ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 知事のページ > 移住希望地ランキングに係る山本一太群馬県知事記者会見要旨

本文

移住希望地ランキングに係る山本一太群馬県知事記者会見要旨

更新日:2025年2月25日 印刷ページ表示

■記録作成 メディアプロモーション課(報道係)

 移住希望地ランキングに係る山本一太群馬県知事記者会見動画(You Tube)<外部リンク>

 モニター資料 (PDF:161KB)

会見項目

■知事冒頭発言

■質疑応答

知事冒頭発言 

 皆さん今日はお忙しいところお集まりいただいてありがとうございます。ここから会見室ではありますが、ぶら下がり取材という形でお願いしたいと思います。移住希望地ランキングについてですね、大変うれしいニュースが入ってまいりましたので、発表させていただきたいと思います。

 目標をやっと達成しました。このたび、2024年の移住希望地ランキングが公表され、群馬県が全国1位となりました。群馬県が全国1位ということです。移住希望地ランキングは皆さんご存じだと思いますが、東京の有楽町で、国内最大規模の移住相談窓口を設置しているNPO法人ふるさと回帰支援センターの新規相談者へのアンケートをもとに集計され、毎年公表されているものです。実際に移住の希望がある、または興味がある方へのアンケートということで、これはですね群馬県の魅力をしっかりと反映したランキングだと私たちはとらえています。2024年は、前年2023年の2位という結果を受けてですね、ここ(記者会見)でも1位を目指すと宣言しましたが、群馬県初の1位を目指して、移住施策に取り組んでまいりました。その結果、ついに念願を果たすことができました。知事としてこんなにうれしいことはありません。

 またランキングにはですね、「窓口相談者」と「セミナー参加者」という2つの部門があるんですね。窓口相談者は、群馬県として初めて1位をとったのですが、セミナー参加者のほうは昨年に続いて2年連続1位となっています。実は両方の部門で1位を獲得したのは群馬県が全国初ということになります。群馬県としては、今回のランキングの結果も含め、群馬県への関心の高まり、この群馬県の勢い、何度も言いますが群馬県には運気、勢いがありますから、これをしっかりと実際の移住につなげていけるようにですね、引き続き移住促進に取り組んでまいりたいと思います。とにかく、王者静岡を抑えて1位になりました。今日はそのご報告で皆さんに集まっていただきました。私からは以上ですが、皆さんからご質問があればお受けしたいと思います。

質疑応答

(記者)

 魅力がかなり広まったということですけれども、特に若い人の支持といいますか、関心が高いようなんですが、この要因について、知事としてはどのようなものだと受けとめていますか。

 

(知事)

 まず、ちょっと世代のことは後で申し上げたいと思うんですけれども、今回、全国1位になった要因はいろいろあると思うんですけど、まず何といってもですね、県と市町村の連携っていうのがあると思うんですよね。私が知事になって、初めてふるさと回帰支援センターを訪れた時には、支援センターの会員になっている市町村は3つ、4つぐらいだったんですね。それから、その日のうちに電話をして10ぐらいに増やしてですね、最終的にすべての市町村に会員になってもらいました。(すべての市町村が会員になっているのは)群馬県だけです。ですから、市町村としっかり協力をしながらですね、いろんな、いわゆる移住に関する情報発信をしたりとかですね、あるいは受け入れの体制を整えたりしてきたっていうことがあります。特にですね、特筆すべきは群馬県と市町村とが常に協力して開催してきた、ふるさと回帰支援センターと共催したセミナーとか相談会の数だと思うんですよね。私の記憶だと40回近い、37回ぐらいあったでしょうか(正しくは57回)。これはもちろん全国でトップでした。やはり市町村と連携してやってきたっていうことが大きかったと思うのと、あとはちょっと手前味噌ですけれども、地方創生関係の担当部局、とにかくうちの担当部局の職員が、本当に八面六臂の活躍を見せてくれたと。本当に一生懸命ですね、この事業に取り組んでくれたと。そういうことも、大きな要因だったかなというふうに思います。

