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令和6年度第35回定例記者会見要旨(1月16日)

更新日:2025年1月16日 印刷ページ表示

■日時    令和7年1月16日(木曜日)14時03分~14時47分
■会場    記者会見室
■出席者  県:知事ほか
      記者:記者クラブ所属記者等16人
■記録作成 メディアプロモーション課(報道係)

 令和7年1月16日定例記者会見動画(You Tube)<外部リンク>

 モニター資料 (PDF:1.13MB)

会見項目

■知事冒頭発言

 1.はじめに

 2.県民栄誉賞特別賞の贈呈

 3.ぐんま賃上げプロジェクト

 4.「湯けむりフォーラム2024」のアーカイブ動画配信

 5.群馬デジタルミュージアムロード

 6.インフルエンザの急拡大

 7.阪神・淡路大震災について

■質疑応答

■知事メッセージ

知事冒頭発言

1.はじめに

 それでは定例会見を始めたいと思います。まだ全国高校サッカー選手権優勝の興奮がなかなか冷めないので、今日この育英のマフラーとともに会見をやらせていただきたいと思います。健大高崎が昨年のセンバツで優勝したときに、しばらくの間ずっと健大高崎の帽子をかぶっていたら、育英関係者に非常に叱られまして、これでちょうどバランスがとれるかなと思うんで、しばらくはもう、今年の新年会は全部このマフラーで行こうかなというふうに思っています。それから会見を始める前にちょっと皆さんに軽くご報告をしておくと、一昨日の夜に、すごく珍しく発熱しまして、ちょっと風邪を引きました。うちは体温計ないんですよ、風邪ひかないから。体温計がないっていうことに気が付いたんだけど、多分一昨日夜、寒気がして、多分38度以上熱が出たと思うんですが、その翌朝、昨日の朝は37度台ぐらいに下がってて、37度台ぐらいに下がってっていうか、途中で買ってきてもらったその体温計で分かったんですけど。もちろん仕事には行けたんですが、ものすごくだるかったんで、ちょっと3つぐらい行事をすっ飛ばしてしまいまして、警察署長会議とか普通なら必ず行く会議の挨拶とか、あるいは労使の関係の会合とか、そういうところの挨拶は少し大事をとって、終日、家で勤務をさせていただきました。その代わり、予算のオンライン協議、大変だったんですが、もう倒れそうになりながら全部こなしました。一晩また寝て、随分良くなりましたが、インフルエンザでもコロナでもなかったんですが、県民の皆さんも、風邪も流行っているので、ぜひ十分体調には気を付けていただければと思います。

 それでは、会見を始めたいと思いますが、まず先週10日の金曜日それから11日土曜日、群馬音楽センターで、世界遺産の登録から10周年を迎えた「富岡製糸場と絹産業遺産群」の未来への継承を考える国際シンポジウムを開催いたしました。私も主催者として冒頭の挨拶をさせていただきました。現在、世界中で世界遺産をどう持続させていくかが課題となっています。シンポジウムでは、世界の第一線で活躍されている19カ国、約80名の研究者の方々をお招きし、「富岡製糸場と絹産業遺産群」を題材にですね、非常に中身の濃い議論を行っていただきました。そして、群馬から世界に向けて発信した世界遺産のこれからの10年に向けた指針「群馬宣言」も採択されました。群馬県では、この群馬宣言の趣旨を踏まえて、引き続き、富岡市、伊勢崎市、藤岡市、下仁田町と連携をして、「富岡製糸場と絹産業遺産群」を未来に引き継いでいきたいと考えています。

 それでは、それを申し上げた上で、会見の中身に移りたいと思います。スライドをご覧ください。本日の会見の主な項目です。本日は、「県民栄誉賞特別賞の贈呈」、それから「ぐんま賃上げプロジェクト」、「湯けむりフォーラムのアーカイブ動画配信」などについて発表させていただきます。

 

