日程について、決まったことがあれば伺いたいと思います。

 

(知事)

 担当部といいますか、ちょっと窓口に聞いたんですけれども、今、事務担当の間で日程を調整しているところだと、そういう報告を受けております。

 

(記者)

 調整中ということですね。

 

(知事)

 はい。

 

●自民党の裏金問題に係る党内の処分について

(記者)

 自民党の派閥の政治資金パーティーの裏金問題について伺いたいと思います。自民党は本日付けで安部派と二階派に所属する39人を処分する方針という答弁になっています。処分については離党勧告から戒告まで様々なものがありますが、処分の対象が不記載額500万以上とするなど、甘いのではないかという指摘もあります。知事、この処分についての受け止めとお考えを伺えればと思います。

 

(知事)

 まず裏金問題については、ここで何度も申し上げていますが、私もかつては自民党に所属していた参議院議員だったということで、もちろん私は、キックバックは一銭も受け取っていませんけれども、その仕組みの中で、ある意味毎日を過ごしていたわけですね、なかなかそれを変えられたかどうかはわからないんですけれども、とても他人事とは思えないと。そういう意味で言うと、何もできなかった、何もしなかった責任というのもあると思うんですね。今、知事になってみて、こうして外から政界を見ていると、やっぱり永田町の感覚と一般の方の感覚というところのずれというのは自分が国会議員時代だった時よりもよく分かっているんです。いろいろと岸田総理というか、党の幹部の皆さんが考えられて、下した結論だと思うんですよ。処分は、それについては細かいことを申し上げるつもりはないんですけれども、早くきっちりけじめをつけて、ぜひ政府には国民の信頼を取り戻していただきたいなと思います。

 

(記者)

 分かりました。その処分については、具体的な言及は避けたいと・・・

 

(知事)

 はい。

 

●宇留賀副知事の経産省退職について

(記者)

 宇留賀副知事の続投の関係で伺いたいと思います。宇留賀副知事の任期自体は27年8月まであって、経産省を辞めなくても続けられるとは思うんですが、経産省を辞めて、また議決してもらうというところはどういう意図でしょうか。

 

(知事)

 まず、宇留賀さんは経産省から来ていただいているんですけれど、異例の長さですよね。経産省にもう戻らなければいけない時期だったんですよ、これだけのエースなので、若手の。いつまでも経産省からずっと出向していただくというか、経産省から出ていただくということはもう限界に近かったんだと思います。だから、そこのところは西村さんの時からいろいろと大臣にもお聞きをして、できるだけ経産省からそこにいてほしかったんですけれども、ぎりぎりのタイミングだったということなんですよね。ただ、ここで戻れば、なかなか群馬県で副知事をやっているというのは難しいという段階の中で、今細かいことは言いませんけれど、宇留賀さんがいろんな意味で一緒にやることを決断していただいたということなので、それだったらぜひお願いしたいと思って、その時にいろんな多分選択肢があるんだと思うんですけれど、副知事人事はすごく大きなことですから、議会が関わっている。ですから、もう堂々ときちっと議案として出して、県議会の議決を求めて、続投を決めるというのは本筋だと思ったので、もう1回言いますが、本来であれば、1日も空けたくないので、例えば4月とか早め早めというのがあったんですけれど、やっぱり5月の議会で、しっかりと出して、そこで堂々と議決をしていただくように努力をするということがやはり本筋だろうなと思ったので、今のような状況になっています。

 

(記者)

 手続き的には、1度やめて、議案を提出して、再任してもらうという形になるということで、そのタイミングは5月議会ということになりそうですか。

 

(知事)

 はい。

 

(記者)

 宇留賀さん自体が退職されるのはいつごろかというのは決まっていますでしょうか。

 

(宇留賀副知事)

 議会の前までにという形で、その具体的な日付は調整しているところです。

 

(記者)