 それから、これも関係していると思うんですが、今やっぱり群馬県の、こういう言い方が正しいかどうかわかりませんけれども、ネットでの発信力、いわゆるYouTubeチャンネルの2年間の登録者数の伸びが全国で1位だったりとか、去年1年の動画の視聴回数も4千万回で全国一ですから。こういうことも含めて、かなり群馬県の発信力が上がったっていうこともですね、群馬県の魅力がうまく伝わった原因なんじゃないかなというふうに感じています。

 

(地域創生部長)

 先ほどのご質問のセミナーの回数ですけれども、ふるさと回帰支援センターと共催した回数は57回になります。それと、年代の若い人が多いということについてですが、実はしばらく前から、東京との近接性を生かして、群馬県は転職なき移住の適地だということをPRしてまいりました。やはり、転職なき移住ということで、働き盛りの方に多く関心を持っていただいています。昨年も若い方の希望順位が高かったことから、例えばセミナーをするにあたっても、若い子育て世代の方が関心を持つようなテーマを増やすようにしてきた、そういったところも効果が出たのではないかと考えています。

 

(知事)

 今のことをこれから言おうと思ったんですよ。ありがとうございます。今回、一応年代別で見ると、20代、30代、40代、50代まで全部トップです。特にやっぱりね、20代から40代ぐらいまでのところでかなり関心が高まっているっていうのは、今地域創生部長が言ったみたいに、転職なき移住の適地だということがあると思います。群馬県はとにかく東京に近いですよね。東京に近くて、これだけ雄大な自然があって、おいしい食べ物があってですね、満員電車もないし、おそらく居住空間も(東京より)ずっと広いところに住めるし、なおかつ物価も安いですから。そういう意味で言うと、転職なき移住っていうか、ここに住んで東京に通うっていう人も、もちろん出てきているんじゃないかなと思うし、ここからさらに力を入れていかなきゃいけないと思うんですけど、とにかく子育て世代の人たちからの関心もすごく多くなっているんじゃないかという気がしています。

 

(記者)

 今、若い世代、若い子育て世代に向けてアピールということですが、テーマを選んだとおっしゃいましたけど具体的にどのようなテーマで、訴求力があったようにお考えでしょうか。

 

(地域創生部長)

 移住促進セミナーのテーマということですよね。一番反応がよかったのは、実はインフルエンサーを活用してのSNSの発信(をテーマにしたセミナー)なんですけれども、やはりそれも若い移住者の方が実体験に基づいてお話されたということが、反応がよかったというふうに聞いております。その他、子育て、教育、こういったことをテーマにしたセミナーの反応がよかったというふうに聞いております。

 

(記者)

 今SNSとおっしゃいましたが、発信力という点も非常に大きかったと思うんですが、若い世代にとっては特にSNSですね。この辺も大きく4千万という数字が出ていますけど、移住に特化したようなSNSの発信内容、その番組と言ったらなんですけど、そういったものっていうのは、特化したものはあるんですか。

 

(地域創生部長)

 ぐんま暮らしのポータルサイトの中で様々な動画も紹介しております。群馬県のページからリンクを貼っておりますけれども、独立した形で常にいろんなイベントだったり、セミナーでやったものを後で動画で紹介するようにしております。もちろん、Xですとか、そちらでの発信もやっています。

 

(知事)

 今お話があったんですけれども、もちろん移住に関連する動画っていうのもあると思うんだけど、とりあえずやっぱりなんていうか、例えば、移住したいって思う、あるいは実際に移住するっていう最初の段階は、その地域に対する関心があるかっていうことなので、その意味で言うと、直接移住に関係する動画を作ってなかったとしても、もちろんいくつかあると思いますが、やっぱりその4千万回のアクセスがあるぐらい、群馬県があちこちから注目を集めたっていうのは、間違いなくこの数字にも反映されているんじゃないかなと思います。

 

(記者)

 あらためて、このランキングの持つ意義、意味といいますか、そして、そこで1位になったことの意味を教えていただければと思います。

 

(知事)