2.県民栄誉賞特別賞の贈呈

 まずですね、「県民栄誉賞特別賞の贈呈」についてです。ということで、今日もこうやってマフラーしてますが、先日の全国高等学校サッカー選手権大会で、群馬県勢として2度目の全国制覇を成し遂げた、前橋育英高等学校サッカー部に県民栄誉賞特別賞を贈呈することを決定いたしました。前橋育英高校サッカー部は平成30年1月に高校サッカー選手権で初の全国制覇を成し遂げておりまして、皆さんご存じだと思いますが、その際にすでに県民栄誉賞を県の方から贈呈しています。県民栄誉賞は、過去に受賞歴がある団体には贈呈できないというルールがあるので、今回新たに県民栄誉賞特別賞というものを創設したいと思います。県民栄誉賞特別賞は、すでに県民栄誉賞を受賞した個人や団体が、再び受賞に値する功績を残した場合に、贈呈する賞とさせていただきたいと思います。全国高校サッカー選手権大会での2度目の全国制覇という快挙は、これはもう県民に夢、希望、そしてエネルギーを与えてくれました。私も国立競技場で、その優勝の現場を目撃したんですけども、大変な熱狂だったんですが、こういう大舞台で前橋育英高校サッカー部の皆さんが優勝を勝ち取ったということで、これはもうまさに県民の誇りだと思っています。その功績を最大限称えるため、今回、県民栄誉賞特別賞を創設して、贈呈をしたいと思います。なお、県民栄誉賞特別賞を贈呈する時期については、今後学校側とも調整して、チームにあまり迷惑がかからないタイミングで行いたいと考えています。私も先ほど申し上げましたが、県民の代表として、国立競技場で決勝戦を観戦しました。相手は千葉県の強豪、流通経済大学附属柏高校との激戦だったわけですけども。これ、国立の歴史に残る名勝負だったと思うんですよね。PKが10人目までいったっていうのはほとんど例がないと思うんですが、特に大観衆で、これブログにもちょっと書いたんですけど、高校サッカー選手権史上最多となる5万8,347人が来場したということでした。多くの県民の皆さんも、おそらくテレビ中継でご覧になったと思いますが、本当に緊迫感のある素晴らしいゲームだったと思います。両チーム1対1のまま延長戦に突入して、決着がつかない。最後、PK戦の末に前橋育英が競り勝ったということです。野球とサッカーは、もう日本では特に人気のある2大スポーツと言ってもいいと思いますが、昨年の3月に健大高崎高校が選抜高校野球大会で初の全国制覇を成し遂げたと。それから、1年しないうちに、この1年間で、群馬県勢が高校野球と高校サッカーの両方で全国制覇を成し遂げたということになります。知事としてこんなに嬉しいことはありません。前回の会見でも言ったかもしれませんが、本当にいつも思っているんですけど、群馬県知事でよかったと思っています。前橋育英高校サッカー部の皆さん、改めて優勝おめでとうございます。ということで、前橋育英高校のサッカー部の話はこのぐらいにして、次に行きたいと思います。

 

3.ぐんま賃上げプロジェクト

 続いて、これもとても大事な話なんですけども、「ぐんま賃上げプロジェクト」についてご報告をしたいと思います。昨年の1月、実質賃金の増減率を都道府県ごとに比べたところ、群馬県が全国1位になったという記事がですね、日経新聞の一面に掲載されました。知事としてこのことをうれしく感じながらも、同時に現在の物価高騰に対してはですね、今後も持続的な賃上げを実現することが重要だと考えています。ということで、これです。こういう流れを受けて群馬県では、「ぐんま賃上げプロジェクト」を立ち上げ、持続的な賃上げを強力に推進する体制を構築することといたしました。「ぐんま賃上げプロジェクト」ですね。先ほど申し上げたとおり、群馬県は、実質賃金の増加率が全国1位となりましたが、その一方で物価高騰に見合うほど賃金が上乗せされていない、生活が苦しいといった声もですね、県民の皆さんから寄せられています。また県内中小企業からは、コスト上昇に苦慮し、賃上げまで手が回らないというご意見もいただいております。こうしたことから、群馬県として賃上げを支援できることがあるのではないかと考え、この「ぐんま賃上げプロジェクト」というものを立ち上げることにいたしました。

 それではプロジェクトの概要をご説明します。「ぐんま賃上げプロジェクト」は、「賃上げの支援」、それから「適正な価格転嫁」、そして「生産性向上」、この3本の矢で構成しています。

 1つ目の「賃上げの支援」では、新たに「ぐんま賃上げ促進支援金事業」を実施し、賃上げを行った県内企業を直接支援いたします。

 2つ目の「適正な価格転嫁」ではパートナーシップ構築宣言企業を増やし、下請け企業が元請企業に対して、価格交渉しやすい環境を整えます。価格上昇分の経費などを適正に価格に転嫁できるようにすることで、賃上げの原資を生み出しやすくするというねらいがあります。

 3つ目の「生産性向上」では、企業本来の稼ぐ力を強化するため、ぐんまDX技術革新補助金などで県内企業を支援すると、こういうスキームになっています。これによって、生産性の向上と賃上げの好循環をですね、強力に推し進めていきたいと考えています。本日は来年度の新規の取り組みで、このプロジェクトの目玉でもある「ぐんま賃上げ促進支援金」について特にご説明させていただきたいと思います。スライドをご覧ください。

