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群馬県知事・JR東日本高崎支社長 合同記者会見要旨(5月22日)

更新日:2025年5月22日 印刷ページ表示

■日時 令和7年5月22日(木曜日)14時12分~14時34分
■会場 記者会見室
■出席者 県:知事ほか
     記者:記者クラブ所属記者等16人
■記録作成 メディアプロモーション課(報道係)

 20250522群馬県知事・JR東日本高崎支社長 合同記者会見<外部リンク>

 モニター資料 (PDF:1.68MB)

会見項目

 ■冒頭発言

 ■質疑応答

冒頭発言

(知事)

 それではまずJR東日本と群馬県による合同記者会見を始めさせていただきます。今日はですね、JR東日本高崎支社の樋口達夫支社長にお越しいただいております。お忙しいところすみません。ご列席ありがとうございます。樋口支社長には後ほどお話を伺いたいと思いますが、まず私の方からご報告をさせてください。昨年に続き今年もJR東日本と連携し、「ぐんまちゃん高崎駅ジャック」第2弾を実施いたします。昨年初めて実施した、ぐんまちゃん高崎駅ジャックではですね、JR高崎駅全体がぐんまちゃん一色に染まって、ぐんまちゃん駅として大変盛り上がりました。皆さんもたぶんご覧になったと思います。駅内外の装飾とかフォトスポット、それからぐんまちゃんと直接会える各種イベントなどが、SNSとかメディアでも大きな話題となりました。その結果、約2億7,000万円の広告効果があったと考えています。ぐんまちゃんとか群馬県の魅力を県内外にしっかりこのイベントでPRすることができたと考えています。そうした成果も踏まえて、今年はですね、ぐんまちゃん高崎駅ジャックをさらにパワーアップしてやらせていただきたいと思います。今年のテーマは、「この夏 ぐんまでリトリート」です。群馬県では未来構想の1つに「リトリートの聖地」を掲げています。リトリートとは、これも何度も申し上げたとおり「心と身体の赴くままにゆったりと過ごす癒しの旅」と言っていいと思うんですが、今回はぐんまちゃん駅だけじゃなくて、県内の温泉地、自然豊かな観光地を巡り、心身を癒やす特別な夏の体験をしていただきたいと思いまして、こうしたテーマを掲げさせていただきました。実施期間は7月19日から9月30日までとさせていただきたいと思います。去年はですね7月1日から31日までの1カ月間を開催期間としていました。しかしながらもっと長期間にわたって開催してほしいと、こういううれしい意見も寄せられたことから、もう夏休みを丸ごと含む期間に大幅拡大させていただきました。前回に続き今回も、JR東日本の多大なるご協力があってこそ、こうしたイベントが実現できるということです。JR東日本との引き続きの連携、こういう連携が取れていることを今日支社長に来ていただきましたが、大変うれしく思っております。あらためて樋口支社長をはじめ、JR東日本の皆さんに深く感謝を申し上げたいと思います。それでは中身についてご説明します。スライドをご覧ください。

 この写真は昨年度のものですが、今回の高崎駅の東口と西口のエントランスをはじめ、東口の壁面、それから駅コンコースなどをぐんまちゃんの世界観で彩りたいと考えています。駅舎全体を使って、ぐんまちゃん一色となりますので、今回も必ず大きな話題になるだろうと思っています。今年はどんなぐんまちゃん駅になるのか、ぜひ県民の皆さまには、県外の方でも結構ですが、足を運んでいただいてですね、ご覧いただきたいと思っています。次のスライドをご覧ください。

 さらに今回はぐんまちゃん駅だけにとどまらず、群馬県内の各地域にエリアを広げて、ぐんまちゃんとリトリートをかけ合わせた様々なイベント・企画を実施したいと考えています。例えば、草津温泉では、湯畑前の光泉寺の階段で、夜の湯畑を幻想的に彩る。ここは、草津温泉感謝祭のときに、女神さまが昇天するときに上がっていく階段なんですけどね。この夜の湯畑を幻想的に彩る、ぐんまちゃんとコラボした特別なイベントを開催させていただきたいと考えています。具体的には、階段にキャンドルを並べて、ぐんまちゃんのシルエットを作りたいと思っています。ここでしか見ることができない特別な企画となりますので、ぜひご期待いただきたいと思っています。この他にも、群馬県内各地域と連携した特別企画として、県内の温泉地などを巡り、リトリートを体感していただくスタンプラリーとかですね、県内各地域の駅へのぐんまちゃんのフォトスポット設置など、こういうことをしっかりやりたい。つまり、群馬県全体を周遊していただけるような取り組みを計画しています。また期間中に開催される高崎市の一大イベントであります「高崎まつり」とも何とかコラボできないかなということで、今ちょっと検討を進めているところです。詳細については、5月の末ごろにオープン予定の特設サイトで随時発信してまいりますので、ぜひ楽しみにお待ちをいただければと思っています。それでは今回のイベントにおけるJR東日本の取り組みを中心に、ここから樋口支社長にお話をいただきたいと思います。どうぞ、支社長。

