本文
■日時 令和7年5月30日(金曜日)14時02分~15時11分
■会場 記者会見室
■出席者 県:知事、副知事ほか
記者:記者クラブ所属記者等15人
■記録作成 メディアプロモーション課(報道係)
20250530山本一太群馬県知事定例記者会見 - YouTube<外部リンク>
■知事冒頭発言
それでは定例会見を始めたいと思います。スライドをご覧ください。今週の26日の月曜日に、赤澤亮正経済再生担当大臣を訪問してまいりました。当初15分の会談の予定でしたが、これ当日のブログにも書いたんですけど、赤澤大臣には30分近く時間をとっていただきました。この場を借りて赤澤大臣にあらためて感謝申し上げたいと思います。会談では、まず私の方から、米国関税措置を踏まえた群馬県の今後の取り組みについて説明をさせていただきました。具体的には、グローバル自由貿易体制の確立、製造業と並ぶ産業の柱の育成、それから強靱な経営体質の構築などについて、こちらの方から説明をし、国からの支援というものを要望させていただきました。またこれらの取り組みを中長期的に進めるために、政府の経済財政運営と改革の基本方針、いわゆる「骨太の方針」への明記を、あわせてそこでお願いをしてきました。赤澤大臣には群馬県からの要望を真剣に受け止めていただきました。加えて赤澤さんから、高等専門学校におけるAI人材を中核とした起業や産業振興、これは非常にいいご提案だなと思ったんですが、こういう前向きな取り組みに関しても、貴重なアイデアをちょうだいしました。この赤澤プランが実現できるよう、群馬県として早速今検討を始めているところです。
さて、一昨日の28日から、令和7年第2回定例県議会の一般質問が実施されています。恒例ですけれども、本日は発表項目に先立って、今週行われた県議会の一般質問について知事答弁を中心にざっと所感を述べさせていただきたいと思います。それでは行きたいと思います。スライドをご覧ください。これは5月28日の一般質問に関するスライドです。
相沢県議からは、群馬県民会館などについてご質問いただきました。現在の県民会館については、あらゆる角度から議論し熟慮を重ね、私の責任で廃止を決断しました。建設から50年が経過した今、県民会館が県民全体に利益をもたらす施設というふうにはとらえていません。現在の建物については基本的に解体したいと考えています。同時に、新しい文化拠点の整備も決断しました。整備にあたっては、引き続き県議会の意見をしっかり聞いて議論するとともに、前橋市をはじめ、関係の皆様とも連携を密にして取り組んでまいります。
つる舞うの井田泰彦県議からは、知事主導の重点施策の評価見直しを行う制度的な担保等についてご質問をいただきました。山本県政においては、両副知事や総務部長、財政課も同席の上、何十時間もかけて予算編成の議論を行っております。各事業の必要性についてはそこでしっかり検討しております。そして二元代表制の一翼を担う県議会や県民の皆様にご理解をいただけるよう、丁寧に説明してきましたが、さらにこれも引き続きしっかり丁寧に説明してまいりたいということを申し上げました。
森県議からは、東洋大学板倉キャンパスの跡地利用についてご質問いただきました。東洋大学の移転については全国ニュースでも取り上げられ、実は世の中の関心が思った以上に高いと感じています。知事就任後間もなく、大学理事長と面会して様々な支援策を申し出ましたが、極めて残念なことに、移転が決定されたということです。今後も大学側に言うべきことはしっかり伝えて、地元の板倉町とも連携しながら、跡地の有効活用を促してまいります。
鈴木敦子県議からはですね、県立高校の未来像などについてご質問をいただきました。私立高校の授業料無償化によって、公立高校を取り巻く環境は大きな転換期を迎えています。私としても群馬の県立高校の魅力を向上させることは、大切な使命だと感じています。引き続き群馬県の強みである非認知能力の育成とか、デジタルクリエイティブ人材の育成とか、こういうことに力を入れながら、誰一人取り残さない教育の実現に向けて取り組んでまいります。
次のスライドに行きたいと思います。5月29日の一般質問です。
大和県議からは、知事の米国トップ外交などについてご質問いただきました。トップ外交については、知事がどこまでやるべきなのか、どういう役割なのかというご指摘があると思います。私の感覚で言うと、県内で外国籍県民の比率が最も高いベトナム、それから群馬の宝ともいうべきSUBARUの拠点がある米国インディアナ州と、トップ同士で関係を構築する、その努力をするのはこの知事の役割であると、当たり前のことだと思っています。関係構築ができていなければ、何か緊急事態が起きたときに対応はできません。これからも群馬県を守り群馬の未来をつくるために、私、知事である私が先頭に立って、自治体独自のトップ外交を進めてまいりたいと思っています。
清水県議からは、インクルーシブな社会の実現などについてご質問をいただきました。群馬県では新・群馬県総合計画において、皆さんご存じだと思いますが、年齢、性別、国籍、障害の有無等にかかわらず、全ての県民が幸福を実感できる社会を掲げており、インクルーシブ教育の実践研究などの取り組みを進めております。清水県議の知恵もお借りしながら、インクルーシブ社会の実現に向けて、今後も歩みを緩めることなく挑戦を続けていきたいと、こういう趣旨の答弁をいたしました。
牛木県議からは私に対する質問ありませんでしたが、こんにゃくの消費拡大などについてご質問いただきました。低迷するこんにゃく需要を拡大するためには、将来にわたり新規用途の開発に取り組んでいくことが重要だというふうにも考えています。群馬県としては、民間企業とか群馬大学とか、そういったところと連携して、新たにこんにゃくに関する研究開発プラットフォームを立ち上げ、こんにゃくの機能性成分を生かした製品開発を進めてまいりたいと考えています。
最後、須永県議の方からは、ロケ誘致の推進についてご質問をいただきました。エンタメは単なる娯楽ではないと、エンタメというのはみんながわくわくするような新しい価値を創造することをいうんだということを申し上げ、なおかつ人々の行動変容を促して世の中を変えていく力があるということをご説明しました。中でもロケ誘致は、映像制作に関する企業などの誘致集積につながる、あるいは人材の育成、集積にもつながるということで、デジタル・クリエイティブ産業を創出させる一つの手段だということを申し上げました。群馬県としては引き続き、積極的なロケ誘致とロケ支援に取り組んでまいりたいと思います。
一般質問については以上です。質問に立たれた県議の皆様に対し、この場をお借りして、あらためてお礼を申し上げたいと思います。来週以降も一般質問や各委員会が開催されますが、県議会の皆さんにご理解いただけるように引き続き、丁寧にですね、答弁をしてまいりたいと思います。
はい、それでは会見の中身です。スライドをご覧ください。本日の会見の主な項目です。今日はデジタルクリエイティブスクールパイロット事業、バーチャルプロダクション地域素材開発、ネイチャーポジティブ推進プラットフォームなどについて発表させていただきます。
まず、「デジタルクリエイティブスクールパイロット事業」についてです。群馬県では、「tsukurun」や「Tumo Gunma」によってデジタルクリエイティブ人材の育成を進めています。現在は小中高生向けとなっていますが、今後、全世代に対応するために、大学生、専門学校生、社会人等を対象とした、デジタルクリエイティブスクールの構想検討を行っています。今後成長が見込まれる映画、ドラマ、ゲーム、アニメをテーマに、デジタル技術と学術的な視点の両面からアプローチできるスクールにしたいと考えています。本日は、この構想検討に生かすための試験的な取り組みを実施することにいたしましたので、この点をお知らせしたいと思います。スライドをご覧ください。