 「ぐんま賃上げ促進支援金」は、県内に事業所を有する中小企業が賃上げを行った場合、支援金を給付するという取り組みになります。対象は、令和7年4月以降に賃上げした中小企業のうち、5%以上賃上げをした企業というふうにさせていただきます。物価上昇率が2~3%程度で推移している中、実質賃金をプラスにして、経済拡大への好循環をもたらすには、5%程度の賃上げが必要だと私たちは考えています。補助額は1人当たり5万円で、上限は100万円ということにしたいと思います。1事業所あたり最大20名分まで支援金を給付する仕組みとします。財源に限りがある中で、多くの企業に支給するためには、上限を設ける必要があると考え、現時点ではこうしたスキームというふうにしています。なお、対象の業種は問いません。オフィスワーカー、製造業、観光、医療・福祉など幅広い業種の方々を対象としています。財源は国の臨時交付金を活用させていただきます。予算規模や今後のスケジュールなどは、2月上旬の来年度当初予算発表時に公表させていただきます。また、群馬県内で持続的な賃上げを実現するためには、市町村の力も必要だと考えています。そのため現在、県内の市町村に「ぐんま賃上げ促進支援金」と連携した取り組みについて提案をさせていただいています。市町村との連携については決定次第、発表させていただきたいと思います。なお今回の発表内容は、あくまで県庁内部で検討しているもので、確定しているものではありません。今回、検討段階で発表したのは、今年の4月に賃上げを行う企業の多くがすでに具体的な検討を進めているということを考慮しました。企業の皆さんに「ぐんま賃上げ促進支援金」をはじめ、群馬県がこうやって賃上げに本気で取り組もうとしていることをですね、検討材料の1つとしてほしいと考えて、いち早く発表させていただくことにしました。詳細な制度設計は、2月に行われる群馬県議会第1回定例会での議論を踏まえ、決めていくということになります。県議会には丁寧な説明を行い、多くの関係者の皆さんのご理解を得ながら進めていきたいと思います。

 

4.「湯けむりフォーラム2024」のアーカイブ動画配信

 続いて、「湯けむりフォーラム2024」のアーカイブ動画配信の開始についてです。昨年12月14日と15日の2日間、草津温泉にて「湯けむりフォーラム2024」を開催いたしました。多彩なセッションやクリエイティブな企画を実施して、両日で過去最高となる延べ1,178人にご参加いただきました。スライドをご覧ください。そしてこの度、「湯けむりフォーラム2024」で交わされた議論、その熱量を多くの方にご覧いただくため、アーカイブ動画を配信することといたしました。アーカイブ動画はまず、本日16時50分に私のウェルカムスピーチ、そして20時にエンディングスピーチを配信いたします。続いて、来週1月23日には、一般財団法人日本総合研究所会長の寺島実郎さんの特別講演、さらに東映株式会社代表取締役社長の吉村文雄さんとのスペシャルセッションを配信させていただきます。次のスライドをご覧ください。そして1月30日には、デジタルクリエイティブ分科会の様子を配信します。デジタル・クリエイティブ産業振興、人材育成について、様々な観点から熱い議論が交わされましたので、ぜひご覧いただきたいと思います。このほかにも、地域社会における生成AIの可能性とか、東映と連携した日本映画の未来を語るトークセッションとか、多彩なプログラムをですね、毎週木曜日ごとに続々配信させていただく予定です。具体的な配信スケジュールなどはスライド記載のQRコードから、湯けむりフォーラム特設サイトをご覧いただければと思います。なお、私とひろゆきさんが1対1でトークを行った「ReHacQ」の特別セッション、去年もあったんですけども、これはもう「ReHacQ」公式YouTubeチャンネルで数日前から配信をさせていただいています。公開2日でですね、20万回を超える再生がされてまして、私自身に対しても多くの感想が届いております。こちらについてもぜひですね、多くの方にご覧をいただければというふうに思います。

 

5.群馬デジタルミュージアムロード

 続いて、「群馬デジタルミュージアムロード」についてご報告します。群馬県には近代美術館や歴史博物館など、5つの県立博物館や美術館があって、貴重な品を数多く収蔵しています。これらの収蔵品の文化的価値を広め、将来に残していくため、群馬県では、各博物館などの貴重な収蔵品のデジタルアーカイブ化を進めています。そしてこの度、そのデータを活用した新たな取り組みを行いますので、お知らせしたいと思います。スライドをご覧ください。前橋中央通り商店街でMR技術を用いて収蔵品を楽しめるイベント、「群馬デジタルミュージアムロード」を実施いたします。MRは「Mixed Reality・複合現実」とも呼ばれ、VR・仮想現実とAR・拡張現実を合わせた技術です。現実空間上でデジタル化された物体が実際にそこにあるかのような体験ができます。このイベントでは専用のMRゴーグルを装着し、商店街を歩きながら収蔵品のデジタル展示をお楽しみいただけます。デジタルならではの演出によって、埴輪や絵画、恐竜の化石などを普段は見ることができない角度から鑑賞したり、あるいは触れたりすることができる、全く新しいエンタメ体験になります。こうした最先端の技術を活用して、商店街をデジタルミュージアムにする取り組みはですね、多分全国どこでもやってないと思います。全国初だと思います。開催期間は2月1日から3月15日までの土日祝日の全15日間ということになります。料金は高校生以上の大人1人600円、中学生以下の子ども300円です。事前予約制ということになっています。詳細は、スライド記載のQRコードから、群馬県のホームページをご確認ください。県民の皆さん、特に子どもたちにはとても楽しめるイベントになっております。多くの方々にご体験をいただければというふうに思います。