 

(JR東日本高崎支社 樋口支社長)

 ご紹介いただきました、JR東日本の樋口でございます。昨年度実施いたしました、ぐんまちゃん高崎駅ジャックを、今年さらにパワーアップさせて実施することになりまして、大変うれしく思っております。ぐんまちゃんは、特技として、みんなを癒やす不思議な力を持っていると聞いております。群馬県の玄関口である高崎駅をぐんまちゃん駅とし、今年はぐんまちゃん駅も含めた県内各地の癒しの旅を、群馬県とJR東日本で連携し提案することで、県内各地への観光誘客や地域の活性化に繋げていきたいと考えております。この貴重な機会を群馬県や県内各地域の皆さまが期待する以上の成果に繋げるため、JR東日本グループが一丸となって盛り上げていきたいと思っております。それでは、具体的な実施内容についてご説明させていただきます。

 まず、画面の一番左になります。こちらがポスターのビジュアルということになりまして、ぐんまちゃん駅長を中心に配置いたしまして、群馬県の夏のウオーターアクティビティーやキャンプ、温泉入浴などをぐんまちゃんのお友達とともに紹介する内容にしております。このポスターを首都圏の駅にて、紙とそれから実際はデジタルサイネージが多いと思いますが、デジタルサイネージも含めて掲出を図り、ぐんまちゃん駅と夏のリトリートを、首都圏エリアを中心に宣伝してまいります。そして真ん中と右側ですね、ちょっと小さいですけれども、こちらの2つのポスターについては、ぐんまちゃん駅の中で多数掲出する予定でございます。さらに、地域の皆さまとともに、ぐんまちゃん駅と群馬県の夏のリトリートを紹介するムービーを作成する予定でございまして、こちらは7月頃より、首都圏を中心に放映していきたいと考えてございます。では次のスライドをお願いいたします。

 ぐんまちゃん高崎駅ジャックの期間中、ぐんまちゃん駅ではぐんまちゃんによるグリーティングイベントやダンスパフォーマンスを実施いたします。グリーティングでぐんまちゃんと触れ合ったり、一緒にダンスを踊っていただくなどお楽しみいただきます。この他にも、ぐんまちゃん駅の至るところ、様々な場面にて、ぐんまちゃんを感じることができる仕掛け、取り組みを実施してまいります。次のスライドお願いいたします。

 これは昨年のものになりますけれども、この装飾やグリーティングに加え、ぐんまちゃんにはぐんまちゃん駅の駅長として活躍していただこうと思っております。まず、ぐんまちゃん高崎駅ジャックがスタートする7月19日。ぐんまちゃんにぐんまちゃん駅の駅長を委嘱する、ぐんまちゃん駅駅長委嘱式というイベントを行います。そして同日、7月19日はですね、日本で初めてGV-E197系気動車、こちらで客車を牽引する、GV・SLぐんま横川の運行がスタートいたします。そのお披露目となる記念すべき日において、ぐんまちゃん駅長による出発式を実施いたします。出発式には、山本知事、それから高崎市の富岡市長にもご参加をいただく予定でございます。私も知事、高崎市長、ぐんまちゃん駅長とともに、皆さまをお見送りさせていただきたいと思ってございます。なお、9月30日最終日はですね、ぐんまちゃん駅長の退任式のセレモニーも予定してございます。次のスライドお願いいたします。

 スライドに表示されております211系列車は、県内各地を運行する普通列車として活躍しております。期間中、この211系列車の7編成に、7種類のオリジナルヘッドマークを、ぐんまちゃん駅を出発する際の先頭に装着し運行いたします。オリジナルヘッドマークは、群馬を代表する7つの温泉地とぐんまちゃんのコラボデザインとする予定でございます。群馬県内、どこの駅で、どのデザインに出会えるかはお楽しみということになります。群馬県へお越しいただいたお客さまだけではなく、日頃県内でご利用になる皆さまにもオリジナルヘッドマーク付きの列車との出会いを楽しんでいただければいいかなと思ってございます。次のスライドをお願いいたします。

