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令和7年度山本一太群馬県知事臨時記者会見要旨(6月18日)

更新日:2025年6月18日 印刷ページ表示

■日時 令和7年6月18日(水曜日)11時02分~11時17分
■会場 記者会見室
■出席者 県:知事、副知事ほか
     記者:記者クラブ所属記者等14人
■記録作成 メディアプロモーション課(報道係)

 20250618令和7年度山本一太群馬県知事臨時記者会見<外部リンク>

 モニター資料 (PDF:47KB)

会見項目

■冒頭発言

■質疑応答

 

冒頭発言

 

(知事)

 新副知事就任に係る臨時記者会見を始めさせていただきます。先ほどですね、本日から副知事に就任する大塚康裕さんに辞令を交付させていただきました。大塚さんには後ほどご挨拶をいただきたいと思いますが、まず私から簡単に大塚さんの紹介をさせていただきます。大塚さんは、総務省出身で、情報分野に精通しておられます。また、今まで米国南カリフォルニア大学とかハーバード大学に留学したほか、OECD経済協力開発機構とか、在フランス日本国大使館の勤務経験があって、その意味では非常にグローバルな視点を持っている方です。加えて、岡山県総社市で、令和2年から2年間、副市長を務めておられて、地方自治、地方創生においても十分な経験を持っています。群馬県が力を入れているデジタル・クリエイティブ産業の創出、あるいは自治体独自の地域外交、こういう幅広い分野で活躍をしていただけると思っています。それでは大塚さんから新任の挨拶をしていただきたいと思います。どうぞ。

 

(大塚副知事)

 ただいまご紹介いただきました大塚と申します。先ほど、群馬県の副知事を拝命させていただきました。こうした機会をいただきまして、県民の皆さま、メディアの皆さまにご挨拶させていただくこと、ありがとうございます。私ですね、この大役を拝命いたしまして、前任、宇留賀副知事が6年務められて、大変大きな実績を残されたということを認識しております。一太知事、それから宇留賀副知事、津久井副知事、それから県庁の皆様方がつくってこられたものをですね、しっかり受け継ぎながら、ただ大変今、変化の激しい時代を迎えていると思っておりますので、それに合わせてですね、今、知事からご紹介いただいたようなデジタル・クリエイティブ産業もございますし、それから国際情勢の中で置かれている群馬県だと思っておりますので、国際的な連携といったところでも、私なりにお力になれることがあれば、ここはしっかり尽力してまいりたいと思っております。大変スピード感のある知事のもとでありますので、まずは知事の背中をしっかり見て、追いついていけるようにということを取り組ませていただきたいと思っておりますし、その後、少し余裕が出てくれば、少しよそ見をしながら、周りがどうなっているのかということもよく見せていただいて、群馬県、それから群馬県民の皆様方にとって一番いい形になる、そのために私がどういったお役に立てるのかというのをよく考えながら取り組ませていただきたいと思っております。記者の皆様方、本当にいろんな情報が集まってくるお立場だと思っておりますので、公私ともにいろいろ教えていただきながら、取り組ませていただければと思っておりますので、ぜひよろしくお願いいたします。冒頭、私からのご挨拶は以上でございます。ありがとうございます。

 

(知事)

 ありがとうございました。まず、私もいるところで、記者の方々からご質問があれば、お受けしたいと思います。その後、退出してですね、あとは皆さんと大塚さんとのやり取りをお任せしたいと思いますが、今日、大塚さんに、午前9時に知事応接室の方でですね、辞令を交付いたしました。その後、9時半から大塚副知事を交えた初めての庁議をやらせていただいて、その中で各部長に私の方から、大塚新副知事、大塚さんを紹介させていただきました。大塚さんとはですね、少し前に東京で、だいたい内定をしたっていうか、来ていただけるという感触をいただいた時点で、東京で会って、いろんなお話をさせていただきました。見てのとおり、非常に誠実で、真面目な方ですし、今言った経歴に加えて、財務省に勤務していたりとか、あるいは大臣補佐官かなんか、スタッフをやっていたりとか、非常に苦労されているっていうことも分かって、そういう意味で言うと、打たれ強いっていうか、非常にこう粘り強い方だなというふうに思っています。経歴で見ても非常にグローバルな視点も持っていますし、お仕事も信頼できるんですが、たぶんですね、群馬県は総社市とはたぶん全然ペースが違うんだと思うんですよね。最近、いろいろなことがあって細かいこと言いませんけど、他の自治体と全然スピード感が違うということをあらためて感じておりますので、そこは大塚さんには最初に東京で会った時も言ったんですが、群馬県にいるうちは一つ起爆してほしいと。もうなんか思う存分やってほしいと。もう大塚さんじゃなくて「ニュー塚」になってほしいっていう風に、(ニュー塚と)呼んでいまして。今日も庁議では大塚さんじゃなくてニュー塚さんと呼ばせていただきましたが、新しい大塚になってですね、群馬県で思う存分能力を発揮していただければと思います。