 これは本当に群馬県の認知度、発信力、これを非常に、象徴的に表すランキングだと思っているんですね。まず、これも地域創生部長からもうちょっと正確にフォローしてもらえればと思うんだけど、2023年に2位になったじゃないですか。そのあとやっぱり、移住に対する問い合わせみたいなものがすごい増えたんですよ。ぐんま暮らし支援センターへの相談件数はたしか25%ぐらい増えて過去最高になったと。それから、去年の群馬県の移住者数も過去最高なので。このランキングは、そのままやっぱり、ある意味実績に繋がっているっていうところが大きいというふうに思います。何しろあそこ(順位推移のグラフ)を見ていただければ、15位から10位、5位まできて9位になって2位になって、1位っていうことなので。去年の2位に続いて、今年さらに上がって1位になったっていうことはすごく大きいなと。つまり、やっぱり群馬県に対する関心もかなり定着してきたっていうことです。本当に地域創生部が頑張ってくれて、市町村とも連携を上手くしてですね、ふるさと回帰支援センターと連携してセミナーを57回やったということもあるんですけど、窓口の相談者数も一番になったっていうのはすごく大きくて、もちろん努力もしましたけど、それだけやっぱり群馬県に対する関心が高まっているっていうことの証拠だというふうに思います。

 

(記者)

 先ほど移住者の増加という話もありました。さらに、今回の1位を受けて、実際に来てもらうということが大事なのかなと思うんですけどそのあたりいかがでしょうか。

 

(知事)

 そこはさっきもちょっと申し上げたとおり、今までは転職なき移住(を促進してきました)、さっきこれも地域創生部長に説明してもらいましたが、東京に近いっていうことで、ここに住んで仕事に通うみたいな人たちも増えているんだと思うんですけど、ここからはやっぱり20代から40代の人たちに関心が高いっていうことで、子育て世代をターゲットにしていくということで、これから情報発信の中身とか、セミナーみたいなものもね、子育て世代を対象にしたものを戦略的にやっていければいいんじゃないかと思います。今、県議会に諮っている予算の中にも、子育て世代に関係あるもので、テレワークと保育園留学、これを組み合わせた、親子移住体験事業も計上していますので、ここからは、子育て世代にさらに関心を広げていくっていうことが、戦略としてはいいんじゃないかと思います。何か付け加えることがありますか?

 

(地域創生部長)

 いいえ、特にはございませんけれども、今回のランキングは、関心を持っていただいたので相談件数が増えたということです。今後は、相談件数を実際の移住につなげていく、というほうに。もう少しシフトしつつ、頑張っていくのかなと思っております。

 

(記者)

 私から最後です。ランキング1位になったんですけれども、来年、次の目標とかあれば教えていただきたいと思いますがいかがでしょうか。

 

(知事)

 いやもうこれ以上、上がないので、やっぱりここまで来たからには、なかなか大変なんですけど、とにかく王者静岡を抑えての1位ですから。できるだけ、このランキングも高い順位を維持していくと。そもそも群馬県は、こういうことを言ってはあれなんですけど、私(が知事に)なったときに、とにかくぱっとしない県だって言われたので。そもそもこれだけ認知されているランキングで1位って初めてだと思うんですよね。だけどYouTubeの総再生回数も1位ですし、それから実質賃金の伸びも1年間で1位ですし、メディアの露出も圧倒的に増えているので、そういう意味でいうと少なくとも、この何年かでやっぱり群馬県のプレゼンス、影響力みたいなものは大きく広がっているし、勢いがあるってことは証明されたと思います。

 飯倉公館での、地方自治体の海外へ向けてのアピール事業の時に、とにかく1年のうちに高校野球と高校サッカーで全国優勝するっていうことは、普通ないので。(高校スポーツの優勝は)私の功績じゃないんですが、でもやっぱり群馬県のこの運気、勢いっていうのはいろんなところに感じられるので。これやっぱり、今日も皆さんに来ていただいていますけど、大きく報道されると思うんですよね。本当に北関東の群馬県が全国1位ですから。だからこれは本当に大きなインパクトがあるんじゃないかと思います。ぜひ皆さんにも、せっかく群馬県に来て取材していただいているので、大々的に発信していただけると本当に嬉しいです。

