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■日時 令和7年6月19日(木曜日)13時32分~14時39分
■会場 記者会見室
■出席者 県:知事、副知事ほか
記者:記者クラブ所属記者等14人
■記録作成 メディアプロモーション課(報道係)
20250619山本一太群馬県知事定例記者会見<外部リンク>
■知事冒頭発言
2.Gunma Flower Park+ ( ぐんまフラワーパークプラス)
それでは定例会見を始めたいと思います。先日15日の日曜日と16日の月曜日の2日間、大阪万博を視察してまいりました。会場は大変にぎわっていてですね、私も大変心が躍りました。群馬県政に関するパビリオンを中心に、全部で9つのパビリオンを視察いたしました。どのパビリオンも、すごく面白いなと思ったんですけど、それぞれの国民性が反映されていました。その中でも、これはブログにもちょっと書いたんですが、アルメニア館、ここでデジタル人材育成施設TUMO、高崎にアジアで初めてのブランチが開設されるTUMOですね。この間、オープニングセレモニーだったんですが、この説明のために、大きなスペースを割いていて、TUMO GunmaについてもPRしていただいておりました。認知度向上にも非常に貢献していただいているということで、アルメニア館の取り組みには大変感銘を受けたところです。これが分かっただけでも、万博に足を運んだ甲斐があったかなと思っています。今回の視察をサポートしていただいた各パビリオンの関係者の皆さん、それから万博協会の皆さん、連日、非常に助けていただきまして、万博協会の皆さんにも同行していただいたということで、この場を借りて、心から感謝を申し上げたいと思います。視察を通じて得た最先端の知見、気付き、こういうことを、今後の県政にしっかり生かしてまいりたいと考えています。アルメニア館について、もうちょっとだけ話すと、TUMOの説明があまりにも素晴らしかったので、何とかこの説明の仕方というか、万博のセットをそのままお借りすることはできないのかもしれませんけれども、やっぱりTUMOの発信が非常に説得力あったんですよね。あらためて思うんですけど、TUMOのプログラムの中には、いわゆるこのデジタル技術を学ぶというだけじゃなくて、もう皆さんご存じだと思うんですけれども、プログラミングはもちろんあるんですが、そこに映像とか、フィルミング、映画とかね、ライティングとかね、こういうものがあるんですよ。つまり、非常にそもそもアーティスティックな感覚を得られるということで言うと、まさにこれこそデジタルクリエイティブ人材というのにふさわしい人を育てられる仕組みなんだなと思ったのと、その中にね、キャッチコピーで書いてあったんですが、誰1人として同じ道を辿る人はいないと。つまり、TUMOのプログラムって、いろいろあるんですけれども、子どもたちが自主的にそこで学んで、こっちのプログラムからこっちのプログラムを自由自在に行けるということで、それぞれのニーズに合わせてプログラムを取っていけるという、誰一人として同じ道を行く人はいないというのは、本当にTUMOの実態を表した言葉だなと思って、このTUMO Gunmaの可能性をあらためて感じたということはちょっと申し上げておきたいと思います。
それではスライドをご覧ください。本日の会見の主な項目です。今日は、「Gunma Flower Park+」、いよいよこれを皆さんにGunma Flower Park+の全貌というか、具体的な中身をお話できるっていうので良かったなと思っています。それから「ぐんまちゃんのコンテンツ東京初出展」の話、それから「PoliPoliGov」これは随分歴史が重なって20回目になりましたけれども、20弾などについて発表させていただきます。
2.Gunma Flower Park+(ぐんまフラワーパークプラス)
まずは「Gunma Flower Park+」についてです。群馬県では、ぐんまフラワーパークのリニューアルオープンに向けて、改修工事を進めてまいりました。今回のリニューアルのコンセプトはですね、「Enjoy~花とあそぶ~」ということになっています。花を見る、花を摘む、においを嗅ぐ、花で創る、花を味わうと、こういう五感で感じる多様な体験を通して、来園した方々がですね、自由に過ごし方を選べる、さっきのTUMOのプログラムじゃないんですけれども、新しい花の楽しみ方を提供する、そういう施設に生まれ変わります。この度、Gunma Flower Park+のオープンの日が決定いたしましたので、お知らせしたいと思います。Gunma Flower Park+を10月10日の金曜日にオープンいたします。10月の中頃からですね、見頃を迎える秋のバラがありますよね。この開花に合わせて、10月10日をリニューアルオープン日と決めさせていただきました。秋のバラ以外にもですね、マリーゴールドとかケイトウとか、11月の下旬ごろまでですね、いわゆる秋の花を楽しむことができるようになっています。翌日の11日の土曜日から13日の月曜日までは3連休ということなので、ぜひ大勢の方々にご来場いただきたいというふうに思っています。なお、オープンに先立ち、10月7日火曜日にはですね、報道機関など関係者の皆さんをお招きして、セレモニーを開催する予定です。またオープン当日には、来園者の皆さんに楽しんでいただけるような記念イベントもですね、今、検討中です。詳細については決まり次第、ご案内をいたします。それでは、初めてだと思うんですけど、リニューアル後の施設の概要についてですね、あらためてご説明をさせていただきたいと思います。次のスライドご覧ください。
リニューアル後の園内はですね、主にHANA(はな)、HIDAMARI(ひだまり)、MINAMO(みなも)、TEIEN(ていえん)、こういうテーマごとに分かれたエリアで構成され、各エリアで個性ある体験を提供させていただく、そういう流れになっています。例えばHANAエリアを見ていただくと、メインフラワーガーデンでは、花壇に起伏を持たせることで、花に囲まれているような、こういう立体的な景観を楽しめるようになっています。HIDAMARIエリアですね、ここは子どもたちが植物に親しみながら遊べる屋内アスレチックや、花の摘み取り体験なども用意すると、家族連れで来られる施設になっているってことですね。それからこっちのMINAMOエリア。水辺に広がる花畑を眺めながら、デッキスペースで食事とかお茶の時間をゆったり過ごすことができる空間です。それから、TEIENエリアね。ここには、群馬の里山の暮らしを感じながら食事を楽しめる和風の飲食店というものをしっかり整備させていただこうと思います。このほかにも、子どもが思い切り遊べる広場を用意する予定です。このように四季折々の花を通じて、様々な世代の皆さんがですね、それぞれの楽しみ方を見つけられる魅力ある空間へと、このフラワーパークが蘇ると、生まれ変わるということですね。
群馬県としては、Gunma Flower Park+をですね、花とか緑の美しさを広く発信する場にするとともに、民間事業者のアイデアを最大限活用して、集客力と収益性の高い施設にしていきます。そのために運営方法も見直して、これも県議会でいろいろ議論させていただいたので、ちょっと話をしましたので、皆さんご存じだと思いますが、リニューアル後は、これまで群馬県から支払っていた指定管理料をゼロにします。さらに、収益の一部も納付してもらうという方法を取ります。このようにワイズスペンディングの考え方に基づいて、総事業費を上回る投資効果をこれから生み出していきたいというふうに思っています。県民の皆さんにはですね、Gunma Flower Park+のオープンをぜひ楽しみにお待ちいただければと思います。