このたび、デジタルクリエイティブスクールのパイロット事業第1弾として、「ニューヨークフィルムアカデミー特別講座・フィルムメイキングワークショップ・イン群馬」というものを開催いたします。これは「ニューヨークフィルムアカデミー・ロサンゼルス校」と連携したワークショップです。ニューヨークフィルムアカデミーは、映画、メディアに関して、世界的に有名な教育機関で、ニューヨーク、ロサンゼルス、イタリアのフィレンツェなどにキャンパスを持っています。映画産業などと連携し、第一線の現場で活躍するプロが講師となり、実践的な教育を重視しているという点が最大の特徴だと思います。昨年9月の米国訪問では、理事を務めるジャン・シャーロック氏、それからロサンゼルス校代表のダン・マクラー氏と会談をして、私自らデジタルクリエイティブスクールの構想をプレゼンしてまいりました。この取り組みが実を結び、今回のパイロット事業にご協力をいただくことができました。特別講座の開催時期は前編がオンラインということで、8月4日から8日、後編が群馬県庁昭和庁舎での対面開催で、8月20日から24日を予定しております。ワークショップは映画・ドラマに焦点を当て、ハリウッドの映像技術を学べるものとなっています。前編では、脚本作成とか映像編集などの基本的な技術を学び、参加者には実際に短編映画の脚本を書いていただくことになります。後編ではカメラや照明などの操作方法を学び、グループワークで撮影から編集、作品の制作まで行ってもらいます。講座は、前編・後編ともに英語で実施されますが、通訳を手配する予定にしています。募集定員は30名ということになります。19歳以上で、将来的には、世界的な活躍をしたいとか、ハリウッドのノウハウを学びたいとか、こういう熱意を持って、映画・映像制作に関する1年程度の経験のある方を募集したいと思います。また、県外の方も参加可能で、受講料は無料ということにさせていただきたいと思います。なお、前編・後編あわせて全ての日程の参加が必要です。応募は今日から開始し、6月30日まで受け付けます。詳細はスライド記載のQRコードから、群馬県公式ホームページをご確認ください。現在、トップ外交やトップセールスで構築した関係を生かし、ニューヨークフィルムアカデミー以外の教育機関などとも連携事業を検討しております。詳細が決まり次第、第2弾として発表したいと思います。
私としては、このデジタルクリエイティブスクールを、本当に世界でこの群馬県にしかないと、こういう本当に唯一無二のものにしていく。そしてグローバルに活躍する人材を将来はここから次々に輩出して、世界から注目されるような教育機関にしていく。そういう大きな夢を持って、もちろん実現できると思いますが、構想検討を進めてまいりたいと思います。重ねて申し上げますが、普通の自治体でこういうことができるところはありません。やはりこのトップスクールまで行って、校長先生としっかり人脈を作ったと。それでようやくこういうことができるということで、これも実は、トップ外交の大きな成果だと思いますし、デジタル・クリエイティブ産業の集積を目指す、創設を目指す、エンタメの拠点を目指す群馬県にふさわしい、群馬県にしかないプログラムだと思いますので、ぜひ、熱意のある方は今言った条件がありますけれども、このパイロット事業にご参加いただきたいと思います。
続いて、「バーチャルプロダクション地域素材開発」についてご説明したいと思います。バーチャルプロダクションとは何か、LEDスクリーンに投影した動画を背景に、人や車などの被写体を撮影する映像制作技術のことを言います。この技術によって、現実と仮想映像を自然に融合させた映像を作り出すことが可能になります。また撮影場所とか天候などに左右されないため、制作スケジュールの圧縮が当然可能になるということです。そのため近年、映画、ドラマ、CM撮影などの様々なシーンでバーチャルプロダクション、この技術が活用されています。スライドご覧ください。
そこで今回、群馬県は自治体主導の取り組みとしては初めて、バーチャルプロダクションの素材開発に取り組むことといたしました。素材の作成にあたっては、国内最大級のLEDスタジオを有し、ハリウッドでも活躍した方々で構成された専門チームを持つ東映株式会社に協力をお願いしています。具体的には、昭和庁舎、草津温泉(など)、実際にロケ地として活用されることが多くて、もう一目で群馬県と分かる素材とか、幹線道路、市街地などの汎用性の高い素材も作成する予定です。作成した素材については多くの映像制作会社等でご活用をいただきます。素材の提供や運用方法などについては今後検討してまいります。
これまで映像制作会社へのトップセールスを行う中で、実はバーチャルプロダクションは発展途上の技術であり、まだまだ実は使用している素材が不足しているということが分かりました。同時に、このような先進的な取り組みを実施することで、あらためて群馬県のロケ地としての魅力を伝えられるし、あるいは映画、テレビの撮影誘致が進むと考えています。
群馬県としては、今回作成する素材を、多くの映像制作会社等に活用してもらうことで、群馬県の魅力発信につなげてまいります。こういうニーズがあるということを発見できたのは、やっぱり日頃から、いろんな映画関係の企業と連携したり、あるいはいろんな人脈を作り、いろんな方々からお話を聞く中で、こういう情報をいち早く集めて、政策に反映したということで、これもある意味、群馬県の、すみません手前味噌で、政策決定の速さが生み出したプロジェクトではないかと自負しております。
続いて、「ぐんまネイチャーポジティブ推進プラットフォーム」についてご説明したいと思います。群馬県は、昨年12月に、浅尾慶一郎環境大臣、私の親しい友人でもありますが、浅尾大臣を訪問して、都道府県として初めて「ネイチャーポジティブ宣言」というものを行いました。ネイチャーポジティブとは、自然を回復軌道に乗せるため、生物多様性の損失を止めて反転させる、こういう取り組みのことを言います。宣言では、群馬県がネイチャーポジティブに取り組む企業の聖地になることを目指しています。この宣言の実現に向けて、今回新たな取り組みを行いますのでお知らせします。スライドをご覧ください。
このたび、「ぐんまネイチャーポジティブ推進プラットフォーム」というものを創設いたします。ぐんまネイチャーポジティブ推進プラットフォームは、地域の生物多様性の保全を目的に、ネイチャーポジティブに関心がある企業・団体同士で、ビジネス交流などを行う組織です。プラットフォームでは、ネイチャーポジティブに関するセミナー、ワークショップ、ピッチのほか、交流会などを企画しております。こうした交流から企業が群馬に集まるような流れをぜひつくっていきたいと思います。またプラットフォームを通じて、ネイチャーポジティブに関する活動フィールドを求める企業と、課題を持つ市町村・団体をマッチングさせて、官民共創の新たな取り組みを増やしていきたいと思っています。こうした取り組みによって、地域の生物多様性の保全も進めていきます。
本日から、このプラットフォームの参加者を募集したいと思います。参加料は無料です。募集対象は、ネイチャーポジティブに既に取り組んでいる、または、これから取り組もうとする企業・団体・市町村です。群馬県内に本社や事業所を置く企業・団体はもちろん、群馬県を実証フィールドとしてネイチャーポジティブに取り組もうとする県外の企業・団体も歓迎したいと思います。申し込みは、いつもどおりですがスライド記載のQRコードから、プラットフォーム専用ウェブサイトをご覧いただきたいと思います。なお、参加者向けのイベントとして、第1回のワークショップを8月に開催いたします。参加企業・団体同士のマッチング支援は随時、年間を通じて、しっかり行っていきたいと思います。ぜひ多くの企業・団体の皆様にご参画をいただき、生物多様性と、それから経済活動の好循環が、群馬県で生み出されることを期待しております。そしてネイチャーポジティブといえば群馬県、これがいいですよね。ネイチャーポジティブといえば群馬県、こうやって評価されるような、ネイチャーポジティブ経営企業の聖地みたいなものを目指していきたいと思います。