 

6.インフルエンザの急拡大

 続いて、先ほども冒頭でもちょっと申し上げましたが、「インフルエンザの急拡大」についてです。インフルエンザの感染者数が過去最多に迫る勢いで今増加しております。本日は群馬県内の感染状況についてご報告したいと思います。スライドをご覧ください。

 先週1月6日から12日までの群馬県のインフルエンザ感染者数は、1医療機関あたり36.72人でした。年末の52.87人よりは少なくなっていますが、依然として警報ラインを上回っておりまして、引き続き十分な注意が必要です。近年インフルエンザがそれほど流行していなかったため、免疫力が低下していたこと、年末年始で人と接する機会が増えたことが重なり、今回の急拡大となったと考えています。また新型コロナウイルス感染症についても、昨年と同じ水準で感染者が実は増えております。例年の傾向では、感染の流行は2月頃まで続くことが予想されます。次のスライドをご覧ください。

 感染予防には、これまでどおり基本的な感染対策が有効です。こまめな手洗い、マスクの着用、定期的な換気、室内の加湿、こういうことを心がけていただきたいと思います。また、重症化予防には予防接種が有効になります。高齢者など、重症化リスクの高い方は予防接種をご検討ください。今年度から定期接種となった新型コロナワクチンは、今接種しておくと夏の流行時にも効果があるとされています。万が一インフルエンザや新型コロナに感染した場合は、他の人にうつさないよう、外出を控え、咳エチケットを徹底してください。発熱などで医療機関を受診する場合はあらかじめ電話で連絡していただきたいと思います。特に休日夜間、休み明けは、医療機関の混雑が予想されます。体調が悪い中、長時間診療を待つ可能性もあります。事前に電話してから受診するようにしてください。

 本日の上毛新聞でも記事になっていましたが、こうした影響もあって、救急車での搬送に多くの時間を要するケースが増加しています。そのため群馬県では、各病院に対して休日当番日以外での救急患者の受け入れや病床の確保などについて、先週文書で依頼をしております。県民の皆さんには、救急医療の現場に過度な負担をかけないためにも、引き続き、基本的な感染予防対策を徹底していただき、体調管理にも十分気をつけていただくようお願いを申し上げます。今週末には大学入学共通テストが行われるなど、受験シーズンが本格化します。受験生やそのご家族の皆様には、ベストのコンディションで本番を迎えられるように、重ねてとなりますが、基本的な感染対策の徹底をお願いしたいと思います。

 

7.阪神・淡路大震災について

 最後に、阪神・淡路大震災について申し上げます。明日1月17日で、阪神・淡路大震災が発生してからちょうど30年が経過いたします。阪神・淡路大震災では、早朝の5時46分に最大震度7を記録する直下型の大地震が発生いたしました。6,434人の方々が亡くなられ、多くの方々が負傷し、建物や交通網にも甚大な被害をもたらしました。亡くなられた皆様に心から哀悼の意を表したいと思います。

 震災後、神戸をはじめ被災された地域が力強く復興していく様子には深い感銘を受けました。改めて復興に尽力された関係の皆様にも、敬意を表したいと思います。

 昨年1月1日には、能登半島地震により大きな被害が発生し、今も多くの方々が被災の影響によって苦しんでおられます。災害はいつどこで起こるか分かりません。だからこそ私たちは常に備え、迅速かつ適切に対応することが大事だと思います。群馬県においても、地震、台風、それから群馬県の場合は火山噴火もありますが、こうした自然災害に対する対策を一層強化し、県民生活と地域の安全を守るための取り組みを進めてまいります。県民の皆さんにおかれましても、阪神・淡路大震災30年を機に、改めて警戒感を高めていただき、災害への備えをお願いしたいと思います。私からは以上です。皆さんから何かご質問があればお受けしたいと思います。

質疑応答

●ぐんま賃上げプロジェクトについて

(記者)

 まず賃上げ支援金からお伺いしたいんですが、これは他の県でも、昨年の後半ぐらいから補正予算等で取り組んでいらっしゃる県があると伺ったんですけれども、ちょっと見てみましたら、一時金という名前になっているところがあるようですが、今回支援金とされたのは、一時金ではなくて、これから先恒常的に制度化していくとか、何かもう1弾あるとか、そういうねらいとか含みがあるのでしょうか。