 彼の経歴を見ながら、(役職や部署名が)ものすごい長いタイトルなんですよ。覚えていないけど、なんとかなんとか課長とか言ってね。それで、大塚さんの庁議での話も聞きながら、あらためて気がついたんですが、結構霞が関は意外とこう担当部門が細分化されているみたいなところがあって、だから大塚さんも言っていたんですけれども、霞が関の官僚をやっていると、おそらく一つのポジションで、みんなもちろんそのダイナミックなところがあるのかもしれませんが、一つのポジションでやっている時のカバーの範囲って意外と狭いんだと思うんですよね。県庁はですね、大塚さんにも申し上げたんですが、森羅万象につながっているので、知事はちっちゃな大統領であり、CEOなので、ありとあらゆることをやるわけなんで、そういう意味で言うと、これを機会にですね、あのニュー塚さんに、新しい大塚としてですね、今まで経験していなかったところまで、ぜひウイングを広げていただいて、何度も言いますが、中央(省庁)にいる時よりも、もっと少し自分を出していただいて、突っ込んでいってもらえばいいんじゃないかというふうに思っています。何度も申し上げたとおり、宇留賀さんはベストパートナーだったんですけど、大塚さんにはまた大塚さんの、宇留賀さんにはない、いいところがあると思うので。ここでも決まる前にも言いましたが、来ていただいたからにはですね、大事に、もちろん受け取らせていただいて、別に霞が関に戻らなくても、民間に行こうが、何しようがいいんじゃないかとまで言ったら、びっくりしていましたけど、最初会った時。ここで本当に新しい自分を再発見していただいて、中央(省庁)にいる時よりも、もっと思い切って、いろんなことをやっていただいたらありがたいなというふうに思っています。今日、ファーストエンカウンターじゃないんだけど、群馬県庁1日目なんで、だんだんよく周りを見て、慣れていただいてですね、そのうち、自分のペースで仕事もやっていただけるようになると思いますし、スピードは申し訳ありませんけれども、かなり加速していただいてですね、やっていければというふうに思います。記者の皆さんから私のいるところでご質問があればお受けしたいと思います。

質疑応答

(記者)

 前任の宇留賀さんは知事が経産省から引っ張ってこられて、今回、総務省ということですけれども、結構いわゆる旧郵政っていうのはテレコムの方っていうのは、たぶん副知事に出るのは結構珍しいんですよね。そういった人材を獲得するにあたってご努力されたんじゃないでしょうか。

 

(知事)

 まずちょっと皆さんにも申し上げたんですけど、私が知事になったときには経産省から取ろうって決めてたんで。これは当時の経産大臣で後輩の世耕さんに頼み、菅の兄貴にも頼み、総理のところまで行っていい人を送ってくれっていうことで、若くてもいいですかって聞かれたんで、もう20代でもいい、30代でもいいって言って、最年少の宇留賀さんが来たということなんで。これはすごくこの6年間よかったというふうに思っているんです。その後、これは記者さんご存知のとおり、県議会とのいろんなやり取りがあってですね、宇留賀さんは1年ということで、これは必ず最初から当然ですけど約束を守るつもりで、その後どうしようかなと思った時に、私の感覚で言うとですね、何度も言っているように、OBでも直接送ってもらっても、あまり変わらないと思ってたんですが、やっぱり県議会の方で政府と繋がっている安心感みたいなことがあったので、じゃあできるだけ政府の方から見つけようということで。経産省からは、これはなかなか取れない。宇留賀さんのことを考えれば、それは経産省っていうことはできないので、その他いろいろ考えた末ですね、大塚さんに来ていただいて、総務省のテレコムで副知事に来るってたぶん初めてだと思いますよね。総務省から来ていただくなら、テレコム関係って決めてたんで。うちのアドバイザーやっている森原さんがいかに優秀で、人柄も良くてですね、テレコムにやっぱり優秀な人がいるんだなと思ってたんで、総務省ならもテレコムって決めていました。実は他の省庁もちょっと当たったりしたんですけれども、結果として、特に信頼している方からのご推薦もあって、面接もしてですね、大塚さんに来ていただいたと、こういう経緯です。

 

(記者)

 総務省であればテレコムっていうのは、それこそデジタル・クリエイティブ産業の創出とか、そういったところに力を入れていただくということでしょうか。

 