続いて、「ぐんまちゃんの『コンテンツ東京』初出展」についてもご報告をしたいと思います。スライドをご覧ください。コンテンツ東京はですね、映画、アニメ、音楽、ゲーム、いろいろなコンテンツビジネスに関する日本最大級の展示会です。最新の製品やサービスが展示されるほか、セミナーとかですね、カンファレンスも開催されます。昨年の来場者は約4万6,000人ということで、ビジネスの最前線で活躍する企業とか、クリエイターが多く集まる場所になっています。今回で17回目の開催ということになります。こうした全国規模のイベントに、群馬県のマスコットキャラクターであるぐんまちゃんのブースをですね、今回初めて出展することになりました。今年の会場は東京ビッグサイトで、開催期間は7月2日の水曜から4日の金曜日までの3日間ということになります。入場無料ですが、来場には事前登録が必要となります。出展ブースでは、ぐんまちゃんのこれまでの活用実績とか、企業のコラボレーションの事例とか、さらにイラスト利用制度についての紹介もさせていただこうと思っています。今回の出展はですね、ぐんまちゃんをより多くの方に知っていただく絶好の機会になると思います。多様な分野の企業と繋がることで、その魅力をですね、全国さらには世界へと広げていきたいと、こういう思いがあります。これも何度も申し上げていますが、ぐんまちゃんをですね、IPコンテンツとして最大限に活用すると。こういう流れを作ることで、さらなるビジネス展開を目指してまいりたいと思います。群馬県としてはこうした取り組みを通じて、ぐんまちゃんの活躍の場を広げるとともに、付加価値の高い商品、サービスの創出を促進してまいります。そして、このぐんまちゃんの知名度の向上が、群馬県全体の知名度向上、経済の活性化に繋がるような流れをさらに作っていこうというふうに思っています。これもどこかでしっかりと、その会見で発信する、あるいは県議会の答弁等々でもしっかり発信していこうと思うんですけれども、例えばぐんまちゃんを私が知事になってからこのキャンペーンで、予算で言うと20億円ぐらいおそらく投資していることになっていると思うんですけれども、私が知事になったときの知名度調査でいうと、最新のものと比べると10数ポイント伸びているんですよね。これ、なかなか一つのキャラクターの知名度を10数ポイント伸ばすっていうのは相当のことで、これはやっぱり投資額がしっかりと効果を上げているということだと思うんですよね。それから今、最新の関連グッズの売り上げの統計も作っているんですが、これまだ発表できませんけれども、やっぱり我々が考えているよりも伸びているんですよね。例えば、関連グッズが何百億円ということになったら、それは、その企業の収益につながっているわけで、例えば20億円投資してですね、500億円とか600億円の関連グッズの売り上げがあれば、十分投資の効果があったと私は言えると思っていまして、私のこの直感で言うとですね、おそらくまだまだ伸びていくだろうと。今、王者くまモンが多分最新で1,500億円ぐらい。それはもう統計の見方にもよるんですけれども、私は追いつけると、本当に今の流れから思っているんで、こういうところもですね、ぜひ投資効果として見ていただければと思います。それからもうやめますけれども、やっぱり今皆さんに何度も言っているように、各都道府県が、この動画、SNSの発信の重要性をものすごく重視している時代に、みんなが動画チャンネルを作って、登録者数を競っているわけじゃないですか。その登録者数の伸びで、群馬県が2年間(統計を)取ってみると、全国一ですよね。東京とか、先進的だって言われている茨城よりも上で、なおかつ、これもご報告をしたとおり再生回数がですね、もはや圧倒的に日本一ですから。前回の時にちょっと申し上げた、例えば去年の4,000万回も全国1位。というか東京都だけ発表していないんですけど、東京は群馬県より下だからに決まっているじゃないですか、そんなの。4,000万回のうち、2,000万回はぐんまちゃんが稼いでいるんですよ。つまり、ぐんまちゃんがいることによって、群馬県の発信力というのはすごく伸びている。これはYouTubeのショート動画もそうだし、Xもそうだし、インスタグラムもそうだし、TikTokもそうなんです。だから、こういうところをしっかり投資の効果として、県民の皆さんに伝えていきたいし、県議会の皆さんとも議論して、そこを理解していただくようにですね、丁寧に説明していきたいと思います。関連グッズの売り上げ等についても最新のデータがまとまったら、おそらくここで発信をさせていただくことになると思っております。ということで今日は比較的、最初のプレゼンの材料がそんなに多くないので、いつもよりも早く終われるかなと思うんですけど、冒頭のプレゼンがですね。
最後に、PoliPoliGovの意見募集についてご報告をさせてください。第20弾になります。群馬県では政策形成、地域課題の解決に多様な意見を取り入れるためにですね、官民共創による政策実現のためのコミュニティプラットホーム、PoliPoliGovというものを活用しています。これまで19回、オンライン上で幅広く県民の皆さまの意見を募集しました。こういうのって、やっぱり一遍にバーンと広がらなくても、続けていくことが大事なので、非常に良かったと思うんですけれども、意見投稿総数が、大体4,000件近くなって今、正確に言うと3,983件ということで、かなり多くの方々から意見をいただいていると。毎回やる度に、こういう数字が伸びているってことですよね。いただいた意見は、群馬県が策定した新しいこどもビジョンとかね、あるいは県土整備プランとか、政策形成の際にですね、すでに実際に参考にさせていただいております。この度、第20弾の意見募集を開始しましたので、ご報告をしたいと思います。スライドをご覧ください。今回のテーマは、「群馬県自慢の名産品がさらに輝くには?あなたのアイデア募集します!」こういうテーマでやらせていただきます。群馬県には、豊かな自然や風土を生かした農畜産物のほか、加工食品、こけし、だるま、絹織物、こういう伝統工芸品など、魅力と歴史を兼ね備えた名産品が数多く存在しております。こうした名産品をより多くの方に知っていただくために、イベント、物産展の開催、販路開拓支援、こういうことを進めてまいりましたが、さらなる周知発信の余地があると日頃から感じておりました。今回の意見の募集では、皆さんから名産品の魅力をさらに高めるためのアイデアを、非常に自由な、ぶっ飛んだやつでもいいんですけれども、こういうアイデアを募集したいと思います。意見募集はすでに開始しておりまして、令和7年の7月20日日曜日まで受け付けております。スライド記載のQRコードからいつものとおりですが、このQRコードとかPoliPoliGovのサイトから簡単に投稿できる仕組みになっています。ぜひ多くの皆さんからご意見をお待ちしております。