 

(知事)

 まず産経部長の方から。

 

(産業経済部長)

 他県は一時金とされているということなのですけれども、そこのところは意識して区別したわけではございません。まず今回は支援金という形で取り組ませていただければと思っているところであります。

 

(記者)

 先ほど市町村との連携という話が上がりました。具体的にはこれからそれぞれの市町村と詰めていくということですけれども、今時点で想定される具体的な連携というか、こういう連携を県として、今ご提案しているとか、差し支えない範囲でお答えいただけたら。

 

(産業経済部長)

 まず、市町村にも市町村の考えがあると思いますので、市町村の考えの中で、まだこれから検討する余地がある場合にということでお話をさせていただいていますけれども、例えば1つの例として、県として出す支援金に対して、少し市町村が上乗せをしていただくような、そんな形も考えられるんじゃないかというお話もさせていただいています。

 ただ、その他にもアイデアとしては、可能性としていろいろあると思いますので、よく意見交換しながらやっていきたいと思っています。

 

(記者)

 そもそも論、先ほどの3つの矢で言いますと、おそらくその賃上げに関して一番最後の根本的な稼ぐ力というのが一番大事なんだと思いますが、今回1でとりあえずプッシュをして、今この賃金の交渉の時期に、賃上げの機運を県としても後押しをして、醸成していくということだと思うんですが、この3の生産性向上ですとか、稼ぐ力というところでは、先ほどDXというお話ありましたけども、新年度は具体的にどんなことが目玉になっていくんでしょうか。

 

(産業経済部長)

 今回のこの「ぐんま賃上げプロジェクト」という形にさせていただきましたのは、まず支援金という形で(賃上げの)きっかけを作っていくというのがあります。加えて、二の矢ということで、賃上げの原資を確保していくために、適正な価格転嫁もしっかり進めていきたいと思っています。

 もう1つご質問いただきました、3つ目の稼ぐ力ですけれども、ここに関しましては、実はこれまでも産業経済部の方で、企業の稼ぐ力の向上ということで、いくつかの事業をやってきております。具体例としては、先ほど知事からお話のありましたDX補助金の関係もありますけれども、そういった補助金がありますので、新たに何かをしてくということだけではなくて、そういったものを1つにまとめて、なかなか活用がうまくいかない方もいらっしゃったと思いますので、こういうものが用意されていますということを一緒に見せていくことで、企業の稼ぐ力(の向上)にも取り組んでいっていただきたいなと、そういう思いがございます。

 

(記者)

 知事に伺いたいんですけれども、知事が今力を入れておられるデジタルクリエイティブもそういった意味では稼げる産業を作っていくという、そういう理解でよろしいんでしょうか。

 

(知事)

 それは今回の生産性向上の中に、デジタル・クリエイティブ産業の創設については、直接は結びつけていないんですけれど、当然デジタル・クリエイティブ産業を作るということは、他の産業の生産性を高めることにも繋がっていくので、それは今記者さんがおっしゃったような流れにはなってくるなと思っています。

 

●湯けむりフォーラムのアーカイブ動画配信について

(記者)

 先ほどの湯けむりフォーラムの配信について1点だけ細かい話を伺えますでしょうか。これは続々配信とありましたけれども、基本的にすべての分科会が配信されるという理解でよろしいんでしょうか。

 

(知事戦略部長)

 基本的に配信は、すべてのセッション等を配信していくという考えでおります。

 

●群馬デジタルミュージアムロードについて

(記者)

 前橋中央通り商店街のデジタルミュージアムロードの件で細かい話を1つだけ聞かせてください。この料金は具体的にはギア等の貸し出し料金という理解でよろしいでしょうか。

 

(知事)

 地域創生部長から。

 

(地域創生部長)

 今回のデジタルミュージアムロード、これを体験するにはMRゴーグルを装着しないと何も見えませんので、それをつけて体験していただくための料金ということになっております。

 

(記者)

 デジタルミュージアムロードの関係で伺いたいと思います。そのMRゴーグルは商店街のどこかの拠点に借りに行くような感じになるんでしょうか。

 

(知事)

 はい、地域創生部長。

 

(地域創生部長)

 今回、事前予約をしていただきますが、その受付のところでMRゴーグルを装着していただいて、説明を受けた後、順次進んで、体験していただくという仕組みになっております。

 

(記者)

 それをかけて商店街を見ると、イメージにあるようないろいろなものが浮かんでくるというような・・・

 

(地域創生部長)