 

(記者)

 ふるさと回帰支援センターのお話も先ほど出たかなと思うんですけれども、あらためて移住促進の施策に着手した当時の状況を振り返ってみての当初の思いだったりとか、あるいはそこから今日に至るまでの本県の移住をめぐる雰囲気や風向きの変化というのを振り返ってみてどう感じていらっしゃるかを教えてください。

 

(知事)

 移住希望地ランキングにはやっぱりすごく注目していて、大体常連というのがいて、もう昔からそうなんですけれども、みんなどこに移住したいか、暮らしたいかっていうと静岡、長野、山梨、福岡とか、もう相場が決まっているわけですよね。やっぱり、だからこの中に群馬県が食い込んできたっていうのはすごく大きいと思うんですね。もう言及もしたくないけど、どんどんなくなっていく変なランキングがあるじゃないですか。ただの行ってみたいランキングだからね、あれは。そうじゃなくて、移住希望地としてこれだけ関心を持ってもらえるっていうのは、ある意味本当に群馬県が住む場所として魅力があるっていう意味なので、そういう意味ではこのランキングに本当に注目をしていたので、この結果はすごくうれしいです。

 

(記者)

 幅広い世代の方が移住先として魅力を感じていらっしゃるというデータかなと思うんですけれども、今おっしゃられたように、某魅力度ランキングみたいな結果もある中で・・・

 

(知事)

 魅力度ランキングと言わないで、もうその言葉は結構なので。そんな無くなるような杜撰なランキングの話はしないでください。

 

(記者)

 今回の移住希望地ランキング1位というこの実績をどのように活用し、あらためて発信に役立てていきたいかを教えてください。

 

(知事)

 まず若い世代については、確か去年23年のときも、20代とか(順位が)高かったんですよね。

 

(地域創生部長)

 1位でした。

 

(知事)

 今回、20代、30代、40代、50代まで一番っていうのは、やっぱりもうどの世代にも関心を持たれている、やっぱり群馬県が魅力的に映っているっていうことだと思います。どう使っていくかっていうか、去年2位になったときも相当、実はインパクトがあって、いろいろ例えばテレビとか新聞でも取り上げていただきましたし、勝手にYouTubeの特集が組まれて、30万とか40万(回再生)とか回っているので。でも1位だから、やっぱり2位と1位は全然違うんですよね。やっぱり全国1位になったっていう、このこと自体が、おそらくもう群馬県としてのすばらしい大きなブランドになるんじゃないかなというふうに思います。

 

(記者)

 今回1位ということですけれども、地域創生部長から1位内示の連絡が知事に入ったのではないかと思います。そのときの最初の印象といいますか、その知らせを受けての知事の第一声はどんな感じ・・・

 

(知事)

 連絡が入ったのは一応担当者のほうで、そこから聞いたんですけど。やったっていうか、よかったなっていう、なんかちっちゃくガッツポーズを作りました。やっぱり、移住相談件数はもともと多いんです。群馬県に対する関心が高まっていることは間違いない。ぐんま暮らし支援センターへの問い合わせも過去最高だし。それから、セミナーは各市町村とやっていて、(回数が)断トツだったので。これで、どこが群馬県の上に来るんだろうと思って。静岡がやっぱり王者なので、静岡県はやっぱりもう昔から1位ですから、ずっと多いところなので王者なんですよ。だけど静岡がそんなに勢いがないと聞き、なんか栃木県もすごく頑張っているし、でもなんか群馬県より上に行くところがあるのかなと思っていたので、もしかしたら、とは思っていたんですけども。少なくとも3番以内には絶対入ると思っていたんですけれども。やっぱり、この知らせを受けて、ちっちゃくガッツポーズしました。

 ということで、これをさらに励みにして、しっかり頑張っていきたいというふうに思います。今日は急遽お集まりいただきましてありがとうございました。

 

 

( 以上で終了 )
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。