 宇留賀副知事に伺いたいと思うんですけれども、経産省を辞めて、腰を据えて、群馬の発展のために尽力したいということで多分決断されたと思うんですが、その決めた一番の要因、先ほどの質問にも重なる部分があるんですが、その腰を据えて、こういうことに取り組んでいきたいというのを伺えればと思います。

 

(宇留賀副知事)

 具体的な話をすると、大分長くなってしまうところがあるんですけれども、例えば、移住ランキングも2位となっていたりしますが、これはもう4、5年ぐらいかけてずっと地道にやってきたところもありますし、例えば公共交通みたいなところを、MaaSというところも、非常に自動車に依存している群馬県でいうと、このままいくと公共交通がますます難しくなってきていて、特に高齢の方で免許返納をした方というのが難しくなってくる。こういう地域に一般的に共通する課題というのを、群馬県が他のエリアよりも積極的に、いろんなしがらみもあったりする中で、難しいことにチャレンジしているというところもあります。一方で、ただ財政再建みたいなところも日本国政府もそうですし、どの都道府県また市町村においてもなかなか財政厳しいところがあると思うんですけれども、財政健全化しながら、ある意味新しい取り組みをしていく、そういったことというのは行政のモデルとして非常に先駆的なことで、全国の中でもチャレンジなことをやっていると。そういったところをしっかり山本知事をお支えしながらやっていくというのは非常に意味があると思いますし、知事がいつもおっしゃられているような、群馬から日本を変えるんだよとか、群馬から世界を変えていくんだよという、そういったことを本気で実現することができるんじゃないかと、そういう可能性も感じていますし、そういう中で自分としても全力を尽くしたいと思っています。

 

(知事)

 記者さん、なかなかここですべてを話すのは難しいと思うんですけれども、ここからなぜ宇留賀さんに続投してもらいたいのか、あるいはいろんな疑問も出てくると思うので、そういうことにしっかり答えながら、県議会の理解を得ていくということなんですけれども。やっぱり、いちいち外に説明しなくても、何となく伝わっているかのように、ちょっと自分で甘く考えていたところもあるんですけれども。

 この4年間に私がやっぱり群馬県でいろんなことをやってきましたけれど、やり遂げてきたことについてですね、やっぱり宇留賀さんとのコンビでなければできなかったことは山ほどあるんですよ。

 まず1つは地産地消型PPAがありますよね。今年、最初の年度は25億円ですけれど、大体これもうPPA、水力発電という、この新しい仕組み、PPAと競争入札で30億円ぐらいのプラスをもたらすことができるんですよ。これはもうさっき言ったように、宇留賀副知事と中島企業管理者がいなければできませんでした。ここから本当にこの仕組みを作り上げて完成させていくと、できれば、ちゃんと当然県議会のご理解を得て、事業にしていかなきゃいけないと思うんですけれども。これをある程度バイオマスみたいなものに投入して、今までほとんど誰もできなかった林業をこれから立て直していくというプランを立てるのもここからなんです。それは宇留賀さんの力が必要なんですね。このプロジェクトを進めていくということは、群馬モデルとしてもそうなんだけど、群馬県の将来を考えると、本当に大事なことなんですね。

 それから、覚えていらっしゃると思うんですけれども、昨年の6月かな、ヤマト運輸とそれからKDDIと協定を結んだわけですよね。ヤマト運輸はこれから群馬県に対して350億円ぐらいの投資をしていくと。これは運輸分野もあるし、蓄電池みたいなものもあるし、エネルギーの分野ですよね。こういうことを、一応協定を結んで、それからさらに翌日だと思うんですけれど、KDDIはNTTに次ぐ巨大企業じゃないですか。このKDDIと、それからauリニューアブルエナジーという会社とですね、これも協定を結んで中長期的にだけど、特にこういう通信とか再生可能エネルギーみたいなところについては、群馬県に1500億円以上の投資をするということを、一応協定として結んだわけですよね。群馬県と企業をつなぐときも大活躍してもらいました。これも宇留賀さんがいなかったら多分できなかったんですよ。この2つの非常にいい企業が投資の流れを約束してくれたわけじゃないですか。ある程度、これからいろんなところに具体化していく。例えば今の県の土地とか、いろんな県の持っているものを再確認しながら、具体的なプロジェクトに練り上げていくわけですよね。これがそれぞれの地域の経済に裨益していくわけですよね。これも宇留賀さんがいないと、なかなか前には進まないと思っています。