続いて、「アントレプレナーシップ醸成プログラム」についてです。「アントレプレナーシップ」とは「起業家精神」と訳され、新たな価値を創造し、リスクを恐れず挑戦するする姿勢のことを指します。これは社会で主体的に行動する上で必要な力であり、群馬県が新・総合計画のビジョンで掲げる始動人、始めて動く人ですよね、これに求められる資質であるとも考えています。こうしたことから、昨年度から、楽天グループと連携してアントレプレナーシップ醸成プログラムを展開しております。昨年度は「グローバルな視点で群馬県の地域課題について考える」、これをテーマにプログラムを実施いたしました。参加者の方からは、「学校ではなかなか体験できない実践的な学びができた」とか、「楽天の方々からのアドバイスが自分の成長につながった」というコメントをいただいています。本日は、今年度の実施内容についてご説明したいと思います。スライドをご覧ください。
今年度のテーマは、「県民の幸福度向上」です。まず、プログラムのスケジュールです。7月にオンラインでのオリエンテーションを行います。その後、参加者はチームに分かれてワークショップに取り組みます。そこで、県民の幸福度向上につながるアイデアを検討し、関係者へのヒアリングや、現地調査も行ってもらいます。その成果や気づきをもとに、東京にある楽天本社とか、群馬県庁32階の動画放送スタジオ「tsulunos」で中間発表をしていただきます。特に優れた発表を行ったチームは、12月に群馬県内で最終発表していただくという流れになっています。プログラムの実施にあたっては、海外での生活経験を持つ楽天のスタッフがメンターとして参画し、参加者の方々をサポートしていきます。こうした過程を通じて、参加していただいた皆さんに、グローバルな視点とかコミュニケーション力、それからエビデンスに基づいた分析力をしっかり身に付けていただきます。対象者は、群馬県内に通学または在住する15歳から25歳までの方です。定員は先着順で20名ということにさせていただきます。参加料は無料ですね。無料のプログラムが多いなと思っているんですけど、無料。募集は6月2日の月曜日16時30分から開始し、6月16日の月曜日まで受け付けさせていただきます。申し込み方法などの詳細は、スライド記載のQRコードからご確認ください。
群馬県としては、このプログラムを通じて、県内の若者が世界を意識し、将来群馬県から多くの始動人が輩出されることを期待しています。ぜひ多くの若者の皆様からのご応募をお持ちしております。
続いて、「第3回県政に関する県民アンケート」についてご報告します。スライドをご覧ください。
群馬県では、県政の重要課題について県民の皆さんからご意見を伺い、県政運営に速やかに反映させていくため、「県民アンケート」を実施しています。今年の3月に第3回調査をインターネットで行い、群馬県在住の3,000人の方々から回答いただきました。調査にご協力をいただいた皆さんに感謝申し上げます。3回目の調査では、「環境問題」、「野生動物」、「自殺対策」、「Gunmaas」、「インクルーシブ教育」、この5項目、計29問について調査を実施いたしました。
本日はこの中から、「環境問題」と「Gunmaas」のアンケート結果について説明したいと思います。その他の項目や詳細な結果は、スライド記載のQRコードから、群馬県の公式ホームページをご覧ください。ではアンケート結果の概要です。スライドをご覧ください。
まずは「環境問題」です。群馬県では、群馬県環境基本計画に基づき、環境との調和を図りつつ、持続可能な社会の実現を目指して様々な環境施策を進めてまいりました。今回の調査では環境問題について、自分にもできる取り組みがあると考えている方が55.6%と、半数を超える結果となりました。多くの県民の皆さんが環境問題に対して主体的に関心を持ち、関わろうとしている姿勢がうかがえます。この点について知事としては、大変心強く思っています。一方で、「何があれば行動しやすいか」という質問に対して最も多かった回答は、「行動のヒントが欲しい」というもので、42.9%でした。これは「インセンティブ」や「環境問題に取り組む仕組み」などを上回る割合になっています。多くの方にとって、具体的に何をすればいいのかを知る、これがやっぱり、行動の後押しになることが分かりました。この結果は、今年度予定している環境基本計画の中間見直しにもしっかり生かしていきたいと思っています。環境問題は行政だけではなくて、企業、地域、そして県民一人一人がともに取り組むべき重要な課題です。群馬県としても、県民の皆様に行動のヒントを分かりやすく示し、環境問題に取り組む機会の提供を積極的にやっていくことで支援をしていきたいと思います。次のスライドをご覧ください。
続いて「Gunmaas」です。群馬県では、自家用車から公共交通への転換を促し、県民の利便性を高めるため、「Gunmaas」の普及を進めております。現時点での利用登録者数は約3万人となっており、大変多くの方にご利用いただいております。アンケートによると、日常的に公共交通を利用する方のGunmaasの認知度は42.7%でした。一方で日常的に公共交通を利用しない方の認知度は2割程度だったということですよね。Gunmaasは今、前橋市や渋川市を中心に展開しています。アンケートは全県を対象したものであることを踏まえると、4割を超える方に認知されているというのは、一定の成果だと考えています。一方で、さらなる認知度拡大の余地も感じました。また公共交通の利用促進のアイデアの一つとして提示した「乗り放題サービス」について、条件付きも含めると、約7割の方から利用したいという回答をいただいています。この条件には、現在の定期券よりも格安とか、通勤や通学のエリア以外でも利用可能、こんなことが挙げられております。Gunmaasについては今年度から高崎市においても、いよいよサービスが開始される予定です。他の地域への展開を、県としてさらに進めてまいりたいと考えています。
群馬県としては、自家用車から公共交通への転換を促すために、普段公共交通を利用されない方にも、その利便性や存在を知っていただくということが大事だと考えています。今回の結果も踏まえ、引き続き、県内の各市町村と連携しながら、Gunmaasをきっかけとした公共交通の利用促進に向けた施策を検討してまいりたいと思います。
アンケート結果の概要については以上です。私としては、県政の重要課題についてできるだけ多くの県民の皆さんの意見を伺い、意見の傾向を正確に把握するということが大事だと思っています。今後も県民アンケートを実施し、県民の皆さんの声をしっかり受け止めて、県政運営に反映させていきたいと思います。
今日も長くなりましたが、最後に、「直滑降ストリーム」の配信のお知らせだけさせてください。スライドをご覧ください。「県議と知事の紅茶懇談」配信のお知らせです。この企画は、県議会議員の皆さんをお招きして、親しみやすく身近なテーマで話をするというシリーズです。7回目のゲストは、自民党の中島豪県議です。番組では、小学校の頃から打ち込んだサッカーをはじめ、趣味の朝のランニングとか、家庭菜園、それから好きなエンタメ等についてお話を伺いました。中島県議のまっすぐで真面目で誠実な人柄が、もう随所に感じられる中身になっています。これもすごい良い番組になっていると思うので、今日、30日金曜日の20時から、群馬県公式YouTubeチャンネル「tsulunos」で配信いたします。ぜひですね、1人でも多くの方にご覧いただきたいと思います。