 さらにですね、ぐんまちゃんが群馬県から飛び出し、首都圏エリアでもぐんまちゃん駅のプロモーションを行います。昨年も新宿、品川、横浜駅といった駅にて、ぐんまちゃんキャラバンを実施いたしましたが、今年はですね、首都圏のターミナル駅に加えて、多くの家族連れや鉄道ファンが集う、大宮にあります「鉄道博物館」にて、こちらでもぐんまちゃんキャラバンを実施いたします。ぐんまちゃんに実際に会っていただくことで、ぐんまちゃんの認知度向上や、ぐんまちゃん駅への来訪に繋げていきたいと考えてございます。本日ご説明した内容の詳細については、別途、弊社のプレスリリースでお示しさせていただく予定でございます。詳細については、6月の後半になるのではないかと思います。この夏、さらにパワーアップして実施する、ぐんまちゃん高崎駅ジャックにご期待いただければと思います。私からは以上となります。

 

(知事)

 樋口支社長、ありがとうございました。群馬県としてはですね、今回のイベントが観光誘客の促進、地域経済の活性化、それから群馬県が提唱しているリトリートの認知度の向上、こういうものに繋がると確信をしています。このイベントをきっかけに多くの方々に、ぜひ県内の観光地にも足を伸ばしていただいて、ゆったり心と体を癒やしていただくと。このリトリートを体験していただきたいと考えています。今後も引き続き、JR東日本としっかり連携して、このイベントの準備に取り組んでまいります。それではここで去年もありましたが、樋口支社長とのフォトセッションに移りたいと思います。

 

(フォトセッション)

(知事)

 それでは、記者の方々から、このぐんまちゃんプロジェクトについて、ご質問があればお受けしたいと思います。

質疑応答

(記者)

 イベントのターゲット層はどのようなものを想定されているのかというのが1点と、ぐんまちゃんは県のマスコットキャラクターだと思いますが、JR東日本の管内で、ほかに自治体のマスコットキャラクターとコラボした、こうしたイベントがあるのかどうかということを教えてください。

 

(知事)

 前半の方は戦略セールス局長からやっていただいて、後半は樋口支社長にコメントしていただきます。

 

(戦略セールス局長)

 前半のどういった方をターゲットにしているのかというところですけれども、昨年の7月、1カ月間実施をしたときに、やはり大変多くの家族連れの方、小さいお子さまを連れた家族連れの方などがぐんまちゃん駅のラッピングを楽しまれたということでございました。ただ今回は、そうした小さいお子さま連れのご家族のみならず、夏休みを丸ごと含む2カ月半という長い期間で実施をいたしますので、もう少し幅広い層、若い方々なども含めて、ぜひとも群馬県のリトリートというものを体感していただきたいと考えております。

 

(知事)

 他のイベントがあれば・・・

 

(JR東日本高崎支社 樋口支社長)

 個別のイベントで、キャラクターが出てくるだけというのは結構たくさんあるんですけれども、そもそも駅を丸々ジャックしてしまう、その中でぐんまちゃんが出てくる、こういった形ではですね、去年もお答えしたような気もするんですけど、去年も初めてでしたが、今年もまだ初めてのままで、第2弾になります。

 

(記者)

 リトリートとコラボするということでですね、スタンプラリーやフォトスポットなども考えていますけど、基本的にリトリートは電車で移動して回っていくような、鉄道絡みの関係があるのかというところを。

 

(知事)

 これも田中さんからまず、その後、樋口支社長に答えていただきます。

 

(戦略セールス局長)

 リトリートとコラボしたイベントということですけれども、スタンプラリーなどはJRの駅でも実際には体験できる。また、それ以外の観光地等でも、実際にそのスタンプを入手できる。全体で県内約30カ所程度、ラリーとして回っていただけるような、そんな仕組みを考えていますので、車の方も、また電車を利用される方も、いずれもお楽しみいただけるような、そんなイベントの作りにしております。

 

(知事)

 付け加えることがあれば、どうぞ。

 

(JR東日本高崎支社 樋口支社長)

 せっかくですね、JRで高崎駅がジャックされちゃうので、できれば電車で群馬の温泉地に遊びに出かけていただけたらいいなと思っていますけど、別に(電車で来ないと)だめとかそんなものは全然ないですけれども。とにかく我々としては盛り上げて、電車の旅で楽しんでいただけたらいいなと思っています。

 

(記者)

 リトリートパッケージみたいなので、割引とかそういうチケットが出るというところはまだ想定されていらっしゃらないですか。

 

(JR東日本高崎支社 樋口支社長)

 そこまではしていないです。

 

(記者)