 もう2つだけ、赤城ウェルグラウンドがあるじゃないですか。なかなか前橋市がきっかけを掴めなかった、赤城公園の開発、これをスノーピークにつないだのは宇留賀副知事の活躍ですよ。スノーピークという素晴らしい企業、いろいろ苦労していますけれど、我々はちゃんと大丈夫だと思っているんだけど。スノーピークが入ってきてくれたのは、宇留賀さんに頑張ってもらったからなんですよ。だから、ことごとくそんな感じでね。

 それからもう1つだけ言うと、これはまたよく県議の皆さんにも、県民の皆さんにも説明していきたいと思うけど、群馬県はコロナという未曾有の危機に直面しましたよね。これはメディアの方々からも評価していただいたと思うんですけれども、いち早く動いて、当時の菅総理とか河野大臣にも会って、群馬県は、日本で最初に東京と大阪と同じように大規模接種センターを設置して、いろいろやりましたけれども、これは(国内で)最も成功した接種センターになって、その年の10月か11月の接種率は、(それまで)群馬県はほとんどすべての数字が中央だったのに、20代、30代、40代、50代ぐらいまで一番だったんですよね。これは河野太郎大臣と交渉したから、できたんです。もちろん私の人脈があったから、これだけしっかり群馬県がワクチンを確保できたんだけど、一緒に交渉したんだから、河野大臣と真剣勝負で一緒に交渉したんだから、しかもコロナの最初の頃はすごく大変で全然情報もないじゃないですか。どうしたらいいかと大騒ぎしている時に、欧米のニュースは早いんですよ。これを毎日チェックして、細かく朝からNBCニュースを。それで、今こうなっているみたいなところ、群馬県の政策に生かしてたんだけど、宇留賀さんも同じように、例えばBBCから始まって、いろいろチェックしてもらって、そこから例えばアメリカのCDCだっけ。そこの基準も、しっかり聞いて取ってきて、そうやって毎日2人で突き合わせて、群馬県のいわゆる対策を作っていたんですよね。こういう人は他にはいないです。宇留賀さんの人生なので、それは経産省に戻るということを選べば、それは止められないですよね。その間、西村経産大臣には、とにかくまず宇留賀さんを伸ばしてくれということでお願いをして、ここまで伸びてきて、後任も一応何とかしなきゃいけないということで探したんですよ。やっぱり宇留賀さんが戻ったら、後任を経産省から取りたいと思ったら、いないですよね。やっぱりこれだけの人はいないです。これだけの人というか私とこれだけチームを組めて、これだけのことができる人はいないです。それをちゃんと4年間でもっとちゃんと周りに伝えていくべきだったと思っているんで。それを今からしっかり県民の皆さん、県議の皆さんに伝えていきたいと思うんですよね。