最後に、直滑降ストリームについてお知らせします。スライドをご覧ください。県議と知事の紅茶懇談配信のお知らせです。この企画は、群馬県議会議員の皆さんをお招きして、親しみやすく、身近なテーマでお話をさせていただくシリーズです。第10回目のゲストは、自民党の高井俊一郎県議ですね。番組では、彼は神主ですから、神主として神社を再建した経験とか、県議としての哲学とか、趣味の音楽とかですね、格闘技を見るのが好きで、結構私と共通しているので、こんなことについてお話を伺いました。かなり盛り上がりました。やっぱり高井県議の信念とか、多方面にわたる探究心、こういうものが伝わる内容となっております。明日20日金曜日の20時から群馬県公式YouTubeチャンネル「tsulunos」で配信いたします。ぜひ、1人でも多くの方にご覧をいただきたいと思います。実は今日も午前中にですね、実はライブで2つ収録をしてきたんですよね。1人目が狩野浩志県議です、自民党の。2人目がですね、公明党の藥丸潔県議だったんですよね。自分でもよく頑張っているなと思うんだけど、ぎりぎりまで協議をやって、飛び込んで、30分の対談を2回連続してやるって結構大変じゃないですか。やっぱりその夜とか、なかなか前の日に情報を集める時間がないんですよ、今のところね。だって、温泉文化だってあんなに長いブログを書かなきゃいけないわけじゃないですか、自分のせいなんだけど。でも、今回も自分で言うのもなんだけど、すごく良かった。やっぱりですね、普通分からない県議のキャラクターというのも分からないじゃないですか、例えば政治活動を一緒にやっていても。狩野県議はうちの亡くなったお父ちゃんの秘書を12年やってくれて、私の秘書も1年やってくれたんですけれども、やっぱり今まで知らなかったこともあったし、何かこう彼の行動原理みたいのも分かったし。藥丸さんもですね、弁護士になるまでの経緯というか、いい話がいっぱいあって、見ていただいたらみんなファンになると思うんですよね。今までの県議もみんな面白くて、しかも党派も全部でしょ。共産党の酒井さんのことを言うのもあれなんだけど、酒井さんもすごく喜んでいて。あれ神回だと思うんだけど、ぜひ皆さんに見ていただくとですね、やっぱりそれぞれの県議の人となりっていうのは本当によく分かるんです。この会見でよく記者さんから「葬送のフリーレン」の話をしていただいていますけど、何度も言いますが、フリーレンみたいな感じで、魔王を倒した後日談なんだけど、やっぱりフリーレンは人間のことよく分からなかったわけじゃないですか、分かっていると思ったけど、何万年と生きるエルフだからしょうがないけど。私はですね、もう30年近く政治家をやっていて、前から知っている県議なんですけど、県議のことはよく分かっていなかった。これは葬送のフリーレンの旅ですから。これ結構面白いんで、ぜひメディアの皆さんにも見ていただきたいと思いますし、全部やりますから、47人。楽しみしていただきたいと思います。今度はちょっと工夫して、睡眠時間も確保しながら、せめて前の日にですね、ちょっとでも準備ができるように努力をしたいなというふうに思います。はい、最後ちょっと余分になりましたが、最初のプレゼンは以上です。皆さんから何かご質問があればお受けしたいと思います。
●Gunma Flower Park+について
(記者)
Gunma Flower Park+なんですけれども、先ほど園内のイメージを4つ、画像を提示していただきましたけれども、これは開園10月10日のイメージの画像ということでよろしいでしょうか。
(知事)
では担当の農政部長の方から。
(農政部長)
左上(HANAエリア)の部分についてはですね、今は造成が済んで、花のほうを今やっているところなんですが、これはオープンにはもちろん間に合います。それと、左下(MINAMOエリア)の部分についてはですね、工事のほうも完了して、完成しているという状況です。それと、右下のTEIENエリアについても完成をしております。それで申し訳ないんですけど、このHIDAMARIエリアの部分はまだ工事未着工で、オープン後にちょっと遅れてオープンするというような感じで考えています。
(記者)
では10月10日時点では・・・
(農政部長)
右上(HIDAMARIエリア)だけがちょっとできていない・・・
(記者)
4エリア中3エリアがオープンして、1エリアが・・・
(農政部長)
はい、できていないという感じです。
(知事)
これはみんなイメージ画像だけど、本当にこんな感じになりますよね。
(農政部長)
(HIDAMARIエリアは)まだ未着工ということでございます。
(記者)
メインフラワーガーデンって、細かいんですが、秋バラがこういう感じで咲いているというイメージの画像なんでしょうか。
(農政部長)
イメージでありますけれども、それに近い形になると思っています。
(記者)
Gunma Flower Park+なんですけれども、あと収益性の話が出ていましたけれども、どれぐらい県に入ってくるかどうかっていう見通しはあるんですか。
(農政部長)
今まで、年間約1億7,000万円の指定管理料をお支払いしていたんですけれども、これについては、今後はゼロという形で、県からはお支払いいたしません。それで、むしろ県の方への納付なんですけれども、いわゆる入園料等、維持管理費を差し引いた指定管理業務の利益についてその2分の1、それと物販や飲食体験等の料金の利益、これの4分の1を入れていただくということで、いわゆる指定管理業務の利益部分の2分の1と、収益事業の物販等の利益部分の4分の1を納付していただくということです。ちょっと金額の方は、具体的にオープン時のものということで見込んではいないんですけれども、相当のものが入ってくるというふうに見込んでいますけれども。
(記者)
年間としてはまだ・・・
(農政部長)
はい。例えば2億円というふうに見込めば、今、工事費が43億円ぐらいかかっていますので、20年ぐらいで回収するというような形になりますし、3億円であれば15年ぐらいで回収ということになりますけれども。
(記者)
具体的に県としては・・・
(農政部長)
そうですね、ちょっと一部まだ未着工の部分もあったり、今、資材の遅れ等で半年間のオープンができなかったものですから。初年度については、ちょっと小さな金額になるのかなと思っていますけれども。
(知事)
ぜひ記者さんにも内覧じゃないけど、メディアの人を呼ぶときに来てもらって。すごくセンスのいい空間に生まれ変わりますから。それからちょっと未着工のあるやつは少し許してもらって。大阪万博だって、いっぱいできていなかったじゃないですか。大阪万博なんて、大体全部できないんだから、パビリオン。途中からできたやつもあるけど、今、大阪万博は大成功になりつつあるんで。これもちょっと遅れますけれども、きっと群馬県の本当に名所の一つになると思うし、花嫌いな人いないし。万博に行っている間に、花が2つぐらい死にそうになったんで、大変だったんですよ。何とか蘇りました、上手くこう水やってですね。ですから、ぜひ期待をしていただきたいと思うし、ぜひ足を運んでほしいと思うんですね。
(記者)
最後に一つだけなんですが、このHIDAMARIエリアを含めた全面のオープンはいつぐらいの目処でしょうか。
(農政部長)
来年春を考えています。
●ぐんまちゃんの「コンテンツ東京」初出展について
(記者)
ぐんまちゃんのコンテンツビジネスの見本市なんですけど、これ出展は自治体が普段からしているようなものなんでしょうか。
(知事)
ちょっとそれは知事戦略部長から。
(知事戦略部長)
こちらですね、通常自治体はこういった形では出ていないと思います。これ本当に群馬県独自のですね、先行した取り組みというか、まさに群馬モデルと言いたい内容ですね。
(記者)
これは、県として、過去に自治体が出展した例はないという、コンテンツ東京に自治体が出展した例はないと把握されている・・・
(知事戦略部長)
はい、そのように把握しています。ちょっとその辺りはまた後で確認していただければと思いますが、少なくとも自治体が出るというより、これはもう民間のBtoBのやりとりのところですね。
(記者)
そういうBtoBのところに自治体が出てくると、結構思い切っていると思うんですが、どういったところをターゲットに考えているんでしょう、マッチングの。
(知事戦略部長)