 そうですね、大きく分けまして(ゾーンが)4つに分かれております。最初は、はにわゾーンになっておりまして、綿貫観音山古墳、これが目下に現れるようなゾーンです。そこにはたくさんの埴輪が並んでいて、コントローラーではにわに触れると、そこから音が鳴るような、そんな仕組みになっております。その次に現れますのは、近代美術館にモネの「睡蓮」がございますけれども、モネやムンク、ローランサンですとか、そういった名画を堪能できるような絵画ゾーン。その先には、今度は化石のゾーンになっておりまして、デイノニクスですとか、ティラノサウルスの頭骨ですとか、そういったものを見ることができます。最後の四つ目のゾーンはトリケラトプスの化石を発掘して組み立てる。そんなゲーム性のあるゾーンになっております。

 

(記者)

 ゴーグルをかけて、こう歩いていくとそういうのが出てきていろいろ操作すると・・・

 

(地域創生部長)

 楽しめる、そういう内容になっております。

 

●ぐんま賃上げプロジェクトについて

(記者)

 賃上げの方について伺いたいと思います。知事は最低賃金の引き上げについても積極的に関わっていくというふうな表現をされました。改めまして支援金に対する期待と、今後どう賃上げに向けて知事として関わっていくかを、意気込みも含めて伺えればと思います。

 

(知事)

 先ほどちょっとご説明しましたけれども、昨年度発表された実質賃金の伸び率が、群馬県が全国一だったという報道があったんですけども、これはものすごく大事な流れだと思うんですよね。いろいろな要因があると思うんですけれども、やはり高崎が行ったこうした支援がかなり効いたんじゃないかというような分析もあり、そういうことも含めて、これはタイムリーにしっかり群馬県としても賃上げ促進支援金みたいなものをやるということを今打ち出すことが、さっき言ったように、今いろいろと賃上げについて検討している企業の背中を押すことになるんじゃないかということで、これをやらせていただいて。同時に、最低賃金って実質的なものというのがあって、実質的には群馬県の最低賃金は、実際はそんなに低くないんですね。ただ、ここで申し上げたとおり石破さんがもうちゃんと目標を決めて、やっていくってことになると、100円ずつぐらい上げていかないと、ここに到達しませんから。これは最低賃金の方も、しっかり県内の中小企業の皆さんにちゃんとご理解をいただきながら上げていくという流れを作っていきたいと思いますし、同時に一番大事なのは実質賃金だと思うので、この実質賃金を上げていくっていう流れを作っていくと。これは県民の幸福度のことを考えれば非常に大事な点かなと。とにかく、今群馬県は結構いろんな意味で勢いがあるので、この育英高校の優勝もそうですが、相当認知度も上がっているし、露出度も上がっているし、いいこといっぱい起こっているんですが、この賃金も上がってくというのはすごく大事なことだと思っていますので、今回、賃上げ支援を打ち出したと。これは、今、群馬県として、しっかり出させていただきますけれども、細かい制度設計は県議会の方でいろいろ議論して、その中で決めていくということにしたいと思いますので、しっかり県議会の理解が得られるように、我々としては丁寧に説明していきたいと思います。

 

●前橋育英高校サッカー部の全国制覇について

(記者)

 県民栄誉賞特別賞を前橋育英サッカー部にということですが、改めて、前橋育英サッカー部に、決勝もご覧なった知事からメッセージを送っていただくと、どんなメッセージでしょうか。

 

(知事)

 もう自分の興奮は結構ブログにも書きつづったので、ちょっと繰り返しになっちゃうかもしれませんけども、やっぱりですね、あの大観衆の中で実力を発揮できるサッカー部員はすごいなと思って。特にPK、ものすごいプレッシャーの中でやっているのに、その中でもみんな次々とゴールを決めてくっていうね。やっぱりあれを見て、本当に頼もしいと思ったし、前もちょっと言いましたけど、やっぱり群馬県の希望は高校生にあるっていう気がするんですよね。まず、高校生リバースメンター。2代目の10人が今頑張っているんですけど、初代のリバースメンターの提言でも、例えば子宮頸がんワクチンなんか、全国どこでもやっていない試みを実施したりとかしてますけど、今回もいろいろといい提案が出てきて、おそらく県政にしっかり反映させていく、あるいは事業になっていくと思うんですよね。これまで2つのシーズンで開催した未来構想フォーラム、これも2弾目はもう500人とか800人とかいうところが多かったんだけど、最初に質問するのはいつも高校生なんですよね。

 やっぱりね、群馬県のって言ったらあれかもしれませんけど、やっぱり群馬県の高校生を見ていると、群馬県の未来は明るいなというふうに思うくらい、彼らがあそこでいろんな困難とかプレッシャーに打ち勝って優勝したっていうのはすごいことだし、とっても誇りにも思ったし、これで、観戦した県民の方も多いと思うんですけども、テレビでご覧の方々も、本当に大勢の群馬県民に夢とエネルギーを与えてくれたと思うし、あるいはさっき言ったように、野球とサッカーっていうのは日本の2大スポーツじゃないですか。あれを見てやっぱりね、あれがどのくらいサッカー少年たちに刺激を与えたかっていうことを考えるとですね、本当にすばらしいと思います。もう、前橋育英高校サッカー部の皆さんは、群馬県民の誇りということで、今年の新年祝賀会は全部このマフラーで行きたいと思います。