 それから山本政治の真髄は、私は欠点だらけでいろいろここで皆さんから追及されたり、あんまり追及されない感じだけど、厳しく言われたりしているんですけどね。基本的にはまっすぐ生きようと思ってやってるわけじゃないですか。お天道様の下でできないことをやらないということが大事なんですよ。清廉だし、基本的に利権もない。こういうことを考えると、もう1回言いますが、経産省との繋がりは公式に切れても、人脈は消えるわけないし、これもよく説明しますけれど、こんなことを言ったらなんですが、少なくともこれだけ大臣に会える知事はいないですよ。当たり前みたいにやってるけれど、できないでしょ。それは、全部私の人脈ですから。だから宇留賀さんが経産省やめたからといって、農水大臣に会いに行けなくなるわけでもないし、国交大臣にアポを取れなくなるわけでもないし、同じなんですよ。なおかつ人脈というものは切れませんから。それはもちろん経産省というところにいて、経産省との繋がりはもちろんですけれども、これはやっぱり民間にものすごく大きな人脈があって、やっぱり私が抜擢した人たちもですね、かなり宇留賀さんの人脈で浮上してきた人達もいるし、丸紅の社長のところも2人で会いに行ったんですから、もちろん私がやっているんですよ。だから、こういうことをこれからよく説明をさせていただきたいと思います。何かそれ以外のモーティブはないです。やっぱり山本県政、ここまでやってきて、もう1回言いますが、欠点もいろいろありますよ、県議の皆さんにとっては大澤知事の時代と違うからね、特にベテラン県議の方々にとっては面白くないところもあると思いますよ。みんな個人的には好きですが、全部長い間付き合っているんでね。これからの群馬県のことを考えた時に、宇留賀副知事にいてもらうということは、私にとっては死活的に大事だし、それをちゃんとこれから皆さんにわかってもらうということなんだと思うんですよ。ここで説明しても、基本的に副知事は1人国から取るみたいなのがあるじゃないですか。そういう固定観念みたいなものはいらないと思うんですよ。申し訳ないけど、副知事を国から取らなくてもやれますよ、だから、副知事をどこかからとにかく出してもらうというよりも、ここまでやってもらった宇留賀さんに残ってもらった方が、絶対に群馬県のためになると思っているので、それはぜひ皆さんにわかっていただかなければいけない。

 もう1回言いますけれど、そんなに頭がいいわけじゃないですけれど、基本的にまっすぐど真ん中で物事をやってきたので、群馬県のためになるからという以外の理由はありません。ここで長い間話しても、記者会見が伸びちゃうのでやめますが、こういうことをしっかりと丁寧に説明していきたいと。簡単じゃないと思うんですけれど、昨日ずっと県議会議員の名簿を見てたんですけれど、野党も含めて。私が多分一番その中では政治経験は長いんですよ。だって7期の人だって24年でしょ。28年やっているから、やっぱり今のベテラン県議の方々も新人の頃から存じ上げているわけですよ。若手議員の人たちが(県議に)なるときも応援に行ったり、やっぱりそういう繋がりもあるので、そういうのも生かしてですね、一人ひとりに納得していただくように、誠意を尽くして頑張りたいと思います。すいません、大演説になっちゃいました。

 

(記者)

 最後に話も出ましたけれども、自民党県連内にも、長期化することとか国から来てもらうのができるということなんかについて違和感みたいなこともお声があると思うんですが、そこら辺はいかがでしょうか。

 

(知事)

 それは当然だと思います。しかも、副知事の任命は県政全体に影響があることなので、例えば何かもっと早くみたいな話もあって、いろいろ情報についてもう少し早く提供すべきだったみたいなお話もあったりして、少し反省しているところもあるんですけれどね。シンプルに事実を整理してみれば、もう1回言いますが、宇留賀副知事は経産省を辞めます。その辞めた副知事を是非とも副知事として続投させたいという知事の意思があります。そして、それはしっかりと議会で議決をとって決めたいと思っています。それが5月の議会です。ここから1ヶ月の時間があるから、この1ヶ月を使って、ぜひ皆さんにご理解をいただいていくように、全力を尽くしていくということだと思います。いろんな議論が出てくるのはありますよ、前例とかあるからね。もう1回言いますけれど、政府から副知事を送らなきゃいけないというこれは固定観念だと私は思っているので。だからそこのところは、もちろん政府との関係が大事ですよ。少なくとも、私が知事である以上政府との連携は大丈夫です。だからこういう固定観念を少しずつ乗り越えていかなきゃいけないので、異論が出るのは当然なので、そういうアプローチが完璧だったかと言えば、いろいろ足りないところもあったと思うので、そこはもう1回言いますけれど、一人ひとりとちゃんと繋がりがあるので、しっかり説明をさせていただければと思っています。

 

●敷島エリアグランドデザインについて

(記者)