まずですね、特定の先というよりは、やはりぐんまちゃんの、先ほど一太さんからご説明ありましたとおり、ぐんまちゃんのですね、やはりさらなるですね、このIPの活用、これを目指したものでございます。当然ですね、待っているだけの受け身の利用許諾だではなくて、やはり攻めのコンテンツ活用につなげていきたいというところが今回のポイントでございます。いわゆるライセンシー、要するにぐんまちゃんのライセンスを活用していただく方々、我々が今回ライセンサーになるんですけど、そういった、それを活用していただくライセンシーの獲得、これのためにですね、まさに出ていくということで、そういった中でですね、より多くの、その会場に来ていただいた企業様にですね、活用していただけるような、我々もですね、自治体という感覚よりは、もう民間感覚で、BtoB、我々もBとして出ていきたいと。要するにぐんまちゃんはこれから、稼げるコンテンツにしていきたいと、そのための第一歩ということで考えていただければと思います。
(知事)
いやでも、これ自治体のチャレンジとしてとらえてもらったのはすごくうれしくて、どこもやったことないですよ、こういう発想ね。でも、こういうところから我々はしっかり打ち破っていこうというふうには思っています。それでね、さっき「葬送のフリーレン」の話をしたんですけど、フリーレンはやっぱりアニメファンの間では評価が高いんで、フリーレンのキャラクターね、どういう理由か分からないけどぐんまちゃんを取り上げてくれて、その「同業のフリーレン」とか「抱擁のフリーレン」とかは普通ね、やっぱりぐんまちゃんというキャラクターを認めてくれなかったら、絡んでくれるわけないですよね、フリーレンぐらい知名度があって。ぐんまちゃんのコンテンツは実はそれだけ評価が高くなっているってことなんで、非常にいいんじゃないかなというふうに思っていますので、どんどん攻めていく。
今日そう言えば、直滑降ストリームで、藥丸潔県議と話したんだけど、藥丸さんの実家は九州で、「薬丸自顕流」っていうんだって。もう攻めるしかないらしいよ、自顕流は。うちも自顕流で攻めるしかないみたいな感じで頑張っていこうと思います。
(記者)
分かりました。ちなみに目標のマッチングの件数とかまではさすがに設定されてないですかね。
(知事戦略部長)
はい。そういった目標の設定はしてないんですけれども、もうとにかく1件でも多く、貪欲に獲得していくと。そういうことでやっていきたいというふうに思っております。
●米国関税について
(記者)
あとちょっと案件外で質問したいんですけれども、米国関税の話ですけれども、1回G7で合意を目標としているという話は、県の会議でも知事から共有されていたかと思うんですが、結果的にまとまってない現状を、知事として今どう見ていらっしゃいますか。
(知事)
これはもう知事の権限じゃなくて、もう本当に政府に頑張っていただくしかないんで、石破さんを信頼して、もう本当に日本のリーダーとして頑張っていただくしかないと思うんですよね。やっぱり石破さんがおっしゃっていたように、自動車産業っていうのは、日本にとってものすごく重要な産業で、群馬県にとっても本当に主力の産業ですから。ここはもう本当に慎重にやっていただいたらいいと。やっぱり日本の国益を損ねるようなディールになっては困るということで、そういったことも考えて、なかなかギリギリやっていると思うので、トランプ大統領もなんかこう「日本はタフな交渉相手だ」とか言っているから、だからそこはもうできるだけ早く、もちろんやってほしかったし、そうじゃないとまた追加関税発動しちゃうから。そういうことがあるんですけど、ここはもう、石破総理にお任せするしかないということで、しっかり見守っていきたいと思います。
ちなみにいつも言っているように、国際情勢と群馬県は直結しているので、このことも特に米国関税の交渉というのは、群馬県の経済にものすごい影響があるので大事だし、昨今やっぱりそのイスラエルとイランの話もですね、実はいろんな意味で群馬県に影響しているんですけれども、今日は別に国際関係の話をするつもりはないんだけど、昨日アメリカのシンクタンクの友人と話していたんですが、イスラエルの攻勢が強まって、蓋を開けてみたら、もう情報力とか全然違って、ある意味イスラエルがどんどん攻勢をかけるような状況になって、結局イランが意外と実は、長期間にならないうちにですね、完全譲歩するんじゃないかみたいな話をしていたら、彼から、このシンクタンクの研究員から怒られたのは、英語で怒られたんですけど、お前他人事だと思っているんじゃないかと。対岸の火事だと思っているのかって結構本気で言われてですね、思っているよりも、すごく深刻なんだと。昨今、ホルムズ海峡の封鎖の話なんかも出てきているんですけど、この彼はですね、安全保障はすごく詳しいんだけど、やっぱり本当に戦争の拡大っていうものを懸念していました。アメリカが本当に参戦したときに、何が起こるかっていうことを考えると非常に深刻であると。それからここでも何度も言っているようにね、全て森羅万象群馬県につながっているので、発信力を強化するために例のポッドキャストを一生懸命聞いているんだけど、世界一のポッドキャスターのジョー・ローガンとかですね。あとこれもポッドキャストもそうなんですけど、ジャーナリストとしては、おそらくリベラル系のメディアと同じか、それ以上の力を持っているタッカー・カールソンというですね、トランプ大統領の本当に親しい友人がいるんですけど、こういう人たちがみんな反対しているんですよ、トランプ大統領に。トランプ大統領だんだん頭に来たらしくて、こういう自分の側近の結構悪口も言い始めているので、非常によくない状態だと言っていましたので。このイランとイスラエルの今の戦争みたいなものも、日本に対してものすごい影響があるし、群馬県にもたぶんものすごく影響があるので、こういうところも、ちゃんとよくいろんな情報を取りながら、情報収集していかなければいけないし、これはもう政府にやっていただくしかないんですけれども、石破さんを信頼していますので、ぜひこの関税交渉もそうだし、今、林官房長官は同期で、「ヨッシー」って呼んでいるんですけど、林芳正官房長官も言っていたとおり、やっぱり日本はイランとの関係も重視してきたので、とにかく一刻も早く、うまく解決しないと、全く実は対岸の火事じゃないということを、昨日ちょっと厳しく叱られてですね、気が付きましたので、引き続き国際情勢はしっかりフォローしてまいりたいと思います。
●政府の「骨太の方針2025」について
(記者)
それで米国関税の関係では、たぶん知事も赤澤さんにちょっと骨太の方針関係で要望されたり、あるいは骨太だと、温泉文化の関係も要望はされていましたけれども、先週末、金曜日の夕方に、確か骨太まとまりまして、そこには温泉文化は入っていないと思うんですが、どう受け止めていらっしゃいますか。
(知事)
骨太の方針は、昨年とたぶん同様の文言、大体昨年の現状維持だと思うんですけれども、これはこれでいいんじゃないかと思っていて、これもブログに書いてあるのでここで言ってもいいと思うんですが、やっぱり骨太の方針を徹底的にやるということになると、かなり文化庁にも負担がかかると。文化庁はね、ブログにも今書いているんですけど、本当に真面目に頑張っているわけですよ、少ない人数で。特にユネスコの無形文化遺産登録について言うと、あっちこっちから候補があって、当然ですよね。国内でだって、例えば重要文化財みたいに指定している、そういうものはみんな無形文化遺産登録できればいいと思っているので、文化庁もぎりぎりで頑張っているんですよね。そういう中でですね、骨太であんまりやりすぎると、文化庁はもう本当立ち行かなくなるぐらい大変なんだという噂が聞こえてきたので、ブログに書いたように、今回は、主戦場を骨太には置かないと。