 

●ぐんま賃上げプロジェクトについて

(記者)

 続いて賃上げプロジェクトについて伺います。支援金について詳しく説明していただきましたが、この他の、資料(2)(適正な価格転嫁)、(3)(生産性向上)の部分であったり、これいずれも新年度から実施するようなイメージなのか、この辺りのスケジュール感を伺えればと思います。

 

(知事)

 では産業経済部長の方から。

 

(産業経済部長)

 ちょっと言葉足らずの部分もあったかもしれないんですけれども、パートナーシップ構築宣言のところ、二の矢のところですね。それから三の矢の生産性の向上、稼ぐ力の向上の部分は、これまで、群馬県、産業経済部としてやってきた事業のところが、それぞれちょっとバラバラになっていた部分がありますので、そこのところをまとめて、こういった形でやっていきたいというふうにしっかり打ち出したいと思っています。

 

(記者)

 そうすると予算ベースで考えると、新年度予算で新たに創設されるのがこの支援金の部分で、(2)、(3)については従来もやっていた。こういうことでいいんでしょうか。

 

(産業経済部長)

 はい。そのとおりでございます。

知事メッセージ

 はい、ありがとうございました。それでは最後に、知事の方から県民の皆さんに少しいろいろお話をさせていただければと思います。今日も記者の皆さんからご質問いただきましたが、前橋育英高校サッカー部がですね、国立競技場で行われた決勝戦、高校サッカー史上最も関心を集めた大舞台でですね、見事2度目の全国優勝を飾りました。先ほどもちょっと申し上げましたが、去年の春にですね、健大高崎高校がセンバツ(高校野球)で初優勝してから1年経っていない。この1年の間にですね、今度はサッカーでも、群馬県の前橋育英高校がトップになったと。この短い間にですね、野球とサッカーっていう2大スポーツで群馬県が頂点に立ったということで、こういうことってなかなか無いと思うんですよね。ある意味これは群馬県の勢いを示している気がするし、こういうことが経験できる知事ってなかなかいないと思うんですよね。甲子園の優勝もちゃんとアルプススタンドの応援席で観たし、今度もですね、前橋育英高校の優勝もですね、国立競技場のスタンドで目撃させていただいたということで、もう1回言いますが、最近よくあちこちで言っているセリフなんですけど、本当に群馬県知事でよかったなあというふうに思います。皆さんも群馬県民でよかったと思っていただいたらいいなというふうな気がしております。

 昨今ですね、ロサンゼルスの山火事が、まだ鎮火していないということで、今の時点でも20人以上の方が亡くなられて、確か1万棟以上の建物が失われて、20兆円以上の被害総額になるみたいな、そういうニュースが連日報道されてまして、これも本当に山火事って他人事じゃないので、群馬県もしょっちゅう山火事があってですね、ちょっと大きくなったときは自衛隊の皆さんのお力を借りて鎮火しているんですけど、山火事って本当に恐ろしいなというふうに思っているんですけども、私はですね、やっぱりこのロサンゼルスの山火事もそうですし、やっぱりなんていうんでしょうかね、私は群馬県っていう地域のリーダーであるんですけど、やっぱりね、行政のリーダーのあるべき姿っていうのを本当に考えさせられたんですよね。このロスの山火事でも。

 もう皆さんご存じだと思うんですが、このロサンゼルス市長、バスさんっていう方なんですけど、確か一昨年から昨年までの1年間の防災の予算をですね30億円ぐらい削ったと。そのためにおそらく、何ていうんでしょうか、充分水を供給できなくて、実は消火活動に非常に支障が生じたということで、今結構批判が出てるんですけども。去年の12月かなんかに消防局長から、今の予算の状況だといろいろその消防署の活動に支障がある、悪影響があるっていう報告を受けながら、なおかつ1月にはですね、このカリフォルニア州っていうか、ロサンゼルス近郊の乾燥の状況が尋常じゃないっていう報告を受けながらですね、この人がガーナか何かのイベントか何かに行って、なかなか帰ってこないっていう感じで、ちょうどなんかガーナのイベントから戻ってきたときにですね、ワーッとアメリカの記者の人たちに囲まれていろんなことを聞かれたんだけど、その中でですね、もうね、何ていうんでしょうかね、自分を正当化することしか言わないんですよね。全部言い訳ばっかりなんですよ。リーダーのくせに。自分はもうガーナにいても、何か完璧に対応したとか、これは自分の責任じゃないとか、もう二言目には自分の責任じゃないみたいなこと言って、その後の記者会見でもこれを繰り返すと。驚いたのはですね、皆さんご覧になったかもしれませんが、ワーッと記者の人たちに囲まれた、これもちょっと他人事じゃないと思ったんですけど、いろんな質問が飛んでくる中で黙っちゃったんですよね。回答できなくて。これ結構衝撃のシーンだったんですよね。で、無言のまま立ち去るみたいな話になっちゃって、あんまり細かいことは言えないんだけど、やっぱりリーダーを選ぶのは本当に気をつけなきゃいけないと。