ということで、今日も30分近くちょっと冒頭のプレゼンがありましたが、ここからは、記者の皆さんからのご質問を受けたいと思います。
●コメ価格の高騰対策について
(記者)
まず1点目、案件外ですが、コメ価格の高騰対策として、小泉大臣が備蓄米の流通を急いでいます。就任からこれまでの一連の対応を、知事はどう評価なさいますか。また関連でですね、国民民主党の玉木代表が、「あと1年経ったら動物の餌になるようなもの」と、備蓄米について表現されました。このことについて、思われることがあれば教えてください。
(知事)
まずですね、もう一言で言うと、「頑張れ進次郎」という感じですよね。小泉農水大臣にはぜひ頑張ってもらいたいと思っています。知事としても、この6年間経験してきたことなんですけれども、誰もどんな、全ての人を、同時に100%満足させる政策なんてないんですよね。今一番大事なことは、2,000円ぐらいだったお米が今4,000円ぐらいまで上がっているわけなので、一刻も早く、国民というか庶民が悲鳴を上げているわけですから、安いお米を届けるということがプライオリティであって、その目的に向けて、小泉大臣いろいろ知恵を絞って、私はすごい頑張ってると思っています。
それで玉木代表の発言についてなんですけれども、この間、農水委員会を見ていたら、玉木代表とか、野田佳彦元総理とか、維新の共同代表の前原さんとかが、この問題を取り上げて、かなり厳しい質問を小泉農水大臣に浴びせていたんですけれども、まず玉木代表もいろいろお考えになって言ったのかもしれませんが、「1年経ったら動物の餌になるようなお米」だと備蓄米について、この表現はですね、大変申し訳ないんですけど、とっても不適切な表現だと思いますよね。まずお米を一生懸命作っている農家の人たちに対してすごい失礼だと思います。それから後も、いろんな人が言っていますけど、私も同じ感覚なんですけれども、備蓄米って、何か緊急事態があったときに、国民の命をつなぐお米じゃないですか。それを、あと1年経ったら飼料用になるのかもしれないけど、あと1年経ったら動物の餌になるお米だという言い方は、やっぱり非常に良くなかったんじゃないかと思います。ちょっと玉木さんをかばうわけじゃないけど言うとですね、玉木代表は別に普通こんなことを言う人じゃないですよね。こんなことを言うタイプの人じゃないんですよ。だから、何でこういうことを玉木代表が言ったのかというとですね、今大きな構図の中で、外から見ての見方ですよ、私の見方ですよあくまで、外から見るとですね、もう参議院選挙まで2カ月を切ったと。その中で、自民党の支持率が低下してきて、石破内閣の評判も悪いということで、ある意味野党としては、「しめしめ」みたいに思っていたところで、江藤大臣のああいう話があって、小泉大臣が登場して、今、国民が最も困っている、このコメの高騰の問題について、ある意味で言うと、場合によってはヒーローになるかもしれないみたいな動きを起こしているわけじゃないですか。それについて、小泉大臣が登場して、とにかくまずはお米の価格を下げなきゃいけないというこの流れの中で、何となく石破内閣の支持率も復活すると。そうするとやっぱり、野党にとっては、参議院選挙戦いにくいと、そういう多分流れがあるんじゃないかというふうに見えるんですよね。そういう流れがある中で、もう1回言いますが、玉木さんはこういう人じゃないと私は思いますが、やっぱり小泉進次郎農相の勢いを止めなきゃいけないと。やっぱり何かね、ケチをつけないと、石破内閣の支持率がまた上がっちゃったらまずいみたいなふうに外から見ると見えるんですよね。とにかくこの農水委員会でですよ、今をときめく国民民主の玉木代表をはじめ、野田佳彦元総理、(立憲)民主党の代表、それから維新の代表の前原さん、野党の党首クラスの人たちが来て、いろんなことを言っているわけじゃないですか。野田佳彦さんも意地悪な人じゃないのであの方は。でも野田元総理も結構厳しいことを言っててね、「バナナの叩き売りじゃない」みたいなこと、玉木さんみたいなこと言ってなかったけど、おっしゃっていますよね。前原さんもいろいろ意地悪なことを言っているじゃないですか。これは外から見るとね、とにかく今、コメ高騰で国民は苦しんでいると、庶民は本当悲鳴を上げていると。こういう中でいろいろ反発があっても、とにかく安いお米を台所に届けなきゃいけないということで、小泉進次郎頑張っているんだから、だから野党の立場から見てもね、こういう努力を例えば認めて、その上でアドバイスするとか、そういうアプローチのほうが、私はね、一般国民には印象がいいと思いますよ。私の周りの人たちは、何でそんなね、足引っ張るんだと。選挙のことばかり考えて、やっぱりとにかくいろいろあるかもしれないけど、小泉進次郎農相が一生懸命何とか安いお米を届けようというんだから、応援するところは応援すればいいじゃないかって人のほうが多くて、最初からもう選挙のこと考えて、ケチつけてるように見えているというのは、すごい私は残念でした。それからもう一つ言うとね、あの場面を見ながら、小泉さん、もちろん国民的な人気は昔からあるんですけれども、大臣二度目、農相ですよね。でもこの小泉農水大臣が答弁するこの農水委員会にね、やっぱり野党の党首クラスの人が3人も出てきて、こうやっていろんな追及をするというところを見ると、やっぱり小泉進次郎という政治家には、それだけの存在感があるんだなと。やっぱりこの国民的人気みたいなものは、ものすごくやっぱり野党にとってね、脅威なんだなということも思ったんで。今、政界には本当に総理になる器の人っていっぱいいると思うんですけれども、やっぱり小泉農水大臣というのは、そういうスター性があるんだなと。そういう存在感があるんだなというのを、あれやっぱり、何かまるで総理に対する追及じゃないですか。そのことはね、あらためて思いました。いろんな文句があったりすることは分かります。いろんな立場で、いろんな批判する人が、いろんな思惑であると思いますが、私はですね、小泉農水大臣には頑張ってほしいと、「頑張れ進次郎」と、ぜひ声を大にして言いたいと思います。
それから備蓄米、1年経ったら飼料用になるというお米の話をしていたんですけど、まだ高崎あたりとか前橋あたりで出てきてないですよね。そうしたら、まず最初に買って、早速食べてみようと思います。なんかテレビを見ていたら、お米のプロみたいな人が出てきて、備蓄米と普通のお米を食べて、いやこっちはうまくないみたいなことを言っているんだけど、そういう話じゃないと思いますよね。私はご飯が大好きなので、幸か不幸か、幸なんでしょうけど、まずいご飯とか食べたことないもの。だから、もう今度これ出たら、早速まず炊いて、食べてみようと思っているんで。もう1回言いますが、あんまり意地悪なことばっかり言わないほうがいいんじゃないかと思うし、これはいろいろあっても、ここはもう、小泉進次郎、踏ん張り時だと思うんで、頑張ってほしいと思います。
●参院選でのSNSの影響力について
(記者)
今、ご発言の中で参院選に近づいているというお話がありましたけれども、昨今SNSの影響が指摘されている通りですけれども、ことこの今回の群馬選挙区でも、SNSというのは、選挙戦に一定の影響を及ぼすものとお考えでしょうか。あるいは選挙戦で、SNSをこのように使えば効果的と知事がお考えになるものがあれば、教えていただければ。
(知事)