しかも今、文化庁はですね、今までは慎重姿勢を貫いてきましたけど、ここのところ、我々がずっと注視している検討会、温泉文化の定義をつくるための検討会、座長は青柳元文化庁長官がやっているんだけど、ここに、一応4省庁のチームの方々もオブザーバーで入ってくれているんですね。文化庁、観光庁、環境省、厚労省。それでやっぱりね、文化庁がなんといってもポイントなんですけど、かなり丁寧に真摯にアドバイスもいただいているということも考えてですね、あんまりこう骨太の方では、(去年までとは違って、)今回は騒がないようにしようという戦略です。本当はもう徹底的にやろうかなとも思っていたんですけれども、やっぱり今回力を入れるべきは、しっかり定義をするということと、それから、保存団体が必要だから。それは7月中ぐらいに、今みんなが一生懸命準備していますけれども、立ち上げると。だから6月末までに何とか定義を固めて、それから保存団体もつくって、しっかり申請できる準備を整えると。ここからが本当の勝負になってくるんですよね。ここで何度も言っているように、もう最大のライバルは神楽です。だからその神楽とのせめぎ合いになっていくと。神楽は本当にすばらしい文化財だと思っているんで、これがなければ、本当に宮崎県の知事も立派な方で一生懸命やっているし、応援したいんですけれども、温泉文化と同じ28年、最短登録を目指すということでは、ちょっと譲れないなと。昨日のブログにも書きましたけれども、78人の、70人を超える自民党の国会議員が(6月17日に行われた全国旅館ホテル生活衛生同業組合全国大会に)集まってくれたということで、やっぱり全旅連の動きもすごく広がっていますし、ですから、これは何としても成し遂げていきたいなと思うんですけど、もう1回戻りますが、骨太の方針は、こういう形で現状維持になったということで、これは想定の範囲内ということだと思います。
(記者)
分かりました。全旅連の懇親会の話が出たのでちょっと最後に1点だけ。(あべ)文科大臣が全旅連の懇親会にはいらっしゃったというふうに(ブログに)お書きになっていましたけれども、ただなかなかこう、神楽関係との面会には応じるけれども、山本知事から温泉文化の関係では、面会を要望しても面会に応じないので、バランスを欠いているんじゃないかというふうに知事書かれていましたけれども・・・
(知事)
ちょっと結構、温泉文化のブログシリーズで、あべ文科大臣にやや批判的なことを書いて、ちょっと申し訳なかったなと。あべ大臣はあべ大臣で一生懸命やっておられると思うんですね。あの人いい方なので、そんな時間取れないとか言わないけど、たぶんだから、周りの文化庁の立場も考えてやっておられるんだと思うんですが、少なくとも、(全旅連全国大会に)足を運んでいただいたそうです。あべ大臣がいたらバーンと走っていって、ガッて捕まえて、いや申し訳ありませんでしたと。ブログでいろいろ書いてすみませんでした、でもお願いしますって言おうと思ったけど、どこにもいなかったから。(午後6時半の懇親会開始前、午後)6時10分頃(になって)、来ないんじゃないって言ったら、担当者の人が「いや裏口の方か分からないけど、どこかスッと来て、ちょっといてお帰りになられました」って言うから、だから文科大臣としては、あの立場の中でできる限りのことをしていただいたのかなと。ただ、それを申し上げた上で言うとね、何度もやっぱり申し入れをしているわけですよ。私だけが行くわけじゃないので。やっぱり知事の会の皆さんも誘って、例えば場合によっては国会議員の皆さんと行くっていう方法もあると思うんだけど。やっぱりなかなか忙しいっていうことで、なかなか時間をとっていただけないのはいいんだけど、やっぱり5月23日の(神楽の)決起大会かなんかの後に、西村康稔さんが神楽(議連)の会長なんですよ。うち(温泉文化議連)の副会長でもあるんですよ、西村さんは。それで、その(神楽を推進する)3人の知事と(神楽)議連の6人ぐらいが行ったら、しっかり(あべ大臣に)会っておられるんでね。だからそれはちょっとバランスを欠いていると思いますよね。やっぱり温泉文化の方にもいろんな人たちの思いがあって、それは盛り上がりでは他の追随を許さないでしょう、だってあの大会を見れば。だからそこはもうちょっと考えていただきたいなと思いますが、あべ大臣には全く悪い感情は持っていません。ただ、来ていただいたことは感謝したいと思いますが、要望はしっかり受けていただいて、私ではちょっと小物すぎるっていうならば、菅の兄貴っていうか元総理とか、幹事長は元文科大臣の柴山さんですから。こういう方々に行っていただいてもいいと思うんですけど。そこはまたタイミングを見て、文科大臣にも要望できればなと思います。
●県議の行動原理について
(記者)
先ほどおっしゃっていた狩野県議の行動原理というのは、どういうところだとお考えでしょうか。
(知事)
狩野さんはね、今の政治家としての立ち振る舞いみたいなものを見ていると、どう考えても亡くなったうちの親父さんの山本富雄イズムっていうのを受け継いでいるんですよね。親父さんはやっぱりね、体育会系だったんですよ。とにかくせっかちだったんですよね。亡くなった親父のことだから、言っても皆さんに怒られないと思うんだけど、私よりずっとかっこよかったんですよ。なおかつやっぱりスポーツマンで、全日本の滑降で2位になったこともあるし、世界選手権のチームをコーチとして連れて行ったこともあるので、国会議員の中ではもう、スキーヤーとしては抜群に、スキーヤーとしてはおそらくナンバーワンだったと思うんですけれども、体育会系だったのですごい大変なんですよ、親父さんの下で秘書をやるというのは。でも狩野さんは12年に渡って、親父さんに怒られながらずっと仕えてくれて、なおかつやっぱりうちの親父さんが、狩野浩志はおっちょこちょいだけど、素晴らしい秘書だと。本当に行動も早いし、みんなから頼られるし、なかなか地元にファンもいていい秘書だって言っていたから。でも狩野県議に聞いたら、やっぱり山本富雄秘書時代の行動原理みたいなものは、やっぱり頭に叩き込まれていて、すぐ行動する、すぐ反応するみたいなところがですね、やっぱりちょっと本当に、親父さんに12年間秘書で鍛えられてきたというところが、彼の政治哲学の中にあるっていうのはご本人も言っていたので、それはちょっとうれしかったですよね。その後、私のところでも1年間やっていたんですけど、やり方違うからね。ちょっといろいろ戸惑って気の毒だったかなと思ったんですけど。でもその代わりに、市議に当選して、県議にもなったからいいんじゃないかなと。あとは番組見ていただければと思うんですけど、今日の番組はきっとお父ちゃんが、うちの親父さんも見てくれていたんじゃないかなと思っています。
●コメの作況指数の廃止について
(記者)
案件外なんですけれども、小泉農水相がですね、約70年間続けてきたコメの作況指数を廃止するという方針を打ち出されました。知事のご所見、受け止めを。
(知事)
これもたぶん、賛否両論あると思うんですけれども、私はもう英断として評価したいと思うんですよね。そもそも、いつもここで言っているようにね、今までずっと続けてきたことを変えるっていうときは必ず反発があって、みんなをハッピーにすることってできないわけで、今回のいわゆる令和の米騒動みたいな、その経緯等々を考えている中でいうとですね、小泉農相がこういう決断をしたっていうことについては評価したいし、いつも言っているように、頑張ってほしいなと思います。
作況指数ってね、もちろん私も24年間国会議員やってきて、農水部会なんかでいろいろ議論する中でね、やっぱり今まで作況指数っていうのは、何ていうんでしょうかね、農政をやっていく上のある意味でいうと基礎的なデータみたいになっていたわけなんですよね。それはそれで、作況指数みたいなデータを基に、いろいろ政策をつくるときの判断にしていたっていうのはあるかもしれないけど。やっぱりね、制度については、結構昔から議論があったんですよ。農林部会なんかでもね。本当に正しいのかと、現場の農家の人の感覚とずれてないかみたいな話は前からあったんですよ。それでもやっぱり、しっかりしたデータに基づいて判断していかなければいけないみたいなことで続いてきたんだけど、やっぱり23年、24年だっけ、作況指数が外れたでしょう。思ったよりも取れなかったわけじゃないですか。それである意味で言うと、いろんな原因があると思うんですけれども、コメの価格の高騰が起こっているっていう不信感、国民の不信感みたいなものがあると思うので、この際、歴史があるからってことじゃなくて、ここでスパッとやめて、新しい仕組みに変えるっていうのは、私は間違っていないと思います。ただし、いずれにせよ、信頼できる情報を得られる仕組みをつくらなければいけないわけでしょ。小泉農相が言っていたのは、記事とか全部見ていないけど、例えばAI使ったりとか、あるいはもうちょっと現場の農家の方々の声を反映するみたいな、より正確に情報が取れるような仕組みをつくるということが大事なんじゃないでしょうか。