 自分も本当に群馬県のためにしっかり仕事ができるリーダーであり続けなきゃいけないっていうか、私は欠点だらけなんで、常にそうやって自分に言い聞かせているんですけども、やっぱりですね、地域のリーダーを選ぶっていうのは、本当に大変なことなんですよね。だから何かこう、ぱっと世の中の流れに合っている人だからとか、何かこう、細かいことは言いませんけど、そういう何か表面的なことで選ぶと結構大変なことになるなと。やっぱりね、リーダーって、これは首長も知事もどこのリーダーもそうなんですけど、ちゃんとしたビジョンがあるのか、この地域をこうしたいっていう明確なビジョンがあるのかどうかとか、あるいは危機に瀕したときにですね、それに対する対応がきちっとできる能力とか、実行力とか、覚悟があるのかっていうことは、よっぽど考えないといけないんじゃないかということを思いながら、これを自分にもたとえてですね、本当に自分もそこら辺気を引き締めてやらなくてはいけないなというふうに思いました。もう1回言いますが、この記者会見見ていてびっくりした。1回もお詫びもないんですよ。全部言い訳ばっかり。自分は悪くないっていう。こういうリーダーにはなっちゃいけないなと思いました。それからもう1つもうやめますが、最後に言いますけど、昨日ですね、バイデン大統領が、ワシントンで、ホワイトハウスの中だったかな、最後の演説をしたんですよね、国民に向けて。その中でこう言ったんですよね。いかなる大統領も、大統領在任中に犯した犯罪について免責されるべきではないということで、それを可能にするためにちゃんと憲法改正するべきだと言ったんですよね。大統領の権限は本当に何か際限が無いと。そういうことではいけないという話を聞きながらですね。自分の息子は恩赦してもいいのかなと。なんかトランプ大統領の恩赦について、まさに大統領の権限の乱用だといい、自分の息子は絶対恩赦しませんよって言ったところをひん曲げてですね、ダブルスタンダードで、恩赦するようなリーダーなんだなと思って、もう今日は言いませんけど、あんまり群馬県には直接関係ないんで。USスティールの問題もめちゃくちゃ頭に来てるんですが、ちょっとここで言うと長い挨拶になっちゃって、また記者さんに怒られるんで言いませんが、やっぱり本当にリーダーのあり方っていうのを本当にこの2つの機会にですね、改めて感じたということを皆さんにお伝えをしておきたいというふうに思います。群馬県知事はですね、欠点だらけではありますが、しかし間違ったことはしっかり間違ったと認め、やっぱり必要なことはしっかり改めて改善すると言い、やっぱりですね何かあったときに、すべて自分は悪くないっていう言い訳みたいな、そういう知事にはなりたくないと。それから、私が知事になったのにはちゃんと理由と、いろいろ県議会にご迷惑をかけているようですけど、どんどんいっちゃうみたいなこと言われて、私はちゃんと知事になる理由があってなったんですよ。群馬県をこういうふうにしたいっていうビジョンがあってなったんですよね。前の知事のこと言うつもりはないんですけども、私はそういう形でやっぱり知事になったっていうことは、改めて県民の皆さんに申し上げておきたいし、やっぱりリーダーっていうのはですね、何かあったときには、やっぱり常に責任を取る、責任を認めるっていう姿勢が大事なんだということを感じたことも、改めて申し上げておきたいと思います。

 最後にもう一度言いますが、私はほとんど風邪を引くことはありません。本当に何年も風邪を引いてないのに、風邪を引いたんで。私が風邪を引くっていうことは、ものすごい強い菌だと思うんですよね。もしかしたらやっぱり国立競技場で高校生からうつったのか、高校生のせいじゃないですよ。私が風邪を引くっていうことはよほどのことなので、これはよほど群馬県で風邪が流行っているとしか言いようがないというふうに思っておりますので、皆さん、今日も言いましたが、コロナ禍で、みんなマスクして、うがいして、手洗いして、インフルエンザとか、がくって減ったんで、それが逆に反動になっているっていうところもあるんですけども、ぜひ体調には気を付けてください。ちょっとした注意で、風邪を防げると思いますので、そのことをちょっと申し上げまして、このぐらいにして、今日の会見を終わりたいと思います。記者の皆さんには、今回も最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

 

 

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