SNSってどうやったら効果的に選挙戦で使えるのかというのは、きっといろんなプロの人たちというのはいるのかもしれませんが、基本的に、これだったらという方法はないと思うんですよね、選挙と同じで。戦う候補者の個性も違う、地域性も違うということなんで、それはSNS戦略もその人に合った、ある意味でいうと戦略を編み出すしかないんで、「これが素晴らしい」、「これをやれば大丈夫だ」みたいなものはまずないと思うんで、それぞれが知恵を絞ってやっていくしかないと思うんですよね。
それから今記者さんの質問からいくと、じゃあ次の群馬県の参議院選挙でもSNS、いわゆるネットの発信は大きな役割を果たすか、影響あるかというのは、それはイエスだと思うんですよね。例えば、最近皆さん、ご存じない人も多いと思うし、ちょっと信じていただけるか分からないんですけど、昔、若手議員の頃にものすごくいっぱいテレビに出ていたことがあって、しょっちゅう選挙区に行くと、例えば、朝の「サタずば」とか出てくると農家のおじいちゃんとかおばあちゃんとかみんな見てて、「今日も出てたね」とか言われて、これやっぱり、レガシーメディアでもテレビの影響力ってすごく大きいなと思ったんですけれども、知事になってから、そんなにまず地上波のテレビにも行っていないってこともあるんですけれども、昔だったら「朝生に出てたね」とか言われたんだけど、そういう人1人もいませんよね。「Re:HacQ(リハック)」で見たって人のほうが多いんですよ。
それからあとね、お年寄りはSNSを相当見ています。多分だからSNSのXで相当辛辣なコメントをしているのは、結構私は高齢者じゃないかと思っていて、昨今もあるところの会合で、70か80ぐらいの人が知事のYouTubeを毎週見ていると、この会見を見ていると、記者がいて質問しているのを見ている、みたいな話があるから、実は、かなり年齢が上の人にも届いているんで、次の参議院選挙でもこの群馬選挙区でも、SNSをどう使うか、YouTubeをどう使うか、InstagramかTiktokか分からないけど、どうやってSNS戦略を駆使するかというのは、かなり大きく選挙情勢を左右すると思います。
●兵庫県の告発文書問題について
(記者)
兵庫県の告発文書問題で、兵庫県の第三者調査委員会が、前の総務部長による元県民局長の私的情報の漏えいを認定しました。またこの第三者委員会が、齋藤元彦知事らの指示の可能性が高いということを指摘されていますが、受け止めがあればお願いします。
(知事)
記者さんが一番ご存じだと思うんですけど、今日の上毛新聞の社説か何かで、朝、知事車の中で全ての新聞を一応チェックするんですよね。ここにおられる新聞記者の皆さんだったら、群馬版は毎日ちゃんと全てチェックしていますから。いつものとおりざざっと見ていたら、齋藤知事は見直しをすべきじゃないかっていう、上毛新聞の社説があって。ちょっと意見が違って申し訳ないんだけど、率直にまず申し上げるとですね、私は法律家じゃないっていうのは前も言ったように、そこら辺のところの解説は法律家がやればいいと思うんですけど、まずですね、前の選挙で齋藤知事が再選されたと。あれだけパワハラを騒がれて、レガシーメディアとかからあることないこと、いろいろ言われながら、結局その民意はですね、齋藤知事を支持したわけじゃないですか。あのときに、やっぱりパワハラっていうものが、本当にその全会一致で不信任決議を突きつけるような中身なのかって違和感を持ったっていう話をしたんですけど。今度のはですね、やっぱり今いろいろ第三者委員会から言われているお話を昨日もちょっと見ていたんですけど、亡くなられた元局長の、いわゆる私的な情報の漏えいを、知事自身が総務部長に指示したというようなことが言われていると。なんか元副知事も同じようなこと言っているってことで、齋藤さんは、自分はそういう指示をしたことがないとおっしゃっているわけですよね。これもし、例えば本当に齋藤知事がですね、この情報の漏えいを自ら指示したんだとしたら、これはもちろん問題だというふうに思うんです。それからあと、何かどっかのメディアだったんだけど、関テレかどこかなんでしょうかね、再選挙の前に、パワハラ問題で全会一致の不信任決議みたいなのが成立してですね、齋藤さんが選挙やったわけじゃないですか。そのときに、事前にメディアで世論調査をたぶんその番組でやったら、7割近くが齋藤さんを支持すると。たぶん辞任すべきっていうのが3割ぐらいだったと思うんですよね。それが何か今回のことでは逆転して、辞任すべきが6割とか7割になっていて、いや続けるべきみたいなやつが3割になっているみたいな報道、ちょっと正確じゃないかもしれないけど、ちらっと見たんですよね。これが本当かどうかっていうのはちょっとよく分からないし、また、いろいろ、今、レガシーメディアもネットメディアもそうなんですけど、いろんなこと言っているんですが、私はここでも申し上げたとおり、アメリカメディアの、いわゆるリベラルジャーナリズムの欺瞞に気が付いてからですね、もうレガシーメディアでもネットメディアでも、メディアの言うことはそのまま鵜呑みにしないっていうことにしているので、だから今いろんなところで、これはまずいんじゃないかみたいな話があるんだけど、そこについてはですね、どうもあんまり釈然としないものがあるんですね。このままよく分からないんですけど、これ本当だったら大変なことかもしれないけど、例えばこれ誰かがね、刑事告発か何か分からないですよ、告発か何かして立件されるのかどうかっていうところを思うと、法律家じゃないので分かんないけど、いずれにせよですね、齋藤知事は辞めないと思いますよね。自ら辞めるっていうことはしないと思います。あれだけレガシーメディアに徹底的に攻撃されているにも関わらず、選挙に勝った初めての知事だからね。それを考えると彼はたぶん引かないということになるとね、やっぱり齋藤知事の進退を決めるのは私は民意であるべきだというふうに思っているんですね。だから、今回の話っていうのはすごい深刻な話なんだと思うけど、何が真実なのかっていうのは、メディアの情報だけで私は判断できないので、一つ言えることは、いずれにせよですね、やっぱり何があろうと、ちゃんと選挙をやって、もし撤退するんだったら、民意で撤退すべきだと思いますよ。だから、そのまた不信任決議案みたいなのがあるんだったら、それを受けて、もう1回選挙をやるべきだと思うんですよね。一旦民意で、再選挙でも選ばれたということから言うと、齋藤知事が良い悪い、この問題良い悪いじゃなくて、やっぱりね、撤退するかどうかっていう、彼は本当に撤退するときは、ちゃんと選挙をやってもう1回、ちゃんと民意を持って撤退すると。そこまではやっぱりね、政治家としてちゃんと戦い続けるべきだなというふうに思います。
●次期群馬県知事選挙への出馬について
(記者)
5月28日の県議会の一般質問で、次期知事選への出馬のお気持ちについて6対4という数字を出されて説明されました。一昼夜明けているわけですけれども、さらに7対3、8対2にお気持ちが進んでおられるということはありますか。
(知事)