 この図を見ますと、競技場周辺にオープンスペース、にぎわい創出というところではおそらく現在の敷島サッカー、ラグビー場のところにあって、今のスタジアムと全然違うようなデザインとなっているということで、こちらについては建て替えを前提に計画を進めていくのかなどこの辺りを教えていただければと思います。

 

(知事)

 県土整備部長、お願いします。

 

(県土整備部長)

 イメージをご覧になったということなんですけれど、これが敷島エリアグランドデザインの中の基本イメージということで掲載してございます。これはいろんな県民の皆さんですとか、スポーツ団体ですとか、あと、その他の関係団体であったり、いろんなところにアンケートをとったり、また若者を中心としたワークショップを通じてですね、意見集約しながらこういうものを作っているんですが、基本的にこの出た意見というのが、かなり圧迫感がある建物だっていうことで、もう少し身近に感じたい、そういうところを汲んだ図になっています。ただし、これはイメージであって、我々が目指す50年後というところのイメージとすると、少し無理があるということで、あくまでイメージとして、方向性としてとらえていただきたい、こういうものでございます。

 

●台湾地震の義援金等について

(記者)

 まず、台湾の地震に関して、冒頭、知事から募金等の話も言及がありました。これは、おそらく事務方になるかと思うんですが、設置時期がいつからかというところと、あとは設置場所の規模とかですね、現時点で発表できるものがあればお示しいただけたらと思います。

 

(知事)

 知事戦略部長、お願いします。

 

(知事戦略部長)

 そちらの件ですが、これから考えているというところになります。県としましては、まず県庁の県民ホールに募金箱の設置準備を進めているところでございます。また、時期については具体的にいつからというところは決まっておりませんが、とにかく急ぎたいと思っております。それから募金箱の設置ができましたら、県民の皆さんには県のホームページ、SNS等で周知をしまして、1人でも多くの皆様にご協力を呼びかけたいと考えております。

 

●宇留賀副知事の経産省退職について

(記者)

 これまでお2人の質問と知事の話で概ね理解したんですけれども、どういう決まりなのかというところで、要するに5月の議会で議決を決めるという話は知事からあって、これ要するに省庁お辞めになるときには必ず議決が必要なのかという、そういう決まりなのか、あるいはその知事としての思いとしてしっかり議会に了解を取りたいので、あえてという言葉が正しいかわかんないですけれど、ちゃんと議会に提案すると、どっちなのかと。

 

(知事)

 いろんな選択肢とか考え方はあると思うんですけれども、さっき言ったように県議の方々とも少しお話をする中で、やはりこれはものすごく県議会にとっては、大きな判断だということですから、それは議決抜きに、もちろんやるべきではないと思いますし、ここはちゃんと議案を議決していただいてやるというのが、やっぱりこれはあるべき姿だなと思います。1回、例えばお辞めになった場合に、当然もう1回議決しなければいけないという仕組みですよね。もしあれだったらどうぞ。

 

(総務部長)

 副知事に任命する場合にはですね、まず議会の同意が必要になります。同意を得た上で、知事が任命するという手続きが必要になります。そして、県の職員、特別職も含めまして、国の職員と一緒にはできませんので、一旦身分を切る必要がございます。なので、1度副知事の職を辞した上で、経産省の職員に再度なっていただいた上で、経産省を退職した上で、再度、副知事の同意を取って、議案として取っていただくことになります。

 

(知事)

 同意、議決ですね。

 

●2024年問題について

(記者)

 新年度になって、いわゆる2024年問題というトラックドライバーさんの時間外労働の規制などがあって、物流サービスに影響が出ることが懸念されていると思います。県民も例外なく影響が出るかなと思えるのですが、その課題についてどうとらえているか、県としてどうとらえているかと、事業者をサポートしたり、例えば県民とかに理解を求めたり、やっている都道府県さんも他にあるということですが、県として今後やっていきたいことがあれば教えてください。

 

(県土整備部長)