できる限りデータ取得の仕組みも簡素化しようとかね、行政の効率化をしようかというところも、もしかしたらあるのかもしれないけど、少し効率化を図ろうというのはあるかもしれないけど、それよりも何よりもね、もう1回言いますが、やっぱり正確な実態を反映したデータを取得できる仕組みにするっていうのは、今のAIの時代、まさにデータベースドポリシーメイキングが叫ばれてもう長いですけど、こういう新しい技術も出てきた時代においては、やっぱり正しい流れなんじゃないかなと思うので、そこはちゃんとやってほしい。ただ廃止するだけじゃ駄目だから、やっぱりそこは、より精度の高い仕組みに変えていくというのが、小泉農水大臣の決断だと思いますので、いつも言っていますけど、頑張ってほしいと思います。
●国の現金給付案について
(記者)
先週もちょっとお伺いしたんですけど、今自民党などが検討している現金給付の関係なんですが、各社の世論調査では反対ですとか、評価しないという声が多いように受け止めています。その点、知事はいかがお考えですか。
(知事)
これは1人の政治家としてはいろいろ意見もあるんですけど、いつも言っているように、石破政権を応援する立場なので、これはもう政府で決めた、政府でやろうとしていることにあまりケチをつけるっていうことはしたくないので、その点については、ごちゃごちゃ言うつもりはありません。これはもう、政府が判断してやるってことならば、それはやっていただければいいんじゃないかと。ただもう前から言っているように、これは何人かの知事も言っているけど、この給付っていうのは、ものすごく地方自治体に負担がかかるわけですよ。だからもう複数の知事が、もうちょっとね、地方自治体に負担がかからない仕組みにしてくれって言っているわけだから、そこはちゃんと考えてもらいたいというのと、あとはね、どうやって財源を確保するかというところでしょう。そのことについて、今までも言ってきたように、地方財政に直接何か大きな影響があるようなことは避けてほしいと。やっぱりそれで地方財政が割を食うようなやり方は避けてほしいと。この2つのことだけは、お願いしたいなと思います。
●参院選の情勢について
(記者)
最後にもう1点、先日、参院選を控えて自民党県連の大会に出席されたと思うんですけれども、今、参院選、群馬選挙区あるいは全国的な情勢、知事の体感があれば教えていただければと。
(知事)
これもなかなか難しいんですが、これ知事としてというか、1人の政治家として、一応選挙研究家として言うとですね、ちょっとまだよく分からないですね。今から1カ月後に参議院選挙の投票日が来るわけじゃないですか。それで、やっぱり情勢はものすごく変わるっていう話をしたじゃないですか。選挙もまさにテレビ時代に突入して、映像の力がものすごく上がってきた状況の中で言うと、爆弾低気圧っていう言葉を生み出したんですよ。つまり、今までものすごく調子が良かったみたいな状況でもね、1週間で爆弾低気圧みたいなスコールが来て、世の中の雰囲気が変わると。そういう実は時代になっているってことは言ったんだけど、特に今、ネット、SNS、YouTube動画みたいな、そういうインターネットがさらに普及して、いわゆるネット発信力が高まってきているというところで言うと、本当に1週間ぐらいでガラッと情勢が変わっちゃうと思うんですよね。当然、あと1カ月間、リベラルメディアの人たちがまた自民党を叩くネタを良くも悪くも、良くも悪くもっていうか探すに決まっているじゃないですか。だから何かのきっかけで、一気に世の中は変わっていくということで言うと、ちょっと予断を許さないんじゃないかなと。ただ、思ったよりも自民党が堅調なのかなと。分かりませんよ、なんか都議会議員選挙ってものすごく自民党が減ると思っていたのに、そうでもないような状況も出てきているから、だから今のところ、意外と自民党踏ん張るんじゃないかみたいな雰囲気になっているのが現状だと思うんですけど、ここから1カ月で何が起こるか分からないです。だから自民党大会でも、おそらく1回か2回ぐらい、また自民党に対して逆風が吹くと、だから逆風が起こっても乗り切れるように頑張りましょうというふうに申し上げたんですけれども、そんな状況ですかね。
●Gunma Flower Park+について
(記者)
まず発表案件のGunma Flower Park+について伺いたいと思います。相当、知事もこれ力を入れて整備を進めてきたのだと思いますが、現状までの手応えとですね、あらためて県民の皆さんにどう楽しんでいただきたいか、そのあたりを教えてください。
(知事)
そうですね、やっぱりぐんまフラワーパークができて、それを運営してきた、そういう人たちの気持ちっていうのもあるんだと思うんですよね。フラワーパークは、県有施設としての議論のときに、なかなか厳しい意見が多かったんですよね。私も何度も視察し、知事としても視察したし、変装して何回も行ったんですけども、やっぱり結構、なんて言うかがっかりすることが多かったと。施設についてもそうだし、申し訳ないけど。ただやっている方々はすごい親切だった。群馬県民は親切だから。だからスタッフの人たちは一生懸命やっていたけど、施設自体はやっぱりね。みんな、その議論の中で、厳しいことを言っていたけど、その通りだなと思ったんですね。ただ、ここを一気にやめてしまうというよりは、やっぱりもう1回、新しい名所として復活させる。花嫌いな人いないので。なんと言っても、あしかがフラワーパークは、厳しい時期もあったけど大成功を収めて、あしかがフラワーパークのために駅までできたわけでしょう。だから栃木県はあれだけのものを持っているわけじゃないですか。さらに、茨城県もフラワーパークを改修してかなりいいものを作ったので、そこも見に行きました。その上で、本格的にリニューアルして、本当に観光名所にしようと決断をさせていただいて、県議会の理解も得て、予算を組んだというところなので、ようやくここまで来たかなということで。コンテンツはなかなかいいので、あとは再生回数も今、一応SNS、都道府県ごとの動画サイトでは圧倒的にトップですから。だからこういうのを活用してですね、できるだけ効果的なPRをして、1人でも多くの方に来てもらいたいなと。多くの人が来れば、さらにまたにぎわってくるし、いろんな投資もできるし、こっち(HIDAMARIエリア)はちょっと遅れますけど、来年にはもう完全体になるので。よくここまで来たなということで、ここまで決断してつくったからには、ぜひ成功させなければいけないなと思っています。
(記者)
ありがとうございます。ここからは部長に伺う形になるかもしれないんですけれども、昔の発表だと、6つのエリアみたいなような案件だったと思うんです。要は、オープンができないのはこのHIDAMARIエリアだけでいいのかというところをお伺いできれば。
(知事)
どうぞ、担当課長。
(野菜花き課長)
もう一度よろしいですか。
(記者)
昔の知事会見の発表で、記憶だと6つのエリアがあったと。エリアの数と、そういう発表があって、今回4分割で4つのエリアを教えていただいて、HIDAMARIエリアが10月のオープンには間に合わないということですけれども、ほかについては、オープンするというイメージでよろしいですか。