6対4ぐらいだと思うんですね。ここでも確か記者さんに聞かれて申し上げたんですけど、私は結構自分に正直なので。しばらく前までは、半々ぐらいだったんですね。この間申し上げたとおり、やっぱり特に知事、首長、政治家の進退っていうのは、期数じゃなくて、自分がそのポストにいることが、どのくらいその地域のためになっているかどうかという物差しで決めるべきだと思っているんですね。だから、最初から3期とか4期とか言っていないですよね。だいたい3期で辞めますみたいな公約、2期で辞めますみたいな公約を守った人は見たことないですよ、群馬県で。ほとんど見たことない。みどり市の石原条(元)市長だけが3期で辞めただけで、あとはみんな選挙中に2期ですとか、今回で最後ですとか言ってほとんど守った人いないので。そもそもまず、最初に知事選出るときに、多選はどうですかって言うから、そもそも2回目の選挙も受かるか分からないのに、最初から3期までなんて言うわけないじゃないですかって申し上げたとおり、それは期数じゃないと思っているんですが、やっぱりいろいろ考えてみると、特にここでも申し上げましたが、非常に敬愛していたというか大変尊敬している、インディアナ州のホルコム(元)知事がですね、2期で辞められたと。ここでも申し上げたとおり、これはもう州法で決まっているわけですよ。やっぱり州知事の権限っていうのは、いわゆる日本の知事とは比べ物にならないぐらい大きいから、これはだから、ほとんどの州で州法で2期までって決まっているのかもしれないですけど、あれだけの仕事をしたホルコム(元)知事もですね、あんなに評判良かったのに選挙も強くて、ちゃんとやっぱり州法に従って8年で辞めたと。だから、2期で1回引く、いずれにせよ引いても、やっぱり自分の志として、やっぱり群馬県のために貢献できる仕事はしたいと思ったんですけど、ちょうど年も69じゃないですか。70になる前に、やっぱり一旦、ここで8年もいたら、1回引いて、次の世代か分からないですけど人に任せて、ちょっと違うスタートをした方がいいのかなというふうに本当に思って、ずっと、知事を辞めた場合の人生の選択肢を探してきたので、本気だったんですね。でもこの間言ったように、やっぱり私を選んでいただいた方々の中には、やっぱり熱烈に支持している方々もいて、いや、本当に本気で怒っておられる方もいて、そもそも知事選に出るときも血判状みたいなものを持ってきた組織もありましたからね。もうなんか、知事出てくれみたいな。だから、そういう方々のご意見には耳を傾けなきゃいけないので、今日も地元の秘書に指示したんですけど、ここからまず70人の後援会長によくご相談していきたいというふうに思います。
それからあと、私を推薦してくれた団体、いろんな組織・団体がいっぱいあるので、そういうところのメジャーな皆さんにはちゃんと一応ご意見を聞こうと思います。それから、昨日議会が終わった後で、いつもものすごいスピードで歩いている私に走り寄ってきた皆さんに聞かれたんだけど、世論調査はやろうと。いつも自分の政治スタイルの中であるので、7月になったらですね、一応県民の世論調査をやると。2,000サンプルって言ったんだけど、お金高いので。場合によっては1,000にするかもしれないですけど、1,000サンプルでも傾向は出るので、そういうことも全部考えながら、7月末に、今日秘書と相談して日にちも決めたので。7月末にですね、後援会戦略会議をやるってことで、各70の後援会から幹部の人と、それから職域団体の代表の人を、あんまり大きくするとあれなんだけど、少なくとも500人600人ぐらいやっぱりお世話になった人を集めてですね、そこで発表したいと。いずれにせよ、(知事選に出ると決めた場合は)その時に、何で出ることに決めたかっていうことはですね、詳細にお話したいと思います。だからここでも言ったように、相沢さんが質問してくださったので、少しはちょっと踏み込んで言わなきゃいけないかなと思って言ったんですけど。
まあ温泉文化、もう死に物狂いでやってきて、温泉文化のユネスコ無形文化遺産登録、まだまだ大変なんですけれども、いよいよ実現の目処が立ったっていうことで、自分が引いたらどうなんだろうかと。周りからそう言われているのとか。デジタル・クリエイティブ産業の話もね、どこもやっていない独自のコンセプトなんだけど、ちゃんとここまで進んできて、今日もお見せしたように今までの自治体では考えられなかったトップスクールとの連携みたいなものもできて、tsukurunとTumoもこれから例えば太田にも広げて、どんどん広げていくっていう中で、やっぱりですね、2年間でなかなかどこまで道筋をつけられるかなとかですね、いろんなことを考えると、5対5だったんですけど、6対4ぐらいかなと。でもまだ4つぐらい残っているので、この4つがワーッと大きくなる何か要因が出てくるかどうか分かりませんが、正直に言って6対4ぐらいで、今はやっぱり、あともう1回出るべきかなっていう方に傾いています。
●デジタルクリエイティブスクールパイロット事業第1弾について
(記者)
ニューヨークフィルムアカデミーの特別講座、そして楽天と連携したプログラム。いずれも外部との連携を通じた人材育成の取り組みだと思いますし、あとは知事自身の繋がりもあって実現した取り組みだと思いますが、こういったものを無料で県民らに提供するというところの知事の思いをあらためて聞かせていただければと思います。
(知事)
いつも申し上げているんですけど、やっぱり群馬県のあるべき姿っていうのは、住んでいる場所とか、育った環境とか、例えばご両親の収入とか、そういうことに関わらず、全ての子どもたちが、できる限りチャンスの不公平が生まれない社会をつくるってことだと思うんですよね。ある人が子どもたちの感動体験を奪わないっていう活動をされていてとても尊敬しているんですけど、やっぱり感動体験みたいなものを、その人が言うように、収入とか育った環境の要因で感動体験を奪われるようなことはあってはならないと思うんですよね。そういう意味からいくとですね、こういうサービスを無料で提供するっていうことにはとても意味があって、tsukurunもTumoも無料ですから。ここはとても実は意味があるというふうに思っています。まだ、このデジタルクリエイティブスクールはどうなるかわかりませんけれども、いろんなやり方はあるのかもしれませんが、やっぱりこういう、普通の県ではなかなか経験できないことを、やっぱり無償で実施するっていうことにはものすごく意味があるんじゃないかと。でもこれ、こうやって無償で実施することによって、例えばここからいろんな刺激を受けた人たちが、またTumoを使ったり、あるいはデジタルクリエイティブスクールに行ったりして、これが将来、やっぱり群馬県の経済活性化に必ず繋がってくるというふうに思っているので、だからこれはこれで、非常にいいことじゃないかなというふうに思っています。できるだけ参加しやすくする、やる気のある方々がちゃんととれるようにするっていうのは、さすがに人数絞らないと無理ですけど、そこは群馬県としてすごく大事にしていくべきポイントだと思います。
●コメの価格について
(記者)
先ほど別の記者さんから備蓄米に関する質問があって、ちょっと小泉大臣中心の回答になったので、備蓄米がこれから、流通間もなく始まりますけれども、そこの期待感であったり、コメの価格は高いですけど、県としてどうその問題に向き合っていくか、そのあたりを教えていただけば。
(知事)
まず、ちょっと前まで、去年ぐらいまで2千円ぐらいでしょう。だってもう4千円超えているわけでしょう。それは、例えば買い控えだってしますよね。家庭によっては、これはお米やめようみたいな。そういう状況を、まずはできるだけ早く解消するということが大事なんだと思うんですよね。それをやった後で、野田さんの話じゃないけど、生産者のことも考えなきゃいけないっていうんだったら、そこからいろんな形でバランスをとればいいので。今は緊急避難的に、もうとにかくコメの価格を下げて、やっぱりみんながちゃんとアクセスできるようにすることが最も大事なんだと思います。群馬県としてもですね、そういう状況を見ながら、いろいろ群馬県としてできる施策を打っていくということに尽きるんじゃないでしょうか。
●温泉文化のユネスコ無形文化遺産登録について
(記者)
先ほどのご発言の中で、温泉文化の目途が立ったというような表現があったんですけれど、何か具体的にこう進展があった・・・
(知事)