 県土整備部は建設業関係を扱っているものですから、そちらの観点でお答えさせていただきます。県土整備部としますと、この2024年問題、もう明らかになっているわけなのでこれまでもいろんな取り組みをしてきております。まず、建設業協会ですとか、その支部の皆さんとは定期的に意見交換を行っておりまして、その時に資料を用いて時間外労働の上限規制などについては、お知らせしているところです。加えまして、今年の2月に群馬労働局と上限規制に関しての適用基準の取扱いを改めて確認しております。これに基づきまして、建設業協会を通じて各建設業者の皆さんに法律改正に関する周知を行っています。

 また、その他、部の取り組みとしますと、週休2日制の現場、これの試行をすでに平成29年度から行っております。現在令和4年度から本格導入しておりまして、原則すべての工事現場を週休2日の対象としているところでございます。

 またその他の取り組みですが、工事の発注に際して工期の適正な設定、また発注時期の平準化等の取り組みについても行っております。今後も業界のいろんな意見を伺いながら、必要な対策を講じていきたいと思っております。

 

(記者)

 物流業界とかも、同じく影響が出ると思うんですが、同じようにやっていくというような・・・

 

(県土整備部長)

 建設業界は裾野が広い業界ですので、そういう末端まで行き渡るように、我々もこれからも努力していきたいと思っております。

 

(記者)

 物流業界とか、そういった建設業界で影響が出ているということですけども、そういった2024年問題について、いい面、悪い面、悪い面というのはちょっとあれなんですが、知事はどう受け止めていらっしゃるのでしょうか。

 

(知事)

 県土整備部長の言ったとおりだと思います。県としてできる対応をしていくということに尽きると思います。

 

●宇留賀副知事の経産省退職について

(記者)

 2点あるのですが、宇留賀副知事の関係で、これから副知事を専念してやろうというときに、このタイミングで聞くのも変な話かもしれないんですけれど、(副知事を退任される際に)戻る先がないということになると、将来的に政界進出みたいなことが念頭にもしあるようだったらお尋ねしたいというのと、あと、議案になったときに任期をどこまで設定するかといいますか、多選じゃないですけれど、副知事なんですけど、将来的にどこまでの任期で考えているのかという話が議会でも出るかもしれないんですが、そこら辺お考えがあればと思います。

 

(知事)

 それは私からまずはお答えしたいと思うんですけれども。今、記者さんが最初に言ったような話は全く考えていません。何で宇留賀さんに続投してもらいたいのか、今やっぱりここまで4年間で仕上げてきた大事ないろんな事業をしっかりと最後までやり遂げるために、彼の力が必要だから。さっきも言ったように、それ以外の理由は全くありません。

それから、何年かというのはこれから・・・総務部長どうぞ。

 

(総務部長)

 1期4年という決まりになっておりますので、同意いただければ4年まで務めます。

 

(記者)

 それを何期までかみたいな・・・

 

(知事)

 それはまだはっきり決めていません。それ4年なのか、何年なのかといういのは、よくいろいろと考えて決めたいと思いますが、少なくとも、まずしっかり同意を得て、続投してもらうということです。

 

(記者)

 副知事は知事と同じ考え方でしょうか。

 

(宇留賀副知事)

 特にそういったことを考えていることはありません。

 

●静岡県知事の発言について

(記者)

 静岡県の川勝知事の発言の関係で、野菜を育てる農家や牛を育てる酪農家に対する職業差別発言ととれる発言をした後に、辞意を表明したり、発言自体は撤回しないっていうことをしたりと、ちょっと迷走しているように感じたんですけれども、同じ知事としてどのようにお考えでしょうか。

 

(知事)

 今まで、他の知事のことを非難するということはしてこなかったですし、それぞれの県知事には、いろんな事情があるんだと思って、そういうことは言わないように控えていたのですけれども、川勝知事のこの発言は言語道断だと思いますよ。