(野菜花き課長)
主には、そうですね。HIDAMARIエリアだけは、先ほど申し上げましたけども、来春のオープンを目指しております。それ以外につきましては、今回の10月10日オープンで、一応、完成できるという見込みでおります。
※会見終了後、記者に対し、Gunma Flower Park+のエリア数については、リニューアルオープン時にオープンが間に合わないエリアを含め、全部で5つであると補足説明しました。
(知事)
コンセプトはこれでいいんだよね。最初6つとかいろんな試行錯誤というか、計画があって、こうなったということですよね。
●副知事に就任しての所感について
(記者)
案件外ですけれども、副知事が定例会見初参加ということですので、先ほど会見が始まる前に、ちょっとYouTube等で予習もされてきたという話もあったんですけど、実際参加されてみての感想と、あと昨日、知事のブログを拝見すると、1日、知事の会議にもいて、大分体感してもらったというようなお話も記載があったんですけれども、ちょっと1日過ごされてみての所感を。
(知事)
どうぞ、ニュー塚さんそこで。
(大塚副知事)
ありがとうございます。まず会見について申し上げるとですね、今まで言っていただいたように、YouTubeで拝見してきたわけですけど、今日もあれですか、その作況指数のお話があったり、それから、自民党の政権公約の話があったり、本当に、これももちろん、知事が日頃おっしゃっているようにですね、知事から発言があるように、森羅万象が群馬県につながってくるということにつながってくる話だと思っていますけれども、これだけ広いトピックがですね、毎週繰り広げられている体験というのは大変珍しいなということを思っていまして、私も、そういった群馬県に、一員として加われて大変光栄に思いますし、少しでもそこにお役に立てるようにやっていきたいと思っています。
昨日は、知事のブログにも書かれていますけれども、私も、知事の協議に全て参加させてもらっています。こちらもですね、こちら本当に、より県の事業に今後つながっていく、その方針をどうしていくかという話でありましたけれども、これも本当に広がりを感じるものばかりでして、ちょっとこれこの後、具体的な話になってくるものなので、具体的な内容をちょっとお話できないのは残念なんですが、本当に何て言うんでしょうか、本当にこれ政府、私は今まで国の機関でしたけれども、自治体として、オーソドックスなものもあればですね、こういったことまで取り組んで、群馬県を、どちらかというと発信関係の話でしたけれども、取り組んでいくんだというところで、非常に驚きを感じたものもありまして、非常に1日ではありますけれども、すごく大変濃度の濃い新鮮な日々を過ごさせてもらったところです。
(知事)
もう庁議でもニュー塚さんと呼んでいるんで、そうしたら、それを見ていた友人が、「人の名前を勝手に失礼じゃないか」と言うから、それは6歳児だから許してくれるだろうと。なんか、部長たちもニュー塚って呼ぶか大塚って呼ぶかはそれぞれ、ご本人が決めてくださいということで、もうニュー塚さんと呼んでいる人もいるので。ニュー塚さんって言うことによってね、毎回大塚さんがニュー塚さんと呼ばれることで、俺は新しい大塚なんだって思ってくれるところがいいわけですよ。でね、今分かっているように、とても誠実で真面目な方だし、本当に政策の知識もあるんだけど、はじけてもらうと。昨日言わなかったけど、ニュー塚さんになるって、もうはじけてもらうと。思い切ったことやって自分が責任取るから、もうニュー塚になってくれと。ニュー塚って呼ばれるたびに大塚さんはね、俺は新しい大塚だって思うかもしれないじゃない。だからそれを期待して、私はもうニュー塚さんって呼びますので。今日、議論も参加していただいたんですけど、ここで言っているようにね、他の自治体も同じふうにやっていると思ったら違うんですよね。他の自治体だったら、そんなに例えば知事と副知事がいっぱい会うところないのよ。うちなんて毎日やっているから、毎回議論しているわけでしょう。だからそこちょっと、他と違うところもあると思うんだけど、ダイナミックなところで、全部参加していただくことによって、そもそもニュー塚さんは、脳細胞は私より全然多い方なんで、脳細胞は。だからその中で、どういう事業をどう動いているのかなんていうのも分かっていただけるから、いいんじゃないでしょうか。しかもニュー塚さん、最初からいろいろと意見も言っていただいたんで、どんどん振るから、ニュー塚さんが思ったことを言っていただいて、みたいな感じで。それでこうやって記者会見をやっていく中で事業も分かってくれば、ここちょっとニュー塚さんお願いしますということが出てくると思いますから。まだしゃべり方がすごく真面目で堅いので。某新聞記者から電話来て、記者会見を見始めたけど、面白いと。何でかっていうと、ここの記者の皆さんの質問もすごい広いんだけど、いちいち担当部長が出てきてね、本気で答弁しているでしょう。だから、県議会の本会議ももちろんなんだけど、かなり細かい議論もあるから、地方の様子がよく分かるって。ちょっとエンタメっぽいっていうふうに言われているんで、いいんじゃないでしょうか。だんだんニュー塚さんも、エンタメになるとは言いません、ニュー塚さんの個性があってね、やっぱり宇留賀さんと違ういいところもあると思うんだけど、もうこのしゃべり方からだんだん変えてもらいます。
(大塚副知事)
よろしくお願いします。ありがとうございます。
●ハンセン病について
(記者)
案件外で恐縮です。今日厚生労働省で、お昼ごろなんですが、「らい予防法による被害者の名誉回復及び追悼の日」の式典が開かれました。群馬県にも草津町、知事のお膝元ですけれども、そちらに国立療養所があります。高齢化が進んでいて、群馬の施設の入所者、今30人ほどなんですね。それで、あらためて、この問題に対して知事のお考えや、地方自治体としてのあるべき姿などをお聞かせください。
(知事)
ありがとうございます。これも記者さんの、過去の記者会見で、記者さんにもお答えした覚えがあるんですけども、やっぱり(栗生)楽泉園は私にとってすごい身近な存在なんですね。父親が、町議会議員をやっていた頃からずっと楽泉園の話が出ていたし、うちの事務所はやっぱり楽泉園出身の方を秘書として雇っていた、中野さんというもう亡くなられたんですけど、大変インテリジェンスの高い、この秘書の方、地元秘書をずっとやっていて、途中で気が付いたんだけど楽泉園出身者だったっていうこともあって、楽泉園の問題というのはずっともう子供の頃から頭にあるので。これはもう、もちろんものすごく関心があるし、もちろん視察もさせていただきましたし、国立の施設なんで、県としてどう関わっていくかというのはいろいろあると思うんですが、引き続き、いろんな要望をお聞きして、できることはしっかりサポートしていきたいと思います。それからおそらく、近いうちに楽泉園を訪問することになると思うんですけれども、楽泉園の入所者の方が知事と意見交換をしたいとおっしゃっているので、来ていただこうと思ったんですけれども、皆さんご高齢なので、たぶん私の方から、草津に足を運んで、意見交換することになると思うので、ちょっと皆さんのお考えなんかをしっかり聞いてみたいというふうに思います。
●群馬県議会議員の逮捕について
(記者)
先ほど14時頃なんですが、群馬県の桐生市の新しい庁舎の建設をめぐって、群馬県議会の相沢県議が埼玉県警と群馬県警の合同捜査本部によって逮捕されました。
(知事)
えっ、なんで。
(記者)
公正な入札を妨害した疑いがあるという話です。
(知事)
本当? それはもう全然知らなかった・・・
(記者)
知事の受け止めをお願いします。
(知事)
いやちょっとにわかには信じられない、相沢さんでしょ、あの?