いや目途は立っていません。目途は立っていないんだけど、正直言うと、私が知事になってですね、何年目かな、本会議で某ベテラン県議の方から、この温泉文化の運動は知事が中心になってやってくれと、強いご要請をいただいて引き受けた時点ではですね、500%望みはありませんでした。宇留賀さんと一緒に政府に当たってみたんですけど、全くやる気ありませんでした。ほとんど相手にされていなかった、残念ながら。そこから、馳浩石川県知事、今ちょっと震災でそちらの方が大変なんですけれども、震災前だったんですけど、2人で手分けをして、500人以上の国会議員を回って自公の議員連盟をつくり、もちろん自民党、公明党の方々に大変お世話になったんですけれども、議員連盟をつくりですね、今120人になっていますけど、あるいは知事の会もですね、宇留賀さんが目撃していますけど、実は蒲島知事(元熊本県知事:知事の会前会長)に相当無理にお願いして、蒲島知事はやっぱりああいう方なので、いろいろご辞退もされたんですけれども、相当無理にお願いをして立派な方に(会長に)なっていただいて、一生懸命事務局も頑張って、10人になりました、20人になりました、今47人っていう、今までありえない状況になっているわけですから、47人の知事が。そういうことをやっていく中で、一番慎重だった文化庁、文化庁が慎重な気持ちは分かるんですね。そもそも他の文化は、文化として非常に検証しやすいわけですよ。温泉文化っていうのは新しいコンセプトをつくって、保護措置をつくるみたいな選択肢を考えなきゃいけないから。そういう中で言うとですね、今まではなかなかこういうふう(慎重)になっていた文化庁も、だんだんこの流れを見てくれるようになって、議員連盟の広がりもあるし、あるいは知事の会の広がりもあるし、随分柔軟な感じになってきたということで、ようやくここから、まだ完全じゃないんですけど、3つの省庁がですね、何となくこう連携していくみたいな形になってきたと。まだ足りないですよ。だけどこういう中で、ウェイティングサークルにいた、今で言うと神楽ですよね。神楽ものすごい有力ですよ。神楽も素晴らしいので、宮崎県の河野知事も頑張っておられるし、私も神楽も応援したいぐらいなんだけど、今のところ国内候補は1つだけ、みたいなことを言ってるから。それだったらやっぱりね、2028年が最短登録なので、そこを目指すためには、今年度決まる、だいたい何か年末までとか言ってたけど、実質的にはもうたぶん夏の後に決まる、分かんないけど10月前に決まっちゃうところで今せめぎ合っているでしょ。ここまで来たっていうのは、それ相当のことなんです。まだまだ、やっぱりどうやって定義するかっていうことには、みんなが努力して苦労して、いろいろ頑張ってやっているんだけど。少なくとも、国会議員からですね、山本一太やり過ぎだとかいろいろと怒られ、悪口を言われ、大臣からも疎まれ、疎まれていたか知らないけど、もう本当にうるさいなと思われながらやっとここまで来て、いよいよ本当に主要な、少なくとも候補の1つにはなっているっていうことは、これは大きな進歩であって、目途はまだついていません。だけど、目途をつけるために、必ずこの今年決まる国内候補にならなきゃいけないということで、今、旅館、ホテルだけじゃなくて、特に全旅連が事務局なんですけど、本当に盛り上がってきました、全国的に。大臣も、浅尾慶一郎は親友だから、浅尾大臣には2回会って、国交大臣にも会って、観光庁長官もどんどんやるって言って。今文科大臣はあべ大臣で、いい方なんですけどいろいろ慎重なので。ここは今ガンガン、悪いけど、もう1回言いますがガンガンこれからやらせていただきますが、ここまでやっぱり来たっていうのは大きな進歩だと思うので。目途はついてない。だけど全く、もう宇留賀さんも思っていますけど、全く望みがないって言われたところから比べたら、それは本当に実現する可能性が出てきたっていうことで言うとですね、まずは国内候補になるっていうことで、全力を尽くしていきたいってことで。すいません大演説になっちゃって。
●県議会との関係について
(記者)
今定例会で、県議会議長に自民党県連の前幹事長の井下県議がご就任をされました。昨年の宇留賀副知事の再任をめぐる県連のやりとりで、まさにカウンターパートであった方であるわけですけれども、すでに一般質問も始まっていますけれども、議会との関係に現状どのような感触をお持ちで、また今後どのように築いていきたいかというところのお考えを教えてください。
(知事)
まずこれは一貫して申し上げていることなんですけれども、議会は当然重視していきます。そもそも、これも一般質問の中で言ったんですけど、知事の暴走を止められるのは議会だけなんですよね。議会の最大の役目は知事の暴走をチェックすることだから。だから、昨日井田(泰彦)県議の、井田(泰彦)県議は非常にインテリジェントな人だなと思うけど、県庁の中に、なんか知事の判断を抑制する仕組みがないのかって言うから、いろいろ我々こう議論を重ねたり、いろんなテーマごとに目標を決めたりして、そういう流れはつくっているんですけど、基本的にはないですよね。民意で選ばれた私が決断するしかないから。だからそれは、やっぱり議会にやってもらうしかないと。これまで、おかげさまで6年間で随分いろんなことをやってきて、いろいろご批判もあると思いますが、群馬県の知名度とか存在感が上昇したっていうことについて、異論を挟む人はいないと思うんですよ。それはもうだって、移住希望地ランキング1位とかね。あるいはSNS発信力全国一とかね。これは日本総合研究所の幸福度ランキングだけど、財政健全度2位とかね。だからこれは、実は県議会に今まで出した議案のすべてを了解してもらっているからなので、これある意味県議会が予算を議決してくれたからできているってことなんですよね。だからいろいろ、人によっていろんな考え方があるのかもしれませんが、議会と対決している首長もいるんですけど、対決しただけだったらね、何にもできないですよ。まあ石丸さんは私はいいと思っています。彼も新しいスタイルをつくってくれたので、石丸さんには期待してますけど、原則論で言うと、そんな議会と対立して、何か強がったところで、何一つ政策はできませんから、予算通らないから。それはね、議会とある程度調整つけていくっていうのは、知事、首長のやっぱり必須の条件だというふうに思っているので、議会との関係はこれからも大事にしてきます。その中でいうと、そのうちの議席の7割を占めている自民党との関係は、特にまた大事にしていくということを申し上げたいと思います。
ただ宇留賀さんのこのいろんな人事問題でいろんなことがあったんですけど、幸か不幸か、今までよりはちゃんと全方位外交やらなきゃいけないということですよね。だって4会派とちゃんと合意書を結んだわけだから。だから、自民党との関係も大事にするし、他会派との関係もですね、しっかりこれは重視していくということです。それから宇留賀副知事の問題でいろいろせめぎ合ったんですけど、そもそも1回もこういう政局がなかったんだから。たまにはこのぐらいのことがあっても、緊張感があってもいいと思っているのと、それからこれはちょっと言っておきますが、私は宇留賀さんそのままずっと4年間と思って、県議会の方はそれは困ると言い、いろいろと議論した結果1年に落ち着いたわけですよ。やっぱり交渉っていうのはね、両方が100%取れるってことはないので。少なくとも1年延ばしてもらったおかげで、また相変わらずこの1年間、宇留賀副知事に大活躍してもらったんで、それはそれで、県議会に理解してもらったということには感謝していますので、だからこれからもしっかり県議会とは、時にはせめぎ合いながら、しかしやっぱり、最後は大事な予算を議決してもらうための信頼関係を、しっかりつくっていかなければいけないと思います。