 これは他県の話とはいえ、(群馬県を含めた他の県の)知事がこんなふうに考えているみたいに1%でも思われたら、これはもう本当に迷惑ですし、はっきり言ってですね、何か謝罪をそのあとされたんですかね、この発言が出た後、もしこのまま記者会見に来れば、これはもう全国の農家、それから畜産業をやっている方々が、それからものづくりをやっている方々に謝罪するべきだというつもりだったんですけれど、何か謝罪はされたんですけど、なんか(発言は)撤回しないとかおっしゃっているので、アウトオブクエスチョン(問題外)ですね。これはもう知事としては断じて許せない。群馬県は農業と畜産業と、それからものづくりに支えられているので、とっても群馬県知事としては看過できないと思います。ご自分が辞めるかどうかというのはご本人の判断なので、それについてコメントすることはありません。

 

●宇留賀副知事の経産省退職について

(記者)

 副知事の関係なんですけれども、一言で言うと、知事が慰留されたということでよろしいんでしょうか。

 

(知事)

 はい。私の方から、とにかく、以前から残ってほしいと思っていたんですけれど、やっぱり経産省に戻らなければいけないということだったらこれ諦めなきゃいけないかもしれませんが、宇留賀さんがいろんなことを考えた上で、決断をしてくれたと。つまり、経産省は辞めると決断をされたっていうことだったので。いろんな、まだ、さらに宇留賀さんにいろいろと私の方から強くお願いをして、その中で宇留賀さんが、これまでやってきた4年間のことを考えれば、知事と一緒に、さらに群馬県から日本を変えるために、一緒にやってもいいと決断をしてくれたということです。

 

(記者)

 強いお願いをされたということですね。

 

(知事)

 はい。

 

●駐日韓国大使との面会について

(記者)

 あと話題が変わりますけれども、追悼碑の関係です。現在、(駐日韓国大使との面会を)日程調整中ということですが、駐日韓国大使館は、追悼碑が撤去されたことに対して、「友好の碑を撤去したということは非常に残念だ」というコメントを朝日新聞の取材に対して述べたんですけれども、このことについて知事の受け止め、外交的な問題になっているとお考えなのかどうか、その辺りのお考えを聞かせてください。

 

(知事)

 まず、お目にかかるので、その時によく直接お聞きしたいと思います。そういう又聞きとかじゃなくて。そこはとにかく大使のお考えをお聞きしたいと思います。外交問題になっているかどうかということについては、そういう認識はありません、以前も申し上げたとおり。

 

(記者)

 もう1点なんですけれども、今回、駐日韓国大使館側から群馬県に対して知事との面会要請があって、山本知事がお受けなさるということです。ただ、大使館の方がわざわざ群馬県にお見えになるという大事な事態になっていて、追悼碑の撤去の前には実際に訪問、面談要請がありました。知事はこの間、何も連絡は来ていないというふうに記者会見で繰り返しお話されていたんですけれども、改めてそのご自身の発言について、県民に説明を尽くすという意味で、山本知事はオープンな県政を掲げているということもあってのお伺いなんですけれども、そういう意味で説明が不十分だったとか、欠けていたんじゃないかとか、そう考えになるような、その辺りのお考えを聞かせてください。

 

(知事)

 それは記者さん、別に不十分だと思っていません。今まで言ってるように、大使館からの公式な要請はありませんでした。もうそれ以上でもそれ以下でもありません。

 

(記者)

 繰り返しになってすみません。分かりました。それで、若干その正式とか、公式、非公式という言葉についていろいろ考えても、ややちょっと難しいなということはあるんですけれども、群馬県がその書簡、お手紙のみを正式な申し入れと位置付けた根拠というものはどういったものなんでしょうか。

 

(知事)

 大使のお名前で、書簡として、私宛に送られてきたと。これは正式な要請だということです。

 

(記者)

 それは例えば大使館の職員の方が訪問して申し入れたことや、メールや電話やいろんなツールあると思うんですけれども、それは正式と受け付けないというのが群馬県独自のルールなんでしょうか。

 

(知事)