 前回は2億7,000万円の広告効果ということでしたけれども、実際に経済効果は、どういった方法で試算するのかを。

 

(戦略セールス局長)

 2億7,000万の広告効果、いわゆるパブリシティー効果についてですけれども、これはテレビそれからウェブ、それぞれの媒体でいかに昨年のぐんまちゃん駅が取り上げられたかということで、実際にテレビで2件の取り扱い、これが約2,500万円。そして、ウェブに関しては190件という非常に大きな取り上げられ方をされまして、こちらについて約2億4,800万円と。合わせて、約2億7,000万円というような経済効果が確認をされております。

 

(記者)

 広告効果であって、その経済効果というか、高崎駅に来る人がどれぐらい増えたとかそういう試算はされていらっしゃらないですか。

 

(戦略セールス局長)

 現時点ではそこまでの試算はしておりません。

 

(知事)

 いいですか。どうぞ。

 

(JR東日本高崎支社 樋口支社長)

 そうですね。金額では出してないんですけれども、昨年1カ月ですね、7月の1カ月でいくと、新幹線で高崎駅に降りられた方、降車人数でいくと、対前年でいくと107%ということでもともとコロナ禍からですね、少しずつ新幹線のご利用が戻ってはいるんですけれども、それでもおそらく3ポイントか4ポイントぐらいは上がったんじゃないかなと認識しています。

 

(記者)

 その上振れというか、そのぐんまちゃん効果で3%から4%ぐらいの乗車率の向上に繋がって・・・

 

(JR東日本高崎支社 樋口支社長)

 高崎駅を降りた方の人数ですね、新幹線の。

 

(記者)

 ちょっと細かい話で恐縮なんですが、今回のぐんまちゃん駅ジャック第2弾の、県の予算額と、県とJRでどういう役割分担になるのか、その整理をお願いできればと。

 

(知事)

 分かりました。田中さんと樋口支社長の方から。

 

(戦略セールス局長)

 まず、県の予算額ですけれども、今年度の当初予算において、2,500万円の予算を計上しております。実際の事業のすみ分け、役割分担についての詳細はこれからというところであるんですけれども、基本的にはJRさんは、そもそもラッピングを行う駅舎を提供していただくことであったり、あるいはグリーティングで今回新たに大宮の鉄道博物館などでぐんまちゃんグリーティングを予定しておりますけれども、そういったところで全面的にご協力いただくとか、細かいところはまだこれから詰めるんですけれども、大きく分けて、今のところそのような形で役割の方は分けていきたいと考えております。

 

(知事)

 今の件で何かコメントがあれば、どうぞ。

 

(JR東日本高崎支社 樋口支社長)

 大きなところとですね、あと、実際に高崎駅をどのくらいジャックされちゃうか、あるいはぐんまちゃんをどこに出すかというところで、一番よく知っているのは高崎駅の社員あるいは乗務員とかになるんですね。去年も彼らからの知恵で、結構細かいところに入っていたりもするので、そういったところは今年もちょっとチャレンジしていきたいなと思います。そういう意味では、大きく分けるところはあるんですけど、あとは我々もちょっと楽しみながら、楽しい気持ちで、ジャックされちゃうつもりでいますので、よろしくお願いします。

 

(記者)

 まず県のご担当の方に伺いたいんですけれども、イベント期間中に先ほど光泉寺の階段で、ぐんまちゃんを映すというか、そういう試みがあるということですけれども、これは長い期間やるんですか、それともスポットで実施されるんでしょうか。

 

(戦略セールス局長)

 草津の光泉寺で、実際にキャンドルでぐんまちゃんを形づくり彩るというようなイベントを予定しておるんですけれども、これは長い期間ではなくてスポット的に実施をするという予定ではあります。まだちょっと草津町と細かい調整をしておりますので、また日程等が決まりましたら、速やかにまたご連絡、お伝えをしたいと思います。

 

(記者)

 あと、樋口支社長の方に質問させてください。今回、高崎駅をぐんまちゃんでジャックするということで、昨年より期間を延ばしていらっしゃるということです。いずれ「ぐんまちゃん駅」にするご予定とかはないんですか。

 

(JR東日本高崎支社 樋口支社長)

 どうでしょうね・・・やっぱり高崎駅は高崎駅ですからね。

 

(記者)

 ぜひご検討していただけたら。

 

(JR東日本高崎支社 樋口支社長)

 ご意見として承ります。期待の大きさだと受け止めます。

 

(知事)

 それではJR東日本との共同記者会見はここで終わらせていただいて、少しだけ休みを入れて定例会見に移りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

( 以上で終了 )
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。