井下さんはたまたまこの副知事問題の時に幹事長で、いろいろご苦労もされたんですけれども、今議長になったと。人間性もとてもいい方なので、すごくいい議長になっていただけると思いますし、金井幹事長についての印象はいろいろ聞かれたんですけど、非常に、なんて言うんでしょうかね、政策通で、リーダーシップもすごく奮える方だと思うので、そこは期待しているし、しっかりいろんなことを率直に話し合える関係をつくりたいと思います。
あともう1つだけ、誤解をされずに言うと、これブログに書いたんだけど、今までは、何度も言うように、全国の知事いろいろ見てもね、今いる現職の県議のほとんど1期生のときから知っている人ってあんまりいないと思うんですよね。私はだって、考えたら30年も政治家やってるんですよ。なんか年より若く見えるけど、67歳でしょう。だからそういう意味で言うと、今までこの人たちといろいろお付き合いしてきた、例えば選挙で助けたり助けられたりしてきた、いろんな政局を乗り越えてきたっていうことをもってですね、ややそういうウェットな感情を持って物事を乗り切れるんじゃないかみたいな甘えがあったと。私はそうなので、私は損得じゃないので。だけどそうじゃないっていうことが、井下さんじゃないですけど、ある県議の言葉でね、知事との友情と県議の立場は違うというふうにおっしゃったので、これはやっぱりちゃんと受け止めなきゃいけないなって。自分はやっぱり甘えていたんだなと思っているので。そこはしっかり、冷静にお付き合いをしたいと。やっぱりそれぞれの県議はそれぞれの地域の代表で、やっぱり自分がやりたいこともあったり、いろんな事情があるっていうことも踏まえた上で、冷静にしっかりと話し合いをしていって、やっぱりちゃんとウィンウィンの関係になれるようなことを考えながら、物事を進めていこうと。だから、何か、ちょっとすぐ細胞を開いてヘラヘラするようなことはもうやらないと決めたので。それは、私は健全な良いことなんじゃないかなというふうに思っていますので、これからも大事にしたいと思います。
もうやめますけど、直滑降ストリーム始めてよかったと思うんだけどね。やっぱりね、一人一人の県議は魅力的なんですよね。それで、やっぱり今まで分からなかったこともいろいろ分かって、しかも自民党だけじゃなくてこれ全県議でやろうと思っているから。共産党の酒井さんの話は朝日新聞が書いてたけど、やっぱりね、小説家になろうと思っていたということを聞いたりとか、彼に「戦争は女の顔をしていない」っていう名著をちょっと借りたんですけど、そういうのを読ませていただいたりとか、やっぱり人間としての魅力みたいなものが分かるじゃないですか、県議のそれぞれの。そういう意味では、本当によかったなと思っています。
確か前回の会見で「葬送のフリーレン」のお話が記者さんから出て、葬送のフリーレンのXで群馬県のことをいっぱいささやいてくれて、上毛かるたのことを言ったりしてくれるって話があったじゃないですか。フリーレンはね、そもそも、大魔王をやっつけた後の後日談でしょ。フリーレンはやっぱりエルフだから、何千年何万年って生きるからできることなんだけど、その大魔王をやっつけたところから始まって、フリーレンがずっと旅をしながら、実はなんか人間ってよく分かんないっていうところを知る旅をするわけじゃないですか。だから、ちょっと長過ぎたけど、よくここまで引っ張るのかって言われるけど、この直滑降ストリームはね、フリーレンの旅ですよね。実は県議のことを知っていると思っていたけど全然知らなかった。だからこの直滑降ストリームでフリーレンのようにですね、県議とは何かというものを探求する機会になったらいいなと思って。今の言う必要もなかった。長くてごめんね。ということです。
●コメの購入について
(記者)
お米の話です。知事のブログよく読んではいるんですけれども、あまりそのお買い物に行ったシーンっていうのはなくて、食事は自炊されていらっしゃるようですけれども、お米ってどこでお買い求めになっているんですか。
(知事)
あのですね、お米を最後に買ったのはちょっとよく覚えてないんだけど、オーパだったと思うのね。それも全部つけてないので分からないんだけど、やっぱりね5キロが2千円台だったと思うんですよ、たぶん。何で覚えていないかっていうと、ここ何年か体鍛えているでしょ。だから、発芽玄米を食べているんです。発芽玄米をマーケットで買うよりもオンラインの方がいいので、オンラインで発芽玄米を食べているんで、しばらくの間、そうやって白米を買っていないので。というだけで、お米はだから発芽玄米を食べていて、これ結構高くて、それでも高いのからそうじゃないのまであるんだけど、大体3キロで4千円ぐらいなんだけど、やっぱり少しでも老化を遅らせて、知事を頑張んなきゃいけないんで、うちの20代のトレーナーからいろいろ言われてですね、やっぱり健康を考えて発芽玄米をオンラインで頼んで、それを毎日食べてます。
(記者)
備蓄米をゲットされたら、食べ比べをなさるということですけれど・・・
(知事)
食べ比べっていうか、まず食べてみる。そんな何かまずいコメ食べたことないし。
(記者)
公務でなさるんですか。
(知事)
公務?別に公務じゃなくていいと思うので。何か出ているよって聞いたら、オーパなのでだいたいオーバで買ってきて、ちょっと炊いて食べてみます。公務っていうか、これ公務でもないと思うんですよ別に。公務じゃなくて・・・もう、よく分かんないです。
●赤澤大臣への要望について
(記者)
先日赤澤大臣と会談されたことに関連してなんですけど、あったらでいいんですけれども、知事は防災庁ですか、誘致を以前要望されていましたけど、今回の会談の中では・・・
(知事)
今回はあえてその話はしませんでした。もうとにかく、SUBARUへの影響の話とか、これからいろいろ、デジタル・クリエイティブ産業つくっていくんだけど、そういうことを応援してくれとか、いろいろ群馬県の要望を骨太の方針に入れてくれとか、そういう話が中心でした。赤澤さんもかなり時間を取ってくれたのは向こうからも提案があって、今日も言ったように、高専とAIを結びつけて、起業を振興し、地域を振興するっていうのをいろんなところでやっていて、香川高専の話が出ましたけど群馬高専もいいっていう話をして、そんな話で30分だったので、防災庁みたいな話はしていません。前行ったときは、防災庁のことは一応申し上げました。ただ赤澤さんは、その話を聞きながら、まだどこになるかみたいな話は決まっていないとおっしゃっていました。
ということで、今日もちょっと長くなったんですけれども、最後に知事のほうから、県民の皆さんにお話をさせていただければと思っています。
いろいろお話したいことはあるんですけれども、コメの問題で今日、何人かの記者の方からお話がありました。いずれにせよ、このお米(備蓄米)が並んだら、早速買いに行って食べてみようと思っていますが、もちろん群馬県としても、もちろん県内でも、例えば高崎でも前橋でも結構コメの値段上がっていますから、こういうことはしっかりウォッチしながら、これからやっぱり生産農家の方々もしっかりサポートしていかなければいけないので、とにかくまず、安いというか、ちゃんと皆さんが手に届く価格のお米をしっかり、政府にも流通させてもらって、それをしっかりウォッチしながら、群馬県としてもできる対策をしっかりやってまいりますので、そのことはここでお約束申し上げたいと思います。
もうちょっといろいろあるんですけれども、今日もまたさんざんしゃべっちゃったので、たまには遠慮して、今日はこれで終わりたいと思いますが、今日も1時間以上になりましたが、記者の皆さんには、最後までしっかりとお付き合いいただきまして、ありがとうございました。これにて、今週の定例会見を終わりたいと思います。
( 以上で終了 )
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。