(知事)

 総務省の副知事もたぶん歴代ずっと群馬県、私が宇留賀さんを取るまでは来てもらっていたわけじゃないですか。たぶんいい人もいたのかもしれないと思うんですけど。もちろん優秀な方もいたのかもしれませんが、1年で帰っちゃった方もいて、ちょっと実績が全然見えなかったんで。総務省ということであれば、デジタル・クリエイティブ産業を創出するっていうのが、群馬県にとって非常に大きな野望ですから。知事の肝いりのプロジェクトなんで。山本一太独自オリジナルアイディアなんで、デジタル・クリエイティブ産業もそうですし、エンタメで世の中が動いているっていうエンタメの拠点を目指すということもそうですし、デジタル・クリエイティブ産業を支える人材をここでちゃんとつくっちゃうというのも、まさに群馬県オリジナルのアイディアなので、これはやっぱり大塚さんに助けていただけると思うんですよね、本当にデジタルにも詳しいし。大塚さんは非常に真面目な方なんですけれども、宇留賀さんというか経産省は結構お茶目で、活動的なんですが、総務省はまた違う色があると思うんですけど、大塚さんは大塚さんで、やっぱりデジタル分野で若手議員と付き合っていたりしているので、ですから温泉文化の話、昨日の(全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会全国大会に参加してきましたが、)盛り上がりました。何人集まったかって見てるんですが、宇留賀さんには、「温泉文化」ユネスコ無形文化遺産登録推進議員連盟との繋ぎもやってもらったんですけれども、これもぜひあの大塚さんに引き継いでもらおうと。私の方でどこかでちょっと時間を取ってですね、特にその自公の議員連盟の主な人のところにはずっと歩いて、大塚さんがうまく、いわゆる議連の事務局長レベルとコンタクトが取れて、この問題もフォローできるようにしてもらいたいなというふうに思っています。

 

(記者)

 最後に、これは知事が3選に出られるのかということも分からない時点で聞くのもありますが、宇留賀さんは6年間務められたと。大塚さんは地方自治法上、任期4年ですけれども、今まで国からの副知事ですと、1年、2年ということも多いわけですが、大塚さんにはどれくらい群馬にいてほしいですか。

 

(知事)

 それはこれからの状況なので、今どうっていう話はできないと思うんですよね。ただ、今までの慣例だとやっぱり2年ということで、これが基本ですけど、宇留賀さんだって、そうだったわけだから。だから、それが6年になってきたわけなので、今どうなるかっていうのはこの時点では分かりません。ただ、いずれにせよ、何度も言っているように、私は物事を全て前向きに捉えるので、大塚さんは必ず活躍していただけるという確信をしています。私自身には皆さんに申し上げたとおり、あまり才能ないんですけれども、人の能力を引き出す才能はあると。だからこれだけたぶんね、周りに、知事になってからもいい人に恵まれて、みんなに助けてもらってるんだけど、うちの事務所の秘書もいつも言ってるように、いろいろ欠点も多いんですけど、No.1の秘書チームですから、群馬県で。だからね、自分でも思っている、自分に能力がなくても、人の能力を引き出す何かを持っているんじゃないかと信じて生きているので、大塚さんにも、大塚さんのやっぱり個性を生かしてですね、必ず活躍していただけるというふうに確信をしています。

 

(記者)

 2点お伺いしたいんですが、大塚副知事の事務分掌が決まっているようでしたら教えていただきたいのと、あとは毎回会見には、これまでと同様に同席いただけるのか。

 

(知事)

 所管は今までとほとんど変わらないと。そもそも両副知事には、予算協議には全部入ってもらいます。それから、今までも津久井さん、宇留賀さんに全部入ってもらったんですけど、大塚さんにも大事な知事協議には全部入ってもらいます。最近ずっと当たり前だと思ってたことが他と違うっていうことは分かっていたんだけど、これは群馬県の最初からのやり方なんで。あらゆる協議には、ちゃんと大事な知事協議にはきちんと入ってもらう。予算は30時間以上全体でやることになると思いますけど、30時間とか40時間とか全部入ってもらいます。それから会見にも常に同席してもらって、サポートしてもらうということです。

 他にいいですか、皆さん。そうすれば、私は退室して、あとは皆さんとニュー塚さんでやっていただければと思うので、よろしくお願いします。一応ここで臨時会見終了っていうことなので、ありがとうございました。あと、大塚さんに残っていただいて、ニュー塚さんとちょっと皆さんでやりとりしていただきます。よろしくお願いします。

 

( 以上で終了 )
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。