 いや、受け付けないと言うよりも、もう1回言いますが、正式な連絡は今回が初めてです。もう何度も言うようにこれが私の説明なので、そこは記者さんなりにいろいろと解釈していただければいいんじゃないでしょうか。

知事メッセージ

 今日は少し副知事の人事のこともあって長くなってしまいましたが、最後に県民の皆さんに申し上げたいと思います。宇留賀副知事が経産省を辞められるということになって、是非ですね、宇留賀さんに副知事として続投してもらいたいと、こういうことをお願いして、ご了解をいただきました。これについては、非常に大事なことですので、5月の議会でしっかり議案として、これを県議会に提出をして、県議会の同意を得たいと思っております。いろんな疑問も出てくると思いますし、いろんなご意見もあると思うんですが、そこに対してですね、1つ1つ真摯に丁寧に説明をしていきたいと思っています。この続投をお願いしたい理由は、先ほど申し上げましたが、それが群馬県、それから県民のためになると確信をしているからであって、それ以上の意図は全くありません。後ろめたいことは全くないので、これはもちろん県議会にお願いしていかなければいけないことなんですけれども、こうやって会見でもオープンに堂々と皆さんにお訴えをしていきたいと思っています。協議の中で、ある県議から「県民の理解を得るのが大事だと、県民の理解を得られるのかが問題だ」というようなお話がありました。これはとても大事な重いお話だと思うんですよね。県民の皆さんは、本当にいろんな方々がおられるわけですよね。私も実は後援会があって、28年間政治家をやってきて、70の後援会があってですね、本当にこの皆さんに支えられて政治活動を続けてきたということからいくと、私を支持している皆さんにもしっかり働きかけていくと。ただ、私の後援会の方々が県民イコールではありません。1人の県議の後援会が県イコールでもありません。ですから、もう1回言いますが、1人でも多くの県民の皆さんにこのことを伝えるためには、こうして記者会見を使うとか、あるいは拙い、小さな発信装置ですけれども、アメブロランキングの1位にこの間も返り咲いていたので、自分が20年以上書き続けてきたブログで、できるだけ大勢の方々に分かりやすく、知事の意図を伝えていきたいと思っています。

 もう1回言いますが、県民の代表である県議の皆さんのご理解を得ないと、私の願いが叶えられないということなんですけれども、県議の皆さんはまさに県民の代表なので、ぜひ県民の皆さん、応援していただけないでしょうか。県民の皆さん、是非ですね、知事が宇留賀副知事の続投を願っていると、何とかこの続投を果たしたいということについてですね、是非、この会見を見ていただいてる県民の皆さんに後押しをしていただきたいなと思っています。

 先ほども質問が出ましたけども、今になってもいろいろ政治とお金の話がですね、こうやって批判を浴びてますよね、政治不信も大きく高まっていますよね。皆さん、地方政治に私は来ると思っているんですよ、この構造というのは。

 こういう中で欠点だらけではありますが、透明なその構図を作ろうと「お天道様の下でできないことはやらない」という哲学のもとに、透明な政治スタイルを貫いてきたんですよね。宇留賀副知事は清廉なんですよ、皆さん。そういう利権のにおいみたいなものはないです。既得権益との繋がりもないんです。こういう人が、もう1回言います、これから今、県民とか国民の皆さんが政治不信を招いている、この流れの中では必要なんです。

 是非ですね、そのことを受け止めていただいて、もう1回言います、県議の方々を説得し、ご納得をいただかなければいけないんですけれども、これを見ている県民の皆さんに応援していただくということがですね、実は目的の達成に繋がっていくと思いますので、そのことを最後にお願いしておきたいと思います。

 今日は街頭演説的に長くなってしまって本当に申し訳ないんですけれど、記者の皆さんには、今日も最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。また、記者さんから厳しい質問とか、いろいろ出たんですけれども、皆さんの質問は県民からのまさに声だと思っていますので、こうやって知事として、これからもしっかり対応していくことをお約束して、今回の定例会見を終わりたいと思います。ありがとうございました。

 

( 以上で終了 )
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。