(記者)
桐生の相沢さんです。
(知事)
相沢さんですよね、いやちょっとなんか、コメントしようがないですね。ちょっと詳しいことがわからないので。でも私が知る限り相沢さんは、非常に何て言うんでしょうか、熱血漢だし、非常に信義に厚いタイプの人なので、ちょっと信じられないですね、こういうことは。今のところちょっとコメントできないんですけど、本当驚きました。今初めて聞いたので。
(記者)
先日は藤岡市でも入札関係で逮捕に至っていて、藤岡と桐生と続いていますが、これ知事どのようにお考えですか。
(知事)
この相沢さんの事件っていうのはちょっと今初めて聞いたので、事実がどうだったのかということを確かめないとコメントできないんですけど、やっぱり何て言うんでしょうかね、この地方政治に残っている、何て言うんでしょうかね、この利権構造みたいなものにはすごく問題意識があるので、これはもう常に言っているように、決して他人ごととは思えないので、県庁職員にも、お天道様の下でできないことは、特にその入札とかそういう問題も全部含めてですね、やるなって言っていますので、相沢さんのこと全然よく分からないんですけど、少しこの事件の流れがわかってきた段階でよく分析したいと思いますが、これは本当に他人ごとじゃないし、まして相沢さんなんで、ちょっと驚くしかないですね。いずれにせよ、こういう流れが続いているっていうことには大変強い懸念を持っています。
(記者)
あとでこれはコメントか何かいただけるんでしょうか。
(知事)
そうですね、今初めて聞いたので。
●Gunma Flower Park+について
(記者)
フラワーパークのことで伺いたいんですけれども、以前の会見で確か入園目標を年間で40万人ぐらいにしたいと知事はおっしゃっていたと思うんですが、まずその目標の設定に変わりはないかということを。
(知事)
担当部何かありますか。どうぞ農政部長。
(農政部長)
目標については、40万人ということで変わりありません。
(記者)
その目標に向けて、どのように今後PRをしたいか、あるいはその数を、たぶん倍増近くになると思うんですが、増やしていきたいかあらためて知事のお考えをお聞かせください。
(知事)
そうですね。ちょっとこの「HIDAMARIエリア」だけ開設が遅れますけれども、コンテンツとしては十分魅力的だと思うので、県が持つ様々な発信装置を使って、しっかりPRをしていきたいと思いますし、そのために、tsulunosがあるので、一応その再生回数圧倒的ナンバーワンですから。だからこういうのも最大限に活用して、先頭に立ってPRしていきたい。これやっぱり知事肝いりのプロジェクトなんでね。前のフラワーパーク、かなり批判があったんですけど、やっぱりちゃんと、このフラワーパークをやり直そうっていうことを決めたのは私ですから。これはもう、あらゆる手段を使ってですね、県民の皆さん、県内外にアピールして、大勢の方々に来ていただくような施設にしたいと。ぜひその40万人を達成できるように、農政部長もいますけど、県庁一丸となって頑張りたいと思います。
(記者)
このタイトルもアルファベットを入れたり、インバウンドもかなり視野に入っているっていうことですかね。
(知事)
そうですね、フラワーパークっていう名前が、いろいろ画期的なぶっ飛んだやつとか考えたんだけど、フラワーパークってやっぱり定着しているじゃないですか。だけど他もフラワーパークなのにみたいな話があって、フラワーパークなんだけど今までと違う、次元の違う空間なんだっていうことで「プラス」と。本当は二乗みたいにしようと思ったら、いやそれわかりにくいってことで、プラスということですね。
(記者)
あとちょっと事務的なところなんですが、最終的にこの規模感、花の種類が何種類ぐらいで何万株ぐらいかというのを教えていただけるとありがたいんですが。
(知事)
じゃあ担当課、大体分かる範囲でいいから。
(野菜花き課長)
今のところまだちょっと花の数まではですね、明確に申し上げることはちょっとできないんですけれども、いずれにせよ年間を通じまして、多くの方にご来園いただいて、楽しんでいただけるような施設として、花の方も準備をしていきたいというふうに思っております。
(知事)
ここはなんかね、ちょっとこう言うのも早すぎるかもしれないけど、ロケ地みたいなところでも、すごいニーズあるんじゃないかと思うんですよね。今群馬県、次々に大型作品が入ってきているんだけど、フラワーパークみたいなところも、映像を撮るためのロケ地として提案するとすごい良いかなって勝手に思ってるんですけど、全然、知事の頭の中にあるだけなんだけど、やり方によってはすごくいい名所になるんじゃないかと思うんですよね。
それでは最後に私の方からお話をさせていただきたいと思います。この会見、ライブで見ている県民の方も結構増えているし、県議の皆さんも結構ライブで見ているって、最近ある首長からもそう言われたので、そういうことをちょっと意識してお話をさせていただこうと思います。宇留賀副知事がですね、6年間副知事として八面六臂の活躍をしていただいて、卒業されたということで、大塚さん、ニュー塚さんじゃないですから。正式には大塚さんですから。大塚康裕さんにですね、副知事として来ていただきました。会見でも言いましたけれども、非常に誠実で真面目な方で、いろんな方に聞いても、本当にしっかりされているということなので、この群馬県を選んで来ていただいたということは、大塚さんにとっても大きな決断だと思うんですけど、本当に嬉しいと思うし、大塚さんにしっかり能力を発揮していただくようなですね、状況をつくりたいと思います。大塚さんが思い切ってやったことについては、はしごを外すようなことはしませんので、はじけてもらおうと。そんな形で今日は、初めての会見にもですね、同席をしていただきました。大塚副知事の、ニュー塚さんの活躍にもぜひ県民の皆さんには注目をしていただきたいと思います。
それから今日、記者さんからの情報で、ちょっと本当に寝耳に水というか、衝撃のお話があったんですけれども、もしこういうことが本当だとしたらですね、やっぱり本当にこの際、ここのところずっとこういう談合とか入札に関連した不祥事が続いて、逮捕者とか出ていますから、これが本当だとしたらですね、よっぽどまた群馬県の方でも襟を正さなければいけないし、ちょっとみんなを招集してですね、今のところ群馬県にはそういう兆候もないし、基本的に例えば外からの圧力みたいなことに関してもですね、全国で唯一4人の弁護士によるコンプライアンスのチームを作っているんで大丈夫だと思いますが、今日記者さんからもありましたけれども、やっぱりこういう流れが、今日の話が本当だとすればですね、(談合や入札に関する不祥事が)続いているということは、やっぱり知事として、群馬県のトップとしては本当に深刻に受け止めなければいけないと思うし、こういうことが群馬県でないようにですね、知事としてはしっかり全力で取り組んでいかなければいけないと思っております。
ということで最初のプレゼンは短かったんですけど、やっぱりちょっと長くなってしまいましたが、記者の皆さんには今日も最後まで大勢お付き合いいただきまして、ありがとうございました。引き続き、来週からも真剣勝負でやってまいりますし、ニュー塚さんも途中でいろいろしゃべっていただくことになると思うんで、そのニュー塚さんの進化も期待していただければと思います。ということで、今週の会見を終わりたいと思います。ありがとうございました。
( 以上で終了 )
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。